日本も移民を受け入れるのか?揺れるEU、迫るテロの危険性

押し寄せ続ける難民の処遇を巡って頭を悩ませる欧州各国。そもそも事の発端はどこにあるのでしょう。メルマガ『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さんが「この事態はEUの自業自得」とした上で、事の経緯やEUの今後、そして日本への影響を説きます。

EUの難民問題

難民問題で揺れるEUであるが、シリア難民やソマリア難民ではなく、経済難民がそのほとんどである。その難民の数は80万人という多数になり、EU諸国が押し付け合いを始めた。さあ、どうなりますか? 検討しよう。

経緯

この難民問題のトリガーは、ドイツの難民・移民政策である。ドイツは、現在日本と同じで国民の平均年齢が46.1歳と少子高齢化が進んでいる。このため、勤労・子供世代の人口を増やしたいので、積極的に移民・難民を受け入れているのである。

年間80万人の移民・難民を受け入れて、その移民・難民に成人単身者1人につき月額364ユーロ(約3万6,000円・家賃と暖房費はこれに加算される)を給付することになっている。

普通の移民は、初めに若者が単身でドイツに行き、仕事ができるようになり、最低賃金時給8.50ユーロ(約1,150円)、月収が16万円をもらえるようになってから家族を呼び寄せる。EU内の労働者は移動が自由であるが、域外からは難民しか労働ができない。

このため、難民としてドイツに家族5人で来ると、月15万円になり、生活ができることになる。

このため、ドイツを目指してアフリカや中東から難民と称して多くの人たちが家族、子供を連れて海を渡ってくるのである。本来はアフリカ中東まともな国家があれば、それを止めることができるが、EUはリビアやシリアの政府を独裁国家として「アラブの春」の民主化運動で力を使って潰してしまった。このため、EUへ難民が押し寄せることになり、自業自得という面もある。

この多数の難民のため、通り道のギリシャ、マケドニア、セルビア、ハンガリー、オーストリアなどは、なるべく早く通過してもらおうとして難民専用の列車を警察の護衛付きで運行していた。

ギリシャは船で着いた難民と称する人たちを、簡単な質問で難民と認定してしまう。そして早くギリシャから出て行ってもらおうとするのである。EU内では難民認定は、最初の国が行うので、ギリシャ受け入れる難民となってしまう。

しかし、ドイツが緊急措置として国境を開放し難民を盛大に歓迎してからわずか1週間。再び国境を閉ざすと発表した。欧州の自由な越境を認めた「シェンゲン協定」の運用が困難になったとして難民の越境を阻止したことは難民にとって衝撃的な政策転換であった。しかし、次から次へと押し寄せる難民の数は予想をはるかに超えており、とても対処しきれなくなったからだという。

このドイツの難民受け入れ停止で、ハンガリーはセルビアとの国境を封鎖したので、クロアチアに向かうことになり、通過各国が難民を押し付け合い始めた。そして、通過各国に難民が多数、立ち往生している状態になっている。

もう1つが、この難民の中にイスラム国をはじめとする過激派のメンバーが多数、潜入しているとみられており、テロの拡散につながる危険性もはらんでいる。

ということで、過激派侵入阻止とドイツも自国の収容人数を超えてしまったことで、EU各国に難民を割り当てしようとし始めた。

このため、EUは、欧州に殺到する難民を各国が分担して受け入れる案を内相・法相理事会で協議したが、合意できなかった。

日本のマスコミが報じようともしない中国軍事パレード「3つの意味」

9月3日に北京で大規模な軍事パレードが行われましたが、日本のメディアが伝えたのは出席した各国要人や兵器、部隊の情報のみ。しかし、国際変動研究所理事長で軍事アナリストの小川和久さんはメルマガ『NEWSを疑え!』の中で、このパレードには重要な意味・意義があったと指摘、ポイントを3つに絞って詳細に解説しています。

中国軍事パレードは三戦の集大成

Q:中国が2015年9月3日「抗日戦争勝利70年」記念式典の軍事パレードを挙行しました。日本のメディアは、各国首脳が軒並み欠席で目立ったのはロシアのプーチン大統領と韓国の朴槿恵大統領くらい、国連の潘基文事務総長の出席に日本が抗議、村山富市元首相が体調を崩し北京で入院して欠席、などと報じました。しかし、軍事パレードそのものに関心を寄せるメディアは少なく、伝えたところも兵器や部隊の紹介ばかり。ようするにメディアは、この軍事パレードどんな意味があったのか、ほとんど伝えていません。小川さんの考えは?

小川:「9月3日の記念式典・軍事パレードの映像はYouTubeでいくつか見ることができます。お読みになる前にざっと眺めていただくと、話が早いかもしれません。朝日新聞は、取材の裏話を細かく書いていますが、軍事パレードの意味するところなど、ほとんど興味がないのでしょう」

● 中国抗日戦争勝利70周年軍事パレードその1 (習近平演説に続いて地上部隊が行進。約47分)
 

● 同その2 (10分以降で機械化部隊が登場し、その後に航空機。約45分)

中国抗日戦争勝利70周年軍事パレード (中国中央電視台CCTV、約15分)

観覧席、パレードのようにはいかず 中国戦勝式典を取材(2015年9月4日02時47分、朝日新聞サイト)

小川:「映像からは、何本ものクレーンカメラ、地上カメラ、ミサイルを積んだトラックなどの車載カメラ、遠く離れた場所から俯瞰するカメラ、巨大なモニタスクリーンなどが確認でき、たいへん大がかりな演出、撮影をしています。おそらく北京オリンピック開会式を担当したレベルの演出家を起用したのでしょう。兵器の識別記号もくっきり描いてあり、今回のため念入りに『化粧直し』をして登場させたわけです。それだけでも中国の力の入れ方がわかるでしょう」

「教えてもらって当たり前」という社員はチャンスをことごとく逃す

「教えてもらって当たり前」という意識の人間は、結局は何も身に付かないどころか、ビジネスでのチャンスも逃がすことになると指摘するのは、無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さん。学びに対する意識が高い人間と、そうでない人間とでは、圧倒的な差が生まれるとも語る弘中さんの真意とは……?

学び方の姿勢でつく差

上司は何も教えてくれない

先輩はあまりちゃんと教えてくれない

会社はきちんと教えてくれない

と、自分への教え方に対する不満を愚痴っている会社員がよくいます。

じゃあ、教えてもらうために、どれだけの授業料を払っているの? と聞くと「え、いや、別にお金は払ってないんですけど」と答えます。

むしろ、給料というお金をもらっているのです。

「でも、会社なんだから社員にちゃんと教えるのは当然じゃないですか!」と、声を荒げます。

このように「教えてもらって当たり前」という感覚の人が、ものすごくたくさん増えました。

大学や予備校でも授業料はかかったはずですが、自分で出しているわけではなくて親が出しているから「ものを教わるにはお金がかかる」という感覚が、若い頃から身についていないのです。

また、今はインターネットが発達して、情報もタダで手に入るという感覚の人も増えており、教えてもらうことに対価は必要ないと思っている人がかなり多いです。

そんな人は、ものすごく損をします。

「給料をもらいながら、教えてもらえる」「情報がタダで手に入る」というのは、得しているように見えますが、後々とっても損をします。

エッチしてから付き合うか、付き合ってからエッチか。それが問題だ

エッチから始まる恋愛はアリか、ナシか。付き合っていない男性からエッチに誘われたらどうするべきか―。そんな男女の永遠の疑問、と言ったら大げさですが、やっぱり気になる悩みどころを『マーチン先生の恋愛教室PREMIUM』がすっきり解消してくれます。

エッチから発展する恋&注意点

はい! またまた嬉しいことに、取材のお申込みを頂きました♪

実は今回もマーチン様に恋愛ネタでご協力を仰げないかと思い、ご連絡をさせて頂きました。テーマは「肉体関係から発展する恋の仕方&注意点」についてです。

 

一般的には出会って、交際を経てエッチするのが恋愛の流れですよね。でも、肉体関係から恋愛に発展したケースも少なくないと聞きます。

 

人によっては肉体関係からの恋愛はアリという人もいれば、「それってどうなの?」と納得できない人もいるかと思います。そんな両者に向けた肉体関係から発展する恋の仕方、注意点をマーチンさんに教えて頂きたいのです。

 

お分かりになる範囲内で、「肉体関係から始まって、ちゃんとした恋愛関係になる確率」についてもマーチンさんの体感値でいいので、教えて頂けると嬉しいです。

 

私、個人的にはナシなのですが、アリという知人も多く、気になっていたので、ぜひアドバイスを頂けましたら幸いです。

うん、なるほどっ!

 「肉体関係から始まって、ちゃんとした恋愛関係になる確率」

これ、皆さんも気になりますよねっ☆ 僕はすぐに答えが出ましたよ!

すぐに答えが出るというくらいなので、数字で出てくる答えではないのです。はい、これが最大のヒント。僕の答えを予想してみましょう!

エッチから始まる恋愛については、恋愛教室初期にたくさん取り上げましたが、最近は当たり前のようになっていて、そんなに取り上げませんでした☆

……というわけで、久しぶりにお話して参ります!

ちゃんとした恋愛になる確率

では、早速先程の答えからですね。僕の回答はこちら!

「肉体関係から始まって、ちゃんと付き合える確率」=「『付き合おう』と言われてから肉体関係になって、ちゃんと付き合える確率」

つまり、どちらも同じです! 完璧に同じ、これで間違いありません。

また、これを数字で表すことはできません。それは個人個人の力量による部分が非常に大きいからです。

例えば、マーチン先生を取り上げますと!!

肉体関係から始まって、ちゃんと付き合える確率=96%くらいです。だって、歴代彼女は記憶にある限り、全員エッチが先ですもん☆

これは、口説き方によるものが大きいです。僕はエッチしてから→「付き合おう」と言うタイプだからです。

言葉が先だろうが、エッチが先だろうが、その成果に違いはないのです。エッチは「いつするか」が大事なのではなく、「誰とするか」が大事です。続く相手であれば続くし、そうでない相手ならいつエッチしても終わるのです。

皆さんのご経験の範囲で思い出してみましょう。

「エッチして交際できるかな、と思ったけどダメになった人」がいる場合、エッチをもっと遅くしていたら、初めに言葉で「付き合おう」と確認していたら、付き合うことができていただろうか……と考えたら、そうは思えないことがわかります。「どうやってもダメだっただろう」と感じるものです。

同様に「半年、1年、2年……と付き合えた人」がいる場合、その人と初回デートでエッチしていたら「付き合おう」という言葉をエッチの後にしていたら、ダメになっただろうか……と考えたら、別にそうは思わないことがわかります。どんな順番であれ、付き合えただろうと感じられるのです。

これが先程の「エッチはいつするか」が大事なのではなく、「誰とするか」が大事です、というお話なのです。

交際が成立するかしないかは、お互い向き合うことができるかどうかです。そこにエッチの順番は関係ないのです。

恐らく、ご質問者のように「エッチが先なのはナシ」という人は、「エッチが先だと遊びの可能性が高い」という先入観があるのだと思います。

でも、それは全く通用しないのです。

遊び目的だから、エッチを先にしようとする男も確かにいます。じゃあ、遊び目的の男の大半がそうであるかと言うと……全然関係ありません。だって、遊び目的で「付き合おう」と言う人なんて、これまたいくらでもいるからです。僕は男なので「舞台裏」を見ることができるわけですが、そんな男性、「今まで何人の外国人を見ましたか?」というくらい見ていますよ。←数えきれん☆

これは有料の婚活サイト(数千円~数万円)なら、遊びの男性が少ないのでは? という誤解と同じです。そう考えるカモがいる以上、(←相手からはそう見えます)数万円くらい楽勝で払う悪い男性は、たくさんいるのです。

同じように「付き合おう」と言葉にすることでエッチできるなら、先に言う男性だっていくらでもいるのです。

大事なことは、この人は自分と向き合ってくれているか。それを自分がしっかり判断することなのです。

俳優業を再開した元天才子役が忘れそうになっていた「馬鹿」

かつて天才子役と呼ばれるも一時期自らの意志で芸能の世界と距離を置いた黒田勇樹さんが、本格的に俳優業を再開して2年あまり。映画に舞台にと精力的に活躍する中、本気で取り組むがゆえに生じるストレスにピリピリしていたという黒田さんが、そこから脱却する瞬間を『黒田勇樹が働かずに生きていくためのメルマガ「黒田運送(便)」』で綴っています。

日常「ピリ山ピリ太郎」

今週はずっとピリピリしておりました。

映画の上映会が終わってひと段落。月光条例もそんなに出番がないので「楽に行こう」ぐらいのモチベーション。

ほしがりの3周年記念も「再演だしなんとかなるだろう」と思っていたのですが、なんかね、映画の上映会が終わって温泉行ってボーっと頭空っぽにして最初に頭に思い浮かんだのが

もっともっと面白いことがしたい

で、面白いことしようと思ったら、映画も上映会のお客さんの反応で反省点もたくさん見つかったし、もっとクオリティ上げて映画祭とか出せる余地があるし、そうなると、ゆうばりの締め切り10/16だし、ほしがりの台本ももっともっときちんと直して稽古したいし、月光条例も死ぬほど練習したい。

そういう欲求と、改善点のアイデアがどんどん浮かんできて

時間と体とお金が全く足りない

という結論にたどり着くわけです。

それをなんとか成立させられないかとあがいてあがいて上手くゆかず、結局ただのピリピリしている人として1週間過ごしてしまいました。

ここまでが前半。

それでは後半「馬鹿みたいなこと」をお楽しみ下さい。

仕事「馬鹿みたいなこと」

そんなピリピリマックスの状態で、

「明日から月光条例に専念するから、これから2週間稽古に来ないよ」

と、どうにか出来る限り「俺がいない間にやっておいて欲しいこと」を整理して劇団員に伝えようとしても上手くいかず。

「俺、なんでこんな馬鹿みたいなことを一生懸命やっているんだろう」とやさぐれて、酒を煽って寝て、朝起きたら鬼みたいな顔しながら無理やりセリフを頭に詰め込んで、月光条例の稽古行って、本番直前だから「セリフも覚えてないのに通し稽古」みたいな、俳優としては「とても恥ずかしい状況」に立つことになって、それでもなんとか出来る限りのことをと、共演者に頭下げて、その人も練習したり休憩したいだろうに「俺だけのための稽古」に付き合ってもらって、ほとほと精神的に疲れてしまっていた時に自分の出ていないシーンの稽古をふと見てみたら、変なコスプレしてる人が真面目な顔して大声でセリフを言っていたり、なんか急に汗だくになりながら踊り始めたり、「馬鹿みたいなこと」を、スゲー「一生懸命」やっていました。

「そうか、俺たちは馬鹿みたいなことを一生懸命やるのが仕事なんだ」

突然、憑き物が落ちたようにここ最近のストレスが消え去りました。

初日を迎える前にチケットが売り切れるような劇団も「一生懸命、馬鹿みたいなこと」をしている。

僕たちは「馬鹿みたいなことを一生懸命やる」のです。

今まで自分がそういう「一生懸命馬鹿」を観て、どれだけ楽しんで、どれだけ救われてきたことか。

「頑張らなきゃ」「一生懸命」ということにとらわれ、「馬鹿」を忘れそうになっていたんだと思います。

これが自分の中で整理して言語化出来たのは、本当によかった。

稽古終わりに彼女と待ち合わせていたら、駅で彼女に

俳優の黒田勇樹さんですか?

と、声をかけられました。

どうにも彼女からみると、ここ数日の病んだ顔からキラキラした俳優さんの顔になっていたことに対してのジョークだったようなのですが本当に、そういうことなんだな、と。

僕たちはこれからも、馬鹿みたいなことを一生懸命やっていくのです。

image by: Shutterstock

 

 

六本木の人気公認会計士が今も「メルマガ配信」にこだわる理由

先日、メルマガの配信が200回を超えたという『六本木の公認会計士いきぬき(生き抜き)』。著者のJoJoの奇妙な公認会計士さんは、過去のバックナンバーを紹介することで、約5年間のメルマガ配信で得たものは何かを振り返るとともに「なぜメルマガというメディアにこだわり続けるのか」、その理由について熱く語っています。

著者の成長

有料メルマガ『六本木の公認会計士(生き抜き編)』は今回で200号です。年間40週としても5年も続いたことになります。

ブログを開始した時期はあまりクリアに覚えていないのですが、確か監査事業部からアドバイザリー部門に移転した時期前後で2008年とか2009年とか、そのあたりでしょうか。

当時の文章をちょっと読み返してみると稚拙で見るに堪えないというか、ちょっとチラ見してください、こんな幼稚な文章を書いていたのですよ。

ブログのアクセスがぐんぐん伸びてきたのが2010年くらいで、自分の知っていることを文章にするのが面白くてモチベーションも高かったと思います。

この頃の文章は問題提起がきちんとしており、その裏付けとして情報収集をするようになってきていて、ちょっと成長しています。こちらが入口です。

ブログで文章を書いて、そのアクセス数(結果)をみて検証するというサイクルを経て「サービス」のレベルがどんどん高まっていったのが見て取れます。

実務での役立ち

この頃の僕は、監査からアドバイザリーにキャリアチェンジした後で、実務でも長文の報告書を書いて、報告会でプレゼンして反応を見るということを繰り返していました。

ブログの力を借りて、作文力が高まった影響は実務に対して大きいものでした。

マネージャーやパートナーにレビューされた報告書は、最初は赤ペンで血の色に染まっていましたが、そのうちに多少の表現の好みについて指摘が付く程度になりました。

レポートの色は「血の赤」から所属していたファームの基調色そのままに「海空の青」に変わりました。

こうなると、報告会でレポートを読み上げる役もマネージャーではなく僕になり、プレゼン技術向上していきます。

直接発表することで、自分ながらに「いい文章」「説得力のあるフレーズ」「適切な単語」といったポイントが意識できるようになったのです。

プレゼンの雰囲気を活かしてブログでもユーモアを意識するようになりました。2011年2月頃のこうした文章は実務でのフィードバックの成果でしょうね。

こうした文章を見た出版社の方が連絡を下さり、書籍の執筆を提案してくださったりという機会も出て来たりしました。

入ったお店で「食べログ」以上の情報を収集できるアンテナはあるか?

戦略コンサルタントとして活動する、中久保浩平さんの無料メルマガ『ビジネス真実践』。今回は、ビジネスマンとして成長できるかどうかにも深く関わるという「情報のアンテナ」について、大いに語っています。……たしかに「情報のアンテナを張ろう」って話はよく耳にしますが、具体的にどうすればいいんでしょうね?

感想は不要

今から4年ほど前、社会人3年目までの若手ビジネスマンを中心とした勉強会を1年間、定期的に開催していました。

その勉強会で、メンバーのみんなに、情報収集アンテナ感度を高めるために、飲食店でも洋服店でもなんでもいいから「入ったお店を観察する」というお題を出しました。

そして、その観察結果を次月にそれぞれ発表してもらったのです。

Aくんは、とあるオシャレな感じのカフェレストランに入ったときのことを以下のように発表しました。

「週末の夜に行ったので、結構込み合ってました。味もよく接客サービスも丁寧で気持ち良かったです。それに結構リーズナブルだったので、気に入りました」

リーズナブルとか、サービスが良く料理が美味しいお店という情報が含まれているのはお店の情報ですが、そんなものは、食べログを見てれば得られるものです。足を運んだからこそ得られるものがありませんでした。また、リーズナブルで気に入った、という感想。これは情報ではなくあくまで感想。情報価値はありません。

ネットで調べて得られるものや感想を発表するくらいなら、小学生でもできます。情報収集というのは、誰でも手軽に得られるもの感想というものではありません

次は、Aくんと同じ店に別のBくんが観察に行きました。

そして、

「金曜日の19時に入店しましたが、その頃は60席あるお店も満席状態でした。ザッとですが、そのうちカップルのお客さんは3割。仕事帰りのOLさん風の20代後半~30代半ばの女性同士のお客さんが5割。あとの2割は、30代前半の男性客でした。客単価は2500円~3000円くらいといったところで、ボリューム、サービスの質を考えるとリーズナブルでした」

と発表したのです。

AくんもBくんも同じお店でと同じ時間帯に行ったにも関わらず、情報収集の質がまるで違うのがお分かり頂けるでしょうか?

14歳から成人までの男の子に必要なのは、父親でも母親でもない

女の子と違い、男の子の子育ては母親にとって初めてのことだらけで驚きの毎日。「子育ては母親の仕事だ」と思っているお父さんはまだ多いのかもしれませんが、実は男の子の子育てで父親の存在が一番重要になってくる時期、そして父親でも母親でもない人物が最も重要になる時期があるということをご存知ですか? メルマガ『そうだったのか! この違いがわかれば、きっと許せる「男女の違い105」』から、年齢別で見る男の子の理想的な育て方をご紹介します。

理想的な「男の子の育て方」とは?

よく男の子の子育て中のおかあさんたちから、

男の子は育てるのが大変

乱暴困る

女の子と育て方が全然違う

「どう接していいかわからない」

「もう少し父親が関わってくれるといいのに…」

「やんちゃで可愛かったのに、今じゃ、口もきいてくれない

などなどと耳にします。母親にとって異性の子育ては、驚きと発見と困惑と楽しさが混じり合って、女の子を育てるより、むずかしさを感じるようです。

もちろん、ベテランのおかあさんなら、そんなことはないと思いますが、最初からベテランさんではないですからね。

そこで、今回の話は「男の子の育て方」です。しかも理想的な(笑)。

ですから、もちろん、こうしろなどいうつもりは毛頭ありません。ただ、男の子の場合は、こんな段階が必要らしいと整理でき、知っていただけたら幸いです。読んで納得できることも多いと思います。

子育てが一段落ついた方も、自分はこうしてもらえなかった、今からでは遅いと思われる方もおられると思いますが、これから何かに役立てるために、読んでいただきたいと思います。

さて、今回のキーワードは、

【男の子は…】ある日突然はない

【女の子は…】ある日突然がくる

今回も、参考にしていただけると幸いです。<(_ _)>

男の子が「一人前の男」になるために重要な3段階

今回は、以下の本の話と、男の子のおかあさんたちにもヒヤリングした内容とその他、何冊かの本からとなっております。

出典名: 男の子って、どうしてこうなの?
著者: スティーヴ・ビダルフ

この本の著者は、オーストラリアの心理学者で、子どもの問題を世界各国で調査し、問題解決に取り組んでいる方が書かれた本です。

この本では、いちばんに

男の子は、ある日突然一人前の男性になる、というわけではない

そして、

「男の子は、特定の段階をへて成長していかなければならない」

と、いっています。(※このことは、日本の子育て本でもよく取り上げられています)

「それは女の子も同じなのではないのか?」と思われる方もおられると思いますが、女の子の場合は、以前も書きましたが、

●ある年齢がくれば、ある日突然に、生理が始まり、女性として意識する日がくる
●またその先で、出産をすれば、母親として意識が芽生える
●さらにその先で、生理がとまり、女性としての意識は一段落を迎える

これらは、目に見えるはっきりとした形でやってくるので、女性は自らの身体で、特定の段階を経ていくことができ、そしてそれを必然的に受け入れていかざるをえません。否応なしに…です。

ところが、男性の場合は、このようにはっきりとした線引きがなく、「否応なしに男になる」という身体のつくりにはなっていないのです。身体的な変化はあれども、目に見える形では。

ですから、男の子が大人に変わっていくときにも、外からの特定の段階を意識的に取り入れることが必要だといわれているのです。

さて、「一人前の男」になるために重要な3段階とは、この3時期です。

1)誕生~6歳まで……子ども時期

2)6歳~14歳まで…少年時期

3)14歳~成人まで…少年~大人に向かう時期

それぞれの時期に、必要な人がいて、必要なことが違ってくるということです。ちなみに、3段階で最重要必要人物は、以下です。

1)誕生~6歳まで ……母親(もしくはそれに変わる人物)

2)6歳~14歳まで ……父親(     〃      )

3)14歳~成人まで……信頼できる親以外の同性の大人

もちろん、それぞれの時期に、他の人物が不要というわけではなく、前面に出てくる最重要人物という意味です。

では、その段階で必要なことが何かをみていきましょう。

気になる人と親しくなりたいなら「主張」するより「質問」しよう

あの人と親しくなりたい、でもどうすればいいのかわからない……。そんなことを思った経験は誰でもあると思いますが、間違ったアピールで「逆効果」になるということもよくありますよね。そんなあなたに、精神科医のゆうきゆう先生が、メルマガ『★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』で、親密度を上げるためのシンプルな方法を伝授しています。

「質問は相手の心を溶かす。」

さてあなたは、誰かと親しくなりたいと思ったことはありませんでしょうか。

そのためには、どうしたらいいと思いますか?

頑張ってアピールする?

とにかく誉める?

いえ。

実はもっとシンプルかつ効果的な方法があったのです。

今回はそんな話です。

大切なのは、要求より…。

実は心理学者のケイティ・リルジェンクィストは、多くの人を被験者にして、こんな実験を行いました。

まず被験者たちを「販売者」と「購入者」に分けました。

そして、その上で「不動産の販売」をシミュレーションしてもらうように頼みました。

その際に「販売者」に

・「最高価格で売る」ことを目的とさせた場合は、8%しか合意に至りませんでした。

しかし「販売者」に

・「価格の折り合いをつけるにはどうしたらいいか?」と質問させた場合。

実に42%が購入に至ったのです。

これによってリルジェンクィストはこう結論づけています。

質問することは何より相手を喜ばせ、関係性を良くする

これ、いかがでしょうか。

【安保法】この国に、せめて民主主義ぐらいは残っているのか?

先日、大混乱の内に成立した安保法案。この法案を巡っては様々な批判が噴出しましたが、中部大学教授の武田邦彦先生は『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の中で、国民が選挙で選んだ政権が「公約」を守ってはいけないのならば、それは民主主義とは言えない、と指摘しています。

自由をなくした日本。民主主義の生き残りを探る

私たちの日本は、平和で自由な国と思っていたのですが、最近、急に不自由になり、バッシングが盛んで、国会から発信されるのは国民の希望とズレている印象が強くなってきました。

日本は自由な社会と民主主義という体制を国の基本にしています。自由でも特に大切な表現の自由がほとんど機能していないことを先回に解説しましたが、その他にも学問の自由なども実質的に機能しないようなシステムへ変わってきているのです。

今回は、自由が失われた日本社会の中で、せめて民主主義ぐらいは生き残っているかを検証してみたいと思います。

まず最近の安保法制のことですが、民主党時代からの自民党の国防政策をまとめてみます。

  1.2012年4月 憲法改正草案発表(国防軍、国連参加〈自動的に自衛権、集団的自衛権〉)

  2.2012年12月 総選挙(自民党圧勝、294)

  3.2013年10月 日米の新ガイドライン合意(集団的自衛権など)

  4.2014年7月 内閣で「改憲なしに集団的自衛権の強化を進めることを発表」

  5.同年12月 総選挙(自民党圧勝、291、マスコミは安保を争点にせず

  6.2015年5月 安保法案、国会に提出、審議開始

  7.同年7月 衆議院で可決、翌日からマスコミが反対、デモ多発。

民主主義(議会制民主主義)というのが「選挙で国民の代表を選び」、「代表者が国会で審議をして政策を決める」ということなら、何の問題もありません。民主党政権時代にすでに基本方針が公表され、2度の選挙を行い、その間、憲法改正は見送るという修正はありましたが、基本的な方針に変化はありません。

また、安倍首相がアメリカで安保法制の成立を約束してきたと言う人もいますが、政府は国会に先んじで国際的な取り決めをするのは当然で、条約なら政府が条約を結ぶ時には国会の了解はいらず、後に国会が批准して効力を持ちます。そんな初歩的なことで政治の専門家が間違うのですから、これは話になりません。