【茨城県沖M4.7】朝の首都圏を揺らす地震の予兆を捉えていたメルマガ

2020年6月4日(木)午前5時31分ごろ、茨城県沖を震源とした深さ50kmマグニチュード4.7の地震が発生しました。茨城県日立市、鉾田市、東海村などで震度4を観測したほか、関東の広い範囲で震度2〜3を観測しています。この地震による津波の心配はありませんでしたが、揺れはかなり広範囲に渡っており、宮城県、群馬県などでも地震を観測しています。

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今回の地震の前兆をとらえ、事前に情報を配信していたメルマガがありました。それがメルマガ「最新『WEEKLY 地震予報』」です。同誌は、どのような情報を事前に配信していたのでしょうか?

熊本地震をとらえた「最新『WEEKLY 地震予報』」の予測は

2016年に発生した熊本地震の前兆を事前に捉えていた民間の地震研究機関「ブレイン」代表の内山義英氏のデータを基に巨大地震の事前予測情報を提供しているメルマガ「最新『WEEKLY 地震予報』」は、今回の地震の前兆をとらえていました。「最新『WEEKLY 地震予報』」の最新号である6月3日号では、茨城県全域を中心に千葉と茨城の沖合海域周辺で、6月3日から5日までの間にM5.0程度の地震が発生すると、地震発生1日前の短期間で予測し、メルマガにて公表していました。

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上記の図を見ればわかるように、同メルマガはマグニチュード5程度の地震発生を独自の予測方法で的確にとらえていたことがわかります。実際に発生した今朝の地震はマグニチュード4.7でした。この地震が、今後発生する大きな地震の前震である可能性も否定できませんので、十分に警戒する必要があります。

今後の地震情報を確認し、防災グッズの備えや避難場所の確認などに加え、地震予測メルマガによる情報収集をご検討してみてはいかがでしょうか。

 

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2020年の運勢が当たると話題。前澤氏、ヒカキン、巨人坂本に驚愕

今、著名人の間で「生年月日でわかる2020年あなたの運勢」という占いがツイッター上で話題になっていることをご存知だろうか? これは自分が生まれた月と日を、用意されている表で占うもので、誰でも手軽にできる。しかも、ただ2つを組み合わせるという単純なものにも関わらず、占い結果が秀逸だと評判が良いという。

ヒカキン、前澤友作、ラサール、坂本勇人…秀逸な占い結果連発

この占いで最も喜んでいたのはYouTuberのヒカキン。ヒカキンは4月21日生まれ。表に照らし合わせていくと、「4月=どっぷり」「21日=大成功」。どうやら現在の活躍ぶりが占いにも表れているようだ。

続いて、ZOZO創業者の前澤友作氏。前澤氏は11月22日。調べてみると、「11月=何をしようが」「22日=嫌われる」あまりにもな占い結果に、前澤氏も「おいっ!!!笑」とツッコミ。

ツイッター上での政治的発言が何かと話題になる、タレントのラサール石井。誕生日は10月19日。こちらも表に照らし合わせていくと…「10月=国境を越えて」「19日=叩かれる」と秀逸な占いが。ラサールもツイッター上で「『国境を超えて叩かれる』でした(笑)」と苦笑い。

最後に3日、新型コロナウイルスに感染していることが確認された、巨人の坂本勇人選手。坂本選手は12月14日生まれ。こちらは勝手に調べてみると、「12月=ネタになるぐらい」「14日=フラれちゃう」。2020年の坂本選手、1月にインフルエンザB型に感染し、2月にはインフルエンザA型に感染。そして今回は新型コロナウイルスに感染と、まさにウイルスに踏んだり蹴ったり。

実は14年目のシーズンを迎える2020年は、6つも記録達成が期待されていたのだ。

・2000本安打(過去52人)現1884安打 あと116
・1000得点(過去42人)現983得点 あと17
・350二塁打(過去43人)現348二塁打 あと2
・250本塁打(過去63人)現223本塁打 あと27
・3000塁打(過去59人)現2943塁打 あと57
・200盗塁(過去77人)現152盗塁 あと48

しかし、プロ野球の開幕は3か月遅れとなり、通常のシーズンであれば達成可能だった記録も難しくなってしまった。まさに、「12月=ネタになるぐらい」「14日=フラれちゃう」状態。

当たる当たらないはさておき、ちょっと楽しめてしまうこの「生年月日でわかる2020年あなたの運勢」。誰でもできるので、一度試してみては。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: ヒカキンTwitter前澤友作Twitterラサール石井Twitter

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孫正義氏「人種差別は悲しい事」1億ドルファンド立ち上げを表明

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が3日夜、自身のツイッターを更新。「人種差別は悲しい事。黒人やラテン系起業家の成功を妨げる不公平な世の中を打開すべく、SBグループは1億ドル(100億円)のファンド (Opportunity Growth Fund)を立ち上げます。」とツイート。米ミネソタ州・ミネアポリスで起きた、白人警官による黒人男性暴行死事件から広がった抗議に関連したものとみられる。

孫氏はツイートの最後に、「#BlackLivesMatter」のハッシュタグも書き込み、抗議の意を示している。

ソフトバンクグループは先日発表したグループ全体の2020年3月期決算で、営業損益が1兆3646億円の巨額の赤字となり、最終的な損益も9615億円の赤字になったと発表したばかり。

孫氏は自身のTwitterの中で、マスクや防護服、医療用ガウンを調達するなど、活発な動きを見せている。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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9月入学は「世界標準」の大ウソ。独も豪も「9月以外」の現実

新型コロナウイルスの影響により予想外に長引いた休校を受け、導入が検討された「9月入学」。導入賛成派の多くがその根拠として、「9月入学はグローバルスタンダード」という面を強調していましたが、果たしてその論に疑いを差し挟む余地はないのでしょうか。今回の『きっこのメルマガ』では著者で人気ブロガーのきっこさんが、世界各国の入学時期のデータを提示し「9月入学=グローバルスタンダード」という嘘を暴くとともに、日本人の言うところの「グローバルスタンダード」は単なる「米国標準」であって「世界標準」ではないという歪んだ状況を批判しています。

「グローバルスタンダード」は「米国に倣え」の意味

未だに何ひとつ解明されていない「加計学園問題」で、安倍晋三首相の伝書バトとして裏工作に飛び回った当時の官房副長官、萩生田光一氏は、この時のご褒美として、昨年2019年9月の内閣改造で、安倍晋三首相から文部科学大臣のイスをプレゼントされました。「加計学園問題」で暗躍した人物を文部科学大臣に任命するなんて、まるで空き巣に留守番をさせるような話ですが、これこそか安倍晋三首相が胸を張る「適材適所」という名の「お友だち人事」の真骨頂なのです。

そんな、およそ「教育」とは似つかわしくない萩生田光一氏ですが、就任からわずか40日ほどで、あたしの期待に応えてくれました。まだ覚えている人もいると多いと思いますが、当事、安倍政権が導入を強行しようとしていた「大学入試の英語試験の民間化」の問題点、裕福でない家庭の受験生が極めて不利になるという「受験格差」の問題点について、萩生田光一氏は10月24日のBSフジのテレビ番組内で「受験生はそれぞれの身の丈に合わせてがんばれ」と述べたのです。

すべての受験生が平等に受験できる環境を整備するのが政治の仕事のはずなのに、それどころか、萩生田光一氏は裕福な家庭の受験生だけが優遇される欠陥システムを強引に推し進めるために「貧乏な家庭の受験生は自分の身の丈に合わせたそれなりの受験をしろ」という主旨の発言をしたのです。当然、この発言は大問題になり、萩生田光一氏は謝罪と発言の撤回を余儀なくされ、結局、この法案は見送られることとなりました。

しかし、この直後、経済産業大臣だった菅原一秀氏と法務大臣だった河井克行氏が、公選法違反の疑惑で相次いで辞任に追い込まれたため、萩生田光一氏への責任追及の声はフェードアウトしてしまいました。安倍晋三首相が「適材適所」だ「最強の布陣」だとドヤ顔で述べた新閣僚が、組閣からわずか1カ月半で2人も辞任に追い込まれ、もう1人も辞任レベルの問題発言をしたわけです。

萩生田光一氏の場合は、すぐに謝罪して発言を撤回し、法案自体も見送られたことで、土俵際で何とか踏ん張り、辞任だけは回避して首の皮1枚でつながりました。しかし、このドタバタ劇に振り回されてしまった全国の受験生たちは、本当に気の毒でした。それなのに萩生田光一氏は、これほどの騒動を起こしたのにも関わらず「何から何まで他人事」という本質はまったく変わりませんでした。そして、そんな萩生田光一氏が最近まで、この新型コロナ禍であーだこーだとやっていたのが、取りあえずは先送りされましたが、「小中高校の9月入学」の問題でした。

そもそもは新型コロナによる休校が長く続いたため、授業が遅れてしまった子どもたちの授業カリキュラムを調整するための1つのアイデアでした。しかし、推進派や賛成派の多くが「4月入学など世界では日本とインドくらい。今や9月入学がグローバルスタンダードだ。日本もこの機会にグローバルスタンダードに足並みをそろえるべきだ」という主旨のことを言い出し、議論は本質的な「子どもたちの救済」からズレ始めて行ったのです。

特に大きな声を挙げのが、具体的な数値目標を提示した新型コロナ対策で、後手後手で曖昧な安倍政権との差を見せつけた大阪府知事の吉村洋文氏と、7月の都知事選での2選を狙うために新型コロナ対策の大半を自分の宣伝に使い続けている東京都知事の小池百合子氏でした。吉村洋文氏は全国知事会で「今や9月入学はグローバルスタンダード。実現するならこのタイミングしかない。今年できなかったらもうできない」と述べましたし、小池百合子氏に至っては「9月入学はグローバルスタンダードである。私は長年、9月入学論者の1人だった。このような機会に社会改革の1つとして行なって行くべきだ」と、あたかも自分は昔から「9月入学」を主張していたなどと言い出したのです。

自分を最優先する「トランプ」という男に分断されたアメリカの悲劇

ミネソタ州ミネアポリスで起きた警察官による黒人男性殺害事件に端を発し、全米に飛び火した抗議デモ。日本時間の6月2日朝にはトランプ大統領がワシントンへの軍の派遣を表明するなど、混迷は深まるばかりとなっています。一体なぜ、事態はここまで悪化してしまったのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では、健康社会学者でアメリカ滞在歴もある河合薫さんがその原因を探るとともに、「今回の暴動に対するトランプ大統領の対応がアメリカの分断を拡大させる」と批判的に記しています。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2020年6月3日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

アメリカの建前と分断社会

白人警察官による米ミネソタ州の黒人暴行死事件が引き金となった全米の抗議デモは、「いったいいつの時代なんだ?」と眉をひそめたくなるような事態に発展しています。

ついこないだまで、コロナウィルス感染拡大の防止に国全体で取り組み、エッセンシャルワーカーたちを賞賛していたのに…わけがわかりません。しかも、トランプ氏は、1日(現地時間)に行われた演説で、「抑圧できなければ軍を投入する」と表明しました。一方、黒人男性の遺族の依頼を受けた独自の死因調査で、男性は現場で窒息死していたことがわかりました。

男性は警官らに首と背中を圧迫され続け、脳への血流が止まって死亡し、事実上の即死状態だったそうです。

メディアは今回の抗議デモが過激化している背景を、「人種対立とコロナ禍で浮かび上がった所得や医療水準の格差の広がり」と説明しますが、それは「イエス」であり「ノー」。

これが感情が理性を凌駕したときの「アメリカ」です。私が幼少期にアメリカに住んでいたときも、ティーンになって留学したときも、大人になってアメリカ人の友人とお酒を交わしたときも、「私たち日本人には理解できない“感情”」を、度々感じてきました。だからこそオバマさんのような理想を掲げる「建前政治」が必要でした。

その一方でアメリカには、属性ではなく「個人」をきちんと評価し、「異物」を受け入れる土壌があります。日本では認められなった人がアメリカで認められ、「アメリカで活躍する日本人」としてメディアが紹介し、日本でブレークするなんてことはこれまでもありました。

また、今回の事態でも、レディ・ガガやテイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュなど多くのアーティストが、SNSで声をあげていますが、それはとても自然なこととして受け入れられています。

もっとも、これも建前かもしれませんが、少なくとも日本のように「芸能人が政治に口だすな!」とか、「内容理解してツイートしてるのか?」などとバカにする人は滅多にいません。

多種多様な人たちが作り上げた国だからこそ、平和を追求し「I」ではなく、「we」を主語にするリーダーが必要であり、その反面「自分と違う人」を容認する土壌も作られているのです。

しかし、今回の暴動に対するトランプ氏の対応を見る限りアメリカの分断はますます拡大するに違いありません。「自分を最優先する」リーダーになったことで、アメリカ中に露骨な感情がうごめいています。

そして、そういった言動がそれまでヴェールに隠されてきた「抑圧された怒り(inhibited anger)」を噴出させるきっかになったことは明らかです。

コロナ対策の専門家会議で議事録を残したくないのは誰なのか?

公文書に関するさまざまな問題を指摘されてきた安倍政権は、緊急事態宣言に関わるような重要会議でも議事録を残す気はなかったようで、野党やメディアが批判の声をあげています。メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんは、政府の「自由かつ率直な議論のため、発言者が特定されない形の議事概要を作成することに決めた」との説明について、発言の責任から逃れるような専門家はいないと一蹴。議事録を残したくない本当の理由を明らかにし、本音の議論のためにこそ、議事録が必要だと訴えています。

議事録を残さない本当の理由

また、議事録を残すか残さないかでモメています。

「菅義偉官房長官は29日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策を検討する政府専門家会議の議事録を残していないと説明した。発言者が特定されない形の『議事概要』で十分だとし、発言者や発言内容を全て記録した議事録は作成していないとした。政府は今年3月、新型コロナウイルスを巡る事態を、行政文書の管理のガイドラインに基づく『歴史的緊急事態』に指定し、将来の教訓として通常より幅広い文書の作成を行うと決めていた」(5月30日付毎日新聞)

これについては、「政府が選んだ『都合のよい専門家』が大半だから、議事録が公表されるとまともなことを言っていなかったことがバレるからな」といった辛辣な声も聞こえてきます。

しかし、専門家会議のメンバーは次のように述べています。

「これに対し会議メンバーの岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は『事務局が「議事概要を出す」と答えたので、ああそうですねということで終わった。(賛否の)手を挙げたわけじゃないから分からないが、全てではないが別に発言者名が出ても構わないというのが委員の意見だと思う』と記者団に語り、『僕は自分の発言に責任を持ちたいから発言は出ても構わない』と述べた。

 

会議座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は29日夜の会見で『一番大事なのは我々がどのように議論し、考え、どのような提言を政府にしているかを(記者会見などで)しっかり伝えることだと思う。議事録に関しては政府がお決めになっていることだ』とした上で、公開について『個人的にはどちらでも構わない』と言及。尾身茂副座長は同日の会議でメンバーから政府に公開検討を求める声があったと説明し、『政府が決めて名前を出すということになれば私自身は全然問題ない』と述べた。」(5月30日付毎日新聞)

私も首相官邸の会議の議員や各種審議会の委員などを務めてきましたので、「都合のよい専門家」で構成されるという点は否定しません。私の場合は、「都合のよい専門家」ばかりだとマズいので、小川のような「奇岩怪石」も入れておこうと、選ばれたのだと思っています。

と言っても、かりに「都合のよい専門家」であっても、それなりのプライドはありますし、議事の内容がリークされることもあり得ますから、テレビのコメンテータのような言いっ放しにはならないというのが現実です。それなりに責任を意識した発言をするのです。

縄文人は元々日本にいた?あの金印はニセモノ?歴史の謎に迫る

縄文人は元々日本に住んでいた?国宝に指定されている、「漢委奴國王」と彫られたあの金印は国産だった!?今回の無料メルマガ『おやじのための自炊講座』では著者のジミヘンさんが、そんな日本の歴史の不思議に迫る人気番組の内容を紹介。殊にジミヘンさんが「松本清張ばりのミステリー」と唸った、金印を巡る謎とは?

諸説あり!

皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

暇つぶしに、BSテレビの歴史エンタメ番組『諸説あり!』を見ていたら、なかなか面白かった。

一つは「縄文人はどこから来たのか」。

2万年前には陸続きだったシベリア~サハリンから北海道へ渡って来たマンモスハンターがルーツだとする「北方説」。4万年前、東南アジア方面から丸木舟で沖縄諸島の島づたいにやって来たという「海洋民族説」。そして、もう一つが「10万年前から元々住んでいた」という説。

私の興味を惹いたのは、3番目の説だった。2016年ドイツの研究者が、ネアンデルタール人の花粉症DNA鑑定をして、世界各国の人のDNAと比較した。その結果、最もネアンデルタール人の遺伝子を受け継いでいたのは日本人だったという。俄かには信じがたいが、ホモサピエンスがアフリカを起源として世界に拡散する以前に、東アジアから日本にかけて旧人類が存在していたのか。そして、ホモサピエンスと混血し、縄文人になったのであろうか?

やがて、縄文人は朝鮮半島から稲作と鉄製武器を持ってきた弥生人に滅ぼされるのだが、ここでも混血が進み、縄文人に近い部族も多く残った。それは「古事記」や「日本書紀」に暗示的に記され、永遠の歴史ロマンになっている。

もう一つのテーマは「国宝・金印はニセモノだった!」。学校で学んできた有名な「国宝」がニセモノだなんて、そんなことがあるのか?

卑弥呼が登場する少し前の時代、後漢の皇帝から授けられたとされる金印は、意外な場所で発見された。江戸時代天明年間、現福岡県志賀島で水田を耕作中の甚兵衛は、偶然金印を発見する。鑑定をした儒学者・亀井南冥(かめいなんめい)は、「後漢書に記述のある金印」であると断定した。

しかし、古代の工芸技術に詳しい研究者によれば、金印の彫り痕は新しい技法であり、2,000年前のものとは思えない。中国には連綿と偽物を作りだす歴史があるとした。また、金印が発見された志賀島を徹底的に調査しても、弥生時代の遺構はなく、金印以外の出土品はなかった。金印だけが突然、姿を現したミステリーの顔を見せる。

先ず、鑑定をした亀井南冥に疑惑が向けられた。亀井は天明4(1784)年、福岡藩西学問所の学長になる。当時、西学問所と東学問所は熾烈な勢力争いをしており、その年に志賀島で金印が発見され、亀井は「金印弁」を著して名を高める。当時から自らの名声を高めるための自作自演だったのではという憶測があったが、その後、亀井は反対派の攻撃を受けて失脚し、西学問所は焼失。自宅も焼失し、死去。発見者の農民・甚兵衛は謎の失踪を遂げた。

最後に、金印の読み方は「かんのいとこくおう」だとする説が紹介された。「漢委奴國王」と刻まれた金印の読み方は、一般的に「かんのわのなのこくおう」とされるが、「倭(わ)」を「委」と略するのは不自然であるし、「漢の委奴(=伊都)の国王」とすれば、すべて正しく説明ができるとする。伊都国があったとされる現在の福岡県糸島市には当時の遺跡が多くあり、王墓も営まれていた。つまり、伊都国王が賜った金印とすることができる。とすれば、亀井が伊都国で見つかった金印を志賀島まで運び、農民に見つけさせるという工作を行ったのであろうか。

まるで松本清張ばりのミステリーである。真贋論争を含めて、「歴史ミステリー」は奥深く、人間臭く、魅力的だ。

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謝り倒しているのにどんな人にもやたら叱られる人は何が悪いのか

トラブルが起こった際、自分としては誠心誠意、しかも丁寧に謝っているつもりなのに、相手の怒りは増すばかり…。こんな状況に陥ることが多いという方、それはもしかしたら自分自身に問題があるかも知れません。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、謝罪する前に理解すべき3つのポイントを解説。まずは相手が立腹している理由を探るべしとしています。

謝罪したのにもっと怒られる人

腰が低く、丁寧な対応をする人なのに、やたら叱られる人っているんですよ。しかも特定の人に叱られるのではなく、社内、部内の人に万遍なく叱られるというか、ディスられるというか、バカにされちゃう人をたまに見かけます。

私は人を観察することには、人後に落ちないところがあるので、そういう奇特な人を見つけると、

 ● どうしてこの人は、みんなにこういう対応をされるのかな?

と、その理由を知りたくなるんです。

サラリーマンの頃に何度かそういう人を見掛けて、その都度注意してあげたものですが、こういう人ってすぐに謝るんですよ。相手が不機嫌になったと感じたら、とにかく先に、

 ■ 申し訳ありませんでした!

って謝っちゃうの。しかも謝り方がバカ丁寧なんですよね。

実はこれが相手の怒りを増やすのですが、本人はそこに気付いていません。すぐに、すかさず謝っているのに、謝れば謝るほど、なぜか相手の怒りが強く、深くなって行き、謝っている方がパニックになるんです。そこで出て来る対応が、更に深く、丁寧に謝るということになるんですが、ここでの謝罪は全く意味を為していません。ポイントはそこじゃないのに、いつまでも謝り続けるから、

 ■ あの人って何も分かっていないよね

と思われて、それが理由で陰でディスられたり、バカにされたりするんです。

無条件に、反射的に謝罪しても意味がないの。というか、これは自分のバカさ加減を露呈することにしかならないの。

試しにそういう人に、

 ● 自分のどこに問題があると思って謝っているんですか?

って訊いたら分かります。謝るということは、その裏に謝るべき事象が存在しているはずで、その事象はあなたに責任があったということなんですよね。だからあなたが謝ったんでしょ。ですから、それは何だったのですか?と訊くと、たいていの場合モゴモゴと口籠もってしまい、

 ■ あの人が怒っているから、まずは謝らなきゃと思って…

って答えるんですね。ここが最大の問題なんです。

何に対して謝らなきゃならないのか?のピントがズレた状態で、いくら丁寧に、深く頭を下げても、相手の怒りは減らないんですよ。クレーム客で謝っても許してもらえないというケースは、このパターンが多いんです。

謝罪するというのは、実は高度な認知が必要で、

 ▼ 状況の理解
 ▼ 事が起こった時系列の理解
 ▼ 責任の所在についての理解

が前提にあって、その上で、自らの責任範囲に於ける至らぬ点と、相手の怒りの原因が一致している時にだけ有効な行為なんです。このどこかがズレていたら、

 ● オレはそんなことで怒っているんじゃないんだよ!

となって、火に油を注ぐことになります。

簡単に謝っちゃう人って、この部分の理解のプロセスを飛ばして、

 ■ とにかく頭を下げれば許してもらえるだろう

って考えるんです。あのね、謝る前に、怒りのポイント、原因を理解してその気持ちを共有するのが先なの。どうしてこの人は怒っているのか、その原因に自分がどう関わっているのかを「正しく」理解して、相手に

 ● あなたが怒っている理由はこれですよね

と分からせるプロセスが必要なんです。怒りという感情は、自分の考えていることを理解してくれないところからスタートするのです。ですから、

 ● 私はあなたのことを正しく理解していますよ

と相手に分からせなきゃならないんです。謝るのはその後なの。

だから謝ったのに相手の怒りを増やしてしまう人というのは、相手を観察して、理解する能力が無い人だということになり、それが故にディスられたり、バカにされたりするんです。

相手が怒った→すぐに謝る、という条件反射的行為は止めて、

 ● ん?なんでこの人は怒っているのかな?

と考えるプロセスを立ち上げなきゃならないんですよ。

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基本を忘れるなかれ。テレワークにこそ「報・連・相」が重要な訳

新型コロナウイルスの影響で、一気に導入が進んだテレワーク。さまざまな企業がその継続を前向きに検討していますが、そこで危惧されるのが「社内のコミュニケーション不足」ではないでしょうか。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、そんな問題を根本から解決する方法を紹介しています。

社内コミュニケーション

「お宅のところ、教育ちゃんとできてるんですか!?」

突然、電話でのお客様からのクレーム。電話を受けた社長は、「どういったことでしょうか?」と応対するも「どうしたもこうしたもないですよ!とにかく今すぐこっち来てください」と呼び出しをくらう。

大阪で内装業の社長さんのご相談を受けたときにこのようなことが度々あると仰っていました。社長は職人さんを何人も抱えているのですが、どうも報・連・相がきちんと機能出来ていないようでした。このままだとたとえ些細なミスでも、一気にお客様からの信頼を落としかねないと危惧し、改善策を模索していたのです。「現場で何か問題があればスグに連絡するように」ということは、これまで口を酸っぱくして言ってきたようなのですが、それがまるで浸透しないのです。

その原因の1つとして社長は、「職人さんにもプライドがあるのかどうなのか?些細なことなら連絡するまでもなく現場で対応・処理できる。というような意識を持っているのだろう」ということを仰っていました。その結果、何か問題があっても直接施主から連絡があるまでは社長も問題を把握できない、という状態が続いていたのです。

「現場で何か問題があればスグに連絡するように」と口酸っぱくいったところで、それが実行されていなければ全く意味がありません。こうしたことを根本的に解決していくにはまず、「こういうときはこうしなさい」という一方的なマニュアル管理だけでは、相互理解の上で成り立っていないので不十分である。ということをまずは認識することが必要です。

そのうえで「なぜこういうときはこうしないといけないのか?」「そうすることでどのような結果が得れるのか?」「お客様にとって結果的にどんなベネフィットにつながるか?」「対応が疎かになったときの自社の損失は?いくら?」など、きちんと明確に理解してもらう必要があります。

これらを1つ1つ解消しない限り、この社長の悩みは尽きることはありません。逆にいえば、コミュニケーションをしっかり取れ、ホウレンソウが機能出来れば、被害も最小に留めることも出来るし、施主への応対ももっとスムーズに出来るようになります。少々の失敗やミスで信頼を落とす、そんな不安は払拭できるのです。

ではどうやって職人達のプライドを保ちコミュニケーションを活発化させればいいでしょう?これはもう口で言っても駄目なので、プロとして、書面で契約事にするのが一番です。つまり、契約事項の中に、現場に入った時、現場から離れるときは何も問題が無くとも連絡を入れること。「お疲れさん」の一言だけでも連絡を入れること。破れば契約不履行となり、雇主は契約を解除できる。などと明文化しプロとしての仕事の1つであることを示すのです。

毎日の連絡、挨拶といったものは、コミュニケーションの基本です。当たり前に感じると思いますが、それを欠かさず行うことで連帯感は生まれるものです。そんな当たり前のことを徹底することでどんなに些細な問題があってもスグに対応可能な環境を整えることができるのです。

したがって、何か問題があって、お客様から連絡が入るよりも前に、現場からあった報告を基にこちらから先にお客様へ連絡を入れることができ、冒頭のようなやり取りを軽減、あるいは、失くすことができていくのです。これだけでもお客様からの印象は全く違ってきます。

繰り返される米国警察の暴力。在米日本人が驚く年代別死因データ

5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性が警察の過剰な暴力により死亡させられるという事件が起こりました。メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者で米国在住の医学博士・しんコロさんが、この事件を受けてデモが拡大し、平和的なデモに対しても警察が催涙ガスを使用しているなどの実態を伝えています。しんコロさんは、ある年代で「警察による暴力」が死因の6位にランキングされているという驚きのデータも紹介し、人種差別的な警察の暴力が繰り返されるアメリカの問題を明らかにしています。

アメリカのカオス

今、アメリカ全土でデモと暴動が起きています。明るいニュースではないのでここで書こうかちょっと悩みましたが、僕も気になることなので話題にしたいと思いました。

日本のニュースでは「国際ニュース」として取り上げられている程度ですが、アメリカではここ1週間ほどトップニュースになっています。騒ぎはどんどんエスカレートして全米140都市にまで広がり、40都市で外出禁止令まで出ています。

みなさんもニュースを見たからご存知かと思いますが、ミネソタ州のミネアポリスという街で、ジョージ・フロイドという黒人男性がデレク・ショーヴァンという警察官に窒息死させられた事件が発端でした。

ジョージは、コンビニで偽札を使ったという疑いをかけられました。車から引きずり出され、後ろ手に手錠をかけられました。通行人や監視カメラによれば、ジョージは警察に抵抗をする様子がなかったのにも関わらず、地面に押さえつけられました。警官デレクは地面に横たわっているジョージの首を膝で9分ほど押さえつけました。ジョージは「息ができない、助けてお願い」と懇願しましたが、デレクはジョージが意識がなくなって無反応になった後も数分に渡って首を膝で押さえつけました。

この衝撃的な映像がネット上で広がり、人種差別と警察の暴力に反対するデモが始まったのでした。その後、デモは暴動と略奪に発展しました。平和的デモを行う集団もいる一方で、どさくさにまぎれて店舗を破壊して商品を盗む集団が現れました。ボストンにニューベリー通りというブティック通りがあるのですが、この週末暴動を起こした集団にいくつもの店舗が破壊されて略奪されました。コロナウイルスによって4000万人もの失業者が出ているアメリカは、今やストレスの頂点にあります。そのストレスが爆発して、こうした暴動にまで発展してしまった可能性も十分にあります。

一方の警察も容赦せず、武装した警官が相手が女性でも突き飛ばして病院送りにしたり、子供に催涙ガスを吹き付けたり、抵抗していないデモ参加者のマスクを剥がして催涙ガスを吹きかけたり、道端にいた杖をついたおじいちゃんを突き飛ばしたり、5~6人で1人のデモ参加者を袋叩きにしたり、警察の行き過ぎた暴力の映像が次から次へとネット上に流れています。アメリカ全土が大混乱です。