「通じてない」わけじゃない。日本人の英語が海外で使えない真の理由

海外旅行に行ったとき一生懸命勉強した英語がまったく通じなかった…、そんな経験がある方は結構多いのではないでしょうか。しかし、メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者でNY在住の高橋さんによると、どうやらこれは「通じていない」わけではないようです。今回は、日本人が海外旅行に行くとき、ついついやってしまう英会話の「間違い」ついて解説しています。

-英語について-特別編

今年に入って、仕事とは関係なく、プライベートで、すでに40組以上の知人が日本からNYに来てくれています。 

その多くはSNSで知り合ったり、ブログの読者であったり、初めてお会いする人がほとんど。 

(週に1回はツアコンみたいなことやってる気がする…)

そこで気がついたことですが、いまだにやっぱり日本人の英語コンプレックスは依然変わってないなぁということ。 

来られる方は若い世代ではなく、その多くが僕と同世代なので、当然、その世代の英語コンプレックスが急になくなるわけではないので当然なのですが。 

そこで今回は“観光で来た際の通じる英会話教室”を。 

僕は特に英語が得意なわけではなく、TOEICだのTOEFLだの受けた事もないので、人に英会話のポイントを教えられる資格はこれっぽっちもないのですが、少なくとも誰よりも英語で苦労してきました。 

おそらく、今コレを読んで頂いてる日本の方で、渡米当初の僕よりも英語が話せない人間はいないと思います。 それくらいヒドかった。 

そこから15年。 いちおう、日々、この街で英語で普通に暮らしてはいるので、「1週間くらいの滞在に必要な英語コミュニケーションのポイント」くらいはお話できるのではないか、と思っています。 

普通に観光名所でチケット購入したり、スターバックスで注文したり。 その程度のコミュニケーションでもっとも必要なこと気をつけることをお話しします。 

そして、それは人とのコミュニケーションでいちばん気をつけるべきことでもあります。 

世界初「自動包あん機」発明者は、なぜ前職を何度もクビになったのか

「プロフェッショナル」という言葉が巷に氾濫していますが、 「その分野を突き詰めるだけでは本物のプロとはいえない」と語るのは、無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さん。さまざまなフィールドで世界一の座に立つ日本企業のエピソードを集めた1冊の本を紹介しつつ、「本物のプロに必要なこと」について解説しています。

離れた分野も学ぶ姿勢

大正15年に台湾の精糖会社の技師の家に生まれた林虎彦氏は、戦争によって家族を失い、戦後に日本に戻ったものの身寄りがなく、貧困と病気で生死をさまよいながら各地を転々とする。

ある日、「住み込み募集」の電柱広告を見て、学校給食用のコッペパンを中心に作っているパン屋の店員として働き始める。パン屋では夜9時から仕込みの作業に入り、焼きあがるのが朝の4時で、学校に配り終えるのが朝10時ごろで、午後は集金と注文、夕食が終わるとまた明日の準備。

パンという人間に必要な温かいものを作っているのに、それを作っている人間はなぜ過重労働を強いられるのか。同僚たちは昼は少しの時間も惜しんで仮眠をとったが、林氏はわずかの時間を見つけては図書館に通って、その疑問を解明するためにあらゆる分野の本を読み漁る

しかし1年ほど働いたある日、突然、パン屋の主人から「やめてくれと言われた。理由がわからなかったが、次は菓子屋のウィンドーに飾られていた饅頭に魅せられ、今度は菓子屋の店員になり、菓子の勉強に没頭した。でもなぜかこの店もクビになり、3、4軒の店を転々としたがどこもクビになってしまう

菓子店もクビになる理由がわからなかったが、図書館に行っては菓子のことを学び、茶道を学ぶようになって、菓子の歴史や文化を知り、林氏の菓子への興味はますます深まっていく。

やがて林虎彦氏は、金沢で自分で菓子を作るようになり、26歳のときに菓子舗「虎彦の看板を掲げ、各地の温泉街や門前町に土産物として卸されるようになり、従業員を30人近く抱えるほどまでに繁盛した。しかし、成功すればするほど、菓子職人たちは過重な労働を余儀なくされることになる。

ニトリとJINS、勝ち組企業が取り入れる「SPAモデル」はホンモノか?

ユニクロ、GAPなどを成功に導いたことから、かつてはアパレルメーカーのビジネスモデルのみを指すと考えられていた「SPA」。しかし無料メルマガ『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』の著者でMBAホルダーの安部徹也さんは、今やニトリ、JINSなど、他業界もこの「SPA」を導入し成功を収めていると指摘、ただし「すべての業界がこのモデルで成功するとは限らない」との考察を記しています。

高収益を生み出すSPAモデルとは何か?

さて、今回はビジネスモデル編をお送りしていきましょう。

新・大塚家具はニトリに勝てるのか? 経営戦略のプロが『騒動後』を分析」でニトリはSPAモデルを採用し、高い利益率を実現しているというお話をお伝えしたところ、読者の方から次のようなご意見を頂戴しました。

SPAって(specialty stores of private label apparel)アパレルメーカーに関する言葉で「ニトリ」についてSPAと表現するのは適切ではないと思いますが?」

(原文ママ)

このご意見を受けまして、今回はSPAというビジネスモデルをより詳しく紹介し、ニトリにSPAを使用した経緯を説明していきたいと思います。

もともとSPAとは、1986年にアメリカのアパレル大手GAPのドナルド・フィッシャー会長が発表した自社のビジネス形態を表す「Speciality store retailer of Private label Apparel」の頭文字を取ったものになります。

この言葉だけではSPAがどのようなビジネスモデルかはわかりにくいと思いますので簡単に説明すると、企画デザインから製造販売に至るまでのプロセスを自社の中に取り入れ、サプライチェーンの全体最適化を図っていくモデルということができるでしょう。

アパレル業界ではGAPがこのSPAモデルで成功を収めると、ライバル企業も次々に同様のビジネスモデルを導入していきます。

世界第1位のZARAを展開するインディテックスや2位のH&M、日本ではユニクロを展開するファーストリテイリングなど、SPAモデルを導入することによってGAPと同じように大きな成功を収めてきたのです。

このSPAモデルには次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

  • 商品の企画から店頭に陳列するまでの期間を短縮できる
  • 顧客のニーズを商品開発に反映しやすい
  • サプライチェーンの無駄を省き、低コスト化を実現できる

デメリット

  • サプライチェーンをすべて自社内に取り込むため、莫大な資金や人的資源が必要
  • サプライチェーンの各プロセスを管理する様々なノウハウが必要となる

このようにアパレル業界で生まれ、同業界の多くの企業に導入されてきたという経緯を踏まえれば、SPAはアパレル業界の成功モデルということができるでしょう。

この観点に立てば、もともとSPAのAはアパレルを指すことからも、SPAアパレル業界のビジネスモデルとイメージされる方も多いと思います。

【日中】舛添都知事に対して、なぜか中国から続々と同情の声

政治資金の私的流用疑惑が取り沙汰されている舛添要一都知事。当然ながら国内からは厳しい目が向けられていますが、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』によると、中国からは同情的な声が上がっているとのこと。いったいなぜ? 黄さんはその理由を紹介するとともに、政治資金の私的流用もさることながら異常とも言える韓国贔屓の舛添氏に都知事の資格なし、と厳しく論じています。

【日中】舛添都知事に対して、なぜか中国から続々と同情の声

舛添都知事 記者会見詳報(1) 外部に支出の調査を依頼

舛添要一東京都知事が政治資金私的流用で大問題となっています。記者会見を開いて釈明をするかと思えば、釈明はせずに「第三者委員会の厳しい目で精査してもらう」を繰り返しただけに終わりました。

報道の中で、ロンドン出張に7,000万円、和菓子9万円、高級レストラン数十万円などお金の具体的な用途は枚挙に暇なく列挙されています。まあ、細かい飲食費はご愛嬌としても、出張費が高すぎるのはちょっと気になりますが、今回の舛添騒動については中国でも話題になっており、そのほとんどが中国の政治家に比べたらカワイイもんだという論調のようです。

ネットの声を拾うと、「そんなことで辞任に追い込まれるなんて」「中国だったら党内警告で済む」「都知事を辞めさせられるなら中国に来て村長でもやれ」などと、たいしたことないといったコメントばかりです。

舛添都知事の政治資金問題に中国ネットは驚き=「中国ではこんなの問題にならない」「こういうニュースは共産党に対する皮肉としか思えない」

中には、「こんなちょっとしたことで辞任を要求されるのか? 党内警告で十分だろ」「帝国主義は良心のかけらもないんだな。指導者の労苦を少しはいたわってやれよ」という同情の声すらあります。

たしかに、舛添氏の公私混同と中国のそれを比べれば、舛添氏のほうはカワイイものです。中国では人命よりもカネのほうが価値があるのですから。トウ小平一族が江沢民一派に叩かれことに対して、トウ小平の未亡人が抗議のための自殺未遂を図っても、誰も同情しませんでした

トウ小平の次男の娘はアメリカ人になって国外逃亡し、トウ小平一族もそれに続いて国富の10兆円を持ってオーストラリアと北米に逃げました。このように中国における国富の私物化は日本とは桁違いで横行しており、それによる国家資本の流出は1,000兆円にも及ぶと言われています。

甘利明前経済再生相は、わずか100万円で辞任しましたが、中国人からしてみればなぜ辞任しなければならないのかさっぱり分かりません。たった100万円で辞任するほうがおかしいとしか思えないのです。だから舛添知事の件についても、同情論が上がるのです。中国なら、舛添知事はむしろ「立派な政治家」の範ちゅうに入ります。

「脂質・糖質カット」食品を買う人は逆に太る?海外で驚きの調査結果

オランダ・フローニンゲン大学で調査を行なったところによると、「脂肪分少なめ」や、「糖分控えめ」と銘打った食品をよく購入する人は、やせるどころか、かえって太る傾向にあるという結果が出されたという。

脂肪分や糖分が通常製品よりも、数パーセントから数十パーセントカットされた食品は、当然のことながら、油脂や糖分の含有量が少ない。たとえば、脂肪分控えめのポテト・チップスと、通常の製品があったとしよう。ダイエットを心がけている人でなくても、多少健康に留意している人であれば、前者を購入するのではないだろうか。

しかし、脂肪分抑えめの食品を食べると、なぜかえって太ってしまうのだろう?

「カットされているから大丈夫」

同大学が行なったリサーチによると、人びとは、「脂肪分や糖分がカットされている食品なのだから、たくさん食べても太らないだろう」と考え、結果として通常製品よりもさらにたくさん食べてしまう傾向にあるためだそうだ。代表格としてはポテト・チップス、チョコレート、飴などのスイーツ、そして炭酸飲料などが、こうした例に当てはまる。

経済学教授・ペーター・フェホーフ氏によると、食べれば太る、とされる食品を購入する際や、口にするときに人は、どうしても心理的に躊躇するものなのだそうだ。しかし、「脂肪分カット」や「糖分控えめ」食品であれば、ならば大丈夫!と安心し、大量に購入・消費してしまうため、「かえって太る」結果を招いた、と指摘する。

◆日本の減塩食品にも当てはまる?
 また、この結果はオランダの消費者みならず、西ヨーロッパ諸国にもあてはまるとみられている。確かに、スーパーなど店頭でのポテト・チップス消費傾向を見てみると、脂肪分少なめ商品のほうが売れ行きがいいようだ。それでは、減塩食品に関してはどうだろうか。日本と比較すれば、減塩食品自体が少なめだが、こちらのリサーチがもし行なわれれば、興味ある結果が得られるのではないだろうか。

(カオル イナバ)

 

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今夜はソニー・ロリンズで。JAZZの巨匠が「85歳」にして想うこと

85歳になった今でも、現役のジャズ・サックス奏者として活躍するソニー・ロリンズ。ジャズ・モダンの全盛期に活躍した一人として名を馳せ、ジャズ界の大御所となった人物です。彼の「生きざま」に迫りました。

ジャズ界のキングはこうして生まれた

ニューヨークのハーレム、かの有名なアポロシアターからもそう遠くない場所で生を授かった一人の少年がいました。セオドア・ウォルター・ロリンズ、彼は7歳の時にルイ・ジョーダンの演奏を聞いたことがきっかけで、その後の長いジャズ音楽人生がスタートしました。

のちに彼は「ソニー・ロリンズ」として、ジャズ界の大御所として活躍します。

御年85歳となった今も、肉体的な衰弱をものともせず、その活動に対する意欲は止まることを知りません。

まさに「生きる伝説」と呼んでも過言ではないでしょう。

また、意外と知られていませんが、禅やヨガといった東洋哲学にも造詣が深い彼は、数回の来日公演を果たしており、多くの日本人ファンをも魅了してきました

 

それでは、サックス奏者として、現役65年以上を迎えた彼の現在の心境とジャズ人生、哲学についてご紹介しましょう。

弱冠20歳だった当時、同世代の仲間であったジャズの帝王、マイルス・デイヴィスをして「若いアーティストにとってすでに神様みたいな存在だった」と言わしめたソニー。

ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツは、ミック・ジャガーに「最高のサックス奏者は誰?」と聞かれ、ソニーの名前をあげたそうです。

こういった大御所たちの逸話からもわかるように、その確かな実力で同業者からも圧倒的な支持を得ていたソニー。

彼はどのようにして、名サックス奏者として不動の地位を築いたのでしょうか。

フランク・シナトラとの出逢い 恵まれた環境でチャンスを掴んだ幼少時代

テレグラフ紙は、彼の少年時代について以下のように記しています。

アメリカ領ヴァージン諸島出身の両親のもとに生まれたソニーは、ニューヨークのハーレムで育ちました。

ある日、学校を訪れたフランク・シナトラにインスパイアを受けたことで、彼の音楽キャリアが始まりました。

前述したように、ルイ・ジョーダンを聴いた影響で、まずはアルトサックスから始めたものの、16歳のときコールマン・ホーキンスに憧れテノールサックスに転向。

さらに彼はモダン・ジャズの起源ともいわれる「ビバップ」にすっかり魅了され、“ビバップ漬け”の10代を過ごしたと、オフィシャルサイトのバイオグラフィーで語られています。

音楽人生のメンターであるモンクのアルバムに参加

彼はチャーリー・パーカーに師事した後すぐに、のちの音楽人生における“指導者”となるピアニスト、セロニアス・モンクのもとで活動するようになります。

他にも名だたるミュージシャンとの出逢いを経て、着実に音楽の道を邁進。

これがすべて20歳になる前の出来事というのですから、才能ありきとはいえ、かなり恵まれた環境にいたと言えます。

その後、20代のソニーはジャズ界の歴史上に残るビッグネーム達と次々共演を果たすことになります。

例えば、チャーリー・パーカー、マイルス・デイヴィス、マックス・ローチ、そして彼の師でもあるセロニアス・モンクなど、ジャズを語る上で外せない大御所ばかりです。

さらに、彼はモンクのアパートに頻繁に出入りするようになり、1957年にリリースされたモンクの名盤「Brilliant Corners」に参加することができました。

自分は「最後の生き残り」 仲間や師匠の想いを背負う責任と共に生きる

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ソニーは、こうしたジャズ仲間や師のことを思い、現在の心境をこう語ります。

「彼らはもうここにはいない。だから自分が彼ら全員を代表してここに立っているという気がするんだよ。だって僕は彼らの中の最後の生き残りだからね。なんだか神聖な責任というものを感じているよ。たまに彼らのことを呼び起こさなきゃ、ってね」

彼は2012年から活動を休止していますが、これは呼吸器の疾患が原因のため「やむをえない」決断でした。

また彼は力強くこう語り続けます。

「僕は音楽活動において全てやりたいことをやりきったと思っていないんだ。だから、もちろんこれからも続けていきたいと思っているし、そうできることを祈っているよ」

85歳にしてこの情熱とモチベーションを保ち続けることは、普通なかなかできることではありませんね。

その言葉通り、彼は今もスタジオで録音された音源ではなく、ライブパフォーマンス時の音源を収集したアルバムを作成中とのこと。

さらに、彼は今までどのような気持ちで音楽活動を続けていたのかについても語ります。

定年までが勝負。モンスター老人にならないための「転ばぬ先の杖」

最近よく耳にするようになった「モンスター老人」という言葉。自分には関係のない話、と思っている方、どうやらそうでもないらしいですよ。無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では、人はなぜモンスター老人化するのか、そしてそうならないために、「定年・引退までに準備しておくべきこと」を紹介しています。

今のうちからモンスター老人対策

あなたが会社の中でステータスを上げるために絶対必要なのが、自分自身の付加価値を高めることです。勤続年数とともに自動的に出世した時代もあったのでしょうが、そのように放っておいても変動する価値を「相対価値」と呼びます。それとは逆に、自身の主体的な行動によって高めていく価値を「絶対価値」と呼ぶんですね。当シリーズでは、そんな「絶対×相対」2つの価値について両面から向上させるための施策をお伝えしていきます。

モンスター老人

最近、モンスター老人という言葉を聞きました。なんでも定年退職後に力を持て余した老人が、頑固な頭で解釈できない問題に過剰反応し、激情したり暴言を吐くなど自己コントロールができないご老人のことだそうです。暴走老人、なんて言葉もありましたが…。

老人とはいっても、定年退職したてなら60代前半。まだまだ老人といえる年ではありませんよね。そんなに若くして自分をコントロールできなくなる人が多いとは、やはり定年退職という節目は相当大きな変化点なのです。

ではなぜ、そうなってしまうのか。それは自分自身がとても不安定になるからだそうです。

それまで会社で何らかの役職を与えられ、組織の中で固有のキャラクターで生きながら急にそれらの関係性を失うと、自分とは誰なのかがわからなくなってしまいます。これ、誰でも引退するときにはそうなりますから注意が必要です。

そもそも人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくもので、死後はこの世の一切のしがらみから解放されるわけですが、その実感を手前の「引退」で感じるわけですね。本来はしがらみから解放されるからスッキリすると思いきや、逆に自分を維持できなくなり周囲に迷惑をかけてでも自分を取り戻そうとするのがモンスター老人の行動原理です。

【激怒】当てられて痛感した、「無保険」自転車の低すぎる交通モラル

自転車による交通事故が増加傾向にある昨今、未だに自転車保険への加入意識は低く、加入者は全体の約2割程度と言われています。メルマガ『ジャンクハンター吉田の疑問だらけの道路交通法』では、著者の“ジャンクハンター吉田”こと吉田武さんが身を持って経験した、自転車を運転する人たちの意識の低さに怒りを爆発させたエピソードを紹介しています。

自転車も軽車両なのに保険加入者の少なさに驚く

さて、メルマガも10回に達してしまいましたが、そんな吉田は相変わらずカラダを張ったことをやっておりまして、元・交通機動隊員の方に2時間半タップリと行なった、濃厚なインタビューを今回から展開して行く……つもりでしたが、急遽、問題提起したくなる事案が飛び込んできましたので、数回に渡ってレポートしていきたいと思います。

タイトルは柔らかく書いておりますが、実は吉田はとても怒っているんです。私的な部分に引っかかってしまいますが、3月上旬にフォルクスワーゲン『ニュービートル カブリオレ』からトヨタ『プリウスα』へ60回のローンを組んで、会社名義で買い替えました。すると、買ってまだ1度もローンを支払っていないのに、コンビニの駐車場へ車を止めて買い物している最中に駐輪した自転車が倒れてきて、そのペダル箇所がフロントバンパーをガッツリと傷つけてくれて、加害者の男性に修理費を請求したんですね。

その男性もおかしいんです。コンビニには駐輪場が設置されているんですが、店の入り口前が近いからと自動ドア付近へ駐輪し、前カゴに入れている荷物の重さから、駐輪した直後に自転車のみが転倒。最初はぶつかったのかぶつかってないのか本人は気にしてなく、何食わぬ感じだった男性ですが、コンビニの高性能な防犯カメラに加え、店員がその倒れこんでプリウスαに自転車をぶつける瞬間をしっかり目撃してました。吉田自身は買い物していたことでその自転車が転倒して傷つけられたことは知りません。帰り際に店員の方が呼び止めてくれて発覚。もう最悪です。

で、40代後半のその男性には傷をつけた認識をしっかりとわかってもらうべく、民事ではあるものの警察に連絡し、現場に来て頂きましたよ。当然示談ですから民事不介入の警察はめんどくさそうな顔しつつ「お互いの連絡先を交換して修理のやりとりは双方同士で行なってください」との事務的な対応。

結構ガッツリと傷がついているにも関わらず、加害者の男性はぬぼ~っとして自転車を倒して車に傷つけた、事の重大さにあまり関心がない様子。即座にスマフォで会話を録音したのでそのやりとりを文字に起こしますのでご参考に。

イギリスで安倍バッシング。英国メディアが逆ギレで総理を痛烈批判

 6月23日に行われる「イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票」。離脱の可能性は低いとされる一方で、一部からは根強い「離脱賛成」の声も上がっています。GWにイギリスを訪問した安倍総理がこの問題について言及し、英メディアからバッシングを受けたことからもわかるように、ピリピリムードのイギリス。無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』では、そんな英国の今後を占っています。

イギリスのEU離脱は1国の問題ではない。離脱でありえる経済危機

EU欧州連合離脱をめぐる国民投票が6月23日に行なわれる。まず森本毅郎様より、「よくイギリスのTVドラマを見ているがイギリスは実に奥深い国だ。BBCのドラマは本当に質が高い」という話が出て、私も教養があると同意。

栄光のイギリス

しかしながら今、そのイギリスはEU残留か離脱かという選択を迫られている。私は離脱は無いと思うし、むしろすべきでないと思う。かつてのイギリスは「栄光のイギリス」であり、離脱したら単なる中流国家となり誇りを失うことになるから絶対に離脱すべきでない。

ただ、イギリス国内では残留を支持する金融界、政財界の声もあるが、キャメロン政権を支える30名の閣僚のうち6名が離脱を支持、ボリス・ジョンソン前ロンドン市長も離脱を支持するなど混迷を極めている。先日新たなロンドン市長となったイスラム教徒のサディク・カーン氏は残留を支持するなど、イギリス国内でも世論が二分している

オバマ大統領が及ぼした影響

アメリカのオバマ大統領は4月にイギリスを訪問した際、キャメロン首相との共同記者会見で残留を支持したが、アメリカの生みの親のイギリスからするとある種の誇りがあり、アメリカには干渉して欲しくないようで、オバマ大統領の発言後イギリス国内では離脱派が増加した。

参考までにイギリス国内の数字を見てみると、オバマ大統領がイギリスを訪問した際の世論調査では離脱派が前の週より2%アップし拮抗。若干残留派が離脱派を上回っている。オバマ大統領としては、通貨などさまざまな問題から大混乱を引き起こしたくないという気持ちがあったのだろうが、オバマ大統領の発言による影響は少なからずあるようだ。

漁師の年収3千万円以上!「ホタテ御殿」が並ぶ日本最北端の漁村とは

コンサルタントの三浦康志さんが、経営のヒントやマーケティングのアイデアを教えてくれるメルマガ『プレミアム日刊ライスレポート』。今回は日本最北端の小さな漁村、猿払村の漁業組合でかつて行なわれた資本蓄積のノウハウのお話です。貧しかった漁師達が、今では一戸当たりの平均売上が3300万円という大成功を収めているとか。その秘訣は何だったのでしょうか?

漁協組合員の強制天引き

日本最北の村である猿払村には、「ホタテ御殿」がたくさん建っているそうです。

猿払村はホタテ貝養殖漁業で最も成功した地域です。

猿払村のホタテ養殖の特徴は「地まき」です。

アサリの養殖のように稚貝を浜にばらまくのです。

4区画に浜を分けて放流から3年を経た区画を収穫するという、農業のような養殖漁業で成功しています。

このような漁を行うためにはチームプレーが不可欠です。

猿払漁協がこのような組織的な栽培漁業を主導しています。

その結果、驚くべき生産性を達成しています。

2015年度の水揚げ金額(ホタテ貝以外も含む)を組合員数で割った数値は、約3300万円です。

漁師一戸当たりの平均売上です。

御殿が建つのもうなずけます。

このように漁業で潤う猿払村は、かつては最も貧しい村だったそうです。

ニシンやホタテ貝の乱獲がたたって漁業が極端に衰退したのです。

その時、ホタテ貝の養殖漁業にかける決断をするのです。

1970年のことです。

その際に組合長の強力なリーダーシップのもと、天引き預金制度を始めます。

天引き預金は資本蓄積するための最高のノウハウです。

しかし、独立事業者である組合員の収入を強制天引きするというのは異例のことです。

反対する組合員を説得して実施されました。

月7万円の生活費で我慢することを強いたのです。

猿払村のホタテ養殖漁業が成功した最大の理由がここにあると思います。

「宵越しの金を持たない」的な漁師の収支感覚を改善することが、集団的養殖漁業をスタートするために不可欠だと発想したのだと思います。

天引き預金はサラリーマンだけのものではありません。

事業者も天引き預金制度を銀行と構築すれば、資本蓄積が進みます。

天引きされた収入はないものとして収支を合わせる工夫をするようになります。

ないものと思っていた天引き預金は見えないところで蓄積されます。

一定の資本蓄積ができたらそれを雪だるまのように転がして大きくできます。

猿払村の御殿街は、大きくなった雪だるまなのです。

image by: Shutterstock.com

 

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