「反日感情を政治利用しない」韓国ユン新大統領の発言に期待するワケ

5年ぶりに保守派の新大統領が誕生する韓国。ユン・ソギョル次期大統領が、首脳同士によるシャトル外交の復活の意向を示し、「反日感情を政治利用しない」と方向転換を印象付ける発言をしたことに注目するのは、メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』著者で、小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さん。嫌韓の声が大きくなり、経済面でも傷んでしまった両国関係を改善する好機が来ていると、岸田政権の積極的な対話を求めています。

 

日韓関係を改善する好機がやってきた/日韓W杯は遠い昔…

韓国で新大統領が誕生した。新しい大統領が日本との関係をどうしたいのか気になるところだ。日韓関係は戦後、最悪の状況になっている。2002年の日韓ワールドカップ共催が遠い昔のようだ。やはり、徴用工問題や慰安婦問題で、韓国側の対応が変化した影響が大きい。

韓国大統領は支持率が下がると日本たたきを行う癖がある。日本との歴史問題を持ち出し、自分への憎悪を日本に転換させる作戦だ。植民地として屈服させられた旧宗主国に対して「闘う指導者」「民族の誇り」というイメージを作り上げるのだ。

日本でも、韓国の強硬姿勢に嫌気が差して韓国叩きをする政治家が増えている。国民の中でも、韓国との友好を主張する政治家に対して冷ややかな視線が送られる風潮が出てきた。先の総選挙で引退した河村建夫元官房長官は日韓議員連盟会長ということだけで、ネトウヨからの攻撃を受けていた。

しかし、経済界は決して対立を望んでいない。韓国の輸入相手国は1位が中国、2位が日本である。日本と韓国は経済上、切れない関係にあるのだ。観光業でも日韓関係が冷え込んだ影響で閉店を余儀なくされたお店を私は見てきている。また、くず鉄業界などもかなり影響を受けた。

現在の日韓関係について、ユン・ソギョル新大統領は「ムン・ジェイン政権が国益を優先するのではなく、外交に国内政治を持ち込んだため、国交正常化以降、最悪の状態に陥った」とムン政権の対日政策を批判し、首脳同士によるシャトル外交の復活などを行う姿勢を示している。そして「反日感情を政治利用しない」と発信し、「未来志向的な韓日関係をつくる」とかなり踏み込んでいる。

ムン政権は元従軍慰安婦に関し、「最終的かつ不可逆的な解決」が確認された2015年の日韓合意をひっくり返した。また、「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産推薦にも反発するなど反日姿勢が強かった。だから、ユン新大統領の発言は、大きな方向転換と言える。

5年ぶりの政権交代で冷え込んだ日韓関係をどうするか。双方が歩み寄らなければいけない。政権交代が行われた今こそが好機であり、岸田政権も対話を重ねるべきだ。

 

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お金のプロが指南。4月の値上げラッシュを心配する前にやるべきこと

光熱費に食料品、紙類から外食チェーンの定番メニューまで、4月になって多くのモノが値上がりし、今後もこの傾向は続くようです。こうなると心配なのは家計のこと。自衛のために何かできることはあるのでしょうか。今回のメルマガ『豊福公平の夢を叶えるハート&マネー』で、外資系生命保険出身の元ライフプランナー・豊福公平さんは、心配しすぎにより浪費を招くことがあると指摘。冷静になるためにやるべきことが1つあると伝えています。

 

4月から物価が値上がり。備えるべきは「日用品」ではなくお金への考え方

4月から生活雑貨の一部が値上がりします。それによってこれまで以上にお金のことを心配する人が出てくるでしょう。そんなときだからこそ1つ考えてほしいのが、今本当にお金が足りていないのか、ということです。

「物価が上がる」ときくと、多くの人は心配に思うでしょう。しかし、お金を扱う専門家としてこれまで多くの人のお金の使い方を見てきた私としては、正直、それほど心配することはないだろうと思います。

多くの人が必要以上に心配し、それによって自ら行動に制限をかけて、それによってストレスがたまり、発散するために散財してしまう、という悪循環に陥っています。

そうならないためにも、いまやることは1つ。今、自分が持っているお金や証券、不動産などすべてのものを書きだしてみることです。どこの銀行口座にお金がいくらあるのか、毎月の生活費はいくらかかっているのか。4月以降の値上げによってどれだけ影響を受けそうなのか。

計算してみればわかると思いますが、実際はそれほど変わらないでしょう。たとえば5000円から1万円ほど増えたとしても、その分外食や飲み会に行く回数を1回か2回減らすなどすれば問題ないのではないでしょうか。

値上げに対して、適度に節約することは必要かもしれませんが、必要以上に怖がることはないというのが私の考えです。

 

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“病院嫌い”の人を人間ドックに行かせるにはどうすればいいのか?

世の中は新型コロナウイルス蔓延の渦中にありますが、病気はコロナだけではありません。人間ドックなどの定期的な検診でわかることは多いですが、病院嫌いの方はあまり行きたがらないまま病気が進行してしまうことも…。そこで、今回のメルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』の著者でiU情報経営イノベーション専門職大学教授を務める久米信行さんが、 病院嫌いの妻を持つ夫のお悩みに回答しています。

 

オトナの放課後相談室:病院嫌いの妻の説得方法

Question

shitumon

私の妻は、病院嫌いで体調不良でも、滅多なことでは病院に行きません。基本的に健康かつ、体調不良に強いのだと思いますが、心配ごとがあるとすぐに病院に行く私とは大違いです。妻に言わせると「病は気からなんだから、病院に行くと気持ちが病人になっちゃう」とのこと。なので、体調不良でも、市販薬と睡眠で回復をはかっているのですが、40歳越え、回復のスピードが落ちつつあるところをみると、夫としては、心配なので病院に行って欲しいと思っています。

考え方の違いなのでなかなか難しい面はありますが、何か心変わりを促せるアプローチはないでしょうか?
(千葉県/48歳/男性)

久米さんからの回答

ご夫婦で人間ドックとジム通い。良い気で明るい病院と主治医探し。

実は、 私も本当は病院嫌い です。しかも、 祖父も父も病院嫌いでしたから、親子三代、筋金入りの病院嫌い と言っても良いでしょう。

ですから 「病院に行くと気持ちが病人になっちゃう」 という奥様のお気持ちもよくわかります。今は亡き私の父は、晩年、東大病院への通院や入院を繰り返し、その送り迎えやお見舞いをしておりましたが、 たしかに「病院内の気」は、体に良くないと感じました。 こう見えて、私は「 パワースポット」ハンター? なので、 その逆の悪い気にも敏感 なのです。

そんな 病院嫌いの私 でしたが、今では、 ちゃんと行くべき時に、行くべき病院に通う ようになりました。

それは、 病院嫌いで検査嫌いだった父が、前立腺がんという早期発見すれば治療可能だった病気を見過ごして命を無駄にしてしまった からです。 見つかった時には既に末期がんだったという悲劇 を目の当たりにしてしまったのす。

正確に言うなら、 ペースメーカーの電池交換手術を行う前の予備検査で、予期せぬ前立腺がんが見つかった のです。

実は 祖父も同じ でした。健康で病院嫌いだった祖父が、ある日、 大学病院の精密検査に出かけて帰ってくると生気がない別人になっていて、それから寝込んでしまいました。 そして、 数か月後に、そのまま天に召されました 。明治生まれの元近衛騎兵だった祖父は、 最後まで病名を口にしませんでしたが、おそらく、がんだった のでしょう。

つまり、 病院嫌いの祖父も父も、人間ドックなどの定期検査を怠ったため、自覚症状らしい自覚症状がないまま、気が付けば末期がんだった というわけです。

 

なぜ『鬼滅の刃』が興行収入歴代1位の日本映画産業の未来は暗いのか

「鬼滅の刃」の興行収入が歴代1位となり、映画市場が盛り上がるかと思いきや、そのことで逆に未来が不安視される声も出てきています。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』では、世界の映画産業を細かく分析することで日本の映画産業の“弱点”を突いていきます。

 

映画版「鬼滅の刃」歴代興行収入1位の影で危惧される日本映画界の未来

世界の映画産業と比較すると、日本の映画産業の弱点が見えてくる。比較対象国として、北米(米国・カナダ)、韓国、フランス、ドイツ、英国、オーストラリア、韓国を挙げる。

2017年の映画観客数を、多い順番に比べると、北米、韓国、フランス、日本、英国、ドイツ、オーストラリアであった。

ところが、観客数を人口で割った国民1人当たりの映画館における年間の鑑賞本数は、韓国の4.3回が最も多く、次いで北米とオーストラリアが3.4回、フランス(3.2回)、英国(2.6回)、ドイツ(1.5回)と続き、日本は最下位の1.4回であった。

とくに日本は東日本大震災後、2011年にはこの数字が1.1回まで落ち込んだものの、他国と比べ、低い水準となっている。

ただ、2005年以降の数字を見ると、特に韓国市場の好調さは目立つ。2008年では、1億5083万人であった数字が、2017年には2億1987万人と、30%以上増加した。他方、日本を含め、他の国では、このような大幅に増えた動きは見えなかった。

一方で、これらの国の興行収入を見てみると、北米、日本、英国、韓国、フランス、ドイツ、オーストラリアとなり、観客数では下位に低迷する日本が興行収入ではアメリカ、比較対象となっていない中国に次ぐ世界第3位となった。

要因としては、日本の映画チケットの料金が平均1310円と、他国と比べ高いことが理由として挙げられる。

ところが、チケット料金の平均が1264円と日本とあまり変わらないオーストラリアの年間鑑賞回数は3.4回と高い数値を維持しており、日本社会における「映画館での映画体験」という文化が明らかに衰退しているといえるだろう。

各国における「スクリーン数」を比較しても、日本が他国と比べ少ないことが分かる。スクリーンの数は、米国が他国を圧倒、日本の10倍以上の40,393スクリーンとなっている。

ただ、どの国も2008年以降、スクリーン数は増加、とくに韓国は40%増を記録、英国も18%増、フランスとオーストラリアも10%増となった。

しかし、人口をスクリーンの数で割った「1スクリーン当たりの人口」で見ると、日本におけるスクリーンの数は他国と比べ、少ない。1スクリーン当たりの人口は、その数値が低いほど、身近にスクリーンが存在していることを意味する。

この数値を見ると、日本は35,894人に1スクリーンであった。最もスクリーンの数が多いのは米国で、8046人に1スクリーン、フランスは10.959人に1スクリーンであった。日本には、米国の4分の1、フランスの3分の1、韓国の半分しか映画スクリーンが存在しない。

 

「浮気に走る男性は本能が強い」動物と比べるとわかるその意味とは

動物的な本能で生きている男性は浮気に走りやすいとはよく聞く話ですが、では、そういった男性を繋ぎ止めるにはどういったパートナーでいるべきなのでしょうか。今回のメルマガ『不器用さんの為のパートナーシップマガジン』では、動物と人間の違いと共通点について語っています。

 

動物と人間の共通点と違い

動物との違いは第一に理性。そして人間には長い年月をかけて築きあげた感情・生活・法律があります。

雄の野生本能からすれば、一度交尾すれば雌が子を孕もうが孕むまいが関係ないのです。

雄は基本子育てに加担しませんからその後雌と我が子がどうなろうがどーでも良いのです。(交尾が終わった後一生を終える個体もありますし。私は賢者タイムはこの名残ではないかと考えています。)

ただ“自分の子を残した!!(だろう)(≧▽≦)”~と言う達成感で次の雌に関心が移ります。

一方雌は動物界では発情期と言うものがありますので確実に雄の子を孕む訳です。孕んでしまえば子を育てる必要があるので保守的になります。

人間の場合、発情期が無いので百歩譲って排卵日に情交しても孕む可能性が100%ではありません。

しかし不思議な事にここは本能が勝りカップルが成立(この場合情交)すると女はやはり保守的になり男は奔放主義になるのです。

だから女性は一度関係を持つとパートナーに甲斐甲斐しく世話を焼くようになり男は妻が妊娠中でも浮気が出来るのです。

ですが先ほど挙げた通り人間には理性・感情・生活・法律があります。

浮気に走る男性は本能の強いタイプです。ここはパートナーの感情やお互いの将来、法律を考えた上で理性でコントロールしていくしかありません。

女性が本能の強いパートナーを選んだ場合情交した後保守的になるのはまずいのです。男は狩人ですので苦労せずにあっさり手に入る女性に関心はありません。

保守的で甲斐甲斐しく自分の世話を焼いてくれる女性は放っておいても自分の傍に居てくれるので男は次の獲物を探しに行ってしまうのです…。

もしパートナーが本能の強いタイプだなと思われた方は情交した後、付き合う前に戻りましょう。

動物と人間の奔放主義の違いは人間男性の場合、情交してカップル成立すると男は女を手に入れたと安心しますので自分の巣を女に任せる安心感で奔放になれるのです。(浮気省の男性は次の女性を手に入れたと思えばその女性との住まいも自分の巣になってしまう訳ですが…(==;))

だからカップル成立後男の口数が少なくなったり素っ気なくなるのは安心してノーマルモードに戻っているだけなんです。

女性は基本誰かにいつもお姫様待遇して貰いたいと思っていますのでこの態度の急変は不安になりますが子供が出来たら自分がお姫様をしていてはいけません。

至れり尽くせりは赤ちゃんの権利になるのですから。

身体の関係を持った後子供が出来ようが出来まいが本能は母親になったんだと思ってくださいね。

 

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ウクライナ市民が“毒入りパイ”でロシア兵を殺害。空腹に耐えかねた30人を騙し討ち、交戦規定違反?ネットは賛否両論

ウクライナ市民に対する虐殺行為が発覚し、国際社会から大きな批難を浴びているロシア。そんな中、ウクライナ市民がロシア軍に驚くような反撃をしたようだ。なんとロシア兵30人に“毒入りパイ”を振る舞い、2人が死亡、28人を病院送りにしたという。

毒入りパイ&酒で“合法的”にロシア兵を殺害?

ウクライナ国防省情報総局によると、ロシア兵に対して思いも寄らぬ反撃を行ったのは、ウクライナ二番目の都市であるハルキウ(ハリコフ)から130Km南東にあるイジューム地区の住民だった。

ロシア陸軍第三自動車化狙撃師団に所属する兵士に毒入りパイやピロシキを振る舞うと、ほどなく2名が死亡。さらに28人が地元病院の集中治療室送りになったという。

イジューム地区住民が提供した料理には毒が入っていたとみられるが、今のところどのような毒物が混入されたかは分かっていない。

また同じイジューム地区のロシア陸軍第三自動車化狙撃師団500人が地元民からもらった毒酒を飲んだために、重度の中毒症状を起こして病院に運ばれた事例も報告されている。

ウクライナ国防省情報総局によると、ロシア軍司令部はこれらの事件を「ロシア軍の恥」とみるのか「非戦闘損失」扱いとして、もみ消しているという。

3月3日、ウクライナ政府はゼレンスキー大統領の署名つきで「民間人がウクライナに配備されたロシア兵を殺害しても罪に問わない」とする法案が可決されたことを発表している。

なぜロシア兵は疑うことなくパイを口にしたのか?

しかし、なぜロシア軍の兵士は敵国であるウクライナ市民から提供されたパイや酒を何の疑いもなく口にしたのだろうか?

何の落ち度もない母国に突如侵入し、殺戮と破壊の限りを尽くすロシア兵をウクライナ国民が憎く思わないはずがない。毒を盛られる危険があるのは重々分かっていたはずだ。

それでもなお、食べ物に食らいつかざるを得なかったのは、ロシア軍の深刻な“食糧不足”問題があるからだといえる。

ウクライナ侵攻が開始された当初から、ロシア軍の後方への軍需品・食料の供給は不十分で、ロシア兵の士気を損ねていると報じられてきた。

4月1日には人道回廊を進むバスに積んだ赤十字の人道支援物資をロシア軍に没収されたと報じられたが、ロシアのベレシュチュク副首相は国際赤十字の仕切りの悪さが原因だと言い逃れた。

さらに4月5日に共同通信はウクライナの情報機関が傍受した「食料不足のあまり犬を食べた」と家族に語るロシア兵の音声通話をTwitterに公開した。ロシア軍の食料不足の深刻さが窺える生々しい音声だ。

また「ブチャの虐殺」と呼ばれるキーフ(キエフ)近郊ブチャで犠牲になった殺戮も、元はロシア兵が食料を求めて民家に侵入したことが発端だと言われている。

長引く戦闘が食糧難をエスカレートさせ、それがロシア兵の民間人への略奪、さらには暴行・虐殺を招いているようだ。

今となっては貴重なロシア軍のレーション(戦闘糧食)だが、一時「ミリ飯(メシ)」と呼ばれ話題になり、メルカリやヤフオクでも出品されていたこともある。

長びく戦闘が士気の低かった兵士に虐殺を引き起こし、果てはウクライナ市民を復讐の鬼に変えてしまった。ウクライナの地獄絵図が収束する気配はない。

ムサシノ学生服に苦情殺到。「明日入学式なのに制服が届かない!」子どもたちの悲痛な叫び、“はれのひ事件”の悪夢再び?

東京などでは4月7日に入学式を迎える学校が多いが、そんな晴れの日を前に大きな騒動が起きている。注文していた学生服が届かないという報告がSNSに殺到。ホームページにもアクセスができない状態が続いている。そうしたことから、ネットでは2018年の成人式で起きた「はれのひ事件」の悪夢が再び起きていると話題になっている。

「明日が入学式なのに注文した制服が届かない!」

トラブルの発端となっているのは、東京都武蔵野市に本社を構える株式会社ムサシノ商店。「ムサシノ学生服」という店名で多摩地域に複数店舗を構えている。

当地では「制服といえばムサシノ学生服」というお馴染みの店で、多くの新入生が新しい制服を作るようだ。

しかし、そんなムサシノ学生服をめぐり、SNSでは悲痛な叫びが聞こえてくる。「入学式は明日なのに制服が届かない」「問い合わせても連絡がつかない」「どーすんだよ明日!ムサシノ学生服は責任とれるのか」などの声が上がっている。

特に公立の学校では地域の複数の学校の制服をメーカーが担当することが多い。そのため、大型ショッピングセンターの催事場は1月から3月にかけて採寸のために多くの新入生が訪れ、この時期ならではの清々しい光景を見ることができる。

それを一手に担っていたのが「ムサシノ学生服」だ。

SNSの声を拾ってみると、採寸から2~3カ月経っても制服が届かないという人が多く、中には昨年12月に採寸したという例もあった。通常の洋服より学生服の制作の方が時間がかかるとはいえ、いくらなんでも待たせすぎだろう。

連絡をすると、最初のうちは「製造が遅れてましてご迷惑をおかけします。店に届いたら連絡します」と対応していたようだが、だんだんと連絡がつきにくくなっている。

学生服が届かないことで保護者の怒りは爆発。学校側も寝耳に水の話だったようで、問い合わせた保護者によると「制服のない入学式などあり得ない。ムサシノ学生服には必ず入学式前日までには全員に収めるよう伝る」と回答した学校もあるようだ。

入学式は一生に一度の晴れ舞台。真新しい学生服に身を包むなくなてならない行事だ。にもかかわらず、生徒と親を不安な気持ちにさせているこの騒動、どのような結末を迎えるのだろうか。

思い起こされる「はれのひ事件」

今回のニュースを受け、否が応でも思い出してしまうのが「はれのひ事件」だ。

2018年、振袖の販売・着付け・レンタルなどを手がけていた「はれのひ株式会社」が成人式当日に店舗を突如閉鎖し、晴れ着が着られなくなった新成人が続出。前代未聞の事件に新成人たちは大混乱となった。

発覚当初から夜逃げが疑われ、「計画倒産」ではとの声もささやかれた中、同年1月26日に横浜地方裁判所から破産手続開始決定を受けた。

今回の騒動が「はれのひ事件」と類似点があるとはいえないが、しかし当事者である学生と保護者を苦しめているのは、当時の新成人たちの姿とまったく同じだ。

子どもたちに何の罪もない。入学式という晴れ舞台をなぜこんな形でトラブルに巻き込んでしまうのか。SNSでは徐々に「制服が送られてきた」という報告もあがっているが、一刻も早く学生服をすべての人に届けてあげて欲しい。

山下達郎・竹内まりや夫妻から歌謡曲、J-POPまで。稀代のベーシスト伊藤広規が爪弾く“素晴らしき音楽人生”

いま世界中で一大ブームとなっている、70年代後半から80年代にかけて発表された「都会的で洗練されたイメージ」をコンセプトに作られた日本の音楽「シティ・ポップ」。すでにテレビやラジオ、ネットなどで数年前から話題となっている…

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プーチンの大罪。ウクライナ戦争で西側諸国が直面する「7つの難問」

ロシア軍によるウクライナ市民に対する虐殺行為までもが発覚し、ますます高まる国際社会からのプーチン大統領への批判。21世紀の独裁者が仕掛けた侵略戦争の影響は、もはや当事者間の問題を遥かに超え全世界に波及しているようです。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、ウクライナ紛争を巡り我々が直面することとなった問題7つを列挙。それぞれについての詳細な解説を記すとともに、解決の困難さを説いています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年4月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

ロシア=ウクライナ戦争をめぐる7つの論点

毎週このコラムで、ウクライナ情勢を検討していますが、先週から今週にかけては、停戦という問題を意識した駆け引きが激しくなっているのを感じます。とは言っても、戦争というのは一旦始まってしまうと、止めるのは非常に難しいわけです。例えば、ベトナム戦争の場合は、アメリカと南ベトナムの連合は、全国におけるゲリラ戦でほぼ完全に敗北し、勝利の可能性はほとんど無くなってからも、まだ数年にわたって戦闘を続けました。

理由は2つあり、1つは膨大な犠牲と戦費を注ぎ込みながら撤退するというのは、その撤退を決断した政治家の政治生命を奪う危険があるからです。臆病者、裏切り者という汚名、自国兵士の犠牲を無駄にするという非難に抗して、戦争を停止するには大変な政治的パワー、つまり権力が必要ですが、戦況が不利となった場合のリーダーにはそのような権力は期待できないからです。

もう1つは、ここで自分達、つまり「正義の側」が敗北するということは、普遍的な理念が敗北したこととなり、単なる1つの戦争を失っただけでなく、その地域全体、あるいは地球全体における「正義の敗北」と考えられるからです。ベトナムの場合は、当初から「東南アジアがドミノ倒しのように共産化するのを防止」というのが戦争の建前でした。撤兵し、敗北を認めるのは「ドミノ倒し」を認めることになるわけです。

そうした一般的な理屈を考えてみますと、今回のロシア=ウクライナ戦争における停戦の可能性というのは、少し特殊な感触があります。というのは、第一の条件、つまり双方の政権が、停戦を実行するだけの権力を持っているかというと、この点はどうやら「イエス」と言えそうだからです。

では、停戦は簡単かというと、やはり現状は確かに難しいと言わざるを得ません。停戦により、それぞれの「正義」が挫折するということになれば、停戦が次の対決の原因になってしまいます。ウクライナの側としては、民主的にオーソライズされた国民国家が蹂躙されたわけで、その回復という正義は絶対的と考えられそうです。

一方で、ロシアの側としては、旧ロシア連邦の内部では一切の独立を認めない一方で、旧ソ連圏で非ロシアの国家は独立は認めるが、NATO入りは認めないだけでなく、一切の敵対可能性を排除するというのが、どうやら彼らの「正義」であるようです。更に、彼らの独自の定義による「ロシア人」の安全確保ということも含まれていそうです。

具体的にこうした条件を詰めて行く、例えば東部地域(ドンバス)の自治の度合いをどうする、クリミアの位置付けをどうする、ドンバスとクリミアを結ぶマリウポリを含む回廊をどうする、といった条件に関しては落とし所があるかもしれません。ウクライナの「中立」ということも、民主国家としての主権の自由な行使という問題を含めて、ウクライナの利害、ロシアの利害を3元連立方程式とした場合に「解なし」にしない方策はあると思います。

 

第3次大戦は不可避か。プーチンの判断力低下で現実味帯びる核使用

ウクライナの首都キーウを攻めあぐね、同国北部からの撤退を余儀なくされたロシア軍。プーチン大統領は侵攻後数日の圧倒的勝利を見込んでいたと言われるだけに、今後どのような行動を起こすのか予断を許さない状況となっています。そんな中、プーチン大統領の核使用の懸念を示すのは、外務省や国連機関とも繋がりを持ち国際政治を熟知するアッズーリ氏。アッズーリ氏は今回の記事中にそう判断する理由を記すとともに、第3次世界大戦に発展した場合、日本も巻き込まれることは避けられないと警告しています。

プーチンの判断によっては第3次世界大戦か

ロシアによるウクライナ侵攻で緊張が続くなか、バイデン大統領は3月31日、プーチン大統領がウクライナ侵攻における軍事状況について軍幹部から正確な情報を知らされておらず、一部の顧問を解任したり、自宅軟禁下に置いたりするなど孤立している可能性があると指摘した。ロシアによる侵攻から1ヶ月が過ぎるが、当初米国などは首都キエフが数日以内に陥落するなど悲観的な見方を示していたが、欧米諸国からの大規模な軍事支援もあり、ウクライナ軍は善戦し、ロシア軍の劣勢が顕著になっている。ロシア軍の中には士気が低下する兵士が増加し、ウクライナ軍に投降したり、ロシア軍兵士がロシア軍を攻撃したりするケースも見られるという。

今ごろ、プーチン大統領はかなり怒っていることだろう。プーチン大統領は国家指導者になってから2度に渡るチェチェン紛争や2008年の南オセチア紛争で政治的かつ軍事的勝利を収めてきたことから、おそらく今回のウクライナ侵攻でもすぐにキエフを包囲し、ゼレンスキー政権を崩壊させ、親露政権を樹立できると予想していたに違いない。また、侵攻しても中国はロシアを非難することはなく、バイデン政権も非介入主義に走っている、欧州はロシアからのパイプラインに依存しているので大きな非難はできない、こういった認識がプーチン大統領にはあったはずだ。だが、いざ蓋を開けてみれば、プーチン大統領の予測は誤算だらけだった。ロシア軍の進軍が思うようにいかず、欧州は1つになってロシアを強く非難し、米国などは積極的にウクライナを支援している。おそらく経済制裁がここまで厳しく実施されることも想定していなかったのではなかろうか。

しかし、今後もロシア軍の劣勢が続けばプーチン大統領が自爆的行動に出ないかが懸念される。ウクライナ侵攻の中で、国際社会からはロシアが化学兵器や生物兵器を使うのではと懸念が拡がるだけでなく、プーチン大統領本人はロシアの存亡が脅かされた場合の核使用の可能性をちらつかせている。ウクライナのゼレンスキー大統領も3月下旬、ロシアのプーチン大統領と交渉する用意があるとの意思を示す一方、交渉が失敗に終われば2国間の戦争は第3次世界大戦に発展する恐れがあると警告した。