「共産はずしは誤り」立憲民主党が謝罪・撤回と火消しに躍起。左派野党に立ち込める暗雲

今夏の参院選を前に、早くも野党間で不穏な空気が漂い始めているようだ。立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長は15日、国会での野党のあり方をめぐって日本共産党に謝罪したと、FNNプライムオンラインテレビ朝日NHKなどが報じた。一体いま永田町界隈で何が起きているのだろうか?

立憲が維新&国民民主と会合、はずされた共産&れいわ

立憲と日本維新の会、国民民主党の野党3党は、国会対策のための「新たな枠組み」を設け、第一回の会合が14日におこなわれた。もともとは旧民進党系の無所属議員による会派である「有志の会」から国会の審議日程などについて情報共有をもとめられたことから発足したもので、これに維新と国民民主があとから加わったことで「問題」が発生したのである。

この会合に、共産とれいわの「左派野党」2党が外された形となったからだ。

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共産党が激怒「維新と組めば野党の立場問われる」

この「共産はずし」に猛反発したのが、共産の小池晃書記局長だ。会合が行われた14日、小池氏は「定例協議に維新が加わり、共産党が外れて別扱いされるのは、野党としての立場が問われる」と、よりによって野党でありながら自公政権の“補完勢力”とみなされている維新を加え、共産・れいわを外して会合を開催した!と抗議したのである。「お前ら、うちらをさしおいてあの維新と組むのか?」と。

この抗議に、立憲は冒頭に記した通り15日、“脊髄反射的”な反応を示し、即謝罪・撤回を表明した。馬渕氏は「共産はずしは本意ではない」として、配慮に欠けていた、と共産側に謝ったのだ。さらに、野党間での定期的な会合は今後行わず、それぞれの政党と個別に意見交換していく形をとるとした。

参院選の選挙協力などをめぐって立憲の候補者などから反発があったことは容易に想像がつくが、「左派の内ゲバ」と揶揄されても仕方ない状況だ。どこと組もうと、どこに謝罪しようと勝手だが、彼らが日本国民よりも選挙戦の方だけを向いて物事を進めているようにしか見えないのは私だけだろうか。

ネット上には、立憲のコロコロ変わる対応に批判や呆れ、苦笑など厳しい声が多数あがっている。

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脱中国明確化。民主主義衰退の危機を救うため学ぶべき欧州の小国

脱中国を明確化し事実上の「台湾大使館」を開設したリトアニア。数多くの小国が習近平政権のカネの力に屈する中、なぜリトアニアは公然と中国に反旗を翻すような行動を取るのでしょうか。今回の無料メルマガ『【今アメリカで起こっている話題を紹介】欧米ビジネス政治経済研究所』では同研究所代表理事で経営コンサルタントの林大吾さんが、リトアニアが何より人権と自由を尊重するに至った歴史を紹介。さらに民主主義の衰退が叫ばれる今こそ、世界は行動の本質に「確固たる人道主義」があるリトアニアに学ぶべきとの意見を記しています。

民主主義の衰退を防ぐなら、リトアニアから学べ

今、アメリカでは、バイデン政権が中国、ロシア、イランなどの専制主義国家をコントロール出来ない状況をみて、「民主主義の衰退」「リベラルな国際秩序の崩壊」と言った論調が起こっていますが、そんな時にこのリトアニアを見て思う事は、勿論リトアニアにも計算はありますが、計算以外の、この行動の本質に、アメリカの政権がとうに無くしてしまった「確固たる人道主義」がある、ということです。

リトアニアに対して思うこと

私はリトアニアには、主都のビィリニュスは勿論、一度はエストニアのタリンから、ラトビアのリガ、そしてクライペダからヴィリニュスまで車で回ったことがあるくらい何度も仕事で訪れたことがあります。そこで感じたことは、リトアニアの、権威主義の大国から受けた圧政や弾圧への記憶は全く過去のものにはなっていない、ということです。

まず、1940年にソ連に占領されてから1950年代までのスターリンの時代の苦しみですね。罪を犯さなくても、共産主義にとってマイナスと思われたらそれだけで逮捕されて収容されるという時代がありました(当時はシベリア送りでした)。

その後も厳しい政治的弾圧は1991年の独立まで続き、50年以上、専制主義、共産主義の弾圧と戦った歴史があり、その独立も、旧ソ連加盟国の中で最も早く独立を宣言したはいいものの、ソ連の強力な弾圧を受けて戦車の下敷きになる市民が出ながらも、決して弾圧に挫けずに勝ち取った自由です。

コロナ禍で増えた“おうち時間”でコミュ力をアップさせる簡単な方法

コロナの影響もあり、外出する機会がグッと減った方は多いでしょう。人と接する時間が減少すれば、なかなかコミュニケーションが取りづらいもの。「どうやって人と仲良くなるんだっけ?」という悩みを抱えてしまうこともよく聞かれる話です。そこで今回は、メルマガ『サプコミュ通信』の著者で、人と話すことが苦手な人専門にコミュニケーションコンサルタントをしている青木朋博さんが、コロナ禍で増えた「おうち時間」で簡単にコミュニケーションを学ぶ方法を伝授します。

 

熱く語るシーンから学ぶ♪

こんにちは!“人と話すことが苦手な方”専門のコミュニケーションコンサルタント、青木朋博です!

いろいろなところで言っていますが、私は映画が大好きです。映画館になかなか行けていないこの頃ですが、サブスクのおかげでおうちでも存分に楽しめますね。いろいろなジャンルの映画を観ますし、さまざまなシーンに感動します。

そして最近気がついたのですが、あらためて振り返ってみると、登場人物が熱く語るシーンに特に心が惹かれるのです。

ときには恋人や親友と、ときには敵役と、ときには裁判のシチュエーションなど、喜怒哀楽を盛り込んで熱く語るシーンに心動かされるます。

…女々しいシーンも結構好きです。。

それらの姿は何をしているよりも、私にとってカッコイイのです。

うーん、、、だからコミュニケーションコンサルタントになったのかもしれません。。。

熱く語るシーンから、「なぜこんなにも私は心を動かされているのか」を分析するようにしています。表情、振る舞い、声、言葉の選び方など、コミュニケーションにとって学べるポイントが実に多いのです。

ものまねしてみるのも良いでしょう。洋画で英語が分からなくとも、声の高さ・大きさ・音色の使い方などとても勉強になります。

ただし、相手を見事に論破するシーンの影響を受けすぎると、私生活に支障をきたす可能性があるので要注意ですぞ!

誰だって相手から論破されて嬉しいはずがありませんよね。

話し手役だけでなく、聴き手役にもじっくり視線を注ぐことをオススメします。実はそっちのほうが、コミュニケーションの役に立ったりするのです。

もちろん激しく反撃するのではなく、冷静に受け止める姿をたっぷり吸収するのですぞ。やっぱりコミュニケーションって冷静さが大事ですね♪

 

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「安易に補助金を貰うな」経営のプロが指摘する企業の発展を妨げるワケ

コロナ禍での経営悪化の助けとなる補助金。しかし、コロナ以前からさまざまな補助金が用意されていることをご存知ですか。メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんはそんな補助金の種類や性格について解説。そのうえで、安易に補助金を手にすることに警笛を鳴らしています。

補助金について考える

コロナ禍で経営が悪化しているお店もあります。国や行政が提供する補助金は、その助けになっているかもしれません。

そして、補助金の予算も膨れあがっています。中小の事業者に頑張って欲しいということでしょう。

今回は、補助金について考えます。

補助金の種類

あなたのお店では、補助金を貰ったことがあるでしょうか。中小企業庁による補助金はたくさんあります。代表的なのが、

・持続化補助金
・ものづくり補助金
・IT導入補助金

です。補助金の額は数十万円から数千万円まで幅があります。ありがたいですね。

そして、昨年から始まった事業再構築補助金は、1億円まで貰うことができます。魅力的な補助金です。

また、コロナ禍に伴って出てきた給付金や助成金もあります。

・持続化給付金
・雇用調整助成金
・休業支援金

などです。これらは、業績の悪化で資金繰りに困っている中小企業や商店には救いの神ともなることでしょう。

そして、これらの補助金申請に、多くの士業やコンサルタントが関わっています。てんてこ舞いだそうです。中には、この1年で数億円を稼いだ士業もいるとかいないとか。業界では「コロナバブル」と言われています。

ところが、私はこの補助金申請には一切関わっていません。それどころか、「補助金は貰うな」とさえ言っています。なぜでしょうか。

離婚を決めたら何をすればよい?意外と知らない“夫婦生活の終え方”を解説

現役探偵である後藤啓佑さんが実際に相談を受ける中には“離婚”が絡んでくるものが多くあるといいます。しかし、初めて離婚を考える立場になった時はわからないことだらけ…となってしまいますよね。万が一そうなってしまった時のために、知識としてつけておくと安心かもしれない「離婚までの流れ」を後藤さんが自身のメルマガ『探偵の視点』で解説しています。

 

離婚までの流れ

今回は、実際の相談でよくある「離婚までの流れ」をお伝えします。

離婚等を考えるときは、まずはここを理解する必要があります。簡単に箇条書きにすると

1.離婚するかどうか悩む

2.感情を整理する⇒やり直す⇒関係修復する

3.→離婚を決め、離婚の準備をする

4.→配偶者と話し合いをする⇒合意⇒「協議離婚」
→合意しない

5.→離婚調停を申し立てる⇒成立⇒「調停離婚」
→不成立

6.→訴訟で裁判へ

という流れとなります。

裁判の後の離婚の種類としては

・相手方が請求を受け入れれば「許諾離婚」

・和解が成立すれば「和解離婚」

・離婚を認める判決が出れば「判決離婚」

・離婚を認めない判決が出てしまうと「離婚不可」

の4パターンです。

現実的には、「和解」になることが多いです。僕の周囲でも、特に「判決離婚」は聞いたことがありません。

一番平穏なのはもちろん協議離婚ですが、浮気やらDVやらが原因だとなかなか協議では落ち着きません。だいたいが調停で折り合いをつけるのが一般的ですね。

意外と思われるかもしれませんが、調停を飛ばしていきなり裁判にはいけないのが、今の法律です。離婚はまずは調停となりますので、知識として参考にしてもらえたらと思います!

 

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『令和の虎』が違法賭博で活動休止へ。ポーカーだけでなく麻雀も?疑惑否定も次から次と出てくる根深い闇

起業をめぐる平成のリアリティ番組『¥マネーの虎』を模したYouTubeチャンネル『令和の虎』の出演者による賭けポーカーが発覚した。 賭けに参加した出演者は次々とYouTube上で事実を認めて謝罪し、番組の降板を発表する中、主催者である岩井良明社長がチャンネル上で声明を発表、当面の間『令和の虎』の配信を停止することを明らかにした。 

賭けポーカー発覚の『令和の虎』活動休止へ

『令和の虎』は平成13年に日テレ系で放送された『マネーの虎』を模した起業系リアリティ番組。 ビジネスの成功者「虎」の前で、起業家が事業計画をプレゼン。 認められた起業家は虎からの出資を受けて事業をスタートできるという内容だ。

2018年からスタートした番組は長らく登録者数10万クラスの番組だったが、今年に入って急速に登録者数が増え40万に届いた矢先のことだった。 214日、Twitter上でZ李(Jet Li)氏のツイートでは賭けの精算表の画像が投稿された。

さらにZ李氏は賭博時の画像も投稿して、賭博に関与した出演者は言い逃れのできない状況になった。

清算表の中の名前は『令和の虎』のレギュラー出演者である虎、「武田塾」社長の林尚之氏、「晴れる屋」オーナー・ともはっぴー氏、「年収チャンネル」の植本涼太郎氏の名前があり、3人は賭博の事実を認め謝罪した。

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周辺に賭博の匂いが?過去には出演者で麻雀大会も 

会見では岩井社長は今回の賭けポーカーには関与していないと断言していたが、過去には令和の虎メンバーで麻雀した様子をツイートしている。

もちろん、これが賭け麻雀である証拠はまったくないが、「令和の虎麻雀倶楽部」と称して頻繁に令和の虎内で麻雀を行っていた様子がうかがえる。

さらに『令和の虎』の準レギュラーだった「りらくる」創業者の竹之内教博氏のラインメッセージが流出。そこには「僕はかけ麻雀以外は絶対にしません!誓って!」と記されており、ポーカー以外の賭博行為を匂わす発言で波紋を呼んでいる。

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賭博以上の犯罪?志願者をカモに金を搾取か?

騒動の発端になったZ李氏はさらに衝撃的なツイートをした。 かつて虎の子から虎に成り上がり志願者の出世頭だった「おうちでマジ牛タン」の條隼人氏は1月24日に破産が報じられた。

Z李氏は條氏が破産したのは「令和の虎」たちに絞り取られていたからだとしている。真偽は不明だが、番組に出るだけで1000万円の出演料、他にもポーカー代やキャバクラ代も肩代わりしたと綴っている。

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『令和の虎』実はちょうどいい幕引きか?

もし、Z李の発言が事実としたら、『令和の虎』の闇はかなり根深い。

岩井社長は出演する虎には毎回出演料をもらい、それを製作費に充てていたと発言。出演する虎には一律求めていたもので、條氏だけに徴収していたものではないという。

今回の賭博には関与してなかった青汁王子・三崎憂太氏やりらくる創業者竹之内氏は自身のYouTubeチャンネルで、「あやまちは誰にでもある。だから何度でもやり直せるのでチャンネルの存続を!」と訴えるが、問題はかなりの深刻度とみられ、全容の解明が求められることになりそうだ。

たぬかな「170cm以下の男性は人権なし」発言で大炎上。“骨延長手術して”人気女性プロゲーマーによる侮辱にネット大荒れ

レッドブルアスリートのプロゲーマー・たぬかな(29)が配信した動画の中で、男性の身長が「170cmないと人権がない」と発言して大炎上している。「骨延長の手術を検討してください」などと暴言を発したことで、身長が低い男性たちは激怒。本人は謝罪したものの炎上は鎮火しそうにない。
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たぬかな「170cm以下の男性は人権なし」発言で謝罪

1992年生まれで徳島県出身のたぬかなは、eスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming」に所属。プレーゲームは「鉄拳」。父がゲーマーだった影響で幼い頃からゲーム好きとなり、中学時代からその才能を発揮。高校卒業後に日本人としては2人目となる女性プロゲーマーになった先駆者的存在だ。その愛くるしいルックスから、多くの男性ファンがいる。

そんなたぬかなが定期的に行っている配信の中で、男性を侮辱するような発言をしたことから、ネット上では批判の声が多くあがっている。

15日に配信された「おかしつくるよ」の動画に登場したたぬかな。自宅と思われるキッチンでクッキーを作っていたたぬかなだが、動画の後半で視聴者のメッセージに答えていた中でそれは起きた。

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ウーバーイーツの配達員に連絡先を聞かれたことを明かしたたぬかな。「顔は男前で大学生くらいの子だった」と語ったあと、「背が165cmもなかった」と男性の身長に触れた。

そこから、たぬかなは「165は小さいね。ダメです」「170ないと正直、人権はないんで」「170cmない方は、俺って人権ないんだと思いながら生きていってください」「骨延長の手術を検討してください」「骨延長手術で調べてください」「170あったらちゃんと人権が生まれてくるんで」と、“身長トーク”がヒートアップ。

「ちっしゃい男に人権あるわけないやろ。調子乗んな」「こっちはチビにはキチイんだ」とし、しまいには「チビだけはホンマに無理」と言い放った。

この発言を受け、ネットからは批判が噴出。「身長が低いから人権がないは言い過ぎ」「170cmない男性は世の中にたくさんいる」「何様のつもりなの?」など厳しい声があがっている。

騒動が大きくなったことから、たぬかなは自身のツイッターで発言の撤回を表明。「配信の内容をヘイトスピーチだと指摘されました。そういう意図ではありませんでしたが、不快に思われた方が多いようなので撤回します、すみませんでした」と謝罪した。

その上で、「高身長が好きって言いたいだけでした..いつもの配信の身内ノリで言葉が悪くなっちゃいました、ごめんなさい〜…」と綴った。(該当ツイートは既に削除されている)

騒動となったことでたぬかなはすぐに謝罪したものの、今後はどのような展開になっていくのだろうか。

「炎上は鎮火しそうもないので、ツイッターによる謝罪ではなく、動画配信による謝罪を求める声が強くなりそうです。あまり深い意味で発した言葉ではないにせよ、スポンサーを背負って活動しているプロなわけですから、軽率な発言だったことは否めないでしょう」(ネット事情に詳しいフリーライター)

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口調や喋り方はたぬかなのキャラではあるものの、こうした言動で心が傷つく人がいることもたしかだ。今回の発言は配慮が足りなかったといえるだろう。

“コロナ鎖国”で稼いだ時間も水の泡。岸田政権が犯した3つの大失敗

先日掲載の「ヤフコメごときに踊らされる日本。『コロナ鎖国』が母国を滅びへと導く」等の記事で、日本政府の水際対策が我が国へもたらすマイナス要因を指摘し続けてきた、米国在住作家の冷泉彰彦さんですが、その危惧は現実のものとなりつつあるようです。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で今回、もはや無意味とも言える水際対策が、諸外国との人材交流に深刻な影響を与えている事実を紹介。さらにワクチン行政の失敗などにより、水際対策で稼いだ時間をムダにした岸田政権を批判的に記しています。

【関連】ヤフコメごときに踊らされる日本。「コロナ鎖国」が母国を滅びへと導く
【関連】オミクロン株の出現で「コロナ鎖国」が“できてしまう”日本の深刻度

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年2月15日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

水際対策の解除について

再三このメルマガでも申し上げてきましたが、12月末の時点ではオミクロン株の流入に制限をかけるための、いわゆる「水際対策」については一定程度の合理性はあると考えていました。

具体的には、感染力が強く強毒性である可能性が排除できなかったこと、また感染力が非常に強いのであればワクチンの3回目を繰り上げるなどの対策のため、また第5波で問題になった病床と医療従事者の確保に「時間を稼ぐ」ことが必要という説明にも一理あると考えたからです。

ですが、現時点では、まず日本の市中感染は欧州各国や米国よりも、厳しい状態になっています。例えば、私の住むアメリカのニュージャージーでは確かに1月上旬の状況は非常に厳しかったですが、現在では2月14日の新規陽性者が908名まで沈静化しています。最悪期の、例えば1月7日には3万3,000だった数字がです。ちなみに、人口は900万人で東京よりやや少ない程度です。

ですから、今日現在でニュージャージー州のビジネスパーソンが商談などのために、東京に出張するとすると「市中感染の確率が20倍、いや検査数の問題を考慮すると40倍とか50倍」危険である場所に行くことになります。日本の皆さまには失礼な言い方になりますが数字としてはそうです。

ですが、今でも日本への入国に関しては、

1)ビザなし渡航は禁止、短期滞在ビザもほぼ禁止

2)原則は日本パスポートのみ入国可能

3)PCR陰性を要求、ただし日本様式のフォームに医師のサインを要求

4)到着空港でPCR

5)ニュージャージーの場合は3日間公費強制隔離、1月のある時点でもっと数字が多かったという理由でニューヨーク州の場合は今でも6日間公費強制隔離

6)その後、入国後7日間まで自主隔離

7)自主隔離中は公的交通機関禁止、従って国際空港と陸続きでない北海道と沖縄への帰省は帰宅禁止

という縛りが続いています。

この行き来ができないという問題は、例えばですが次のような弊害を生じています。

a)せっかく日本で採用した外国人の人材も帰省したら再入国できない

b)日本での国際会議、見本市は実施不可能

c)婚約者ビザ制度がないので、婚約者の来日不可能

d)外国人社員を海外出張させると再入国が難しい

e)留学生は合格しても入国できない。また一度帰省すると入国できない

まだまだあると思います。そうした規制の結果として、例えばですが

「EV化が加速する中で、日本の部品産業などは最もクリティカルな時期であるのに、商談ができない」

「留学生は日本の大学生なのに日本に入国できない」

という状況が生まれています。商談はまだオンライン等で何とかなると思いますが、問題は留学生です。日本の大学に入った留学生は、その多くが入国できないのでオンライン授業を受けています。ですが、交換留学制度については現時点では停止したままです。

そこで、多くの国や大学から「日本はこのように外国人を国籍で差別して留学生を入国させないというカントリーリスクがある」として、「相互主義に基づいて交換留学制度についてはキャンセルしたい」という意向が来ているようです。

 

時価総額が過去最大の下落。いま旧Facebookの「Meta」に起きている事

現在でもGAFAの一翼を担ってはいるものの、数々のトラブルでブランド価値が毀損された感も否めないMeta(旧Facebook)。先日は時価総額の下落が過去最大を記録しましたが、いったい同社に何が起きているのでしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では「Windows95を設計した日本人」として知られる中島聡さんが、Metaが直面している問題として4点を挙げ、それぞれについて詳細に解説。その上で、同社が今すぐ取るべき動きを提案しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

 

Meta(旧 Facebook)が抱える問題点

Metaの株価が、決算発表直後に暴落し、時価総額の下落としては、過去最大のものになったと報じられました。Metaがどんな問題に直面しているかについて、少し深堀して考察したいと思います。

1番の問題点は、Facebook / Instagramなどの既存のサービスに、若いユーザーが獲得できていない点です。これは、SNSの宿命と言っても良いもので、新しいもの好きなティーンエージャーは、Facebookのような「枯れたサービス」には見向きもせず、Tiktokなどの新しいサービスに、刺激を求めて流れてしまうのです。

以前のFacebookであれば、Instagram、WhatsAppを買収したように、若い人たちに人気が出始めたライバル・サービスを「青田買い」することにより、「SNS業界でのNo.1の地位」を維持し続けることが可能でした。しかし、ここまで大きくなり、独占禁止法の観点からの監視が厳しくなった今、Tiktokのようなサービスを買収することは許されないのです。

今回、Metaは創業以来初めて、アクティブ・ユーザーが減少したことを報告しましたが、これは一過性のものではなく、Facebook+Instagram+WhatsAppという三本柱の「ピークアウト」が始まったと考えて良いと思います。

この問題に関しては、Metaは、InstagramにReelsというTiktokに酷似した機能を追加して対抗しようと試みていますが、私はとても難しいと見ています。若い人たちがTiktokに惹かれているのは、そこに作られたカルチャーであり、それをInstagram上に作ることは簡単ではありません。

Metaが本当に必要としているものは、FacebookやInstagramだけでなくTiktokすら古く見えるような新しい魅力的なサービスですが、それを「企画・設計」することは非常に難しいのです。星の数ほど誕生するベンチャー企業がさまざまな試みを行い、そのうち1つが自然淘汰によりティーンエージャーの間で爆発的な人気を得る、そうやってSNS業界は進歩して来たし、今後もそれが続くのです。

独禁法の縛りにより、ベンチャー企業の買収が出来ないということは、Metaには、その「自然淘汰の果実」を収穫することが出来ないことを意味するのです。

2番目の問題は、Facebookというブランドイメージの低下です。Metaは独禁法だけでなく、プライバシーの観点からも、政府やメディアからさんざん叩かれており、それによるブランド・イメージの低下は、ユーザーのアクティビティだけでなく、社員のモラルにも悪影響を及ぼしています。

これを指摘した記事を目にしたことはありませんが、私は、社名をMetaに変更した理由の一つは、ブランドイメージに傷がつき、かつ、アクティブ・ユーザー数がピークアウトしつつあるFacebookをそのまま社名として使い続けるのは賢くないというものだったと解釈しています。

 

「連合」は問題視せず?検事が“労組脱退”を迫る信じられない日本の実態

生コンクリートの調達を巡り、威力業務妨害などの罪に問われた全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の組合員に対する公判で、取り調べの際に検察官が組合脱退を迫る様子が映像として流れたと報じられています。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、評論家の佐高信さんが、検事の生の言葉を紹介。労使は「共闘」の関係でなければならないとするセゾングループ代表時代の故堤清二氏の言葉を引いて、「自民党へのオネダリ機関となって久しい」と評する連合に苦言を呈しています。

 

検事が組合からの脱退を迫った!

連合が自民党の下部機関、あるいは自民党に対するオネダリ機関となって久しいが、最近は裁判所や検察までが労働組合を反社会的存在として敵視している。

いま、数少ない闘う労働組合の関西生コンはとてつもない弾圧を受けているが、その裁判で検察官が組合脱退を迫るという信じられないような実態が明らかにされた。

2018年11月28日、大津地検の検事、横麻由子が組合員の山本智に次のように働きかけたのである。その動画が法廷に流れ、裁判長らは食い入るようにそれに見入ったという。山本はすべて「黙秘します」で通しているので、検事の横の執拗な問いかけだけ引く。

「他の労組員はコンプライアンス活動が大変や、ストレスに感じている人がいる。間違っていると思っていなければストレスに感じないはずですよね」

 

「戻った時に、また活動を続けるんですか、それともこれを機会に考え直すのか。ちょっとでも疑問を感じることがあるなら、これを機会にもう一度考え直すこともできると思う」

 

「今後も活動を続けて、また逮捕されるかもしれないと思いながら続けるのは、しんどくないですかね」

 

「少しでもおかしい、しんどいと思うなら、続ける必要があるんでしょうかね。ずっと続けていくのはどうなんでしょうかね」

 

「暴力団とかで上が恐いから話せませんとか、自分のために話せない、自分のポリシーとか、いろいろある。誰かが恐いからとか、しゃべると組織内で待遇が悪くなるとかあるんですね」(1月18日付 全日建(連帯ユニオン)発行 関西生コン弾圧事件ニュース68号)

これが分かっているだけでも、12月6日、12日と続いた。無罪の判決も出ているし、大体が正当な労働組合活動なのである。それなのに被告とされて検事からこんな“脅迫”を受けたら、それこそこれ以上ないストレスとなるだろう。

しかし、ほとんど自民党と同じ考えになった連合の幹部たちからは関西生コンの運動はハネアガリ視されている。だから賃金は上がらず、企業の内部留保は484兆円にもなるのである。

辻井喬というペンネームをもつ作家で詩人でもあったセゾングループ代表の堤清二がこう喝破している。

「私は、労働組合と企業側は本質的に利害が反するので、その間の激しいやりとりとか闘争がないのはおかしい、闘争そのものをなくしてしまおうというのが労使協調で、それじゃ組合がある意味がないではないか、と言っているのです。労使協調ではなく、労使共闘でなければならない、とね。

 

たとえば、労働組合は、内部批判者の役割を果たしてこそ存在意義があるのだ、と私は考えています。労働組合は現場に密着しているところに根を張っているわけですから、現場の矛盾とか、お客さんの苦情などが、ナマの形でわかり、自分の会社の政策はどこが間違っているか、最も素直に吸収できるわけですよ」

 

【お知らせ】

佐高信さんのメルマガ『佐高信の筆刀両断』の内容を一冊にまとめた単行本が出版されました。

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当世好き嫌い人物事典
(佐高信 著 旬報社 定価1,800円 + 税)

【本書の内容紹介】
好きと嫌いは立場や思想を越える。立場は同じでも好きになれない人もいるし、思想は違っても気になる人もいる。そんなことを考えながら、私の出会った124人に登場いただいた

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