「この程度」か、氷山の一角か。新型肺炎、現時点での最大の問題

新型肺炎についての2月15日の会見で、感染経路が判明していない事例が複数発生したことを受け、「これまでと状況が異なっている」と述べた加藤厚労相。国民の間には不安ばかりが広がりつつある状況ですが、今、政府は何を最優先すべきなのでしょうか。米国在住の作家・冷泉彰彦さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、「現在起きていること」を見定めた上で、安倍政権が新型肺炎問題に対して打つべき手を考察しています。

新型肺炎、問題は検査体制と風評

ここへ来て、新型肺炎問題では「経路不明の感染」という言い方が出てきています。この言い方ですが、まるで東京なら東京中に感染者や、潜伏期間中の人がウヨウヨいて、本格的な流行が始まっているような印象を与えます。

しかも、加藤厚労相の言い方だと、「不要不急の外出を控えよ」とか「集会の自粛」などという話になるわけです。また「新たな段階に入った」という言い方もされています。こうなると市民の恐怖感は増大して、「水際作戦」の時期とは比べ物にならないぐらいの経済活動の停滞等を招きかねません。

特に、今年度の1から3月期の経済ということでは、インバウンドの需要がほとんど半減いやそれ以上の落ち込みを示しているわけですが、これに内需の冷え込みや、経済活動全般のストップということが重なっては大変です。

問題は「経路不明の感染」という「怪しい正体不明のもの」が広がっているのではないということです。現在までの事実経過を見ていますと、問題は春節のバケーションシーズンに大多数の観光客が武漢地区から入国して、そこから何らかの形で感染が広がって市中に潜んでいたということが想定されます。

ということは、その中で「発症することで、感染の連鎖」を起こす例が徐々に見つかって、そのルートは制圧された、そう考えれば、「感染者の発見」というのは、そこで「制圧すべきルートが表面化した」と考えられるわけです。そもそも、春節シーズンの観光客を入れた時点で、相当程度の感染が覚悟されていたわけで、そう考えれば、「発見イコール、そのルートの制圧」となるのであれば、やたら不安を煽る必要はないとも考えられます。

また、春節の観光客が帰国してそろそろ14日を経過するということを考えると、「この程度」で済んでいる中でその日数が過ぎたのであれば、ピークはそんなに大きくはならないという考え方もできます。

問題は、そうではなくて、「発見」されない形で「普通の肺炎」とか「インフルのような症状」として相当多数の感染の連鎖が起きており、現時点で「表面化」しているのは本当に氷山の一角だという可能性です。

そして、実際に進行しているのは、そのどちらなのかが分からないというのが、現時点での最大の問題だと思われます。

ここを突破するには、徹底した検査拡大しかありません。検査を拡大するには、当初言われた「怪しい場合はまず電話して、受け入れてもらえるように確認してから、指定の医療機関へ」という運用ではなく、それこそ本人が「これは単なるインフル」と思い込んでいるような事例、しかも既報の感染ルートとは全く繋がりのない人も、どんどん自動的に新型肺炎検査を進める事ができるようにすべきなのです。

その結果として、観光客が離日してから14日が経過して、それでも極めて限定的な人数しか感染者はいないということが判明すれば、無用の風評被害や経済の停滞を抑止する事ができます。また、反対に相当程度の感染者が出たとしても、「表面化」が前倒しで進みますから、抑圧も早まると考えられます。

とにかく検査体制を10倍ではなく100倍程度のスケールで簡易にできるような体制が必要です。

その際に必要なのは、医療従事者への感染防止です。武漢で深刻な問題になっていますが、東京や和歌山などでも問題が起きています。特に医療機関内の感染拡大はやはり、日本の医療体制への信頼を揺るがすだけでなく、ここをしっかり抑え込めれば、検査への抵抗感もなくなるし、万が一の発症者にも適切な対応ができるし、また特別な機関でなくても対応できるようになります。

医療従事者が感染しないためのプロフェッショナルな備えを、科学的、効率的に標準化して、全国で徹底することは必要と思います。

新型肺炎を予知か。2015年にビル・ゲイツが各国に出していた警告

日本各地で感染者発見が相次ぎ、「新たな段階に入った」とされる新型肺炎問題。世界的大流行も懸念されていますが、かつてMicrosoftと関わっていた方々の間で、ビル・ゲイツ氏の「2015年の予言」が話題となっているようです。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、自身もかつて同社に所属していた世界的エンジニアの中島聡さんがその内容を紹介するとともに、新型ウイルスを生物兵器とする説が拡大してしまう理由を考察するなど、多角的に新型肺炎を取り上げています。

※ 本記事は有料メルマガ『週刊 Life is beautiful』2020年2月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

新型肺炎

新型肺炎に関して、私も色々と調べています。日本のマスコミが報道するようなことを繰り返しても意味がないので、少し違うアングルからのものを紹介します。

私の知り合い(元Microsoftの連中)の中では、ビル・ゲイツが2015年に行った TEDスピーチ(「Bill Gates: The next outbreak? We’re not ready」)が、まるで今回の事件の予言のようだということが話題になっています。ビル・ゲイツは、それほど被害が広まる前に沈静化に成功した「エボラ熱」と比べ、感染した人が自覚症状もないままに他の人に病原菌を広げてしまうような伝染病の方がずっと怖く、そのための準備をしておくべきだと各国政府に警告していたのです。

今回の事件に対する対応を見ると、検査体制・隔離施設・危機管理などで国ごとに大きな差が見られますが、まさにビル・ゲイツが必要性を訴えていたような体制を整えていた国とそうでない国の差が出ているのだと思います。

ちなみに、不幸中の幸いなのは、それほど死亡率が高くないことです(2%程度)。万が一、強毒性の鳥インフルエンザが、人から人への感染能力を持ってしまい、それが今回のように広まりだしたら、大変なことになります。

コロナウイルスの寿命『ドアノブや机で最長9日間』独研究」という報道は、今回の新型肺炎の予防に関してとても重要な情報だと思います。先週も書いたように、コロナウィルスの主な感染経路は、ウィルスの付着したドアノブやつり革を触った手から口・鼻・目を通じて体内に取り込まれる経路です。

付着したウィルスが9日間も感染力を維持するということは、ドアノブやつり革に触った手にはウィルスが付着していると考えた方が良いことを示しています。

日本でも株価に影響が出ているでしょうが、米国の株は今回の件にはとても敏感に反応しています(参照:「Stocks close lower amid rise in coronavirus outbreak」)。1番の理由は、中国が「世界の製造工場」になっているためで、伝染病のために工場が止まるなどすれば、米国の経済に深刻な影響を与えかねません。

興味深いとこでは、インド人の研究者が、新型コロナウィルスの遺伝子解析をし、そこにAIDSを引き起こすHIVウィルスと同じ配列があることから、人工的に作られたウィルスである可能性が高いと結論付け、ネットで話題になりました(参照:「Uncanny similarity of unique inserts in the 2019-nCoV spike protein to HIV-1 gp120 and Gag」)。

この件は、その後すぐに、多くの専門家が、この論文には信憑性がないことを指摘し、この「バイオウェポン説」は下火になりました。

ところが、今度は別の研究者がウィルスには人工的痕跡があると指摘し(参照:「欧州のウイルス専門家、新型コロナウイルスに『消すことのできない人工的痕跡』」)、再び「バイオウェポン説」が復活しているようです。

この「バイオウェポン説」が、信憑性を帯びて広がってしまう理由の一つが、武漢市にある武漢国立生物研究所です。ここは、中国科学院武漢ウィルス研究所が管理する危険な病原体の研究をする施設(バイオセイフティレベルが最も厳しいレベル4)です。

今回の新型肺炎が武漢市から発生したこともあり、この研究所で開発していたバイオウェポンが間違って漏れ出してしまったに違いない、という憶測が広がっているのです。

習近平国家主席の国賓待遇来日をまだ諦めきれない日本政府の愚行

新型肺炎感染者の増加が連日報じられている日本ですが、中国全土からの渡航禁止が実施されない状況に対して疑問の声も上がっています。国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、有事と言っても過言でない現在の日本の状況にあっても対中関係改善を優先する政府が「この先報われることはない」と断言し、その理由を詳しく解説しています。

日本人が決して決して決して忘れてはならないこと

日中関係が、急速に改善されています。確かに、尖閣中国漁船衝突事件があった2010年や、尖閣国有化の2012年のような「超緊張関係」よりは、いいのかなとも思えますが。とはいえ、現在の日中関係は、「異常」ともいえます。新型コロナウイルスの感染者が増えている。一番重要なのは、中国全土からの渡航を禁止することでしょう。ところが日本政府は、この当たり前のことをしない。日本政府が習近平に忖度しているからでしょう。つまり、今の日本政府は、国民の安全よりも習近平のご機嫌を最優先していることになります。それでも、長期的に報われればいいのかもしれません。しかし、日本政府の「忖度」が報われることは決してないのです。

1989年、天安門事件で中国は世界的に孤立しました。中国指導部は、どうやってこの危機を克服したのでしょうか?彼らは、「世界一ナイーブでだまされやすい日本を利用して孤立から脱却しよう」と考えた。そして、彼らは日本に接近しはじめました。1992年、天皇皇后両陛下が、訪中されました。これを見た欧米諸国は、「裏切り者の日本は、巨大な中国市場を独占するつもりだ!」と焦ります。そして、1993年から中国と欧米の関係も改善されたのです。そう、日本は、中国の苦境を救ったのです。

問題は、この後です。中国は、「利用済み」の日本を捨てました。どうしたか?1994年、江沢民政権は、国内では「反日教育」を、国外では「反日プロパガンダ」を精力的に行うようになりました。これは、「日本を米中共通の敵とすることで、アメリカが二度と中国を叩かない環境をつくる」という戦略に基づいた動きだったのです。この戦略がうまくいき、クリントン政権は熱心にジャパン・バッシングをしていました。

なぜ、中国は、これほど見事に日本をだますことができるのか?それは、中国指導部の「哲学」が「だますこと」だからです。彼らが信奉しているのは、「孔子」ではなく「孫子」です。孫子はいいます。

兵は詭道なり(戦争は、だましあいである)

つまり、戦争中は「だますこと」が「善」とされる。では、今は戦争中なのでしょうか?戦争中ではないのでしょうか?

彼らは、こう考える。「政治は、武器を使わない戦争である。戦争は、武器を使う政治である」。だから、「平時」でも「戦時」でも、彼らはいつも「戦争中」と考える。だから、「いつでもウソをつくのは善である」と考える。これ、「中国人はそうだ」といっているのではありません。「中国の指導者がそうだ」といっているのです。

天安門から30年が過ぎた。中国は、また孤立しました。それで、また同じように、日本に接近してきた。世界一ナイーブでだまされやすい日本政府は、過去の失敗に学ばず、またもや「コロリ」とだまされた。

習近平が国賓訪日すれば、「天皇陛下、是非ご訪中ください」というに決まっています。天皇陛下は立場上拒否できないので、訪中される。1980年代から1990年代の初めに起こったことが、また起ころうとしている。日本政府は、同じ失敗を繰り返そうとしている。

失敗といえば、第2次大戦時、日本はナチスドイツに接近して破滅しました。今度は、「ウイグル人100万人を強制収容」し、「現代のナチスドイツだ」と批判されている中国に接近している。また亡国の道を驀進しています。

中国指導部の「ウソ」については、話せばキリがありません。最後にこれに触れないわけにはいかないでしょう。2012年11月、中国は、ロシアと韓国に【反日統一共同戦線をつくって、日本を破滅させよう!】と提案しました。彼らは、「日本には【沖縄】の領有権はない!」【アメリカ】も反日統一共同戦線に引き入れる!」と宣言しました。卒倒物のこの話。新規読者の皆さまは、いますぐこちらの完全証拠をご一読ください。

反日統一共同戦線を呼びかける中国

日本人が決して決して決して忘れてはならないこと。それは、中国指導部の【本質】です。

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利益を相手に分からせる。今ひとつ頭が良くない部下を動かす方法

組織の中である程度の立場にいると、人に動いてもらうのは本当に大変だということを実感します。直属の部下相手にさえ、完璧に意思を伝えることは容易ではありません。その確度を上げる方法、ないものでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ』では著者の佐藤しょ~おんさんが、部下に対する合理的な指示や意思の伝え方を解説しています

行動の結果生まれるモノを理解させる

今日はマネジメント向きの話をしましょうか。

人間ってなかなか思ったように動いてくれませんよね。部下だからといって、こちらが伝えたことをちゃんとやるとは限りませんから。

そういう時に、ひとつ考えた方が良いのは、その行為、行動をやると、どんなメリット、利益が手に入るのか?なんです。これが無いってことはほとんどないわけで、なにか利得があるからやってくれって話になるわけですよ。

そんな利益を、ちゃんと相手に分からせるというのは大事なんですね。できればそれが、行為、行動の直後に得られるモノだと、それを説明するだけで動きますから。

特に今ひとつアタマが良くない人を動かす時には、これを説明してあげないと、彼らは独力でそこに気付きませんから。賢い人って、自らそれに気付いて、人に言われる前に行動をするんですけどね。

で、大抵のケースで、マネジメントという上位者は、部下よりも賢いことが多いわけで、だから上司から見たら、

 ■ そんなことはわざわざ言わなくても当たり前じゃん

と思うようなことでも、部下の方はそれに気付いていないということが往々にしてあるんですよ。え?そこまで言わなきゃ分からないのか!と驚いたことが何度もありますから。

中級レベルのビジネスパーソンには理解して欲しいのですが、作用には必ず反作用がセットになっているわけです。この場合の作用とは行為、行動のことです。反作用とはそれをしたことによって生まれる反応のことです。利益とはそんな反応のうち自分が嬉しく受け取れるものですよ。

何かアクションをしたら、その報いというか反作用が必ず生まれるわけで、それを予測しながら何をしたら良いのかを考えるわけですよ。その思考が当たり前になると、行動する前に行動の結果何が起こりそうなのかが分かってきますから。

仕事ができない人って、そうは考えないんですよね。行動と結果が同一の因果関係で結ばれていないんです。

なんであの人は私にイジワルをするんだろう。と悩む人は、

 ● あ、私のあの時のアレが原因だったんだ!

と気付かないんですね。だからトンチンカンなことをやってしまうわけ。逆にやったら良いことなのに、やらずに時間を浪費したりするんです。

特にこれが、行為行動の直後ではなく、半年後、1年後に芽が出るようなモノだと、予測できない人の方が多いんです。1年経って、あの時の行いがこの結果を作ったのだと、説明されても理解できない人だっていますから。

この予想できる未来についての時間軸の長さが、そのままその人のビジネスセンスとか、賢さに繋がって来ますからね。言われるまで気付かない人よりも、自分で予測できる人の方が賢いですし、予測した上で行動をコントロールする人の方がもっと賢いわけです。言われても理解できない、ピンと来ない人は、一番下のレベルにいるわけですね。

で、自分の部下がどのレベルにいるのかを、マネジメントが理解して、その人にあったレベル感で伝えないと、これは全く機能しませんから。

部下が動かない、の後ろにはそんな未来があるのだと予想できないなんてオチがままあるモノですから、自分が予想できるからといって蔑ろにしない方が良いですよ。

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「日本イジメ」も。新型肺炎、遅すぎる日本と各国との対応の差

全世界で猛威を振るう、新型コロナウイルス。日本では先日、一部の企業でテレワークの実施や時差出勤などが推奨され、政府からは「不要不急の外出を控えてほしい」という指示が出たが、対応の遅さに批判の声も多い。ではいったい、日本以外の各国ではどのような「新型コロナウイルス 」対策が取られているのだろうか。海外の動きをまとめてみた。

中国は?

国内外の団体旅行を禁止。オンラインで授業を行なうシステムや遠隔医療が普及している。新型コロナ発生源の中国・武漢市では、空港や鉄道を封鎖し、交通機関の運行が停止された。香港では、新型肺炎対策に3500億円を拠出すると発表し、マスク増産などの支援あてている。

韓国は?

現地に滞在する国民と留学生の帰国支援を実施。帰国後は一定期間、韓国政府が準備する臨時生活施設に隔離した。さらにコールセンターを設置し、新型コロナウイルスへの感染疑いがある患者は問い合わせることができる環境が整備された。対応はさほど日本と変わらないようだ。

アメリカは?

中国全土への渡航禁止を指示。中国・湖北省に渡航した国民は強制的に隔離され、過去14日間に中国に滞在歴のある外国人は入国を拒否される。また、流行中のインフルエンザに似た症状が確認された患者に対しても、新型コロナウイルスの検査を行なう措置を取っている。アメリカでこうした措置がとられるのはおよそ50年ぶりだそう。

マレーシアは?

新型コロナウイルスの検査は雇用主が負担し、検査や検疫期間中は「有給」の病欠とされる。また、検疫や隔離命令を受けた場合、給料は全額支給され、体調不良の社員は有給の病気休暇が与えられる。つまり、有給休暇が消化されることも、無給休暇を取ることもない。

ロシア、オーストラリアは?

ロシアは、国境の検問所をすべて封鎖。武漢から避難させた国民を、シベリアのキャンプで約2週間隔離している。また、オーストラリアも武漢に滞在する国民を帰国させ、帰国後はクリスマス島で最大2週間隔離している。

絶望の国、日本。介護保険料の値上げ&負担額増に「もういやだ」

主に、大企業で働く会社員の「介護保険料」が今年4月から大幅に上がると日本経済新聞などが報じている。昨年10月の消費増税とは、いったい何だったのだろうか?


「介護保険料」とは?

介護保険料は、介護を必要とする高齢者が少ない負担額でサービスを受けられるよう、社会全体で支える保険制度のこと。介護保険料の支払いは40歳から支払い義務が発生し、生涯にわたり支払い続ける。介護を受ける際の負担額は収入に応じて決まり、1〜3割ほどとなっている。

負担は増加するがサービスは絞り込まれる

日本経済新聞によると、介護サービスにかかった費用は2018年で10兆円。原則1割とされている高齢者の自己負担額を除いた金額の半分を国と自治体が、残りの半分を高齢者と現役世代の保険料で賄っている。団塊の世代が後期高齢者になる22年度以降は、現役世代の負担増や高齢者の負担増、サービスの絞り込みなどは避けられない見込みだ。

新型肺炎でテレワークや時差通勤に踏み切った国内企業まとめ

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、企業や自治体の間でテレワークや時差出勤を推奨する動きが広がってきている。政府が不要不急の外出の自粛や、テレワークの推進を後押しする中、実際に踏み切った企業をここでまとめてご紹介したい。これら企業の対応を見ていくと、いくつかのパターンに分かれることがわかった。

在宅勤務型

1月末から日本国内の全従業員の9割にあたる約4000人を在宅勤務させている「GMOインターネット」。当初は2週間だけの予定だったが、期限を設けず対策を続けることにしたという。必要なやり取りはメールで行い、ビデオ会議で打ち合わせすることで、在宅でも円滑な業務が可能。NHKによると、やむを得ず出社する場合は、「健康状態が良好であること」「持病を抱えていないこと」を条件とし、出社する場合は時差通勤や自転車通勤を勧めているという。

GMOインターネットの熊谷正寿グループ代表は、自身のツイッターに「在宅勤務開始から3週間。何がすごいかと言うと、業績に影響がほぼ無い。この結果を見て、そもそもオフィスが必要なのか真剣に考えている」と投稿。在宅勤務によるメリットを強調している。

クックパッド」は正社員だけに限らず、契約社員、パート・アルバイト、派遣社員、通常在席の業務委託など、国内勤務の全従業員を対象に、今月18日から28日まで在宅勤務を実施。

また、「クラウドワークス」は東京・大阪・福岡の全拠点の従業員を対象に、今月17日から在宅勤務を実施している。期間は21日までの5日間だが、状況により期間延長や勤務体制の変更、追加対応等を検討予定だという。

一方、可能な限りという条件付きだが、「新生銀行」も18日からグループのおよそ5400人の社員にテレワークを行うよう呼びかけている。「日本たばこ産業(JT)」は2017年から原則週2日までのテレワークを認めているが、新型ウイルスの発生を受けて上限を撤廃。国内の全社員を対象としている。

「NEC」も今月20日、グループ全体のおよそ11万人の社員のうち、生産現場で働く人などを除くおよそ6万人を対象にテレワークを行う方針だという。

国民を騙したツケ。安倍首相「虚偽」答弁がホテル側の回答で発覚

安倍首相の答弁内容を、ホテル側が「全面否定」していたことが、朝日新聞毎日新聞などの取材で明らかになった。安倍首相は17日の衆院予算委員会で、安倍首相の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭の会場となった「ANAインターコンチネンタルホテル東京(旧・東京全日空ホテル)」が宛名のない領収書を出したと回答。また、野党からホテル側への質問には「個別の案件は営業の秘密に関わる」として回答しなかったと答弁していた。これについて、ホテル側は「申し上げた事実はございません」と回答したという。安倍首相の反論をホテル側が否定した形となったが、果たして首相の答弁に正当性はあるのだろうか。


「これ以上ホテル側に要望しない」

「宛名が空欄の領収書を発行したことはない」とするホテル側の回答の真偽について問われた安倍首相は、自身の事務所を通じて改めてホテル側に確認したとし、「あくまで一般論で答えたもので、個別の案件については営業の秘密に関わるため、回答には含まれていないとのことだ」との回答を得たとし、安倍事務所は明細書などの発行は受けていないと述べた。また、「ホテル側には予算委員会で私が答弁する旨を伝え、確認したことを答弁している」として「これ以上、ホテル側に要望することは考えていない」と回答していた。

この答弁についてホテル側は全面否定している。当然、野党の追及は免れられないだろう。「桜を見る会」問題を最初に追及した日本共産党の田村智子参院議員は18日朝、「ANAホテルの矜持を、官僚も自民党も正面から受け止めてほしい」とツイートした。

新型肺炎はアップルもダメージか。3月の新製品発表会に中止危機

14日にはフェイスブックが「グローバル・マーケティング・サミット」の中止を発表するなど、新型肺炎流行の影響による各種イベントの延期や中止が相次いでいます。ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、世界最大の通信関連イベントが中止に追い込まれた経緯を紹介。さらにスマホの生産拠点であり一大マーケットでもある中国で新型肺炎が猛威を振るう現在の状況は、IT業界に大きなメージを与えることになるとの見方を示しています。

MWCが新型肺炎の影響でついに「中止」を決定――果たして、3月のアップル発表会は開催されるのか

毎年、スペイン・バルセロナで開催される世界最大の通信関連イベント「MWC」が中止になってしまった。

LGエレクトロニクスが早々に参加の辞退を発表したのが2月5日。その後、エリクソン、週が明けて、日本企業からソニーやNTTドコモ、楽天モバイル、さらにノキアなどが相次いで、2月23日に主催者であるGSMAが開催中止を発表した。

確かに企業として、世界中から人が集まる大きなイベントに出張者を送り込むというのは無理があるだろう。

しかし、参加を辞退する企業が続出しても、GSMAは開催を強行するかと思っていた。なぜなら、MWCのチケットは一人あたり何十万円もするし、出展料も高額だ。GSMAにとってみれば莫大な収益源であり、開催すれば、収益は確保できる。参加者が勝手にキャンセルしようが、出展者が見送ろうが、勝手に欠席するのであれば、GSMAの懐は傷まない。

しかし、開催自体が中止となれば、チケット代は返金しなくてはいけないし、出展料収入も見込めなくなる。GSMAは意地でも開催するかと思ったら、結局、中止に追い込まれてしまった。

MWCが中止になったことで、MWCには直接、参加しない企業のプライベートイベントもキャンセルとなった。また、様々な企業を集めて、製品をメディアにアピールするイベントも流れてしまった。

2月15日午後現在、ファーウェイだけがプライベートイベントの開催をキャンセルしていない状態だ(メディア関係者に「MWCが中止になってもバルセロナには来るか」のアンケートは取られている)。

今回の新型肺炎騒動は世界的に経済に大きなダメージを与えることだろう。もちろん、IT業界にとっても深刻だ。日本のメーカーも、製造拠点が中国にあるため、様々な調整に忙殺されている。また、新製品を発表したサムスン電子も、スマホの製造拠点はすでにベトナムがメインだが「部材の多くを中国に頼っており、厳しい状態にある」(サムスン電子関係者)という。

イベントという観点で見ると、次に動向が注目されるのがアップルだ。アップルは例年、3月に新製品発表会を開催している。ただ、今年は2月に中国で新型肺炎騒動が起きたため、新製品がまともに作れていない可能性が極めて高い。

また、アップルは現在、中国市場を重要なマーケットと位置づけているが、新製品発表会を開催しても、肝心の中国メディアを招待できないという憂き目にあう。そうなると、3月に発表会を開催するのか、というか開催できないと思われる。

今年、MWC前後に5Gスマホが発表、発売され、さらにアップルも3月に新製品、9月には5GiPhoneが発売されると思われるが、中国の今の状態を鑑みると、5Gスマホが安定して供給されるかも危うい。

今年、5Gスマホが盛り上がりを見せるかと思ったが、中国の状況により、業界全体で大きなダメージを負うことになりそうだ。

元国税調査官が明かす、会社員の「確定申告」大誤解と裏バナシ

前回の記事「元国税が指南。確定申告で損しない『医療費控除』の手引きとは?」では、これまであまり公に語られることがなかった「医療費控除」の真実について詳細に記してくださった、元国税調査官で作家の大村大次郎さん。今回大村さんはメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、専門家以外ではなかなか知り得ない、確定申告の申告期限に関するさまざまな「裏話」を紹介しています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2020年2月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

確定申告の大誤解2~確定申告の申告期限の裏話

確定申告の期間が始まりましたね。誤解されている方が多いようですが、確定申告は必ずしも2月15日から3月15日の間に提出しなくてもいいのです。サラリーマンの還付申告の場合は、確定申告の提出期間は1月1日から5年間です。だから、還付申告のサラリーマンは、無理に税務署が混むこの時期に申告をしなくてもいいのです。

また自営業者やフリーランスの方も、還付申告の場合は、3月15日以降でもその年のうちであれば大丈夫です。ただし、3月15日以降に申告した場合、申告書を比較的念入りに精査されるという恐れがあります。税務署は、還付申告が提出されてからすぐに還付手続きをしないと、利子をつけて還付しなくてはならなくなります。だから素早く処理をしなくてはならないのです。

申告が集中する3月であれば、税務署は素早く処理をしようとして、申告書の内容をそれほど細かくチェックしたりはしません。が、3月15日以降に出された申告書の場合は、税務署も余裕がありますので、内容を細かくチェックすることになるのです。税務署から細かくチェックされたりするのが面倒な人は、3月15日までに出した方がいいでしょう。

申告が遅れてしまった場合どうなるか?

申告が遅れたらどうなるかもお話ししましょう。申告が遅れた場合、原則として無申告加算税というのを取られます。無申告加算税は、納付すべき税額に対して、50万円までは15%、50万円を超える部分は20%が課されます。だから、本来の納税額が50万円だった人は57万5,000円を払わなくてはならなくなります。

ただ、これは税務署の調査を受けてから申告した場合のことです。税務署の調査を受ける前に自主的に期限後申告をした場合には、この無申告加算税が5%の割合を乗じて計算した金額に軽減されます。

つまり、申告が遅れたけれど、自分で自主的に申告した場合は、5%の加算税だけで済むのです。だから、申告が遅れたからといって出すのを諦めるのではなく、税務署が調査に来る前に自分で出した方がいいということです。

また、この無申告加算税のほかに、延滞税というものも取られます。延滞税というのは、延滞に対する利子のようなもので納付期限から遅れた期間に応じて課せられるものです。この延滞税は、延滞期間が2か月までは銀行の短期借入利子の1%増し、延滞期間が2か月を超える場合は銀行の短期借入利利の7.3%増しということになります。延滞期間が2か月を過ぎると、消費者金融並みの高率の利子がかかってくるわけです。だから、申告期限が過ぎた場合は、なるべく早く申告納税したほうがいいということです。

ただし納税額がゼロの場合は、加算税も延滞税もかかりません。