鍼灸師オススメ。湿気の季節の「そうめん」に足した方が良い食材

まもなくやってくる梅雨。この時期に体内にこもる熱や湿気対策として「そうめん」をオススメするのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生です。酸味を足して減退気味の食欲を刺激し、ゴーヤチャンプルーを添えて回復力を高めるなど、ジメジメした季節を乗り越えるための工夫を教えてくれます。

気分を転換する食材選び

【初夏から梅雨は「そうめん」】

蒸し暑さと、ジメジメしたうすら寒さが、交互に訪れる初夏から梅雨。雨降りが多いと、湿気でいつも体は足元や腰から冷えやすくなりますが、気温が高いと、息苦しくなるような蒸し暑さ。

体内にこもる「梅雨の湿気」に備えるには、「小麦食材」がおすすめです。体内の熱を取り除きながら、水分代謝を高める「小麦」は、この時期「そうめん」で食べるのが重宝です。

【食欲不振は、酸味の活用】

カラダの冷えを感じながら、食欲が高まらないときは、梅肉をつぶして、刻んだシソの葉を、そうめんの薬味として用いるとよいです。蒸し暑い日には、「冷やし中華風」に「そうめん」の上に、キュウリやレタスなどの夏野菜をトッピングして、梅肉やシソやお酢を使ったドレッシングをかけて食べると、暑気払いになります。

【疲労回復には、「沖縄の味覚」】

沖縄の人が食べる「ゴーヤチャンプルー」などは、そうめんに添えて食べるとよい食材です。

  • ゴーヤは体の熱を取り除きながら、肌を丈夫にして、疲労回復を促します。
  • 豆腐は体のほてりを取り除き、胃腸の働きを整えながら、滋養する効果があります。
  • 豚肉は体熱をこもらせることなく、夏場に必要な栄養補給がかないます。
  • そうめんダレに、すりごまや練りごまを加えると、免疫力、抵抗力、回復力を高める効果があります。

気持ちが落ち込み食欲のない時には、無理に食べる必要はありませんが、口当たりよく食欲をわかせる工夫をしながら、食あたりにも注意して、おいしい献立を編み出しながら食べていきましょう。

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お魚券やお肉券は幻も、今度は「お食事券」など配布に1.7兆円?

政府は25日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を被った旅行や飲食業界向け需要喚起策による支援を、7月下旬から実施する方針を固めたと時事通信が伝えている。割引クーポン発行を柱とする「Go To キャンペーン」と名付けた一連の支援策を急ぐという。

1.7兆円の予算で旅行や飲食をアシスト

「お肉券」「お魚券」はひと悶着あった挙句、幻に終わったが、「お食事券」「旅行券」は実施されそうだ。政府は2020年度第1次補正予算で約1.7兆円を確保し、旅行や飲食業界の立て直しを図る。喚起策の名称は「Go To キャンペーン」。

具体的な中身は、国内旅行の代金を半額補助(1泊あたり最大2万円)するほか、土産物店などで使えるクーポン券を発行する。また、飲食店向けのプレミアム付き食事券の発行や、イベントチケットの割引なども実施する予定だと読売新聞は伝えている。

政府は外出自粛を7月末頃までに段階的に緩和する計画を盛り込んでいて、8月1日頃には観光振興につながる自由な移動が全面的に可能となる見込んでいる。このためクーポン発行など事前準備を7月下旬から進めることにしたという。

「3密レストラン」がSNSで話題。ソーシャルディスタンスは動物?

25日にも全域で解除される見通しとなっている緊急事態宣言。しかし、解除されたとしても、私たちは日常生活を営む上で、様々な注意を払っていかなければならない。いわゆるソーシャルディスタンスと呼ばれる距離を大切にすべきだが、伊豆にとんでもない3密状態のレストランがあると、SNSで話題になっている。

カピバラでソーシャルディスタンス

それが、伊豆シャボテン動物公園内にある「森のどうぶつレストランGIBBONTEI(ギボン亭)」。確かに3密状態ではあるものの、良く見れば全てカピバラやレッサーパンダのぬいぐるみ。そう、このぬいぐるみを席に置くことで、ソーシャルディスタンスを確保しているのだ。

食のエンターテインメント化を目指し、2018年春にリニューアルしたという「森のどうぶつレストランGIBBONTEI」。実は当初からぬいぐるみは相席していたそうだが、新型コロナウィルス感染防止対策の一環として、レイアウトを変更するなどして、よりソーシャルディスタンスを確保できるよう工夫したという。

この取り組みが好評となり、今SNSで話題となっているのだ。

静岡県伊東市にある伊豆シャボテン動物公園のレストランだそうです。

カピバラさんと相席いかが? 円のアイドルと一緒に空席を守ろう|テレビ静岡・県内ニュースhttps://t.co/U0ptI6NARu

— 新井素子研究会 (@motoken1989) May 23, 2020

伊豆シャボテン動物公園
行ってきたよん(*´・ω・)
カピバラさんかわゆす pic.twitter.com/AhSLIvoamX

— なな@MAYUらー (@nananan_LGM) May 24, 2020

なんと静岡・伊豆シャボテン動物公園にはカピバラさんと相席できるレストランがあります

ちなみに以前、同公園で撮影したカピバラさんがコチラ。かわいい☺️#雑学 #トリビア https://t.co/qv3NM4i6LK pic.twitter.com/L2MLPxxFEt

— スゴい雑学 (@sugoizatsugaku) May 23, 2020

伊豆シャボテン動物公園、レストランでカピバラと「相席」 ソーシャルディスタンス確保 https://t.co/dbDbVQLk0V
カピバラと相席したいぞ

— まひる(M@HiRU) (@mahiru2501) May 24, 2020

静岡県伊東市「伊豆シャボテン動物公園」内のレストランで感染拡大防止の観点からソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保を考え人との間の座席にカピバラなどのぬいぐるみを置く取り組みが行われている。

— ナゴヤ (@ngymr) May 25, 2020

伊豆シャボテン公園、営業再開。動物公園内のレストランは「カピバラと相席」でソーシャルディスタンスを確保https://t.co/uGvqC8zyDa

— yuki (@mossye2003) May 24, 2020

ちなみに、伊豆シャボテン動物公園によると、ソーシャルディスタンスの目安はカピバラ2頭分、フェネック6頭分だそうだ。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 伊豆シャボテン動物公園

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小泉今日子「#さよなら安倍総理」ツイートに賛否。ネットに衝撃

歌手で女優の小泉今日子さん(54)が25日、自身が設立し代表を務める制作会社「明後日」のツイッターを更新し、安倍首相へ痛烈なメッセージをツイートした。


黒川氏処分、首相官邸が実質決定 法務省は懲戒と判断、軽い訓告に | 共同通信 https://t.co/gDnWPBXBht

— 株式会社明後日 (@asatte2015) May 24, 2020

小泉今日子さん 安倍首相に「さよなら」

先日、麻雀賭博を行っていたことを認め、東京高検の黒川弘務検事長が訓告処分を受けた記事を貼り付け、「こんなにたくさんの嘘をついたら、本人の精神だって辛いはずだ。政治家だって人間だもの。」とツイート。

注目はその次のツイートで、「#さよなら安倍総理」というハッシュタグをつけた。

小泉さんは、政府が閣議決定した黒川弘務・東京高検検事長の定年を半年延長させる検察庁法改正案について、「#検察庁法改正に抗議します」というハッシュタグをつけてツイートし、大きな話題となっていた。

●小泉今日子ら「#検察庁法改正に抗議します」きゃりーは削除

安倍首相をめぐっては、毎日新聞が行った世論調査で、内閣支持率が27%に急落。また、朝日新聞の世論調査でも29%と安倍内閣発足以来、最低となる数字を叩き出している。これは新型コロナウイルスに関する一連の対応が後手後手に回っていることや、黒川検事長への強引な人事対応が大きく影響していると思われる。

吠える中国。コロナ下の空白を利用して世界を威嚇する隣国の恫喝

新型コロナウイルスの完全なる収束が見通せない中、「コロナ後」を見越した大国の覇権争いはすでに熾烈を極めているようです。元国連紛争調停官で国際交渉人の島田久仁彦さんは今回、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で、中国、アメリカ、EU、そしてロシアなどの動きを分析しその狙いを探るとともに、アフターコロナの世界秩序を大胆に予測しています。

 

After Coronaの世界秩序を支配する“もの”

今、この瞬間も留まることなく拡大していく新型コロナウイルスの感染。中国・湖北省武漢市から感染が広がり、すでにその感染の波は南極大陸を除く世界全国を飲み込みました。もう数日中には公にされている感染者数は500万人を超える勢いです(現在は約490万人)。ロックダウンや自粛生活が長引く中、今、世界は例外なく大きな経済成長の著しい鈍化に直面し、「生命か経済か」という究極の選択を迫られていることは、先週号(「ロシアでさえ国家破綻か。新型コロナが世界にもたらす3つの危機」)でもお話ししました。

IMFは2020年の世界の成長率は2019年比マイナス3%と予測し、世界銀行は「もし感染拡大が長期化した場合、状況によってはマイナス5%以上の状況に陥る」と発表しました。このままでは、途上国の貧困が深刻化し、また、以前もお話しした通り、29か国の経済がデフォルトの危機に陥るとされており、リーマンショックどころではない大きなデフレと不況の波が世界を襲うとの暗い予測も出ています。

感染の第2波の存在が報じられる中、一度感染拡大が収まった国や地域でも第2波・第3波の感染を恐れつつも、“背に腹は代えられぬ”事情で経済活動の再開に動き出しています。様々な科学的・医学的な発見が出てくる中で、この決定が吉と出るか凶と出るかはいずれ分かることになりますが、私としては吉と出ることを切望します。

そのような中、地政学や国際政治の関心は【After Coronaの世界】とくに【After Coronaの勢力地図】に移っています。

After Coronaの世界で主導権を握るためにはどうすればいいのでしょうか。

私は【戦略物資(食糧、医療物資、エネルギー)の流通】、【人の流れ】、そして【情報の流れ(通信インフラ)】という3つの大きな流れを確保し、コントロールし、支配する“もの”がAfter Coronaの世界を制すると考えています。この3つの流れに関係するもう一つの大きな流れを挙げるなら、資金の流れでしょう。

勘の鋭い方であればここまでですでにお気づきかと思いますが、これらの大きな流れこそが、過去30年ほどのグローバル化を一気に推し進め、世界経済を拡大させてきた流れであると言えます(ほかには技術の著しい発展と展開もあるでしょう)。

Before Coronaの世界でこれらの“流れ”をコントロールしてきたのは誰でしょうか?

間違いなくアメリカ合衆国と中国でしょう。

新興経済国の著しい発展は目を見張るもので、大きな経済パワーとしての地位を築き始めてきたのも事実ですし、G20の構成国はそれなりにパワーハウスとしての存在感は付けてきましたが、そのパワーハウスの動向も、実際にはアメリカと中国の動きにコントロールされてきたと言っても過言ではありません。

After Coronaではどうでしょうか。

結論から先に申し上げるとしたら、【その図式は変わらない】でしょう。そして恐らく【米中による2大超大国の存在】と【その他の国々と地域】との間の格差が広がるのではないかと考えます。

間違いなくアメリカも中国も新型コロナウイルス感染拡大によって、経済のみならず、その威信も大きく傷つきましたし、何よりもトランプ大統領と習近平国家主席の指導力とリーダーシップの質を大きく傷つけたと言えます。しかし、それでも両国の世界での影響力の大きさは変わらないでしょう。

コロナ下での新しい生活様式を表すものとして「ニューノーマル」というtermが用いられていますが、私は先ほど述べた力の図式が、私たちがAfter Coronaの世界で直面する“ニューノーマル”であると見ています。

そして、その主役となり得るのが中国です。

今回の新型コロナウイルス感染症の起点となり、世界中に感染を広げた後、いち早く“克服”を宣言し、今では「コロナ下での力の空白」を利用して、自らの覇権と勢力の拡大に乗り出しています。

新型コロナに乗じて総理の座を狙う、小池百合子都知事のシナリオ

新型コロナウイルスの感染拡大以来、連日会見を開き、都独自の支援策やキャッチフレーズを駆使し胸を張る小池百合子都知事。その姿を計算高いパフォーマンスと指摘するのは、『アクセスジャーナル・メルマガ版』著者でジャーナリストの山岡俊介さんです。山岡さんは、五輪開催延期決定前後からの小池都知事の水面下の動きを伝え、都知事への再戦どころか女性初の首相を狙うシナリオを明らかにしています。

※この記事はメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2020年5月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

小池都知事本人が出演のTVCMに都税9億

緊急事態宣言の出た翌4月9日から民放6局が1時間に1本のペース(アルタ前など都内9カ所の街頭ビジョンでも)で流していた、「東京都知事の小池百合子です」で始まる、東京都が作成した新型コロナウイルス対策用のTVCM――。

一部マスコミが都税9億円も使って、小池氏は7月5日投開票の都知事再選のための前宣伝をやっているのではないかと噛みついたが、その指摘の通りだろう。都はこうした批判に、関係法令に抵触しないし、放送局側から小池氏が出演しないCM要請などないと答えていた。

だが、コロナ関連の小池氏のこの出演CMは4月18日までで打ち切られ、以降は、人気ユーチャーバーのヒカキンら4人が呼びかけるバージョンに変更された。この18日は、都知事選の公示(6月18日)の2カ月前。民放連の放送基準で禁止されている「選挙事前運動」のリミットがまさにこの2カ月前なのだ。

『週刊文春』も、このコロナ関連TVCMを出す際、小池氏自身の出演が条件となっていたというが、本紙も広告代理店筋から同じことを聞いており、小池氏がこうした批判を受けたのは無理もない。

あれだけ自民党と対立していたのに、東京五輪の1年延期が3月24日に決まるや、27日には対立する都議会自民党が3年ぶりに都の20年度予算に賛成。世界保健機関が新型コロナをパンデミックと認定した翌3月12日、小池氏は首相官邸で安倍首相と会い、新型コロナ対策を名目に手打ちした結果だった。

「安倍は自分の首相任期中に何としても五輪をやりたい。小池は小池で五輪が中止になれば今年7月に知事選で不利になるし、1年だけの延期なら来年の都議選で、小池与党の『都民ファ─ストの会』はオリンピックムードの中で戦える。そもそもコロナ騒動がたった1年で終わるわけがない。延期なら2年後が常識。これ1つ見ても、安倍も小池も国民の命より、自分の保身のためであることは明らか」(永田町筋)

 

衝撃。日本人より米国人の方が野菜をたくさん食べてたという事実

日本人といえば野菜をたくさん食べ、アメリカ人は野菜よりお肉を優先、などというイメージをお持ちの方も多いと思われますが、それは完全なる「思い込み」のようです。今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、25年前にアメリカ人の一人あたりの年間野菜消費量が日本人を逆転していた、という衝撃の事実が記された農水省発表のデータを紹介しつつ、思い込みや慢心に対して注意を喚起しています。

慢心してしまったこと

今朝は青菜のおひたしを食べた倉橋竜哉です^^;

「プディングは野菜じゃないぜ」というセリフが出てきたのは、海外ドラマを見ていたときのことでして、アメリカの田舎町にやってきた日本人2人が、レストランでランチプレートを注文したところ、サラダが乗っているはずの場所にプディングが乗っていて思わずつぶやいたセリフでした。

健康的な食生活を送っている「和食の国」日本から見たジャンクで不健康な食生活の国、アメリカのイメージ…それを表しているように思いました。

たぶん日本人の多くは、そういうステレオタイプのイメージを持っているでしょうし、アメリカで制作された海外ドラマでも、それが出てくるぐらいですから、アメリカ人もそう思っているのかもしれません。

特に野菜を食べる量で言えば、和食中心の日本人は、野菜をたくさん食べていて、アメリカ人が食べる野菜は、ハンバーガーに挟んであるレタスぐらいで、トマトケチャップを、トマトだからサラダと思っているんじゃないか…、そんなイメージを持っているんじゃないでしょうか?

恥ずかしながらですが、私もそう思っていました。

そうではないと知ったのは、農林水産省が出している資料を見たときのことでして

野菜の消費をめぐる状況について(農林水産省)

1人あたり1年間の野菜消費量で見てみると、1980年は、アメリカに比べ日本の方が2割ちかく消費量が多いのですが、その後、日本の野菜消費量は落ち続け、一方でアメリカは増え続けて、1990~94年にほぼ同じになり、95年以降は、アメリカが日本を抜き、その差が年々開いております。

1995年…今から25年前のことです。

四半世紀も前にとっくに逆転しているのに、未だに日本人は野菜をよく食べて、アメリカ人は野菜をあまり食べないというイメージが根強く浸透していることにかなり驚きました。

経済であったり、メイドインジャパンであったり、「日本スゴイ」みたいな思い込みが次々と覆されている昨今ではありますが、「食生活」についても、認識をアップデートしていかないといけないなと思う今日このごろです。

もちろん、素晴らしい点は胸を張って誇っても良いと思いますし、自虐的になる必要も全く無いと思っています。ただ、「かつて」素晴らしいと言われていたことにあぐらをかいて慢心していることが、少なからず私達の身の回りにあるのではないでしょうか。

「勝って兜の緒を締めよ」という言葉があります。日本という国や国民というレベルだけでなく、身近なチームや個人であっても、周りより上手くいくと、つい慢心してしまったり気が緩んでしまうことがありませんか?

今、日本は世界から「なぜか感染症防止がうまくいっている国」として注目されています。おそらく普段からの清潔な生活習慣と、規律を守る国民性、そして現場の方の献身がそうさせているのでしょう。それはそれで、とても素晴らしいことですが、それに慢心しかねないのが日本の弱いところであります。

「かつて」感染症防止がうまくいっていた国と呼ばれないように、ココロの帯を緩めないようにしていきたい。そう思う今日このごろであります。

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします

「慢心してしまったことはありますか?」

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「褒めて育てる」の進化系。親も教師も使える「先褒の術」とは

できるはずのことをしていない子供を思わず叱りつけた経験をお持ちの親御さん、少なくないと思われます。しかしながら叱った方も叱られた方も、その後味は決していいものではありませんよね。叱らずに済む方法、ないものでしょうか。今回の無料メルマガ『子どもが育つ“父親術”』ではそんなお悩みを解決すべく、「先褒の術」なる子育てスキルが紹介されています。

叱咤激励 – 先褒の術

「褒めて育てる」「褒めて伸ばす」とよく言いますよね。やはり子どもは、叱咤されるよりも、褒めて励まされた方が自信もつくし、意欲も湧いてくるもの。

  1. 子どもが何かうまくできて、
  2. それを褒めてあげて、
  3. 子どもはうれしくて、もっと張り切って、
  4. しっかり身についてゆく

──こんな流れですね。

日常生活の中でも、「おや、靴下、自分で履けたんだね!」とか、「お、ランドセルが片付いているぞ。言われる前に自分で学校の用意を済ませたんだね!」など、子どもの成長を見つけて褒めてあげられる場面、たくさんありますよね。こうして普段から良く見て頻繁に褒めてあげられていれば、子どもはどんどん成長していきます。

ですが、その一方で、「もうできるはずなのに、やっていないこと」に対して、親の側がやきもきしてしまうことも、あるかも知れません。そんな時にお勧めなのが、“先褒の術”。読んで字のごとく、先に褒めてしまうという方法です。

上記の流れで言えば、1.と2.の順序を逆にしてしまう方法。不思議なことに、それでもちゃんと2.→1.→3.→4.と進んで行くことが多いのです。

例えば、「食事はよく噛まなきゃね」という話をした翌日に、(よく噛んでいるかどうかに関係なく)「へぇ!今日はよく噛んでいるんだね!いい考えだ。パパもよく噛もうっと」と言ってしまう。あるいは、朝の出発前に、(実際に帽子を用意していなくても)「お、自分で帽子を用意しようとしているのかな?準備が捗って、パパ助かるなぁ」と言ってみる。

このように先に褒めてしまうことによって、子どもの中には“うまくできている自分”のイメージが湧いてきます。そして(親の見立てが正しければ、すでに能力は備わっているはずなので)すぐにその通りに動ける、という反応を引き起こすことができるのです。

この“術”を使うに当たって気をつけたいのは、あくまでも「もうできるはずなのに、やっていないこと」を対象とする、という点です。ついつい、「そろそろできて欲しいと『親が』願っていること」「もうできて当然と『親が』思うこと」を対象にしてしまう欲求に駆られてしまうかも知れませんが、そこはぐっと自制してくださいね。

この“先褒の術”ですが、私はサッカーの指導でも多用しています。小6の子どもたちにもバッチリ効果があるので、学校の先生や、スポーツ・習い事の指導者の方にも応用いただけると思いますよ。

子どもの0.5歩先に立って子どもの自信と意欲を引き出すようなこの接し方、機会を見つけて活用してみてくださいね。

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自分は特別給付金を貰っていいのかと悩む人に勧めたい1/10の寄付

新型コロナウイルスの経済対策として支給が始まっている特別定額給付金ですが、「さして収入が減ったわけでもない自分が受け取っていいものか」との声も聞かれます。そんな「罪悪感」を抱えている方に寄付を勧めるのは、無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者・廣田信子さん。廣田さんは今回、収入の10%を寄付するという「ユダヤの教え」に倣う社会貢献法を記しています。

1/10寄付、ユダヤの教えをまねてみると…

こんにちは!廣田信子です。

国民全員に1人10万円の特別定額給付金を給付する…と急に決まったときは、新型コロナウイルス対応が原因で、収入が大幅に減少した世帯に30万円を給付…のはずが突然変わったので、えっ、収入が減っていない私たちがもらっていいの?という声が知り合いからも上がりました。

県職員は給料が減っていないのだから、全員が県に寄付するように…と言ってしまった知事さんがいました。

「私は請求しません」と宣言する人、国会議員は全員請求しないとの明言もあり、特に収入が減っていない人まで受け取ることに、ちょっとためらう空気がありました。もう、どこかに飛んで行ってしまいましたが…。

そのころ、たまたま電話で話した人たちは、みんな自分より厳しい環境の人にやさしかったです。

で、もらっていいのかしら?という若い知人に、私は、国がやることは何でも遅くなるから、10万円は受け取って、もし気になるなら、自分より困っているんじゃないかと思う人に届くように寄付すればいいよ。この10万円をどうするかは、みんなが自分の心と相談だよね…という話をしました。

私と同様に、セミナーや研修ができなくなり、収入がほんとうに減ってしまっている人も、多少は貯金があるので、まだ自分は何とかなっている、貯金がないシングルマザーの家庭が、窮地に陥っているニュースに胸を痛めて、何か協力したい…と。

私は、擁護施設出身で、頼れる親もなく、自力で働きながら大学に通っている若者が、仕事がなくなり追い詰められている話に、胸が痛くなっていました。別の友人は、給食がなくなって、子ども食堂も閉まり、食事が満足にとれていない子供たちに何かできないか…と。

電話でこんな話をしていると、自分のできることの小ささに落ち込みそうになりましたが、こういう話ができる友人、知人がいることを、私はうれしく思いました。自分よりたいへんな人のために何かできないか…と考えられる「やさしさ」に触れるとほっとします。

でも、寄付って、考え過ぎると結構難しいです。企業や有名人の寄付は、金額も大きく、ニュースになることも多いので、何か意図があるように思われてしまうこともあります。

でも、意図があろうが、なかろうが、寄付そのものの価値が変わるわけではありません。それを見て、自分も寄付しようと思う人が増えるとしたら、ニュースになることにも意味があるのです。

一方で、大きな金額の寄付の話を聞くと、自分の少しばかりの寄付ではあまり意味がないように思いがちです(私も、その傾向があります)。が、そんなことはないのです(と、自分に言っています)。

その時に、ふと思い出して話たことは…よく、言われる「ユダヤの教え」として、収入の10%は寄付するのを慣習とするように…というものがあります。この習慣が、ユダヤ人に経済的な成功者多いことにつながっているとも言われています。

お金持ちでも、貧しくとも、等しく、収入の10分の1を寄付せよという教えです。誰もが、自分の身の丈に合わせて、自分より困っている人のことを思い、行動することを、神は喜び、祝福するということでしょうか。

これにならって、特別給付金の10万円のうち1万円を誰かのために寄付しようとみんなが思ったら、大きいよね…と話しました。

自分もたいへんなのに10万円ぜんぶを寄付すると、困っていないのにしっかり全額もらっている人を、批難したい気持ちが湧くかもしれません。そんな気持ちを持ったらマイナスですから、無理はしない方がいいのです。

自分と向き合って、自分の意志で、無理なく、自分自身が心から喜べることをすればいいのだと思います。誰に話す必要もありません。

かつての「和民」にも学べ。コロナ明けに飲食店が生き残る術とは

新型コロナウイルスにより、壊滅的な打撃を受けた飲食業界。「コロナ自粛」が解除された地域でも、客足が戻らず多くの店舗が苦戦を強いられています。今後、お客様に戻ってきたいただくためには、飲食店サイドはどのような手を打つべきなのでしょうか。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、お客様に「わざわざ外食したい」と思っていただくため店舗サイドがすべきことを記しています。

過去の事例から、今、やるべきことを考える!

「リーマンショック後のこの2~3年で、随分居酒屋業界には大きな変革がありました」

とは、今から約10年ぐらい前のセミナーで話していたことです。今回、掲載した写真は、当時のことを説明するために作った、居酒屋業界のポジショニングマップ。このマップをもとに、2000年前後から10年ぐらいの業界動向についてセミナーで話していました。当時は、リーマンショックの後で、居酒屋業界も非常に動きのあった時でした。そのときに説明していたことを簡単にまとめておきます。

※ 写真はこちらをご覧ください

赤い部分。ここが、2000年前後から多くの居酒屋が出店していたゾーン。なので、ポジショニングマップには、レッドゾーンということも踏まえて、「激戦地帯」と名付けました。

1992年に誕生した「和民」がその中心にいたと思います。和民は、当時、東京中心の出店でしたが、手作り料理と“ダウンサービス”が話題となった接客サービスが売りのお店で、客単価は、2,800円ぐらいから3,000円。この和民が爆発的な人気を博しました。この和民の出現により、2,800円から3,000円の客単価で、少し「非日常感」を演出したお店が、全国に増えたような気がします。

当時、僕はコンサルタントを始めたばかりの頃でしたが、このフォーマットのお店が、全国どこに行ってもあって競争が激しいなあと思っていましたが、ある程度、どこのお店もお客様に支持されていたように思います。

そして、2000年ぐらいの頃から、この2,800円から3,000円の客単価のお店よりも、ワンランク上の「アッパーミドル」と言われるお店が、少しずつ出現してきました。このゾーンは、専門性が高いことと「個室重視」のお店であったように思います。2,800円から3,000円の客単価のゾーンのお店では、“飽き足らない”という人をターゲットにしていて、このゾーンも少しずつ賑わいを得ていたように思います。

そんなころ、2008年9月に発生したリーマンショックにより、“お客様の外食頻度”が減少し、飲食業界にもかなり影響を与えました。

特に、居酒屋業界では、先述した「アッパーミドル」と言われたゾーンに位置した店は壊滅的で、このゾーンはこの後しばらく衰退してしまいました。また、「激戦地帯」に位置するゾーンの居酒屋も大きな打撃を受けたところも多くありました。

そこで、各社がお客様の外食頻度の減少、外食への出費減少に対応するために、「低価格業態」(客単価2,000円前後、もしくはそれ以下)の出店が2009年に、随分増えました。その最終系が「270円」「280円」という均一価格のお店(今の鳥貴族さんとは違った総合居酒屋)も、たくさん増えたと思います。

この「低価格業態」のお店は、その頃、多くのお客様が足を運んでいたと思うのですが、基本的には、「安ければいい!」「とにかく安く飲みたい!」というお客様ニーズに対応した店で、お客様は、高い商品力、接客力を求めていないというのが特徴でした。

リーマンショック以前は、それほど「低価格業態」の店はそれほど多くなく、多くのお客様がお酒を飲む際は、「激戦地帯」の客単価2,800円から3,000円のお店を利用していたと思います。しかし、低価格業態ができたことで、「安く飲めればいい」という人は、低価格業態へ移行し、このゾーン(激戦地帯)に残ったお客様は「外食好き」のお客様でした。

この「外食好き」のお客様は、外食頻度も高く、お店に求めるものも高いので、商品や接客に対しての要望が高く、商品力、接客力の高い店にしか集まらないような状況だっと思います。そのためか、お客様獲得のために、昔よりも商品や接客力を高めるための社内勉強会等を始めるお店がすごく多かったようにも思います。そうしないと、生き残れなかったのです(この頃、居酒屋甲子園にも参加するお店が増えていったような気がします)。

一方、品質の低い店は苦戦しているところが多かったですし、全体の利用客数も減っていたことから、閉店を余儀なくされていたように感じていました。

なので、この頃は、こんな話をしていました。

「以前の『激戦地帯』にいる居酒屋は、『質』の強化が必要で、質の強化が出来ない店は、『安く』するか、それとも店を閉めるしかないのでは…?」と。

この後、居酒屋業界は、ワインバルが脚光を浴びていくことになるのですが、リーマンショック後の一番の変革は、

  1. 低価格業態ができ、ある程度、繁盛した
  2. 以前の激戦地帯の業態に変化、質が求められるようになった

と僕自身は分析していました(あくまで私見です)。