教員からの性被害が増加。スクールセクハラから我が子を守る方法

信頼できるはずの大人からの性被害に遭いながらも、声を上げられない子供たちの数が急増しています。そんな状況にある児童や生徒を、絶望の淵から救い出す手立てはないものでしょうか。今回の無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では元保護観察官の堀田利恵さんが、性被害が疑われる際に観察すべき4つのポイントと、子供が被害を訴えてきた際の対応を紹介。さらに、加害者が教職員であった際に注意すべき点についても記してくださっています。

スクールセクハラから子どもを守るためには

昨年はコロナウィルスの蔓延により、春先から長期間、学校が休校になったために、夏休みが短くなり、子どもたちは猛暑の中、登校せざるを得なくなりました。楽しみにしていた山や海、家族との旅行なども経験することができませんでした。コロナでいろいろと制限が有ろうかと思いますが、今年は、子どもたちが活き活きと過ごせる安全で安心な環境が整ってほしいと願わずにいられません。

さて7月20日には、多くの学校で一学期の終業式を迎えました。リモートで校長先生の挨拶が行われた小中学校も多いようです。夏休みは楽しみですが、反面、海や川、プールなど水の事故には気をつけていただきたいと思います。それだけではなく、レジャー先での誘拐未遂、夜道で露出魔にあうなど、夏休みには性被害が憂慮されます。

今回は、保護者の立場で、そして子どもを守る教師やPTA、主任児童委員、ソーシャル・ワーカーの視点にたって、性被害から子どもたちを守るにはどうしたら良いかを考えてみます。

深刻な性被害の場合、まず第一に、「子どもたちは声をあげられない」、「被害を訴えられない」ということを知っていただきたいと思います。その訴えは、ときとして「からだ言葉」になって表れてくることもあります。特に女子には顕著に現れることが多いのです。

小学5年生の女の子、ナツミ(仮名)さんは、校庭で体育の授業中、足をがくがくさせて、身体全身を震わせて、しゃがみこんでしまいました。顔は真っ青です。立つことも歩くこともできません。周りの子どもたちが気付いて、緊急に保健室に運ばれたのですが、大きな病気の危険も類推されたため、救急車で搬送され、そのまま入院となりました。病院では、さまざまな病理検査が行われましたが、骨折や病変はありません。とりあえず自律神経失調症の病名がついたものの、1週間で退院の予定となりました。

「なにかおかしい、心理的な問題があるのかも…」、担当の女医さんは気にかけていました。明日が退院という日、ナツミちゃんは担当の女医さんに、小さな小さな声で、涙を流しながら訴えました。

「家に帰りたくないです。病院にいたいです」

専門的な手順を踏みつつ女医さんとそのスタッフが聞き出したところ、性的虐待を受けていた事実が判明しました。憎むべき性犯罪者は、母親の再婚相手、つまり義父でした。病院から通報を受け、児童相談所が子どもを保護したことは言うまでもありません。

同じようなケースで、加害者が、まさかの教員ということもありました。性の被害を受けた子どもたちは、最初、何をされているのか、意味がよくわからないばかりか、暴力や暴言を受けて、行動を抑制されたりしますし、被害を言えないだけではなく、子ども自身が情緒不安定になったり、精神的疾患を持つことは決して珍しくありません。また、「お母さんには言うな」と口止めされたり、「お前が約束を守らない悪い子だから、こうなったのだ。」と洗脳されたり、あまりの心的葛藤の末、自傷行為をする場合もあります。多くの場合、高校生ぐらいになってから初めて、「実は、あのとき…」と被害を訴える事例が少なくありません。今も、性被害のPTSDに苦しんでいる方もいらっしゃいます。いじめと同じで、加害者が処罰されずに、放置され続けることは、被害者個人の人生を狂わすばかりか、私たちの社会に及ぼす悪影響は大きいといえます。

日本では不可能。フランスで「ワクチンパスポート」が利用拡大の訳

各国で導入が進む、新型コロナワクチンを接種したことを証明する「ワクチンパスポート」ですが、フランスではその提示義務の拡大が大きな論争を呼んでいます。今回のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』では、ジャーナリストの内田誠さんが朝日・東京の2紙の記事を引きつつ、同国がワクチンパスポートの導入・利用拡大に至った背景とこれまでの流れを解説。さらに日本でワクチン接種の義務化が議論されるタイミングについて、自らの考えを記しています。

 

仏で「ワクチンパスポート」の利用拡大に反対する人たちが抗議の声をあげている理由

きょうは《東京》から。

「衛生パス」という見慣れない言葉が紙面に見えています。フランスで「ワクチンパスポート」のことを指す言葉だそうで、この「衛生パス」の利用拡大に対して反対する人たちが抗議の声をあげているという記事。

しかしこの「衛生パス」で検索しても、《東京》《朝日》ともヒットしません。そこでフランスにおけるワクチンパスポートの問題を探るために、「ワクチンパスポート」と「フランス」を掛けて検索すると、《朝日》のサイト内に7件、1年以内の記事で2件ヒットしました。これらの記事を観ていきましょう。

【フォーカス・イン】

まずは《東京》4面記事の見出しから。

仏「ワクチン証明」抗議拡大
提示義務 映画館や飲食店でも
偽造パス流通も問題化

以下、記事の概要。新型コロナウイルスワクチンの接種率を上げるため、接種証明書「衛生パス」の提示義務が拡大しているフランスでは、抗議行動も拡大。このところ沈静化していた「黄色いベスト運動」と連動し、各地でデモが発生している。

接種を拒む人々の間で密かな需要があるとされる「偽造証明書」も問題に。

マクロン大統領が今月12日に発表したのは、欧州連合の接種歴デジタル証明書を国内では「衛生パス」と呼ぶことにし、映画館や博物館でも提示を義務化すること。また8月からは飲食店など生活に欠かせない施設にも拡大し、医療従事者に対しては接種自体を義務化するもの。現在、法案が審議されている。

コロナ禍以前から一定数いた予防接種に対する反対者が先鋭化し、「黄色いベスト運動」や極右、急進左派政党なども反対を呼び掛け、デモが大規模化したという。24日は前週より5万人も多い16万人がフランス全土でデモに参加したと。

偽造パスポートが流通し始めていて、仏紙パリジャンの記者が試したところ、約3万8,000円で入手できたという。指定された接種会場の個別ブースで看護師に金銭を払い、偽の証明書を発行してもらうという。

●uttiiの眼

各種予防接種に否定的な考えの持ち主は、極端な陰謀論者から素朴な注射嫌いまで、日本よりもフランスの方が多いように思える。ところが、今回の「衛生パス」拡大策の支持率は76%(仏のニュース専門テレビBFMの世論調査)と高く、マクロン政権は「反対者は少数者」と見切ったうえで、かなり強行とも思える施策を打ち出したようだ。背景には、これまでに11万人を超えた死者数。感染力が強く高齢者でなくとも重症化する可能性があるデルタ株の感染拡大などのことがありそうだ。

しかし、日本では、フランスと比べてワクチン接種の進み具合が遅く、「衛生パス」の利用を拡大し、義務化の範囲を広げていくのは無理なことだろう。きょうから申請受付が始まる「ワクチン接種証明書」も特定の5カ国に入国しようとする際にだけ有効なものとなっているのは、当然と言えば当然のこと。それでも、やらないよりはよい。ただし、これで接種希望者が増え、オリンピックによって感染拡大リスクが上昇している中でも、感染拡大に歯止めがかかるとは思えないが。

 

汗をかかなくても脱水症状に?鍼灸師が警告する「無自覚な熱中症」

たとえ1日冷房の効いた部屋で過ごしていようとも、脱水症状や熱中症に対するケアを怠ってはいけないようです。今回のメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では、現役の鍼灸師として日々多くの患者さんの手当にあたっているのぶ先生が、「無自覚な熱中症」への注意を促すとともに、その対処法をレクチャー。「今年は思っている以上に水分補給が必要」と強く訴えています。

 

涼しくても脱水に注意すべき理由

汗をかかなくても脱水しやすい

暑い日。汗をダラダラかいていると、体内の水分を消耗しているなぁと感じます。水分をしっかりとっていても、体温調整のための排尿量が多くても、やっぱり体内の水分の消耗を実感します。エアコンの効いた部屋で扇風機の風で涼みながら心地よく過ごしている。実はこんな状態でも脱水はおこっています。

暑い日。体は体温を下げるために毛穴を全開に開いている。このため皮下の血管を冷やす気化熱が生じて、体表の水分を蒸発させながら体温調整をしているわけです。

見えない汗と呼吸器の乾燥

目に見えていなくても、夏場は毛穴が常に開いて不感蒸泄という形で発汗し続けている。また、体内にこもる熱気を吐き出す息で排泄し続けている分、呼吸器粘膜も乾燥しがちに。

エアコンの冷気は乾燥しているため、喉はいつも乾いている状態に。呼吸器粘膜が乾燥し続けていると、風邪をひきやすくなります。抵抗力を維持するためにも、脱水を予防するためにも、肌の保湿と水分補給は欠かせません。

冷却水はいつも補充

夏はカラダを冷まそうと工夫しています。体の欲求は消耗し続ける水分の補給。今年は海水温も高めなのか、すでに台風8号まで発生。今後も熱帯低気圧が太平洋側では頻発しそうですね。海の水があったかいということは、陸もやっぱり暑くなる。今年はチベット高気圧が日本列島に差し掛かるということがないまま、猛暑がスタートしています。気温が高ければ冷房もガンガン効く。カラダを冷ます機会が増えるということは、体内の冷却水を必ず消費しているということです。水はあっという間に奪われます。

今夏は連日熱中症で搬送される方が多いみたい。無自覚無防備に過ごすのではなく、水分補給と十分な休憩休息休養を積極的にとることで、こうした気が付いたら熱中症になっていた、なんてことがないようにしたいですね。毎日鍼施術でおカラダを拝見している患者さんたちの中にも、やっぱり無自覚に熱中症っぽくなっておられる方々がいらっしゃる。思っている以上に今年は水分補給が必要です。しつこいようだけど、やっぱり必要だから繰り返しアドバイスさせていただきます。くれぐれもお大事に。

 

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休職制度があるのは「良い会社」か?トラブルになりやすい落とし穴とは

病気や怪我で入院や闘病する際にとてもありがたい休職制度ですが、設けるかどうかは会社の自由とされています。今回の無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』では、著者で社会保険労務士の飯田弘和さんが、会社側が休職制度を新たに設ける際に注意すべき点を詳しく解説しています。

休職制度について

ある会社さんから、こんな質問を受けました。

「当社には休職制度がないのだが、私傷病で休んでいる従業員から休職させて欲しいとの申し出がありました。応じなければならないのか?」

休職とは、期間を定めた就業免除期間です。休職制度を設けなければならないといった法令はありません。休職制度を設けるか設けないは会社の自由です。

雇用契約では、労働者は“雇用契約に則った労務の提供を行う”という義務を負っていて、会社は“賃金を支払う”という義務を負っています。ですから、“雇用契約に則った労務の提供”が行えない場合、債務不履行になり、雇用契約の解除、すなわち“解雇”の対象となります。休職期間とは、私傷病によって労務の提供が行えない際の“解雇の猶予期間“と考えられています。

長期雇用が前提の場合、その長い就業期間のうちには、私傷病で仕事ができない期間が発生しても、何ら不思議ではありません。そこで、休職期間を設けて、その期間内に通常業務に復帰することができれば、解雇をしませんというのが休職制度です。

休職に入る場合、一般的には以下の2つのパターンがあります。

1.労働者の申し入れに対し、会社が承諾して休職に入る場合
2.会社が労働者に対し休職を命じることで休職に入る場合

そして、会社が定めた休職期間内に復職できなければ、雇用契約は終了します。ここでの“復職”とは、原則として、休職前の業務を通常通りに行えることをいいます。

なぜ習近平は東京五輪の開会式に合わせてチベットを訪問したのか

コロナ禍まっただ中で迎えた東京オリンピックの開会式。その演出にメッセージ性が乏しく、臨席した天皇陛下の横で鈍い動きを見せた菅首相に一言苦言を述べるのは、メルマガ『NEWSを疑え!』主宰する軍事アナリストの小川和久さん。開会式当日までの3日間で総書記として31年ぶりのチベット訪問を果たした習近平国家主席の狡猾な狙いを2つ3つと解説し、見逃すようなことがあってはならないと忠告しています。

東京五輪と習近平のチベット訪問

東京オリンピックの開会式の模様をテレビで観ながら、様々な思いを抱かれたことと思います。天皇陛下が開会宣言をしている横で、慌てて立ち上がった菅義偉首相と小池百合子東京都知事は弛緩しきった日本の現状を世界に印象づけました。

コロナ禍にあって、世界に向けて映像で勝負しなければならない式典なのに、単なる中継映像を流し、せっかくの出し物についても専門家が目を通した中身のある解説原稿にすべきところを、ありきたりの説明原稿を読み上げさせた組織委員会とNHK…。言い出したらきりがないほど不満が残りましたが、あとはアスリートが暗い空気を吹き飛ばしてくれるのに期待したいと思います。

そんな東京オリンピックにぶつけるように、中国の習近平国家主席がチベットを訪問したことは、日本として見逃してはならない動きでした。

「中国の習近平国家主席(共産党総書記)は21~23日、チベット自治区を視察した。国営新華社通信が23日伝えた。習氏のチベット訪問は2012年の総書記就任以来初めて。中国軍が進駐しチベットを『解放』したとする1951年から70年に合わせた訪問で、統治の正当性を誇示し、米国などからの人権侵害批判に反論する狙いがあるとみられる。

 

党トップの総書記の訪問は、90年の江沢民氏以来31年ぶり。習氏は『解放60周年』の11年に国家副主席として訪れたことがある。

 

中心都市のラサなどを訪問した習氏は『解放から70年で人民の生活は大幅に改善した。中国共産党がなければ、新中国も新チベットもなかったことを実践が証明した。党のチベット政策は完全に正しかった』と自賛。チベット仏教寺院『デプン寺』では、党の指導、社会主義制度、祖国の統一を擁護する寺の取り組みを評価した。(後略)」(7月24日付 時事通信)

大国のトップが動くとき、ひとつの目的だけということはありません。色んな方面に目配りをしています。優先順位こそ見方が別れると思いますが、今回の場合は次のようなことが考えられます。

まず、6月のコンウォールサミットの首脳宣言をはじめ、人権問題についての国際包囲網は中国としても見過ごすことができないレベルになっています。習氏としては、チベットの発展に中国が力を注いできたことを世界にアピールし、チベット側の親中国勢力を拡大していくために融和的姿勢も打ち出す。これは、国内の政治を安定させるためにもきわめて重要な位置づけにあったと思います。

“認知症”のペットは特に注意。獣医師が教える「熱中症」予防法

人間でも歳を取ると感覚が鈍くなり、熱中症になりやすいといいますが、体温調節が苦手な犬猫はなおさらで、認知症傾向の年老いた犬や猫はさらに気をつけなければならないようです。今回のメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、獣医師の佐藤先生が、どんなことに注意し、熱中症を予防するために何をしたらいいか教えてくれます。

認知症の傾向がある犬・猫の「熱中症」には要注意

梅雨が明けて、夏真っ盛りですね。この時期に体調を壊す、犬や猫は非常に多いです。特に注意して頂きたいのが「高齢」の子です。「認知症」が入りつつある子には十分にケアして頂きたいので、今日は「認知症」の傾向のあるペットの「熱中症予防」についてです。

1)何故「認知症」のペットの注意が必要なのか?

最近、認知症の高齢犬が熱中症になるケースがとても増えています。原因は、色々ありますが、例えば、何時間も徘徊。狭い所に入って鳴き続けて体温が上がってしまうという事。

通常のペットならば心配はいらない環境でも「暑い」ということさえわからない場合が多いので。自分の行動で、熱中症を招いてしまうものと思われます。

2)気つける事は「脱水」

「脱水」が一番「命」に関わるものです。お水を時々飲ませてあげる事は、もちろんの事ですが、動ける認知症のペットの場合には、入り込む隙間を作らず脱水に気をつけてあげることが大事です。

寝たきりのペットの場合には、鳴き続けて体温が上がることもあるので風を送るなどして、体温調節を調整してあげてください。濡らして冷えるタオルもありますので、それを引いてあげるのも良いと思います。

●まとめ
通常の子でさえ「身体の温度調整」が出来ない為に注意が必要ですが「認知症」の子は特にです。ハァハァも言わず、自分の体温が上がっている認識がない子も多いので注意してあげてくださいね。

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負の感情に負けないで。子供に伝えたい「感情のラベリング」という習慣

怒りや妬み、悲しみや不安など負の感情に支配されると、自分自身や人間関係にさまざまな問題が生じてしまいます。そういった感情をコントロールできるのが大人とも言えますが、そうなるためには、子供の頃に感情と上手に向き合う習慣をつける必要があります。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』では、著者の柳川由紀さんが負の感情を否定するのではなく、積極的に認めていく「メタ認知」や「感情のラベリング」などの手法をわかり易く伝えています。

負の感情は消さなくてもいい

1.負の感情を持つときは?

怒り、憎しみ、嫉み、悲しみ、恐れ、不安…これらはいわゆる「負」の感情です。正負の基準は「自分が苦しんでいる」ことです。こうした感情は、現状を変えようとするときや、自分が予期しないことが降りかかったとき、などに起こります。

例えば、
「何であの人ばかりいい思いをするんだ」
「人前で話すのは緊張する」
「これまでの方法を変えるのは不安」
「大切なペットが死んでしまった」
などです。人間の本能は変化を嫌います。

ですから、負の感情がわき上がってくるのは、現状を変えさせまい、とする脳の戦略と言えます。負の感情が出てくると「やっぱりやめよう」と言う気持ちになり、現状を変えるための一歩を踏み出しにくくなるため、脳としては現状維持ができるからです。

2.負の感情を認める

脳が出す負の感情を無視したらどうなるでしょう?脳は、気づくまでさらに強く負の感情を起こさせます。負の感情が大きくなるのは、無視したり、消そうとしたりするからなのです。ですから、反対にその感情をしっかりと受け止め、認めましょう。

「ああ、今私は、あの人に嫉妬している」
「人前で話すのは初めてなのだから緊張して当たり前だ」
「大切なペットが死んでしまって、私はとても悲しいんだ」

このように、客観的に自分を認識している状態にしましょう。これは心理学用語で「メタ認知」と呼ばれます。こうするだけで、負の感情の度合いを下げることができます。そして「だから、どうしようか」と今後について新たな視点で考えることで、感情をコントロールできるのです。

3.感情を言語化、見える化

負の感情は認めるだけよりも、言語化、見える化する方が、より度合いが下がります。これは、恐怖心や攻撃性を司る脳の部位「扁桃体」の活性を抑えるからです。

感情を言葉で表現すること(自分の気持ちに名前をつけること)を「感情のラベリング」と言います。また、ラベリングした感情を紙に書き出すことも同様の効果があります。これは「エクスプレッシブライティング」と呼びます。書き出して客観的に見ることで、より一層、負の感情が小さくなります。

負の感情は、無視したり消したりするのでは無く、しっかりと言語化、見える化する方が、気持ちが安定することが分かっています。加えて、ストレスの回避になることも分かっています。(※1)

親として、子供が自分の感情を言語化、見える化できるよう日頃から、「感情のラベリング」をする習慣をつけさせましょう。

(※1)社会心理学者ロバート・ビスワス=ディーナー博士の研究。参照:『ネガティブ名感情が成功を呼ぶ』(ロバート・ビスワス=ディーナー著 草思社)

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相葉雅紀に嵐の看板は重すぎた?崖っぷち続くソロ活動、『VS魂』テコ入れも迷走で終了危機、結局はメンバー頼みの厳しい現実

東京五輪・パラリンピックのNHKナビゲーターを務めている嵐の相葉雅紀(38)。当初は嵐のメンバー5人で担当する予定だったが、グループの活動休止に伴い相葉と櫻井翔(39)が担うこととなった。ソロ転身後、さまざまな仕事にチャレンジしている相葉だが、実は決して順風満帆ではない。思ったような結果を残すことができておらず、相葉は絶体絶命のピンチを迎えている。

相葉雅紀MC『VS魂』が低視聴率を理由に大幅なテコ入れ

人気番組だった『VS嵐』(フジテレビ系)を相葉が引き継ぐ形でスタートした『VS魂』。メンバーに相葉の親友である風間俊介(38)やSexy Zoneの佐藤勝利(24)、ジャニーズWESTの藤井流星(27)、King & Princeの岸優太(25)など、ジャニーズ総出で出演しているものの、なかなか視聴率が上昇してこない。

その結果、『VS魂』となってからわずか半年余りで早くもリニューアルすることになってしまった。

今月15日に放送された回から何の前触れもなく新企画がスタート。スタジオを飛び出し、100メートル走やリレーといった陸上競技、水泳のリレーなど屋外のゲームが中心となり、まったく別の番組に突如として変わったのだ。

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何の説明もなく始まったことで多くの視聴者が混乱。スタジオゲストだったアンタッチャブルの山崎弘也(45)がツッコミを入れるまで、何が起きたのか理解できない人であふれた。

「番組としては視聴者を驚かせようとしたのかもしれませんが、明らかに裏目に出ました。番組の最大の見どころはスタジオ内ゲームだったはず。これを大きく変えるということですから、事前告知して盛り上げた方が正解だったでしょう」(芸能事情に詳しい週刊誌記者)

新企画が始まったといえば聞こえは良いが、要はリニューアルという名の“テコ入れ”。嵐の番組を引き継いだ以上、『VS魂』が失敗することは許されない。焦る気持ちが強引なテコ入れとなってしまったようだ。

相葉雅紀、数字の結果を出せずソロ活動が窮地に!?

思わぬ形で苦戦している事実を露呈してしまった『VS魂』。何とかして浮上のきっかけを掴みたいところだが、リニューアルの評判は芳しくない。

現在、相葉は『VS魂』の他にもレギュラー番組を抱えているが、実はこちらもあまり順調とはいえないのだ。

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MCを務める『I LOVE みんなの動物園』(日本テレビ系)も『VS魂』と同様に視聴率で苦戦している。

日本テレビの土曜夕方といえば、18時からはアニメ『名探偵コナン』、18時30分からは宮川大輔(48)の『満点 青空レストラン』と良い流れでバトンをつないでくる。

しかし、『I LOVE みんなの動物園』になるとガクンと視聴率が落ちてしまうのだ。

「19時台の番組ですから予算も多く、本来であれば視聴率を上昇させなければなりません。おまけにその前番組だった『天才!志村どうぶつ園』の頃から、動物関係者の間ではすこぶる評判が悪いのです。そのため、改変期のたびに番組を終了させる候補にあがっているといいます」(前出・芸能記者)

一方、もうひとつのレギュラー番組である『相葉マナブ』(テレビ朝日系)だけは合格点を取っているものの、同じ企画の繰り返しばかりで視聴者受けはあまり良くない。

「日曜日の夕方ということで中高年の視聴者の評判は良いです。しかし、『釜-1グランプリ』など人気企画はあるものの、毎週同じことをやっているような印象さえあります。新しい鉱脈を常に発見していかないと、視聴者に飽きられてしまうのは時間の問題かもしれません」(前出・芸能記者)

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ソロ活動開始後、思いもよらぬ苦戦を強いられている相葉雅紀。まさかの崖っぷちに追い込まれているといえそうだ。

水谷&伊藤ペア卓球「金」に台湾も歓喜!現地の声まとめ 福原愛には賛否両論!? 中国選手の号泣謝罪に同情の声も

開催中の東京五輪で26日、卓球混合ダブルスに出場した水谷隼選手(32)と伊藤美誠選手(20)が、決勝で中国代表を下して金メダルを獲得した。日本卓球界では五輪で男女を通じて初の金メダルとなったが、今回の快挙を同じように喜んでいるのが、日本のお隣「台湾」だ。世界一の「親日」として知られる台湾だが、今回の日本卓球「金メダル」に喜ぶ理由は他にもある。日本が中国に勝利したこと、台湾が3位で銅を獲得したこと、元卓球日本代表の福原愛(32)が解説したことなど、台湾でも日本の快挙はいろいろと“熱い”ようだ。

水谷隼と伊藤美誠は「幼なじみ」。“ノーパン”勝利もハグかわされ…

そもそも水谷選手と伊藤選手は静岡県磐田市出身で、同じ小学校の「幼なじみ」。とはいえ年の差は「12歳」もあり、伊藤選手が小学1年生の頃に水谷選手は19歳だった。二人は家族ぐるみで付き合いのある、古くからの先輩・後輩の仲で、お互いをよく知る間柄。そんな二人がタッグを組み、日本卓球界悲願の初「金メダル」を獲得した。

水谷選手は前大会である2016年リオ五輪で銅メダルを獲得するなど、すでに大活躍の人気選手。そんな「お兄ちゃん」の背中を見ながら育った伊藤選手にとっても、今回から始まった卓球混合ダブルスでのタッグと、東京五輪での金メダル獲得は感慨ひとしおだったに違いない。

今回の決勝戦では、中国に勝利した瞬間、水谷選手からのハグを伊藤選手が「拒否する仕草」をしたように見えたことがネット上でネタ化した。水谷選手といえば「美人局問題」など、過去に女性関係でいろいろ苦労があったことはご承知の通り。金メダル獲得の瞬間とはいえ、伊藤選手の脳裏には「水谷妻」の影がチラついたのかも?といった声は台湾でも聞かれた。

水谷選手といえば、中学1年生の頃から試合中はパンツを履かない「ノーパン」であることも話題に。今回の試合もノーパンだったことは確実で、抱き合った瞬間に「別の金」が接触しないとも限らず、伊藤選手が本能的にハグをかわしたのかもしれないとの見方も。だとすれば、彼女はとても「家族思い」の選手なのではないだろうか。


元卓球日本代表の福原愛さんに、台湾人からは「賛否両論」

先日、元卓球台湾代表の江宏傑(32)と突然の「離婚成立」を発表した元卓球日本代表の福原愛(32)が、今回の試合を放送したフジテレビの生中継コメンテーターをつとめたことが話題となった。

水谷選手と伊藤選手は、勝利インタビューでマイクを向けられた際、カメラに向かってスタジオにいる福原に「愛ちゃん、金メダルとったよ」と話しかけると、福原は「本当に恐縮です、恐縮です」と頭を下げるようなしぐさで応じていた。

つい最近まで台湾に暮らし、台湾人の夫と多くのCMにも出演していた福原が「不倫&離婚」騒動後に初登場ということもあって、日本だけでなく台湾でも福原の出演は大きな話題となったようだ。

「台湾の2ちゃんねる」(5ちゃんねる)と言われる一方、現地新聞報道のソースとなることも多く、台湾国内で強い影響力を持つ巨大匿名掲示板「PTT」でも、この福原のコメンテーター出演について賛否が噴出。福原が最近、中国版ツイッター「微博」(ウェイボー)に投稿し続けていることを揶揄して、「中国で儲けるために頑張ってるな」「哀れな人」と批判的な声があがる一方、「小さい頃から中国に試合に行ったりしてたから普通だろ」「人民元の力だろ、台湾を応援する方がおかしい」など擁護する声もあり、賛否両論となっている。流石は“卓球の愛ちゃん”、いくつになっても話題には事欠かないようだ。

卓球で日本が中国に勝利。台湾人も歓喜の声「神すぎる!」

台湾の巨大匿名掲示板「PTT」では、今回の日本vs中国という決勝戦は「世界一の親日国」で中国にはいろいろと因縁のある台湾にとっては他人事ではない。以下は、PTTに投稿された台湾人の「生の声」である。

スレッド ● [爆卦] 日本贏桌球中國了

Sawilliam: 伊藤第七局也太猛 
→7ゲーム目の伊藤、凄すぎ

edmond777: 超精彩的比賽
→この2人の試合は素晴らしい

king181239: 水谷真的跟鬼一樣
→水谷マジで鬼みたい

hitomi47: 伊藤超可愛
→伊藤、超可愛い

optima: 爽啦
気持ちいい!(※同様のコメントは同スレで300件以上)

ccwhat: 太神啦
→神すぎる!

qoosky: 祖國贏了!萬歲!
→祖国が勝った!万歳!

awoik: 看到好朋友贏中國就是開心
→仲間が中国に勝ったのは喜びしかない

qq68: 台日友好,恭喜
→台日友好、おめでとう

まるで自国が勝ったかのような喜びように、日本人としても嬉しくなるが、その負かした相手が中国だったことは、台湾人にとって大きかったのではないだろうか。

台湾も三位で銅メダル! 日本と台湾の「相思相愛」がネタに

そして今回、台湾も三位で銅メダルに輝いた試合だけに、もはや「代理戦争」と化した卓球混合ダブルス決勝について、台湾中で大いに盛り上がりを見せたようだ。日台友好を喜ぶ台湾人のFacebookには、「中国は仲間外れ」と揶揄するこんな投稿も見られた。

巨大匿名掲示板「PTT」では、日本の勝利と並んで台湾「銅メダル」獲得についても「おめでとう」「やった!」など、喜びのコメントが多数投稿されている。

スレッド● [爆卦] 桌球混雙林昀儒及鄭怡靜銅牌

「五輪反対派はどんな気持ち?」自民議員の“金メダル政治利用”発言が大炎上!勘だけは鋭い安倍晋三は逃亡済み、菅政権に国内外から批判の十字砲火

新型コロナウイルスの感染状況について「さざ波」発言をし、内閣官房参与を辞任した高橋洋一氏が、「東京五輪を開催してよかった」とする記事を寄稿したことに対し、自民党の牧原秀樹衆院議員が26日、自身のツイッターを更新。「私もオリンピックは開催して良かったと心から思っています。中止を声高に主張されていた方は今どういうお気持ちなのでしょうか、と少し気になります」とツイートし、炎上している。自分たちの英断が東京五輪の盛り上がりを導いたといわんばかりの言葉に、「お前たちのおかげじゃない、選手たちの活躍のおかげ」など、批判が殺到している。

「五輪で支持率回復」目論み外れる菅政権の稚拙ぶり

槇原議員は高橋氏の記事に賛同する形でツイッターを更新。しかし、SNSでは「医療現場で同じこと言えるのか?」「人命軽視の議員さんですね」「あまりにも発言が薄っぺらい」「選手の活躍はお前の手柄じゃない」「感染拡大で医療が逼迫しているのによくそんなことが言えるな」などの声が相次ぎ、大炎上している。

オリンピック後の解散総選挙が迫る中、自民党関係者も困惑。「これでは選挙に勝てない」「すべてが逆風」と頭を抱えている。

日本のメダルラッシュが続き、盛り上がりを見せる中、菅政権の支持率は沈んだまま。直近の各社世論調査では下落に歯止めがかからない状態で、政権発足以来最低の数字を記録している。

【関連】京大教授が呆れた五輪開会式「文化祭クオリティ」と、菅“陛下お言葉で起立せず”の大失態

「東京五輪が始まれば支持率も回復するだろう」という甘い目論みはすでに崩壊し、厳しい現実を国民から叩きつけられている。与党内には衆院選前に総裁選を実施したいとする声も上がっているという。

日本に最初の金メダルをもたらした柔道男子60キロ級の高藤直寿に“直電”をするなど、何とか五輪を支持率浮揚のきっかけにしたい菅首相に対し、一切口を閉じてしまったのが安倍前首相だ。

安倍氏は招待されていた開会式を欠席しただけでなく、自身のツイッターも更新をストップ。安倍マリオにまでなってはしゃいでいたにもかかわらず、東京五輪にいっさい言及することなく、なぜかダンマリを決め込んでいる。

そんな安倍氏に対して、ネットでは「安倍さんが五輪から逃げ出した」「さすが安倍さん、無能だけど自己保身能力だけはズバぬけて高い」と揶揄する声が上がっている。

安倍氏がすっかり雲隠れしてしまったのも、東京五輪にわざわざ自分から火の粉を浴びに行くことはないと、危険を察知したからだといえそうだ。

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世界から批判される大会運営側のお粗末な対応

たしかに東京五輪は盛り上がりを見せているが、それは選手たちの活躍があるからで、そもそも自民党や菅首相の手柄ではない。すなわち、“五輪開催で支持率回復”のシナリオには無理があった。

というのも、国内外からは大会運営に関してさまざまな疑問や批判が出ており、東京五輪そのものを称賛する声は少ない。

開会式直前には小山田圭吾氏や小林賢太郎氏などの辞任などが相次ぎ、ゴタゴタぶりを世界に露呈。自民党や五輪関係の“利権仲間”はわざわざ火に油を注ぐ行為を繰り返した。

また、酷暑の中で行われる過密競技スケジュールや選手村の不備などに海外メディアから批判が殺到。熱中症で倒れる選手や、嘔吐する選手が続出するなどし、「日本のオリンピック組織は天候について嘘をついた。そして今アスリートが代償を払っている」とまで言われる始末だ。

選手の活躍で東京五輪は成功しているように見えるが、大会運営に関しては不備ばかりが目立ち、世界ではそうした一面がバレてしまっている。

そんな中、政府やJOCは選手に対する誹謗中傷について、厳しい対応をしていく方針を示した。

五輪開幕後、主に敗退した選手らを誹謗中傷する書き込みがインターネットやSNS上に増えており、本人から被害届が出れば捜査機関が対応するとしている。いわば言論統制に乗り出した形だ。

さまざまな問題が噴出する中、何とか東京五輪を成功させ、それをアピールすることで支持率の回復につなげたい菅首相。

26日に発売された月刊誌「Hanada」のインタビューの中で、菅首相は「専門家の意見や客観的な数値を見て、国民の命と健康を守りながら開催することは可能だと判断した。この判断には自信があった」とし、五輪開催は間違いではなかったとの考えを示した。

月刊誌「Hanada」の花田紀凱氏といえば、ホロコーストを否定する内容の記事を掲載したことでユダヤ人団体から抗議を受け、自主廃刊に追い込まれた“マルコポーロ事件”で知られる人物。

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出版業界では有名な話ではあるが、インタビューを受ける際、菅首相は特に気にすることはなかったのだろうか?日本人選手が活躍を続ける中、東京五輪に水を差すようなことにならないことを望む。