仲本工事さんが車にはねられ死去、81歳 妻と別居&ゴミ屋敷報道の謎…他のドリフメンバーと現在の関係、明暗わかれた境遇の違い

【10/20 追記】ザ・ドリフターズのメンバーでタレントの仲本工事さんが、19日午後10時22分、交通事故による急性硬膜下血腫のため神奈川県内の病院で亡くなった。81歳だった。所属事務所のイザワオフィスが発表した。
仲本さんは18日午前9時すぎ、横浜市の市道で乗用車にはねられて重傷を負い、頭を打って意識不明の状態に。同日夜には、妻で演歌歌手の純歌さん(54)が「今のところ心臓も血圧も結構、正常に近い状態なので。あとは本人ががんばってくれることだけを願ってます」とのコメントを発表していた。
先週12日のデイリー新潮で、「純歌さんが家を出て別居状態であり、仲本さんの自宅はゴミ屋敷状態だ」と衝撃のニュースが報じられたばかりだが、仲本夫婦の間にいったい何が起きていたのだろうか。ネット上には、ファンからの哀悼の声のほか、最近の夫婦仲を疑う声など、さまざまな憶測が広がっている。<以上、追記終わり>

【関連】ドリフ仲本工事さん死去に残る謎。不自然な妻カレー店近くの事故死で「自死」疑う声も

別居中の妻に会うため横浜へ?事故現場近くに妻経営のカレー店

40歳以上の人にとって、仲本と言えば、往年の人気番組「8時だヨ!全員集合」(TBS系)での体操コーナーの印象が強いだろう。

普段のコントでは、リーダーのいかりや長介、人気者の加藤茶、志村けんの後に続く地味な役回りが多かった仲本だったが、トランポリンを使う体操のコーナーでは、持ち前の身体能力を活かして、機敏な動きを見せ、誰よりも輝いていた。しかし、あれから40年以上が経過し、現在81歳の仲本は自分の認識力を見誤ってしまったようだ。事故現場となった横浜市浅間町5丁目の交差点は、信号も歩道橋もない横断禁止の車線で、そこを無暴にも横断しようとして事故に遭ってしまった。

当初、仲本は同現場に「仕事のためにきていた」と報道されていたが、道を渡った向こう側には横浜市天王町にある妻・純歌が経営のカレー店「ウィローハウス」があり、別居中の妻に会いにきていたのではないかと報じられている。

家を出て行った妻がカレー店を開店し、他の店は閉店ゴミ屋敷状態

先のデイリー新潮の記事では、独居老人となった仲本の家が「ゴミ屋敷」状態になり、しつけられていないペットがどこでも粗相をして部屋中に新聞紙が敷かれている惨状などが、生々しい画像と共に伝えられていた。

仲本は2012年に妻・純歌と結婚し、2017年には目黒で居酒屋「仲本家JUNKAの台所」をオープン。ほどなく隣の店も買取って、カラオケスナック「ピンクローズ(途中たびたび店名が変更)」も始めていた。

居酒屋に来た客が食事後に隣のスナックへ立ち寄ると、仲本がギターと歌声でもてなしたという。

オープン当初は盛況だったが、やがて純歌が昆虫食に凝り始めると、それを客に強要するようになり「次第に客足が遠のいていった」と週刊女性PRIMEが報じている。

もともと妻の純歌は片づけが苦手なタイプで、溺愛する犬だけをかわいがり、他の犬猫は半ば放置していたとも言われている。

コロナ禍の2020年には夫婦揃ってYouTubeチャンネルやTwitterなどを開設し、仲睦まじく情報発信をしていた仲本夫妻だが、純歌が2021年夏頃に「新しい彼氏ができた」と仲本に告げて家を出て、横浜で暮らしはじめたとされている。そして、21年暮れに事故現場近くでカレー店をオープンさせていた。

料理担当の純歌がいなければ居酒屋は成り立たず、目黒の「仲本家JUNKAの台所」は開店休業状態だったようだ。

日刊スポーツが報じたところによると、店に「勝手ながらしばらく休ませて頂きます」と貼り紙があったとしているが、これは事故以前から貼られていたと言われている。

先輩・高木ブーと営業も。事故前に削除された「謎のツイート」

14日、仲本は同じくドリフのメンバー・高木ブー(89)と共に群馬県高崎市の「高崎タカシマヤ」で行われている「志村けん大爆笑展」のオープニングセレモニーへ参加した様子をツイートしていた。2020年に亡くなったドリフの盟友・志村けんのバカ殿人形と笑顔で写った仲本、高木の写真が添えられ、2万を超える「いいね」が付いている。

しかし、翌15日午前中には、「ゴミ屋敷に住んでると書かれておりますが、ゴミ屋敷に住んでませんので心配なく、私は毎日明るく楽しく生きております」と、デイリー新潮の記事に反論するかのようなツイートを投稿。

しかし、これは何者かの「なりすましツイート」だったとして、スタッフによりほどなく削除され、以下のようなコメントが「staff」名義で投稿された。

「本人の意思とは異なる第三者からの投稿があったため削除しました。staff」

仲本が、車にはねられる事故に遭ったのは、この3日後のことだ。

削除されたツイートを発信したのは誰なのか?第三者からの投稿があったというのは事実なのか? このツイートと仲本が横浜にいたことに関連があるのか? 真相は今も藪の中だ。

アベノミクスの大ウソが露呈。円安で確定した日本の“衰退途上国”入り

1990年8月以来となる、異常な円安に見舞われている日本。首相や財務相は「高い緊張感を持って注視する」と繰り返すばかりですが、果たしてこの状況から抜け出すためには何から手を付けるべきなのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、「アベノミクスを断ち切らなければ前には進めない」と断言。さらに景気が回復しない原因が「日本人のデフレ体質」にあり、アベノミクスは誤りではなかったとする日経新聞のコラムを「倒錯だ」と切って捨てています。

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※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年10月17日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

32年ぶりとかの「円安」で浮き足立つ政府・日銀/アベノミクスをはっきり断ち切らないとこの国は前に進めない

円相場の下落に歯止めがかからない。10月14日には148.42円と、150円台にまで届くかという下落ぶりで、これはバブル最終盤に円、株、債券が入り乱れて投げ売りされバブル崩壊に突き進んで行った1990年8月以来の水準と言う。もちろん直接のきっかけは、米FBR(連邦準備制度理事会)がインフレ退治のための大幅利上げ路線を貫いていることによる米日金利差の拡大で、円売り・ドル買いの動きが加速していることによる。

しかしそれは世界中で起きていることで、各国とも利上げによる自国通貨防衛に懸命だが、日本はアベノミクスの呪縛でグルグル巻きになり手も足も動かせない有様で、世界通貨戦争の舞台から独り場外に取り残されている格好である。安倍政治の腐臭に満ちた負の遺産はそこらじゅうにゴロゴロしているけれども、中でも最大の迷惑はアベノミクスという壮大な錯誤によってこの10年間にも一段と国力が衰微し、いまや「衰退途上国」の代表格とまで呼ばれ始めているというのに、岸田文雄首相はあろうことかその安倍に疑似国葬まで施して菊花を捧げてしまった関係上、ますます断固としてこの錯誤を断ち切ることができなくなっている。

岸田は、「新しい資本主義を進めるための総合経済対策」を10月中にまとめるとしているが、アベノミクスの総括さえまともに出来ないあやふやな基礎の上にどんな絵を描いても、国民を納得させ安心に導くことはできないし、ましてや円崩落に神経を尖らせている国際金融界に正しいメッセージを届けることなどできるはずがない。下手をすれば、英国のトラス新首相が9月に発表した経済対策が減税やエネルギー価格高騰への補助金など口当たりのいい施策の財源を国債増発で賄おうとしたことが反発を呼び、金融市場が混乱、就任後38日しか経っていない財務相を更迭せざるを得なくなった失態に近いことが日本でも起きかねない。

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マスク対策さえ二枚舌。日本人と外国人「異なる対応」で完全に失われた岸田政権の信用

異常と言うほど厳しかった入国制限は撤廃されたものの、未だマスク着用を含めた「基本的な感染防止対策の順守」が日本政府から求められている外国人訪日客。一方で日本人に対しては「脱マスク」の方向へ導くかのような動きを見せる岸田政…

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橋本環奈の大みそかは「毒入り危険日」紅白司会ハシカンが要求される“見返り”とNHKの思惑とは?

橋本環奈さん(23)は、なぜ今のタイミングで第73回NHK紅白歌合戦の紅組司会者に大抜擢されたのでしょうか?朝ドラヒロイン勢の黒島結菜さん(25)や上白石萌音さん(24)、『鎌倉殿』の新垣結衣さん(34)を差し置いてのサプライズ起用に、業界では「絶対毒が盛られている……」と心配する声も。ハシカンの事務所やNHKの思惑とは―― 芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

橋本効果で視聴率40%超も「毒が盛られている」

今年の『第73回NHK紅白歌合戦』紅組MCに橋本環奈がキャスティングされ、芸能界は大騒ぎです。

NHKに対して目立った実績も貢献もしていない橋本が選ばれたわけですから。

例年にない慣習破りのサプライズに、テレビ関係者の中には“このキャスティングだけで視聴率が40%越えるんじゃ…”と口にする輩もいます。

確かに大泉洋のあの軽妙なトークに、橋本の底抜けの明るさが加われば、大晦日のチャンネルはNHKに…という気持ちになってしまいます。

このサプライズ、間違いなく効果がありそうですね。

しかしこのキャスティング、口の悪い芸能マネージャーの中には“絶対毒が盛られている…”と、頑なに主張する輩もいるのです。

私が“誰に、どうやって毒を盛ったのか”と問い質したところ、“いやいや…”と急に呂律が怪しくなり、はっきりとは答えてくれませんでしたけれど、その目は少しも笑っていませんでした。

この手のイベントやドラマのキャスティングで、アッと驚く名前が突然出ることがあります。

今回の橋本がそうだとは言いませんが、“なんで〇〇が?”と思うようなキャスティングがたま~~にですがあったりします。

そんな時は表立った場所ではない所で手が回された…毒が盛られたとみて間違いないでしょう。

実際、テレビ局幹部の中には今でもマネージャー相手に公然と“見返り”を要求する強者もいると聞きますから、毒を盛った話も決して笑い話だけでは済まされないでしょうね。

5月には決まっていた?ハシカン起用の“予兆”

“紅組MCに橋本環奈”で私がすぐに思い出したのは、今年のゴールデンウイークにオンエアされた、舞台『千と千尋の神隠し』の密着ドキュメント番組でした。

当時、全くの偶然ですが、細部まで目を皿のようにしてこの番組を見ていました。

橋本と上白石萌音のふたりを、墨田区内にある稽古場での顔合わせから追いかけていた番組ですが、その時私は“東宝の商業舞台作品を、どうしてNHKが手間暇かけて大きくプロモーションするんだろう…”と疑問に思ったことが、あたかも昨日のことのように思い出されます。

45分の番組は、舞台初体験の橋本が少しづつ成長する姿を捉えていました。
それはまるでオードリー・ヘップバーンの『マイ・フェア・レディ』の世界でした。

この段階で『千と千尋~』の残り公演チケットはゼロ…完売状態でしたから、私の中で“チケットを売るためのプロモーションでもないのに、なぜ…”は消えませんでした。

あれから5ヶ月…結果的にあの番組は“紅組MCは橋本”の予兆だったわけです。

今回のサプライズで、橋本の女優としての格付けがアップすることだけは間違いないでしょう。

下世話な話ですが、ドラマや映画、バラエティ番組の出演料が跳ね上がるのは間違いありません。

【関連】橋本環奈 ガーシー砲に「むしろ大感謝」のウラ事情とは?

ほとんどの日本国民が知らぬインドへの武器輸出。国内でなされぬ議論

過熱する旧統一教会問題を巡る報道とは裏腹に、国内のメディアがほとんど報じることがない「国の方向を左右する大きな問題」をご存知でしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、香港の有力紙が伝えた日本政府によるインドへのステルスアンテナ輸出に関する記事を紹介。その上で、このような重要なトピックを海外報道で知ることの危うさを訴えています。

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インドへの防衛装備輸出を始めた日本

海外の報道を見て「日本はこういった方向に向かっているのか」と発見する事があります。

日本国内がワイドショー的に枝葉末梢の報道をしている中で、海外は本質的な日本の変化を伝える報道する事があるからです。

今回、ご紹介する香港のサウスチャイナモーニングポスト紙の10月15日の記事もそういった類です。

日本、ステルスアンテナをインドに輸出へ

 

日本は、ステルスアンテナをインドに輸出することを計画していると政府筋が10月15日に発表した。

 

輸出する予定の「ユニコーン」は、角型の構造物に多数のアンテナを収納したシステムである。2022年に就役する海上自衛隊の新型護衛艦に搭載される。

 

ユニコーンシステムは、アンテナを1つの構造物で覆うことで、敵の電波の反射を抑えることができる。日本とインドは、9月に東京で行われた外務・防衛閣僚会議「2プラス2」の際に、ユニコーンシステムの移転について協力することで合意した。

 

これは2015年に締結された防衛装備品・技術に関する日印協定に基づく最初の輸出となる。

 

この輸出は、インドがロシアへの軍備依存を減らすことを奨励し、中国の軍事的台頭を踏まえて日本とインドの防衛関係を強化することが目的であるという。

 

日本とインドは、オーストラリアと米国を含む4つの安全保障枠組みである「クワッド」の一員であり、インド太平洋地域における中国の主張の高まりは、両国の問題の1つとなっている。

 

日本は国内の防衛産業を支えるため、防衛装備品や技術の輸出を増やしたいと考えているが、戦争を放棄した憲法があるため、厳しい条件を設定している。

 

例えば、防衛装備品の移転に関する包括的な3原則では、攻撃ではなく監視や掃海などの目的で使用されるべきであるとされている。

 

今回の協定は、故安倍晋三元首相が率いる政府が2014年に、長年にわたる武器禁輸措置を初めて大幅に見直し、防衛装備品や技術の移転に関する規則を緩和したことに伴うものだ。

 

インド以外では、日本はアメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、オーストラリア、フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムの11カ国と同様の防衛装備移転協定を締結している。

 

今年末に予定されている日本の長期安全保障・外交政策ガイドラインである国家安全保障戦略の改定を前に、与党の自民党は、より多くの装備を輸出できるように規制を緩和することを提案している。

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人気番組ディレクターが明かす「旅ものロケ番組」3つの撮影法の楽しみ方

テレビ番組の中でも人気の高い「旅もの」ロケ番組。タレントさんが観光地でぶらり旅をするというテーマであっても、さまざまな撮り方があるようです。今回のメルマガ『テレビ解体新書』では、「しくじり先生」などを担当するフリーのテレビディレクター・宮本大輔さんが、旅ものロケの撮影方法について現場の視点から紹介しています。

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旅ものロケの撮影方法「追い」か「受け」か

タレントさんが観光地でぶらり旅

そんなロケをやる際、撮影方法で大きな2択があります。

それは出演者を「追い」で撮るのか?それとも「受け」で撮るのか?です。

「追い」で撮るとはタレントを後ろから撮りながら進んでいく。

「受け」で撮るは、その逆でタレントの正面に回り込んで撮る方法。

なので、「受け」で撮る際はカメラマンは後ろ歩きしながら撮らないといけません。

「追い」「受け」も一長一短

「追い」のメリットは視聴者が主観目線で見れる点です。

いわゆる「旅している気分」は追いの撮り方。

なので、洞窟に入ったりする際など、いわゆる「先に何があるのか?」に期待できるシーンでは追いで撮ります。

デメリットはタレントさんが面白いことを言った際に「顔がない」こと。なので、旅ロケでも「バラエティ要素」が強い番組は「受け」で撮ることが多い。

受けなのか追いなのかは担当ディレクターの好み。

逆に言うとディレクターの判断に大きな責任があります。

タレントの顔を優先するのか、それとも視聴者のロードトリップ感を優先するのか。

追い撮り・受け撮りに加えて言うと「横撮り」というのも存在します。

タレントさんの真横に張り付いて撮っていく方法。

どんなメンバーなのか?どんな場所なのか?によって撮り方の判断をしないとならないのです。

(メルマガ『テレビ解体新書』2022年10月5日号より一部抜粋。いまご登録いただくと10月分のメルマガがすべて届きます、この機会にぜひご登録をご検討ください)

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英国EU離脱の「6倍」という衝撃。ドイツ経済界が懸念する「脱中国」の影響

イデオロギーを全面に押し出した政治は、経済的にマイナスとなる面があり、不協和音や対立を生むようです。ウクライナ支援や中国との関係に関して、アメリカ国内とドイツ国内で対立が顕在化していると指摘するのは、メルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』著者で、多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さん。ドイツの経済界が、連立政権による「脱中国」路線をけん制するために試算した損失を紹介し、日本は反面教師として学ぶべきことがあると説いています。

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迷走に迷走を続ける欧州の姿から、日本が反面教師として学ぶべき多くのこと

中国共産党第20回全国代表大会が10月16日に開幕した。世界が注目する人事が出そろうのは閉幕直後に開催される1中全会(中国共産党第20回中央委員会第1回全体会議)である。それ以前に中国のこれからを占うのは時期尚早だ。ただ、中国を取り囲む外部環境の厳しさは、党中央及び指導部の選択と決断に大きな影響を与える。

ここ数年、習近平国家主席が繰り返してきたように、いま中国は「100年に一度の大きな変化の圧力にさらされている」。それが共産党の危機感でもある。そして、この警戒の大きな部分が対外関係に向けられていることも間違いないのだ。

もちろん、最大の逆風はアメリカによる制裁の嵐だ。この嵐が強ければ強いほど中国は安定を求め、大きな変化を避ける方向に舵を切ると考えられている。つまり人事の刷新を最小限にとどめることで、権力継承のプロセスが遅れるということだ。もし変化の乏しい人事となれば、それは中国がよほど深刻に現在の情勢をとらえているということだ。

さて、その意味で今週は中国を取り巻く外部の状況がどうなっているのかをヨーロッパ(イギリスを含む)の動きから見てゆくことにしたい。なかでも注目は「政治」がもたらす「経済」へのマイナスについてだ。この視点からヨーロッパの選択をみてゆくことは、そのまま「明日の日本」にもつながってゆく。

現状、日本では「安全保障」と「経済」という単純な対立から、そのバランスが語られることが多い。しかし、実際には一つの国のなかでも決して利害が統一されているわけではない。そこには内政の争いという複雑な要素も入り込んでくるのだ。その不協和音は、例えばウクライナ支援では最も積極的なアメリカでさえ、目立ち始めている。

現地時間10月13日の『FOX NEWS』では、キャスターのタッカー・カールソンが、さらなる援助を要求したゼレンスキーの話題に顔をしかめ、声を荒げた。番組のタイトルは「ウクライナ支援はアメリカに利益はもたらさない」だ。タッカーは、「一人のTシャツを着た傲慢な外国人が自分たちの重要な経済の需要を満たすために金を要求する。われわれにも経済政策のための資金は必要だ。あなたは誰なんだ?」と厳しい言葉を投げつけた。

当然のことながら『FOX NEWS』は現政権に厳しいメディアだ。その意味では発言も割り引いて聞かなければならないが、同様の思いが一部にあるのは確かなのだろう。

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なぜ人類は体毛を失ったのか?ほんまでっか池田教授の「機能が先か構造が先か」考

人が道具を作るときには、必要な機能に合わせて構造ができあがっていくのが普通です。しかし生物の場合は、機能に合わせて構造が形作られたのか、構造が先にあって機能が付随してきたのかという議論があるようです。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ、生物学者の池田清彦教授が、この「機能が先か、構造が先か」問題を考察。例えば人類が体毛を失ったのも、何らかの適応的な意味があると考えてしまうなど、生物界の説明において、何でも繁殖や生存に必要な機能のために構造があるとしてしまう傾向に異を唱えています。

この記事の著者・池田清彦さんのメルマガ

構造は機能に先行する

昔から、機能と構造はどちらが第一義的かという議論があって、前者を機能第一主義、後者を構造第一主義ととりあえず呼ぶとして、前者はこの世界の構造(システムや形態や道具)は何らかの目的を遂行するために存在するという考えであり、後者は機能は構造から派生する随伴的な性質だとの考えである。

人間社会で暮らしていると、身の回りの大概の物は人の生活に役立つ物なので、機能第一主義を受け容れるのは容易い。生物であるヒトは生きるために様々な営為を行わざるを得ず、ただ存在するだけでは死んでしまうからである。翻って、人類という独立の無機物には、機能第一主義は無縁である。

例えば、太陽系は何らかの目的を遂行するために存在しているわけではない。もちろん太陽がなければ、人類は存続できないから、太陽は人類の存在にとって大きな役割を担っていることは間違いないが、太陽は人類の生存のためにあるわけではなく、太陽が存在する故に人類はその恩恵を蒙って生きていられるのである。すなわち人類の生存は、太陽の存在から派生する随伴的な機能なのである。ここでは機能第一主義は成り立たない。

一方、機能第一主義は、生物界の説明原理として根強くはびこっており、生物の構造は何らかの機能を遂行するために存在すると信じる人は多い。それは、生物は、繁殖して子孫を残さなければ、絶滅してしまうので、生物の究極目的は子孫を残すことであり、生物の構造はそのための装置だとの考えが、かなりの説得力を持って受け容れられているからであろう。

しかしこの手の考えはどうも私にはうさん臭く思われる。私見によれば、生物というシステムは、繁殖のための装置として作られたわけではなく、なぜか知らないが存在してしまった結果、繁殖という機能が随伴したのである。だから、生物は繁殖を最適化するために作られているわけではなく、とりあえず、絶滅を回避できる最低限の繁殖機能を持つ装置としての生物体でありさえすれば、出来の悪い装置でも、存在できるわけである。

生物の繁殖の方法は、無性生殖、両性生殖、単為生殖といろいろあって、一番一般的な両性生殖(染色体数2nの雌雄の細胞が減数分裂して、nの卵とnの精子を作り、それが合体して2nの子になる)が一番手間がかかる。雌雄が出会って受精に至るには、オスがメスをめぐって争ったり、パートナーを探し求めたりと、コストがかかる。繁殖方法としては効率的でないにもかかわらず、この方法を採用する生物が多いのは、なぜかという問いに対して、遺伝的多様性が増えて、環境変動によって絶滅する確率が減るからという説明がなされてきたが、恐らく本当の所は、両性生殖という非効率的な方法であっても滅びなかったからだと私は思う。

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現役医師が断言。高齢者は「医者に嫌われる」ことを恐れる必要はない

年齢が上がるにつれてお世話になることが多くなる、病院。医者との関係を良くしようと、必要以上に医者に気を使うお年寄りも多いようです。今回のメルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』では著者で現役医師の和田秀樹さんが「なぜ医者に嫌われることを怖がるのか」という疑問を投げかけながら、医者との付き合い方について持論を展開しています。

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医者との付き合い方

最近になって私の本を読んでいただいたおかげか、検査データ至上主義に疑問を感じてくれるお年寄りが増えてきた。

で、医者に薬を減らしてもらうように頼むのだが、なかなか許してくれない医者が多いらしい。

そこで、医者に嫌われたくなくて、またがまんして薬を飲んで、だるい状態が続くなどというケースが少なくない。

もちろん、仕方がないので、医者がだす薬をもらうだけもらって飲まないという選択肢をする人もいるが、そうすると血圧や血糖値を測ると高いといわれて、さらに薬が増やされる。

そこでも医者に嫌われるのが怖くて、やはり飲んでいないことが言えない。

医者に嫌われることをなぜ怖がるのか?

たとえば手術の前に医者に好かれようとお礼を払う人がいる。

でも、それは医者になめられるだけだからやめたほうがいい。

成功報酬ならともかくとして、こいつは医者の信者だと思われればかえって手が抜かれる可能性さえある。

いろいろと調べていって、あれこれと質問したら、医者は嫌うだろうが、直感的に、この患者の手術を失敗したら訴えられると思われれば、手を抜かない。

今の医者は、国立大学出身だって、私立の6年一貫校出身のボンボンがほとんどだ。もちろん私立大学出身は医者のボンボンが多い。

そういう人がいちばん怖がるのは警察だろうし、民事裁判でさえ怖がる。

医者になめられない、医者になんて嫌われてもいいというマインドリセットで、これからの人生がはるかに楽になる。

ついでにいうと、日本はがんで死ぬ国だから、アメリカ流の心臓病の予防のための検査データの重視がストレスになって免疫機能が下がることのほうがよほど怖い。

これについては、日本における免疫学の権威の奥村康先生と『「80歳の壁」は結局、免疫力が解決してくれる』(宝島社新書)という共著を出した。

かなりの自信作なので、ぜひ読んでほしい。

免疫の基礎知識もわかるし、コロナ対策のばかばかしさもわかる。

※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』2022年10月15日号の一部抜粋です。

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あれから50年。米ニクソン大統領の訪中は中国でどう扱われているのか?

日中国交正常化と同じ1972年に行われたニクソン大統領の訪中は、当時世界中の多くの人が注目する事柄でした。このニクソン訪中について、現在の中国ではどのように触れられているのでしょうか。中国出身で日本在住の作家として活動する黄文葦さんが、自身のメルマガ『黄文葦の日中楽話』の中でその現状を紹介しながら、中国とアメリカに関係する大きな「出来事」についても紹介しています。

この記事の著者・黄文葦さんのメルマガ

ニクソン訪中について、中国ではどのように扱われている?

Question

日中国交正常化と同じ年に行われたニクソン訪中について、中国ではどのように扱われているのでしょう?

黄文葦さんからの回答

70年代の中国では、ニクソン大統領の知名度はかなり高かったと思います。昔、うちの父がよく中国の海外ニュース新聞である「参考消息」でアメリカとニクソンのニュースをチェックしていました。当方は子供の頃に中米友好、中日友好の歌を覚えました。そのような時代は永遠に過ぎ去ってしまったのでしょう。

日中国交正常化と同じ年に行われたニクソン訪中について、現在、中国マスコミはあまり多く触れていないですが、一つアメリカに関連する出来事が大きく取り上げられました。それは、2022年9月19日、中国の王毅国務委員兼外相がニューヨークでキッシンジャー元米国務長官と会談したことです。

王毅は、キッシンジャー博士がまもなく100歳の誕生日を迎えることを祝福し、博士は中国人民の旧友であり、中米関係の確立と発展に歴史的な貢献をしてきたと伝えました。中国は、キッシンジャー博士が常に中国に友好的であること、中米関係に信頼を寄せていることを評価します。一刻も早く正しい米中関係に戻すために、博士にはこれからもユニークで重要な役割を担っていただきたいと述べました。

王毅は、今年はニクソン大統領の訪中と「上海連合公報」の発表から50周年であり、中国と米国は50年間の交流の有益な経験を真剣に総括すべきだと述べました。

この記事の著者・黄文葦さんのメルマガ