止まらない日本の貧困。迫りくる超円安で3%の賃上げなど不可能な現状

先日掲載の「米国の猿真似が日本を貧困化した。さらなる衰退を防止する手立ては?」で、日本がこれ以上の貧困国に転落しないための方策を考察した、日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さん。しかしもはや我が国は「凋落トレンド」から抜け出すことは困難な状況となっているようです。今回津田さんは自身のメルマガ『国際戦略コラム有料版』で、日本の衰退とともに超円安時代の到来も避けられないとし、今できることは「貧困化した際の備え」しかないと指摘。その上で、食料と木材自給のため早急に取り組むべき施策について持論を展開しています。

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日本の貧困化に備える 日本再生戦略:公益資本主義も問題がある

11月25日、世界的な株価の大幅な下落になったが、日本の貧困化が益々進んでいく。それにどう対応するのかを検討しよう。

岸田首相は、来春春闘で、3%賃上げ要請するという。しかし、企業は生産性を高めないと、給与を上げられない。

生産性を上げるには、工場の自動化を思い起こすが、一番必要なのが、製品価値を向上させることで、今、日本企業に必要なのが、新しい製品、新しい価値の提供である。

この部分の日本政府の支援がないのに、企業に給与を上げろと指示するだけである。

大企業は、日米で株を上場しているし、売り上げも日本より海外の方が多い。このため、日本の労働者だけの給与を上げることはできない。利益の貢献が大きいのは、日本ではなく、海外である。日本は価格を上げられないが、海外は価格を上げられるので、海外の利益の方が大きくなる。

このため、日本企業ではあるが、大企業は世界標準で物事を考えないといけないことになっている。

それなのに、公益資本主義と宣うようである。企業の儲けを少なくして、社会や従業員に分配しろという。これも正しいが、それだけでは企業は動かない。

岸田首相は、公益資本主義という新しい価値を創造しようとしているが、実質的に企業トップが求める物を提供していない。日本は、なぜ台湾のTSMCのような企業ができないかというと、政府が企業支援に後ろ向きだからである。

事実、企業の多くが、有効な新製品がなく、今後の利益が安定していないことを理由に、給与の引き上げを躊躇している。今後の安定的な利益を得るには、技術開発をして新製品・新しい価値を作るしかない。税金の免除ではなく、政府の開発支援が必要なのである。

その部分の政府の政策が欠落した状態で、企業に給与の引き上げを要求しても、企業は聞けないのである。

この欠如が、日本株の上がらない理由でもあるので、二重の意味で日本のリーダーは、またしても、経済学者・経済理論の選択を間違えてしまったようである。そのため、日本の衰退が加速していくことになる。

 

「地元に愛される」とはまさにこのこと。閉店危機の下町パン屋を救った話

チェーン店やオンライン販売が息巻くなか、長年に渡り同じ場所で店を構える個人店。そこには、地元に愛されるお店ならではのエピソードも多くあります。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、とあるパン屋さんが陥った危機とそれを救った“人たち”のお話を紹介しています。

妻を亡くしたパン屋さんを奮起させたのは、お客さまからの寄せ書きだった

東京都杉並区。52年に渡って、お客さまに愛され続けているパン屋さんがあります。87歳のおじいちゃん店主とその娘さんが切り盛りしています。

クリームパンとコッペパンを使った9種類の惣菜パンがメインで、全20種類の商品を販売しています。コッペパンは、「焼きそばパン」「カツサンド」「たまごサンド」「サラダサンド」「ピリカラチキンサンド」など。

お店は、昔ながらの下町庶民派のパン屋さんという佇まいです。お洒落や流行とは無縁ながら、地域の人びとがいつも集まって来て、パンを買って、店主と話をして、笑い合って、また帰って行きます。

52年間、それを繰り返し、この場所にずっと存在しているのです。そこに住む人にとっては、人生のひとコマに、このお店が映り込んでいるのです。

店主は、お客さまと話をすることが健康の素だと言います。お客さまは、店主と話すことが癒しになると言います。商売をする者として、これほど嬉しいことはありません。

このお店が愛される理由は、店主の人柄です。気さくで優しく、誰にでも笑顔で接し、明るく話し掛けてくれます。また、残った生地で売り物以外のパンを作り、お客さまにプレゼントしたりします。

まさに下町。人情味のあるパン屋さんなのです。

住民のためにあらず。「道州制」を主張する政治家は信用できない

先の総選挙で躍進した日本維新の会が掲げる基本方針の第2項には、中央集権と東京一極集中を打破する「道州制の実現」が謳われています。これに対し、道州制を主張する政治家を信用しないと語るのは、メルマガ『佐高信の筆刀両断』著者で評論家の佐高信さん。東日本大震災では、平成の大合併に与せず、旧来の市町村のままだった自治体の支援がスムーズだったことや、小さいものを切り捨てる銀行の合併のように「大きいことがいいことではない」との反論を、住基ネットや道州制に反対する福島県矢祭町の根本良一元町長の言葉を紹介しながら展開しています。

 

維新が目指す道州制

関西のある財界人が、橋下徹がねらっているのは、「大統領型の権力をもつ州首相」ではないかと言ったという。大阪市を廃止し、4つの特別区に再編する大阪都構想は、道州制への一里塚だった。維新は福井県を含む現行7府県を束ねる関西州の実現をめざし、そのトップにすわろうとしているのだとか。

私は道州制を主張する政治家を信用していない。「大きいことはいいことではない」からだ。東日本大震災の時、平成の大合併に応じず、旧来の市町村が残ったところほど、救済がスムーズに行われたという。大きくなると、職員も顔見知りではなくなるから、援助物資なども簡単には手渡せない。合併は住民のためではないのである。

私は道州制は電力会社が原発推進のためにやっているのではないかと思っている。たとえば、原発反対の住民投票となった場合、道州制では反対の意見は薄まってしまう。

住基ネット反対で有名になった福島県矢祭町の町長、根本良一は『財界ふくしま』の2007年5月号に掲載された私との対談で、「やはり、道州制は小泉(純一郎)改革の延長線にありますよ。いまは民主党が一番強く叫んでいますね。あのあたりは直してもらわないと応援のしがいがない」と言っている。民主党の後進の立憲民主党にも道州制賛成論者が多いのだろうか。それでは自民党と違わなくなる。

道州制は銀行合併と同じで、小さいものの切り捨てなのである。根本はそれをこう指弾していた。
「私は今日の経済不況のA級戦犯の1つは、大銀行だと思っています。地方銀行や信用組合や相互銀行などは歯を食いしばってやってきた。土地だって大銀行同士がドッジボールで投げ合って、担保価値を大きくしていった。それが土地神話であり、バブルですよ。私は金融機関の本質は臆病であればあるほど正しいと考えていたのですが、それがなくなってしまいました」

傑作だったのは根本の次の打ち明け話である。根本が5期目を終えた時に、町村会の事務局長から当時の助役に電話が来て、「5期終わった人は総務大臣表彰になるが、根本さんは推薦しない。その理由が聞きたかったら総務省の理事が2人いるから電話をかけろ」と言う。しかし、そもそも根本はそれを受ける気持ちがないのである。来ても断るし、「なぜ、表彰しない」と聞く気もない。多分、向こうは電話を待っていたのだろうが、根本はしばらく笑いが止まらなかったという。

根本が尊敬する元外相の伊東正義も勲章拒否だった。グリーン車にも乗らず、「ここがいいのだよ」と言って自由席にすわっている。根本もそうで、グリーン車に乗っている福島の代議士は通り過ぎる根本を見ると、新聞で顔を隠したりしていたとか。道州制は大前研一なども主張していた。

 

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同じことを長く続けるのが苦痛なら仕事を転々しても悪くはない訳

子どもの頃から飽き性で大人になっても仕事が長続きしない。このまま年を取ったらマズいのでは──。30代の読者からの相談に答えるのは、メルマガ『公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―』著者で公認心理師の永藤かおるさん。永藤さん自身が何度も転職していることもあり、さまざまな仕事を経験することはむしろ強みになることもあると後押し。ブランクを作らず継続して社会に出ていれば、毎日が変化に富んだ仕事に巡り合う可能性も十分にあると伝えています。

 

ちょっと御相談がありまして:いろんなことが続かない

皆様からお寄せいただいたご相談や質問にお答えしたり、一緒に考えたりしていきます。

Q.
30代前半。Yと申します。私は、子どもの頃から何をやっても長続きしません。習い事なども、体操教室、ピアノ、公文など、最初は親が選び、小学校中学年くらいからは、自分で興味をもったことを親に伝えると、通わせてくれましたが、すぐに飽きてしまうのです。

ゲームやマンガなども、同年代で流行っているものがあれば同じようにハマることはあっても、なにかを突き詰めることはありません。

大学もとりあえず卒業はしましたが、社会人になっても、3年くらい経つと同じ仕事を続けていることが苦痛になってしまい、転職します。そこそこ言われたことはできるし、あまり高望みもしないので、就職先はなんとなく見つかるのですが、またしばらくすると飽きてしまいます。人付き合いも同じで、恋愛も長続きしません。

今まではこれで何とかやってこられたのかもしれませんが、年を取ったらこれではまずいという自覚はあります。でも、同じことを毎日毎日続けることが苦痛なのです。私はどうすればいいのでしょうか。

永藤より愛をこめて

「飽きちゃう」という気持ちも、「30代になって、『これじゃマズい』」という気持ちも、どちらもお察しします。20代で2回、30代で1回、そして40代で1回転職をしたワタクシ永藤が偉そうなことを言えた義理ではありませんが、飽きちゃうものはどうしようもないですよね。まぁワタクシの場合、飽きちゃう以前に会社がつぶれちゃって転職を余儀なく、ということもあったりしたのですが、それは置いといて。

もちろん、子どもの頃の夢をかなえてパイロットになり定年まで勤めあげた、とか、学生時代から憧れだった保育士さんになってン十年、という方もいらっしゃいますが、そういう方はごくまれなんじゃないかな。

今の50代より上の年代は、終身雇用だの年功序列だのの尻尾にかろうじてしがみついているかもしれませんが、40代以下はそんなことにこだわる必要もないと思うのです。18とか20そこそこで、自分の一生の仕事なんて(一部の人を除いて)見定められるわけもないのだから、今は自分の気持ちにある程度正直に行動してもいいと思いますよ。

メーカーOL→雑誌編集→日本語教師→小さい会社の社長秘書兼法務兼労務兼人事兼コンテンツ制作→公認心理師・研修講師・書籍執筆・カウンセラーと変遷してきた私が一言だけいえるのは、「人生ムダなし」。

いろんなことをやっておくと、いろいろつぶしが効きます。それがYさんの武器になります。そしてそんな風に生きていると、初めてのことにぶちあたっても、恐怖心はそれほど襲ってきません。何度も初めてを経験しているから。

そのためにも、バイトでもなんでもいいから継続的に社会に出ていた方がいいとは思いますけどね。ブランク空いちゃうとそれだけで怖くなっちゃうということはあるから。車の運転とかもそうでしょう?

そしていろんなことをやっているうちに、「同じことを毎日繰り返すわけではない」仕事というのが存在するのも見えてくるかもしれない。それは「同じことのように見えるけれども、焦点の当て方によっては「毎日新鮮!」という仕事だったり、職種自体が常に新しい事例を開拓していくような仕事だったりに巡り合う可能性があるのではないかと思うのです。

その時、Yさんのような「いろいろやったことがあって、柔軟にものごとを捉えられる人」が本領発揮できるんじゃないかな。「ああ、ここにたどり着くために、今までの自分はいろいろな道を通ってきたんだな」。そう思える仕事や人に出会えることをお祈りしています。

 

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大谷翔平が目標達成のために実践した“マンダラート”が主婦にも役立つワケ

年末といえば大掃除。しかし、やる気が起きないなあという人もいるかもしれませんね。そこで、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんが、今話題の大谷翔平選手が高校生の頃に作った「マンダラート」のお話から、運をあげるために必須な家事について語っています。

大掃除はしようね

さて、本日は大活躍の源のお話。

今年アメリカで大活躍した日本人といえば

・大谷翔平♪

ですよね。いや、私、日本のセ・リーグとパ・リーグの区別がつかずオットに繰り返し訊いて「もういいから。お前、覚える気がないだろ」と呆れられているレベルなんですけど、そんな私でも知っている

・大谷翔平♪

打者か投手、野手のいずれかひとつで活躍できればスゴい!!のに彼は、投げても打っても超一流ですから。最後の方までホームラン王争いをしていたピッチャーなんていませんよ。

その大谷選手の活躍を支えたのが高校生のころ描いた

・マンダラート

です。有名なので野球好きな方はご存じなんじゃないでしょうか。

大谷翔平の目標達成シートは、凡人にも効果があるのか試してみた 

ググってもらえると分かりますが、一枚の紙を9つの大きな正方形に区切ります。そのひとつの正方形をさらに9つの小さな正方形に区切ります。

中央の大きな正方形、ここも9つの小さな正方形に区切られているはずですが、この真ん中の小さな正方形にもっとも大きな目標を書き込みます。

その周囲の8つの小さな正方形に、この最も大きな目標を達成するために必要な8つの要素を書き込みます。

次に、周辺の大きな正方形8個に必要な8つの要素をひとつずつ書き込みその要素達成に必要な行動8個を書き込むのです。

文字だと分かりにくいので、必ずググってくださいね。

他人からの評価を気にすることなく「自分自身を大切にする」秘訣は?

他者から高く評価されることが生きる目的になってしまうと、心が休まる日がなくなり、人はさらに疲弊してしまいますよね。無料メルマガ『東北の人気メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者である吉田こうじさんは、他人に振り回されず、自分を大切にできるコミュニケーションをとれるような考え方や行動のコツを伝授しています。

他人に振り回されない、自分を大切にするコミュニケーションのコツ

他人から高く評価されることが生きる目的になっているなど、欠乏欲求(特に承認欲求)に囚われ依存していると、他人は全て「評価者」であり、自分は「被評価者」というポジションが無自覚に自分の中に定着することがあります。言い換えるなら「受身的姿勢」であり、この姿勢は「犠牲者(被害者)」のポジションを取りやすくなります。

この「被評価者」のポジションは、家庭にいても学校にいても職場にいても友達といても…周りは全て「自分のことをあれやこれや評価する評価者」ですから、一人孤独な時間以外に心が休まる時がありません。こんなふうに孤独な時間以外に心が休まらない世の中に、敵意や憎しみを抱くようにもなります。

さらに悩ましいのは、他人から評価されることが目的になっていると、その裏側では「ありのままの自分を否定し続けている」ということも同時に起きているということ。自己受容の真逆の自己否定をし続けてますから、劣等感やら無力感やら無価値感がどんどん強化されていって自尊心はダダ下がり状態になります。

でも、他者から評価されることが目的ですから、他人の期待に応えようと限界まで自分を追い詰めて頑張るし、そうやって頑張れば頑張るほど、他人の評価が余計に気になってしまう…。すると今度は「見捨てられ不安」まで新たに抱え込むようになってしまう…。そうやって、人生が全て他人にコントロールされてしまうように感じてしまう…。

「他の人が私のことを評価するのと同じように、自分だって他人のことを自分基準で評価したっていい!」

とは頭ではわかっているのに、気持ちがそうさせない…。それくらい頭と気持ちに距離ができてしまっている…。気持ちが抑圧されてしまっている…。

これってとっても悩ましいことです。

韓国大統領候補の“元愛人”が爆弾発言。「凶悪殺人犯の身内を弁護」の仰天告白

先日掲載の「厚かましさ全開。韓国大統領選候補に決まった『反日政治家』の正体」等の記事でもお伝えしたとおり、その政治家としての資質を疑問視する声が多く上がっている李在明氏。そんな強硬な反日派としても知られる大統領候補に、またしても新たなスキャンダルが噴出したようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、不倫相手とされる女優が暴露した「李氏の素性」を、彼女のフェイスブックの文章を引きつつ紹介しています。

【関連】厚かましさ全開。韓国大統領選候補に決まった「反日政治家」の正体
【関連】韓国大統領の大本命にスキャンダルか。「大庄洞ゲート」の驚天動地

民主党候補李在明の素性

民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領選候補と不倫関係にあったことがほぼ間違いのないキム・ブソンという女優がいる。この女優が、李在明が昔、凶悪殺人事件の弁護人をやったことがあるということで今韓国ではこの話題で持ち切りだ。その凶悪殺人犯がなんと李在明の実の姉の息子(つまり李在明の甥にあたる)だというから、話題に上らないはずもない。

事件は2006年5月にソウル江東区(カンドング)で発生した「母娘殺人事件」。李候補の甥の金容疑者は、別れたガールフレンドが住んでいた家を訪れ、凶器で元ガールフレンドと母親をそれぞれ19回、18回刺して殺害した。当時、弁護を引き受けた李在明は犯人金氏の「心身微弱」を主張した。裁判所がこれを受け入れなかったため、2007年2月、被告は無期懲役が確定した。

キム・ブソン氏は、今年7月に李在明を相手取って(名誉毀損など)損害賠償請求訴訟を起こしており、キム・ブソン氏を担当しているカン・ヨンソク弁護士を通じて初めて同事件に言及されたもの。今年7月7日、ソウル東部地裁民事16部審理で開かれたキム・ブソン氏の裁判で、カン弁護士は、「李在明候補の甥が殺人罪を犯して無期懲役に処されているという(キム・ブソン氏の)供述調書がある」とし、「李在明候補を通して直接聞かなければ分からない内容だ」と述べた。

李在明とキム・ブソン氏が恋人関係だったことを立証する証拠(李在明はこの女優キム・ブソン氏と不倫関係にあったことを否定し続けている)として、“甥殺人罪’”の供述を取り上げたのだ。7月の段階で公にはなったものの、世間の人もメディアもこの事件については全く触れられることはなかった。それが今になって話題騒然となってきているわけだ。

朝を制する者は未来を制す。“時間管理のプロ”が明かした「朝時間」活用法

1分1秒でも長く布団に入っていたいこの時期だからこそ、1日たった30分の早起きがライバルとの差をつけるのに大きな力を発揮することに繋がるようです。今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』では、6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家であり建設会社の役員も務める石川和男さんが、自身も実践し数々の夢や目標を実現してきたという「朝の時間」の活用法をレクチャー。毎朝無理なく起床し机に向かうことを可能にする「2つのテクニック」を紹介しています。

 

寒さに負ける人が増える今だからこそ、朝時間で目標を実現させよう!

だんだんと寒くなり、布団から出るのが億劫になる季節がやってきました。

このまま出勤する直前まで寝ていたい。羽毛フトンにくるまりながら、ダラダラと時間だけが経過していく……。

その気持ち、よくわかります。二度寝ほど幸せなものはない。暖かい布団のなかでまどろむ時間、ゆっくりとまた眠りのなかへ落ちていく瞬間のなんとも言えない多幸感。

ですが、その多幸感から目覚めると、「はぁ、今日もまた出勤ギリギリまで寝てしまった」と決まって後悔が襲います。

多くのビジネスパーソンが、このような習慣になってしまう今だからこそ、「朝の時間」を有効に活用し、その他大勢に差をつけられることができます。

朝時間を制する者は、未来を制す!

私は出勤前の「朝の時間」を有効活用することで、数々の夢や目標を実現してきました。

朝30分だけでも早く起きれば、1週間で3.5時間、1ヶ月で15時間、1年でなんと182時間も、スキルアップ、キャリアアップ、語学や資格試験の勉強に時間を使うことができます。出社ギリギリまで寝ているビジネスパーソンと、かなりの差をつけれますよね。

寒くなってきた今だからこそ、朝というゴールデンタイムを活用し、あなたの夢を叶えたり、目標を達成したり、先延ばしにしていたことを片づけましょう!

なぜ朝の時間が大事なのか

夜は急な残業があったり、上司や友達に飲みに誘われることもあります。また、仕事で長時間働き、ヘロヘロになった状態で、「さぁ、やろう」と思っていても、なかなか計画通りにいかず、三日坊主になってしまいます。

厚生労働省は「健康づくりのための睡眠指針」のなかで、「人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは、起床後12~13時間が限界であり、15時間以上が経過すると酒気帯び運転と同じ程度の作業効率まで下がる」と発表しています。

つまり、朝7時に起きる人は、19~20時が覚醒して作業を行う限界で、22時以降は酒を飲みながら作業を行っているのと同じ状況になると言うことです。そのような状態で、勉強しても集中力が続かず、三日坊主で終わる可能性は高くなります。帰宅してから勉強するのは非効率なのです。

同じ「30分」という時間を使うなら、メールも電話もこない。誰も遊びにこない(朝から遊びにきたら追い返しますね 笑)。部下からの声掛けもない。新鮮な空気を吸いながら集中力の高い時間帯に行うほうが、何倍も効果的、効率的なのです。

 

中国すら匙を投げる惨状。WHOテドロス氏「祖国」で止まぬ蛮行と悲劇

先日掲載の「政府による虐殺やレイプも。建国以来最大の危機に陥る『多民族国家』の空中分解」でもお伝えしたエチオピア情勢ですが、時局は悪化の一途を辿っているようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では著者で元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、ノーベル平和賞受賞者とは思えぬ同国大統領の蛮行をはじめ、エチオピア国内で起きている悲劇的な事態を紹介。さらに米中ロ、そしてトルコといった国々の動きや思惑を解説するとともに、島田さん自身が国連やアフリカ連合から紛争調停の参加を要請されているものの、エチオピア政府やトルコからその賛同を得られぬため動きが取れない状況にあることを綴っています。

【関連】政府による虐殺やレイプも。建国以来最大の危機に陥る「多民族国家」の空中分解
【関連】性暴力や拷問、虐殺も。タリバン報道の裏で進行するアフガン以上の悲劇

 

究極の地政学リスク案件となったエチオピア情勢

「11月23日にアビー首相自らが、TPLFとの紛争の前線に赴き、“対テロ戦争”の指揮を執る」

そんな情報が今週になって入ってきました。メディアのアクセスやインターネットが遮断されている今、実際にアビー首相がティグレイ州とアムハラ州の州境に赴いた映像が存在しないため、その真偽のほどは分かりませんが、もし本当だったとしたら、それはエチオピアにおけるティグレイ紛争の深刻度が高まったことを意味します。

昨年11月4日に開戦し、月末にはいったん収まったと思われていた紛争ですが、その後も隣国エリトリア軍の越境による蛮行が続いたことと、TPLF(ティグレイ人民解放戦線)が勢力を盛り返したこともあり、今年6月にティグレイ州都のメケレがTPLFに奪還されたことから、一気に紛争が過激化しました。

そのプロセスの中で、TPLFのリーダーであったゲブレマイケル氏がエリトリア軍に背後から攻撃され、重傷を負ったことで、事態は一気に変わりました。

その理由として、一つ目は、国際社会からエリトリア軍の越境の有無について尋ねられていた際、エチオピア政府が「越境はない」と答えていた内容が虚偽であったことがばれ、エチオピア政府に非難が集中することになったこと。

二つ目は、これまでTPLFによる仕業と非難していたアムハラ州やアファール州などで起きていた虐殺や人権侵害の多くが、実は政府軍やエリトリア軍による仕業であったことがばれたこと。

三つ目は、誰がリークしたのかは不明ですが、アビー首相が何度も「今回の攻撃の目的は、ティグレイ人を抹殺すること」と、まさに民族浄化を誘発するような発言をしていた音声データが明らかになったことと、そのためにエリトリア軍と密接に協力をしていたことが分かったこと。

四つ目は、アビー政権が、昨年11月末に国連および国際社会に約束していた“ティグレイ人に対する国際人道支援の受け入れ”を、実質的に反故にし、結果として、520万人以上が飢餓の危機に陥ることになったこと。

こういった背景が明らかになり、国内外でのアビー政権と繁栄党(Prosperity Party)への支持・評価が大きく変容します。

国内については、30年以上、エチオピアで独裁体制を敷いてきたTPLFに対する国民(他民族)の嫌悪感をベースに、アビー首相と繁栄党は【対ティグレイ掃討作戦】への圧倒的な支持を受けてきましたが、実情が明らかになるにつれ、政府への支持は一気に退化し、代わりにTPLFへのシンパシーが上昇するという状況が、今年夏以降加速しています。その結果、ティグレイ紛争とは別に、他州で政府を相手にした暴動が起きており、国内の治安の悪化が進んでいます。

また、今回のTPLFの復活と、オロモ解放戦線(OLA)の参画により、エチオピア政府の経済成長の要となるジブチ国境に位置するアファール州の要所が抑えられ、スーダンに至る玄関口となるアムハラ州もTPLF側が支配することになったため物流が止まり、政権の経済的な息の根を止めるような作戦が取られていることで、それに対処できないアビー首相と政権への非難が高まっています。