職場に「苦手な同僚」がいてツラい。プロが勧める“5つの対処”とは?

どうにも合わない人、苦手な人は誰にでもいるものですが、その苦手な人が同僚として同じ職場にいるとなれば、かなりのストレスです。「視界から消えてほしい」と願うほど深刻な悩みに答えるのは、メルマガ『公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―』著者で公認心理師の永藤さん。好きになろうとか仲良くなろうとする必要はないと前置きしたうえで、すぐできることから最終手段まで、5つの取り得る対策を注意点とともにアドバイスしています。

ちょっと御相談がありまして:苦手な同僚

皆様からお寄せいただいたご相談や質問にお答えしたり、一緒に考えたりしていきます。

Question

shitumon

40代会社員Aです。職場の隣の部署に、とても苦手な同僚Dがいます。彼は2年前に今の部署に異動してきました。悪い人間ではないと思うのですが、ものの言い方から態度から、私以外の人への接し方まで、すべてが苦手です。

何をするにも上から目線だし、彼には関係のないことにまで首を突っ込むし、自分を大きく見せようとするし、もういちいち気に障ります。後輩の女性に対して、なれなれしく「ちゃん」づけで呼ぶのもどうかと思いますし、品のない冗談を大声で言って一人で笑っているのもイライラします。

私以外の人たちは、「ああ、Dさんはああいう人だからね」とある意味諦めているようです。やり方は気に入らないですが、仕事ができないわけでもないですし、私が直接迷惑をかけられているわけでもないので黙っていますが、本当に不愉快です。私の視界から消えてほしいと願うばかりです。

【永藤より愛をこめて】

ああ、ババ抜きのジョーカーひいちゃった……という感じでしょうか。いますよね、「悪い人じゃないんだろうけど、虫が好かない」とか「そりが合わない」人って。そういう人を無理に好きになる必要や、仲良くなる必要は、私はないと思っています。そこで無理をしたら自分の精神状態がやられてしまう。

でも毎日会わなくてはならない。さてどうするか。相談者さんは「私の視界から消えてほしい」と願っていますが、イリュージョンじゃあるまいし、そうそう消えるものじゃないですよね。ただ取りうる手段はいくつかあると思います。

  1. 席替えをして、物理的に「視界から消える」ポジション取りをする
  2. 社会人としてのビジネスマナーである「挨拶、報告、連絡」を必要最小限し、それ以上は自分から関わりをもたない
  3. 自分に話しかけられているのではないのであれば、彼の声を必要以上に拾わない、反応しない
  4. Dさんを操作しようと思わない、変わってほしいと望まない
  5. どうしても同じ空間にいるのが耐えられないようであれば、異動願を出す(最終の最終手段)

この記事の著者・永藤かおるさんのメルマガ

アイドル並みの美貌を持つ皇族・佳子さまと氷川きよしの“意外な”共通点

秋篠宮家の次女・佳子さまにイケメン専属カメラマンがいることを、週刊誌が報じました。この報道に批判的な声も多いようですが、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは思うことがあるといいます。これまで、数多くの芸能人の撮影に立ち会ってきた芋澤さん。非常に美意識が高かったあのタレントのエピソードを紹介しつつ、何十年、何百年と写真が残る可能性のある立場の人間に理解を示しています。

秋篠宮家専属カメラマンの存在

芸能記者の集まりで、エンタメ界以外で必ず盛り上がるのが秋篠宮家次女、佳子さまの話題です。

特に最近の佳子さまの変貌ぶりには“美しさに一層磨きがかかった”とか“アイドルとしても十分やっていける程可愛い”なんて声も挙げる輩もいる程。

開かれてきた皇室とはいえ、まだまだ私たち一般人にはベールに包まれている私生活が“充実しているんだろうな…”と想像すること位しかできませんけれど。

6月3日に日本とベトナムの外交関係樹立50周年のイベント開会式に出席された佳子さまも、薄紫の総レース使いのワンピースで、季節に合わせた紫陽花の可憐な花の様でした。

そんな声が多い昨今、6月22日号の『女性セブン』が“佳子さま頼るイケメン専属カメラマン”という記事を掲載してきました。

記事には3年程前から、天皇御一家を撮影する宮内庁手配のカメラマンとは違う、秋篠宮家だけの民間専属カメラマンがキャスティングされていると書いてありました。

40代の、ライティングにこだわりを持つ優しく柔らかで可愛らしい写真を撮るフリーカメラマンで、撮影中も被写体がリラックスできるような言葉を掛けながら撮るらしく、それで佳子さまの表情も生き生きと愛らしくなっているのかもしれません。

物腰も柔らかく、何より信頼関係が築かれているカメラマンだからこそ出る表情が、例えば昨年12月末に宮内庁から提供された28歳の誕生日写真だったのでしょうね。

不法移民問題だけではない。なぜ米国市民がトランプを支持しているのか?

実に37件もの罪で起訴されたトランプ前大統領。とは言え彼が来年行われる大統領選挙の共和党候補として、絶大な人気を誇っているのが事実です。なぜアメリカ国民の一部は今もトランプ氏を支持し続けるのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、どれだけメディアがトランプ氏を批判しても支持者が減少しない理由を解説。その上で、前回の選挙結果への疑問を検証することなくトランプ批判を繰り返すだけのマスコミを、「アメリカ分断の元凶」と斬って捨てています。

トランプ起訴、アメリカを分断するもの

トランプ元大統領がホワイトハウスから機密文書を持ち出したとして起訴されました。国防情報の故意の保持など37の罪に問われています。

当然NYタイムズ、ワシントンポストなど大手新聞が大きく報じています。これでもか!というぐらいのトランプ批判の連続です。

しかしながら、トランプは今だに共和党の次期大統領候補の最有力です。圧倒的です。

「なぜトランプを支持するのだ?」と思う日本人は多いと思います。

日本のマスコミは「トランプに騙されている米国人」と言いますが本当でしょうか?

このメルマガでは、トランプ支持の理由として不法移民問題を何度も紹介しました。

【関連】「トランプは貧乏で情弱な白人米国人を騙している」は本当なのか?

今回は、もう一つの理由、「米国の選挙制度、郵便投票への不信」を紹介しましょう。

昨年、中間選挙の前に「レッド・ミラージュ(赤い蜃気楼)」という言葉が広まりました。

赤は共和党のシンボルカラーです。

つまり投開票日の夜に共和党に有利な開票速報が出るかもしれないが、後で開票される郵便投票には民主党の支持者が多いので逆転するというのです。

赤(共和党)は蜃気楼のように消えるという意味です。

そして事実そうなりました。多くの接戦州でわずかにリードしていた共和党が負けて、予想されていたほどの圧勝にならなかったです。

全体からすればわずかな比率の郵便投票ですが、それが圧倒的に民主等に入っていたらからです。

2019年の大統領選でも選挙制度に対する不信感をもっていたトランプは選挙後さらにツイッターで何度も発信しました。

「我々の選挙制度は発展途上国よりひどい」「メキシコでさえ選挙人名簿があるのに!」といった発言です。

「メキシコでさえ選挙人名簿があるのに!」というのは日本人には不思議な発言に聞こえるかもしれません。

アメリカには戸籍や住民票がなく投票するためにはその地域で有権者登録しなければならないのです。

つまり政府が管理する完全な有権者のリストがないのです。

私の家内は米国に10年間住んでいましたが、2回も陪審員裁判の呼び出しがありました。家内は日本人で米国人ではありません。米国の永住権すらもっていません。単にビザ(滞在許可証)をもっていただけなのです。

アメリカ国民の名簿管理はどうなっているのか?と思ったものです。

まして全米で1300万人以上といわれる不法移民を保護する州や都市もあるのです。その不法移民に投票用紙が行っていないと誰が言えるでしょうか?

それがトランプのいう「メキシコでさえ選挙人名簿があるに!」という怒りです。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

東京では24時間で1ヶ月分の豪雨も。ナメてはいけない「線状降水帯」の恐怖

各地に記録的な豪雨をもたらした、台風2号による線状降水帯。近年こうした被害が日本列島で相次いでいますが、私たちに「安全な場所」は残されているのでしょうか。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』ではジャーナリストの伊東森さんが、多発する線状降水帯のメカニズムや「内水氾濫」と呼ばれる現象について詳しく解説。さらにあらゆる地域での大豪雨発生の可能性を指摘する専門家の声を紹介しています。

台風2号の影響により「線状降水帯」が相次ぎ、各地で大雨 「内水氾濫」起こる 線状降水帯とは? 地球温暖化により増える集中豪雨

6月2日~3日にかけ、台風2号周辺の湿った空気の影響で梅雨前線の活動が活発に、四国~東海にかけ「線状降水帯」が相次いで発生した。

それにより、各地で平年の6月ひと月分の雨量を超え、とくに静岡県浜松市では24時間の雨量が500ミリ近くにまで達す(*1)。関東周辺も激しい雨が降り、東京都心でも6月の観測史上1位の大雨となった(*2)。

関東甲信地域では、初めて「線状降水帯予測情報」が発表。実際には、線状降水帯の発生発表はなかったものの、2日夜~3日午前にかけ、1時間に40ミリ以上の激しい雨を、千葉や東京、埼玉、茨城で観測した。

3日午前10時までの24時間の雨量は以下の通り。

  • 静岡県浜松市春野 499.0ミリ
  • 静岡県浜松市熊 491.0ミリ
  • 三重県鳥羽市 490.5ミリ(観測史上1位)
  • 愛知県伊良湖岬 4515ミリ(観測史上1位)
  • 神奈川県箱根町 441.0ミリ(6月で1位)

東京都心では、218.0ミリと6月で1位に記録を更新。東京都心の平年6月のひと月分が168ミリほどなどで、24時間でひと月分以上の雨が降った計算になる。

過去の事例では、大雨が止んだあと、数時間後に川が増水したり、土砂災害が起きたことも。大雨により地盤が緩んでいるため、雨が止んでも災害のリスクがある。

また、しばらくは土砂災害の川の増水・氾濫に警戒が必要だ。

目次

  • 線状降水帯とは
  • 内水氾濫
  • 地球温暖化により増える集中豪雨

線状降水帯とは

線状降水帯は、次々と発生する積乱雲が列をなし、同じ場所を通過・停滞することにより、線状に伸びた地域で大雨を降らせる現象。

1990年代から日本の集中豪雨発生時に線状の降水域がしばしばみられることが指摘されていたが、この言葉が頻繁に用いられるようになったのは、2014年8月の広島市の土砂災害以降のこと。

気象庁では、線状降水帯を以下のように定義する。

次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域
(出典:気象庁『雨に関する用語』)

線状降水帯発生のメカニズムは、「バックビルディング(後方形成)」と呼ばれる。

国立研究開発法人 海洋研究開発機構『線状降水帯の停滞が豪雨災害を引き起こす』によると、積乱雲が同じ場所で次々と発生する状況が、「バックビルディング」と呼ばれる。

2017年7月に発生した「九州北部豪雨」では、次のようにバッグビルディングが発生した。

まず東シナ海から東へ向かって、暖かく湿った大量の空気に流入が持続。すると、地形などの影響で空気が持ち上がり、雲が発生。不安定で湿潤な大気で積乱雲が発達し、上空の風の影響でそれが線状に並ぶ。

一方、かつて言われた「ゲリラ豪雨」が単独の積乱雲が発達することで局地的に激しい雨を降らせるものの、積乱雲が1時間ほどしか持続せず、雨は数十分で止む。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

解散総選挙は“確実”に勝てるとき。マスコミの無責任な報道を利用した「岸田政権」の思惑

近々、解散総選挙があるのではないか?と思っている人は多いかもしれませんが、今そのような空気になっているのはなぜでしょう。今回、メルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』の著者でジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さんが、今吹いている「解散風」の正体を考察しています。マスコミの報道を鵜呑みにするのではなく、「本当にそうなのか?」を自らの頭で考えてみる必要がありそうです。

今吹いている「解散風」の正体

さすがに今回、「解散総選挙とは何か」ということを解説はしませんので、皆さんでお調べください。

さて、小学校の頃、「解散は、日本の三権分立の一つのチェック機能であり、内閣不振に難などが出た場合に、行政府(内閣)が、衆議院を解散して総選挙を行う」というように倣ったのではないでしょうか。

要するに「行政が行っていることを、国民の民意を再度聞く必要があるときに行う」政治手段であって、趣味や何でもないときに行うものではないということになります。

それにもかかわらず、現在のマスコミは事あるごとに「解散があるのではないか」というような報道をします。そしてその報道で惑わされて、解散に向けて右往左往する人が少なくないということになります。

さて、ここで問題にしなければならないのは、「だれが解散があるといったのか」ということです。これ等の「解散風報道」の特徴は「主語がない」ということになります。つまり、誰が言ったか全くわからないで、「永田町では言われている」などというような「噂話」や「創作」を言っているだけであるということになるのです。

これを「首相」または「首相官邸」や「与党幹事長」がそのことを言ったのであれば、信憑性が高いのですが、単純にマスコミが言っているだけの時は、解散はないと判断する方が良いのではないでしょうか。

何しろ、政治家は発言に関して責任を負わなければなりませんが、マスコミは、「解散と報道したのに解散がなかった場合」という「間違った情報を流した」ということにも関わらず、全く報道関係者が責任を負わないということになっています。要するに「報道の無責任」な状態ですから、好きかって言っているということになるのです。これでは正確な情報が出てくるはずがありません。

実際に、政党関係者が「解散も一つの手段だけどね」と言っただけで「解散がある」と報道してしまうのです。某A新聞社などは「政治は新聞社が民意を動かせば動くのだから、新聞社が解散と書けば、政治家は解散せざるを得なくなる」などと、訳の分からないことを言っています。

このような「マスコミの無責任」と「マスコミの勘違い」がこのような解散風報道の大きな特徴なのではないでしょうか。

では、一般論として解散風報道はなぜ起きるのでしょうか。

マスコミ側の事情で見てみることにしましょう。まず第一に「マスコミが注目を浴びるためには、過激な報道をせざるを得ない」ということになります。

単純に「解散」というのは、これから選挙になるということを意味しているので、最も注目されるところです。何しろ選挙というのは、有権者がすべて参加するということを意味しているのですから、日本国民全員に関心があるということになります。その為に、「解散」を書くと一時的には購読者(視聴者・閲覧者)が増えるということになるのです。

小売業において「チラシを配布すると、一時的に売り上げが伸びる」というのと同じで、マスコミにとっては麻薬のようなものです。しかし、実際に「解散がない」ということになれば、「嘘をつかれた」と思う多くの読者が購読を辞めてしまいます。そのような意味で、「一時的な購読者の増加を狙っている」ということになります。

では、なぜそのように購読者を増やさなければならないのでしょうか。それは第二の理由になるのですが、「取材力が低下して、読まれる記事を書くことができない」ということになります。

新聞社の政治部の多くは、10年以上前から「ネタ合わせ」なるものを、衆議院議員食堂などで集まって行っています。つまり「特ダネが出ないように、ネタの談合を行っている」ということになるのです。これでは「おもしろい記事」が出るわけはありません。

政治部の先輩記者のような人が、他者の政治部の記者を集めて、ネタを合わせ、論調まで同じようなことを書くということになるのです。ですから、ほとんどの報道が同じ内容、同じ方向性の報道になってしまうのです。

現在の政治的な課題、例えば中国報道やウクライナ情勢、LGBT法案、岸田首相の息子の件など、全てが同じような論調でしか報道されないのは、このようなネタ合わせの弊害です。そして一面の記事がほとんど同じになってしまうということになるのです。

そのうえ、それで結論が異なっている場合などは、「マスコミ全体がおかしい」となり、全体の新聞購読者や、テレビ視聴者が減少する、若者のマスコミ離れを誘発することになるのです。ネットのせいばかりではないのです。まさにこのことが、マスコミの報道をマイナス方向に持って行っているのです。

このほかにも理由がありますが、結局は、「根拠が希薄な、そして解散の権利を唯一持っている首相の発言もなく、解散があるかもしれないという報道をする」身勝手な情動が始まっているのです。そして、「解散があるかもしれないのは、事実なのだから責任を負う必要はない」というようなことになっているのです。

この記事の著者・宇田川敬介さんのメルマガ

「自分なんか」と思ってしまう人に伝えたい魔法の6つの言葉

世の中には「自信満々な人」がいる一方で「自分に自信がない人」もいます。むしろ、後者が圧倒的に多いかもしれません。メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんにお悩み相談をしてきた男性もその一人。「自分なんか」と思ってしまう人々に、赤羽さんが贈りたい魔法の6つの言葉とは? 

どうしても自分なんか、と思ってしまい、仕事のチャンスがあっても受けることができません。上司にはもったいないと言われるのですが

Question

shitumon

大学卒業後、地元の中堅食品メーカー勤務13年です。3人きょうだいの長男で、下は弟2人になります。大学時代もそうですが、特に社会人になってからずっと自信がなく、どうしても自分なんかと思ってしまいます。仕事のチャンスがあっても受けることができません。少しは心が動きますが、「やります」「やらせてください」といった言い方は上司にはできません。上司には比較的評価されていていつももったいないと言われますが、私は到底そんな気持ちになれません。

 

 

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。お気持ち、本当によくわかります。

上司がチャンスをくれようとしたり、昇格試験に推薦してくれたりするのは、相談者さんにそれだけの能力があると判断しているからです。お世辞でとか、気分でということはありません。

間違った人選をしたり、上司の思い込みで昇格試験に推薦して落ちたりしたら、上司自身の人を見る目のなさが問題になります。自分のキャリアまで賭けて一人の部下の背中を押してくれることはほぼないので、ご自身への掛け値のない評価の結果だと思います。

そう言われても、ということだと思いますので、もう少し自信が湧いてくる、あるいは自信という言葉が気にならなくなる魔法の言葉を6つお伝えしましょう。

1.自信があるとかないとか、どうでもいいと考える
2.やってうまく行かなくても、誰も気にしないと考える
3.自分にできるとかできないとか、そういうことを考えずにまずはやってみる
4.上司に言われたら、騙されたと思ってやってみる
5.上司に言われたら、一度だけと思ってやってみる
6.みな、自信があるふりをしているだけで、内心は不安を抱えていると考える

要は、今までチャンスを断ってきたのは、自信がないと思いこんでいた、あるいは自意識過剰で勝手にそのように決めていた、ということではないでしょうか。

いったん手放してみませんか。別の視点から見てみると結構変わってきます。

さらに、重要な点として、そこまで評価されているにも関わらず引っ込み思案なのは、親からの抑圧の結果が大きいと思います。

何度かご紹介していますが、「親への手紙」をワードで母親、父親それぞれに3,000~5,000字で書いてみてください。

親に対して今まで思っても言えなかったこと、我慢してきたことをまず全部ぶちまけます。人によっては1万字書いた方もおられます。

そうすると、自分が何を我慢してきたのか、いつから意見を言えなくなったのか、いつから目立つ仕事を避けるようになったのか、自分がどう辛かったのか、見えてきます。

この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ

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契約は守るべきもの。ただし、「破る自由」も実は存在している

契約は守るべきものです。しかし、様々な事情でどうしても守りきれない場面が出てくることもあります。そんな時はどうすれば良いのでしょう?メルマガ『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』の著者で事業再生コンサルタント、作家、CTP認定事業再生士の顔を持つ吉田猫次郎さんは、契約を守る重要性に触れながらも、「契約を破る自由」について語っています。

契約を破る自由

一見すると不謹慎そうな見出しですが、私たち日本人は、今一度、契約を破る自由について、真面目に考えてみる必要があると常々思っています。

私は確か2008年か2009年ごろに初めて「契約を破る自由」という言葉を聞きました。誰が教えてくれたか忘れましたが、「アメリカの大学では、法学部の学生に、入学早々、契約を破る自由についてディスカッションさせる」と聞いたのです。私は衝撃を受けました。なんて進んでるんだろう、と。

その後、講演会やブログなどで、ちょくちょくこの話に触れたものです。ツイッターをやり始めた2010年からも、よくこの話題をツイートしていました。

以下、私なりの解釈ですが(法律家ではないので法律解釈的には至らぬ部分があるかもしれませんが、筋としてはおかしなことは言っていないと思います)、わかりやすく解説します。

【契約は守るもの。だが…】

契約は守るべきものです。そんなことは子供でも知っています。しかし、大人の世界では、守りたくても守れない場面があると思います。もし頑なにその契約を守ろとしたら、他の誰かに迷惑をかけてしまうとか。

一例をあげましょう。

不測の事態が起きて、今月の売上はゼロだった。しかし、支払いは待ったなしだ。従業員への給料(労働契約)を30万円払わなければならない。家賃(賃貸借契約)も10万円払わなければならない。借金返済(金銭消費貸借契約)も20万円払わなければならない。商売の仕入れ代金(売買契約)も30万円ある。

どうしよう。預金残高は残り35万円しかない。全員には払えない。かくなるうえは、従業員の給料(労働契約)30万円だけを最優先して払おう。残りの分(賃貸借契約、金銭消費貸借契約、売買契約)は約束通りに払えないから(契約不履行)、待ってもらうしかない。

これが「契約を破る自由」の一例です。

この記事の著者・吉田猫次郎さんのメルマガ

上司の「権力」はこのためにある。慕われる上司は何をしているのか?

「嫌われる上司」「好かれる上司」。この違いはどこにあるのでしょう?今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、  尊敬され、慕われる上司像について語っています。

問題が起こった時の上司の取るべき態度とは

問題が起こった時に、部下に

 ● ○○したら良いよ、そうしたら解決する(良くなる)から

と言えれば、、その人はたいしたマネージャですよ。

何か問題や障害が起こったということは、それは即断即決が必要だということで、その時に素早く抽斗を開けられる、つまり「どうすべきなのか」という解を導くことができるということが、あなたが部下から慕われる、尊敬されるためにどうしても必要なことなんです。

そもそもその部下が、その状況に対してこれを問題だと感じたということは、自分では解決できそうもないと考えたということですよ。自力で解決できることが分かっているのなら、その部下は必ず、

 ● あとこれくらいの時間をもらえたら解決させられますが、それで大丈夫ですか?

つまり、その時間軸で問題無いですか?と尋ねてくるはずです。それを言えないということは、即ち自分ではどの程度の時間軸で解決するかが分からないような問題だということです。そういう時に上司がやるべき仕事は、

 ▼ 上司が解を導いてあげる か

自分で解を導けないのであれば、

 ▼ 顧客や他部署と調整して、問題解決までの時間を稼ぐ

のどちらかなんです。

もちろん前者の方がカッコ良いのですが、上司だってなんだって知っている、経験しているとは限りませんからね。

大ヒット商品の名付け親が語る、「育つ」ネーミングの作り方

思わず手にとってしまう、欲しいと思わせる、共感されるようなネーミングの商品ってありますよね。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、大ヒット商品のネーミングを手掛ける著者の一冊。「なまえは育てるもの」という考えを持った著者の仕事術は必読です。

プロが教えるネーミングの秘密⇒『なまえデザイン』

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なまえデザイン

小薬元・著 宣伝会議

こんにちは、土井英司です。

マーケティングの最小単位は「名前」だと考えています。

われわれ人間は、「名前」が付くことで、「それ以外とは違う価値を持つ」という認識を持つからです。

ビジネスブックマラソンでもこれまで、数多くのネーミング本を紹介してきましたが、本日ご紹介する一冊は、その中でもベスト5に入る一冊です。

著者は、元博報堂のクリエイティブディレクター/コピーライターで、これまでにネーミングやブランディングで数多くの実績をお持ちの小薬元(こぐすり・げん)さんです(「薬」は本来難しい方の字ですが、文字化けを避けるため、こちらで統一します)。

「まるでこたつソックス」
「パルコヤ」
「ジェリコ」
「小豆小町」
「からだにユーグレナ」
「SAKE HUNDRED」

などは、おそらく多くの読者が聞いたことがある名前ではないでしょうか。

著者は、「はじめに」で本書のことをこう語っています。

この本は、本屋の同じ棚に並んでいるかもしれない「ネーミングスキルを伝える趣旨の本」ではありません

理由は、2つあって、1つは「なまえは育てるもの」という考えを著者が持っていること。もう1つは、右脳と左脳をいったりきたり、くっつけたりして「なまえ」を生んでいるため、「売れるネーミングの作り方は3つ」みたいなビジネス書風の表現が軽薄に感じられるからなんだそうです。

この「はじめに」を読んだだけで、期待値が大きく跳ね上がったわけですが、読んでみて、それが確信に変わりました。

真にブランドとして「育つ」ネーミングを知りたい方、受け手に共感される言葉の法則を知りたい方は、ぜひ読むことをおすすめします。

問題は「プーチンが犯人か否か」じゃない。ダム決壊を政治利用する“バカども”に覚える吐き気を催すほどの怒り

6月6日に決壊した、ウクライナ南部ヘルソン州の巨大ダム。多くの市民が避難を余儀なくされるなど、その被害は甚大なものとなっています。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、このダム決壊を巡るウクライナ・ロシア両国の姿勢に「吐き気を催すほどの怒りを覚える」としてその理由を詳述。さらにトルコのエルドアン大統領が提案した、決壊の原因究明のための調査委員会設置の動きを紹介するとともに、おそらくその輪に加わることがないであろう日本政府に対して失望感を露わにしています。

ダム決壊を政治利用か。激化するウクライナ戦争で見捨てられる市民

「果たして戦争に勝者はいるだろうか?」

今週、調停グループの会合を行っている際、何度も尋ねられた質問です。

「核戦争には決して勝者はおらず、存在するのは敗者のみ」という表現がリーダーの間で流行っていますが、それは通常兵器を用いた戦争でも同じことが言えると思います。

そして戦争がプロの戦闘員、つまり軍隊の間でのみ戦われている場合は、まだ被害やコストはある程度の枠内でコントロール可能だそうですが、実際の戦争は、2023年も半ばに差し掛かった現在でも、多くの一般市民を巻き込み、多くの無抵抗の人たちの生命と生活を奪い、地球環境にも、築き上げてきた文化や文明も、生きるための作物もすべて奪い去っています。

とても精巧な誘導ミサイルや兵器でターゲットを確実に破壊できる技術も能力も備わっている最新鋭の軍をもってしても、この現実からは逃れられません。

もちろん、対人地雷や大量破壊兵器、Dirty Bombsのように意図的に人命を奪い、無差別に被害を与えることを目的とする輩も多数存在し、人々に恐怖心を植え付けて適切な思考能力を奪っていくという戦い方を行う集団もいます。

今週6月6日に発覚したウクライナ南部へルソン州にあるカホウカ(カホフカ)水力発電所の巨大ダムの決壊もその例外ではありません。

今、世間は「Who did this?(誰がやったか?)」の追求で応酬していますが、個人的には、その答えは対して大事だとは考えません。

ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアによるテロ行為であり、戦争犯罪だ」と糾弾していますが、それに呼応してくれるNATOの“仲間たち”はあまり存在していません。

起こったことに対する懸念の表明は、遅ればせながら到着し、6月8日にはブリュッセルで緊急支援国会合をNATOが開催するそうですが、その内容が本当に“緊急支援”にフォーカスしたものなのか、それともすでに始まっている“ポスト・ウクライナ戦争”の復興における主導権争いの一環として扱われるのかは、わかりません。

ロシアについては、直接的にプーチン大統領の発言は聞いていませんが、ぺスコフ報道官が「ウクライナの反転攻勢がうまく行っておらず、その結果、ロシアが編入した地を水浸しにして、一般人を巻き込むことにした非常に卑劣な行為」とウクライナによるテロ行為であることを示唆しています。

この“ウクライナによる仕業”という説については、否定はしませんが、恐らくウクライナに与していると言われている反プーチンの武装勢力による何らかの関与はあるのかもしれません。

ぺスコフ氏が“ウクライナの勢力”と呼ぶ際は、この反プーチンのロシア人武装勢力をも含めた呼称であることに注意しなくてはならないでしょう。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ