「おばあちゃんはいつ死ぬの?」と聞く子供が本当に知りたいこと

幼い子供のびっくりするような発言にあたふたしてしまったという経験、お持ちの方も多いのではないでしょうか。語彙も経験もまだまだ少ない子供たちのそんな言葉の裏側には、往々にして「本当に言いたいこと」が隠されているようです。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では著者で漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さんが、子供の言葉の真意を掴むコツを紹介しています。

子どもが本当に言いたいことは言葉の裏に隠れている

ある幼稚園児の家におばあちゃんが遊びに来ました。その子はとても喜んだのですが、おやつを食べ終わった途端に、「おばあちゃんはいつ帰るの?」と聞きました。お母さんが慌てて「失礼でしょ。謝りなさい」と叱ったのですが、おばあちゃんには孫が本当に言いたかったことがわかりました。

その子は、おばあちゃんと一緒に過ごせる楽しい時間がいつまで続いてくれるのかと心配になっただけのです。決しておばあちゃんに早く帰って欲しかったわけではありません。おばあちゃんにはその気持ちがわかったので、優しく「今日はゆっくりできるから、夕飯も一緒に食べようね」と言いました。すると、その子は大喜びしました。

このように、子どもの言葉には、その裏に本当に言いたいことが隠れていることがあります。表面的な理解のまま対応すると、子どもも大人もいたずらに消耗してしまいます。

例えば、おじいちゃんの葬式のときに子どもが「おばあちゃんはいつ死ぬの?」と言ったら、これは「おばあちゃんには長生きして欲しい」という意味です。

あるいは、壁の落書きのことで弟を叱ったときに「お兄ちゃんもやったよ」と答えたら、お兄ちゃんに責任転嫁しているというより、「ぼくだけでなく平等に叱って」と言いたいのです。

「勉強って何のためにするの?」と言ったら、これは「勉強がよくわからない。面白くない。助けて」と言いたいのです。それを理解しないまま、「将来のため」「職業の選択肢が増えるから」などともっともらしい理屈を一生懸命に話しても意味はありません。

今回は“言葉”について書きましたが、“行動”の裏にも本当に言いたいことが隠れています。

「この子、今日は落ち着きがないな」

と感じたら、朝から叱られたとか、家で親同士がけんかしていたなどの理由があるかもしれません。常に、子どもの言葉や行動の裏にあるものを理解するように心がけましょう。

初出『Smile』(学研エデュケーショナル)

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嵐・相葉も有吉もマツコも“渡部ロス”に病む芸能界。多目的トイレからの復活は近い?

多目的トイレ不倫からそろそろ3か月。毎日のようにテレビに登場していたあの男の姿を全く見ることがなくなった。お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建だ。佐々木希という美しい妻がいながら、ゲスな不倫を繰り返した渡部は、ここぞとばかりに激しいバッシングを受けた。しかし、最近は少し雲行きが変わってきたという。共演者や番組スタッフの間で、渡部が突然いなくなったことが寂しくてたまらない、“渡部ロス”が始まっているのだ。

誰よりも渡部ロスを感じている有吉弘行

渡部ロスをはっきりと口にしたのは有吉弘行とマツコ・デラックス。29日にテレビ朝日系で放送された「マツコ&有吉かりそめ天国SP」の中で渡部に言及。ワイン選びをテーマにしたトークで、有吉は渡部が注文したワインをマネして選ぶと、渡部の名を口にして笑いを取った。

その後、「もう一回渡部いじりしたい」「また会いたいね」などとコメント。笑いを取りながらも、渡部ロスのトークを続けた。

「実は有吉、売れる前の駆け出しの頃、アンジャッシュと猿岩石でよく地方営業を行っていた仲。渡部の方が先輩で、有吉はよくしてもらったそうです。その後、有吉は「電波少年」で世界を回って一気にブレイクしますが、苦楽を共にした仲間として公私にわたり深く付き合っていたようです」と、バラエティ番組を手掛ける放送作家は語る。

また、前述のように、有吉はことあるごとにテレビやラジオで渡部いじりをするが、これにも理由があるという。

「渡部が世間から忘れられないようにするための有吉の優しさです。活動自粛が続くと、渡部の存在自体が過去の人になってしまう。そうならないために、有吉は渡部のことをネタにして、視聴者に思い出させているのです」(前出の放送作家)

毒舌が売りの有吉だが、渡部を笑いのネタにしながら、誰よりも渡部ロスを感じている。

兄貴と慕う、嵐・相葉雅紀も渡部ロス

渡部が築き上げた“芸能界グルメ王”の座。ゲス不倫騒動で空いたそのポジションは、3か月経った今でもなかなか埋まらない。さまざまな番組で求められるポジションだけに、番組スタッフも渡部ロスを嘆いている。

例えば、テレビ朝日系で放送されている「相葉マナブ」という番組。渡部が活動自粛に追い込まれてからは、バイきんぐ小峠やサバンナ高橋が代役を務めている。そつなくこなしてはいるものの、渡部のようなリアクション+グルメなツッコミはできない。

実は番組MCを務める嵐の相葉雅紀は渡部のことを兄貴として慕っていて、渡部の帰りを待っているという。どうやら国民的アイドルも渡部ロスになっているようだ。

また、渡部がメインMCを務めていたTBS系「王様のブランチ」もなかなか厳しい。残された佐藤栞里が1人MCとして奮闘するも、やはり何か物足りない。そもそも佐藤栞里はメインMCではなく、サブMCやアシスタントでその良さを発揮するタレント。オリエンタルラジオ・藤森など周りがサポートするが、番組にメリハリがない。

同番組は特にグルメ情報を紹介するコーナーが多いだけに、渡部の存在は他の番組と比較して大きかったといえるだろう。

生存競争が激しい芸能界。ポジションが空き、当初は心の中でほくそ笑む人間もいたはずだが、ふたを開けてみると、誰もグルメ王の後釜につくことができていない。やはり渡部の存在は現在のテレビ番組の中で大きかったようだ。

「最近バタバタで」が口癖の男は将来性なし?関わりたくない4つの理由

ビジネスの現場で言い訳表現として頻繁に耳にする「バタバタしていまして…」という言葉ですが、用いること自体、止められた方がいいようです。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、「バタバタしている」と言ってしまう人が「関わりたくない種類の人」である理由を記しています。

実は恥ずかしい「バタバタしてる」アピール

色々な人と日々お付き合いをするわけですが、私にとってのNGワードがありまして、この単語を使う人とは積極的に距離をおこうとしています。そんなNGワードは、

 ■ バタバタしている

です。

忙しくて時間をコントロールできない時に使われることが多いんですが、この単語を使う人で優秀な人って会ったことがないんですよ。

優秀な人が忙しい時には、○○で忙しいと認識していて、その状況をどうにかコントロールしようとするわけですから、「バタバタ」しないんです。結果としてコントロールできないから「バタバタ」したわけで、それはビジネスパーソンとして恥ずべき状況だと認識しているので、他者に言い訳のように

 ■ 実はバタバタしていまして…

なんて言わないの。

本当にバタバタしてしまったのなら、どこかに問題があったということですから。

 ▼ 準備が足りなかったのか
 ▼ 未来予測に誤りがあったのか
 ▼ つまらないエラーをしたのか
 ▼ やり方に問題があったのか

何か「バタバタ」する原因があったわけで、その原因が特定されたら既にその事態は「バタバタ」ではなく、「○○に問題があって忙しかった」となるはずなんです。そうやって原因を特定して手を打つから、次からはバタバタしないで済むわけですよね。

ところが「バタバタしている」と言ってしまう人は、その原因特定もできていなくて、その結果対策も取れていないので、何度でも「バタバタする」のですよ。つまり「バタバタする(した)」と言ってしまう人は、同じような原因で次回もバタバタする人なのです。そんな人と仕事で付き合うのは真っ平ゴメンというか、関わりたくない種類の人になるわけです。

この表現を言い訳のように多用する組織って、PDCAが回らないことが文化になっていたりします。バタバタすることが、さも仕事をたくさんしているようなニュアンスで使われていたりしますから。

ところが実際に観察してみると、単なる準備不足だったり、手順書に間違いが多かったり、想定外のイレギュラーが発生しただけだったり、エラーの原因が分からずムダに時間を使っていただけだったりと、モノが見える人から見たら、「バタバタ」ではなくハッキリと「ここが原因」って特定できる話だったりするんですよ。

ところが「バタバタした」と言っちゃう人は、そのセリフを言うことで、忙しくて充実した1日だったと考えちゃうんですね。この表現には、

 ● 何が原因でバタバタさせられたんだ?

という深掘りのニュアンスはありませんから。

だからバタバタしているという表現は、無能な人が使う言葉なのです。この表現を決して使わないと決めて仕事をするだけで、バタバタする状況が減りますから。

だいたいね、「バタバタした」なんて言われたってアドバイスのしようもありませんから、会話が不毛になるんですよね。なんでバタバタしたのか考えろよって思いますよね。

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うなぎパイがいい例。なぜ定番商品は「高級化」でさらに売れるのか?

世間で名の知られた商品は、その「高級版」がよく販売されています。例えば、浜松名物の「うなぎパイ」の高級版を観光地や百貨店などで目にしたことがある方も多いと思いのではないでしょうか。無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんは、定番商品の「高級版」に注目が集まる理由と、「高級」を打ち出すための秘訣についても紹介しています。

定番品のデラックス版は、注目を集めやすい

浜松名物の「うなぎパイ」はご存知だと思いますが、「うなぎパイV.S.O.P」という商品があるのをご存知でしょうか。通常のうなぎパイに、ブランデーの香りとマカダミアナッツを包み込んだ、デラックス版なのです。

うなぎパイはお土産として定番化している商品なので、新しいタイプが発売されれば、注目率が当初から高くなることは、容易に想像できます。お客さまが興味を持ちやすいのです。すなわち、市場への商品投入のハードルが低くなるのです。さらに、高級タイプなので利益率も高く、儲けやすいとも言えます。

こうした手法は、これまでにもたくさんあります。ドラマ・映画などをDVD化する際に、特典映像を盛り込んだ特別版。定番商品をグレードアップし、贈答用として販売するプレミアムギフト。小説・漫画などをマニア向けにした、豪華装丁版。

名前の知られた商品を豪華版・高級版にすることで、市場開拓の容易な新商品ができ上がります。新規参入という、もっとも難しいマーケティングが不要なのです。

また、商店経営においても、「高級版」を作ることで、効率経営が実現します。

商店経営において、もっとも重要だと言っても良いのが「仕入れ」です。より良い商品をより安く仕入れることができるかどうかが、利益確保を左右します。しかし、一番難しい課題でもあります。

高級店を営む場合は、お客さまの絶対数が少ないので、高い利益率で販売しなくてはなりません。そのためには、高額でも売れる商品を安く仕入れる必要があります。

低価格品を扱う場合は、薄利多売を成立させるために、なるべく大量の商品を一括で仕入れなければなりません。どちらの場合でも、個人商店では限界があります。

仕入れ先に、“無理を聞いてもらう”ことができないのです。

97年前の9月1日11時58分32秒。神奈川県人は関東大震災で何を体験したか

9月1日は、大正12(1923)年9月1日に「関東大震災」が発生した日であることから1960年、「防災の日」に制定されています。では、その関東大震災の震源地はどこだったのか、ご存知でしょうか? 心理学者でメルマガ『富田隆のお気楽心理学』の著者である富田隆さんは、自身の親から聞いた「関東大震災」の体験談などを紹介しつつ、その知られざる震源地と被害について解説。また、関東大震災の資料から気づかされた「大切なこと」を記しています。

関東大震災の震源地は東京ではない

9月1日は「防災の日」ですね。

なぜ、9月1日なのかと言えば、もちろん、「関東大震災」の起きた日だからです。

私の父は、この震災の揺れを体験しています。東京ではなく、祖父の勤務先の長野で、まだ5歳でした。子供ながらに驚いて、家の外へ飛び出してしまうほど大きな揺れだったそうです。電線や電信柱が大きく揺れていたのが印象に残っていたと私にも話していました。

戦後、私の子供時代になっても、まだ震災の経験者は数多く生き残っていましたから、私にとっては何となく身近に感じられる大震災です。

1923年、大正12年、9月1日、午前11時58分32秒、マグニチュード7.9の大地震が首都圏を襲いました。

建物の全壊が10万9千棟。火災による全焼が21万2千棟。横浜や東京は壊滅状態でした。190万の人々が被災し、10万5千人の人命が奪われました。

甚大な被害を出した関東大震災ですが、意外にその「震源地」は知られていません。

貴方は震源地がどこか、ご存知でしたか?

実はこの地震の震源は神奈川県西部なのです。

その時、神奈川県で何が起こったか

足柄に接する山北町の神縄(かんなわ)地区から松田町、そして相模湾沿岸の小田原市国府津(こうづ)地区にかけて、南北斜めに断層が走っています。

現在、「神縄・国府津‐松田断層帯」という名で知られている断層帯には幾つもの断層が走っています。これら酒匂川(さかわがわ)沿いの活断層がズレることで、あの関東大震災が引き起こされたのです。

ですから、震源を抱えていた神奈川県の被害の大きさは東京都を上回っています。

全壊家屋だけを見ても、東京都が2万4469棟であるのに対し、神奈川県では6万3577棟となっています。

東京の場合、地震に続いて発生した火災の被害が17万6505棟とあまりにも大きく、後世の我々が受けた印象では、震源地も東京であるかのような誤解が生じ易かったのでしょう。

また、浅草十二階(凌雲閣)など、震災で倒壊したり焼失した有名な建物が東京に多かったことも、我々の印象に影響を与えているのでしょう。

しかし、地震そのものの揺れという点では、神奈川県、特に震源に近い小田原市、平塚市や茅ヶ崎市など湘南地区の方が強い揺れに襲われたわけです。

神奈川在住の知人などでも、実際に震災を経験した人たちから話を聴いた世代はまだ存命で、「歩いていた人が数メートル飛ばされた」とか、「家から庭へ人が放り出された」といった体験者からの伝聞を覚えています。

それらを総合すると、地震そのものの被害という点では、神奈川県の被害が最も大きかったと考えて良いでしょう。

100年近い歳月が過ぎ、関東大震災は歴史の一部となってしまいました。

歴史的な出来事に対する私たちのイメージは、映画やドラマ、小説など、様々な「物語」によって創られています。

これらの物語は、いくら作者たちが忠実に史実をなぞったとしても、作者たちの眼を通して語られたものであり、フォーカスの当て方も描き方も彼らの主観に偏らざるを得ません。

こうした主観の寄せ集めにより創られた私たちのイメージを修正してくれるのが歴史的な「記録」です。

もちろん、「記録」にも偏りは存在します。

そもそも、全てが記録として残るわけではありません。

誰が記録したかにより、記録者のバイアスがかかるのも当然です。

それでも、記録の方が、相対的に「客観性」を保ち得るのです。

たとえば、震源地の記録に接することで、私の頭の中の関東大震災はそれまでのイメージからかなり姿を変えました。

「震源地はどこだっけ?」という素朴な疑問に答える「記録」が存在し、それに接したことがきっかけとなって、当時の都県ごとの被害という「記録」を調べ比較することで、神奈川県の被った被害の甚大さに気づく、という一連の思考の流れが生じました。

記録や資料というものの大切さを実感した次第です。

おそらく、歴史家や歴史学者の使命のひとつは、そうした記録を蒐集保存し分析することを通して、客観的な(というより客観を目指した)「歴史」を再構成することにあるのでしょう。

安倍政権の7年8ヶ月から「ウソ、詭弁、隠蔽、改竄」を引くと何が残るか?

歴代最長の総理在職記録を達成した際の記者質問に対し、「何日間在職したかではなくて、何を成し遂げたかが問われるのだろうと思う」と語った安倍首相。では首相は、7年8ヶ月という長期に渡る政権運営期間中において、どのようなことを「成し遂げ」てきたのでしょうか。これまでも安倍政権に対して鋭く切り込んできたジャーナリストの高野孟さんはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で今回、安倍首相の7年8ヶ月間を「やってる感」演出の乱発のみに終わったと厳しく批判しています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2020年8月31日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

長ければいいってもんじゃない安倍政権“悪夢”の7年8カ月――残されたのは負の遺産ばかりのガラクタの山

安倍晋三首相が8月28日、辞任を表明した。

一人密かに辞任を決断したのは24日、今月2度目の慶應大学病院での診察で持病の悪化を告げられた後だった。その日が第2次安倍政権が発足してから2,799日目で、大叔父=佐藤栄作を連続在任期間で抜いて歴代トップを記録した日だったというのは、偶然ではない。6月に体調不全が始まって以来、国会は開かず会見は持たず会食も控えるという半ば蟄居生活を送り、体も心も衰えていく中で、「長い割にはろくな遺産も残せずに終わるのだとすれば、せめてその長さだけでは歴代最長を達成して去ろう」と思い詰め、ようやくこの日にまで辿り着いて、そこで力尽きたのである。

逆に、今になって振り返ると、とにかく長く続けるという以外に、安倍政権には目標がなかったのかもしれないとさえ思えてくる。自らに課した最大の課題であったはずの「憲法改正」にしても、96条お試し改憲論から始まって、閣議決定による解釈改憲、9条1項2項温存のまま3項付け加え論など、こちらがダメならあちらはどうかとメニューをコロコロと入れ替えて、何ひとつ成果が上がらなくとも「やってる感」だけは振り撒き続けるというのは、政権を長続きさせるための策略だったのではないか。「アベノミクス」も「拉致」も「北方領土」もみな同じで、結果が出るまで突き詰めていくと上手くいかなかった時に責任を問われて政権が短くなってしまう危険があるから、最後まで行かずに横っ飛びして目先を変えてしまう。

「モリカケ」や「桜を観る会」や「河井夫妻1億5,000万円」など数々の疑惑から逃げまくって、世間が忘れてくれるのをひたすら待つかのようであるのも、きちんと事実検証をして説明責任を果たそうとすれば、何度辞任しても足りなくなるからに違いない。こんな風に、嘘、強弁、言い逃れ、誤魔化し、隠蔽、改竄、目眩し、引き伸ばしのようなことを日々重ねていては、心が病んでいくのは当たり前。彼が難病を抱えているのは気の毒で、少しでもよくなって安穏な余生を過ごせるようになることを願うものではあるけれども、この病を悪化させる最大の原因である精神的なストレスを自分の中に呼び込んで溜め込んできたのは彼自身で、それは、「落ち着きがなく絶えず動き回ってしまう」「思いついたことを突発的に行動に移す」「何かをやり遂げることが苦手」等々の性格によるところが大きい。その意味では自業自得とも言える結末と言える。

 

中国の身勝手な「南シナ海で超えちゃいけないライン」が米国を怒らせる訳

これまでにないほど緊張感が高まっていると伝えられる、米中による南シナ海での対立。「軍事衝突寸前」とまで報じるメディアも存在しますが、現在、二大国はどのような思惑を持ち対峙しているのでしょうか。ジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さんは今回、自身のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』で、20世紀半ばから現在までの南シナ海を巡る歴史をあらためて振り返るとともに、中国が南シナ海において「アメリカを怒らせて戦争にならない程度の進出」にとどまらざるを得ない理由を記しています。

風雲急を告げる南シナ海

中華人民共和国は南シナ海にあるスプラトリー諸島(中国側呼称:南沙群島)やパラセル諸島(中国側呼称:西沙群島)の領有権及び両諸島周辺の領海、排他的経済水域(EEZ)、大陸棚といった海洋権益問題に関して、1953年から中華人民共和国と中華民国(台湾)がその全域にわたる権利を主張するために地図上に引いていました。

この地図上の線のことを「九段線」といいます。もともとは蒋介石の中華民国が引いたという話があります。

第二次世界大戦の後、中華民国海軍は南シナ海海域の島嶼を使用し始め、水文学調査を行いました。もちろん、第二次世界大戦の時は、現在の「中華人民共和国」ではなく「中華民国」ですから、その海洋調査を行ったのも中華民国ということになります。

1947年12月1日、中華民国の内政省地域局が作成し、国民政府が議決・公布した『南シナ海諸島新旧名称対照表』及び『南シナ海諸島位置図』には、11段のU字線が中華民国の領海として取り囲まれるように描かれていたのです。これが現在の「九段線」の元となる「十一段線」といわれていました。

しかし、そんな中華民国も、このような海洋調査を行いながら、国内では戦争をしていました。日本と中華民国で戦争をしていたのですが、その戦争が1945年に終わり、日本国が撤退してゆきます。

それまで中華民国(国民党)と、中国共産党の間で戦っていたのですが、日本との戦争が激化してきたところで、一度和解しています。しかし、日本が撤退したのちに、その和解が崩され、また国民党と共産党の間で戦争が始まっていたのです。これを「国共内戦」といいます。

日本の敗戦によって中華民国は戦勝国となり、国際連合の常任理事国となっていたのです。もちろんこの時の常任理事国になったのは、国民党政府のことです。

しかし、国内では国民党と共産党が共通の敵を失ったことで統一戦線を維持する意義も名目も消滅し、戦後構想の違いから両党は早くも1945年10月から再び武力衝突へと転じたのです。そして、1946年6月より全面的な内戦に発展します。

共産党は、戦後シベリアに抑留される日本軍から最新式の兵器を鹵獲する作戦を遂行していたほか、ソ連からの援助も継続して受けており、国民政府軍に対して質的均衡となるほどの軍事力を得ていたのです。

一方の国民党は、そもそも日本と戦っていた時にその軍事指導をしていたのは、やはり敗戦国のドイツであったことや、日本と戦った軍の主力は国民党であったことなどから、党勢は小さくなっていました。

そのような状況で、軍の司令も少なく、また、ドイツ人も帰ってしまい兵も少なくなった国民党と、ソ連の援助を受け、最新式の日本製の兵器を使っている共産党では、どちらが優勢かもよくわかります。共産党軍は、徐々に南下して国民政府軍を圧迫してゆきます。

また日本軍の前面に立って戦力を消耗していた国民政府軍に対して共産党軍は、後方で力を蓄えると共に巧みな宣伝活動で一般大衆からの支持を得るようになっていったのです。

農村部を中心に国民党の勢力は後退、共産党が勢力を盛り返してゆき、1948年9月から1949年1月にかけての「三大戦役(中国語版)」で、共産党軍は決定的に勝利します。これにより、中華民国国軍(国民党軍)は主戦力を喪失し、「重点攻撃」を仕掛けることもできずに支配地域を一気に喪失していくこととなるのです。

国民党に代わる「新中国」建設の準備を進めていた共産党は、1949年10月1日に中華人民共和国の建国を宣言したが、この時点で国民党はまだ華南三省と西南部三省の広範囲を支配していたのです。

中国人民解放軍に対して、まともに対抗できないほど弱体化した中華民国政府と蒋介石は、1949年1月16日に南京から広州への中央政府を撤退させます。

その後、重慶(同年10月13日)、成都(11月29日)へと撤退した挙句、中国大陸から台湾への撤退を決定します。残存する中華民国国軍の兵力や国家・個人の財産など国家の存亡をかけて台湾に運び出し、最終的には1949年12月7日に中央政府機構も台湾に移転して台北市を臨時首都としたのです。

1953年以降、中華人民共和国がベトナム戦争当時支援していた北ベトナム軍のトンキン湾内にある島でのレーダー建設などの活動を妨げないよう、自国の安全保障政策と整合させるべく前述の十一段線のうちからトンキン湾付近の点線2つを除去し、新たに九段線へと書き直されました。そのような歴史があるのが、今の南シナ海です。

孫正義氏は「ポジティブハゲメン」業績黒字化で自虐禿ネタも究極の仕上がりへ

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が29日、自身のツイッターを更新。『「ハゲていると新型コロナウイルス感染症が重症化する」という可能性』と題された記事を引用し、「マジか?!」とツイートした。孫氏の突然の“自虐ハゲネタ”にネットは騒然。リツイートは2万を超えている。

孫正義氏、お得意の自虐ハゲネタ

孫氏が引用したのは、「男性の中でもハゲている人は特に重症化リスクが高いという研究結果が発表された」というGIGAZINEの記事。このタイトルを見ると、どうしてもアイコン画像の孫氏の頭部に目が行ってしまう。

孫氏にハゲネタなんて、ソフトバンク社員が見たら血の気が引く出来事!ご法度中のご法度だろ!…と思ってしまうが、実はそんなことない。孫氏は自虐ネタとして、ハゲネタをよく使う。これまでにもTwitterでさまざまハゲネタをツイートしてきた。

今回はそれをまとめて見ていこう。

●「髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである」

もっとも有名な発言がこれ。2013年とだいぶ古いツイートではあるが、もはや名言すぎて伝説とさえ言われている。これはあるユーザーが孫氏に対して、「髪の毛の後退度がハゲしい」とつぶやいたことに対する切り返しのツイート。

当時のネットユーザーたちも「ハゲしく同意!」「孫さんこそイケてるハゲメン」「これ位開き直れるハゲに成りたい」など大絶賛だった。

●「不毛ではない。まだ少し残っている」

こちらはブルームバーグの記事で「不毛な値下げ競争が始まった」と批判された時に、孫氏が自虐ネタで返したもの。ビジネスの世界でこんなトンチがきいた答えはなかなかない。笑点だったら山田君が座布団を2枚持ってくるレベルだ。

他にも、孫氏は「ハゲは、病気ではなく、男の主張である」、「誰が一番、この分野で“毛が抜ける”ほど頑張ったのか」、「ソフトバンクのケータイは、薄いと覚えてほしい。私のヘアではなく、端末で薄さナンバーワンと覚えてほしい」など、ツイッターをはじめ、記者会見やテレビ番組でたびたびハゲネタをかます。

これを見ておわかりの通り、孫氏は自身の頭髪に関して全く気にしてない。むしろハゲをポジティブに捉え、ハゲていることを利用し、ハゲネタを言うことで周囲を和ませる。むしろ、ハゲていることを誇りにすら思っているようだ。

前年度の決算発表では、孫氏曰く「ボロボロでございます。真っ赤っかの大赤字」状態だったソフトバンクグループも、11日発表したことし6月までの3か月間の決算は、最終的な損益が1兆2000億円を超える黒字に転換。

孫氏にはこれからも時折ハゲネタを絡めながら、ネットユーザーたちの声をハゲみに、ソフトバンクグループの業績向上にハゲんでいただきたい。

Twitterの反応





※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 孫正義TwitterGIGAZINE

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安倍・麻生「利権暴露」でサイバー攻撃!? 彼らに都合が悪い情報とは

「利権」暴露でサイバー攻撃?

アクセスジャーナル・メルマガ版』の著者でジャーナリストの山岡俊介氏は31日、メルマガの中で、安倍首相と麻生副首相の“利権”に関する記事を公開した直後に、何者かから激しいサイバー攻撃を受け、自身が管理する公式サイトが丸3日に渡って完全にダウンしていたことを明らかにした。

問題の記事は、『アクセスジャーナル・メルマガ版』2020年8月3日号において、「安倍・麻生政権の地元2大利権!?(上)」と題して配信された。

この記事は山岡氏の協力により、MAG2NEWSでも「安倍・麻生の地元利権で政局が動く?疑惑の『洋上風力発電』が結ぶ点と線」として公開されており、現在も全文を読むことができる。

時間のある方は記事をぜひご一読いただきたいが、内容を要約すると、「安倍首相の地元は山口県下関市、麻生氏の地元は福岡県飯塚市。麻生氏の旧選挙区は北九州市も含み、まさに安倍首相の下関市とダイレクトに隣接している関係」にあり、この2人は「洋上風力発電利権」の面で共闘している、というもの。

仮に山岡氏の言う「サイバー攻撃」が利権関係者によるものだとすれば、記事の中によほど都合が悪い情報が含まれていたことになるが、現時点でアタッカーの正体は不明となっている。

【関連】安倍家と麻生家の家系図を辿ってわかった歴代総理の異常な親戚関係

2大利権のもうひとつは「道路」

さて、『アクセスジャーナル・メルマガ版』2020年8月31日号では、問題となった記事の続編『安倍・麻生政権の地元2大利権!?(下)』を配信している。2人の“2大利権”のひとつが「洋上風力発電」と目されるのは既述のとおり。

そして、もうひとつの利権は「道路」に関するものだという。

「道路」となれば、麻生セメントを始めとする麻生グループは大いに潤うことになりそうだが、8月31日号では、その利権の構造を詳しく分析している。

8月31日号では、上記のほかにも「林芳正氏が、今度こその山口3区への鞍替え検討」や、「わずか160件でお茶を濁す機構──『フラット35』不正融資は、本紙入手の『聴取録』で1業者だけでも3000件!?」など読み応えのある記事が満載。

【関連】裏切りの菅義偉「安倍降ろし」への秘めた思惑とは?二階氏と急接近、TV出演で攻勢

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NO.549 2020年8月31日号

  • 5.わずか160件でお茶を濁す機構――「フラット35」不正融資は、本紙入手の「聴取録」で1業者だけでも3,000件!?
  • 4.これも安倍首相健康不安説故か――林芳正氏が、今度こその山口3区への鞍替え検討
  • 3.<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(791)
  • 2.今週の相場展望
  • 1.安倍・麻生政権の地元2大利権!?(下)
NO.548 2020年8月24日号

  • 6.安倍首相の健康不安説に関するトンデモ情報
  • 5.「クレアホールディングス」、役員入れ替えの臨株開催へ
  • 4.大幅リストラ――「ぱど」の事業再構築は可能か!?
  • 3.<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(790) 
  • 2.「GIFTプロジェクト」――「情報商材」詐欺初摘発も、主犯は やり得の真相(広告塔はあの投資詐欺「セナー」逮捕者)
  • 1.<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(789)
NO.547 2020年8月17日号

  • 4.IR汚職――偽証依頼事件の黒幕か(3)やはり逮捕状は出ていた
  • 3.今週の相場展望
  • 2.IR汚職――偽証依頼事件の黒幕か(2)
  • 1.<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(788)
NO.546 2020年8月10日号

  • 5.IR汚職――偽証依頼事件の黒幕か
  • 4.株価下げた「クレアホールディングス」、背景に事件!?
  • 3.ハワイ豪邸の原資は!? IR汚職の偽証依頼で逮捕――安倍首相夫婦と写真の、元マルチ仮想通貨詐偽疑惑会社代表
  • 2.マルチ商法英会話教材販売会社――消費者庁から取引等停止も、ダミー会社で営業続行
  • 1.今週の相場展望
NO.545 2020年8月3日号

  • 5.告訴受理に――「三宮」駅前有名ビル、オーナー親族間で骨肉の争い
  • 4.<安倍・麻生政権の地元2大利権!?(上)
  • 3.<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(787)
  • 2.今週の相場展望
  • 1.過去最大51億円倒産――「ミネルヴァ法律事務所」を食ったワルの面々(上場企業も関与)

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2020年7月配信分

  • 安倍地元利権の象徴たる下関駅前オフィスビル計画(7/27)
  • 安倍首相筆頭秘書らの正体(7/20)
  • 株主を退場までさせたアプラスフィナンシャルと清水社長(7/13)
  • 河井夫婦がヤクザの援助か(7/6)

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2020年6月配信分

  • 某上場会員制リゾートホテルの会員権販売に関する重大疑惑(6/29)
  • コロナ禍の中小企業融資支援で「中抜き」50%か(6/22)
  • クレアHD株価暴騰とZOZO前社長に関する怪情報(6/15)
  • コロナ自粛要請下でもパチンコ店が営業出来ていたカラクリ(6/8)
  • リミックスポイント社長が詐欺容疑で告訴(6/1)

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2020年5月配信分

  • 河井夫婦公選法違反事件の闇(5/25)
  • 北日本紡績株の仮想売買疑惑(5/18)
  • 著名経済評論家に高級車窃盗団ボスの過去(5/11)
  • 「アルヒ・アプラス不正融資被害者同盟」発足(5/4)

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2003年12月2日、世界有数の億万長者、「武富士」会長(当時)・武井保雄を塀の中に追いやったジャーナリスト・山岡俊介が、政・官・財を始めとするあらゆる“悪”に鋭く切り込みます。

「なんちゃって5G」に待ったをかけたドコモは、孫正義に敗れ去るのか?

巷で話題の「5G」スマホですが、KDDIやソフトバンクは、今年の秋の省令改正によって、4G向け周波数帯で5Gスマホを収容できるようになる技術を用いて5Gエリアを広げるようです。その動きに「待った」をかけたのが、他ならぬ「NTTドコモ」でした。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、著者でケータイジャーナリストの石川温さんが、ドコモの「なんちゃって5G」牽制の動きを紹介しつつ、マーケティング的な戦略が見えないドコモの行く末を案じています。

NTTドコモが「なんちゃって5G」を優良誤認になると牽制━━新周波数帯だけで「5Gエリア競争」に勝てるのか

 8月25日、NTTドコモは「5Gネットワーク展開戦略」をテーマにした記者説明会を開催した。

今秋、省令改正によって、4G向け周波数帯で5Gスマホを収容できるようになる。KDDIやソフトバンクは、クアルコムやエリクソンが展開する技術である「DSS(ダイナミックペクトラムシェアリング)」を用いて、一気に5Gエリアを広げていくものと思われる。

そんななか、NTTドコモは「制度化に賛同」という立場を示しつつも、「なんちゃって5Gは優良誤認につながりかねない」として、他社に対して牽制して見せた。

「5Gエリアと表示されていても、周波数帯は変わらないので、4Gと同等もしくはそれ以下の速度しか出ないのはユーザーに対して不誠実だ」というわけだ。

NTTドコモとしては5G用に割り当てられた新しい周波数帯で、5Gのネットワークを構築していくのが基本とした。また、NTTドコモのPREMIUM 4G(懐かしい)は国内最速であることもアピールされた。

ただ、この話を聞いて思い出したのが、10年近く前のことだ。NTTドコモがiPhoneを取り扱い始め、4Gが出始めたころ、3社で同じiPhoneで比較できるということもあり、各メディアがこぞって「iPhoneで4G LTEのエリア、速度チェック」を記事にしたのだった。

山手線や新幹線などに乗り、あちこちのホームや駅前で「4Gが入るか」「速度はどれくらいか」というチェックをして、ひたすら記事にしていた。

KDDIは3Gから4Gへの移行に焦っていたこともあり、800MHzで4G LTEを全国展開。エリアの広さをアピールしていた。

一方、NTTドコモは「3Gネットワークはまだまだ速い。地方などは3Gネットワークで十分であり、4G LTEは混雑しているところを中心に展開する」みたいなスタンスであった。

しかし、4G LTEがつながる場所の比較において、KDDIやソフトバンクのエリアの広さが際立つなか、NTTドコモが他社に比べて見劣りする状況になりつつあった。結局、NTTドコモは3Gネットワークに依存することなく、急遽、方針転換して、4Gネットワークの全国展開を急いだのであった。