「不倫相手と一緒になりたい」離婚に応じぬ妻とうまく別れる方法

やっぱりドラマの中だけのお話ではないようです。今回、無料メルマガ『知らなきゃ損する面白法律講座』に寄せられたご相談は、「離婚に応じてくれない配偶者とうまく別れる方法」。なんでも、妻と別れて不倫相手と一緒になりたい、とのことなんですが…。現役弁護士があくまでドライに回答してくださっています。

うまく離婚するための方法はないでしょうか?

□相談□

不倫しています。嫁が弁護士に依頼して不倫相手に対し、もう私と会わないという確認書にサインをさせたため、会えない状態です。嫁は、私と別れる気はないそうですが、私自身は不倫相手と一緒になりたいと思っており、上手く離婚する方法はないかと考えています。 (30代:男性)

□回答□

「上手く離婚する方法」とのご相談ですが、ご回答としては「奥様を説得して協議離婚するしか手立てはない」ということになると考えます。ご相談者様のように、不倫をしているような場合、民法770条1項記載の「離婚原因」(不倫の場合、1号の不貞行為に該当)を自ら作っていることになります。離婚原因とは、離婚の訴えを起こすことができる「理由となる原因」とお考えください。

ただ、離婚原因を自ら作っておいて、自分で離婚の訴えを起こすことは(虫がよすぎるため)、基本的にできないとお考えください。これを「有責配偶者からの離婚請求」と言います。

実際裁判例で見ても、基本的に有責配偶者からの離婚請求は認められないのが裁判実務です(最判昭和27年2月19日)。例外的に、別居期間が36年にもおよび、未成熟子もおらず、離婚しても相手方が経済的に過酷な状況に追い込まれないなどの事情が揃えば、有責配偶者からの離婚請求が認められることもあります(最判昭和62年9月2日)。したがって、今回のケースで裁判上の離婚が認められるということはまずありえません

そのため、手立てとしては協議離婚しかないでしょう。もっとも、協議離婚が成立するとしても、不倫をしている以上、奥様から損害賠償請求(不法行為に基づく損害賠償請求。民法709条参照)が考えられます。ちなみに、不倫にまつわる損害賠償請求は、夫に対してだけではなく、不倫の相手方に対しても行うことが可能です。

仮に離婚できたとしても、離婚に伴う財産分与が生じます(民法768条)。ご相談内容からは定かではありませんが、お子様がいれば養育費の支払いも免れられません。

このように「おカネ」の問題は、離婚時には必ずつきまとうものです。それでも現在お付き合いされている方と一緒になりたいという覚悟があるのなら、これまで述べたようなことを踏まえつつ、奥様としっかり話し合いをされるのが良いと思います。

最後に、老婆心ながら付記します。上記のように、場合によっては離婚後、金銭的に迷惑がかかることを予め、今お付き合いされている方にもお伝えしておいた方が良いのではないかと思います。それを知って、関係が冷めてしまうことも無きにしも非ずですので。

[関連情報]:これがないと離婚裁判が起こせない。5つの「離婚原因」 

image by: Shutterstock

フリーハンドで有名企業のロゴを描き上げる動画に、何だか癒される

Twitterで「フリーハンドで企業ロゴを描く動画」が再び話題となっている。ViRATESでも2015年4月にお伝えしたのだが、もう一度話題になっているのは、こちらのツイート。

 

 

「妙に心地が良くなる」

2分15秒間、幅太のマジックやペン先を駆使して、誰もにお馴染みの企業ロゴが次々と描かれていく。

するすると淀みないペンの運びは、確かに気持ちイイ!

これらを描いたのは、ロンドンで活動するグラフィックデザイナーのSeb Lesterさん。

これまで手がけたデザインは、NASA、Apple、Nike、Intel、ニューヨークタイムズ、2010バンクーバー冬季オリンピックなど。

この心地良さ、じっくり見たい! という方は、3分15秒のYouTube動画もご覧いただきたい。

動画の再生数が上がるにつれ、賞賛の声に混じって「かつて、こうした職業に従事した人は皆、手描きで描き起こしていたもの」という声も聞かれた。古き良き技術になっていくのだろうか。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Most Amazing)
関連:Seb Lester
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

記事提供:ViRATES

 

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ノキアが健康ビジネスに参戦。約211億円で買収した「Withings」とは?

日本でノキアといえば携帯電話のブランドというイメージが強いと思いますが、そんなノキアが健康市場へ新たな挑戦を仕掛け始めたそうです。通信インフラやソフトウェア開発が中心だった”テック”なノキアがヘルスガジェットメーカーの「Withings」を買収したその思惑に迫ります。

仏ヘルス&フィットネスガジェットメーカー「Withings」を約211億円で買収

Techcrunchの記事によると、今年の4月にノキアは、ヘルス&フィットネスのガジェットメーカーであるフランス「Withings」を1.7億ユーロ(約211億円)で買収すると発表したばかりでした。

実際には予定よりも早いスケジュールで買収が完了したとのこと。

買収に伴って、Withingsの創設者メンバーでありCEOでもあるCedric Hutchings氏は、ノキアの新規部署である「デジタルヘルスビジネス」にトップとして配属され、R&DとIPライセンスの担当部門 であるノキアテクノロジーズの社長、Ramzi Haidamus氏を上司に持つという組織体制で進めています。

 

この契約を議論するにあたり、ノキアはこのノキア・テクノロジーの専門分野「健康予防と患者のケア」に警鐘をならしました。

そのため、Withingsのヘルスガジェットとデジタルヘルスのプラットフォームビジネスの合併をしようという話の運びになったようです。

さてこのWithings、日本ではあまり馴染みがない会社ですが、どのようなビジネスをしているのか具体的に見てみましょう。

Withingsの画期的なフィットネスガジェット

Withingsと言えば、Wi-Fi体重計「Smart Body Analyzer」が有名です。

WS-50-weighing

image by: Withings

体重を測るたびにWi-FiやBluetoothで専用のアプリへ同期されるという優れものです。

この体重計以外にも、続々と新しいヘルスガジェットが登場しています。

代表的なフィットネス製品のひとつに「Withings Go」があります。

これを身につけるだけで、歩数、睡眠状態、走行や水泳の活動量をトラックすることができるというもの。

Withings-Go-2

image by: Withings

Kindleのような電子ペーパーを採用することでバッテリーの寿命は驚異の8ヶ月という話題の製品です。

こちら残念ながら日本ではまだ未発売とのこと。

また、「Activité」というフィットネス活動を記録するスイス製のアナログ腕時計のガジェットという一風変わった看板商品もウリのよう。

 

四六時中身につけ、アプリと同期させることで日々の睡眠のモニタリングをしたり、運動量を正確に記録をつけることができます。

またワイヤレスの血圧測定やWifiに接続しサーモメーターの利用もできるなど、フィットネス製品として、かなりハイテクで画期的な開発を進めてきたことがこれらの製品からもわかります。

松下幸之助と本田宗一郎は、なぜ「従業員のトイレ」にこだわったのか

一時期世間でも「そうじ術」や「断捨離」がブームになりましたが、誰もが知るカリスマ経営者たちははるか昔に「3S(整理・整頓・清掃)」の重要性に気付き、それを実践していたようです。無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』に、一見経営とは関係なさそうな「3S」がいかに重要かについて記されています。

「戦略」に先立つもの

「戦略」と言う前に「経営」が整っていなければ、基礎体力がないのにフルマラソンに参加しようとするようなものです。強い経営を行うためには、まず「を整えることが出発点になります。松下幸之助さんが、創業して10年ほど経った頃から「松下電器は物をつくる前に人をつくる会社である」と言い続けたのがこれにあたります。

同社の大正12年の暮れ。工場では従業員一同が大掃除を行っていました。ところが、従業員の便所だけがなぜか汚れたままだったのです。幸之助さんは、ほうきを手に取りバケツで水を流しながら踏み板をゴシゴシこすり「これではいかん。常識的なことや礼儀作法がわからないままでは。精神の持ち方を教えるのも私の責任だ」と思ったのです。

トイレの話ついでに、ホンダが昭和27年に東京に進出し白子工場の修復をしたとき最初に本田さんが言い出したのが「水洗トイレの設置でした。「トイレというものは、生活の中で、すこぶる重要な部分を占めている。必要欠くべからざるものと思う」との考えによるものです。会社の善し悪しを計るには、トイレを見れば分かると言われています。

たかがトイレと言うことになりますが、従業員の「心づくり」にとってトイレは象徴的な意味合いを持ちます。汚いトイレは、経営者の考え方」「指導力そのものを露呈させます。それと関連して3S整理・整頓・清掃経営者の経営姿勢が表に現れ出されるチェック・ポイントです。

よくある間違った言い分に「3Sなんて関係ない、要は良い仕事さえしたらいいんだ」というものがあります。効率の悪い職場に行くと、書類を山のように積み上げている机があります。そこでは必要な書類を見つけるのが一苦労で、その無意味な作業に多くの時間を費やして1日が過ぎて行きます。

工場でも全く同じような現場があり、機械は錆びつき故障も多くその修理で半日を浪費するということも起こります。倉庫を見ると安い時に大量に購入した原材料がうず高く積まれていて、おまけにもはや陳腐化してしまいゴミになっています。このゴミはもとは「お金」で、今や「有料の倉庫スペースをも占拠します。

プロ野球は「2軍選手」をどう扱ってるのか?知られざる「昇格」事情

交流戦も終わり、パ・リーグはホークスの独走状態、セ・リーグは近年稀に見る混戦具合のプロ野球ですが、熱い戦いが続いているのは1軍の球場だけではないようです。メルマガ『プロ野球イースタンリーグ情報メールマガジン』では、12球団の知られざる2軍事情を解説。かつては、「育成」と「調整」の場だった2軍ですが、近年その役割が変わってきているそうです。これを読むと、一軍の試合に出ている選手たちが、いかに選ばれし選手なのかを改めて感じさせてくれます。

複雑化する「2軍」の位置づけ…育成と調整だけでない様々な人間ドラマ

「育成」と「調整」の2つのベクトルがテーマとなるプロ野球の2軍だが、現在では、それだけでは語り尽くせない「2軍と2軍選手のあり方」が存在している。

「育成」ベイスターズ・柿田裕太…ドラフト1位選手の3年目の決意

10日付けの日刊スポーツに、ベイスターズ3年目の柿田裕太投手を特集する記事が出ていた。

柿田は、松本工業高校から日本生命を経て、ドラフト1位で2014年シーズンからベイスターズでプレーしている右腕。

14年度は13試合に登板し7勝5敗、防御率3.93。15年度は18試合で5勝3敗1セーブ、防御率3.88。この年は99.2回を投げて、ベイスターズでは唯一、イースタンリーグの規定投球回数をクリアしている。

今季は10日までに5試合に登板して3勝1敗、防御率は4.76。

10日に平塚球場のファイターズ戦で先発した柿田は、6回を投げて1失点で勝利投手となった。ただし内容は「良い」とも「悪い」とも判断のつかないものとなった。

まず1回表、先頭打者の近藤健介にストレートの四球を出すと、次の松本剛にもボール2。3球目に松本剛が振ってきたところからストライクが入り、この回は得点圏に走者を進められながらも無失点で切り抜けた。

続く2回には、チームメイトのエラーから広がった満塁のピンチで、押し出し四球を出した。そうかと思えば、3回以降はスイスイ投げる。

昨年に見た時も、立ち上がりに苦しんでいる印象があった。それでも長い回を投げれば、それなりの失点でゲームを作る。

3シーズンで防御率が3点台後半から4点台にあるのは、立ち上がりの不安からだろうか。

さきほどのスポーツ紙によると柿田は「今年1軍に呼ばれなかったら最後と思って投げている。結果を出し続ければ1軍に呼ばれると信じている」というようなコメントを残している。

8月で24歳になる3年目のドラフト1位右腕は、育成と調整の間で1軍昇格を見据えて登板を続ける。

松崎しげる「もう白くなるわけにはいかない」…肌の色をリアルに再現

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今年も9月6日(クロの日)に「黒フェス」を開催することを発表し、その出演アーティストの豪華なラインアップが早くも話題を呼んでいる歌手の松崎しげる。そんな彼の“黒肌”にスポットを当てた吸盤付フィギュア『窓際の松崎しげる』(バンダイ)が、6月25日(土)に販売されることが決定しました。

この商品は、昨年11月に発売され、SNSなどで話題を呼んだカプセルトイ「コーヒーカップの松崎しげる」に続く第2弾! 今回のフィギュアは、こんがり日焼けした全高約55mmの松崎に吸盤が付いた仕様となっているので、ペタペタと窓に貼りつけたりと、楽しみ方はまさに無限大。また、第1弾に続き、肌の色を忠実に再現するために松崎自らが監修を行うというこだわりぶり!

全5種の気になるラインアップはコチラ。

1、ふりむく松崎しげる

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2、つぶれた松崎しげる

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3、歌う松崎しげる

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4、松崎おいしげる(※松崎をいっぱい並べておいしげる!)

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5、シークレット(※日焼け前の松崎しげる)

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いやはや、どれも黒い! シルエットのみのシークレットがどんな仕上がりなのか、かなり気になるところですが……、この『窓際の松崎しげる』の発売決定を受けて、なんと本人からのコメントも到着しました!

■松崎しげるコメント

「昨年ガシャポンで商品化と聞いただけでも驚いたのに、まさか今回第2弾が出ると聞いて本当にビックリしました!! 前回に引き続き肌の色もまさに「松崎しげる色」! 吸盤付きなんで窓はもちろん、いろいろなところに私を飾ってガンガン日焼けさせてやってくれよな!!!

松崎しげる=黒!! 黒=松崎しげる!!!

昨年9月6日がクロの日ということで「松崎しげるの日」に認定されました!! これでもう白くなるわけにはいかないんでこれまで以上に日焼けしていきます!! これから夏に向けていい季節になるぜ~!! 最後になりますが、今年も9月6日(火)に豊洲PITにて黒フェスやります!!! こちらも是非チェックしてください!」

本人のコメントにもあるように、あちこちに貼りまくりたいクオリティですね♪
なお、販売ルートは、全国の玩具売場、量販店などに設置されたカプセル自販機となっています(※1回300円/税込)。目指せ、全5種コンプリート。

©OFFICE WALKER

 

<関連サイト>
松崎しげるの「黒フェス」、奥田民生、青木隆治、ももクロら出演者第一弾が発表に!
http://www.entameplex.com/archives/29731

マイケル・ジャクソン追悼企画、マダム・タッソーの新アトラクションにマイケルの演目が追加!
http://www.entameplex.com/archives/29914

新井浩文「役に引きずられる俳優はプロ失格」と一刀両断! 映画『葛城事件』インタビュー
http://www.entameplex.com/archives/29861

 

 

記事提供:EntamePlex

なぜ、ギャンブル依存症で身を滅ぼすのは「男」ばかりなのか?

プロ野球選手の野球賭博、バドミントン選手の違法賭博、そして清原和博さんと高知東生さんは覚醒剤の使用で逮捕され、表舞台から姿を消しました。これら「依存性」が認められる事件の逮捕者に「男性」が多いのはなぜなのでしょうか? メルマガ『そうだったのか! この違いがわかれば、きっと許せる「男女の違い105」』で、わかりやすく解説しています。

なぜ、男性はギャンブルにはまるのか

厚生労働省の2014年の調査で、「ギャンブル障害依存症)」者は国内に536万人いると発表されました。(※成人約4000人に面接調査、国際的に使われる指標にて)

これは、諸外国に比べても3~6倍くらいも高い数値だそうです。

この背景にある原因の一つに、日本には、パチンコ・スロット(法律上は「遊戯」として扱われているが実質的にギャンブル)が、身近にあること、そしてその台数がなんと、460万台!

これは、国民30人につき約1台という数で、世界に720万台あるギャンブル機器の64%にあたるそうです。

日本は、ギャンブルが身近にある、どの町にもある、そんな環境にあるのですね~(泣)

そして、男性がはまってしまう率が高い、そうです。

さて、今回のキーワードは…

【男性】スリルとリスク

【女性】安心と安定

どんなことなのか、最後まで読んでみてくださいね。

ギャンブル依存症の男女比率

さて、上記の厚生労働省調査で「ギャンブル障害依存症)」は、以下の比率であることがわかっています。

 〇男性の8.7%  438万人
 〇女性の1.8%  98万人

圧倒的に、男性が高くなっています。男性はギャンブルにはまりやすく依存症になりやすい、ということですね。

依存症になると何が恐いのか…精神医学の分野では、こう考えられているようです。

  • 「やめられない、止まらない」
  • 「その行為によって支払う代償が大きい」

いちばんの問題は、自分でコントロール不能ということ、体が勝手に動いてしまう、体が欲するなどで、自分で抑えようない、強い欲求が働いてしまう、ということです。

また、もう一つは、これがバレたら支払う代償が大きい、例えば、仕事を失う、社会的地位を失う、離婚、持っているものをすべて失う、借金をすることになる、そうわかっていてもその行為を止められない、ということです。

これはアルコール、薬物、覚醒剤、セックス、恋愛、性的錯綜などの「依存症も同様だといわれています。

自分で、コントロールできている間は大丈夫ですが、知らずにこの境界を越えてしまうことが多いそうです。

菊池桃子「PTA任意加入」発言に警鐘。ゆとり教育の二の舞を懸念

女優の菊池桃子さんが1億総活躍国民会議の場で「PTAの加入を任意にすべき」と発言したことが話題となりました。「PTAという組織が共働きの家庭が増加している時代背景にそぐわない」として、この発言に賛成する声も多いようです。しかし、メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者である中部大学の武田教授は、この発言に対して「安易な評論」と批判。さらに今回のような「思いつき」的な発言は「ゆとり教育」の時と同じ轍を踏むだけだと警鐘を鳴らしています。

とある女優の「PTAは任意加盟にすべき」発言について

最近、ある女優が「PTAは任意加盟にするべきだ」と国家の委員会で発言し話題になっています。この問題も著者には安易な評論と思います。

かつて明治時代など国家がその形を整えていく時代には、多少、個人を犠牲にして「国家のための人材」を育成します。その時には「一定の学力、体力になること」が目標とされますから、優れた子供にとっては良いのですが、特徴のある子供は全部を満足する事が困難になり、落ちこぼれなどが起きます

本来、教育は子供のために行うのですから、「合格点」というそのものが奇妙なのです。だから国は発展するとPTAが実権を握り、「子供のための教育」を先生に依頼します。現在の日本はまだ発展途上にあり、文部省(政府)が教育方針を決め、先生に伝達して、それを行わせるという形をしていますし、PTAはまさか自分達が教育内容を決めるはずはないと思っていますから、つまらない事を議論したり、派閥が出来たりしています。

でも、基本的には政府は「国家のための人材」を育成しようとし父母は「子供のための教育」を望みますから、自ずからその目的は変わります。だからPTAは今後の日本にとって極めて重要なのです。

先ほど登場していただいた女優が、今後の大きな教育の流れを理解し、子供の教育より明治時代のような国家のための教育を望んでいるので「PTAの任意加盟」を主張されたのならそれはその人の意見なので良いのですが、「現在のPTAに問題がある」として歴史をバックさせるのでしたら、それは「悪い状態を追認して、さらに悪い方向に行く」と言うことになります。

現代の日本はあまりに「思いつき」で、しかも自信たっぷりに発言する人が多く、かなり混乱した状態です。教育関係では1972年に「ゆとりの教育」という方針が出され、文部省を中心としてかなり慎重に検討された後、1990年代には教育界ばかりではなく、政界、財界、産業界、知識人、マスコミ、市民団体などほぼ全日本でゆとりの教育をしようということになって、1999年に法律を改正してゆとりの教育をはじめたところ、成績が悪くなったということで10年も経ないうちに元に戻ってしまいました。

この被害をもっとも強く受けたのはもちろん子供たちで、「ゆとり世代」などと言われて差別を受けています。勉強時間を減らし、考えたり、子供同士の時間をとれば、詰め込み教育的な知識は不足するのは当然です。その代わりにまさにゆとり教育のような混乱を招くように人材は減ってくるでしょう。国際的な「学力テスト」の成績が悪くなるのは予想の範囲だったのにもかかわらず子供たちにその犠牲を強いたこと、それを私たち大人は強く反省してしっかりした議論ができる(煽られない)社会を作る必要があると思います。

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武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』より一部抜粋

著者/武田邦彦
東京大学卒業後、旭化成に入社。同社にてウラン濃縮研究所長を勤め、芝浦工業大学工学部教授を経て現職に就任。現在、テレビ出演等で活躍。メルマガで、原発や環境問題を中心にテレビでは言えない“真実”を発信中。
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「全粒穀物」は寿命も延ばす ー米ジャーナル誌発表

近年、玄米や雑穀米などの全粒穀物が健康に良いというイメージが浸透しましたが、「全粒穀物を摂取している人は長生きする」という研究結果が発表されました。

マクロビオティックでもお馴染みの全粒穀物、その健康効果とは

ここ数年で日本でも多く耳にするようになった「マクロビオティック」の食事法。

皆さんはその内容についてご存知ですか?

マクロビオティックとは「長寿法」を意味し、その食生活法は、「玄米採食」や「自然食」とも呼ばれ、日本やアメリカでも健康志向の高い人たちの間ではすっかり定番となっています。

なるべく近隣の地域で収穫された季節ごとの食べ物を食べる肉類や卵乳製品や砂糖を使用しないコーヒーは身体を冷やすので避けるなど、確かに体には良さそうですが、実践するのは何だか難しそう。

特にマクロビオティックの大きな特徴として挙げられるのが、玄米や雑穀、そして全粒粉の小麦製品、つまり「全粒穀物を主食とする」という点です。

全粒穀物で寿命が延びる?驚くべき研究結果

全粒穀物とは、全粒粉や玄米、雑穀など、精製されていない穀物のことを指します。

全粒穀物は消化を助けるための豊富な食物繊維や、コレステロール値や血圧を下げる効果のある成分など、本来の栄養価を保ったまま摂取することで、高い健康効果が得られるとされています。

これまでの研究でも、全粒穀物を積極的に食べている人は心臓病や糖尿病などの発症リスクが低下することが分かっていますが、さらに新たな研究によって、全粒穀物の摂取による長寿効果が望めることが判明したのです。

米ジャーナル「Circulation」によると、今回、これまでアメリカやイギリス、スカンジナビアで行われた計78万6千人を超える被験者を数える12つの研究から得られた結果をもとに、全粒穀物と長寿との関連性を紐解く調査が報告されました。

その結果として、1日あたり最低70グラムの全粒穀物を摂取し続けた被験者は、その摂取量を下回る被験者に比べ、22%低い死亡者数と、23%低い循環系疾患での死亡者数、そして20%低いがん死亡者数を示しました。

全粒穀物は私たち人間のエネルギー源となる重要かつヘルシーな炭水化物であり、ビタミンやミネラルを豊富に含む、まさに「元祖スーパーフード」なのです。

今回の結果をふまえて設定されたガイドラインによると、全粒穀物の理想的な摂取量は1日あたり48グラムとされ、多くのアメリカ人はその摂取量を満たしていないそうです。

しかし、アメリカにはベーグルなどのパン類やパスタ、オートミールなど、日本に比べて多くの選択肢があります。

 

billy thomsonさん(@billyt501)が投稿した写真

全粒粉のベーグルを使ったサンドイッチ、美味しそう!

 

Kristinさん(@fit_hiit_mama)が投稿した写真

 

Nika Weさん(@nika.s.world)が投稿した写真

こちらは全粒粉のペンネ。普通のパスタとはまた違った味わい。

玄米を使ったヘルシーディナーも。

最近では日本でも手軽に購入できる全粒粉スパゲティ

日本でも、先述の「マクロビオティック」をはじめ、すっかり欧米化してしまった私たちの食生活を、本来日本人に適した食事、つまり穀物を中心とした日本食に戻そうという傾向が高まっています。

もちろん、全粒粉のパン類やパスタなども以前に比べるとだいぶ手に入りやすくなってきました。

「よし、明日からはマクロビオティックな食生活を」などと、はじめから意気込み過ぎると実践するのが難しく思えてしまいますが、食生活とはあくまでも長期的に継続すべき習慣です。

皆さんも普段食べている白米を玄米に置き換えるなど、無理なく取り組める方法で、より健康に、長寿を目指してみませんか?

Image by: Shutterstock

Sourced by: REFINERY29 , Wikipedia ,Circulation

文/貞賀 三奈美

さよならイギリス。EU脱退は「衆愚政治」のなれの果て

国民投票でEU離脱を選択したイギリス。この結果に世界は大きく揺れていますが、メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で高野さんは「英国の世紀の愚行」と強く批判するとともに、ナチス政権が取った政治手法などを例に挙げながら「国民投票」の危うさについて論じています。

EU脱退という英国の世紀の愚行

「トランプの躍進ぶりを目の当たりにした米有権者は、英国のEU離脱を主張する陣営に、不気味なほどの既視感を覚えるかもしれない。そこにあるのは、ナショナリズム、美化されたノスタルジア、エリートへの不信感、移民が犯罪を持ち込み雇用を奪うという警戒心だ。これを「トランプ抜きのトランプ主義」とでも呼ぼう」と、21日付のロイター通信の論説は述べた。

「もし英国人が欧州から去るほど愚かなら、米国人はトランプを大統領に選ぶほど頭がおかしいのかもしれない」と、13日付の英フィナンシャル・タイムズも書いていた。

実際、米国のトランプ現象は大西洋を越えて津波のように英国に押し寄せ、その結果、英国民は6月23日に行われた国民投票でEUから離脱することを選択した。

資本主義の行き詰まり

米英の国民が馬鹿さ加減を競い合っているかのようなこの惨憺たる有様は、一言でいって、資本主義の行き詰まりの現れである。

水野和夫が言うとおり、「資本主義は『中心』と『周辺』から構成され、『周辺』つまり、いわゆるフロンティアを広げることによって『中心』が利潤率を高め、資本の自己増殖を推進していくシステム」にほかならない。

ところが、20世紀のグローバリゼーションを通じてもはや地球上に未開拓の地理的フロンティアがなくなって、本来であればそこで世界は資本主義に代わるシステムについて熟慮し始めなければならなかったが、電子的金融空間に辛うじて救いを見出してそこに新たな利潤の機会を見出すことで一時的な延命を図った。しかしそれもリーマン・ショックで終わった。すると、それでも何でも利潤を上げ続けなければならない強欲資本主義は、何と、これまで飼育してきた本国の中間層を食いつぶし始めた。それが先進国共通の新たな格差、すなわち「1%vs99%」問題の正体である。

19世紀以来、世界資本主義の『中心』にあって、他の誰よりも『周辺を貪って繁栄を楽しんできた英国と米国で、真っ先にこの中間層崩壊のストレスが爆発するのは当然のことで、そのナマの怒りや不満に政治的な捌け口を与えようとするのがトランプ主義である。

既存の支配層の中間層管理の手法は、経済的には、『周辺』から得た利潤の一部を分配してほどほどに豊かな暮らしを保証し、政治的には、普通選挙権などを与えて何年に一度かの選挙でほどほどにガス抜きさせて不満が溜まりすぎないようにすることだった。しかし、崩壊に瀕した中間層は、今までそのほどほどの豊かさを与えてくれていたのが『周辺』から富を簒奪するのが上手だった資本のお陰であることを知らないし、今その富の供給が止まったのも資本の都合であることにも気づいていない。そこで、移民や難民やその中に隠れているかもしれないテロリストなど目先の敵を見つけて鬱憤を晴らそうとする。その時、ほどほどのガス抜きの手段であったはずの民主主義は制御不能に陥って、大衆的な情動が既成政党による支配秩序を破壊する回路となりかねない。

もちろん、既成秩序など壊れてもいいのだが、それが後先を考えない感情の爆発の結果であるというのは、危険すぎる。

だから、資本主義の危機は民主主義の危機でもある。英国民投票が示したのはそのことである。