蓮舫氏を「雨にも濡れず演説」とバカにした維新・馬場代表が逆炎上…「おまえも傘差してたやろ」暴露され松本区議とネット史に名を刻む

東京都知事選で有権者の支持を集める立憲民主党の蓮舫氏をなんとか炎上させたいという焦りから、日本維新の会・馬場伸幸代表が4日午前2時半にSNSを更新。だが、丑三つ時に呪いの藁人形のような投稿をした結果、翌朝さっそく“逆炎上”する事態に。さすがに難癖がすぎたようだ。

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蓮舫氏に“難癖”つけた馬場維新代表、堂々炎上す

立憲民主党の蓮舫氏(56)が2日、東京都知事選(7月7日投開票)に出馬表明してから初となる街頭演説をJR有楽町駅前で行った。

この日の東京はあいにくの雨だったが、悪天候にもかかわらず多くの有権者が立ち止まって蓮舫氏のことばに耳を傾けるなど大盛況に。

現地を訪れたジャーナリストの有田芳生氏によれば、双子の子どもを持つ母親が、蓮舫氏を一目見ようと探す姿も見られたという。

だが、そんな蓮舫氏と有権者たちの“熱気”が、野党なのに裏金問題の追及に難色を示し、第2自民党と後ろ指を指されている維新のお歴々には気に入らなかったようだ。

日本維新の会所属の品川区議会議員、松本常広(ときひろ)氏(42)は3日、Xを更新し、

これは私の中では衝撃的な写真で、蓮舫議員含めた政治家は、屋根のある場所で演説、直立し、聴衆は大雨の中で傘やカッパなんですよね。 そこに違和感を抱けないところに、今の政治の危機的状況が表れているように私には思えます。

と、蓮舫氏の街頭演説を斜め上から批判。

さらに、日本維新の会代表の馬場伸幸氏(59)も、4日午前2時28分Xを更新して、

自分達は濡れないところで演説をやる、というところがこの方々の普段の政治姿勢に現れていると感じるのは小生だけでしょうか?

と、無理筋な“蓮舫叩き”に追随する姿勢をみせた。

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維新にまともな議員なし?馬場代表&品川区議がまとめて炎上の怪

ところがこの“維新ムーブ”、SNSでの評判はすこぶる悪いという。ネットメディア編集デスクが説明する。

「松本さんに関しては、しょせん“小物”の品川区議という共通認識のせいか、当初そこまで炎上はしていませんでした。弁護士でもあるため、『とりあえず武蔵小山法律事務所を使うのはやめておこう…』といった会話が隣駅・西小山の居酒屋で囁かれるていどだったんです。

ただ、その動きに遅れて追随した“大物”の維新代表、馬場さんの“蓮舫叩き”が致命的でした。多くの有権者が翌日の仕事にそなえ寝ている異常な時間帯に、食べログや価格.comの掲示板で忌み嫌われている『小生』という一人称を使って“無理攻め”を決行してしまったこともあり、翌朝さっそく大炎上してしまいました」(ネットメディア編集デスク)

かくしてSNSは「そういうのを難癖って言うんだよ」「このおっさんマジで何を言ってるのかわからん…」「雨に濡れるの気にせずに蓮舫の演説を聞いてる聴衆がそんなに怖いんか?」「雨が嫌なら有権者は家に帰る自由があるんだぞw」「まあ蓮舫バッシングが維新の大事な仕事だからな」など、馬場維新代表への批判が巻き起こる異常事態となった。

中国の経済崩壊と深く関係。なぜ日本に「ガチ中華」店がゴリゴリに増えてきたのか?

昨今メディアなどでもたびたび取り上げられるようになった「ガチ中華」なる飲食店。高級中国料理店や町中華と異なり本場の味のみを提供するガチ中華は、なぜ今日本で急激に増えているのでしょうか。今回のメルマガ『j-fashion journal』ではファッションビジネスコンサルタントでコロナ禍以前は頻繁に中国を訪れていたという坂口昌章さんが、その背景を解説。中国の経済崩壊との深い関わりを指摘しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:私をガチ中華に連れてって

私をガチ中華に連れてって

1.愉しい食事とガチ中華

ガチ中華とはガチンコ中華の略で、日本人に忖度せずに本場と同じ味の料理を出す中華料理店、あるいはその料理を指します。中には、店内は中国人だけで日本語が通じない店もあります。

私はコロナ以前は定期的に中国に出張に行っていました。最初の頃は、高級な店に連れて行かれましたが、次第に現地の人達が美味しいという店に行くようになりました。中国はとにかく食事が重要です。出張でも、何回食事ができるか、どんな料理を食べるか、どんな人に会えるか、を考えます。食事の間に仕事をするという感じですね。

中国側の人達も食事を大切に考えています。食事をしながら、仕事の核心に迫ることも珍しくありません。仕事は仕事、食事は食事という態度は信用されません。

中国の食事が好きでしたが、政治的な様々な問題、人権問題等が生じ、最早、中国とは仕事ができなくなりました。

私は中国が嫌いなわけではありせん。むしろ、中国も中国人も好きです。嫌いなのは、現政権の政治です。

よく、他人に迷惑を掛ける中国人が取り上げられますが、中国人全体が他人に迷惑を掛けるわけではありません。私は個人の問題だと思っています。人種の問題ではありません。

中国には行けませんが、中国の食事は楽しみたい。そんなことを考えている時に、ガチ中華の店が増えているという話を聞きました。

2.ガチ中華が増えた背景

日本も中国も、コロナ禍の営業制限により、多くの飲食店が倒産しました。

私は最初から飲食店の営業制限には意味がないと思っていました。そもそも日本では感染症による死亡者も一部専門家の予測ほど多くはありません。超過死亡の減少がその証拠です。

最初は未知のウイルスということで不安でしたが、次第にデータが揃ってきました。それでも、マスコミは科学的な分析より恐怖を煽る予測を優先していました。政治家も国民の生活を安定させることより、自らの権力をアピールすることを優先しました。飲食店は強制的に営業を制限され、多くの店が閉鎖され、空き店舗が増えたのです。

一方、中国でも多くの飲食店が倒産しました。仕事がなくなり、腕のよい料理人も余ってきました。こうしてガチ中華が成立する環境が整いました。居抜きで店舗を借りて、中国から料理人を呼べばいいのです。

中国の経済破綻は、富裕層、中間層の海外脱出を加速しました。日本にも中国人の移住者が増えています。中国人が高級マンションを購入しているという話も聞きます。中国人人口が増えるにつれ、故郷の味を楽しみたいというニーズも高まります。需要も供給も条件が揃ったのです。

ガチ中華は、中国人による中国人のための店でした。最初から日本人の顧客を呼び込もうとか、日本人の舌に合わせようという気持ちはありせん。

それを中国マニアの日本人が見つけ、通い始めました。日中友好の時代があり、中国生産依存の時代があり、多くの日本人は中国に通っていました。大多数は日本人向け、観光客向けの高級レストランに行っていましたが、中には現地の人と一緒に現地の料理を食べていました。

そんな日本人にとって、懐かしの味がガチ中華です。

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この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ

渋沢栄一も高く評価。「日本最初の民主的な憲法構想」を徳川慶喜たちに提出するも斬殺された人物の名

今まで私たち日本人がこれといった疑問も持たずに信じ込んできた、さまざまな歴史認識。しかしそれは「勝者」によって作られた史観に左右される場合も多々あるようです。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、「頑迷な徳川政権を薩長が武力で打倒する以外に日本の近代は始まりようがなかった」という捉え方が正しいのか否かを、とある書籍の内容を軸として考察。司馬遼太郎氏らが溺れた「過ち」についても記事中で触れています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:江戸時代に既に育まれていた憲法構想/遠山茂樹や丸山真男はなぜこれほどまでに間違ってしまったのか?《その1》

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

江戸時代に既に育まれていた憲法構想/遠山茂樹や丸山真男はなぜこれほどまでに間違ってしまったのか?《その1》

本シリーズの第7回は23年10月23日号=No1228(植木枝盛)、第8回は24年1月22日号=No.1241(中江兆民)で、それからだいぶ間が開いてしまった。それは、植木や兆民に代表される明治早々からの鮮烈な民権思想が、無から有が生じるかのようにいきなり噴出することなどあるはずがないとすれば、江戸時代のいかなる思想風土の内にそのような民権思想が胎まれたのかを知りたいと思ったのだけれども、そのヒントになりそうな本や資料に出会うことがなかったからである。

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本シリーズの第3回(No.1218)では上田藩出身の赤松小三郎の「日本最初の民主的な憲法構想」を取り上げ、また第4回(No.1220)では米沢藩士=宇加地新八の「私擬憲法案」を紹介したが、それらも突出的・先駆的な秀才による仕業という感じで、どのような歴史的文脈の中に位置づければいいのかは分からないままだった。が、去る3月、私の問題関心にピッタリすぎるほど嵌る本がついに出現した。関良基=拓殖大学教授の最新作『江戸の憲法構想/日本近代史の“イフ”』(作品社)がそれである。

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実は上述の第3回の記述は、関良基『赤松小三郎ともう一つの明治維新/テロに葬られた立憲主義の夢』(作品社、16年刊)に依っていて、同教授の明治維新観には共感するところ大だったので、先日たまたま立ち寄った日比谷の丸善ジュンク堂書店の棚の隅に差してあった一冊の背に目敏くその名前を見つけることができた。そして書名を見れば、まさに私の求めていたテーマそのものでないか。さらに棚から抜き出して帯を見ると、田中優子=前法政大学総長が写真入りで「日本を、江戸時代からやり直したくなる。いや、やり直さなければならない。強くそう思わせる、驚くべき著書だ」という推薦の言葉が載っている。「これだ!」と思わず声に出して喜んだのだった。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

既存の知的権威をあざ笑い論破する。“アカデミック”の理念とは異なるスタイルのひろゆき氏はなぜ人気者なのか?

「一億総幼稚化」とも言うべき状況が進行し、「知的」という言葉がすっかり死語と化した感のある現代日本。しかし文筆家の倉下忠憲さんは、「日本人の知的なものへの関心はなくなっていない」と感じていると言います。今回、倉下さんはメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』で、さまざまな仮説を立てつつ「日本人と知的なもの」との複雑な関係性を考察・解説しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:知的な営みへのアンビバレントな思い

知的な営みへのアンビバレントな思い

2024年の今現在、「知的生活」という言葉はどんな風に響くのでしょうか。

渡部昇一さんの『知的生活の方法』が出版されたのが1976年。1970年ごろに急激に衰退しつつあった昭和教養主義のなごりがまだ市井に漂っていた時代でしょう。知的なものへの憧れは弱まりつつありながらも維持されていたのです。

また、高度経済成長期がピークに達し、オイルショックや工業化による環境破壊の実態が明らかになったことで、「このままずっと良くなっていく」という展望が抱きにくくなっていた時代でもあります。

物質的にはたしかに豊かになった。しかし、このまま物質的豊かさを求めることには危うさがある。だとすれば、物質的ではない豊かさこそが必要ではないか。そのような機運が高まってもおかしくありません。

そう考えると、「知的生活」というフレーズはその時代の人々に求められる要素を備えていたのだと見えてきます。教養主義へのノスタルジーと、精神的充足感のある生活。今、そこにないものを求める姿勢。

その内実はどうであれ、今とは違う──そしてより好ましいであろう──生活のスタイルと価値観が提示されていたわけです。

では、現代はどうでしょうか。

■知的なものの弱まり

最近のニュースを見るたびに、日本において「知的なもの」の力が弱まっている印象を受けます。

大学や博物館の予算がない。司書が軽く扱われている。書店が閉店し続けている。フェイクニュース、コピペ記事、中身を確認しない安易な拡散行為……。数え上げればきりがありません。「知的なもの」は、この社会において衰退しつつあるように思います。

もちろん、『知的生活の方法』がヒットした時代でも、同様に「知的なもの」が力を失いつつあったのでしょう。むしろ、失われつつあったからこそ「こういうものが大切だよ」という主張が注目を集めたのです。すべての人が当たり前のようにやっていることをアピールしても「そりゃ、そうでしょ」で終わってしまいます。

今そこにないからこそ、提案することに意味がある。

その意味で、1976年頃も現代も「今はない」という点では共通しているのですが、前者の時代では、その直前までたしかに教養主義が生きていました。どういう形であれ「知的なもの」の力を信じ、そこに憧れを持つ人が社会の中に残っていたのです。

しかし、現代は違います。バブルの熱狂という「泡」が膜となり、教養時代の空気は現代までほとんど届いていません。むしろある種の歪みがあり、そうした価値観の提示は「老害」として処理されることが増えているかもしれません。どちらにせよ、「知的なもの」への憧れという系脈が大きなルートとしては現代まで引き継がれていないのです。

だから「知的生活」という言葉には、ノスタルジーも憧れもきっと生まれないのでしょう。

この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ

宮崎カーフェリーに予約が殺到。なぜ、船の旅はここまで人気が出たのか?

あなたはカーフェリーに乗ったことがありますか? 今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』で、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、以前の「雑魚寝」で「うるさく」「食べるものも粗末」な船の旅とは大違いな、現在のカーフェリーの魅力について語っています。

劇的進化!「カーフェリーの旅」が再注目されている理由。

船の旅と言えば、どんな時間を想像するでしょうか。

のんびり、ゆったり、エンターテインメントあり、食事はオールインクルーシブ、洗練された客室……。

豪華客船でのクルージングを思い浮かべた方は、船の旅は快適なものだと認識されています。

しかし、カーフェリーを思い出し、安いけれど時間が掛かる、退屈だ、食べるものも粗末、我慢するしかない。

そんな印象が浮かんだ人は、好んで船の旅を選ぶことはありません。

安さだけで利用する人の多くは、船底に近い、機械音のうるさい大広間のような客室を選びます。

知らない人がすぐ横にいて、“雑魚寝”をするのが当然です。

ぐっすり眠ることは、諦めていました。

ところが、その認識はいまや間違いであり、時代遅れだと言われてしまいます。

いま、カーフェリーは大きな変貌を遂げています。

利用客の低下を改善すべく、お客さま目線のサービスを探求し、より快適な旅の提供を目指すようになりました。

数年前からは新造船も増え、まるで豪華客船のような空間となっています。

雑魚寝をする客室は無くなり、個室が増え、バイキングレストランを備えていたりします。

こうした努力により、利用客は増え、カーフェリー復活と言えるようになりました。

アポロ計画成功の立役者フォン・ブラウンの「波乱」に満ちた人生

世界初のロケットV2号、有名なこの飛行物体はナチス政権下のドイツで開発されました。今回の『歴史時代作家 早見俊の無料メルマガ」』では時代小説の名手として知られる作家の早見俊さんが、このロケットの開発に携わったヴェルナー・フォン・ブラウンの波乱万丈の人生について詳しく紹介しています。

ロケットの父 フォン・ブラウン

1960年代、宇宙で交わされる言語は何語という質問に対し、ドイツ語だという答えが交わされました。

第二次世界大戦後、米ソは核兵器開発と共に宇宙ロケット開発も凌ぎを削ったのですが、ロケット開発に携わったのは米ソ共にナチス・ドイツの科学者たちだったからです。

特に有名な人物がヴェルナー・フォン・ブラウンです。人類史上初のロケット、V2号、人類を初めて月に送り込んだアポロ計画、ブラウンなくしては実現できたかどうか疑わしい彼の功績でした。

彼の生涯を振り返る前に世界初のロケットV2号について記します。ご存じの読者も多いと思いますが、V2号は第二次世界大戦の最中、ナチス・ドイツで開発されました。1939年のポーランド侵略を皮切りに、瞬く間にヨーロッパを制圧、ソビエトロシア奥深くに侵攻し、世界最強誇ったヒトラーの軍隊ドイツ国防軍でしたが、1943年一月、スターリングラード攻防戦に敗れて以来、劣勢に立たされます。ヒトラーは戦局を打開しようと秘密兵器の開発に躍起になりました。様々な兵器が設計され開発されたのです。

ドーバー海峡を超える高射砲、ジェットエンジン搭載の戦闘機、超巨大列車砲、超大型戦車、中でもヒトラーが特に興味を抱いたのがV1号と2号でした。V1号は空軍がV2号は陸軍が開発しました。どちらも、無人でドーバー海峡を超えてゆく兵器でした。

V1号はロケットではなく無人の小型飛行機で、スピードと航続距離はV2号に比べて劣りました。ロンドンに向け発射されたのですが、戦闘機や対空砲火で撃墜されたり、戦闘機がV1号と並行して飛び、尾翼に機体を乗せて弾道を変えて海に墜落させることが可能でした。

対してV2号はロケットです。1944年9月、V2ロケットはオランダのアントワープとロンドンに向け発射されました。飛行速度はマッハ4(音速の四倍)、撃墜は不可能です。連合軍はV2号の発射基地、輸送ルートを叩きました。

北朝鮮が飛ばす約600個の「汚物風船」がもたらした被害はどの程度だったのか?

北朝鮮から韓国に向けて飛ばされた「汚物風船」による被害が明らかになってきました。無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が現在の韓国の状況を詳しく語っています。

北朝鮮の汚物風船、落ちて爆発することも

北朝鮮が1、2次にわたって吹き飛ばし、全国各地で発見されている「汚物風船」から化学物質などは出なかったが、自動車のガラスを破損するなど実質的な被害を生んでいる。

特に住宅街や市場など住民の往来が多いところでも重さ5キロを超える積載物が爆発しないまま発見され不安を募らせている。

6月2日午前8時30分ごろ、京畿道富川市梧亭区大庄洞(キョンギド・プチョンシ・オジョング・デジャンドン)に汚物風船2個が落ちた。このうち1つがトラックの前輪の近くに落ちて爆発したため、タイヤと車両の運転席の外部が燃えて煙が上がり煤が生じた。このため風船や積載物に爆発や火災の危険がある火薬などの引火物質が含まれているのではないかという分析もでている。警察関係者は「風船の中にあったタイマーが燃え、トラックの車輪を焼いたもので、大きな火災にまで広がることはなかった」と話した。

また同日午前10時22分ごろには安山檀園区(アンサン・ダンウォング)に立つビラの駐車場にも汚物風船が落ちた。風船は駐車場に駐車されていた乗用車に落ちフロントガラスが粉々になった。

当時乗用車には誰も乗っておらず、周辺に通行人もいなかったため人命被害は発生しなかったものの一つ間違えば大きな人命事故につながることは目に見えている。破れていない袋の中にはプラスチック瓶をはじめとするゴミや土などが入っていたと伝えられた。

ソウル陽川区新亭2洞でも同日午前5時40分ごろ、道路に駐車していたSUV車両の上に風船が落ち、助手席のガラスが割れた。風船にぶら下がっていたビラや汚物などを入れたビニール袋が破れずそのまま落下し被害が大きかったものと思われる。ビニール袋の重さは約5キロと推定された。

また同日午前、安養市万安区のある市場の路地にも汚物風船の推定物体が落ち、中にあった内容物が街を覆った。幸い休日だったのでほとんどの商店が閉店していたため通行人が多くなく怪我をした人はいなかった。

慶尚北道浦項市(キョンサンブクド・ポハンシ)では、花津(ファジン)海水浴場近くの砂場で、汚物風船の推定物体が発見された。

避暑シーズンを控えて人出が集まる海水浴場などに汚物風船が落ちる場合、ややもすれば大きな被害につながりかねないという不安も提起されている。汚物風船にはタバコの吸殻、古紙、ビニールなど汚物・ゴミが含まれていることが把握された。

「叱らない」は、もうやめませんか。“温室”状態の学校教育を受けた子どもたちの悲しい末路

メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教師の松尾英明さんは、学校が「温室化」されている現状を危惧しているようです。温室化とはどんなことか?それによって子供たちの将来にどんな影響が及ぶのか?詳しく語っています。

学校の「温室化」を食い止めよう

温室育ち。蘭の花のように、守られて可憐に優美に育ったものを指す。ある意味で「お嬢様」あるいは「御曹司」という賛美でもあり、一方で揶揄的な意味ももつ。

危惧していることがある。学校が、温室化しているのである。子どもにとって全てが快適で、不快な出来事が一切起きない環境を「理想」として求められている。それも、国立や私立の特別な学校の話ではなく、公立の義務教育の学校がである。

本来、公教育というのは、遍く誰にでもという類のものである。どこかの特別な教育を指すのではない。各々がスペシャルゲストのような待遇を受けられないのは、当然である。

仮に全員が「特別待遇」になったとすると、それが「普通」になり特別ではなくなる。その場合、特別でありたい人から更に上のサービスを求められる。公共サービスや商品の一般化というのは、この繰り返しでもある。(今やスマホを一人一台持っているのが一般的というのもその一例である。)

例えば高額な学費を支払う私立学校に行けば、様々な環境設備が整っているのは当たり前である。同じものを公立に求めるのであれば、国民の理解を得て税金を上げるなどした上で、教育費への大幅な支出を求める必要がある。遍く多くの人々に何かを与えるには、想像以上の莫大な費用が必要だからである。

だから、実際の公の立場の機関はどこも、贅沢を言わずに与えられた環境を最大限に活用するよう工夫している。学校は全てを工夫と奉仕サービスで乗り切ってきた代表格だからこそ、今残業過多や業務量過多が問題になっているのである。

先に断言する。学校は、特定の観賞用の種を育てるための温室ではない。即ち、子どもをちやほやして甘やかして軟弱にする場ではない。

一見美しく咲かせたように見えても、外の環境に出したらすぐに枯れてしまうのでは話にならない。それがどうしても必要な種もあるが、人間が自然から保護しないと育たない種は、一般的とはいえない。

学校は、多種多様な子どもにとっての外の世界の入り口である。まだ弱い芽を保護する場であると同時に、来たるべき未来の社会に向けて鍛えながら育てる場である。

最初は守ってもらっていた弱々しい芽も、やがては立派な木となる。力強い大木となったその暁には、人間や他の生き物の憩いの場、拠り所となり、強い陽射しや雨から守り与える立場となる。

温室育ちではこの力が育たない。陽射しや風雨、生き物などの自然の恩恵と脅威の両方にさらされながら、そこに耐える力を育む必要がある。

健全な成長には、順境と逆境の両方が必要である。

「Xiaomi14 Ultra」を購入したスマホ専門家がハマった意外な「落とし穴」

5月16日発売のスマートフォン「Xiaomi14 Ultra」には、ドイツのカメラメーカー「ライカ」と中国の家電メーカー「Xiaomi」が共同開発したクアッドカメラシステムが採用されています。「子供の運動会とか、これ1台で完璧」と言われるカメラ性能に惹かれて、慌てて購入したのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、実際に運動会で使用し、カメラとしての感触をレポート。同時に、スマホの機能として予想外の「落とし穴」があったと報告しています。

Xiaomi14 Ultraを購入するも意外な「落とし穴」にハマる──2大家電量販店では早くも「販売終了(生産完了)」に

Xiaomi 14 Ultraを購入した。MWCでの発表会を取材したときから欲しかったのだが、日本での発表会開催時、ロンドン取材に出かけていたりして、すっかり実機に触る機会を失っていた。

発表会後、SNSをみると知り合いがここぞとばかりにXiaomi 14 Ultraで撮影した画像をアップしている。「ちょっと触ってレビュー記事を書いてみるかな」とPR代理店に貸出機の依頼をしたところ「出払っていて、貸せるのは3~4週間後になる」というメールが返ってきた。それでは、レビュー記事としてはかなり後発になってしまい、世間の注目を浴びそうにないということで「それではキャンセルします」と断ってしまった。

その後、家電量販店の通販サイトを見ると「販売終了」と書いてあったり「品切れ中でお取り寄せ」という文字が並び、もはや買える状態ではなかったのだ。

ラジオNIKKEI「スマホNo.1メディア」では、元々、Xiaomiの安達さんのゲスト出演が予定されていたのだが、一言「子供の運動会とか、これ1台で完璧ですよ」という誘い文句に火がついてしまったのだった。実は子供の運動会が6月1日にあるということで、慌てて欲しくなってしまった。

au +1コレクションやIIJmioの通販サイトで購入できそうであったが、いつ届くかわからない。そこで、5月31日、朝イチで渋谷に出かけ、パルコにあるXiaomiに期間限定ポップアップストアまで出かけて無事、購入したのだった。

翌日の運動会は晴天ということで、結構、良い感じの写真や動画が撮影できてかなり満足だ。個人的にはマクロの性能も高く、これであれば、記者会見のプレゼン写真、フォトセッション、製品のタッチアンドトライなど取材活動にかなり役立ちそうな気がしている。

これまでいくつかの1インチセンサースマートフォンを渡り歩いていてきたが、1インチの画質には心躍るものの、どうしても周辺がボケてしまいがちになり、取材で撮影するには若干、不向きな面もあった。Xiaomi 14 Ultraに関しては、被写体をキッチリと撮影できるだけでなく、連写にも耐えられるので、取材の現場には本当に役立ちそうであった。

ただ、いまのところの不満を上げるとするならば「eSIMに非対応」という事に尽きる。デュアルSIMでプラスティック、eSIMどちらも使えるかと思いきや、nanoSIMが2枚使えるだけという縛りがあったのだ。まさか、このタイミングでXiaomiがeSIMに対応しないなんて、予想外も良いところであった。

5月にiPad Proも登場し、もはや手持ちの回線はほぼeSIM化しまっただけに、この週末はeSIMからプラスティックSIMカードに切り替える手続きをしなくてはいけなくなってしまった。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

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橋本環奈「深刻な体調不良説」の裏で「公演ドタキャンに感謝」の声があがる訳。芸能記者「ただの二日酔いならいいが…」

橋本環奈さん(25)、上白石萌音さん(26)、川栄李奈さん(29)、福地桃子さん(26)が4人体制で主演の千尋役を演じる『千と千尋の神隠し』ロンドン公演で、橋本さんが二度にわたり出演をドタキャンした事件が注目を集めています。芸能関係者の間では「深刻な体調不良説」が囁かれているほか、“酒好きのハシカン”のイメージからかSNSでは「アル中説」まで。ただ、その一方で、今回のドタキャン劇は“もう一人の千尋”である森莉那さん(27)に対する粋な演出だったという見方も浮上。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

「ドタキャン」報道の橋本環奈に「深刻な体調不良説」

『週刊文春』が『千と千尋の神隠し』ロンドン公演で、橋本環奈が5月1日と23日の2回、ドタキャンしたと伝えていました。

特に5月1日は、はしかんにとっては記念すべきイギリス・ロンドン公演初日の舞台だったのにもかかわらず、上白石萌音が替わりを務めたそうです。

記事には日本からロンドン・コロシアムに足を運んだ観客の「開演15分前に休演を知らせる張り紙が出され~中略~理由説明もなく、納得いかない気持ちでした」というコメントも。

また2回目の休演となった23日の3日前には、市内の人気観光スポット「コヴェントガーデンで舞台関係者と思われる女性と楽しそうに過ごしていた」という現地在住の日本人のコメントも載せられ、休演の理由に何の説明も無いことに怒りを隠せないファンも少なくないようです。

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ハシカンのドタキャンに感謝?“粋な演出”だったという見方

この報道で、一部芸能関係者の間では、はしかんの深刻な体調不良説も噂されています。

はしかんといえば今年後期の朝の連続テレビ小説『おむすび』のヒロインです。

3月末にクランクインを迎えギリギリまで撮影を続けてからロンドンに行き、5月29日の大千穐楽後は日本に帰ってきてすぐに撮影が待っているというスケジュールですから、身体が悲鳴をあげてしまっても少しも不思議ではないような気もします。

イギリスの演劇事情に詳しい関係者に話をきくと――

「確かに主催者側の不手際はあったようですが、今回の公演で橋本と上白石のアンダースタディ(代役)、森莉那に“ひのき舞台を踏ませてあげたい”というスタッフの強い思いがあったことは事実でしょう。ただミュージカル女優としてたくさんの舞台を踏んではいるものの、ネームバリューではまだ橋本や上白石にかないません。別に観客を騙したわけではないでしょうが、森側からすれば橋本に感謝ですよね…」

続けて、はしかん側が「“莉那ちゃんは私たちのためにずっと頑張ってくれたんだから、1度はひのき舞台を経験させてあげたい”と声を出したとしても何ら不思議ではなく、チームとして絆が強いだけに実現できた“粋な演出”だった可能性も十分に考えられる」とも教えてくれました。

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目の下にクマ。「アルコールの飲みすぎ」の可能性も

深刻な体調不良”説は、5月5日にはしかんがアップしたインスタグラムの自撮り写真に、その過酷なスケジュールを裏付けるような目の下の“クマ”がはっきり見て取れたことも影響があるでしょう。

私もこの“体調不良”説には、週刊誌記者時代に苦い思い出があります。

人気女優の“体調不良”を報じるときは、決まって担当編集者と近影写真を見ながら喧々諤々の論争を繰り広げたものでした。

「何だかやつれて見えないか?」
「少し前より頬がこけているようにも見えるけど…」

そう言いながら、パッとひと目見て誰もが“確かに具合が悪そう”と思えるような写真に“証拠”を探したものでした。

女優としての過密スケジュールからくる体調不良なのか、忙しくて飲まなきゃやってられない体調不良なのか…。

「私、飲み過ぎると、目の下のクマがすぐ目立っちゃうんです」

彼女が以前何かのバラエティ番組で話した言葉が私の頭の中を駆け巡っています…。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: 福博中, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons