なぜ、家から青以外の色の年金手帳が出てきたら注意すべきなのか

現在支給されている年金手帳といえば、青色のもの。しかし高齢者の中には、青以外の手帳を持っているという方も少なくないようです。なぜそのような状況が起こりうるのでしょうか。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者のhirokiさんが、色違いの手帳が存在する理由を解説するとともに、青色以外の手帳が出てきた際に確認すべきことを記しています。

過去に増え続けた年金記録と、その後宙に浮いていった年金記録

20歳になると国民年金に強制加入となり、20歳の誕生月分の保険料から納付義務が発生します。国民年金に強制加入となるから、その時に青色の年金手帳が交付されます。年金手帳というと高齢者が持つものというイメージがありますが、20歳から持ちます^^; なお、年金を請求して年金受給者になると、その証拠として年金証書というものが発行されます。年金証書は受給者しか持っていません。

さて、年金手帳は今現在はみんな青色の手帳なんですが、これに統一されたのは平成91月からです。昭和614月から、どんな人であれ国民年金に加入して将来65歳になったら共通の年金として基礎年金を受けるという制度になり、平成91月から一生変わらない基礎年金番号で管理するようになりました。

じゃあその前は一体どうしてたのかというと、厚生年金に加入してた人は昭和499月までは厚生年金被保険者証というのが発行されていました。この被保険者証が交付されて、これに厚生年金番号が付けられていました。番号が付けられましたが、転職するとまた新しい番号が付けられていきました(こうやって複数の番号を持つ)。一方、国民年金は昭和3641日から始まりましたが、昭和3510月から国民年金手帳の配布が始まりました。

前置きの話なんですが、昭和3536年というのは、その直前にあった日米安全保障条約への安保闘争があった時代であり、岸信介首相が条約を強行採決した事に対し、社会党はじめ革新団体、学生の反対運動が激化していた頃でした。30万人もの学生が国会を取り囲み、連日反対運動が行われていました。

昭和30年代40年代というのは、労組の闘争とか何かと大規模な闘争が相次いだ時代でもありました。そういえば今の時代って、ストライキという言葉をほとんど聞かなくなりましたよね。会社が労働者の要望に応えないなら、俺たちは会社に行かない!働いてやらないぞ!っていう職場放棄。従業員が働いてくれないと社長が困るから、労働者の言う事を聞かざるを得なくなる。そういう強硬手段がよく取られていたのです。

昭和35619日に新安保条約が自然承認され、今までの反対運動のエネルギーが次は国民年金反対運動へと向かってしまった。そんな時に昭和3510月から年金手帳の配布が始まりました。ちょっとタイミングが悪かったですよね^^;

安保闘争から今度は国民年金反対運動へと矛先が向き、年金手帳を受け取るなー!というような呼び掛け運動も起こった。保険料を徴収しなければならないけども、その保険料が再び戦費調達に使われるというような事が言われたりして、社会党や革新団体を中心に全国的に国民年金反対運動が起こってしまった。度重なる反対運動のせいで、年金への悪評が広まる事になっていったのです。

また、必ずしも所得の高い人ばかりから年金保険料を徴収するわけではないので、年金積立金の使途を明確にしなければ保険料支払いたくない!という運動も高まった事で、年金積立金の使途も明確にされるようになりました。年金積立金は当時は大蔵省預金部に預託されていて、厚生省の自主運用はさせてもらえませんでした(今の厚生労働省が年金積立金を自主運用するようになったのは平成13年から)。

また、2003年までは財政投融資という形で公団や公庫などの特殊法人にほぼ自動的にお金が流れていました。しかし、昭和の時代はそういう積立金を使ってインフラを整備したりする事は高度経済成長を後押しした側面があるので、必ずしも間違いではありません。経済が良くなり、積立金も著しく運用益が増えていきました。

だけど自動的に毎回巨額のお金が特殊法人に流れるため、国民に損させちゃいけないという意識が薄れてきました。国民にしては冗談じゃないですよね^^; だから2003年小泉内閣の時に財政投融資は廃止されました。もう自動的に資金は流れてこないから、特殊法人は財投機関債を発行して自分達で資金を調達しなければならなくなりました。

そういえば年金積立金を使っていろんな施設(グリーンピアとか)に使われたから年金支払いが逼迫したというような事が言われたりしますが、年金支払いには全く影響を与えていない。それに毎回言うようですが、年金支払いの主な財源は保険料(+基礎年金への毎年11兆円ほどの税金)。

年金財源を昔いろんな施設に使ったから年金の支払いが逼迫したのか(201710月有料メルマガバックナンバー)

トランプ「韓国が嫌い」「文在寅の相手は嫌」韓国を猛批判で波紋

トランプ大統領が韓国を猛批判していたことが明らかになった。「文在寅(ムン・ジェイン)大統領の相手をするのは本当に好きじゃない。韓国人はひどい人々だ」と語っていたと、中央日報朝鮮日報が報じている。韓国国内で大きな波紋を呼びそうだ。

トランプ大統領から文大統領に痛烈なメッセージ

きっかけは、ラリー・ホーガン米メリーランド州知事が16日(現地時間)に米紙ワシントン・ポストへ寄稿した文章。2月7日に行われた夕食会でこの発言があったという。

他にも、「なぜ米国がこれまで彼ら(韓国)を保護してきたのか分からない」「彼らは我々に金をくれない」と不平を述べたという。トランプ大統領が対外的ではない場で、思わずこぼした本音といえるだろう。

トランプ大統領はこれまでも韓国に対してことあるごとに不満を述べている。昨年9月にアメリカのニューヨークで行われた日米首脳会談でも、「文大統領は北朝鮮から信用されていない」「(北朝鮮から)尊敬されていない」と語ったことが明らかになっている。

また、昨年8月のG7(主要7カ国首脳会議)の夕食会の場でも、「文在寅という人は信用できない」「なんであんな人が大統領になったんだろうか?」などと発言している。

トランプ大統領は、米国に対して良い顔をしながら、中国との関係も重視し、八方美人な対応をする文大統領に大きな不満があるようだ。トランプ大統領はあからさまに韓国を嫌っている。

どっちつかずな韓国に苛立ち

南北和解を掲げ、北朝鮮への援助に前向きな文在寅大統領。また、経済的に結びつきが強く、中国なしでは国が成り立たないため、中国をないがしろにすることができず、文在寅大統領は長い間どっちつかずの立場を取っている。

これまでにも幾度となく、米中の狭間で揺れ動いているだけに、その態度がトランプ大統領は許せないのだろう。

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直接的ではない過去の発言とはいえ、「相手をするのは本当に好きじゃない」「韓国人はひどい人々だ」という、このトランプ大統領からのメッセージを文在寅大統領はどう受け取るのか。この報道を受けた文政権はその批判をかわすために、また反日路線に打って出るかもしれない。

麻生派が1000人越えの“密”政治資金パーティー。ネットは怒りの声

麻生副総理兼財務大臣が会長を務める、自民党の第2派閥「麻生派」が16日夜、政治資金パーティーを開いた。新型コロナウイルスの影響で、各派閥は同様のパーティーを秋に予定しているが、「秋解散」の急先鋒である麻生氏は先手を打った形だ。党内で大きな力を持つ二階幹事長、ポスト安倍の岸田政務調査会長や石破元幹事長らも出席した。

1000人超が出席した“密”な政治資金パーティー

場所はホテルニューオータニ「鶴の間」、会費は20,000円、飲食なしで講演のみ。当初は4月に予定していたというから、我慢の末に開催したというところだろうか。

都内のホテルで行われた政治資金パーティーは、従来の立食形式から着席に変更。飲食は提供せず、出席者を収容人数の半分であるおよそ3000人を上限として行われたが、コロナ禍の中で大規模なものとなった。17日付の毎日新聞は「1000人超が出席」と報じていて、広い空間ではあるものの、ソーシャルディスタンスは取られていない。

麻生氏はパーティーの中で「今われわれは、変化に挑戦する勇気を持たなければならない。政権をど真ん中でしっかり支えていきたい」と述べ、安倍政権を支える姿勢を示した上で、「今の憲法で緊急事態に対応できるのか。憲法改正は最も急を要するテーマだ」と改憲を議論すべきだと訴えた。

麻生氏と盟友関係にある安倍首相もビデオメッセージで参加。「自民党総裁として、任期中に憲法改正を成し遂げていきたい」と述べた。

国民はオンラインで対応しているのに…

大学生はオンライン講義を余儀なくされ、劇場での公演でクラスターが発生している中、麻生派のパーティーは今やる必要が本当にあったのか。国民には「オンライン」「テレワーク」を推奨しているにもかかわらず、自分たちはわざわざ一か所に集まる。開いた口が塞がらないとは、まさにこのことだ。

収容人数の半分となる3000人を上限とし、1000人超が参加したというが、写真を見る限り、席の並びや間隔に余裕があるとはとても思えない。むしろ密状態。ソーシャルディスタンスは取られていない。マスクさえしていれば、これだけの大人数を集めてイベントを行っていいというメッセージなのだろうか。

15日付の時事通信によると、今回行われた麻生派のパーティーを皮切りに、8月以降、「研修会」という名の会合が随時行われ、9月17日に石破派、28日は細田派など、自民党役員の任期満了、及び安倍首相の自民党任期満了まで1年となる9月30日を前後に、各派閥のパーティーが開かれる予定だという。

永田町の感覚と我々国民の感覚は一致していないと言わざるを得ない。党利党略を優先するその政治は、とても国民の方に目を向けているとは言えないだろう。

歴史の捏造。「台湾鉄道の父」が日本人では困る国の隠したい真実

かつて台湾を統治していた時代、国の威信をかけて現地のインフラ整備を行った日本。鉄道敷設もその例に漏れず、「台湾鉄道の父」として、とある日本人の名が語り継がれていることは周知の事実となっています。ところがここに来て、「姑息な動き」が起きているとするのは、台湾出身の評論家・黄文雄さん。黄さんは今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』に、その動きの内容と仕掛けた人物の正体を記しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年7月15日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾】「台湾鉄道の父」を日本人から中国人に変えようとする姑息な動き

台湾における「鉄道の父」は…日本人? 台湾で議論ぼっ発=台湾報道

台湾の「鉄道の父」は日本人ではなく中国人だとの主張をしている人がいるとのニュースです。ひとまず、「鉄道の父」は誰なのかを脇に置き、今さらこんな退屈な議論をしているのは誰なのかを予想してみましょう。聡明な読者の皆さんなら、すぐにお分かりになるでしょう。

ニュースソースを辿れば、この議論を広め、日本人と台湾人の固い絆に水を差そうとしている人物が誰なのかがわかります。以下、レコードチャイナが配信しているニュースを一部引用します。

中国メディアの環球網は13日、台湾博物館にある「台湾鉄道の父」の説明文に対し、国民党の蔡正元(ツァイ・ジョンユアン)氏が皮肉を込めた投稿をしたと報じた。

 

記事は、台湾・中時電子報の報道を引用。問題視されたのは正式な対外営業が始まったばかりの鉄道部パークにある説明文で、中時電子報によると、「台湾鉄道の父」とされたのが台湾近代史に詳しい人が思い浮かべる台湾の劉銘伝(リウ・ミンチュアン)ではなく日本人の長谷川謹介だったことがある見学者に驚きを与えたそうだ。

「台湾鉄道の父」がいつの間にか日本人に?国民党議員が皮肉の投稿―台湾

皆さんの予想通りです。言い出しっぺは、国民党の蔡正元でした。この記事は、以下のような言葉で結ばれています。

蔡氏がこの件について12日にフェイスブックに「台湾独立派は日本人を拝まなければどうやって生きていくというのだろう」という趣旨の投稿をしたことを伝えた。

「台湾鉄道の父」がいつの間にか日本人に?国民党議員が皮肉の投稿―台湾

明らかに挑発していますね。念のため鉄道事業について触れますが、清国から派遣された劉銘伝は確かに北部の一部に鉄道敷設を試みました。しかし、資金繰り、材料集め、地形調査など、様々な局面で行き詰まり、劉銘伝がつくった鉄道はとても実用性があるとは言えないものでした。特に資金が逼迫していたことは大きく、劉銘伝が作った鉄道設備は粗悪なものでした。

清の康熙帝は、父の順治帝の後を継いで満蒙八旗軍が征服した地と中華世界の両方を支配しました。やがて、1673年に起こった三藩の乱を平定して、鄭成功一族が支配していた台湾をも手に入れました。

以来、清王朝は200年以上も台湾を支配していましたが、清末の回乱(イスラム教徒の反乱)以後は、海禁と山禁を解き、劉銘伝を初代台湾巡撫として派遣しました。劉は、台湾で様々な事業に手をつけましたが、特に鉄道はオモチャのようだと言われました。木造の橋は水に流され、役人の汚職が横行しました。日本統治時代になって、はじめて当時の最新技術を用いての鉄道敷設が実現したのです。

武漢型でも欧米型でもない。日本中に蔓延する新型コロナの正体

連日多数の陽性者が報告され、次々とクラスターも発生している新型コロナウイルスによる感染症。そんな現状を尻目に政権は、日程を早めてまで「Go To トラベルキャンペーン」を開始する姿勢を崩しません。このような動きに対して批判的な論を展開するのは、元全国紙社会部記者の新 恭さん。新さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、キャンペーンよりも徹底したPCR検査を優先すべしとし、その理由を記しています。

いま「東京型」コロナが全国に蔓延中

どうやら、東京を中心に再び猛威をふるっている新型コロナウィルスは、武漢型でも、欧米型でもなく、東京型とでも呼べる遺伝子配列に変異し、全国に広がっているようだ。

東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授によると、RNAウィルスであるコロナウィルスは、増殖するたびに、遺伝子配列を変異させ、人の免疫の仕組みから逃れて進化してきた。

ゲノタイプ(遺伝子型)を追ってみたら、武漢型、欧米型はいつの間にか日本では見られなくなっていた。今や、日本で変異したウィルスのエピセンター(震源地)に東京、大阪などの大都市がなっているという。

そんなさなか、安倍政権は、旅行代金の半額補助をうたって、「Go Toトラベル」の“前倒し大号令”を発した。かつてない危機に瀕する観光業界を救おうという意図は痛いほどわかるのだが、いくら値段が安くなるといっても、不安をかかえて旅行を楽しめるものだろうか。東京の旅行客がウイルスの運び屋にならないともかぎらない。

かたや小池都知事は「不要不急の他県への移動は控えていただきたい」と政府方針との違いをちらつかせるが、つまるところは「新しい日常」の名のもと、個々人の心がけに責任を押しつける。行政の役割はどうした、と言いたい。

要するに、政府も東京都も、いま優先してやるべきことをやっていない。経済活動を安心して進めるには、なによりも検査、検査。まわりに感染者はほぼいないという安心感がとにかく必要だ。

とりわけ重要なのは無症状の感染者を見つけ、ホテル等に一定期間、こもってもらうこと。たとえば武漢では、1,000万人近い市民全員のPCR検査を短期間で実施したが、東京でも、その気になればできるはずだ。

7月3日、日本記者クラブで講演した児玉教授は、「中国の990万人一斉調査のようなことをやるべきだ」と強調し、大学の研究機関を新型コロナウイルスの検査や研究に活用しようとしない国の姿勢に憤りの声をあげた。

「コロナ禍が起こったとき、文科省の指示によって東大をはじめ全部閉じてしまった。われわれが研究を続けようとしたら、あらゆる妨害の渦です。閉じているんだから人を来させてはいけない。外部の検体を入れてはいけない。日本の科学技術がこれだけ衰退しているのは空前絶後です。本来、科学者はこういう危機の時、真っ先に立ち上がって道筋を考えるべきなのに」

児玉龍彦教授といえば、2011年7月27日の衆議院厚生労働委員会で、「私は満身の怒りを表明します」と、福島第一原発事故の放射能汚染をめぐる国の対策を批判したことが思い出される。その正義感あふれる姿勢は今も健在だった。

厚労省は、感染研と地方の衛生研、保健所のネットワークばかりにこだわって門戸の狭いPCR検査を実施し、オールジャパンを結集して検査能力を飛躍的に拡充させる努力をしてこなかった。

一方、文科省はクラスターを避けるため大学を閉鎖し、その結果、大学の研究所は宝の持ち腐れになった。なにも、医学関係の研究機関まで巻き込むことはなかったのだ。

京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授がこう語っていたのを思い出す。

「iPS研には新型コロナのPCR検査をできる機器が30台くらいある。その機器を使って普段からPCRをしている研究員たちが何十人かいるが、自粛で多くの人が実験せずに在宅になっている。大学の研究所などの力をうまく利用すればPCRの検査能力は2万をこえて、10万くらいいける可能性がある。研究者として検査能力の向上に貢献したい」

研究者はコロナ対策に貢献したくてもできない状況が続いた。これは単に「縦割り行政の弊害」ではすまされない。国家の損失そのものである。

実は怖くない。人気税理士が紹介する税務調査リアルドキュメント

前回の記事『どんな時に「税務調査」が入る?人気税理士YouTuberが特徴を暴露』の中で、どんな会社がどんな時に税務調査を受けることになるのかを教えてくれた、チャンネル登録者数10万名超のYouTuberヒロ税理士。今回は自身のメルマガ『ヒロ税理士のYouTubeでは喋れないお金と税金とYouTubeの話!』の中で、実際に税務調査の予告から、実際に行われる日の中身やスケジュールについてこまかく紹介してくれます。「税務調査は怖い!」というイメージのある方、必見です。

リアルな税務調査の実態

今日の本題では、前回の続編として、税務調査について再度取り上げます。

(1)調査の事前準備と当日の対応方法とは?

『調査=悪いことをした会社が罰せられる』イメージを持つ経営者が多いですが、決してそんなことはありません。私自身も税理士でありながら、実は過去に一度だけ税務調査を受けた経験があります。確かに気分の良いものではないですね…それでも、定期的なチェック機能のようなものなので、特に脱税行為等をしていなければ平常心で調査に臨んで頂きたいと思います。

脱税の疑い等が起因となっている強制調査とは異なり、一般の任意調査では担当の税務調査官からきちんと調査日程のアポ電話が入ります。顧問税理士がいるのであれば、通常は会社ではなく税理士の事務所に直接電話が入ります。基本的には2~3日間の候補日程が提示されますが、必ずしもそれに従う必要もありません。税務調査官は沢山の調査案件を抱えて忙しいかもしれませんが、同様に社長も顧問税理士も忙しいものです。三者の都合を調整して、余裕をもったスケジュールを組むことがポイントです。

税務調査の現場は意外にも非常に地味なもの。基本的には直近3期間の帳簿(総勘定元帳)とそれに対応する請求書や領収書等の原始資料との突合せ等が行われます。書類がしっかり揃っていないと、調査時に不都合になるので要注意です!

まずは必要書類がきちんと揃っているか確認するためにも、出来れば調査の実施日まで最低2~3週間程度は余裕を持っておきたいところですね。下記一覧を参考にして下さい。

  • 過去3年間の帳簿書類(総勘定元帳仕訳帳・振替伝票等・現金出納帳・補助簿等)
  • 過去3年間の領収書や請求書等
  • 決算関係書類
  • 稟議書等の準備
  • 株主総会議事録
  • 取締役会議事録

税務調査を受ける場所については、税務署ではなく基本は会社の会議室や事務室等になります。しかし、これには厳格なルールはありません。自宅兼オフィスの場合等どうしてもプライベート空間に入られるのが抵抗あるという時は、実は顧問税理士の事務所にて調査を受けることも可能なのです。ただし、先程の調査必要資料を事前に会社から移動しておく必要があり、ひと手間かかることは覚悟する必要があるでしょう。

調査当日は通常朝10時ジャストに調査官がやって来ます。初日の午前中は社長同席のもと会社概要についてのヒアリングが。12時からはきちんとお昼休憩をとり、13時から調査再開し16時頃には一旦終了します。最終日には早ければ午後一から指摘事項や修正予定項目の説明がなされて実地調査はそれで終了。以上が調査当日のスケジュールです。

調査に立ち会うべき人間は、社長と経理担当者、顧問税理士です。しかしながら社長業は日々忙しいもの。代理人である顧問税理士がきちんと対応してくれるのであれば、社長が同席するのは例えば初日の午前のみの短時間とし、後は顧問税理士と調査官のみで調査を進めるというのでも可能です

もしあなたの会社にまだ顧問税理士がいないようであれば、これらの対応を社長一人または経理担当者と二人でしなければなりません。専門知識が乏しいようであればかなりハードでしょう。

「東京問題」バトルは時間のムダ。今こそ議論すべきPCR検査の戦略

専門家会議が廃止され初めて開催された専門家の分科会後、尾身会長は「検査体制拡充を戦略的に進める必要性」を強く訴えました。メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』著者で健康社会学者の河合薫さんは、専門家会議を解散した途端、専門家の知見や意見は全く生かされなくなっているのではないかと、東京都の発着を除外すると決定したものの「Go Toキャンペーン」を計画どおり実施しようとする国の姿勢を疑問視。県をまたぎ公共交通機関を利用するにはPCR検査を義務化するなど、検査のあり方を早急に議論する必要があると訴えています。

PCR検査。なぜやらぬ?

「東京問題」を巡り、国と東京、いや、正確にいうと菅官房長官と小池都知事が火花を散らしています。…このコロナ禍に、残念すぎる、極めて無責任なバトルです。あまりに“アレ”なので、おさらいするのもはばかれるのですが、ざっと振り返ります。

きっかけは菅氏が11日、北海道の講演で、「この問題(コロナ感染の急拡大)は圧倒的に『東京問題』と言っても過言ではないほど、東京中心の問題になっている」と述べたことです。

これに対し小池氏は13日、「国の問題」と反発。感染者が全国で再び増加している中、政府が旅行を促進する「GoToキャンペーン」の前倒しを発表したことにかみつき、「冷房と暖房の両方をかけるようなこと」と、批判したのです。

メディアからすればこのバトルはおもしろいようで、テレビ、新聞、ネットニュースがこぞってとりあげ、「東京問題」という新語が急速に広まりました。まぁ、感染者数の推移を全国地図で見れば、東京などの首都圏を中心に感染者数が増えてることは明らかですし、都内の感染者数が200人を越えている中で「今さら辞められない」という理由で、「GoToキャンペーン」を前倒しするのも、「?????」なお話ではあります。

でも、だからこそ、一緒に何をすればいいのか?を考えるのが政治家の仕事ではないのでしょうか。そもそもついこないだまで、まるで水戸黄門の印籠のように、「専門家の意見が~~~」という言葉を連発して拡大防止措置をとっていたのに、専門家会議を解散した途端、専門家の知見や意見は全く生かされなくなってしまいました。これではただ単に「責任逃れ」したいがために、専門家をスケープゴートにしたと批判されてもしかたがありません。

専門家会議が廃止され、新たに設置された専門家の分科会の第1回目の会合が行われた7月6日。尾身会長は「検査体制拡充を戦略的に進める必要性」を強く訴えていました。

「検査は国も拡充した方が良いということで、様々な努力をしていただいた。しかし、実は検査拡充をするため、一体どういう風な戦略を取るのか、今まで十分に議論されていなかった。今後は、感染リスクをどこまで許容できて、どこまで防ぎたいのか、コンセンサスが必要」(by 尾身会長)

尾身会長は、検査体制を考えていくことが「感染症対策の王道」であり、これまでの「有症状者」に加え、「無症状者+事前確率が高い」人々にPCR検査を徹底的に行うことが重要だ、と指摘。さらに、「無症状者+事前確率が低い」人々への検査のあるべき姿について、「一定のコンセンサスを構築する時期にきたのではないか」と、訴えていました。

マスコミはスルー。ひと目見て疑うべき戦闘機開発計画の問題点

7月7日、防衛省がF2戦闘機の後継機の開発計画を発表。新型コロナの問題もあるためでしょうか、マスコミ各社はその大枠のみを報じるに留まりました。軍事アナリストでメルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する小川和久さんは、これではレポートすらできないただの「ポーター」と厳しく指摘。防衛省の計画にはひと目で疑うべき点があると解説し、突っ込んで問いただすことができないマスコミに呆れ気味ながらも、今後の調査報道へのヒントを示しています。

戦闘機開発計画を疑わないマスコミって

国民の目がコロナに奪われているうちに、いろんなことがどんどん進んでいるようです。例えば、次の記事にあるような戦闘機の開発問題。

「防衛省は7日、2035年ごろから退役する航空自衛隊のF2戦闘機の後継機について、31年度に量産機の製造を始める基本方針を自民党に示した。ステルス性能など主要機能は原則、国内開発を目指す一方、米英政府や企業と部分協力する方針で協議を進めている。開発協力相手を年内に決定する方針も示した。

 

7日の自民党国防議員連盟の会合で示した案では、今年度から27年度までの8年間で構想、基本、詳細の設計を行い、24~32年度の9年間をかけて試作機を製造。地上試験は27年度から8年程度、飛行試験には28年度から7年程度かける。

 

国内開発を目指すのは、敵のレーダーに捕捉されにくいステルス性能▽味方と連携する「ネットワーク戦闘能力」▽探知機能(先進統合センサーシステム)──などとする案が出ている。

 

一方で米軍と一体的に作戦を遂行する「相互運用性(インターオペラビリティー)」は米国の支援を受け、同時期に新戦闘機開発を進める英国からはエンジン開発で協力を受ける案などを検討している。政府は米英との協議を進める」(7月8日付毎日新聞)

この記事を読んで、メルマガ『ニュースを疑え!』の読者のみなさんは、「あれ?」と思われたのではないでしょうか。時代の最先端をいく第6世代戦闘機だというのに、常識的に見ても開発期間が短すぎるからです。もう一度、記事に出た時間の流れを整理しておきましょう。

  1. 2027年度までの8年に構想、基本、詳細の設計を行う。
  2. その間、2024~32年度の9年間で試作機を製造する。
  3. 地上試験は27年度から8年程度、飛行試験には28年度から7年程度。

つまり飛行試験が終わるのは2035年度ごろ。ちょうどF-2戦闘機の退役が始まる頃に間に合うという寸法です。しかし、構想を描き始める2020年度から飛行試験が終わる2035年までの15年ほどで、本当に国産化が実現するのでしょうか。

【書評】人が死ぬことを認めない延命治療だらけの国、ニッポン

長寿大国・日本。その背景に、医学の進歩を欠かすことはできませんが、しかし寿命が伸びることで、私たちは何か大切なものを忘れてしまったようです。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、臨床医が語った現代の医療論。読み応えのあるこの本の中で、柴田さんがより気になった「人の死」についての一遍を紹介しています。

偏屈BOOK案内:里見清一 著『「人生百年」という不幸』 

41Y6LWyF+VL「人生百年」という不幸
里見清一 著/新潮社

「週刊新潮」の連載「医の中の蛙」20172019から選んだものに加筆した40編。すべて非常に読み応えがある。考えさせられる。わたしが考えても仕方がないが。最後の「人が死ぬのはそんなに嫌か」を紹介したい。いままでわたしの家族の死は7人になるが、全て死に頃で、いわば「自然」だから何の感慨もない。

ところが、いまや死は「自然」どころの話ではなく、「見たくない」を通り越して「あってはならない」くらいの扱いを受けているようだ。神戸市須磨区で、余命宣告を受けた末期患者とその家族を受け入れ、介護や看護を実費で提供する「看取りの家」施設が計画された。まことにけっこうな話である。ところが、住民の猛反対に遭い、計画はけっきょく頓挫してしまったというのだ。

事業者側の説明会の申し入れを住民自治会は拒否し、揉み合いで警察まで出動したという。主な反対理由は「住宅地に死を持ち込むな」だった。ある住民女性は「必要な施設だが離れた場所につくって欲しい。見える範囲でなければあってもいい」と語ったという。“NIMBYnot in my backyard”、自分の裏庭には嫌だ、という言葉があるが、彼女のセリフはそれの最たるものである。

例によって新聞は、誰に何を遠慮しているのか、事業者側の手続き的な不備を含めて中立「的」に報道している。これが、「裏庭に米軍基地ができてうるさい」とか、「原発ができるのは不安だ」とか、「兇悪犯専用の刑務所ができるのは怖い」とかいうのなら理解はできる。しかし、よりよき死に場所を求めている人に「自分の近所で死んでくれるな」とは、何たる言い草かと著者は怒る。

それなら、孤独死しそうな独居老人を近隣から追い出す方がはるかに理にかなっている。死んでから数か月もたって発見されたりすれば後片付けも大変だ。一方、施設で家族に看取られる病人が、コミュニティにどういう迷惑を及ぼすというのか。

この計画では5人程度の受入れだったそうで、せいぜい亡くなるのは週に一人だろう。大きな病院ではどこでも毎日、死亡退院が出ている。

「死を日常的に目にするのがつらい」という住民コメントは、ほとんどビョーキだ。そりゃ、若い人や子どもが事故や犯罪の犠牲で死ぬのはつらいが、不治の病の人がやすらかに臨終を迎えたいというのを「どこかよそで死んでくれよ」と喚き立て、警察沙汰にしている人たちの神経はとうてい理解できない。著者は「現代の社会は人が死ぬことを認めないかのようである」と書くが……

いや、認めないのではなく、死から目をそむけたいのだ。それは人命を軽視していることだ。

お疑いの向きは、「人が死ぬことを認めない」現代の延命治療の現場をご覧になればよい。そこで「命」が尊重されているように感じられるだろうか?

わたしは癌で死にたい。痛くない癌ね。そして治療しない。すぐには死ねないから、ぎりぎりまで人生の整理ができる。いいね。

編集長 柴田忠男

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「見せてもらえますか?」と客に言える販売員が好かれる理由

相手を褒めることは接客でも重要な要素ですが、お客様に響く「褒め方」となると、実践するのはなかなか難しいものです。しかしつい最近、「ショップ店員からとても嬉しい接客を受けた」と言うのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で、自身が唸ったその「褒め方」を紹介しています。

見せてもらうという褒め方

先日ある店で接客を受けていた時に、こんなことを言われました。「お客様のアクセサリー、カッコいいですね。少し見せてもらえませんか?」と販売員の方から言われたのです。

アクセサリーショップだったということもあり、私もアクセサリーをつけていたからなのですが、こう言われて個人的にはとても嬉しくなりました。単純に褒め方がうまいと思ったからです。

相手を褒めるというのは、コミュニケーションにおいては欠かせない要素です。だから販売員はお客様の持ち物などについて、「それいいですね」「可愛いですね」など、いろんな言葉を使って褒めようとします。これらはやらないよりはやった方が良いコミュニケーションのポイントでしょう。しかしこの方のように、「実際に手に取らせてもらい見せてもらう」というところまで行くと、その褒め言葉はさらに真実味が増します。

「それいいですね!見せてもらえませんか?」「気になってるんですけど、見てもいいですか?」など、見せてもらうための言葉はいかようにも考えられますが、実際に見せてもらうことでお客様は、「本当に興味を持っているんだな」「本当に良いと思ってくれているんだな」と感じやすくなります。ただ褒めるだけではなくて、そこまで行くとよりリアルさが増すのです。

もちろん手に取れるアイテムかどうかは物によって変わりますが、よくよく見せてもらえるように伝えるだけでも、その効果はあると言えるでしょう。わざとらしくなく、スムーズに本心から伝えていることを感じてもらうための言い方や表情なんかもポイントになりますね。

お客様の持ち物を褒める時、実際に見せてもらうところまで行くにはどういう言葉が出せるでしょうか?

今日の質問です。

  • お客様の持ち物を見せてもらうという褒め方をする時に、注意したいポイントはどんなところですか?

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