なぜ、最近の「ビジネス書」は“物足りない”本が多くなってしまったのか?

大型書店に行くと夥しい種類の本がズラリと並んでしますが、中でも多くのサラリーマンが足を止めているのがビジネス書のコーナーです。今回のメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』では、Evernote活用術等の著書を多く持つ文筆家の倉下忠憲さんが、昨今のビジネス書に感じた「物足りなさ」の理由と、多くのビジネス書が誇大な表現を使い続けることによって「置き去り」にしてきたモノについて深く考察しています。

 

ビジネス書が置き去りにしてきたもの。人文的実用書に向けて

圧倒的な物足りなさ

最近のビジネス書コーナーに並ぶ実用書に心躍ることが少なくなってきた。言い換えれば、心に残らなくなってきたのだ。

そもそも書店に並んでいる表紙やタイトルを見ても手に取ろうとは思えないし、気まぐれに手に取った本の目次や内容をパラパラと眺めていても「これ!」という感じはしない。もうこの段階で「買おう」とすら思えないのだ。

私が興味を持つ分野の本であれば、「えいや」と買ってみることもあるが、読み終えるまでの時間はただただ苦痛でしかない。

別に間違ったことが書いてあるわけではないし、文章が下手くそというわけでもない。ただただ圧倒的につまらないだけである。

たしかにそれらの本は、「わかりやすい」のかもしれない。あるいは、綺麗に理論が構築されているのかもしれない。しかし、そういった要素はつまらなさを解消はしてくれないし、逆効果であることすらある。

これは極めてまずい状況だと言えるだろう。なぜなら「本」はつながっているからだ。一冊の本への評価は、その本の評価だけに留まらず、ある種の外部性を持っている。

たとえば、わかりやすいけどつまらない本は、心に残らないばかりか、マイナスの印象が残ることもある。そうなると、読者は実用書というジャンル全体にマイナスの印象を持つかもしれない。もしそれがはじめての読書であれば、本というカルチャー全体に不信感を覚えることすらある。

そのようなことが広範囲で発生すれば、本の売れ行きがよくなることは考えられない。むしろ徐々に悪くなっていくだろう。特に現代では、実用的ノウハウを伝える媒体は書籍以外にもたくさんある。ある種の「わかりやすさ」で言えば、そうしたメディアの方が優れていることすら珍しくない。

そんな環境において、「おもしろくない本」を一体誰が手に取るだろうか。お金を払って買おうと思うだろうか。もし、書店に「わかりやすいが、おもしろくない本」が溢れ返っているならば、そうしたジャンルの売り上げは厳しくなって当然である、というのは決して言い過ぎな表現ではないだろう。

中国が目論む「台湾撹乱戦争」6年以内に勃発も?戦狼外交の生みの親を駐米大使に任じた習近平の狙いとは

先日掲載の「『台湾危機』勃発なら中国の攻撃で必ず巻き込まれる日本の都市名」でもお伝えしたとおり、米軍司令官が6年以内に起こる可能性を示唆した中国による台湾侵攻。7月末に実現した米国務副長官の訪中でも両国の融和が図られることはありませんでしたが、果たして中国は2027年までに台湾に対して軍事的なアクションを起こすのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では著者で元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、「6年以内の中国による台湾の武力統一は非常に困難」としてその理由を解説。さらに戦狼外交の生みの親を駐米大使としてワシントンに送り込む習近平政権の意図についても考察を巡らせています。

【関連】「台湾危機」勃発なら中国の攻撃で必ず巻き込まれる日本の都市名
【関連】米軍は台湾にすら近づけず。情報筋が明かした中国人民解放軍「真の実力」

 

米中対立の狭間で揺れる台湾

「台湾の“再統一”は中国、そして中華民族にとっての宿願であり、中国政府が成し遂げるべき最後のピース」

習近平国家主席が就任して以来、常に語られてきたのが、台湾の再統一です。毛沢東の成し遂げたカリスマ的な実績、そして一度は否定された実績を自らに重ね合わせ、中国を次の段階に押し上げ、新たなカリスマを目指す習近平国家主席にとって、香港の中国化、新疆ウイグル自治区およびチベットの中国化というピースを埋めた後に残る最後の、そして最も重要なピースこそが台湾です。

それは、習近平国家主席が2期目の任期をスタートさせる際に掲げた”One China and One Asia”構想にも表れています。側近と思われる方たち曰く、「台湾の再統一こそがOne Chinaのlast pieceであり、One Asiaのための不可欠なcritical pieceなのだ」とのこと。

ニクソン政権時に台湾を“見捨て”、中国共産党が統治する中国を外交相手として選んだアメリカとしては、そのパートナーである中国の望みに介入するようなことはないはずですが、冷戦時代に語られたドミノ理論の名残でしょうか。

中国共産党への対抗軸として、杭として存続し、また米国経済と不可分の関係を築いた台湾を“紅い波“から守るのは、自由民主主義の雄としての役割との考えから、アメリカ政府と軍は、象徴的な意味合いも込めて台湾の“現状維持“を、共産主義・全体主義との闘いの最前線に位置付けているように思われます。

それは南シナ海、ASEAN、東シナ海などに広がるアメリカと同盟国の権益と安全と並び、アメリカのアジア戦略にとって失うことのできない権益に位置付けられています。

トランプ大統領以前の政権では、時折、台湾を挟んだ米中の対峙はありましたが、あくまでも双方の覇権の分岐点としての位置づけを持っていたように思いますが、トランプ政権、そしてバイデン政権と、米中間の競争と対立が鮮明化してくるにつれ、台湾海峡のコントロールこそが、その対立の勝者のシンボルととらえられる向きがあるように思われます。

今年2月に行われた米中外交トップによる会談(@アラスカ)での意見の激しい対立は、米中の関係回復のチャンスをつぶし、対立・確執の図式が固定化されたようにも思われます。

それがはっきりしたのが、7月25日から26日のウェンディ・シャーマン米国務副長官の訪中時のやり取りでしょう。彼女は2月のアラスカでの会談にも同席していましたが、今回、バイデン政権の高官として初めて中国を訪問するということで、何らかの融和の機会を探るのかと期待されましたが、その期待は王毅外相が示した激しい対立姿勢で完全否定されました。

 

巣ごもりで空前のブーム。家庭菜園やガーデニングでバカ売れした驚きのアイテム

コロナ禍によるリモートワークや外出自粛で生活スタイルが丸っきり変わってしまったという人は多く、自炊の頻度が上がった人の中には、料理に使うハーブや野菜などを自分で育て始めた人が増えています。ただ、初めてのガーデニングや家庭菜園には失敗が付きもの。失敗を解決してくれるアイデア商品がヒットしているようです。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では今回、IoTセンサーで水やりなどの失敗をなくす商品とちょっとした不便を解決してくれるアイデアグッズを紹介。ヒットを生むヒントを伝えています。

モノにコトを加えて、顧客価値を生み出す ~ガーデニンググッズに学ぶ選ばれる理由の作り方

在宅時間が増えたことにより、消費者の家での行動が変わり、それにともなって、「時間の使い方」も変わりました。中でも、ガーデニングなどの園芸に、時間を使う人たちが増えています。総務省の家計調査によると、2020年の、一世帯あたりの園芸用植物と、園芸用品の支出額が、昨年対比で4747円増えているそうです。

私も家で仕事をする時間が増えたので、家の中のことも気になって大掃除をしたり、いらない家具や漫画本なんかを整理したりしましたが、庭のこともやはり気になって、いろいろといじっています。

これまでは、春から夏にかけて、育てやすい朝顔とゴーヤを、プランターで育てる程度でしたが、今年は、それに加えてバジルやパクチーといったハーブ類を育てたり、青梗菜(ちんげんさい)やにんじんなど、比較的育てやすい野菜を選び、庭に場所を確保し、そこを耕して、肥料をやり、「種」から育てるようになりました。

消費者が園芸をやる時間が増え、種や苗が売れるようになってくると、ガーデニング用の便利なグッズといった、周辺需要も拡大します。中でも注目したのが、農業支援をするIT企業、プランティオが出した、「グロウ・コネクト」とよばれるセンサーです。スマホのアプリと連動させると、野菜の水やりのタイミングなどを知らせてくれる、というものです。

野菜は、種類によってケアをする内容が異なります。トマトには水をあまり多くやらなかったり、逆ににんじんなんかはたっぷりやるなど、水やりのタイミングひとつとっても、勝手が違います。このセンサーは、土の温度や水分量の具合を測ってくれて、一番いいタイミングを知らせてくれる、という機能がついています。

水やりは足らないと枯れてしまいますし、やりすぎても根っこが腐ってしまうこともあります。それに、どうしても朝忙しかったりすると、忘れたりするので、園芸の初心者にとっては、とてもありがたい機能です。このスマホのアプリを使えば、園芸の専門家に質問や相談もできるそうなので、お困りごとも解決できます。

値段は3万円以上するそうですが、日経新聞によると、昨年8月にネットで販売した際には、120台が1日で完売したそうです。需要が伸びている市場の中で、他が手を出していない、隠れたニーズを見つけられたことが、このヒットにつながったと言えます。

もう一つのポイントは、「水やり機」というモノに、水やり忘れアラームや、困りごと相談コーナーというコンテンツ(=コト)を、スマホアプリで付加したことにあります。これによって、「庭の水やり忘れ」とか、「やりすぎ注意」などのうっかりミスが減って、庭が健全に保たれます。まさに、水やり機を売るのではなく、「より良い庭づくり」を売っていますよね。これが選ばれる理由になっています。

逆ギレ毒妻が自ら切り出した「離婚」の二文字。娘の親権を持ったのは妻か夫か?

ふた昔であれば、夫の浮気に愛想をつかした妻が子どもを連れて離婚といったケースは珍しくありませんでしたが、女性の社会進出が進んだいま、「男女逆転現象」が起きていると語るのは、無料メルマガ『10年後に後悔しない最強の離婚交渉術』の発行者で、開業から16年で相談2万件の実績を誇る行政書士の露木幸彦さん。今回、露木さんはある夫婦の実話を元に、しつけを放棄し家庭内で孤立した妻と、育児に献身的な夫との離婚劇を紹介しています。まだ4歳の娘の親権を取ったのはどちらだったのでしょうか?

離婚の現場で起きている「男女逆転現象」。時代は大きく変わった

 

突然ですが、質問です。子どもの親権を獲得するのに夫と妻、どちらが有利だと思いますか? 夫婦が離婚したら子どもを引き取るのは「妻」だと思っている人が大多数でしょう。しかし、最近では本気で子どもを引き取りたいと望む「夫」が増えている印象です。具体的には、子どもにとって母親は「いない方がいい存在」だと結論づけていたり、母親がいない生活を詳細にシミュレーションしたり、家事や育児、教育を一手に担うべく両親や兄弟姉妹、職場の協力を取り付けたり、限られたお金、時間、体力のなかでも1人で子どもを育てようと真剣に考えている場合です。

愛人を囲って金を貢ぐ夫。パチンコにふけって借金を作る夫。大酒飲みで家のなかで暴れる夫。そして愛想を尽かして出て行く妻。昭和時代にこのような光景は珍しくありませんでした。しかし、すでに平成が終わり、令和も3年に突入した今、これらはもはや二昔前の古いイメージです。

現在は女性の社会進出が進み、男性と同等の賃金と高いプライドを手に入れたことで離婚の現場では「男女逆転現象」が起こっています。特に子どもの親権を決める場面が顕著ですが、妻は妻で子どもに固執せず、愛情を忘却し、さっさと親権を放棄することも珍しくありません。 

例えば、夫が家事や育児を担当し、手が空いたのをいいことに妻が外で遊ぶようなケース。夫に秘密を知られ、修羅場に至っても大丈夫。経済的な不安はなく、むしろ人生をやり直すチャンスだと前向きにとらえて、子どもを夫に押し付け、離婚を躊躇しないような妻です。

娘のしつけを保育園に「丸投げ」の妻に夫ため息

そんな新時代の離婚の形が増えていますが、赤尾大志さん(仮名、36歳)もその1人です。大志さんが一時的に職を失っていたとき、家のことを任されていた名残で、今でも4歳の娘の育児や家事の大半は大志さんが担当していました。

「妻(34歳)は人任せで、自分では何も教えようとしないんです! 娘はまだ4歳なので、性格も素直で教えられたことは吸収しやすい年頃だから、どうせ教えるのなら今がいいのに」 

大志さんは唾を吹き出さんばかりの勢いでそう訴えかけていたのですが、一体、何があったというのでしょうか? どうやら妻は娘さんに物事を教えるのを面倒に感じているらしく、最低限のことすら教えようとせず、結局、大志さんがすべて代わりにやらざるを得なくなったようなのです。

例えば、トイレの使い方、排便後のお尻の拭き方、衣服の着脱の仕方、たたみ方、食事の仕方、箸やお椀の持ち方、顔の洗い方、歯磨きのやり方、平仮名の読み書き、絵の書き方、時計の見方、数字の数え方などなど……。 

ついに大志さんも業を煮やして、妻に「少しは自分でやったらどうなんだ」と詰問したのですが、妻は意に介さず「そんなことは保育園で教えてもらったらいい!」と一喝してきたとか。「保育園や学校よりも、まずは家で親が基本的なことを教えるべきだと思うんですが、普通は……」大志さんは深いため息をついた後、そうつぶやきました。

これでは日本を守れない。深刻な自衛隊の人員不足、解決のヒントは中国にあり?

政府が設置した大規模接種センターの運用全般、熱海の土石流災害への派遣など、この夏だけでも、国民の命を守るための活動に力を尽くす自衛隊。災害大国の日本ではいまやその働きを欠かすことは考えられず、危機管理の専門家でもある軍事アナリストの小川和久さんは、メルマガ『NEWSを疑え!』で、警察・消防と並び「究極のエッセンシャルワーカー」と位置づけました。そんな自衛隊の人員充足率は昨年3月時点で92%、長く100%に到達したことはありません。小川さんは中国が制定した「軍人地位・権益保障法」に触れ、日本にも打つ手はあるはずと訴えています。

究極のエッセンシャルワーカー

熱海の土石流災害から1ヵ月あまり、劣悪な環境のもとで行方不明者の捜索に当たっていた自衛隊の災害派遣部隊が撤収しました。自衛隊は警察、消防の部隊とともに、当初は胸まである泥流の中で、そのあとはコロナと熱射病に向き合いながら、想像を絶する作業を続けた訳です。

そこで、8月3日付の読売新聞に掲載された小さな記事を紹介したいと思います。

中国「軍人の待遇保障」法…人材確保へ 医療無料・子女に優先教育

 

「2日付の中国軍機関紙・解放軍報によると、中国で軍人の地位向上を図る目的で制定された『軍人地位・権益保障法』が1日、施行された。軍人の待遇改善を進め、軍人のなり手の確保につなげていくとともに、軍の士気向上を図る狙いがあるようだ。

 

同法は、『軍人が職責、使命を履行することを激励し、軍人を社会全体が尊崇する職業とし、国防や軍隊の現代化を促進する』とし、『軍人とその家族の生活水準を保障する』と明記した。

 

具体的には、環境の厳しい遠隔地で勤務する軍人の待遇を保障することや、軍人の住宅購入時の優遇、医療の無料提供、軍人の子女への教育を優先的に行うことなどを規定している。政府や報道機関にも、軍人の英雄的な事績を積極的に宣伝するよう求めている。

 

米国との対立を深める習近平《シージンピン》政権は、軍の現代化を進め、有能な人材の確保が課題となっている。中国では少子化が進み、若年層では危険を伴う軍務よりも民間企業を選ぶ傾向が強い。軍人の地位向上を法的に担保して人材確保につなげ、軍の士気を高めていく考えだとみられる」(8月3日付 読売新聞)

習近平体制の狙いはともかく、この中国の法律には国家社会の安全を維持し、その上に繁栄を実現していこうという基本的な姿勢が明確に示されています。

新型コロナウイルス感染症の蔓延にあって、我々はエッセンシャルワーカーという言葉を知りました。どんな状況にあっても危険を顧みず職務にあたり、社会活動を支える人びとのことです。医療従事者はもとより、行政、電力など重要インフラ、公共交通、流通、運輸、スーパーマーケット、コンビニなど、この人びとによって私たちの日々の営みは支えられています。

その中で、究極のエッセンシャルワーカーといえるのが自衛隊、警察、消防です。感染症の時ばかりでなく、あらゆる事態に備える必要があるからです。とりわけ自衛隊は災害や感染症ばかりでなく、戦争を抑止し、必要な場合には武力で国民を守るための訓練をたゆまず行っています。この自衛隊が盤石の態勢でないと、警察や消防の活動もままなりません。

自衛隊に断り切れないほどの応募者が殺到し、質量ともに必要なレベルを維持できる態勢を維持するためには、待遇の改善とそれを可能にするだけの防衛予算の増額は避けられません。政治家の皆さん、中国が進めている軍人の待遇改善が理にかなっていることを直視し、自衛隊についても手を打っていただきたいと思います。(小川和久)

image by:Hung Chung Chih / Shutterstock.com

採用担当者はここを見る。転職グセがつく人とつかない人の大きな差

今やすっかり当たり前となったものの、人によっては抵抗感も抱くのが転職。「若いうちにしておくべき」という意見もよく聞かれますが、果たして何が「正答」なのでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、自身が過去に面接担当者として「採用しなかった」就労希望者の例を挙げつつ、転職を巡る問題を考察しています。

若いウチに転職をしておくべきか?

今日のタイトルにあるような質問はまさにケースバイケースでして、その人の考えるキャリアデザインによって回答が異なります。

ただしハッキリ言えることは、転職を経験すると転職先で定年を迎える確率がガクッと下がるということです。つまりこれは、この先も何度か転職をすることになるということなんです。

転職って1回目が一番ハードルが高いというか、なかなか踏ん切りが付かないモノなんです。しかし一度経験してしまうと、耐性が付くというか、再度転職することへの抵抗感が下がるんです。これは良いことでもあり、悪いことでもあります。

良いことというのは、自分が働いている会社を客観的に、ニュートラルに捉えることができるということです。転職をしていない人って、自分の会社に情緒を感じてしまうんですよ。その情緒で未来を決めようと思ってしまうんです。

これはあんまり良くない傾向なんです。あくまでも会社と自分の関係はイコールで、ニュートラルであるべきなんです。会社という存在にノスタルジーを感じたらダメなのです。

悪い面は、転職をすることでその場から逃避するというクセが付いてしまうことです。仕事がどんなに面倒な状態、状況になっても、会社を辞めてしまえば(つまり転職をしてしまえば)、そんな状況から簡単に逃げられるわけです。これに味を占めると、

 ▼ 同僚との人間関係が悪化したから
 ▼ 面倒なお客を担当させられたから
 ▼ 思うように成果が出せなくなったから
 ▼ プロジェクトが失敗しそうだから

みたいな理由で、全部をリセットするために転職を選ぶようになるんです。本来この場面は、腰を据えて、歯を食いしばって、逆境に耐えて、状況を引っ繰り返すことが求められているわけで、その過程であなたのスキルや経験値が高まるわけ。

つまりこれはあなたが成長するための絶好の機会なんです。ところが転職をやり慣れてしまうと、面倒になったら全てを放り投げてその場から逃げたくなるんです。転職をすれば、過去の自分は全部清算できますから。

ちょっとは頑張ったけど、これは状況が厳しいなと思ったら、そこでさらに頑張るということができない身体になってしまうんです。転職を何度も繰り返す人には明確にこの傾向があります。ですから仕事に粘りが無いんです。いざとなったら転職したら良いやと思っていますから。

外資で1年や2年で転職を繰り返す人って、みんなこのタイプです。だから私はこの手の人は採用しませんでした。

傾向として、段々と次の転職までの期間が短くなるモノなんです。

新卒で8年いたけど、1回目の転職先では4年しかいなかった。2回目の転職では2年在籍して、3回目の転職ではまだ1年しかいないのに、もう4回目の転職活動をしている、なんて人は外資にたくさんいるんですよ。こういう人は堪え性が無いことが多いんですよね。

猛暑だからこそ“ダニの巣窟”を一掃。暑いこの時期にやるべき家の中の「大物洗い」

今年の夏も尋常ではない猛暑が続く日本列島。ここまで暑いと動くのも億劫になってしまいますが、酷暑だからこそ「上手くいく家事」があることをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、この時期オススメの家事として「大物の洗濯」をピックアップ。ダニの巣窟になっているかもしれないあんなものやこんなものも、スッキリ綺麗にするチャンスですよ。

暑いときには

さて、本日は夏ならではの家事のお話。

毎日コゲそうなほど暑いですね。なんか、ストーブとか焚き火とかに近づきすぎて、手や頬が熱くなって火傷しそうになる感じに似ていませんか。外に出るときには、

  • 火傷に注意

ですよね……。半袖より長袖の方が火傷を防いでくれそうでイイんじゃないかという気がしてしまうわ。

こんなに暑い夏には、なーんにもしたくないのが本音ですがそうも言っていられない。それならと、せめて夏だからこそ上手くいく家事をやってみましょう。

なんと言ってもオススメは

  • 大物の洗濯

ですね。とにかくあっという間にサッパリ乾く。春だと花粉が気になるし、秋冬だと乾かすのに時間がかかる。その点、このむっちゃ暑い夏ならもうホントにあっという間。いつも気になりながら洗濯できないものにトライしてみてください。

たとえば

  • カーテン

とか。リビングのカーテンなどは、面積が大きい分大物ですよね。このレースのものだけでなく、厚手のものもこの時期なら乾かせます。

他にも

  • ラグ・マット

とか。小さいものなら、他のシーズンでも洗濯可能でしょうが大きめのものは乾きやすいこの季節こそ!ハンパな生乾きになりにくくスッキリできます。

また、さらにオススメなのは

  • クッション本体
  • ぬいぐるみ

ですね。これはそもそも洗えるかどうか

  • 素材による

んですが、たとえ洗える素材だったとしても、乾かすのに時間がかかるため、他のシーズンだと洗うのを躊躇ってしまうんです。

ですが、これも晴天…干天の下ではスッキリ乾きます。それにクッションやぬいぐるみは、

  • ダニの巣窟になっている

ことが多いモノです。是非スッキリ洗いたいところですね。

まだまだ続く暑い夏。そう言ってもちっとも涼しくならないなら、暑い夏ならではの家事をして気分よく過ごしましょう。

image by: Shutterstock.com

間違えがちな「ガバナンス」の捉え方。渋沢栄一が150年前に抱いた社員への思い

渋沢栄一は生涯に約500の会社に関わり、同時に約600の社会公共事業にも尽力したといわれています。その中のひとつに、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)がありますが、みずほ銀行は今年、大規模なATM障害を起こし、多くの人たちを困らせました。渋沢栄一が生きていたら、この問題をどう対応したでしょうか。

プロフィール:渋澤 健(しぶさわ・けん)
国際関係の財団法人から米国でMBAを得て金融業界へ転身。外資系金融機関で日本国債や為替オプションのディーリング、株式デリバティブのセールズ業務に携わり、米大手ヘッジファンドの日本代表を務める。2001年に独立。2007年にコモンズ(株)を設立し、2008年にコモンズ投信会長に着任。日本の資本主義の父・渋沢栄一5代目子孫。

企業の「最大の財産」である社員を度外視してはならない

謹啓 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

「失点を恐れ、積極的・自発的な行動をとらない傾向を促す企業風土」がある。6月中旬に発表された、みずほ銀行のATM障害問題を精査した報告書において第三者委員会が直言しました。「担当ごとに仕事の守備範囲を決め、外野の選手の間に珠が飛んだのに、どちらも捕球に行かず、『お見合い』している」ことや「人の領域にまで首を出して仕事はしない、という文化がある」という声も上がったようです。

みずほ銀行の前身は渋沢栄一が1873年(明治6年)に設立した日本初の銀行である第一国立銀行でした。「一滴一滴の滴が集まれば、大河になる」という表現を用い、日本の新しい時代を切り拓き、より良い社会を実現させるビジョンで築いた銀行です。

およそ150年の年月を経たその銀行の「風土」が、第三者委員会が指摘したような内容に陥っている現状を見て、士魂商才を訴えていた栄一は何を言うでしょうか。100年前に、栄一はこのように言っていました。「従来の事業を後生大事に保守し、あるいは過失失敗をおそれて逡巡するごとき弱い気力では到底国運のあとへひく。」

「横の連携、縦の連携のいずれも十分に機能せず、統括すべき司令塔が本来の役割を果たせていない」という第三者委員会の指摘は本件に留まったこととは言えないでしょう。また、銀行の特有な問題ではなく、東芝の「内向き企業問題」にも類似の状況が見えてきます。企業経営者と投資家の間の相違は企業価値向上につながる健全な側面もあり、今回の東芝の株主総会議案の否決はコーポレートガバナンスのプロセスが問題視されたという原因があると思います。

外部から代表取締役社長および取締役会議長を招き、独立社外取締役がほぼ全員を占めるなど東芝のガバナンス体制は外見上、整っていました。ただ、報道されている以上のことはわかりませんが、取締役会の議事録を読み返した場合に社外取締役がどのような発言(問い)を示したことが掲載されているのでしょうか。取締役会の議事録は、企業のガバナンスにおいて重要なKPI(重要業績評価指標)になります。

ガバナンスのプロセスは会議の外で交わされる対話にもあります。政府が不適切に対話に関与したという疑いが今回の東芝の問題でありますが、対話すること自体は重要です。対話というコミュニケ―ションが役員同士(社内・外、取締役・執行役)で自由闊達に行われているか、それとも「空気を読む」「忖度」「言わなくてもわかるだろう」などの曖昧なスタンスに陥りがちな組織風土になっていないでしょうか。議事録に掲載されることのないところにガバナンス体制の本質が潜んでいると思います。

ガバナンスに問題が生じると、結果的に最大の被害者は、その会社で真面目に働いている社員になります。

今回のみずほ銀行や東芝でも社員が自分たちの会社に誇りを持って仕事をできなれば、顧客にも投資家にも会社は価値の最大化を届けることができません。

ガバナンスということになると、法的な要素や経営者・投資家同士のプライドの衝突が目を引きますが、企業の「最大な財産」である社員を度外視してはならないでしょう。

デキる男は妻を褒める。ドラゴン桜の指南役が伝授、家庭を円満にする魔法の言葉

人間誰しも、褒められれば嬉しく感じるもの。しかし世のお母さん方は、圧倒的にその機会が少ないと言います。そうであるならば、一番身近な配偶者が積極的に褒めるべきではないでしょうか。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さんが、男性方は少なくとも1週間に1回は妻を褒めるべしとして、その具体的な取り組み方をレクチャー。さらに「正しい愚痴の聞き方」も紹介しています。

妻を褒めよう

わたしは小学校教師のころ、連絡帳などを書くときに、子どもだけでなく、その親も褒めるよう努めていた。

すると、あるお母さんがこんなことを書いてくれた。「先生、わたしは母親になってから初めて褒められました。ありがとうございます」。

懇談会で話したら、ほかの多くのお母さんたちも「褒められたことがない」と言い出し、その話題で盛り上がったことがある。

お母さんたちは結婚前、あるいは出産前までは、いろいろな場で褒められるが、いざ子どもを持つと、「ちゃんと育てて当たり前」「うまく家事を切り盛りして当たり前」と、褒められる機会がなくなってしまう。

学校でも先生方は、子どもを褒めても母親までは褒めない。お父さん方も妻を褒めないし、おばあちゃんやおじいちゃんも褒めてくれない。

世の中の多くのお母さんたちは、「こんなに頑張っているのに、どうして誰も褒めてくれないのかしら」と本音で思っている。

褒めるきっかけ作り、仕組み作り

だから、このコラムを読んでいる男性方は奥さんを意識的に褒めようではないか。

「自分だって妻に褒められたことがない」とか「子育てや家事も大変だろうが、こっちだって仕事が大変なんだ」と思うかもしれないが、そんなケチなことは言わず、心を広く持とう。まず「隗より始めよ」だ。

子どもと一緒にいる時、「○○(子どもの名)に笑顔が多いのはママのおかげだな」とか。「元気に毎日働けるのも、君のおかげだ」「君が元気に家を守っているから、仕事を頑張れるよ」など、できれば1日1回、少なくとも1週間に1回は褒めよう。

といっても、簡単な決意だけでは人間、なかなか続かないし、そもそもやり慣れないことは始めにくい。そこで、妻を褒めやすくする工夫や仕組みを考えよう。

例えば、仕事で使っている手帳に「妻を褒めるスケジュール」を書き込む。1日おきとか、少なくとも週1回、褒める日をつくってスケジュールに入れておく。あるいは粘着メモで張り付けておいてもいい。

ケータイを活用する手もある。ケータイのアラーム機能を使って、毎週○曜日の○時になると、音楽やアラームが鳴り、妻の笑顔の画像が出るようにしておくわけだ。

また、Googleにはカレンダー機能があり、特定の時間に自分宛にメールを送る「リマインダー」というサービスがあるので、それを使って「さあ、妻を褒めよう」とメールを送ってはどうだろうか。

さらに、ケータイやパソコンのメールで、奥さんに褒め言葉を送るという方法もある。「今日は7時に帰るよ。いつもありがとう」などと、帰り際に簡単なメールを送って、さりげなく感謝の気持ちを込めよう。

メールだと、恥ずかしくて口に出せないことも書けるので、使いようによっては夫婦関係、親子関係の円滑化に効果的だ。

商機は客が「こぼす言葉」にあり。デキる販売員は逃さない、“つぶやき”の真意

お客様が本当に求めている商品を提案できるか否かは、先方がふと漏らした一言を逃さないという姿勢にかかっているようです。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、お客様がこぼした言葉をキャッチし確認することがいかに重要であるかを解説。その上で、ニーズのディティールを明確にし、売れる確率を高める方法を誌上で披露しています。

こぼれた言葉

お客様を接客していると、ほんの少しだけお客様が言葉をこぼすことがあります。

例えば、

お客様 「ゆったり目のTシャツが欲しくて…」
販売員 「ゆったり目ですと、こちらですね。(広げて見せながら)こんな感じです」
お客様 「あぁ~、なるほど…」

これも一つのこぼれた言葉です。

ここでは、「あぁ~、なるほど」とお客様が呟いています。

この文面だけを見ても、なんとなくいろんな意味が含まれているように感じないでしょうか?

「思ってたよりゆったりじゃないな」

と思っているのかもしれないし、

「なるほど、これくらいがこの店ではゆったりなんですね」

と思っているのかもしれないし、

「ここまでゆったりではないんだよな」

と思っているのかもしれません。

ほんのちょっとのフレーズに、こうしたお客様の真意が隠されていることはままあるのです。

販売員として、お客様のニーズに沿った商品提案をしていこうと思うなら、こうしたふとこぼれてくる言葉を逃さずキャッチすることはとても大事な能力です。

ふとした時に小さくこぼれている言葉を拾い、その真意を問う。

これにより、本当にお客様が求めている商品を提案することができます。

裏を返せば、そうした言葉に気づかずスルーしてしまっていると、お客様の求めているものは提案できなくなるということでもあります。

「あぁ~、なるほど…」という言葉をキャッチしないまま、「こちらはゆったりなので、こういうコーディネートに合いますよ」といくら提案を進めても、お客様はそもそも「思っていたゆったりじゃない」わけですから、その提案は意味を成しません。

でももし、

「もっとゆったり目がお好きですか?」
「ここまでではない方が良いですか?」

など、しっかりキャッチして確認ができていれば、

「そうですね。もう少し細身が良いかも」
「いや、このくらいのイメージですけど、もう少し丈が短い方が…」

など、よりニーズのディティールが明確になってきますよね。

そこまでできると、提案はさらにお客様の真意に沿ったものになるのですから、当然売れる確率も高まっていきます。

お客様を接客している時、どんな言葉がこぼれているか。

それらを逃さないようにするためには、どんなポイントに気をつける必要があるか。

しっかり考えて接客に臨みましょう。

今日の質問です。

  • お客様を接客中、こぼれている言葉にはどんなものがありますか?
  • その真意を問うためには、どんなヒアリングが必要ですか?

image by: Shutterstock.com