新型コロナ患者ゼロ。うそぶく北朝鮮が挑発に出るこれだけの証拠

世界各国が新型コロナウイルスの封じ込めに四苦八苦している中、「我が国の感染者はゼロ」と主張し続け、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮。しかし、その内実は厳しいようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、現地でキャッチした座視することができない北朝鮮情報を伝えています。

韓国総選挙後の北の動きが気になる

北朝鮮ではコロナ感染がゼロだとずっと主張しているが、かなりの感染や死者が存在するようだ。ベールに包まれていて、「ようだ」は言えるが明確なところはわからない。きょうは、各種のネットから北朝鮮の今後の動向をご紹介したい。

自由アジア放送によると中国から輸入した1、2月のコメとトウモロコシは、コメが1,300トン、トウモロコシが1,100トンで普通の年に比べると90%も減少した。北は6月まで穀物がない。この6月あたりまでの穀物ゼロの時期を「ポリコゲ」という。麦の峠という意だ。麦が出るまでの山場といったニュアンスであろう。このポリコゲをいかに切り抜けるかが、北の住民にとっては死活問題だ。特に今年は厳しい状況だ。北当局にとっても厳しい状況であるゆえ、北当局は、不正摘発と非社会主義現象の撲滅という名目のもと、トンジュ(富豪)から物資を収奪している。これまではこのトンジュを利用して北の統制のための資金を調達していたのだが、今は彼らから物資もとって金もとるというずるい行動にでている。不満をいえばただちに収容所、労働鍛錬所に送る。金正恩体制の維持のためにはなりふり構わずなんでもやるという状況になっているのだ。

ここで、トンジュという単語についてちょっと解説したい。「トンジュ」とは、北朝鮮で新興富裕層を指す単語ですなわち「お金の持ち主」という意味になる。ドンジュという単語は1990年ごろ、北朝鮮の「苦難の行軍」の最中に登場した。当時、北朝鮮は配給制社会だったが、深刻な自然災害と凶作、そしてエネルギー難などで配給ができない状況になり、多くの市民が飢え死にし飢餓が蔓延した。「苦難の行軍」が北朝鮮社会に与えた影響は様々だが、その一つがこの“トンジュの誕生”だった。「苦難の行軍」以後、「金が第一」という金銭万能主義が知らず知らずのうちに北朝鮮市民たちの間に浸透し、様々なお金持ちが登場する。市場の活性化とともに、トンジュは朝鮮労働党傘下の事業に手を出し、事業の規模を拡大して成長した。

初期のトンジュは闇市場に中国産物を供給しながら事業をする行商人だったが、市場の存在が認められ、市場の規模が大きくなり、初期の商売から脱して高利貸業、建設業、海外投資業、運送業、金融業などをさまざまの分野で徐々に地位をを上げ、北朝鮮内の国家事業、官民合作投資、国営合作事業に参入するようになった。事実上、彼らは北朝鮮内の資本主義そのものだと言うことができ、朝鮮労働党も彼らの存在をある程度認めており、特に金正恩体制に入ってからはその程度が深まり、偶像化作業に資金を寄付すれば、朝鮮労働党に入党しやすくなったためトンジュたちが労動党員であることが多くなり、トンジュのための施設も相次いで建設されることになった。実際、2010年代に平壌(ピョンヤン)で摩天楼が急速に増えたことや、地方でも建設ブームが起こったのもトンジュたちの投資のおかげだった。対北朝鮮制裁が長引き北朝鮮の経済を圧迫している中、トンジュと北朝鮮の朝鮮労働党幹部との政経癒着はますます深まっているという。「トンジュ」、ロシア語ではオリガルヒ。旧ソ連に存在した。共産圏での単語だ。

北当局は、不正摘発と非社会主義現象の撲滅という名目のもと、このトンジュから物資を収奪している。平安南道のピョンオン郡では、3月中旬に保安省が突然コメとトウモロコシ問屋(=トンジュ)の家宅捜索をやり、地下のキムチ貯蔵所をはじめ庭も掘り起こして1トン近い穀物を押収していった。このトンジュ(卸売商人)に対し「国が混乱しているのに食料を買い占めて私腹を肥やしている」との罪をなすりつけ翌日すぐに労働鍛錬所に送ったという。

「百円でええよ」が転機に。ダイソー創業者・矢野博丈の波乱万丈

日本のみならず、今や海外にも2,000店舗以上を展開する100円ショップの雄・ダイソー。その創業者である矢野博丈氏のユニークな人柄もまた、高い人気を誇っています。そもそも彼は、どのようなきっかけで100円ショップを始めたのでしょうか。今回の無料メルマガ『おやじのための自炊講座』では著者のジミヘンさんが、矢野氏の一代記をダイジェストで紹介しています。

百円の男・矢野博丈

皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

「100円でも、あなたが思っている安もの売りとは違うんですよ。同じ100万円でも、100万円の車は安ものだけど、100万円の家具は高級品ではありませんか。うちは100円でも高級品を売っているんです。ボロじゃ、安ものじゃ、言わないで欲しい」

書店で何気なく手に取った大下英治著『百円の男 ダイソー矢野博丈』の中の一節である。今や日常生活になくてはならない存在になった100円ショップ「ダイソー」をゼロから創り上げた男・矢野博丈の一代記。

一度だけテレビで矢野社長を見たことがある。広島県出身の朴訥としたおやじといった風貌の社長は、「こんなに大きな会社になるとは思わなかった」「いつつぶれるか分からないので、社員には毎日そう言っている」と、意外な言葉を吐いた。大企業のトップになった今でも、質素な暮しをしている。不思議な経営者だなという印象が残っている。

「インフレになって原価が上がって、運賃が上がって、人件費を払って、倒産するかもしれない。質素にしておこう。今は良くても、インフレが来たら一発で倒産だから」

矢野博丈は、1943年中国・北京で8人兄弟の末っ子として生まれた。親が与えた名は「栗原五郎」であるが、後に婿養子になり、下の名も変えた。祖父は広島県の大地主であり、父親は医者という恵まれた環境であったが、敗戦によって祖父は農地改革で没落、父は貧しい家庭の患者から治療代を取らなかったので、貧乏医者になった。

矢野は学生結婚をした妻の実家のハマチ養殖業を継いだが、うまくいかず倒産し、医者であった兄に金を借りたまま夜逃げする。東京へ出た矢野は、さまざまな職業を転々とした後、「バッタ屋」という日用品の移動販売を知る。それは、メーカー在庫品など売れ残り商品を安く売る商売で、面白いように客が集まり、売れた。ある時、あまりの忙しさに思わず口にした「100円でええよ」が転機になる。

100円均一で売る商売を思いついた彼は、仕入れのスタイルを変えた。利益を取るのではなく、客に喜んでもらうため、売価100円の範囲で可能な限り質にこだわった商品構成に変更した。1987年スタートした「100円SHOPダイソー」は、バブル崩壊以降売り上げを伸ばし、破竹の進撃を続ける。大創産業の直近の売上高は4,757億円、店舗数は国内3,367店、海外2,175店にのぼる。

「自分の能力がないのに、会社がこんな規模になってしまって、なんだか申しわけない気持ちでいっぱいだ。ありがたいを越えて、申し訳ないというのがじつのところだ」

100円の男・矢野博丈は、もう潰れるんじゃないか、今日もそうつぶやきながら商品のあいだを駆けまわっている。

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自宅待機の今こそ、販売員が頭の中で実践すべき「仮説立て」とは

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため営業を自粛する店舗が増えている今、店頭に立てず歯がゆい思いをしている販売員の方も多いと言います。しかし、そんな時こそ普段の接客について考えることができるタイミングだとするのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で今回、接客力向上のため自身も実践しているという「逆説的検討術」を紹介しています。

逆説的検討術

販売員も自宅待機が増えている中、会社からのトレーニングを行なっている方も多いと聞きます。私の友人のハイブランド販売員も、今は自宅で会社から出されたトレーニングに没頭していると言っていました。店頭に出勤することもままならない今は、そうした動きも増えていますね。

さて、そんな状態の時というのは、色々と接客について考えることができるタイミングでもあります。どんな仕事でもそうですが、接客のレベルを上げるためには、仮説立てて、実際にやってみるという2段階の要素が必要です。

「実際にやってみる」というのは、普段の接客現場でよくやっている人が(無意識的にも)多いのですが、案外、「仮説立て」という部分ができていない人が多いものです。普段の仕事の中で、考える余裕もなく日々が過ぎていくからでしょう。そういう人ほど、今のような時間にしっかり仮説を立てておき、いざ店頭に出れるようになったら、実践をしてレベルアップを図ることができるのではないでしょうか。

さて、そんな仮説立てについてですが、私はよく、「逆説的検討術」を使います。まぁ適当に言葉にしただけですが、要は、今、正解だと思っていることを逆説的に検討してみるということです。そして実際にやってみることで、本当に正解だったのか、それとも、まだ変化できる余地があるのかを考える材料にしています。

例えば、接客では笑顔でいることが良いとされています。これは誰に聞いても、ほとんどの人がそうだと言うでしょう。これを逆説的に検討してみると、「笑顔でいない方が良いのではないか?」という仮説が立てられます。当たり前とされていることを、あえて逆説で考えてみるわけです。

実際に私は、これを販売員時代に仮設立てて店頭でやってみました。あえて笑顔ではない方が、売上が上がるかもしれないという仮説です。結果は、笑顔でいる時の方が、何倍も売り上げが良かったということで、結局笑顔でいる方が良いという確認ができたのですね。

当たり前っぽく聞こえるかもしれませんが、実際に両方をちゃんと試してみて、結果を測った人なんてほとんどいません。だから私は自信を持って、笑顔でいることの重要性が説けるわけです。

これはあくまでも確認のための話ですが、逆説が正説になることもあります。自分では、「当たり前」「これが正解」だと思っていたようなことが、いざ逆説でやってみると、「あれ?こっちの方が良いんじゃない?」と感じることって、結構あるのです。そうしたきっかけを作るためにも、逆説的検討術を使ってみるというのは面白いと思っています。

ぜひ、普段の接客で正解だと思うことを、逆説で検討してみてください。何か面白い発見があるかもしれませんよ。

今日の質問です。

  • あなたが普段やっている接客の中で、「これが絶対に正解だ」と思うものにはどんなことがありますか?
  • それを逆説で仮説立てると、どんな接客の仕方になりますか?

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新型コロナを防げ。免疫力を高める「若杉ばあちゃん」食養の心得

新型コロナウイルスによる感染症予防に重要とされるのが、個々の免疫力。その免疫力の向上には、十分な睡眠、適度な運動とともに食事も大きな役割を果たすと言われています。では、具体的にはどのような食材をどう調理して食べるのが「正答」なのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、日々「安全で健康な食べ方」を発信している若杉友子さんが、食養の心得を説いています。

緊急企画「今こそ免疫力を高めよう」

各地で広がる新型コロナウイルス感染症。感染症の予防に大切だといわれる一つが「免疫力」です。今こそ自らの生活習慣を見直し、免疫力を高める努力や工夫をすべき時かもしれません。

弊社から『体温を上げる料理教室』を刊行された“若杉ばあちゃん”の愛称で知られる若杉友子さんは、「体は薬ではなく、食べ物で立て直さなくてはいけない」と説きます。

若杉さんが説く食養の心得とは──?本書の中から一部をご紹介します。

陰陽を理解すれば、安全で健康な食べ方がわかってくる

陰陽を知る一番大事なことは、何をどのように食べればいいかがわかってくるということです。陰性のものは体を冷やすからといって絶対に食べてはいけないというわけではなくて、要するに、かしこく工夫して食べる。これが大切なんですね。

たとえば、大豆からできるお豆腐は極陰だけれど、陽性の火でゆっくり時間かけて温めて湯豆腐にして、薬味をいっぱい散らして陽性の醤油をかけて食べれば、陰陽が調和するでしょう。そういうふうに食べ方を工夫することが大事なんです。それは私たちが健康に生きていくための知恵になるんですね。

スパゲッティを食べるときも、ケチャップとかトマトはものすごく陰性だから、ナポリタンとかトマトスパゲッティというのはあまり食べないほうがいいのですが、ちょっとにんにくとか唐辛子とか野草や薬味を利かせて塩味のペペロンチーノ風にすれば、主食にもなって陰陽のバランスがとれてきます。

また、トマトはサラダで食べたいという人もいるでしょう。そういうときは、塩をつけて少し陽性にして食べればいい。あるいは、火を入れてスープにして食べるようにすれば、これも陽性になるからいいでしょう。

それから夏になれば旬の茄子を食べたくなるでしょう。そういうときは保温と殺菌作用を持つ生姜をいっぱいすりおろして、油でジュウジュウ焼いたところに醤油と生姜を少し多めに入れて炒めて、すぐに火を止める。そうすると、陰陽の調和がとれておいしくなります。

陰性のものも、調理方法や食材を工夫して陽性になるようにして食べていくことが大切なんです。そのために陰陽を勉強しましょう、と言うわけです。

料理とは、陰性の食物(植物)を火や調味料(味噌・塩・醤油)を使って陽性にする仕事です。陰と陽は体のねじ回しで、陰性で緩んで陽性で締まる。これは宇宙の大真理です。真理を知って少しでも安全な状態にしてから食べてもらいたい。

こういう考え方が理解できると、砂糖を入れると陰性になるけど、熱や塩や醤油で濃いめにすればいいのだとわかるでしょう。

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コロナ「ワクチン」早くて9月にも実用化。英大学が臨床試験実施へ

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、世界中で早期のワクチン開発が望まれている。そんな中、英オックスフォード大学の研究チームが、新型コロナウイルスへの感染を抑えるワクチンを、早ければ9月にも実用化すると明らかにした。候補となるワクチンは4月中に臨床試験を始める予定としている。

新型コロナワクチン 9月にも実用化へ

11日付の英タイムズが伝えたところによると、研究チームを率いるサラ・ギルバート教授は「8割の確率で新型コロナに効く」と語っているという。

新型コロナウイルスのワクチンを巡っては、NIH(アメリカ国立衛生研究所)がアメリカの製薬会社「モデルナ」と共同で、今年1月中旬から新型コロナウイルスのワクチンの開発を始めていて、第1段階の臨床試験が3月16日にワシントン州で始まったと発表。しかし、実用化までには1年以上かかる見通しと伝えられている。

また、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も1月からワクチン開発に着手していて、臨床試験は9月までに始めると発表していた。

ギルバート教授らのワクチンが早期に実用化できれば、世界中で広がる新型コロナの感染を食い止める効果が期待できそうだ。各国の厳しい外出制限で停止状態にある経済活動も、平常時への復帰が大幅に早まる可能性があるとされている。

河野防衛相「けしからん」。コロナの影で中国が繰り返す挑発行為

新型コロナウイルスの影響は米軍にも及んでいる。アメリカのメディアによると、横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港とする「ロナルド・レーガン」など合わせて4隻の米軍空母の乗組員から陽性反応が出ており、10日付の中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は「ウイルス感染によって米海軍の全世界への展開能力はすでに深刻な打撃を受け、米軍は対処困難になっている」との軍事専門家分析を報じている。すでに3日、ベトナム漁船が中国海警局の船舶に追突され沈没していると時事通信が報じた。


中国が覇権を拡張

中国軍の爆撃機「轟6」、早期警戒管制機「空警500」、戦闘機「殲11」は10日、台湾周辺を飛行。先月16日には初の夜間飛行を行なっていた。ほかにも、中国が軍事拠点化を進めている南沙諸島には「科学研究」施設が設置され、ベトナム漁船は中国海警局の船舶に追突され沈没しているなどの問題も起きている。米軍は南シナ海で中国軍をけん制しているが、電磁波によって米軍艦の兵器や制御システムを一時的に使用不能にすることもあり得るという。

軍事挑発は日本にも

産経新聞によると、領空侵犯の恐れがあるとして航空衛隊機は、中国機に対して1〜3月で合わせて152回の緊急発進を実施しているという。沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の水域でも、ほぼ毎日中国公船が航行している。こうした状況を受け、河野太郎防衛相は13日、中国について「極めてけしからんと思っている」と強く批判した。

露は日本射程のミサイル配備か

日本の脅威は中国だけではない。防衛省のシンクタンクである防衛研究所が提出した報告書では、日本が射程に入る中距離ミサイルをロシアが将来的に配備する可能性について言及。東アジアにおいて、ミサイルの分野で軍拡競争が発生する可能性があるという。

国会議員の出勤率7割減へ。月額129万4千円の歳費は2割程度削減か

与野党は13日、1日あたりの国会議員の出席数を約3割程度に抑え、衆院の委員会開催を1日あたり4つ程度に絞る方針で合意したと毎日新聞などが報じた。期間は緊急事態宣言が出されている間とし、法案などの採決時は除くという。立憲民主党の安住淳両国対委員長は、民間企業にできる限りの在宅勤務を要請していることについて触れ「範を示さなければならない」と述べたとしている。

国会議員の歳費は?

また、自民党の役員会では13日、新型コロナウイルスの感染拡大が収束するまでの期間、国会議員の給与となる「歳費」の一部を削減することを検討していく方針を決めた。削減された分は対策費に充てる。削減幅は公明党や野党と調整するというが、民主党政権時の東日本大震災の際に2割削減をしていたことから、今回の削減幅も「2割程度」の削減と予想されている。

二階幹事長は、「歳費を削減して、国民の国民の奮起、戦うということをしっかり支援していく」とし、「歳費削減には法律が必要で、野党とも十分話し合いをしなければならず、丁寧に進めていきたい」と述べた。

国会議員の歳費については橋下徹氏が「今こんなにもらうのは申し訳ないと思う国会議員は日本の国にはいないのか」と自身のSNSで怒りの声をあげていた。

橋下氏のほかにも、丸山穂高議員も議員の歳費やボーナスについて疑問を呈していた。

楽天に落胆?キャリアサービス開始直前にキーマン2人が離脱の怪

4月8日に正式サービスがスタートする楽天モバイルから、事業のキーマン2人が退職していたことがわかり憶測を呼んでいます。メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』の著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは、この2人の前職や担っていた役割を紹介し、このタイミングでの離脱を訝しく思っています。石川さんはさらに5Gサービスの地方展開においてソフトバンクとKDDIの協業が決まり、5Gにおいても楽天の苦戦を予想しています。

楽天モバイルから相次いでキーマンが離脱――サービス開始直前、社内でなにがあったのか

4月1日、日経ビジネス電子版が楽天モバイルの副社長であった徳永順二氏とマーケティング担当であった大尾嘉宏人氏が楽天を退職していたことを報じた。大尾嘉氏が退社するという情報は2月上旬、徳永氏の話は3月上旬には業界ではすでに有名な話であった。

徳永氏は楽天入社前はソフトバンクで渉外部門を担当。ソフトバンクから楽天への電撃移籍が業界内で話題となっていた。また、大尾嘉氏はMVNOの楽天モバイル時代から、記者会見にも登壇するなど、同ブランドの顔的な存在であった。渉外とマーケティングのキーマンが、サービス開始直前に離脱するとは、社内的に「何かがあった」と推測したくなってくる。

商用サービスの目玉である「月額2980円で使い放題」や「楽天Link」に対して、社内で擦ったもんだがあったのかもしれない。徳永氏をあれこれネットで検索してみると、ソフトバンク時代に渉外担当として「0ABJ IP電話」の品質基準に関する規制緩和を内閣規制改革会議創業等WGにプレゼンした資料が見つかる。ソフトバンクの渉外担当として、外国と比べて厳しい品質基準を設ける総務省に対して、規制緩和を迫っていたのだ。

楽天モバイルでは、090などの番号でIP電話が使える「楽天Link」がウリになっている。まさに、IP電話の推進は、徳永氏がソフトバンク時代に渉外担当として手掛けていた悲願だったにもかかわらず、なぜ、このタイミングで楽天モバイルを去ることになったのか。

また日経ビジネス電子版では、三木谷浩史社長が、CTOであるタレック・アミン氏を重用し、発言権が高まって来たことが大尾嘉氏が辞めたという推測をしていたが、そもそもタレック氏は技術の人であるし、大尾嘉氏はマーケティングサイドの人間だ。

昨年10月に無料サポータープログラムを開始したが、当時の混乱に対して陣頭指揮をとって処理していたのは大尾嘉氏であったし、その直後に会う機会があったが、相当、苦労した様子であった。そんな苦労話を聞きつつ、「来年のサービス開始を楽しみにしています」と話したのだが、まさか楽天を辞めてしまうとは思わなかった。

果たして、楽天モバイルの中で何があったのか。立て続けに2人のキーマンが楽天に落胆し辞めてしまうとは誰が想像したであろう。

あの読売がメルヘン調に。各紙の定番コラムが報じた「外出自粛」

7都府県に緊急事態宣言が発出され、人との接触を極力8割減らすために一層の「外出自粛」が求められています。その影響は、新聞各紙の定番コラム筆者にも及んでいるようで、テレビ会議や休校中のリモート授業など、そろって「外出自粛」周辺の話題を取り上げています。紹介するのは、メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』の著者で、ジャーナリストの内田誠さん。読売新聞コラムの意外なメルヘン調に、人が弱気になる様を見るなど、感じるところを綴っています。

各紙の見出しラインナップ

◆1面トップの見出しから……。
《朝日》…「休業の損失 国が補償を」
《読売》…休業要請 調整難航
《毎日》…手探り コロナ緊急事態
《東京》…保育園休園 戸惑い

◆解説面の見出しから……。
《朝日》…休業要請 足踏み3日
《読売》…都、休業「大きく網」
《毎日》…学校再開 揺れる判断
《東京》…武漢封鎖解除 警戒は解かず

◆プロフィール
■ウェブ会議■《朝日》
■眠眠…じゃなくて休眠打破■《読売》
■オンライン授業の可能性■《毎日》
■故郷は遠きにありて…■《東京》

ウェブ会議

【朝日】の「天声人語」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ヘッドホンや家庭用プリンターの売れ行きが好調ななか、最も売れているのが「ウェブ会議用の小型カメラ」という話から。「どんなに働き方が進化しても、1人の知恵には限界」があるので、「会議」というものがなくなることはないと断言。それに、今回のことをきっかけにして、「テレワークの世界的潮流が元に戻ることはあるまい」という。その頃には「会議」の名称も変わり、「遠議」とか「隔議」と呼ばれるようになるかもしれないと。

uttiiの眼

そんなにウェブカメラが売れているとは。私の自宅パソコンを含め、デスクトップだろうがノートだろうが、予め上端中央にカメラが装着されているものが多いのだが、ウェブ会議となるともうちょっと別のものが必要になるのだろうか。私の場合、NSAに盗み見されたくないので、カメラはガムテープで封印しており、最初からないようなものだが(あのエドワード・スノーデン氏もそうしているはず)。

眠眠…じゃなくて休眠打破

【読売】の「編集手帳」。手帳子は自宅でコラムを書くようになって3週目になるのだという。出社しないでもとりあえずは仕事になるコラム担当などは、どんどん在宅勤務化していることが想像される。

コラムの書き出しは、ある日、タクシーのなかで同乗していた若手の同僚が『眠眠打破』のコマーシャルに気付いたことから。若い記者は『眠眠打破』を「小学校の時に習った」と、変なことを言い出したという。しかし、誰もそれを訂正できなかった。その後、子どもの頃に習ったのは「休眠打破」で、これは、植物の花芽が寒い時期を眠った状態で過ごす「休眠」を、春になって「打破」して目覚めることを意味する言葉だったという。

自宅の窓を開けた編集子は、「そよ風が吹き込み、草木の香気をうっすらと感じた」。読者には「不要不急の外出を控えることには、運動不足やストレスの蓄積など“副作用”がある。適度に体を動かしていますか」と。専門家の間には、新型コロナウイルスは「暑気に強くないのではとの期待がある」として、「眠ってくれないか」と。

uttiiの眼

知らなかった。「眠眠打破」はナンチャッテ中国語だと、ずっと思ってきたのだ。この種のドリンク剤の場合、有効成分はカフェインで、飲めば眠気が覚めるというのが“売り”。ウイルスには「眠眠打破」も「休眠打破」も止めてもらい、サッサと眠り込んでくれよと願うのは、ちょっと《読売》らしくないメルヘンの世界。実際には「3密」を避け、人との物理的な距離を確保して家に引きこもることが蔓延を阻止する唯一の方策なのだろう。仕方がないとはいえ、しんどい話です。

それでも、もし、近くにあまり人が行かないような里山がある方は、是非訪れてみて下さい。ストレスを解消するだけでなく、何かを発見するチャンスかも。

このままでは「医療崩壊」不可避。中途半端な対策が招く感染拡大

先日掲載の「剥がれた化けの皮。安倍首相『やってるフリ』で逃げ切り図る賭け」では、総理の新型コロナウイルス対策のちぐはぐさを指摘した、ジャーナリストの高野孟さん。今回も高野さんは自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、充分な損失補償をせぬままに企業や店舗に休業を求める政権の姿勢を批判するとともに、このような中途半端な施策が、日本をニューヨークのような医療崩壊状態に陥らせると警鐘を鳴らしています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2020年4月13日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

何事も中途半端で「虻蜂取らず」に陥る日本──「医療崩壊」突入は避けられないのか?

安倍政権の打ち出す新型コロナウイルス対策は、どれをとっても中途半端で勘所を外しており、それ故に虻蜂取らずというか、二兎を追う者は一兎をも得ずという典型的な失敗に突き進んでいる。その背景には、自分の頭で考え自分の言葉で語るだけの脳力を持たず、肝心の場面では役人が書いた作文を棒読みするしかない安倍晋三首相の存在があるが、その安倍首相を操っている今井尚哉補佐官を筆頭とする役人集団がまた戦略的理性を欠いたまま戦術的過激に走る君側の奸ばかりであるために、ますます事態を悪化させている。

名著『失敗の本質』のエッセンスを鈴木博毅は次の6点に要約したが(ダイヤモンド・オンライン17年2月13日号)、それはそのまま今の安倍政権の有様を語っているようにさえ見える。

  1. 「戦術」で勝って「戦略」で負ける
  2. 現実を自分に都合よく解釈し、戦果を誇大認識する
  3. リスクや脆弱性から目を背ける
  4. 現場の優れた人物を左遷し、肩書が上の人間の責任を追及せず
  5. 戦闘の第2ラウンド、第3ラウンドの想定をしない
  6. 情報の徹底的な軽視が生む、非現実的な楽観主義