“青森の神様”木村藤子が助言。「幸せな人生を送る」ために避けるべきこと

「幸せになりたい」。誰もが思うことではありますが、「〇〇さんのように」と、羨ましい対象として他人を思い描いてしまっては、不幸を呼び込んでいるのかもしれません。“青森の神様”と呼ばれ、ベストセラーを数多く世に送り出している作家の木村藤子さんは、今回のメルマガ『“青森の神様 木村藤子” あなたに幸福をもたらすメールマガジン』で、他人と比較することがいかに不毛かを説きます。そして“過去の自分”と比べるために心のモノサシを使うことが、幸せに生きる秘訣であると伝えています。

 

隣の芝生が青く見えるのは思い込み

私はよく「幸せな人生を送る方法」についてお話しをさせていただいていますが、「幸せな人生を送る」ために絶対に避けていただきたい「悪い行い」がいくつかありまして、そのひとつが「人と比べる」ことです。

特に意識せずに生活していると、さまざまな場面で人と自分を比べてしまうのが人間です。多くの人が他人と自分を比べることに対して深く考えず、自分の中に湧き上がってくる感情に流されるまま、無意識のままに、人と自分を比べています。

しかし、この言葉を思い出してください。
「隣の芝生は青く見える」
何かと比べたところで意味はありません。自分と何かを比べること自体が、不毛でしかないのです。この習慣を変えるだけで不幸が遠ざかり、幸せになります。

なぜかというと、人生の不幸の原因は“人間関係のもつれ”が発端になっている場合が多く、とくに“人と比べる”ことが元となってトラブルに発展していることがとても多いからです。これはみなさんにも覚えのあることではないでしょうか?

たとえば、「ズルい」「うらやましい」「悔しい」といった劣等感が積もり積もると、相手への憎悪や攻撃性に変わります。また「私のほうが正しい、勝っている、優れている」といった高慢な思いは相手にすぐ伝わりますから、あなたの周りから人が離れていきます。

つまり“人と比べる”ことにより、心に「ネガティブな感情(嫉妬、劣等感、高慢、増長など)」が生まれ、これらはたやすくあなたの心を支配し、人間関係を壊し、抱えたカルマを増長させて、さらなる不幸を呼び寄せてしまうのです。

人はみな心の中に「自分だけのモノサシ」を持っています。そのモノサシを基準として、見たり、聞いたり、日常のいろいろな体験を自分なりに判断しています。そういった基準を持つこと自体は大切なことだと思います。しかし、人とのおつき合いにおいても自分の価値判断を持ちだしてしまうと、先ほども述べたような不幸な事態を招いてしまいます。人間関係が壊れ、悪いカルマを積み増してしまうのです。

そもそもとして、他人と自分を比べることにはまったく意味がありません。なぜなら、私たち人間はひとりひとりが違う存在だからです。

生まれ持った容姿、能力、家、お金といったこともそうですが、そもそも人はそれぞれ「違う時」を生きています。それぞれに無限の可能性がありますから、他人と自分を比べる道理はないのです。そういった、「人との時の違い」も考えずに他人と自分を比べてしまうと、先ほどお話ししたように不幸を呼び寄せてしまいます。

 

小泉進次郎が離婚危機!?滝川クリステルの「ビーガン」押しつけに夫が反発、肉を求めて妻子と半別居状態か

小泉進次郎前環境環境相と妻である滝川クリステルとの間に離婚危機が囁かれている。原因は滝川の極端な菜食主義の押しつけで、大の肉好きの小泉氏は耐えきれず自宅に帰らない日も増えているという。一方、滝川は新婚時には全く寄りつかなかった夫の地元・横須賀に最近は頻繁に出没しているというが、滝川の真意はどこにあるのだろうか。

食の違いは氷山の一角?小泉&滝川夫妻に不仲説浮上

滝川のビーガンがきっかけですれ違い生活が生じていると報じたのは週刊文春。ビーガンとは肉や魚だけではなく、卵や乳製品など動物性食品を一切摂らないという究極の菜食主義のことをさす。

動物性たんぱく質には必須アミノ酸9種類が全てが含まれており、体内の吸収率もよく優秀な栄養素。動物性タンパク質を植物性タンパク質で補おうとすると、さらに沢山の野菜を食べる必要がある。つまり、肉食の方がむしろ自然であり、ここまで極端な菜食主義は食事法というよりも、むしろ思想と言っていいかもしれない。

結婚以前から動物の保護活動にも力を入れている滝川さんがビーガンにハマるのは納得できるが、押しつけられた小泉氏はたまらない。

もともと肉が大好きだと言う小泉氏は滝川の行き過ぎたビーガンに嫌気がさしたのか、毎晩会食の予定を入れ、自宅マンションに帰らず、借りたままの議員宿舎に泊まっているという。

疲れて帰ってきたのに、食卓に野菜しか出てこなければ、なかなか食べる楽しみは見つけられない。小泉氏が少し気の毒な気もする。

さらに子どもの教育方針などでも食い違いがあり、それに尾ひれがついて離婚危機説に発展したようだ。

女性セブンでは滝川さんが都内でも有名なセレブ幼児教室に息子を通わせている姿をキャッチしている。その幼児教育は日本語、英語だけでなくフランスや中国語の教材も充実しており、「国際社会で活躍するリーダーの育成」を謳っており、政治家に欠かせない語学を仕込むために通わせているようだ。

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一見、語学に堪能のように見える小泉夫妻が共通で抱えているコンプレックスが英会話。

滝川はフランス語は堪能だが英語の発音にはやや難があり、コロンビア大学院留学の華々しい学歴をもつ小泉氏もまた英語のスピーチの文法はデタラメだといわれている。両親が果たせなかった流ちょうな英会話の習得を息子に託したのかもしれない。

女性セブンはさらに、滝川さんが小泉家の代々の選挙区である神奈川県横須賀市に頻繁に出入りする姿も報じている。新婚時代は全く寄りつかなかったのに、その変わりように地元住民も驚いているという。

選挙区まわりといい、幼児教室といい、滝川さんの視線は目の前の夫・小泉氏ではなく、政治家5代目となる息子の将来に向いているようだ。

脱マスク推進は小泉進次郎最大の政策?

「天下の愚策」と呼ばれた「レジ袋有料化」によって小泉氏の首相への道は一気に遠のいてしまった。そして「レジ袋有料化は前の大臣からの決定」と責任を転嫁したことで炎上し、政治家としての存在感はさらに薄くなってしまった。

そんな小泉氏が久々にネットニュースを賑わせたのが23日。小泉氏はノーマスクで演説に立ち、「世の中を少しずつ前に動かしていかなければならない」と訴え、脱マスクを訴えた。

政府が新型コロナウイルス対策のマスク着用に関し新たな指針を示したことを受け、いち早く行動に移した小泉氏。感染予防目的ではなく、世間の空気を気にしてマスクを強要する同調圧力に一石を投じた。

この演説にネット民の一部は「はじめて進次郎が正しいことを言った」「はじめていい仕事した」と称賛する意見もあった半面、「その前にレジ袋なんとかしろ!」「お前らがマスクをしろと言い続けてきたんだろう」という反発の声も多かった。

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まさに賛否両論の行動だったといえそうだが、これまでは「否」の政策が多かった小泉氏だけに、「賛」があるだけ今回の脱マスクの訴えはまだマシといったところだろうか。

鎌倉にある古民家カフェの朝定食が大人気。秘密は客がかける“ひと手間”

鎌倉にある古民家カフェと聞くと、美味しそうな和風デザートなどのイメージが強いですが、実はそこに“日本一旨い”と言われる朝定食があるといいます。そこで今回は、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、自身のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で、その意外な人気の秘密を紹介。自分の手でひと手間かけることがお客さんの心を捉えたようです。

日本一旨いと言われる朝定食 人気の秘密は、卵白を自分で泡立てること

鎌倉・稲村ヶ崎。映画にも登場したこの地は、海と山に挟まれ、江ノ電が走る、風情ある街。

その一角、江ノ電の線路横に一軒の古民家カフェがあります。このお店は、小鳥がさえずり始める、静かな早朝から行列ができることで有名です。

朝7時開店。朝定食を目当てに、遠くからもお客さまがやって来ます。

カフェではありますが、魚の干物をメインにした定食を提供しています。「あじ干物定食」「さば干物定食」「ASA(あじとさば)定食」など。

海が近いことから、新鮮な魚を加工した干物が手に入りやすいのです。

この定食には、麦味噌を使った味噌汁とご飯、漬物がつきます。しかし、定食を頼んだ人のほとんどが、サイドメニューである「こだわり卵」を注文します。

このお店の人気の秘密が、この卵にあります。

卵かけご飯にするのですが、普通の作り方ではありません。注文すると、卵と器、小さな泡立て器が運ばれてきます。

まず、卵の黄身と白身を分け、卵白だけを泡立てるのです。これは、お客さまの担当です。

この作業には、結構手間が掛かり、早ければ2~3分、遅い人で10分以上掛かることもあります。

器が小さく、普通のまぜ方では時間が掛かるため、丸棒で火を起こすように、両手でグルグルまわすことを店員さんに勧められます。客席のほとんどで、この光景が見られるのは、少し異様でもありますが。

この泡だった卵白をご飯の上にのせ、まん中に卵黄をのせて完成です。

卵白を泡立てる卵かけご飯は、最近目にするようになりましたが、お客さま自身が泡立てるお店は、他にはないと思います。

この面倒にも思える作業が、お客さまの心を捉えたのです。

泡立たなければイライラしますし、10分以上も掛かれば疲れてきます。しかし、この手間の先に達成感があり、美味しさを倍増させてくれるのです。

お客さまが胡麻を摺る豚カツ屋さんもありますが、こういうひと手間をお客さまは喜んでやってくれます。

それは、あまりやったことのない作業を体験できるからです。

初体験は、気分を高揚させます。それが、美味しさ、さらなる満足感に繋がっているのです。

干物の定食だけでは、朝7時前から行列はできません。「卵白の泡だて」を経験するために並んでいるのです。

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調理家電に新規参入のエレコムが教えてくれる「付加価値の付け方」

パソコン周辺機器メーカーとして有名なエレコムが調理家電に参入することになりました。そこで今回は、メルマガ『理央 周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】』の著者で、MBAホルダーの理央 周さんがエレコムの調理家電を紹介。新しいライフスタイルブランドについて解説しています。

 

エレコムの家電参入に学ぶ、 付加価値の付け方

パソコンの周辺機器のメーカーのエレコムが、調理家電に参入しました。

エレコムといえば、USBメモリーやマウスとか、スマホ用のカバーやフィルムなどの、PC周辺のアクセサリーのメーカー、というイメージです。なので、「調理家電を出す」と聞いた時には意外でした。

ホームページを見ても、トップはやはりパソコンやスマホ関連の、製品紹介が中心です。

ところが、製品の一覧ページにいくと、パソコン関連だけではなく、ヘルスケア製品やUSBで使える扇風機など、私が知らなかっただけで、さまざまなカテゴリーの製品を扱っています。

調理家電のページに行ってみると、「マグカップ型電気なべ」というのがあります。

一見、ステンレス製のマグカップなのですが、「材料を入れて、スイッチを押すだけで、味噌汁やスープができる」とのことです。

マイナビニュースでは、実際にこのマグカップを使って、スープを作った時の様子が描かれている記事があります。

マグカップで自炊⁉ エレコムの小型電気鍋「Cook Mug」でお茶から雑炊まで作ってみた

細かく切った具材に、粉末のスープの素と水を入れれば、もうそれだけでできてしまう、という感じです。

寒い時などに、「夕ご飯にあと一品、温かいものが欲しい」という時などにぴったりです。

 

『月曜日のたわわ』日経新聞掲載で続く論争。問われる新聞広告の是非

日本経済新聞が掲載した広告をめぐって全世界で多くの議論が飛び交っています。そこで、今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』では、その広告の詳細とともに、問題の概要からその背景までを詳しく語っています。

 

「月曜日のたわわ」全面広告をめぐる議論 本当に「表現の自由」をめぐる問題か?

日本経済新聞が4月4日に掲載した「月曜日のたわわ」の全面広告をめぐり、様々な議論が飛び交っている。

まず、国連女性機関(UN Women)が抗議する書面を日経新聞に対し送付、一方で一連の騒動を大きく報じたハフィントンポストにも非難が集中した。

広告は、「胸を非現実的なほど強調したミニスカート姿の女子高生のキャラ」(ハフィントンポスト)が、

今週も、素敵な一週間になりますように

と語りかける内容。これに対し、UN Womenは4月11日付で、日経新聞の経営幹部に対し、今回の全面広告を「容認できない」とする書面を送付。

他方で、計量経済学者である田中辰雄氏は、「SYNODOS」で、『「月曜日のたわわ」を人々はどう見るか』と題し、

今回の事件に限らず、一般的な傾向として言論・表現の自由を重視する人が容認的で、一般的傾向として正義を重視する人が問題ありと考えている。

と主張した。

【目次】
・問題の概要
・国連女性機関が抗議
・軽量経済学者・田中辰雄氏の寄稿文
・一方で、日本は春画を厳しく規制
・背景にある「漫画至上主義」
・問題の概要

問題となったのは、4月4日に掲載された全面広告。

「今週も、素敵な一週間になりますように」

とのキャッチコピーのもと、

「顔は幼くあどけないのに、胸は非現実的なほど強調され、体だけは過剰に成熟したミニスカートの女子高生が、上目遣いで読者にそう語りかける」金春喜『「月曜日のたわわ」全面広告を日経新聞が掲載。専門家が指摘する3つの問題点とは?』(ハフポスト)

という内容だ。

 

ウクライナ停戦を200億ドルの武器援助で妨害する「死の商人」バイデンの姑息

先日行われた地元メディアのインタビューで、対話による戦争終結の意思を示したウクライナのゼレンスキー大統領。しかしその動きをあくまで阻止したい勢力も存在しているようです。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、最大の妨害者としてバイデン政権を挙げ、そう判断せざるを得ない理由と彼らの思惑を解説。さらにその「死の商人」ぶりと、米国を追従するだけの日本を強く批判しています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年5月23日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

戦局膠着下で始まった「とりあえず停戦」の模索/ウクライナで再び戦闘を再燃させないための知恵を!

ロシア軍のウクライナ侵攻から3カ月、5月20日に至ってマリウポリのアゾフスタリ製鉄所に立て篭っていた「アゾフ大隊」が制圧されたことで、階段の踊り場のような一時的な戦闘膠着場面を迎えている。ここが1つの分かれ目で、とりあえずの停戦合意が成って後のことは交渉を通じて解決を図ろうという気運が生じるのか、そうはならずに再び泥沼の戦闘長期化へと転がり込んでいくのか、今後の流れが方向付けられることになろう。

マリウポリは、ここ1カ月ほどの間、戦局全体の焦点であるかに毎日のように報じられ、その理由をメディアはロシアがドンバス地方から要衝マリウポリを経てクリミア半島までのアゾフ海沿岸を「回廊」として確保することを狙っているなどともっともらしく解説してきたが、それは米国の扇動的なシンクタンクなどが無責任に流している誇大な憶測にすぎない。マリウポリからクリミア半島の根元までは1,500キロほどもあり、それだけの帯状の陸地を占領・支配するのは容易なことではないし、今のロシア軍にそれを成し遂げる体力は残っていない。

そうではなくて、本誌4月18日付No.1150「頭の体操(6)」でも述べているように、ここを発祥地・本拠地とする「アゾフ大隊」がそこから出撃してドンバス地方のロシア系住民に対する〔プーチンの言い方では〕ジェノサイドを繰り返してきたことへの報復と再発防止が作戦目標であり、それが達成されたのだから、「アゾフ大隊」制圧の事実は今が踊り場の場面と判断する重要な材料となるのである。

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米国の言いがかり?中国が反論する「ウクライナ戦争を巡る10の疑惑」

ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、アメリカから多くの批判を浴びている中国。日本においても「疑惑」の粋を出ないそれらの批判が、あたかも事実かのように受け取られ流布されているのが現状ですが、そのような姿勢は結果的に国益を損なうことに繋がる危険もあるようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、著者で多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さんが、国際問題を考える際に「自国と他国の認識の違い」を意識する重要さと、こうした視点の欠落が招く好ましからざる事態を提示。その上で、中国が自国以外の報道や資料を根拠として理路整然と反論する、アメリカからの10項目の批判を紹介しています。

 

ウクライナ戦争をめぐるアメリカの中国批判に新華社が反論 そこから浮かび上がる日本とのパーセプションギャップ

国際問題を語るとき認識の違いを意識することは極めて重要だ。国と国との関係では、それが誤解を先鋭化させ紛争に至ることもあるからだ。対立の激化を避け、衝突の芽を先回りして摘むことができれば、それだけで国に対する貢献は計り知れないほど大きい。なんといっても戦いよる破壊やコストを免れ、逆に発展の成果を手にできるのだ。戦争が総力戦となり互いにへとへとになるまで「止められない戦争」となった第一次世界大戦以降では、この発想が重要なのだ。

だが、現在の国際環境においてそうした考え方が主流になることはない。認識のギャップを埋めようとすれば相手の視点から物事を理解する必要が生じ、そんなことをすれば自国で相手国の代弁者と罵られ、政治家ならば国益意識の低い者と蔑まれるのが関の山だからだ。場合によっては怯懦、売国奴と謗られることさえある。

ただ主流ではないと言っても価値がなくなるわけではない。だから今回の原稿では中国の視点に立ったアメリカの正義に対する疑義を並べてみようと思う。

民主主義という御旗を掲げてアメリカが行う正義の遂行は、同国と同盟関係にある日本と、時にそのターゲットになる中国ではギャップが鮮明だ。

西側と中国との間のギャップに具体的に触れる前に、少しウクライナ戦争をめぐる視点の難しさについて触れておきたい。

先日、あるロシア出身の学者の研究会に参加した。そのとき、「周囲が海に囲まれて国境が固定されてきた日本と、しょっちゅう国境が動くヨーロッパでは、今回のウクライナ戦争のとらえ方は違う」との発言があった。そこには思い当たる点があった。

ロシアのウクライナ侵攻が正当化されるという意味ではない。将来起こりえる日欧のギャップが見える気がしたのだ。「和解に対する認識の差」が日本人を動揺させる場面があるかもしれない、と言い換えるべきかもしれない。ロシアとウクライナの問題が、案外あっさりと和解へと進む可能性だ。

そうなったとき「絶対に許せない」という価値観で結びついていた日本人は少なからず戸惑うのではないだろうか。

そもそもロシアとウクライナの戦争は「民主主義vs.非民主主義の闘い」であり、戦争の目的が民主主義の防衛であれば、ロシア軍の敗走かプーチン政権の崩壊以外に納得できる終わり方はなかったはずだ。日本はその大義の下でロシアに経済制裁を仕掛けた。だが、ウクライナやその後ろにいる米欧がより現実的な選択をしないと言い切れるだろうか。これまでの歴史を考えれば否定はできない。ロシア人学者が指摘したギャップはそれを思わせたのである。

 

岸田・バイデン両氏も当事者。日韓「慰安婦合意」で日本が持つ“切り札”

文在寅前大統領が政権を担っていた5年の間に、国交回復以来最悪の状況となってしまった日韓関係。その大きな要因として、韓国サイドによる日韓基本条約及び慰安婦問題日韓合意の反故が挙げられますが、この先我が国は彼らにどのような姿勢で臨むべきなのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、米国の権威ある政治雑誌に掲載された日韓問題に関する論文を紹介しつつ、韓国の新政権と対応する際に岸田首相に求められる「気概」について考察しています。

 

日韓問題を論ずる米国有名雑誌

韓国、ユン大統領が就任しました。

岸田総理とユン大統領は最悪の日韓関係といわれる状況を改善できるでしょうか。

『フォーリン・アフェアーズ(Foreign Affairs)』という雑誌に日韓関係の記事が掲載されています。「日韓の乖離をどう修正するか」というKristi Govella氏、Bonnie Glaser氏の論文です。

ちなみに『フォーリン・アフェアーズ』は、米国の外交・国際政治専門の隔月発行政治雑誌です。各国元首クラスや閣僚、学者や財界人など多数が寄稿している大変に権威のある雑誌です。

2018年に日韓関係は著しく悪化した。

 

この年、韓国の文在寅大統領は、日本の戦時性奴隷制の被害者を支援するために2015年に設立された財団を閉鎖した。

 

また韓国の最高裁は日本企業に対し、戦時中に強制労働をさせられた韓国人原告への補償を命じた。日本政府側は、文大統領の決定に抗議し、1965年の日韓国交正常化条約と矛盾するとして判決を拒否した。

 

すぐに貿易紛争が起こった。2019年、日本は韓国企業が半導体の生産に使用する3種類の化学物質の輸出を制限し、その後、韓国を機密物資の貿易に関する信頼できる国のホワイトリストから削除した。

 

日本はこれらの動きを発表した際、安全保障上の懸念を理由にしたが、韓国はこの決定が経済報復にあたると主張した。それ以来、関係は冷え込んだままであり、二国間の協力関係は限られ、定期的に外交問題が勃発している。

解説

日本側からみた問題は2つです。従軍慰安婦についての協定を韓国側が廃棄したこと。および1965年の日韓国交正常化条約で片が付いたはずの韓国人労働者への賠償請求が韓国裁判所で認められた事です。どちらも約束が反故にされているのです。

論文はさらにその従軍慰安婦の協定について詳しく記しています。

2015年、日本の安倍晋三首相(当時)と韓国の朴槿恵大統領(当時)は、第二次世界大戦中に日本軍によって性的奴隷にされた韓国人女性である慰安婦の忌まわしい遺産を「最終的かつ不可逆的に」解決するための協定を結んだ。

 

この合意では、日本は被害者支援財団に10億円を拠出したが、文政権はその後、2018年に閉鎖した。しかし、この協定は両政府が発表した時点から不評で、2017年に朴大統領が汚職容疑で弾劾された後に破談になった。

 

日本の指導者たちはこのような経験を繰り返したくないと考えており、韓国の指導者たちが政治的利益のために過去を掘り起こすことがあまりにも多いという、いわゆる韓国疲労の影響をいまだに感じている人たちもいる。

 

「糖質を制限すると筋肉は減る?」糖質制限食の提唱者に聞いてみた

炭水化物を控えたり摂取しない「糖質制限食」はダイエットなどでも注目されていますが、脂肪だけでなく筋肉も減ってしまうのではないかという話も聞こえてきます。真相はどうなのでしょうか。糖質制限食の提唱者としても知られる医師の江部康二先生が、メルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』で読者の疑問に答えています。先生は摂取カロリーが充分で適度な運動量を保っていれば筋肉は減らないと「糖新生」への誤解を解きます。その証として、100m走などの最高強度以外のほとんどの競技でパフォーマンスが向上しているとする論文の存在も示しています。

 

糖質制限で筋肉が減る?

Question

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「糖質を制限すると筋肉から無理やり糖質を作り出して、それが血液に流れる。なので、糖質制限をすると筋肉も減る」。このような意見をよく見聞きしますが、正しいのでしょうか?

江部先生からの回答

これは「糖新生」についてのよくある誤解です。糖新生は、普通に糖質を摂取している人でも、肝臓・腎臓などで日常的に行っています。例えば、睡眠時などの長時間の空腹時は、誰でも糖新生しています。

すなわち、全ての人類は、700万年間の進化の過程で、赤ちゃんも小児も大人も、誰でも毎日普通に糖新生しているのです。当然、糖新生で、筋肉が減るようなことはありません。糖質制限食実践中の人は、糖新生が、さらに活発になるというだけのことです。

カロリー制限をすると筋肉が減る可能性がありますが、糖質制限は「高タンパク食」になるので、日常生活のなかで適度の運動量を保てば筋肉は減りません。
運動量は、
男性で「8000歩/日、その内速歩20分」
女性で「7000歩/日、その内速歩15分」
が目安です。

そして、糖質制限食で将来の糖尿病発症が予防できます。肝臓・腎臓などで、アミノ酸、乳酸、グリセロール(中性脂肪の分解物)などからブドウ糖を作ります。これを「糖新生」と言い、人体は自力でブドウ糖を生産できるわけです。

従って、「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」はありますが、「必須糖質」はありません。国際食事エネルギーコンサルテーショングループの報告では、「炭水化物(この場合は糖質とほぼ同じ意味)の理論的な最小必要量はゼロである」(☆)と明記されています。

実際には、普通に三食糖質を摂取している人でも、睡眠時や空腹時は、誰でも糖新生しています。このように糖新生は「特殊な現象」ではなく、ごく「日常的な生理的活動」の一つなのです。糖質制限食実践中の人は、糖新生が、さらに活発になるというだけのことです。

糖質摂取開始後数時間くらいまでは心筋・骨格筋の主たるエネルギー源はブドウ糖です。食事開始後から2時間くらいまでは、身体は食事由来のブドウ糖を利用します。2時間経過すると肝臓のグリコーゲン分解で血糖値を保ちます。

糖質摂取開始後数時間くらい経過すると、肝臓の糖新生で血糖値を保つようになりますが、その頃には心筋・骨格筋など体細胞の主たるエネルギー源は<<脂肪酸-ケトン体>に切り替わっていきます。

従って糖質を普通に摂取している人においても、夜間睡眠時や、日中の空腹時は、心筋・骨格筋などの主たるエネルギー源は、実は<ブドウ糖-グリコーゲン>ではなく<脂肪酸-ケトン体>なのです。ケトン体は脂肪酸の分解物で肝臓で作られます。

 

日銀に「物価の番人」の矜持なし。黒田総裁が晒す“政府の番犬”ぶり

4月の消費者物価指数は昨年4月を2.1%上回り、政府・日銀が目標としてきた上昇率2%を超えたのは、消費税増税の影響を除けば13年7か月ぶりとのことです。しかし、この上昇もエネルギー価格や原材料価格の高騰と急激な円安によるもので、賃金上昇は伴わず国民生活を圧迫するだけとの指摘があります。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』で評論家の佐高信さんは、「物価の番人」と言われる日銀が円の価値を下げ、金融緩和を継続することを厳しく批判。ナチスにすら抵抗したドイツの中央銀行理事たちの言葉を引き、そんな「矜持」の欠片も見えない黒田総裁を「政府の番犬」と評しています。

 

踏みにじられる「物価の番人」

こんな男が長く日本の首相をやっていたなんて、本当に世界に対して恥ずかしくなる。たとえば佐藤優などが、アベノマスクやアベノミクスの失敗を棚に上げて、首相時代の安倍を次のように持ち上げたからだろう。

「いまは非常時だ。新型コロナウィルスの嵐が去るまでは、民主的手続きによって選ばれた最高指導者である安倍晋三首相を断固支持すべきだ。客観的に見て、安倍政権の危機対応は合格点だ」

そして「安倍晋三首相の下で団結しよう」などとゴマをするから、バカがその気になって、「日銀は政府の子会社だ」と非常識極まりない発言をすることになる。中央銀行である日銀は「物価の番人」と言われるが、ボンボンの安倍は、株価は気になっても物価など眼中にないのだろう。

現総裁の黒田東彦は、政府から独立して金融の中立性を確保し、通貨価値の安定を図るどころか、政権の言いなりに金融緩和を繰り返し、円の価値を下げた。そんな黒田は「政府(安倍)の番犬」としか言えないのである。

かつて、ナチス政権が軍備拡張のために無限に軍需手形を発行し、その尻ぬぐいを中央銀行であるライヒス・バンクにさせたのに対して、シャハトやフォッケなど、同バンクの理事たちが職を賭してヒトラーにつぎのような上申書を差し出し、反逆者として弾圧された。

「止まることのない放漫財政政策がどの程度までドイツ経済の生産や貯蓄さらには国民の社会的必要と両立しうるかを政府に指示する意図は、われわれには存在しない。しかしながらこれ以上政府がライヒス・バンクに信用を要求するならば、通貨政策の運営によって通貨価値を保つことはできず、ただちにインフレーションが発生するであろうことを明らかにすることはわれわれの義務である」

ライヒス・バンク総裁のシャハトは、ヒトラーに死刑を宣告されてまで抵抗した。そのドイツの例を踏まえて『小説日本銀行』(角川文庫)を書いた城山三郎は、執筆の動機をこう語っている。

「日本ほど物価がむちゃくちゃに上がる国はないのに、日本銀行は、一体、何をしているかという、ごく庶民的な感情がありますネ。その意味で、日本銀行で本業の、日銀本来の使命、中央銀行としての使命を貫こうとする男を設定した場合、どうなるかということですネ。そこにロマンを感じたのですが、そんな人は日銀にいない、といってやっつけられた。しかし、いたら何も書くことはない。いないからこそ書いたともいえるわけです」

日銀総裁をやった前川春雄は「人間に等級をつける勲章は好まない」として勲一等を辞退した。そんな前川だったら、安倍放言に、静かに、しかし、断固として反対しただろう。

多分、黒田は喜んで勲章をもらう。私なども主張した財政と金融の分離は日銀の大蔵(現財務)省からの独立をめざしていたが、それも今や完全に踏みにじられた。

 

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