森友学園問題で掘ったのは墓穴か。安倍首相「総裁3期9年」の皮算用

先日掲載の記事「安倍政権を滅ぼす時限爆弾になりそうな『森友学園問題』の深い闇」でもご紹介したとおり、学校法人森友学園と安倍首相夫妻の「関係」が厳しく追求される中、自民党は先日開かれた党大会で総裁任期を3期9年に延長することを正式決定しました。現政権の「超長期政権」への布石が打たれた形となったのですが、「安倍首相が3選を果たすのは普通に考えて難しい」とし、その根拠を詳細に綴っているのはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』の著者でジャーナリストの高野孟さん。さらに、首相とその支持基盤として知られる日本会議との間に吹き始めた「秋風」についても記しています。

宙に浮く? 安倍首相の「中国包囲網」外交路線──自民党総裁「3期9年」はあるのか

5日開かれた自民党大会で総裁任期を「2期6年から3期9年に延長可能にする党則改定が行われて、向かうところ敵なしであるかの安倍晋三首相だが、本当に1年半後の総裁選で3選を果たすことができるかどうかは、良くて五分五分、普通に考えて6:4かそれ以上で難しいのではないか

本誌が最初から強調してきたように、安倍政治の根底に横たわる基本矛盾は、「親米保守反米愛国の矛盾である。それは、安倍首相に固有のものではなく、自民党そのものが発足当初から抱えてきた矛盾ではあるのだが、岸信介や中曽根康弘がそうであったように、本質的に反米右翼である指導者が親米保守の衣を被って上手に振る舞おうとしても、いずれは限界が露呈する。

安倍首相の場合、それは実体的には、トランプ路線と日本会議人脈との間の辻褄という形で表面化しつつある。

トランプと「価値観」が共有できない?

ここ数号で書き続けていることではあるけれども、先の訪米で安倍首相は米国と「自由、民主主義、基本的人権、法の支配など普遍的な価値観を共有する」というお得意の決まり文句を口にすることがなかった。それはそのはずで、トランプ大統領はそのような価値観の持ち主であるかどうか、極めて疑わしいからである。その決まり文句の裏返しは、「そういう価値観を共有できない中国とは絶対に相容れないので、日米が同盟を強化して中国を封じ込めるために戦いましょう」ということなのだが、表の論理が成り立たないのだとするとどうやって裏の論理を貫くのか

先の安倍首相訪米では、ワシントンでの首脳会談はわずか40分間、通訳時間を差し引けば20分間で、中身のある話は交わされているはずがない。フロリダに移ってゴルフだ宴会だとはしゃいで「親密らしさ」の演出に5時間も10時間も費やしたものの、安倍首相がトランプの対中国姿勢について見極めるだけのシビアな議論に火花が散った気配は絶無である。

ということは、現在の安倍首相は、何となく漠然と、トランプが反中国路線を採ってくれればいいなあという程度の期待感を持ちつつ、しかし本当のところどうなるんだろうかという不安感も抑えきれず、要するにどうしたらいいか分からないという心境であると推測される。

そもそも「価値観」で味方と敵との境界を決めるという発想そのものが、冷戦時代の遺物である。日本は、冷戦が終わって旧ソ連の脅威が基本的に去った後も、何か脅威が差し迫っていないと困るので、北朝鮮の核開発だ、中国の海軍力増強だと、私の用語では「脅威の横滑り」をさせて、冷戦時代と変わらない軍事的脅威が日本に降りかかっているかのような擬制の下で、国家運営を図ってきた。

その擬制を支える最近のバージョンが「価値観外交」で、それがトランプとの間で共有できないとすると、何らかのバージョンアップが必要である。

現役医師が語る、「砂糖とタバコ」の危険な共通点

「砂糖の摂りすぎは良くないけど、タバコやアルコールよりはマシ」などと、砂糖の過剰摂取の影響について甘く見ている人は意外と多いのではないでしょうか。今回のメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』では、著者で現役医師の徳田先生が、ほとんどの人が意識していないと思われる「砂糖とタバコの共通点」を3点挙げ、多くの人がまだきちんと認識していない「砂糖の有害性」について警鐘を鳴らしています。

休暇で私たちは太る

ゴールデンウィーク期間中には日本人の体重が増える。こんな疫学研究の結果が2016年に出ていましたね。連日の外食やホームパーティーなどが体重増加の要因だと思います。年末年始でも同様な傾向がありますので気を付けたいですね。

ところで、ある調査研究によると、毎年12月25日のクリスマスの日に米国人は平均して約6000キロカロリーを摂取しているとのことです。それに、年末最後の1週間で約2キロも体重が増えているとのことです。多くの日本人でも、お正月が過ぎて、ベルトがきつくなったと感じることがあるでしょう。

年末の休暇で体重が増えるのは当然のようにも思えます。外は寒くて昼は短かいので運動量が減ります。また、テレビでは面白そうな特番が放送されていますので、視聴時間が自然と長くなります。しかしながら、体重増加の最大要因というとやはり摂取カロリーの増大特に砂糖の摂取といえます。

コマーシャリズムの影響で、クリスマスのケーキだけでなく、ハロウィーンのチョコレートキャンディーも日本人の食生活に入ってきています。コーラやアイスクリームサンデーでお客さんを集めるジャンクフード店も多いですね。カフェでも甘いフラペチーノが人気があります。欧米型の砂糖文化の到来ですね。

【豆知識】知らなかったよ。沖縄でソメイヨシノが咲かないとは…

卒園式や卒業式のシーズンまであと少し。別れの季節が終わると、その後には出会いの季節がやってきます。その出会いの季節を彩る象徴的なものといえば、なんといっても「桜」ですよね。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、これからの季節ならではの気になる「桜の開花予想」について詳しく解説。沖縄は他より桜が早く咲くの? など、素朴な疑問が解決すること間違いなしですよ。

寒さが必要です

3月に入るとそろそろ桜がいつ頃咲くのか、それが気になる季節となりました。以前は気象庁から「桜の開花予報」が発表されていました。今は「民間の気象事業者の発表にお任せする」ということで、平成21年を最後に取りやめています。

桜の開花予想は、いくつかの計算方法があります。そのうちの一つは、「積算温度」を使うものです。まず2月1日をスタートにして、毎日の平均気温を合計していきます。その合計が400度に達したら開花する、というものです。これは植物の生長の度合いを見るのによく使われる指標だそうです。

では沖縄だとどうでしょう? 那覇の2月の平均気温が17度ぐらいです。2月中に400度を優に超えますから、早くに桜が咲きそうですね。でも沖縄でソメイヨシノが咲いたという話は聞いたことありませんね。なぜでしょうか。

実はソメイヨシノは、ただ暖かいだけではダメなんです。ソメイヨシノは、夏のうちに「花芽(かが)」を作るのですが、すぐに生長をとめる物質が出て、「休眠」という状態になります。その後、平均気温が5度前後の低い状態が一定期間続くと休眠から目覚めます。これを「休眠打破」といいます。その後暖かくなるにつれて生長をして、やがて花が咲くのです。

つまり、一定期間、寒い時期がないと休眠したまま、ということなのです。冬の寒さが、桜には必要なのです。ですから、沖縄にソメイヨシノをもっていっても、ずっと「休眠したまま」で、花を咲かせることがないのです。

ちなみに、気象庁が発表する桜の開花に関して、沖縄ではヒカンサクラを基準の花としています。他の地域ではソメイヨシノですが、花の種類が違うのは、そういった事情によるものだったんですね。

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じゅんいちD、本田圭佑選手との2ショットにSNSが沸いた!

3月5日に放送されたBS番組「じゅんいちダビッドソンの世界ドリームツアー – あなたの夢叶えますね~ -」への反響を受けて、TOYO TIRESのYouTube公式チャンネルにて同番組の本編映像が公開された。

同番組は、イタリア・セリエA「ACミラン」、イングランド・プレミアリーグ「レスター・シティー」、そして日本・Jリーグ「ガンバ大阪」の3チームのサポーターに向けて、かなえたい夢や挑戦したい夢を募集し、全面的にサポートするという企画。サッカー日本代表:本田圭佑選手のものまねでお馴染みのお笑い芸人:じゅんいちダビッドソンがサプライズサポーターとして、「6歳の息子に岡崎選手と練習をさせてあげたい」「ACミランの選手とドリブル対決がしたい」「ガンバ大阪の遠藤選手にハグされたい!」といったサポーターたちの夢をかなえた。

「ACミランの選手とドリブル対決がしたい」という夢では、じゅんいちとサッカー少年がイタリアへと飛び立ち、そのドリブル対決の相手が本田圭佑選手というサプライズも!

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じゅんいちと本田選手のの2人がメディアで並ぶのは初とあって、番組オンエア直後からSNSには、「本田とじゅんいちダビッドソンが並んでるの面白すぎるだろw」「じゅんいちダビッドソンの番組面白い。伸びしろですねー」「じゅんいちと本田さんが交互で話すとどっちがどっちか、わからなくなる」「本田とじゅんいちダビッドソンのしゃべり方がお互いに近づいてるw」といった反響が数多く寄せられ、盛り上がりを見せていた。

また、本田選手とじゅんいちの貴重な2ショットを見逃したと残念がるコメントも多かったため、今回の本編映像の公開でさらなる反響を呼びそうだ。

  

<関連サイト>
WEB限定ハイライトムービー

じゅんいちダビッドソン、本田選手と2ショットが実現!

記事提供:EntamePlex

 

温故せぬ国に知新なし。大切な「古典教育」を見下す文科省の愚

「ゆとり教育」「総合学習」と、学校教育に次々と新しい試みを導入してきた文科省。しかしそれらの取り組みの成果は、当初の予想とかけ離れたものになっていると言わざるを得ません。今回の無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、その文科省が新たに実施する「アクティブ・ラーニング」の問題点を明らかにしながら、現代の教育で隅に追いやられがちな「古典教育」の大切さについて、著者の伊勢雅臣さんが力説しています。

古典教育が国家を発展させるという逆説

文科省はゆとり教育総合学習の反省もないまままた新しい事を始めようとしている」というのが、文科省の「学習指導要領改訂の方向性について」の説明ビデオを見た感想である。

その説明パネルでは、「他者と協働しながら、価値の創造に挑み、未来を切り拓いていく力が必要」などと、立派な理念が抽象的な言葉で語られているが、そこに決定的に欠けているのが現状の事実分析である。今の教育で何が出来て、何が出来ていないのか、という事実の把握と分析がない。

実業の世界では、仕事の基本はPlan-Do-Check-Actionのサイクルである、と良く言われる。計画(Plan)を立て、実行(Do)した後で、その結果をチェック(Check)し、必要な修正アクション(Action)をとる。このPDCAサイクルの要がCheckである。Plan-Doの後、反省もせずに、次のPlan-Doに行くのは「プランプランのドードー巡り」だと、からかわれる。

日本の教育行政は、1980年代からの「ゆとり教育」、2000年代からの「総合学習」と、どう見ても成功したとは見えない施策をとってきた。その評価反省もなく、今回2020年から実施する新しい学習指導要領でアクティブ・ラーニングを柱に進めるというが、今回もCheckもActionもない「プランプランのドードー巡り」を繰り返しているのではないか。

「こんにゃくの作り方」

新しい学習指導要領の目玉とされる「アクティブ・ラーニング」とは「課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び」と定義されているが、教育学者の齋藤孝・明治大学文学部教授はその実施例を見学して、こう述べている。

私が実際見学した例でも、小学校において、「こんにゃくの作り方」というテーマで1時間生徒に話し合わせる授業があった。一見、熱心に話し合っているようには見えたが、生徒たちはそれぞれ自分の言いたいことを言うだけで、的確な根拠に基づいて思考し、判断し、次の課題にいくという過程は見られなかった。そして、それを教師や他の生徒が「評価しよう」とする場面もなかった。
(『新しい学力』齋藤孝・著/岩波書店)

「的確な根拠に基づいて思考し、判断し、次の課題にいくという過程」とは、上述のPDCAサイクルと同じである。言いたいことを言うだけで、その評価反省がないのでは進歩はない。教育現場も文科省官僚と同じ過ちを犯すだけだ。

教育現場の事実を知らない文部官僚が、机上で作成した理念を教育現場に押しつけ、教師がそれに右往左往し、子供たちもわけがわからないままに貴重な授業時間が過ぎ去っていく、そんな光景が目に見えるようだ。

日本国民を救うため命を張った出光石油創業者・出光佐三の偉業

先日掲載の記事「『海賊とよばれた男』の子孫が反乱。出光の泥沼合併騒動に新展開」でも詳しくご紹介したように、「昭和シェル石油」との合併を巡ってお家騒動が勃発している「出光興産」ですが、その創業者である出光佐三はかなりの大人物だったようです。今回の無料メルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』では著者で営業実務のコンサルタントを手がける島田基延さんが、出光佐三の命を張った偉業を紹介しています。

名経営者に学ぶ 出光佐三

戦後ゼロからの再出発をした出光は、苦難を乗り越え、どうにかタンカーを有するまでになったのですが、独資を貫いたためにアメリカメジャーから締め出しに合い、遂には油の輸入ができなくなります

会社にあるお金であと半年で会社は立ち行かなくなります。出光佐三は、これだけあれば、社員の再就職先を決めるには十分と考えて、会社の整理にかかろうとしていました。

そんな矢先、イランの石油を買わないか? と、話が舞い込みます。

当時のイランはイギリスから独立したばかり、石油施設の全てはイギリスが建設し、イギリスが石油の権利を主張していました。

イランが海外に石油を売ろうとすると、イギリス海軍が邪魔をします。タンカーを拿捕し、イギリス軍が取り上げるのです。実際に、イタリアのタンカーが拿捕され、世界中どこもイランの石油を買おうとはしていなかった。非常に危険性が高く、拿捕だけではなく、撃沈される恐れまであったからです。

さて、あなたが経営者なら、この時どんな決断をしますか? アメリカメジャーに頭を下げ、資本提携をして、油を供給してもらう。そうすれば、普通に油を買うことができます。

ただ、出光佐三は、日本の油が外資に握られることは日本の独立性を妨げると考え、ここまで、独立独歩を貫いていました。

商売を変える。油以外の商品を売るという判断もできます。実際戦後は、ラジオ修理から漁業まで食うために何でもやった会社です。

潔く会社をたたむ。社員を引き受けてくれる会社を探し、会社を整理して綺麗にたたむ。これも一つの考え方です。

さあ、あなたはどんな判断をするでしょう?

 

絶対に住みたくない名前のアパートを発見…「終の住処かな」

Twitter上で、あるアパートの名前が嫌すぎると話題になっている。

影 the shadowmen(@sarutobee18)さんが発見したようだ。

その驚きのアパートの名前がコチラ。

 

 

アパートの名前は、「Rest in Peace Ⅱ」。

和訳すると、「安らかにお眠りください」という意味になる。

この名前は破壊力ありすぎる・・・。

■Twitterの反応

 

 

 

 

 

 

記事提供:ViRATES

 

【書評】コメダ珈琲店創業者が語る、行列のできる喫茶店の作り方

激化するコーヒー市場において、圧倒的な存在感を誇るコメダ珈琲店。同社の成功の秘訣はどこにあるのでしょうか。無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんは、コメダ珈琲店創業者の「本質を見抜く力」に迫った一冊の本を紹介しつつ、どの業界でも共通する「差別化の手法」のヒントを記しています。

昔から決まっていること

最近読んだ本の内容からの話。

1945年に米穀店経営の長男として名古屋市で生まれた加藤太郎氏は、生家の米穀業を継がず、学生時代から様々な飲食店企業に取り組んだ。1968年、23歳の時に、名古屋の下町・那古野で喫茶店を開業。自分は米屋の太郎だから、店名は「珈琲所 コメダ珈琲店」とした。

コメダ珈琲のクリームソーダの容器は、長靴型をしており、独特である。これは、お客さんを楽しませる工夫としての加藤氏の創業時からのこだわりであった。

開業前に食器メーカーの部長と商談をしていて、「これがジュースのグラス、これがデザートのサンデーグラスとなります」と、容器についての説明をされた。「どうしてこの形なの?」と聞いたら、「いや、昔から決まっている」という。「この方が飲みやすくて食べやすいから」と言ってくれれば「なるほど」とも思うが、昔から決まっているでは説得力がない

そこで加藤氏は、その部長と一緒に半年間、食器メーカーから百貨店の食器売り場まで行脚してこれはと思うモノを探し続けた。そして百貨店でブーツ型のグラスを見つけ、コメダオリジナルとして取り入れた。ダルマ型のグラス、フタつきだから長い間、冷たさが維持できるので、その時に導入を決めた。山盛りのソフトクリームが載ったソーダが長靴型のグラスに運ばれてくるコメダのクリームソーダは、子供や若い女性にも人気のメニューとなった。

もともと名古屋は喫茶店が多く、石を投げると喫茶店関係者に当たると言われ、過剰なモーニングサービスが攻勢する喫茶店やカフェの激戦区である。コメダ珈琲店が開業直後に苦戦した時に、加藤氏は紹介されてコンサルタントに会った。「どんな客層に絞っていますか?」と聞かれた。「気軽に利用できる喫茶店で何を言っとるんだ」と加藤氏は呆れ、二度と頼まなかった

なぜイチローは「ウェイトトレーニング」をパタッとやめたのか?

40歳を越えてもなお現役メジャーリーガーとして活躍するイチロー選手がウェイトトレーニングをしないことはよく知られています。無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では、著者で現役弁護士の谷原誠さんが、イチロー選手が筋トレをやめた理由とその考え方を紹介しつつ、「英語学習」を例に取りビジネスパーソンとしての自己研鑽のあり方について持論を展開しています。

イチローはなぜ筋トレしない?

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

今回は、おなじみ、メジャーリーガーのイチロー選手のお話をします。

イチロー選手は、42歳となった今もトップ選手であり続けています。バッティングはもちろん、走力、フィールディング、送球などに衰えは見えず、大きなけがもありません。

また、ベテラン選手になると体つきが変わってしまうものですが、イチロー選手の体は見るからにシャープかつ柔軟。どのような体作りを行っているのか、プロの間でも興味の的となっています。

イチロー選手も、トレーニング方法には試行錯誤があったといいます。一時期、メジャーリーガーのパワーに対応するため、ウェイトトレーニングでの筋力アップに力を入れていた時期があったといいますが、それをやめたそうです。

その理由は、ウェイトトレーニングを行うと目に見えて筋肉が大きくなるので、うれしくなって続けるものの、実際の野球のプレイをすると、体の回転が鈍くなり、スイングスピードが落ちてしまう事に気づいたから。また、筋肉を大きくすると、それを支える関節や腱など、自分がもともと持つ、鍛えにくい部位とのバランスが崩れ、故障しやすくなるとも感じたからだそうです。

結局、行きついたのは、野球で行われる動作を、正しいフォームで反復して行うシンプルな練習。打つ、走る、投げるといった動作を研ぎ澄ませることに集中し、良いコンディションを保っているのだそうです。

イチロー選手は、冗談めかして、面白い表現をしていました。

「トラやライオンは、(獲物をとるために)ウエイトトレーニングはしないでしょう」。

このイチロー選手の考え方、ビジネスにおける自己研鑽にもいえることだと思います。ビジネスパーソンは、仕事に生かすため、さまざまな研鑽をします。しかし、その能力が本当に必要なのか、ということを見失ってしまいがちです。