野田元首相“お涙頂戴”演説に泣く山口二郎教授に辛口評論家が強烈な一言

10月25日の衆議院本会議で立憲民主党の野田佳彦元首相が、安倍晋三元首相への追悼演説を行いました。この演説について国葬反対を強く訴えていた山口二郎法政大教授が絶賛したことを「知的な弱さ、頽廃が表れている」と痛烈に批判するのは、辛口評論家として知られる佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、ベルウッドレコード50周年記念コンサートを訪れた話を枕に、山口氏の発言で思い出したと友部正人さんの『乾杯』を引用。野田氏の安っぽい言葉にまんまとハマってしまっては「大学教授の肩書が泣く」と厳しい言葉を浴びせています。

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お涙頂戴に泣く山口二郎法政大教授

11月11日夜、中野サンプラザでベルウッドレコード50周年記念コンサートが開かれた。あがた森魚、小室等、中川五郎といった面々が登場したが、そのレーベルの伝説のディレクター、三浦光紀が最後にあいさつした。

三浦は私の15歳からの親友である。しかし、三浦が反演歌で私が演歌のため、その方面の話はまったくしない。コンサートにも危うく招待されないところだった。

若くして、あるいは幼くしてベルウッドのファンだったという佐野史郎や森山直太朗も歌ったが、高田漣の父親の渡や加川亮、そして大滝詠一はこの世にもういない。

かつて三浦に聞いた歌で忘れられないのが、友部正人が「浅間山荘事件」をテーマにした『乾杯』である。

今だにクリスマスのような新宿の夜
一日中誰かさんの小便の音でも
聞かされているようなやりきれない毎日

 

電気屋の前に30人ぐらいの人だかり
割り込んで、ぼくもその中に
「連合赤軍5人逮捕、泰子さんは無事救出されました」
金メダルでもとったかのようなアナウンサー
かわいそうにと誰かが言い
殺してしまえ、とまた誰か
やり場のなかったヒューマニズムが
今やっと電気屋の店先で花開く

この詩を思い出したのは、法政大学教授の山口二郎が、立憲民主党の野田佳彦の安倍(晋三)追悼演説を絶賛し、これに「悪罵」を投げつける野党支持者を「嘆息するばかり」とツイートしたことを知ったからである。

山口によれば、「野田さんの追悼演説は、今後の政治勢力の分水嶺になる」のだとか。この演説をやりたくて、国葬に参加した時も、野田は「元首相が元首相の葬儀に出ないというのは私の人生観から外れる」などと言い、その安っぽさに山口はまんまとハマってしまったわけである。

山口は国葬に反対のはずではなかったのか?安倍と同じ自民党体質の野田を手放しで礼賛するところに山口の知的な弱さ、頽廃が表れている。

友部の詩はそれに鋭いナイフを突きつけたが、あがた森魚のヒット曲『赤色エレジー』は「お涙頂戴物語」と歌って、そうした安易さを痛烈に皮肉る。

野田が相田みつをが好きなことは知られているが、いわゆる「いい人」がそれにイカれる。すべては心が決めるんだなどというココロイズムは、少なくとも政治家が口にしていい言葉ではない。トイレによく掲げてある相田の教えを嘲笑して、小田嶋隆は相田を「トイレの神様」と呼んだ。

相田に引っかかるような程度の野田の演説に感心しては、山口の大学教授の肩書が泣くだろう。小選挙区の推進にしても、山口はよく間違う男だ。

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デキる上司は、部下が苦しんでいるときに「あえて」手を差し伸べない

部下が苦しい時、上司としてどういう行動をとれば良いか、悩む方も多いのではないでしょうか。メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、「あからさまな応援はすべきではない」として、それでも上司としてやるべきことを語っています。

部下を見るとはこういうこと 苦しい時のことを見てくれる人

人間、苦しい時って周りの人間全てが敵であるかのように感じてしまうんですね。またそういう時に限って、自分に手を差し延べてくれる人がいなかったりしてね。ま、これは非常に切なくて、孤立無援みたいなことになるわけですけど、そういう状況を見守ってくれて、冷静にこちらのしていることを評価してくれる人ってたまにいるんですよ。

で、ほとぼりが冷めた頃に、

 ● 君はあの時には良く頑張ったね

って言われると、全然味方をしてくれたわけじゃないのに、助けてくれたわけじゃないのに、非常に嬉しく、ありがたく感じてしまうモノです。

これが管理職がやるべきことなんです。

部下が辛い状況、苦しい立場になった時に安直に手を出したり、助け船を出したりしたらダメなの。それはその部下の成長を阻害することになるんです。

ビジネスの場面に於ける辛い状況、苦しい状況というのは、そのままその人の成長の機会なんですから。次のステージに上がるための試金石であり、登竜門なんです。

だから部下がこうなったら、温かい目で見守ることが必要なんです。あからさまな応援はしないけど、何が起こっていて、部下がどういうことをしようとして、その結果どうなったのかを、詳らかに観察するのです。

もちろんそれで、二進も三進も行かなくなったら、それは助けてあげないと火の粉が自分のところに来ちゃいますからね。そうでなければ、手を出さず、自分でケツを拭かせるんです。

で、無事というか七転八倒の結果、どうにか事を収拾したということを見届けてから、

 ● 君はあの状況で良く踏ん張ったね

と言ってあげれば良いんです。

だいたいこういう時にはテンパっていますから、

 ■ なんで助けてくれなかったんですか!?

みたいなことを部下は言っちゃうモノですが、そこで冷静に部下を諭してあげられたら、上司としては花丸が付く合格点ですよ。

カラオケによく行く人は全く行かない人よりも心が強いって本当?

 みなさんは「カラオケ」行っていますか?コロナ禍で自粛することも多いようですが、感染の危険がない「ヒトカラ」専用のブースなどもできて、人間の「歌うことへの欲求」を感じさせますよね。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、 著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、歌うことで人間は心が健康になるとして、その根拠となる論文を示しています。

「カラオケ」が心を強くする。心理学者ウィリアム・ジェームズの話

こんにちは、ゆうきゆうです。今日も元気でお過ごしでしょうか。

さて「カラオケ」は多くの人に知られているアクティビティの一つでしょう。

名前の語源は「からっぽのオーケストラ」と言って、歌なしの音楽が流れる中、歌手のようにマイクを持って歌うスタイルが親しまれてきました。

しかしコロナ禍では、密接する空間で歌うことが感染の危険があるということで、休業が続きました。

そして緊急事態宣言が明けたと同時に、営業再開で驚くほど満員になったお店もありました。

この現象からも、多くの人に「歌いたい」という欲求があることが分かります。

今回は、歌うことが心理学的にどのような効果があるのか、お話していきましょう。

心を強くする!「歌」が持つパワー

心理学者のウィリアム・ジェームズは、「心の健康のためには歌うことが重要だ」と述べています。

彼は「幸せだから歌うんじゃない、歌うから幸せになれるのだ」とまで言っているんです。

確かに歌は、メロディーに心を通わせてリズムを取りながら、大きな声を出して発散することができます。

人間にとって気持ちを発散させるのは重要なことです。

つまり歌には気持ちを発散させ、より楽しい気持ちにさせたり、心をスッキリさせるという効果があるのです。

よってカラオケに行くことも手ですし、生活の中に歌を入れてみるというのも一つの手でしょう。

暗示も強くなる?歌うことの効果

例えば、オリジナルの適当な歌を歌いながら、自己暗示をかけるのもアリです。

適当なメロディーでも良いですし、好きな曲に「自分天才~自分天才~」などのように、自分で言葉を考えて歌うのでも良いでしょう。

そうすると気持ちがラクになったり、自己暗示をより効かせることができます。

このとき、メロディーや歌詞はなるべくポジティブなものを選んでいただくのが良いでしょう。

鼻歌を心がけてみるのもオススメです。

本当に適当な歌で良いので、是非やってみてくださいね。

何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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外国人が、大仏を「Dai-butsu」と訳してしまう日本にクールさを感じない訳

「クールジャパン」と銘打ち、外国人がクールだと捉える日本の魅力を伝えようとしている我が国ですが、実はやっていることが外国人から見るとまったく「クール」ではないのだとか。今回、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、観光や飲食などにおいての外国人が「クール」だと思えない日本を語った一冊です。

現実を直視せよ⇒『日本はクール!? 間違いだらけの日本の魅力発信』

 

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日本はクール!?間違いだらけの日本の文化発信

ベンジャミン・ボアズ・著 クロスメディア・パブリッシング

こんにちは、土井英司です。

ビジネスの世界では、「お客様を知る」ことは必須の作業ですが、なぜか日本人は「良いものを作れば売れる」という考え方をしがちです。

だから、モノ作りではアップルやサムスンの後塵を拝することになりましたし、ロンドンでは、本格博多ラーメンのお店にお客さんがいなくてガラガラなのに、Wagamamaラーメン(日本人にはまずく感じる)が大人気なのです。

本日ご紹介する一冊は、この日本人の「クール」と外国人客の「クール」のズレを正すべく書かれた一冊。

著者は、アメリカ・ニューヨーク州生まれの国際コミュニケーション・コンサルタントで、2016年から内閣府公認のクールジャパン・アンバサダーを務めているベンジャミン・ボアズ氏です(2022年10月より名称が変わり、クールジャパン・プロデューサー)。

そもそも「クールジャパン」という名称自体が自画自賛で違和感がある、“Made in Japan”のブランディングは不要、外国人観光客はゆるキャラには興味がないなど、歯に衣着せずに厳しい指摘をしており、関係者は、ぜひ読むべき本だと思います。

反対に、今後どうすればいいのかのヒントもあり、3章の「ビジネスにおけるクールジャパンの成功例」や、4章にまとめられた外国人向けの翻訳のヒントは参考になります。

大仏は、「Dai-butsu」ではなく「Big Buddha」と訳すべき、「重要文化財」を「Important Cultural Property」と訳すだけでは不十分、QRコードに馴染みのない外国人に対しては、「Point your smartphone camera here for more information」のようなメッセージが必要など、かゆいところに手が届く指摘がいくつもあり、観光ビジネスに関わる方は、必読の内容です。

死亡リスク高め命を縮める。超加工食品の食べ過ぎが招く健康被害

リーズナブルな価格や手軽さから、ついつい選んでしまうきらいがある超加工食品。しかしその過剰摂取は深刻な健康被害を招いてしまうようです。今回のメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』では現役医師の徳田安春先生が、清涼飲料水や炭酸飲料、スナック菓子や菓子パンといった超加工食品の食べ過ぎが人体に与える悪影響について解説。さらにその被害を予防するために、タバコ対策と同様の公共政策が必要との考えを示しています。

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超加工食品の健康影響

超加工食品を食べ過ぎると、さまざまな病気にかかりやすくなる。肥満、2型糖尿病、高血圧、心血管・脳血管疾患、うつ病、脂質異常症、高尿酸血症、腎機能低下、非アルコール性脂肪肝、クローン病、乳がんなどだ。結果として、死亡のリスクを高め、寿命を縮めてしまう。

超加工食品の多くは、エネルギー密度が高く、脂肪、砂糖、塩分が多い。一方で、食物繊維や微量栄養素に乏しい。超加工食品を多く摂ると栄養バランスが崩れ、1日のカロリー摂取量を大幅に増やし(約500kcal)、体脂肪の蓄積を引き起こす。米国の大規模な調査では、超加工食品を多く摂る男性では、大腸がん死亡率が高くなることが示された。

超加工食品の悪影響は、添加物や保存用物質など、非栄養成分により引き起こされている可能性もある。ある添加物は、腸内細菌群を乱し、大腸発がんを促進することが示されているのだ。超加工食品は、植物性食品に含まれる保護作用のある植物栄養成分が欠落している。中には、依存性がある超加工食品もあるので要注意だ。

超加工食品を減らす政策

超加工食品による健康被害を予防するための合理的な方策は何か?まず、超加工食品の生産と消費を減らすこと。その宣伝を制限すること。回避を勧告する公的な公共政策も必要だ。これらはタバコ対策に似ている。国際的なうねりが必要だ。

しかし、最近英国では、政府が提案したこのような政策が議会で却下されている。経済的に困難な時代には英国の国民は安い食品を必要とする、という理由だった。近年の英国では、保守党が多数派なので、英国の健康政策は進展していない。

だが、病気の原因となる食品を望む人々はいないだろう。政治がすべきことは、手頃な価格の新鮮で最小限に処理された食品の供給を確実に行うことだ。栄養疫学の専門家は、新鮮な食品で作られた出来立ての食事を促進し支援する国家的イニシアチブを広げるべきとしている。これは、公衆衛生に良いだけでなく、家族、社会、環境にも良い効果を与えることになるのだ。

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木村拓哉がついに動く?滝沢秀明&キンプリ連続退所、ジャニーズ崩壊危機にもキムタク流「だんまり」のウラ事情…妻・工藤静香の深謀遠慮か

副社長を務めていたタッキーこと滝沢秀明(40)の独立に加え、「King&Prince」の平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)が退所するなど、最大のピンチを迎えているジャニーズ事務所。藤島ジュリー景子社長は週刊文春の報道に対して法的措置を匂わせていますが、そのジャニーズの大看板、木村拓哉(50)の声が聞こえてこないのはなぜでしょうか?いまや元SMAPメンバーで唯一の生き残りとなったキムタクも、かねて「退所・独立」のウワサが囁かれてきた一人。「何が起きても決して不思議ではない」と分析するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。

ジャニーズ最大危機にキムタク「だんまり」の違和感

ジャニーズ事務所が『週刊文春』の“キンプリ、滝沢秀明を壊したジュリー社長“冷血支配””の記事を受け、“事実と全く異なる虚偽の内容を多々含む記事”だとして法的措置を検討中だそうです。

滝沢秀明氏、『King & Prince』メンバー等の一連の騒動を傍観している私が最も注目しているのは、同事務所の“大看板”木村拓哉がこの事にどんな肉声を発するのかです。

年齢で9歳、事務所への入所8年先輩のキムタクが滝沢氏にどんな言葉を発するのか…今日か明日かと胸をワクワクさせて待っているのですが…。

“世話になってきたジュリー社長を悲しませるようなことはやめろって…言ったんッスけど…”

入所から35年の大ベテランにはこれ位のコメントをして欲しかったのですが、いまのところ芸能マスコミを賑わせているのは『ぎふ信長まつり』に46万人を集めたとか、来年4月期の“月9”で『教場0』放送決定のニュースのみ。

“触れなければ時が解決してくれる”…とでも考えているのでしょうか。

事務所周辺からは、今回の騒動の責任を取ってジュリー社長が会長職に退き、新社長に東山紀之…副社長に『嵐』のメンバーが…なんて噂もまことしやかに囁かれています。

ジャニーさんやメリーさんが現役バリバリのその昔の近藤真彦が事務所に在籍していた頃、事務所にとってマッチが“長男”でヒガシが“次男”と称されていたこともありました。

しかし仕事が出来て人望があれば、滝沢氏が退所後の『ジャニーズアイランド』新社長は井ノ原快彦ではなくヒガシだったはず…。

もちろん本人の意思もあるでしょうが、なぜヒガシではなかったのか…気になるところです。

仕事に精を出す木村拓哉の本心は――

大揺れの『ジャニーズ事務所』ですが、背負って立つキムタクのスケジュールは多忙を極めています。

役者としてはまず、2022年世界同時放送&配信とされている“世界を舞台にした規格外の超大型国際ドラマ『THE SWARM』”が近々に公開される予定ですし、年明け早々には東映が社運を賭けた記念作『THE LEGEND & BUTTERFLY』が公開、そして4月期には『風間公親 教場0』がスタートします。

『教場』に関しては公開日未定ながら、本編(映画)に発展するという噂も。

また、歌手としては今年1月にリリースされ好評だった『Next Destination』に続く第3弾のアルバム製作も話が進んでいるようです。

ポーランド「ミサイル落下」騒動で判明。西側の“エゴ”が生んだ世界の分断

2019年の大阪以来、2年ぶりの対面開催となったG20サミット。なんとか首脳宣言の採択にこぎつけ2日間の日程を終えましたが、識者はこの国際会議をどう評価するのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、「世界の分断が一層決定的になった」としてそう判断せざるを得ない理由を解説。さらにウクライナ紛争停戦を巡るさまざまな動きがあるものの、その会合の場にウクライナの関係者が不在、もしくは声もかけられていないという国際情勢の裏側を明かしています。

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ポーランドのミサイル落下問題で浮上、「ウクライナの武器管理」と世界の分断を明確にしたG20

「なんだかとんでもないことになってきたな」

「国際情勢の緊張度も一段階上がったかな?」

ロシア製のミサイルがポーランドとウクライナ国境の村に落下し、2人が死亡したとポーランド政府が発表した際、私はそう感じました。

その後、様々な憶測が専門家によってもたらされ、G20首脳会議のためバリ島に集っていた各国首脳たちも情報収集と分析に追われていたようです。

G20首脳会議そっちのけで、NATO加盟国とG7の首脳たちは緊急会合を開き、concerted actionsを約束しましたが、その間、他のG20首脳は放置されていたようです。

情報が明らかになってきて、かつバイデン大統領が「まだ初期段階ではあるが、もたらされた情報を見ると、ロシアからミサイルが発射された可能性は極めて低いと思われる」とのコメントを発すると、少し状況は落ち着いたようです。

しかし、その前にゼレンスキー大統領が「これは私がずっと前から警戒してきたことであり、いつNATOの領土がロシアによるテロに襲われるかわからない象徴だ」とSNSを通じて発言していますが、個人的には珍しく勇み足のコメント・発言だったなと感じています。

そして何よりもポーランドに落下したとされるミサイルは、ウクライナ軍が発射した迎撃ミサイルであった可能性が高いと言われるようになってからは、NATO各国はロシアへの非難は弱めてはいないものの、ウクライナに対しては少ししらけムードが漂っているようです。

今回のポーランド絡みのミサイル問題に対しては、様々な可能性が語られましたが、「恐らくロシアはまだNATO加盟国を攻撃するという、NATOにとってのredlineは超えていない」というのが一応の落としどころとなるようです。

とはいえ、2月24日以降、2度目となるNATO憲章第4条に基づく会合がブリュッセルで開催されるようですが、ここでは一体何が語られるのでしょうか?非常に興味があります。

今回の件では「ロシアに直接的な責任はない」との結論に至りそうですが、懸念が示され、さらなる分析が必要と言われているのが【ウクライナの武器管理】です。

今回、ポーランド領内に墜ちたミサイルは、旧ソ連時代のミサイルということが分かってきており、その場合、そのミサイルの所属がロシアなのかウクライナなのかが判明しづらいということです。

またゼレンスキー大統領による勇み足的なコメントが、若干、欧米諸国の疑念を増大させているようで、中には「戦時中とはいえ、武器管理が出来ていないのではないか?もしそうならば、私たち(欧米、特にアメリカ)が供与してきた武器弾薬の管理も怪しい」との懸念です。

一応、アメリカもウクライナに提供する際に武器の転売を禁じ、武器管理を徹底することを約束させているとのことですが、今回の混乱を受けて、アメリカ軍の中からも「再度、ウクライナにおける武器の所在を確認させる必要がある」との声も上がってきているようです。

それに加え、議会下院が共和党マジョリティになることが確実となった今、「ウクライナに対する白紙小切手を用意することはない」という共和党の姿勢がありますので、年明けに新しい議会が開会すると、これまでの様相が一変する可能性があります。

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キンプリ 永瀬廉の涙に偽りなし。平野・岸・神宮寺「電撃復帰説」はなぜ完全消滅したか? もうあの頃の5人には戻れないから…

「King&Prince」の平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)がジャニーズ事務所を電撃退所。空中分解したキンプリに残された永瀬廉(23)はラジオで、「3人が退所したいという気持ちを聞いてから発表までが早かった」と経緯をふりかえり、高橋海人(23)と2人でグループを続けていくことを間違いとは思いたくないと涙ながらに告白しました。
実はそれまで芸能マスコミ内で、「ほとぼりが冷めたら、3人の脱退は中止されるのでは?」と、“キンプリ5人再結成”のウワサが囁かれていたのをご存じでしょうか?しかし永瀬の涙によって、その僅かな可能性も消滅したとみるのは芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。もう元には戻れないのだとしたら、今後の展開はどうなるのでしょうか?

芸能マスコミ界の「キンプリ5人再結成」説とは?

週間シングル・ランキング(11月15日付け/オリコン調べ)で『King & Prince』の第11弾『ツキヨミ/彩り』初週売り上げが79.2万枚と発表されました。

これまで最も売り上げが高かったデビューシングル『シンデレラガール』を上回り、今年度シングル・セールスがトップの『Snow Man』、『オレンジkiss』の83万枚に続く数字です。

『シンデレラ~』の初週売り上げは57.7万枚でしたが、その後は40万~50万枚をウロウロしていたキンプリがいきなり数字を伸ばしたのは、やはり11月4日に発表された脱退・退所が影響を及ぼしているからでしょう。

実は芸能マスコミ内で、ジャニーズ事務所に何か動きがあると掴んだ芸能記者の中には“『ツキヨミ~』のプロモーション?”と裏読みする輩も少なくありませんでした。

“ほとぼりが冷めた頃「再度よく話し合った結果、グループ脱退は翻意します」なんて一芝居打つんじゃないの?”なんて言い出す記者も。

しかし残念ながら涙ながらにメンバーの脱退、退所を独白した永瀬廉に嘘はないようですね。

平野紫耀『クロサギ』の視聴率は低迷中

この脱退・退所発表からのシングル最高売り上げに、知人のテレビ関係者は「ファンが最高の応援をしてあげたい、何とかとどまって欲しいからとキンプリの売り上げが伸びるのは十分に理解できるけど、どうしてその思いが平野君出演のドラマに向かわないのか不思議…」と首を捻ります。

平野は現在『クロサギ』に出演中ですが、11月4日夜の第3話視聴率が爆上がりすることはありませんでした。

このテレビ関係者は「脱退・退所の発表当日だけに、ファンは冷静にドラマを観られなかった…とも考えられるけど…」とも推測し第4話を期待しましたが、数字は爆上がりどころか今までの最低視聴率になってしまいました。

この関係者が何故ここまで注目しているのか…、それは『Snow Man』目黒蓮が出演している『Silent』が、10月31日に発表された滝沢秀明氏の退社とあたかもタイミングを合わせるかのように、視聴率がジャンプ・アップしたからです。

第4話の『Silent』は危険水域1歩手前の視聴率でしたが、滝沢氏の退社発表以後はいきなりほぼほぼ3ポイントもアップしました。

“ストーリー展開から目が離せなくなってきた”とか“(それぞれの共演者)川口春奈と黒島結菜の違い”といった視聴者の声がSNSでは溢れていますが、今のドラマ業界には厳しい時代、テレビ関係者がその“理由付け”に敏感になるのは致し方ないところでしょう。

【関連】平野紫耀キンプリ脱退の舞台裏。永瀬廉、高橋海人が情報解禁2時間前に見せた「普通じゃない仕草」に芸能記者が思うこと

東大出だけど賢くない。「死刑ハンコ」で判った葉梨法相の頭の中

死刑に関する不謹慎極まりない発言が問題視され、初めて手にした大臣の座をわずか3ヶ月で追われることとなった葉梨康弘元法相。著しく良識に欠けたと言っても過言ではない葉梨氏とは、一体いかなる人物なのでしょうか。今回のメルマガ『uttiiジャーナル』ではジャーナリストの内田誠さんが、元法相の経歴を紹介した上で、「賢い人とは到底言えない」と一刀両断。さらに即更迭の手続きを取らなかった岸田首相を強く非難するとともに、首相をとことん追求しないマスコミに対する苦言を記しています。

【関連】人命軽視する“金の亡者”。葉梨「死刑ハンコ」大臣の笑えぬ自虐と無責任

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賢い人とは到底言えぬ葉梨ハンコ法相と岸田政権の大問題:「デモくらジオ」(11月11日)から

悲しい火事というか、まあ、悲しくない火事はないのですが、村田兆治さん、マサカリ投法で有名な、あるいはサンデー兆治として復活した、復活という意味でもそうですし、トミージョン手術を最初にやった方、日本のプロ野球選手としてですね。ということでも有名なロッテの大投手でした。村田さんが東京の成城にご自宅があったということですけれども、そこで焼死されたということです。まだどういう状況だったのかについては分かっていないようですので、今後、分かるのかもしれませんが、とにかく亡くなった命は返ってきませんので、悲しいことであります。

まあ、命の重さということに関しては有名な人でも有名でない人でも同じなわけですが、犯罪を犯した人の命を奪うという刑罰を続けて良いのかという根本的な疑問が呈されている、そういうふうに考えられるようになってもうずいぶんたつのだと思いますが、何十年もそういうことが言われてきていると思うのですが、その最終的な死刑判決が確定した後、最終的な死刑の執行を行うその許可を与える権限を持っている法務大臣という、これ、他の大臣で、直接人の命を奪うことが許されている大臣というのは法務大臣以外にいない。

防衛大臣は死ぬとは限らないでしょう。死刑は必ず死を迎えさせることですので。そういうことを考えると、ちょっと特別な役職なんですよ。例えば、医者でも…この番組は各地のお医者さまに見ていただいている確率が他の番組より高いと想像していますが、医師は医師法に則って治療することが出来るわけですが、人身の拘束ということに関しては精神保険医だけですよね。精神保険医は特別な権限を持った医師であって、人の肉体を拘束することができるんですね。

これはハッキリしたことです。それ以外に警察権力というのはそれが許されている人たちですよね。いや、誰でも拘束できるという意味ではないですよ。犯罪捜査の過程で裁判所の逮捕状の発給を受けての執行、ないしは現行犯ということで逮捕出来るわけですけれど。何の話か、もうおわかりですよね。そう、法務大臣。

お辞めになりました。もう既に後任、多分、今、人事の前の時間稼ぎという意味があったのかもしれませんね。ただ、総理大臣が更迭すると決めた段階でそのまま言えば、後任は誰なんだということで色々な問題が起きてしまう。時間稼ぎをしたのかもしれませんが、ただこの間の山際経済再生大臣の件、統一教会を巡る責任をまるで感じないような答弁を繰り返して辞任、事実上の更迭に追い込まれた、あれと同じような形で今回、葉梨法務大臣の、当初は否定していた解任、更迭、これを急遽せざるを得なくなった。これは時間稼ぎという意味以上に岸田総理としてはなんとしても辞めさせたくなかったんでしょうね。それはそうですよ。

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