トランプ氏「プーチンにNATO攻撃を促す」発言の真意とは?怪我の功名でバイデン降ろし加速も…米大統領選2024最新分析

ドナルド・トランプ前大統領が在任中、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が軍事費を十分に払わない場合「プーチンに好き勝手をさせる」「攻撃を促す」旨の発言をしていたことが判明。この暴言、欧州では大炎上、日本でも大きく報道されていますが、アメリカ国内ではそれほど大きく取り上げられていないようです。あえて今、このタイミングで「暴言」を繰り出したトランプの計算とは?メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんが、揺れ動くアメリカ大統領選挙の最新情勢を解説します。

「行き過ぎ」が招く想定外。米大統領選2024 最新情勢

日米ともに、政局の一寸先は闇という状況が続いていますが、そんな中で先週から今週にかけての1週間だけでも、かなり動きが出ています。

まずアメリカですが、共和党におけるトランプ一強という状況は加速中、一方のバイデンは人気降下中というトレンドは変わっていません。

それどころか、それぞれの上昇または下降の勢いが増しているといって良いでしょう。

【関連】なぜ「きれいなトランプ大統領」が誕生するのか?「もしトラ」に新ルート、ライバル白旗の裏で進む新・新世界秩序構築

では、このままトランプ対バイデンの戦いになってトランプが勝利というシナリオがより確実になっているのかというと、この点については少し違う雰囲気が出てきています。

一言で言えば、「行き過ぎてしまって、話が変わる危険が出てきた」ということです。

「バイデンは高齢のため大統領に相応しくない」86%の衝撃

どういうことかというと、まずバイデンの方ですが、この間の支持率低下には大きく分けて3つの要因があると言われてきました。

「インフレは沈静化しても、物価上昇が止まっただけで元のようには下がっていない。つまり痛みは継続しているのに、バイデンには危機感がない」

「ガザ危機はエスカレートするだけであり、バイデンはネタニヤフを誠実に説得しているつもりかもしれないが、若者はバイデンも共犯だとして反発している」

「バイデンの健康不安説は出たり入ったりしているが、民主党内で一気にバイデン降ろしという動きまでは行っていない」

ということで、どの要素も決定的ではないものの、とにかく「中道から左派の世論はジリジリとバイデンを見放し」始めているのに、バイデンは「自分は悪くないし、路線変更もできないのでしない」という妙な均衡があったのでした。

ところが、ここへ来てこの3要素が一段と悪化してきています。

「インフレは下げ止まり、ガソリン価格は下がっていたが、これが下げ止まっている。その一方で、人手不足による労賃上昇が、改めて物価を押し上げる要因に」

「ネタニヤフは、ここへ来て100万都市ラファへへ侵攻すると宣言。下手をすると万単位の死者が出るという指摘も。ここでラファ侵攻が止められないと、バイデンの無能感が噴出してしまう危険性が出てきた」

「バイデンの高齢不安に関しては、特別検察官がハッキリと『記憶力の低下』を指摘したことで、世論の我慢は限界に」

という状況です。

こうなると、そろそろ臨界点が近づいてきているのかもしれません。11日(日)に公表されたABCテレビと調査会社イプソスの連合による世論調査(この種のものとしては、かなり規模も信頼性もある調査です)によれば、「高齢のため合衆国大統領に相応しくないのは誰か?」という質問に対して、

  • バイデンだけ……27%
  • トランプだけ……3%
  • その両方……59%

という結果となっています。これを組み替えて、2人の候補について、「高齢のため相応しくないかどうか?」という質問だったとすると、

  • バイデンがダメ……86%
  • トランプがダメ……62%

ということで、この数字を元にすると「アメリカ国民の86%はバイデンが高齢のため大統領選出馬には不適格」だと思っているということになります。この種の調査はこれまでにも実施されており、それなりにバイデンに辛口の数字は出ていました。

ですが、この86%というのは衝撃です。

仮に民主党と共和党の支持者が「50・50」だとして、共和党支持者は全員が「バイデンは不適格」だと答えていたとします。その場合、残りの50%(と仮定して)の民主党支持者の中で36%、つまり民主党支持者の72%がバイデンは不適格だとしている可能性があります。これは大変です。(トランプの場合は、12%)

ここまで来ると、どう考えても民主党サイドとしては「プランB」、つまりバイデンの名誉ある撤退と、代替候補の検討に進まざるを得ないと思います。

ですが、この動きですが、まだ表面化はしていません。というのも、方程式が複雑すぎて話が進みようがないのです。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

教師が生徒に「殺してやろうか」いじめと体罰の街・東京都小平市が調査を拒んだ“脅迫と体罰地獄”

東京都の多摩地区に位置する小平市。都心へのアクセスも良く自然豊かな街として知られていますが、「教育行政」は目を覆うばかりのものと言って差し支えないようです。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める“いじめ探偵”阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、いじめや教員による脅迫・体罰への小平市のあまりに酷い対応を、被害保護者の声とともに紹介。殊にとある案件については、「もはや地獄だと言っても過言ではない」との強い言葉で批判しています。

【関連】虚構話とニセ証拠で被害保護者を“モンペ”に仕立てる悪質さ。調査で浮上した「全国的いじめ隠蔽マニュアル」が存在する可能性

いじめ探偵も嘆息。暴力教諭と「共犯」東京都小平市の教育行政

2023年11月23日発行、まぐまぐニュースでは11月27日の掲載となった「虚構話とニセ証拠で被害保護者を“モンペ”に仕立てる悪質さ。調査で浮上した『全国的いじめ隠蔽マニュアル』が存在する可能性」。

読んでいない方は、ぜひとも読んで頂きたいところだが、この記事に多くの被害者から、共感するという声と同時に、ほぼ経験しましたという被害者からの声が届くようになった。

【関連】虚構話とニセ証拠で被害保護者を“モンペ”に仕立てる悪質さ。調査で浮上した「全国的いじめ隠蔽マニュアル」が存在する可能性

今回は、小平市で被害になっているという任意団体のメンバーから被害報告があった。

2024年1月26日、ZOOM会議にて、小平市子どもを守る会のメンバーの3人にお話をうかがった。

メンバーの皆様は匿名ということなので、「Aさん」「Bさん」「Cさん」と表記する。

Aさん:息子が担任女性教諭から体罰やセクハラを受け続けPTSDに

Aさんの息子さん(当時小学6年生)は公立小学校に在籍中、担任の女性教諭から体罰やセクハラ行為をされたという。そしてこの行為に触発された同級生らから既に重大事態いじめと認定されるほどの暴力などを受けた。

教諭の行為についての一例を示してもらったが、授業中に被害児童を吊るしあげ、バカにして中傷し執拗に笑いものにしていたしトラウマになるほどしつように脇腹下腹部を指で突くという行為を行っていた。また、触発された他の児童が被害児童に暴行を行い、けがをしているにも関わらず必要な措置をしなかったという。

こうしたことが続き、Aさんの息子さんは嘔吐するようになり、登校しぶりの状態になったという。そして、これがさらに続き、PTSDと診断されて不登校となったのだ。

一般の方はPTSDの診断はすぐに出ると思いがちかもしれないが、特に若年層についての診断は難しいようで、PTSDの診断には医師は慎重になるという。つまり、小学6年生でPTSDまでの診断が出たということは、相当に酷い状態であったと想像できる。

事実として、吐き気めまい悪夢、フラッシュバックなどの症状が強くなり、PTSDの診断が出たという。

通常の学校であれば、この段階までいかずに対処するところだし、ここまでいけば大大問題になるが、小平市のこの小学校は全く違った。

不登校の間、学校との話し合いのために訪問したAさんによれば、息子さんの不登校を聞いて、同クラスの児童らが「や、やったーーー!」と喜んだり、「(Aさんの息子さんと)会ったら精神的に殺す。」と息子さんの友人に対して脅している様子を目撃したという。

異常極まりない状態がそこにはあったわけだ。

この記事の著者・阿部泰尚さんのメルマガ

「ブタの臓器移植」から「意識のアップロード」まで。永遠の命実現で変わる私たちの人生プラン

世界各国が研究を進める、ヒトへの臓器の異種移植。そんな中にあって明治大学発のベンチャー企業が、アメリカのバイオ企業が開発した「ヒトに臓器移植しても拒絶反応が起こりにくいブタ」の細胞からクローンを作製し、2月11日に3頭の子豚が生まれたことが報じられ、大きな話題となっています。このブタからヒトへの異種移植が可能となり一般的に普及されれば、人間の寿命も大きく伸びることが期待されることとなりますが、もしそのような社会となった場合、「人生100年時代」と言われる現在よりもさらに先を見据えた人生設計が必要となるのもまた事実です。今回、ボディビル全米大会の覇者であり“筋肉博士”の異名を持つ山本義徳さんは自身のメルマガ『博士の「Optimal Body 研究所」』で、飛躍的に寿命が伸びた人間は、どのような人生を送ることになるのかについて考察しています。

不老不死実現へ研究、コンピュータへの「意識移植」

今回は趣向を変えて哲学的な話をしたいと思います。テーマリクエストに「今後、人は何歳まで生きられそうか。それによって人生設計が変わるかもしれない」という内容のものがあり、合わせて私の考えをお伝えしていきます。

SFなどで良く出てくるのが、ヒトの意識をコンピュータに移植するというものです。

これが可能ならば、バックアップを取っておけば事故などで死んでも簡単に生き返ることができます。

しかし問題は、「移植された意識は、今の自己意識とは別である」ということです。

アップロードすると同じ自分が二つ産まれることになり、今の自己意識がいつか消失するのでは死と同じであり、意味がありません。

すなわち求められるのは意識の連続性を保ったままアップロードする技術ということになります。

それに挑戦しているのが日本人だと渡辺正峰氏で、「ブレイン・マシン・インターフェイス」の開発によって意識の科学的解明、そしてアップロードを狙っています。

しかし意識は本当に移植できるのでしょうか。

ここでは「意識は電気信号である」という前提があります。

電気信号と言うことは1+1が2になるという計算が幾度もなされ、その結果によって意識が発生しているということです。

そして意識はニューロンを単位として生じています。

これは古典物理学です。

この場合、AIがいつかは意識を持つことになります。

いっぽうで筆者が私淑するロジャー・ペンローズは「量子脳理論」を提唱しています。

意識は微小管の構造に存在し、波動関数の収縮によって意識が生じるとします。
興味のある方は『皇帝の新しい心』をお読みください。

こちらは量子力学です。

量子力学において事象は「重ね合わせ」の状態で存在し、観測によって波動関数が収縮し、事象が決定されます。

これをコペンハーゲン解釈と呼びます。

ちなみにペンローズは観測とは無関係に波動関数が収縮すると主張し、この収縮の過程で意識が産み出されるとしています。

また波動関数の収縮は起こらず、多様な重ね合わせの先に干渉性を喪失し、複数の世界に分岐していくとする多世界解釈という考え方もあります。

意識が古典物理学の範囲で存在できるのならば、理論的にアップロードは可能です。

しかし量子力学の範囲にあるとすると、かなり難しくなります。

ブタの臓器をヒトに移植、3Dプリンタで臓器製造も

しかしいつかは実現できるとしましょう。

そのような未来まで生き残ることが大事ですが、そこで「コールドスリープ」という可能性があります。

つい最近も「永久凍土から4.6万年前の線虫が生き返る」というニュースがありました。

2009年にはカリフォルニアのチームがウサギの腎臓を冷凍保存した後に解凍し、ウサギに戻したところ異常はなかったと報告しています。

2020年には日本のチームがマウスを冬眠に誘導することに成功しています。

コールドスリープは多くの機関が本格的に研究しており、近い将来に可能になるかと思われます。

問題はコールドスリープで100年イケるとしても、それを証明できるのは100年後になるということですが。

そこまでいかなくても、この原稿を書いている2023年の時点で「豚の臓器を人間に移植して少なくとも1カ月以上問題なし」という研究が話題となっています。

またドイツからの発表では、心筋細胞にコラーゲンタンパク質とヒアルロン酸を混ぜた「バイオインク」を調製し、ゲルの中に3Dプリンタからバイオインクを注入して心室を模した組織を作成したところ、自発的な拍動が100日以上継続しているとのことです。

このように3Dプリンタの発展もあり、脳の機能を落とさずに臓器を取り換えていくことで、かなり寿命は延ばせると思われます。

この記事の著者・山本義徳さんのメルマガ

今度は「ソフト老害」トレンド入りも「若者に媚びるオッサンのほうがキモイ」反発の声。3、40代は八方塞がり?「世代間対立煽り」に注意を促す声も

これまで主に50代以上に対して向けられていた「老害」という言葉。しかしここに来てにわかに「ソフト老害」なる新語が登場し、巷で大きな話題となっている。そのターゲットとなっているのは30代~40代であるという。

この「ソフト老害」の名付けの親は売れっ子放送作家の鈴木おさむ氏(51)。鈴木氏は昨年10月、自身のX(旧Twitter)にこのように綴った。

40代になり、職場で上と下の間に入りバランスを取るポジションで、自分は、上のプライドを傷つけず、下の意見をうまいことまとめたつもりでも、下の世代から見たら、その行動が老害2見えてたりするということに気づき、それをソフト老害と名付けました。
自分含めて。
皆さんのまわりに40代のソフト老害の人いますか?もしくは自分で俺、ソフト老害かもと思う方いますか?
本では、ソフト老害についても詳しく書いてます。

 

仕事の辞め方 仕事の辞め方

投稿のラストに繰り返されている「仕事の辞め方」が鈴木氏が「ソフト老害についても詳しく書いてます」とする書籍のタイトルで、その中に32年間続けてきた放送作家を辞めるきっかけとなった、自身が若い世代に対して仕事上のソフト老害」になっていると気付かされたエピソードが記されている。

鈴木氏は「ソフト老害」をどう定義しているのか

著作の中で鈴木氏は、「大切なのは40代でも行動次第では老害なんだという考えを世の中に広めることなのではないか」としているが、「行動次第」では30代でも「ソフト老害」になりうるということで間違いないだろう。

そんな内容が今月、テレビ番組で取り上げられにわかに注目を集めYahoo!の記事となってネット上で拡散、かくしてトレンド入りになったという流れだ。

これに対して20代以下の世代からは、以下のような声が上がっている。

《兄貴っぽい立場になりたいのかなんだかわからないけど、小言には変わりないしソフト老害って自覚してほしい》

《うちらから見れば30代以上はみんなおじさんだしおばさん。むしろ30代とか40代の人のほうが同世代ヅラして近づいてきて肩組むくらいの勢いで役に立たないアドバイスとか言ってくるのが鬱陶しいからほんとソフト老害って感じ》

《むしろ30代とか40代の上司の「こうした方がいい」っていう意見はスルーしちゃうほうが多いですね。無理矢理っぽい笑顔で言われてもねーなんても思う》

概ね鈴木氏の「ソフト老害」については賛同的な意見が目に付く。しかし当然ながら疑問視する30代以上のこんな投稿も。

《ミスしそうだから先手打ってアドバイスしてるんだけどそれも老害になるの》

《若い人って基本的に年上の言うことには「うるせーな」って思ってるってことか》

《じゃあなにか、20代以下だけで世の中全部回して行けるってことなんか?》

ちなみに9.2万人のフォロワーを持つ、現在40代の「自己防衛おじさん」こと橋本鉄平氏は、Xにこんなポストをしている。

さもありなん、である。

なぜ若者はかくも年長者を嫌うのか

古より、若者と年長者とは相容れないもの。ではなぜ若者はかくも年長者を嫌うのだろうか。それは年長者が年上だからである。小泉進次郎氏(42)が口にしそうな言葉ではあるが、厳然たる事実だ。そしてそこには理由がないため、解決方法も一切ないと言える。SNSの書き込みもそれを証明していると言えよう。

《年上ってだけで偉そうな物言いしてくるっていうのがもうダメ》

《なんで年上のひとって「物を教えてやる」みたいな態度で接してくるんだろう》

《先に生まれてきたことがそんなに偉いのかって言う人が多すぎて嫌になる》

これらが20代以下世代の偽らざる心情のようだ。しかし年長者世代には、自分自身が若者だった頃の記憶を思い起こしてほしい。事あるごとに「近頃の若い者は」と批判的に口にする年上の人間は常に嫌悪の対象ではなかったか。

そんなことを踏まえつつ、民間のカウンセラー資格を持つ50代の男性に聞いた。

「ちょっとくくりが大きくなってしまいますが、『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』みたいなもので、人間というものは嫌いな対象のすべてが嫌悪の対象になる傾向が強いですよね。嫌いな人間の言動はパワハラやセクハラに感じますし、大好きなおじいちゃんやおばあちゃんだったら気にならないのに、嫌いな年長者の体臭は加齢臭になってしまいますよね。そしてそれは現在の年長者もかつては年上の人たちに抱いていた感情のはずで、こういったサイクルが繰り返されているだけという考え方も成り立ちます」

人気トップの石破茂氏を疎外。国民が自民党を見放した方がいい理由

どんなに酷い政治、金に汚い政治を続けても次期首相候補に名前が上がるのは、自民党の議員ばかり。中でも次期首相として期待する政治家の1位になることが多いのが石破茂氏で、最新の世論調査調査では自民党支持者に限っても1位という結果が出ているようです。そんな石破氏が自民党の国会議員には人気がないことを「自民党と世論の断絶」の証拠の一つとするのは、評論家の佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、自民党議員では珍しくオファーを受けてくれたという石破氏との対談について紹介。再三決起を迫った際の氏の言葉を伝えています。

石破茂に決起を促す

『ZAITEN』の3月号で石破茂と対談した。見出しは「石破茂は田中角栄の“感覚”を受け継いで決起せよ!!」。軒並み自民党議員から対談を断られている中で、受けてくれた石破には感謝したが、内容は最後に石破が、「これはどういう記事になるのですか。もっと考えてから出るべきでした」と苦笑するようなものだった。

しかし、首相候補の人気トップの石破が自民党の政治刷新本部に入っていないのだから、岸田自民党が本気で改革しようと考えているとは思えない。「石破さんを支持している人は自民党内にはあまりいないわけでしょう?」と尋ねると、石破は、「国会議員にあまりおられないかと」と笑うので、「だったら、それを頼みにしてもしょうがないじゃないですか」と突っ込んだ。

石破が、「いえ、でも私は自民党を変えたいと思っているのですから、少なくとも党員の支持は重要です。世論調査では自民党支持者の支持もいただけています。そして、1回自民党を出た経験をどうやって活かすかということもあります」と答えたが、決起した時、ついてくるのが自民党議員である必要はないのではないか、と迫ると、石破は、「“情けあるなら今月今宵、一夜明ければ皆が来る”ですか」と応じた。

本当に改革の志ある者なら、すぐに立ち上がるだろう、雪崩れを打って来る者は波に乗ろうとしているだけだといった意味でもあろうか。

今、自民党と世論には埋め難いほどの断絶がある。世論が推す石破が自民党内では異分子扱いされているのである。石破が傾倒しているらしい石橋湛山は、自民党の前身の自由党から2度も除名されている。

それを引きながら、私は石破に、「1回離党したぐらい何ということはないじゃないですか?」とも迫った。石破は『月刊日本』の2月号では、「中選挙区制を変えるべきだ」と主張したのは我々政治家であって国民の声ではなかった、と言っている。当時、現行の小選挙区制に変えることに懸命に反対した私にも頷ける指摘だが、石破は今、小選挙区制を見直すべき時がきた、と強調している。

「今の自民党にはリクルート事件や政治改革を経験した議員がほとんどいなくなってしまいました。だからこそ、私のような古参の議員には当時の自民党がどれだけ反省し、どれだけ必死に努力したのかを伝える責任がある」とも石破は言っているが、この石破が現在の自民党では完全に疎外されている。そんな自民党を国民はもう見放すべきだろう。

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

image by: 石破茂 - Home | Facebook

セクシー田中さん問題と「テレビ局再編」の危うい関係。原作破壊者の”電波屋廃業”に問題山積

原作者の死という最悪の結末を迎えてしまった、ドラマ『セクシー田中さん』の脚本を巡る問題。これまでも漫画原作のドラマ化についてはさまざまなトラブルが報じられてきましたが、根本原因はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』で著者の伊東さんが、これまで繰り返されてきた「原作破壊」の数々を紹介しつつ、問題の背景を考察しています。

日常的な「原作改悪」が招いた最悪

昨年10月期に日本テレビでドラマ化された『セクシー田中さん』などの作品で知られる漫画家、芦原妃名子(ひなこ)さん(本名:松本律子さん)(50)が1月28日に行方不明になり、翌29日には栃木県内で亡くなっているのが発見される。

芦原さんは2005年に『砂時計』で小学館漫画賞を受賞した実力派で、『セクシー田中さん』は地味ながらも魅力的なダンスが得意な女性をユーモラスに描いた作品。この作品は昨年10月より、日本テレビで放映。

しかし、芦原さんは1月に入り、ドラマの9話と10話の脚本を自分で書くしかなかったと、X(旧Twitter)で明かし、日本テレビとの間で問題があったことを示唆する。

芦原さんの訃報が伝えられた後、29日付で日本テレビは芦原さんへの感謝を表す追悼コメントを出し、ドラマ制作の過程について説明、「芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」とした。

だが、このコメントには「冷たい」との批判が多く寄せられる。

問題の背後には、ドラマを通じて配信視聴者を狙うコンテンツビジネスの拡大がある。ただ、これは“電波屋”としてのテレビ局の伝統的なビジネスモデルが変化していることを指し示した。

数十年にわたり繰り返されてきた原作破壊

マンガを原作にした映画やドラマは数多く存在するが、ただし、原作が漫画の場合、作品完成の前後にトラブルが発生し、原作者が激怒するケースも少なくない。

過去には、浦沢直樹の『YAWARA!』が1989年に実写映画化される際にもトラブルが生じた。浦沢は出来上がった脚本に異を唱え、3日間も徹夜して自ら全て書き直す。

プロデューサーは「これ、使わせていただきます!」と脚本を持っていったというが、浦沢が実際に試写会で完成した作品を観たところ、自分で書いた脚本は1行も使われていなかった(*1)。

草なぎ剛が主演した『いいひと。』(1997年)のドラマ化は、原作の連載終了の直接的な原因となる。ドラマ化の条件のなかに「ゆーじと妙子だけは変えないこと」という一文があったにもかかわらず、ゆーじの設定が変えられてしまったことが原因。

当初、「原作」だったクレジットは途中から「原案」に変更された(*2)。

『のだめカンタービレ』(2006年)の場合、上野樹里と玉木宏が主演するフジテレビ版が有名であるが、実はそもそもTBSで放送される予定だった。

しかし、主人公を岡田准一演じる千秋に改変し、脚本も原作とはかけ離れた内容だったという(*3)。

問われる脚本の在り方とテレビの存在価値

問題の背景には、配信視聴者層狙いのドラマ枠拡大も。現在、在京キー局では深夜も含め、34本ものドラマが放送されている。ある民放関係者は、スポーツニッポンの取材に対し、

ここ2、3年、リアルタイム視聴でなく、配信でドラマを楽しむ視聴者が増えた。バラエティーとは比べられないほどの配信回数となっている。それだけ広告収入が見込めるため、各局とも配信狙いでドラマを増やそうという流れとなっている。
(「『セクシー田中さん』原作者急死に各局衝撃 トラブルの背景に配信視聴者層狙いのドラマ枠拡大」スポニチアネックス 2024年1月30日 *4)

つまり、日本のテレビ局は、リアルタイム視聴よりも、よりコンテンツを重視するようになってきたのが、そのコンテンツ制作がなおざりになってきた。とくに作品の“核”である脚本が日本の場合、軽視されている。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

「パルワールド買収×ゲーム部門1900人リストラ」のMicrosoftは、世界のゲーム業界をどう“書き換え”ようとしているのか?

1日現在で総プレイヤー数が1900万人を突破する世界的大ヒットも「ポケモンにデザインが酷似している」と賛否両論を巻き起こしている、モンスター育成サバイバルクラフトゲーム『パルワールド(Palworld)』。そんな話題沸騰中のパルワールドの開発・運営元で、仮想通貨取引所・コインチェック創業メンバーの溝部拓郎さんが代表取締役をつとめる「株式会社ポケットペア」を、米IT大手マイクロソフト(MS)社が買収を試みようとしていると9日に報じられました。一方、そのMS社はゲーム部門の1900人を解雇する、とも報道されています。メルマガ『記野式: サクッと!ゲーム業界講座』の著者でゲームアナリストの記野直子さんは、自身のメルマガでMSをめぐる2つの話題を取り上げ、パルワールドが今後PlayStation向けに発売されるか否かを予測しつつ、ゲーム部門の2000人近い大量解雇など、いま大転換期にあるMS社の戦略を分析しています。

『Palworld(パルワールド)』がMicrosoftブランドに?

発売から2週間も経っていない2月1日の段階で1,900万本の売上を達成している『Palworld(パルワールド)』ですが、株式会社ポケモンから「今後調査して適切な対応を取って行きます」とのコメントが出たところで、次のニュースはなんじゃろか?と思っていたところ、別の意味で驚きの情報が入ってきました。

なんと、Forbesによると、Microsoftがこの『Palworld(パルワールド)』の開発元であるポケットベアの買収を試みているということです。

マイクロソフトの『パルワールド』買収試み、もはやほぼ確実に(Forbes JAPAN)

『Palworld(パルワールド)』は現在Steam、Xbox One、Xbox Series X|Sでアーリーアクセスとして発売されており、XboxではXbox Game Passに対応しています。前出した2月1日付けの1,900万本の売上のうち700万本はXbox Game Pass経由だったことも明らかになっており、Microsoftとポケットベアがいい関係であることは間違いないです。

Forbesによれば、ポケットベアはXbox Game Passへの配信にあたりMicrosoftから前払い契約料(MG)を受け取っており、この予想外の大ヒットを受けてMicrosoft側は「Xbox側の取り組みとしては、株式会社ポケットペアと協力し、Xboxでプレイできる『Palworld(パルワールド)』のサポート体制を強化しています。」と異例の発表をしていました。

『Palworld(パルワールド)』のPlayStation向けの展開は現在検討中とのことですが、これによりPlayStation向けには発売されないだろうな、と思ったあなた、そうじゃないと思われますよ。MicrosoftはもはやXboxのハードを売るためにコンテンツを増やしているわけではないと考えられるからです。

いずれにしてもこの買収劇の行方は引き続きレポートしますね。

1日平均35人。OECD国家間で自殺率1位になってしまった韓国は、どうやって防ごうとしているのか?

1日平均35人もの人たちが自ら命を絶ってしまう韓国。今回、無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、韓国政府が自殺予防のためにどう動いているか紹介しています。

1日平均35人の極端な選択。自ら命を絶った韓国人たち

一昨年、約1万2000人が自ら命を絶った。1日平均約35人がこの地上生活を離れているわけだ。韓国政府は国民の自殺率を下げるため、来年から自殺予防相談電話を「109」に統合運営し、自殺誘発情報を常時追跡管理する。

保健福祉部と韓国生命尊重希望財団(生命尊重財団)は12月15日、ソウル中区の韓国プレスセンターで自殺予防政策記者懇談会を開き、昨年の国内自殺現況と今年1月1日から運営する自殺予防統合相談番号「109」改編について説明した。

一昨年、韓国の自殺死亡者は1万2906人で、1日平均35.4人の割合だ。10~30代の死亡原因1位を占めたりもした。OECD(経済協力開発機構)国家間の年齢標準化自殺率は22.6人で、OECD平均(10.6人)の2倍を超える1位だ。

政府は自殺率1位の国家の汚名を晴らすため、10年内に自殺率を半分に減らすという目標を設定した。その一環として自殺予防相談番号を「109」に一元化し、自殺予防相談へのアクセスを高める方針だ。

現在運営中の自殺予防相談は1393の他にも精神健康相談(1577-0199)、青少年相談(1388)など関係省庁・機関別に8つの番号で受けることができた。

来年からはこれを109に統合運営し、相談員も80人から100人に増やす。また来年第4四半期導入を目標に青少年・青年のためのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)相談も用意する計画だ。同時に、同伴自殺募集文のように自殺誘発情報を24時間監視するモニタリングセンターも設置する予定だ。

保健福祉部のイ・ヒョンフン精神健康政策官は「自殺予防のために政府はもちろん社会全体の協力が必要だ」とし「精神健康問題が自殺につながらないよう精神健康を全周期で管理していく」と述べた。

先立って政府は昨年4月、自殺率を2027年18.2人に6年間で30%減少目標に「第5次自殺予防基本計画」を発表し、5日には100万人心理相談サービスと青年対象2年周期精神健康検診などが含まれた「精神健康政策革新方案」も発表した。(news1参照)

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全員未経験も優勝常連に。箕面自由学園高校チアリーダー部はどんな指導法をとったのか?

コーチを含めたほぼ全員が未経験。そこからチアリーディングの「甲子園」で、9連覇をなしとげた箕面自由学園高等学校チアリーダー部の指導はどのように行われてきたのか? 今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、指導者である野田一江さんのお話を紹介しています。

「うまくいかないのはコーチのせいや」強豪チアリーディング部を育て上げた指導哲学

チアリーディングの甲子園といわれるジャパンカップで9連覇、合計30回以上もの全国制覇を果たしてきた箕面自由学園高等学校チアリーダー部。

チーム創設時から指導に携わってきた野田一江さんは、当初はチアリーディング未経験の音楽教師だったといいます。コーチを含めたほぼ全員が未経験から出発したチームは、いかにして全国屈指の強豪になったのか──。野田さんの指導哲学をお話いただきました。

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──指導者として大切にしてこられたことは何ですか。

〈野田〉 
一番必要なのは、生徒に対する愛情ではないでしょうか。それから謙虚さ。生徒と一緒に練習することで、自分自身も成長させてもらっているんですから、教えてあげているという感覚は絶対に持ってはいけないと思っています。

また、今回新型コロナウイルスの問題に直面して実感しているのは、現実を受け止める包容力の大切さです。うまくいかないことに対して、こんなはずじゃなかったと愚痴を言っていても前へ進めないので、いったん受け止めて、じゃあどういう作戦でいこうかと考えることが大事だと思います。

──指導者として、特に影響を受けた方はいらっしゃいますか。

〈野田〉 
先程お話ししたアメフトの富田秀司監督がとても大きな方でしてね。指導を始めた頃にはなかなかうまくいかなくて、その方の前でつい愚痴が出てしまうこともありました。慰めてくれるかなと思ったら、「うまくいかないのはコーチのせいや。成功したら生徒の手柄。それをちゃんと考えるべきじゃないのか」とおっしゃったんです。要するに言い訳をしないことだと。これも私が指導者として大切にしてきたことです。

もう一人は、私の母校である京都堀川音楽高等学校の大先輩で、世界的なドラマーのツトム・ヤマシタさんです。私の高校時代に学校に来られて一緒にお食事する機会があったんですけど、その時に「道が2つあったら、必ず困難なほうを選んだほうがいいよ」って教えていただいたんです。

その時は全く意味が理解できませんでしたけど、指導者になって「あっ、本当にその通りだ」って心に蘇ってきたんです。困難に直面した時、私はいつもこの言葉に背中を押されてきました。

そうしたかけがえのないご縁や教えに恵まれて、創部から6年経った平成9年に日本一になることができたんです。

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営業を難しくしているのは誰?実は「簡単に売れる」2つのポイント

かつては売れない営業マンだったメルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』の著者で営業実務コンサルタントの島田安浩さんは、「たった2つのこと」で劇的な営業成績の上昇を見せたと言います。その2つのポイントとはなにか?詳しく説明しています。

売れる絶対的な力【演技力】とは?

私は売れない営業でした。本当に苦労して売れるようになりました。

今から39年前の話です。でも、最初の1年間の記憶が最も鮮明に残っています、まあ、それほど充実した日々を過ごしていたのでしょう。

【売れるようになった理由】

もちろん、細かなものも合わせると沢山ありますが、最も重要な2つこそが、今日お話しする内容に成ります。

1.『営業は演技だ!』と気付いたこと。

2.演技練習を継続したこと。

この2つです。

営業をやられたことが無い人には分からないかもしれませんが、私は、「売れる営業マンに成る」とは、とても思えませんでした。でも、客先だけ、「売れる営業マンを演じる」ことなら、出来そうだと思えました!

どういうことなのか?

営業という仕事は、演技なんです!

私のように、シャイで、内向的で、人と話すのが嫌いな人間にとって、営業という仕事は、ハードルが高く、自分を外向的に変えるなんて、そんなことなんて出来る訳が無い!って、感じるのですが、

実際に、現場で回ってみて、「違う」と気付いたのです。

外向的である必要は無いです。単に、目の前のお客様と商談する時だけ、トップセールスを演じれば売れる仕事なんです。

演技なら自分を変える必要も無い。演技ならシャイでも外向的な営業を演じれれる。演技なら普段自分ができないことでもやれる!

営業を開始してすぐにこのことに気付けた私は、やはり天才なのかも知れません。(笑)

だって、1件件飛び込みますが、目の前のお客様と会話する時間は、ほんの5分程度です!

長くても、1時間ほどなので、私の事なんて分かる訳が無い!

「分からないのなら、どうやってお客は判断しているのか?」って、考えると、会話の内容、容姿、話し方、態度、動作で判断していると考えられるのです。

このように考えると、売るというのが凄く簡単に思えました。だって、トップセールスに成る必要なんて無いんです。トップセールスを演じれば良いだけなんです。

「簡単だ!」と分かったんです。