1本1000円の高級牛乳が大人気。客の満足度を上げている秘密とは

繁盛するためにはお客様の満足度を上げる必要があります。そのためには安さや接客の質、良い設備などが必要なのかとも思えますが、実はそうではない例もあるようです。繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんは自身のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で、お客さんの満足度をあげて繁盛している3つのマーケティング実例を紹介しています。

高級牛乳

1本720ml、1188円(税込み)の牛乳があります。驚きの価格ですが、美味しいと評判になっています。

自然の中で丁寧に育てられているとはいえ、なぜ、そこまで高いのでしょうか。

環境や飼料、育て方が違うのはもちろんですが、この牧場の“姿勢”が、高くても売れる牛乳を生み出しているのです。

牧場長曰く、「生き物である牛が作った乳が、ジュースと同じような価格で売られている方がおかしい」。

飲料市場への疑問や消費者への問題提起とも言えます。

この言葉には、説得力があります。

生き物からいただく有り難い飲み物だ、ということは心に響きます。

この“姿勢”が、牛乳づくりへのこだわりとなり、また消費者へのアピールとなっているのです。

モノづくりをする人間は、こうした“自信とこだわり”を持つべきです。

セルフスタイル

ある居酒屋さんでは、お客さまの前に七輪を置き、いろんな干物をその場で焼いて、食べさせてくれます。

と言っても、焼くのはお客さま。

興味を持った干物を選び、自分好みの焼き加減で食べることができます。

お店の人は、焼き方を教えるだけ。

このお店は、ほぼ干物だけを提供しているので、料理人が必要ありません。

料理をしなくても、お客さまは満足して帰っていくのです。

このように、調理をしない飲食店が有利であることは、業界では常識です。

焼き肉やしゃぶしゃぶもそうです。

お客さまに料理をしてもらう方法を考えれば、料理人がいらないので、人件費を安くすることができます。

わんこスタイル

仙台市にあるハマグリ料理のお店には、「わんこハマグリ」というメニューがあります。

焼きハマグリを昆布と鰹の出汁で食べるというものです。

わんこそばと同じく、「ストップ」と言わない限り、ずっとハマグリが出てきます。

定額の食べ放題ではなく、1皿3個ずつの料金ですが人気となっています。

わんこそばもそうですが、こうした方法で提供されると、お客さまは調子に乗ってというのか、意地になって、食べ続けてしまいます。

つまり、客単価が上がっていくということです。

少量の料理を“わんこ”スタイルで提供すれば、お客さまも楽しいし、お店も儲かりますね。

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角餅、丸餅、味噌、すまし…なぜ、日本人はお正月にお雑煮を食べるのか?

もう1月も終わりになりますが、お正月のお餅をまだちょっとずつ食べているという人も多いのでは?そんなお餅の定番メニューといえばお雑煮。でも、なぜ日本人はお雑煮を食べるようになったのでしょうか。前回、『あなたの実家はどっち?出身で分かれることの多い「お餅」の形状』の記事で西日本と東日本の「お餅」の違いについて語った著者のUNCLE TELLさんが、自身のメルマガ『安曇野(あづみの)通信』で、今回は「お雑煮」について調査しています。

さまざまな餅物語 全国雑煮文化圏マップ

前回号には、おこげが挟まったが、「さまざまな餅物語」シリーズを続けているところ。

【関連】あなたの実家はどっち?出身で分かれることの多い「お餅」の形状 

餅といえばむろん、雑煮の話は外せない。雑煮は多くの人にとって関心があることのようで、また、角もちか丸もちか、焼くか煮るか、汁はすまし汁か味噌仕立てか?具材は?などなど、食文化の多様性を具現するものとして、実証・研究も行われているようである。

すなわち、ネットで検索すると、同じような内容だが、雑煮文化圏、雑煮文化マップ、雑煮文化圏地図など、また糸魚川静岡構造線におおまか近い角もち丸もち境界線を含め図示も豊富、興味深いものがいっぱい出て来る。その一つ、「全国のお雑煮文化圏マップ」を引き合いに話を進めたい。

そこには、「雑煮には正月に幸いをもたらしてくれる年神様をを迎えるため、神様に供そなえる地域の産物(野菜、いも、魚など)を餅と共に一つの鍋なべで煮て、神様と一緒に食べる料理とされている」とある。

全国のお雑煮文化圏マップ」では「ルーツは平安時代、公家たちが正月祝いわいに中国伝来のワンタンをもちに代えてあわびの汁しるで煮て食べていたものといわれ、室町時代になると雑煮と呼ばれて上流階級の祝いの席でよく出されるようになった」と記されているが、これには異論も。

一方ウイキペディアには、

雑煮を元来は武家社会における料理であり、餅や野菜、乾燥食品などを一緒に煮込んだ野戦料理だったのではないかと考える説。この説によれば、正月に餅料理を食する慣習は古代より「歯固」の儀式と結び付いた形で存在しており、それと関連して発生した。雑煮は元は烹雑(ほうぞう)と呼ばれており、この料理が次第に武家社会において儀礼化していき、やがて一般庶民に普及したものとみられる。

と。

ともあれ。雑煮が正月祝いの食べものとして全国に広まったのは江戸時代の元禄時代以降のようで、この頃から地方色豊かな食材を使って作られるようになっていく。

現在でも各地の雑煮には、この江戸時代から続く地域の食文化の特徴を見ることができるというわけである。

以下、雑煮文化圏マップの本題に入って行くのだが、どうも長くなりそうなので本号はこれまで。

なお、「全国のお雑煮文化圏マップ」は、独立行政法人 日本スポーツ振興センターのホームページに掲載のものである。 UNCLE TELL

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沖縄で若者300人が警察署を襲撃。警棒で殴られた?眼球破裂した仲間の仕返しで投石、爆竹の暴動騒ぎ

27日午後11時ごろから28日午前4時すぎにかけ、沖縄県警沖縄署を若者ら300人以上が取り囲み、石や棒、爆竹、生卵などを投げ付ける騒ぎがあった。若者らは「仲間が警察官に暴行された」と訴えていると沖縄タイムスなどが報じた。なぜこのような騒ぎが起きてしまったのか。警察と少年側の意見は真っ向から対立している。

若者ら300人が警察署を取り囲む暴動

毎年、成人式の時期になると「荒れる沖縄」という言葉がメディアを賑わすが、笑い事では済まされない事件が起きたようだ。

沖縄県警沖縄署に深夜、ぞろぞろと集まってきた若者たち。警察署を取り巻いたのは300人以上。警察は機動隊を出して警戒にあたるなどし、一触即発の物々しい雰囲気となった。きっかけは「あるバイクの事故をめぐり、乗っていた少年が警察官に警棒で殴られて大けがを負った」などとする情報がネットに拡散したためだという。

詰めかけた若者たちは次第に興奮の度合いを増し、同署へ向けて石や棒、爆竹、生卵などを投げ付けた。この騒ぎで同署の電光掲示板や窓ガラスが割れるなどした。けが人は確認されていないが、騒ぎは28日午前4時すぎまで続いた。

【関連】東京のコロナ死亡者数データを分析して判った「ワクチンの衝撃事実」

なぜ、300人もの若者による“暴動”が起きたのか。

記事によると、27日午前1時15分ごろ、沖縄市宮里の路上で、複数台のバイクが暴走行為をしているとの通報を受けた警察官が周辺をパトロール。近くのコンビニでたむろしていた男子高校生たちが警察官の姿に気付き、補導されるのを恐れてバイクで逃げたという。

警察官を振り切って逃げる際に男子生徒(17)が右目の眼球が破裂する大けがをしたとされている。

同署や沖縄市消防本部によると、同1時20分ごろ、現場から数百メートル離れた場所で「バイクの単独事故で顔面を負傷した」との119番通報が生徒本人からあったという。

まさに「リアル沖縄リベンジャーズ」

しかし、男子生徒の友人の話では、彼らは「暴走族がいる」と聞きつけ、それを見ようとやってきた見学者だといい、暴走行為をしたグループとは関係がないとしている。

警察の発表では「バイクで逃げた男子生徒と警察官が接触した」と公表したが、少年らは「警察官に警棒で殴られた」と主張。

この情報がネットで拡散し、若者たちが警察署を取り囲む騒ぎになったとみられる。

報道されるやいなや、ネットでは「沖縄リベンジャーズだ」「どっちが本当のことを言っているの?」「警察の発表も少年側の話も両方怪しい」など意見が錯綜。さまざまな憶測が飛び交っている。

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とはいえ、警察署を取り囲むといったどこかの国がやるようなことをして良いわけがない。これは立派な襲撃である。もし不満があるならきちんとした方法で抗議をするべきだろう。今回の騒ぎが「なんくるないさー」というわけにはいきそうにない。

1億5千万で狂った人生。河井案里氏を自殺未遂に追い込んだ安倍晋三氏に良心はあるか?

1月20日夜、睡眠薬を大量服用し、都内の病院に緊急搬送された元参院議員の河井案里氏。2019年の参院選広島選挙区の買収事件を巡り有罪が確定し、現在執行猶予中の身である案里氏ですが、彼女の人生の歯車はどこで狂ってしまったのでしょうか。そして誰が案里氏をここまで追い詰めたのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、案里氏が安倍晋三氏の私怨晴らしに利用された経緯を紹介するとともに、事が発覚するや彼女を見捨てた安倍氏の倫理観を問題視しています。

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河井案里氏の“自殺未遂”が突きつける安倍氏の罪深さ

元参院議員、河井案里氏が1月20日、東京都内の自宅マンションで睡眠薬を大量に服用し、病院に搬送された。親族に「さようなら」などと自殺をほのめかす連絡があったという。

命に別状がないのは幸いだったが、安倍晋三元首相にとっては、寝覚めの悪いニュースではないだろうか。もちろん、安倍氏に少しでも良心があればの話である。

河井案里氏には、過去にも同じようなことがあった。2020年3月28日、睡眠薬とともに酒を飲み、意識を失って救急搬送された。広島地検が河井夫妻の秘書2人を公選法違反の疑いで逮捕・起訴し、夫妻ともに任意聴取を受けた直後のことだ。

それについて、案里氏は20年6月5日、ノンフィクションライター、常井健一氏に語っている。週刊文春に掲載されたインタビュー記事から抜粋する。

「私、3月に自殺を図ったでしょ(中略)鬱病があるんで、すごく強い睡眠薬を持っているんです。それを多めに口に含んで。ワインや日本酒……家にあるいろんなお酒で飲んだんです。普段は全然飲めないんですけどね。でも、薬の量が足りなかったみたい。7~8錠だったから。(中略)薬が目の前にあったので、もう、意識を失くしてしまいたいって気持ちがあって」

当時は、夫の河井克行・元法務大臣と赤坂議員宿舎で一緒に暮らしていた。

「主人は家にいたんですけど、別の部屋でバタンと倒れた音で気が付いたみたい。すぐに救急車を呼んでくれて、目が覚めたら病院でした。十何時間も眠っていて、起きたのが真夜中。主人を見て、私、すごく怒ったんです。救急車を呼ぶとは何事か、って。政治家が家に救急車なんか呼んだら、政治生命にかかわるじゃないの、って」

実はこの“自殺未遂”の前、河井夫妻の泊まる都内のホテルに検察官十数人が押しかけ、捜索をめぐって夫妻との間でひと悶着あったばかり。逮捕される恐怖が迫るなか、現実から逃れたかったということなのだろう。

その後、二人は逮捕、起訴され、案里氏は懲役1年4か月、執行猶予5年の有罪が確定した。克行氏は21年10月に公選法違反で懲役3年、追徴金130万円の実刑が確定し、服役中だ。

一人暮らしなのか、仕事をしているのか、案里氏の暮らし向きはわからない。今回は、20錠もの睡眠薬を飲んだらしい。しかし、彼女の言う「すごく強い睡眠薬」が一部の致死性の高いものならともかく、昨今よく使われる睡眠薬だと150錠くらいが致死量とされる。冷めた目で見れば、「さようなら」と“助け”を求めたうえで、実行したようにも思える。

とはいえ、深い苦悩の中で、心の病が深刻化したのは確かだろう。そんな人に鞭打つようだが、買収事件を起こしたのは河井夫妻であり、そこにいたるまでの、権力との近さを笠に着るような言動もほめられたものではない。

 

東京のコロナ死亡者数データを分析して判った「ワクチンの衝撃事実」

現在、世界各国で3回目の追加接種が進んでいる新型コロナワクチン。感染時の重症化を防ぐとされているこのワクチンですが、「衝撃の事実」が発覚したようです。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、東京都議会の与党議員が発信してきた都の新型コロナ死亡者数データを分析し、メディアがまったく伝えない「コロナワクチンの真実」に迫っています。

【関連】6万人もの異常増加。日本で2021年に「戦後最大の超過死亡」が起きたワケ

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2022年1月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

ワクチンは重症化を防ぐという大ウソ

このメルマガの2021年12月16日号で「2021年は戦後最大の超過死亡が起きている」「そのことについてメディアがほとんど報じないのは異常なことである」ということを述べました。その記事はまぐまぐニュースでも配信され、かなり大きな反響をいただきました。

【関連】6万人もの異常増加。日本で2021年に「戦後最大の超過死亡」が起きたワケ

2021年に大きな超過死亡が生じたことについて、その原因としてワクチンも考えられるわけですが、そのことについては議論さえできない状態です。現在、ワクチンについては一切疑問を呈すことはできないような社会の風潮になっています。

これは非常に危険な状態だと筆者は思います。

ところでワクチンに本当に効果があるのかどうか、もう一度しっかり検討してみたいと思います。ワクチンの副反応で大きな超過死亡が生じたとしても、ワクチンによってそれより多くの人の命が救われているのであれば、ワクチンの意義はあるわけです。

よくワクチンを推進する専門家たちは、「ワクチンにはデメリットもありますが、それを大きく上回るメリットがある」といいます。しかし、それをデータ的に明確にわかる形で分析されているものを筆者は見たことがありません。

大阪府の吉村知事は2021年8月16日の時点で「ワクチンを2回接種した人で重症化した人、死亡した人は1人もいない」「だからワクチンは大きな効果がある」と発言しました。この発言によって、「やっぱりワクチンは効果があるんだ」と思った人は多いはずです。またワクチンを推奨する人の多くが言う「ワクチンは重症化を防ぐ」という言葉は、吉村知事の発言の影響が大きいと思われます。

しかしこの吉村知事の発言は、まったく意味がないものです。8月というと、一般の人へのワクチンの接種が始まったばかりのときです。この時点のデータでワクチンの効果を判断できるわけないのです。

一般の人へのワクチン接種が終わり、しばらくたってみないと本当のワクチンの効果はわからないはずです。吉村知事はこの発言をしたとき「この後も、ワクチンのデータについては追跡調査し公表する」というようなことを言っていますが、彼がこの後にワクチン効果についてのデータを発表することはありませんでした。もしかしたらどこかでちょろっと発表したことがあるかもしれませんが少なくとも、筆者はそういう情報を知りえることはできませんでした。というより、吉村知事に限らず、日本の政治家たちやメディアは、新型コロナワクチンに関する具体的な効果を追跡調査し発表するということをしていません。

ワクチン接種済みの人がどのくらい新型コロナに感染し、どのくらい亡くなられているのか、具体的なデータを追跡、分析したものは筆者は未だに見ておりません。

 

休校やオンライン授業で浮き彫りになった「子供の学び」と「親の学歴」の相関

東京大学が2021年2月に実施した調査で、「保護者の学歴」が「子供の学習環境」の違いを生むことが明らかになりました。学歴は「賃金格差」にもつながっていて、親の貧困すなわち非正規の低賃金問題が議論されないことには解決しないと語るのは、健康社会学者の河合薫さん。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では、子供政策の司令塔となるべく新設される「こども家庭庁」が、「子供の問題=親の問題」として、賃金格差や先進国最低レベルの最低賃金問題にも踏み込むような組織になるのか、注目していく必要があると訴えています。

 

「こども家庭庁」の光と闇

「保護者の学歴」の違いで、子供の学習環境に大きな違いがあることが、東京大学大学院教授らの研究グループの調査で明らかになりました。2020年4月に文科省が実施した調査で、一斉休校中にオンライン学習に取り組めた公立学校はたったの5%だったことがわかっていますが、親の学歴によっても子供の学びに影響が出ていたのです。

冒頭の調査は、2021年2月に文科省の委託で実施され、小学5年・中学2年の計約1万8千人と保護者約1万7千人から得た回答を分析。その結果、大学を卒業していない保護者の子どもや、ひとり親の家庭では、大卒者の子どもに比べて、“不利な学習環境”に置かれる傾向が認められたそうです。

具体的には、

  • 休校中、「シングルマザー・非大卒」世帯では、28.6%の子供(中2)が「週1回以上、勉強を手伝ってくれる人がいなかった」と回答。「両親とも非大卒」では23.3%、「シングルマザー・大卒」20.6%。一方、「両親とも大卒」では13.9%だった。
  • 保護者に「オンラインの学習教材を使えるようにした頻度」を尋ねたところ、「両親とも大卒・在宅勤務」層では、7割以上が「あった」としたのに対し(小5)、「両親とも非大卒・非在宅」の層では3割だった。
  • 一方、配布されたプリント学習を「きちんとやった」と回答した中2のうち、「両親とも大卒」の層は78.9%、「シングルマザー・非大卒」は62.3%だった。

これらの結果は、概ね予想通りです。だって、2020年2月27日に安倍晋三首相が、突然表明した「全国すべての小学校、中学校、高校、特別支援学校への臨時休校要請」で、共働き世帯、シングルマザーやシングルファザーはプチパニックになったし、その要請自体、「男性=会社員、女性=主婦」という昭和モデルに基づくものだったのですから。

非大卒の場合、正社員につける割合は低くなりがちだし、親の雇用形態の違いは賃金格差に直結します。シングルマザーの就業率は先進国でもっとも高い84.5%なのに、3人に2人が貧困、すなわち「ワーキンプア」です。

つまり、「子供の学習環境」の差異は、親の「賃金格差」を媒介して存在している。この部分に、国はどう向き合うつもりなのでしょうか?子供の貧困への取り組みは進みましたが、親の貧困=非正規の低賃金問題は議論さえ行われていません。

 

人口5万地方市の例でわかる。尾身会長「人流」と「人数」の違い

オミクロン株に対する感染防止策として「人流の制限」より「人数の制限」と発言した尾身会長に対し、自治体の長などから反発の声が上がりました。しかし、わかりにくい発言意図も、そもそも「人流」などなく常に「まん防」状態にある島根県浜田市での感染拡大の状況を見ることでわかりやすくなると説くのは、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんです。大都会と同じようにオミクロン株が拡大したのは、学校などは大都会と変わらない「人数」が集まるためと解説。故に「人流」ではなく「人数」に対して制限をかける対策が必要だと、具体例を上げています。

 

『デフォルトまん防』のこと

物書きなら何かについて話をする時には(もちろん時間と予算の許す限りにおいてだが)必ずリサーチをする。その過程において思わぬ知識や情報を得ることも多い。今回はそういう、言ってみれば「調査余滴」のようなものからの話である。

前回、中四国地方におけるオミクロン株拡大のルートの一つとして山口県岩国市→広島市→島根県浜田市というのを挙げた。
「岩国基地」発「広島」経由。中国地方の感染拡大に見る地方医療の崩壊危機

この浜田市についての「調査余滴」である。というのも今回の調査が、この人口約53,000人という日本のどこにでもありそうな典型的な地方市においてCOVID-19のような世界的感染症がどのように広がり、そしてこの先どのように収束していくか、といった一連の過程をしっかり調査・考察することの必要性を認識するきっかけとなったからである。思えば我々が日々与えられている情報はあまりにも大都市的である。

浜田市は島根県第3の人口を抱える市である。といっても当該県の人口分布は多少いびつで、第1位の県庁所在地松江市(人口約202,000人)と隣接する第2位の出雲市(人口約172,000人)とは随分へだたりがある形での第3位なのである。人口何万人から都市的と言っていいのかはよく分からないけれど、超民間基準の「スタバ」のあるなしで言えば、県内では松江市に2店舗、出雲市に2店舗あるのみである。傍証にしても搦め手に過ぎる気もするが多少は想像の役に立ったであろうか。

以下、同市について取材等で分かったことをまとめる。

  1. 飲食業は既に廃れてしまっている
  2. 公共交通機関はほとんど利用しない
  3. 大規模なイベント会場はない

これは言うなれば「デフォルトまん防」である。コロナ前から、外食はほとんどしない、満員電車もない、大人数の滞留もない。ディスタンスも普通にしていれば十分確保できるし、加えて手指消毒やマスク、検温チェックなどの対策も徹底している。

それでも同市において感染は広がった。その原因はおそらく学校(幼稚園・保育園を含む)である。ここだけは大都会と変わらぬ人数が集まるからだ。尾身会長が「人流の制限」と「人数の制限」を相反するような概念のように用いてその結果各方面から分かりづらいと批判を受けたが、一転田舎では分かり易いのである。集まらなければいいという訳である。

 

共通テスト流出、19歳の女子大学生が香川県警に出頭でネット「男じゃないのか」「うどん県の人?」

今月15日に実施された大学入学共通テストの地理歴史・公民の試験時間中に、「世界史B」の問題が外部に漏えいされた疑いが浮上し警視庁が偽計業務妨害容疑で捜査を始めていた問題で、19歳の女子大学生が香川県警に出頭したことがわかった。アベマニュース読売新聞オンライン朝日新聞日テレnewsなどマスコミ各社が27日に報じた。

時事通信によると、関係者からの話として、地理歴史・公民の試験が行われていた15日午前11時ごろ、世界史Bの問題がひそかに撮影され、スカイプを通じて外部に送信された疑いがあるという。地歴公民の試験は午前9時半から午前11時40分まで実施されていた。入試センターは、試験時間中に問題が送られてきたという男子大学生から連絡を受け、18日に警視庁に相談。この学生は、インターネット上の家庭教師紹介サイトを通じ、「高校2年の女子生徒」を名乗る女性から送信されたと説明しているという。共通テストの試験会場では、スマートフォンなどの持ち込みは禁止されていないが、試験時間中の使用は不正行為となり、発覚すれば受験した科目の成績は無効となる。

● 試験中に問題漏えいか 共通テスト、警視庁捜査

騒動が思った以上に大きくなり、警察の捜査が入る前に出頭した方が得策と考えたからだろうか、当該女性と思われる人物の出頭によって、前代未聞の「共通テスト流出」問題は急展開を迎えた。

ネット上では、「本当に女性だったのか」「まさか19歳の女子大学生とは」と驚きの声が多く上がっている。

ビジネスで使える「ドラクエ理論」。お手本にすべきチーム作りの極意

ゲームをやらない人でも一度は耳にしたことがある『ドラゴンクエスト』。ロールプレイングゲームの金字塔ともいうべき作品ですが、実はビジネスにも活用できるといいます。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、ドラクエから学べるチーム作りについて論じています。

組織、チーム作りはドラクエから学ぼう 違った能力を発揮するから強いチームになる

かつて社会現象を巻き起こすほどかつて一世を風靡し、未だ根強いファンが多いロールプレイングゲームといえば「ドラゴンクエスト」。はまった方、今も尚はまっているという方、多いのではないでしょうか?

プレーヤー自身が主人公となり旅に出て、スライムやドラキー、ドラゴンなどといったモンスターを次々と倒し、経験値を積み、色々な武器や技を覚えたりしながら成長して強くたくましくなっていく。

さらに、旅の途中では、呪文を唱えることで仲間の体力を回復させたり、敵を倒したりするのが得意という魔法使い、豪腕の持ち主でタフな戦いをする仲間達と巡りあい強敵モンスターにも果敢に挑み冒険していく壮大な物語。

このゲームの面白さは今更言うまでもないですが、仲間を引き連れて冒険し成長しながら自らストーリーを創り上げていくというのが醍醐味。

そして、このゲームの醍醐味から学べることがあります。それは、仲間を引き連れてそのチームが強くなっていくというところです。

戦いに敗れ怪我をした仲間がいたとしても呪文を唱え体力を回復させたり、剣では適わないモンスターが現れれば、魔法を唱え、相手を倒すなど、個々の持っている能力を発揮することで、互いに助け合い成長していくというところです。

従って、剣術家ばかりが集まっても剣には全くビクともしないモンスターが現れれば倒すことが出来ないし、呪文を唱える魔法使いばかりが集まっても、魔法の利かないモンスターを倒すことが出来ません。剣術家ばかりのチーム、魔法使いのチーム、怪力自慢ばかりのチーム、では意味がありません。

それぞれが自分の得意である能力を持っているから、チームとして成り立っていて成長に繋がるという教えがそこにはあります。

履くだけで健康になれる?ズボラな人向け“足トレ”スリッパが人気のワケ

「健康のために運動しよう」と思ってもなかなか続かないもの。意気込んでウェアや道具を揃えたのにクロゼットの奥にしまったままという人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、MBAホルダーで無料メルマガ『MBAが教える企業分析』の著者である青山烈士さんがとある商品をご紹介。「履くだけ」という手軽さで話題となっている商品の販売戦略を分析しています。

ながら時間。毎日持ち歩けるにこだわったブランド「足トレスリッパ『グーパー』」を分析

今号は、毎日持ち歩けるにこだわったブランドを分析します。

● 靴などの企画・製造・販売を手掛ける株式会社ベルが展開している「足トレスリッパ『グーパー』」(製品紹介動画

健康が気になる方をターゲットに「独自の技術や想い」に支えられた「効率よく足の健康をサポートしてくれる」「履き心地が良い」等の強みで差別化しています。

トレーニングの重要性はわかっていても、継続することは難しいものですが、履くだけで足の健康作りに役立つという気軽さで、期待と注目を集めています。

■分析のポイント

健康につながる活動は、自分にとって大切な活動だとわかっていてもなかなか継続ができないものです。

その活動のために時間を作ることが難しい場合もあるでしょうし、何をするにしても、多少の手間がかかります。この心理的なハードルがある状況のままで、楽しみを見出せない限りは、数日は続いても習慣化まではいたらないでしょう。

これは企業も共通していると思います。

企業にとって重要な目的のためであったとしても、手間のかかるものは敬遠されがちです。ですので、企業側には、現場の手間を増やすことなく目的を達成するための仕組み作りが求められるわけです。

個人の健康のための活動も同じで、日常の手間を増やすことなく自然に健康が促進されることが理想と言えるでしょう。

それを実現するポイントが“ながら時間”です。

今回とりあげた足トレスリッパ「グーパー」はまさに、“ながら時間”で自然とからだの土台作りができるものです。

普段から家でスリッパを履いている方であれば、スリッパを履くことを手間と感じる方は少ないでしょうし、抵抗はないでしょう。

そのスリッパを履くだけで足指つかみ力が鍛えられ、足の健康づくりに役立つわけですから、理想的ですね。

足トレスリッパ「グーパー」は、日々の生活の中に身体の改善活動が組み込まれるような印象を持ちました。

日常生活に、改善活動を仕掛けとして導入できないかという発想は面白いかもしれませんね。

筋力は使わなければ歳を重ねていくほどに衰えていきますが、一方で、筋力は高齢であっても鍛えれば向上するものです。

日常生活で鍛える機会(仕掛け)を作ることは、健康寿命を延ばすことにも貢献できると思いますので、「グーパー」のような商品が増えることを期待したいと思います。

今後、ベルからどのような商品がリリースされていくのか注目していきます。