結局どれも同じ? 日焼け止めの賢い選び方

立秋も過ぎ、風に秋の気配が感じられるようにはなったとはいえ、まだまだ衰えを知らない紫外線。日焼け止めは当分手放せそうにありません。その日焼け止め、いまさらながらですがどれを選べばいいのでしょうか。自らを不良科学者と呼んで憚らないくられさんが『アリエナイ科学メルマ』で、ちょっとびっくりな日焼け止めの真実と賢い選び方を紹介しています。

暮らしと科学:日焼け止め

日焼け止めは何を買えば良いのか。薬局で数百円のものから百貨店の化粧品コーナーにある数千円のもの、美容にもチカラをいれている皮膚科病院で売られている、これまた2,000~3,000円の日焼け止め。

最近のトレンドは、メトキシケイヒ酸エステルという有機系紫外線吸収剤で、分子が紫外線をキャッチしてぶっ壊れることで紫外線から守ってくれるというもの。もともとは印刷物などにも使われていた成分で、ここ数年、日焼け止めとしての配合量の規制緩和があったために、酸化チタンや酸化亜鉛の代わりに伸びています。

この成分がよく使われているのが、薬局で売られている安い商品群に多く、ポンプ式のものに入っていて、頻繁に使うには便利な構造をしてます。

皮膚科で売られているものは、大半が皮膚科医が勧めるから売ってるわけでもなく、化粧品屋の営業が置いてと言ってるだけのものが大半で、高い化粧品用のものと中身は実は大差ありません。特に日焼け止めに関しては、成分自体にバリエーションが少ない(有機系紫外線吸収剤は多種多様なのですが)のと、SPFの値なんかより、とにかく汗で流れ落ちるものなので、こまめに付けることと、付け惜しみしちゃいけないということです。そうなると、高級化粧品店で売ってるのは性能自体は安物とどっこいどっこいなので、安売りのものをこまめに付けることのほうが大事です。

ファンデーションに日焼け止めが入ってるから大丈夫…とかではなく、自分の肌の調子を崩さないものを探して(だいたい皮膚が健康であれば問題のある商品は少ない)それをこまめに付けること。

あとは、それでも日焼けは起きるので、シミが出来始める秋口に、早めに皮膚科で、シミ取りの予約を取るのが一番な気がします。冬は乾燥で肌へのダメージがあるので、秋には冬への準備をしておかないといかんわけです。

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ピケティの奥さまが著したメディアビジネス論が興味深い

昨年、「21世紀の資本」などの著作で日本でも大ブームを巻き起こしたトマ・ピケティ氏。そんな彼の奥さまがメディアビジネス論を上梓しました。一体どのような分析がなされているのでしょうか。『佐々木俊尚の未来地図レポート』が斬ります。

トマ・ピケティの奥さまが著したメディアビジネス論を読む

ちょっと興味深い本を読みました。そのものズバリのタイトルです。

なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか

著者のジュリア・カジェさん、ちょっと美人系の写真が帯に出ていますが、パリ政治学院准教授を務める気鋭の経済学者。そしてなんと、昨年日本でもベストセラーとなった「21世紀の資本」を著したトマ・ピケティ氏の妻だそうです。

書いてあるのは、こういう内容。ネットが普及して、新聞や雑誌は読まれなくなっている。新聞社は人員をデジタル部門にたくさん投入するため、現場のジャーナリストの数は世界的に減少している。くわえてウェブでもあまり儲からず、売り上げ低下に苦しんだ結果、ワシントンポストがジェフ・ベゾスに買われたように、大富豪の傘下に墜ちていって、独立性が犠牲となっていってしまう。ウェブは情報量は多いが、質はとても低く、ジャーナリズムを実現できていない

……というようなテーマで、まあこの分析は半分は当たっているけれど、半分はちょっと違うかなというのが私の感想です。

振り返れば、インターネットが普及することで、人々の声が社会に届きやすくなり、本当の民主主義が実現するというような言説は、1990年代後半以降、くり返し語られてきました。

でもこの予測はかなり楽観的だったと言えます。ネットの力はたしかに大きくなり、行政・立法・司法に加え「第4の権力」と呼ばれてきたマスメディアに対抗する新しいパワーを生みだしました。いまやネットは「第5の権力」になりつつあるように思えます。

しかし一方で、かつて米法学者のキャス・サンスティーンが著書「インターネットは民主主義の敵か」で予言したように、同じ見解を持つ者同士を閉鎖的なクラスターに囲い込んでしまい、孤立させるという方向へと傾斜してきています。震災後の反原発カルトの行く末などは、その典型的ケースだったと言えるでしょう。

加えてネット言論空間では、イデオロギーの左右を問わず極端な意見を言う者ばかりが目立ち、もてはやされます。良識的な中間層の意見は可視化されにくい状況になってしまっているということは、「21世紀の自由論」でも論じたとおりです。

「戦後」はまだ続くのか? 安倍談話が触れなかったこと

安倍首相の戦後70年談話について、「さまざまな制約の中かなり頑張った」とするのは無料メルマガ『三橋貴明の「新」日本経済新聞』の執筆陣の1人で作家の佐藤健志さん。しかしその一方で、「いささかキレイゴトすぎる」とも指摘しています。

安倍談話が触れなかったこと

8月14日、戦後70年を記念した「安倍談話」が発表されました。反応は(当然ながら)賛否こもごもといったところ。現政権に批判的な人々が「ちゃんと謝罪していない」といった反応を見せているのはもちろん、現政権を支持する人々の間にも「歴史に十分、筋を通していない」という不満があるようです。

これ自体はもっともな話。今回の談話に、さまざまな制約がつきまとったことは疑いえない。諸外国との関係はもとより、国内の状況を見ても、安保法制の審議がゴタついたり、内閣支持率が低下傾向を見せたりしています。良くも悪くも、思い切ったことが言える状況ではないでしょう。

総理官邸ホームページに公表された談話全文を見ても、歯切れがあまり良くないというか、「無難なところで抑えた」(ないし、抑えざるをえなかった)印象がありました。

ただし、そのような条件のもとで発表された談話ということを前提にすれば、かなり頑張ったのではないでしょうか。

とくに評価したいのは、先週の記事でも触れた「反省と謝罪の分離」を、しっかり盛り込んだこと。このくだりです。

日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

 

しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。

「歴史と向き合い続けるが、謝罪を続けることはしない」と、ハッキリ明言しました。ついでにこういう表現をすれば、「向き合うだけでは足りない! 謝罪を続けろ!」とは、さすがに主張しにくい。

戦後50年にあたって談話を発表し、「痛切な反省と、心からのお詫びの気持ち」を表明した村山元総理は、今回の談話の内容を批判、「自分の談話が継承されたという認識はない」という趣旨のコメントをしています。

けれどもエドマンド・バークも述べているように、過去の世代が行ったことを根拠として、現在の世代の責任を追及するのは、決して正義にかなったことではない。村山元総理のコメントは、裏返しの形にこそなっているものの、安倍談話の功績を正当に評価したものと言えるでしょう。

※バークの発言については、この本の170ページをどうぞ。
新訳 フランス革命の省察―「保守主義の父」かく語りき 」 (PHP研究所)

だとしても、安倍談話に気になる点がないわけではありません。

美人ママも嘆く? この20年で大きく変わった銀座の価値

弱冠26歳で銀座にあるクラブのオーナーとなり、現在では実業家としても大活躍中の日高利美さん。先日、配信が始まったばかりのメルマガ『銀座ママ日高利美のメールマガジン「銀座の教え」』では、銀座で働き始めて22年経つという利美ママが、以前の銀座と今の銀座とで大きく変わったと感じる5つの点について語っています。

利美ママが日々感じる考える出来事

初メールマガジン……

今回はどんなことを書かせて頂こうかなぁと考えていたのですが、『銀座について』の今昔や私がどう考えているかをまずは書かせて頂こうと思います。

私は10歳の時から銀座のママに憧れて18歳の誕生日から夜の銀座で働き始めました

私が夜の銀座で働き始めて今年(2015年)で22年になります。

23歳(1998年)の時に雇われママを経験し26歳(2001年)に並木通りにルナピエーナをオープンさせました。

私が18歳の時、22年前の銀座と今の銀座で変わったなぁと思うことが5つあります。

1.コンビニエンスストアができたこと

私が銀座に勤め始めた時には7丁目、8丁目にはコンビニエンスストアは1軒もなく出来た時には驚きました。

家賃の高い銀座でコンビニエンスストアがやっていけるのかと思っていましたが、今や並木通り7丁目にナチュラルローソン、8丁目にセブンイレブン、電通通りの8丁目にローソン、並木通りの入り口の角にあるグランドホテルの1階にファミリーマート……

コンビニエンスストアが銀座に出来るなんて信じられないことでしたが、あるとやっぱり便利……夜の銀座で働く人たちも利用させて頂いていますが、私と同じ世代の銀座の女性はお店の近くにあるコンビニエンスストアには行かないか、行くことに抵抗を感じる女性も少なくないと思います。

私たちは銀座の先輩たちから「コンビニエンスストアに行ってはいけない」と教わってきました。

理由はコンビニエンスストアでお客様に偶然お会いしてがっかりさせない為、自分が働くお店のそばのコンビニエンスストアなら、お客様とお会いしてしまう確率が上がってしまうからです。

銀座と言う土地柄、お客様から高額なご飲食代を頂戴しているのに、もしコンビニエンスストアでお客様とお目にかかってしまったらお客様の夢を壊しかねません

とは言え、いまや経営者の私。午前中から銀座に出てお仕事することもしばしば。なので時々、コンビニエンスストアさんに寄らせて頂くことも……。

でも、夕方以降は寄らないようにしています。

もし私を銀座のコンビニエンスストアで見かけることがあったら目をつぶってやって下さいませ(笑)

日本人がまた車の未来を変える。世界初、カバンに入る車が誕生

日本の学生が開発したという「カバンに入るクルマ」がネット界隈で話題を呼んでいます。世界的エンジニアの中島聡さんにも、「このコンセプトなら投資してもいい」とまで言わしめた未来の車、メルマガ『週刊 Life is beautiful』より一部抜粋してお送りします。

持ち運べるクルマ「WalkCar」

これまでこのコーナーでは、主に米国のベンチャー企業の製品ばかりを紹介して来ましたが、これは日本発の素晴らしい製品だと思います。私自身が投資家として支援しても良いと思えるぐらいです。

このセグメントの製品を表す良い言葉が浮かびませんが、Segway がニーズの発掘に成功し、ホンダが UNI-CUB という形の製品としてようやく市場を立ち上げようとしている矢先に、まさに「イノベーションのジレンマ」で提示されたような「機能的には劣るけれども圧倒的な安さと手軽さ」を持つ商品が出てしまうところが、まさに(時間が7倍の速度で進む)ドッグイヤーの時代という感です。

ここまで手軽になると、ごく普通の人が「持ち歩いて出先で使う」ことが可能になるため、(手軽な持ち運びが不可能な)Segway や UNI-CUB と比べると、ターゲットユーザーの数が、数十倍から数百倍になります。

「持ち運べるクルマ」というタグラインがなんとも素晴らしいのは、その一言に「Segway や UNI-CUB との違い」が込められている点で、それだけでこの会社の経営陣が企業経営においてにもっと重要な「どこで差別化するか」をしっかりと意識していることが分かります。

image by:cocoa motors.株式会社

 

週刊 Life is beautiful』より一部抜粋

著者/中島聡(ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア)
マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。IT業界から日本の原発問題まで、感情論を排した冷静な筆致で綴られるメルマガは必読。
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天津爆発事故、現地・中国ではどう報道されているのか?

中国の日常を切り取ったインパクト大な写真とともに、日常生活で使える中国語を覚えちゃおうというメルマガ『上海からお届け!簡単3分、写真で覚える生活中国語』。今回のテーマは、天津市で発生した大規模な爆発事故。現地でも関心事として、大きく取り上げられているようです。

消息 (xiāo xī) ニュース

日本でもニュースになっている、天津大爆発。発がん性物質が入っていた、20万トン以上の火薬に引火したなど、センセーショナルなニュースが踊っています

中国でも一部情報規制をしているという話もありますが、庶民の足、公共バスに設置されている液晶画面でも、天津の様子をかなりの時間を割いて放映しています。

男女のアナウンサーが現地写真をバックに挨拶。実際の現地取材スタッフとも今の様子を確認、この辺のやり取りは日本のニュース番組と遜色ないですね。

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意外だったのは現地の画像を公開している点。規制が多いと思ったのですが、車や木々が燃えて、被害が甚大である点を放送。

最近はウェイシンやウェイボーで情報がすぐに広がりを見せるので、あまり規制をしないのかも知れません。

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現地の凄惨な状態が正しく伝わることで、今後の同じような事故が発生しないよう、人民の心に強く刻み込まれるとよいのですが。

友人の知人に聞くと管理がズサンと一言で解決できる問題ではない、と興味深い事を言っていました。

確かに管理がズサンなのだろうが、今までノウハウや経験がない、ノウハウや経験が無ければ、どうやって管理するのか、その部分が分からない事が多い。全般的に言える話なんだよね。

と、中国の事情を反映している事をポツリと話してくれました。

中国語でニュースは「消息(xiāo xī)」や「新闻(xīn wén)」を使って表現し、「好消息(hǎo xiāo xī)」で良い知らせ、良いニュースとなります。

何にしても同じような事故が発生しないよう、火薬を管理している倉庫などの確認と再発防止策、これ以上の被害が出ない事を祈るばかりです。

 

編集後記

先週センセーショナルだった事件、天津大爆発。まだ真相は闇の中といったところ。

不備が多い歪な国、中国。

一つの掛け違いが起きると、大きな問題としなってしまう事がシバシバ。

国民性とは言いたくないのですが、事が起きてから動くという考えが大半を占めているのも事実。

考えすぎて行動を起こす日本人は、と言われる事もありますが、安全に関する事については、考えすぎる位がいいのかも知れません。

話し方で損する人、聞き方で得する人

「あの人、見た目はいいんだけれど話し方がね」なんて話、結構よく聞きます。ということは、たとえパッと見地味目であっても魅力的な会話術を身につけていれば、相手に好印象を与えることができるということですよね。そんな「成熟した大人の話し方」を、メルマガ『伝授! 潜在意識浄化法』の著者で言語心理学者の齋藤翔さんが読者だけにレクチャー。5つの法則を意識してみてくださいね。

魅力を最大限に高める「話し方」

「成熟した大人の話し方」は、あなたの魅力を最大限に高めます。

モデルのようなスタイルの女性たちの「天麩羅食べてー」にガッカリした、という話がありましたが、逆もまたあり得ます。目立たない地味な格好をしていても、一言二言交わしただけで「きちんとしている」「育ちが良さそう」とわかるのは、心地よい驚きです。

話し方の価値は、年齢を重ねるごとに高まります。今年より来年のほうが「成熟した大人の話し方」に近づいているように、トレーニングを積み重ねましょうね。

話し方の判定基準は、「良いコミュニケーションかどうか」

  1. 相手の話をよく聞いているか
  2. どことなく品があるか
  3. 伝わりやすい言葉を使っているか
  4. 話の内容は前向きか
  5. 余裕を感じさせるか

どこかひとつ欠けても、「成熟した大人の話し方」にはなりません。

ありのままに受け取らず自分基準で物事を判断したら、明るく軽くカラッとした態度にならない

いくらノリがよくても品のない話題で盛り上がったら、成熟した大人の女性としては恥ずかしい

品位を保とうとして無理に難解な言葉を使ったら、良いコミュニケーションにならない

言葉そのものは抑制が利いていて、相手の話題に合わせたとしても、内容が誰かの悪口や職場の愚痴だったりしたら、成熟した大人とは呼べない

明るい表情で丁寧な物言いだったとしても、店員さんのミスをなじったり、自分の都合を強く主張したりするようなのは、余裕が感じられないから成熟した大人の話し方ではない

「成熟した大人の話し方」を身につけるために、それぞれの条件を掘り下げてみましょう。

相手の話をよく聞いているか

良い話し方にとって、自分の言いたいことを「言った者勝ち」ではありません。相手の話を「聞いた者勝ち」です。「しゃべらせたほうが勝ち」とも言える。

コミュニケーションに勝ち負けなどありませんが、つまりはそのほうが良い話し方、魅力的なコミュニケーションになる、という意味です。

「今日は言いたいことを言わせてもらう」なんてはりきって会談に臨むような場面はおなじみですが、成熟した大人の話し方という観点からいえば「今日は言いたいことをしゃべってもらうぞ」とはりきるほうがいい。

「話し方」には「聞き方」が含まれるわけです。

それはそうです。一方が他方に向かって一方的にしゃべり、それだけで終わる状況はほとんどない。通常の話し方は、互いの応酬です。

しかも、相手本位で良い話し方をしたいなら、こちらがどんな言葉でどんな話題で話したらいいのかを判断するために、相手に先に話してもらうのが妥当でしょう。

だから、まっさきに気にしたいのが「相手の話をよく聞いているか」なのです。

深刻化する就活「オワハラ」に、現役弁護士がアドバイス

就職活動中の大学生に対して、他の会社への就職活動をやめるように迫る「オワハラ」。人気の無料メルマガ『知らなきゃ損する面白法律講座』では、最近大きな問題となっている、企業のこのような行為に対して、就活生はどのように対応すればいいのかをレクチャーしています。

就職活動をめぐる法律問題

来春の大卒採用に向けた大手企業の選考活動が8月1日より解禁になりました。景気の回復などで、現在「売り手市場」で学生が優位な状況であると言われています。

学業に配慮し、経団連加盟企業は選考活動の開始日を例年よりも遅らせましたが、経団連に非加盟の外資系企業や中小企業は採用選考をすでに本格化させています。文部科学省の調査によれば、大学と短大の7割近くが、就職活動中の学生から、企業からハラスメントを受けたと相談されていたことが明らかになりました。その中でも特に、内定を出す代わりに、大手企業に応募せずに就職活動を終了するように迫られる「オワハラ」が多いとのことです。今回は、就職活動をめぐる問題について見てみたいと思います。

今各メディアで取り上げられている「オワハラ」ですが、これは、早めに内定や内々定を出した優秀な学生を囲い込むために行われます。文科省の調査によれば、内々定の段階で誓約書の提出を求められたり、8月1日の大手企業の選考活動の解禁日に内定者の合宿に参加を義務付けて、他の企業の選考に行くことができないようにしたり、面接の場で他の企業へ断りの電話をかけるように強要された、というケースもあるようです。

新卒採用活動において、1人につき約100万円の費用をかけているという企業もあり、採用活動をいかに行うかは企業の命運をかける一大事業といっても過言ではないかもしれません。企業としても、簡単に断られてしまうのではたまりません。学生に就職活動をやめてもらえないかといった交渉を持ちかけるのは、一概に悪いこととは言い切れません。

しかし、度をすぎた内容で一方的に学生に就活の終了を求める場合は、その態様によっては刑法の脅迫罪(222条1項)や強要罪(223条1項)が成立する可能性があります。「他企業から内定を受けたら裁判を起こして損害賠償をとってやる」という場合には脅迫罪、土下座のようなことをさせる場合には強要罪が成立する可能性があります。内定を断るための電話をかけさせることにも、強要罪が成立する可能性があるという話も聞きますが、さすがに強要罪の成立は難しいかもしれません。

法的には問題とまではならなくとも、このインターネットが発達した現在、企業からそのような態度を取られたということはあっという間に広がります。ブラック企業等との認定を受けてしまうという社会的な制裁を受けてしまう可能性もありますので、企業はそのような要求を学生にする危険性に十分注意する必要があるでしょう。

また、自分が学生で、そのような要求がつきつけられた場合には、「この行為はオワハラかもしれない」ということを認識し、その場で慌てて結論を出さないように気をつけましょう。オワハラにあった場合、すぐに就職支援窓口に相談するように、としている大学が多いようです。

なお、内定辞退についてですが、内定は期間の定めのない労働契約と考えられています(内定の法的性質の詳細については「内定の取り消しってどうなるの?」を御覧ください)ので、2週間前の予告期間を置けば自由になしうる、というのが原則となっています。

とはいえ、内定をくれた企業は、自分たちの一員として迎え入れたいと、その学生を高く評価してくれた企業です。自分が学生であって、第一志望の企業に内定がとれたので、それ以外の企業の内定を辞退するという場合、企業の状況にも思いを馳せて、なるべく早く連絡を入れるといった誠実な態度で臨みたいものですね。

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夏休みの最後の難関「自由研究」で親が手伝えることはひとつ

楽しいイベント盛りだくさんの夏休みもあとわずか。終わらない宿題にそろそろあせりが出ちゃう頃ですよね。中でもなかなかスムーズに進まないのが「自由研究」。一体なにをテーマに研究すればいいの…?と最初でつまづいちゃう子どもに親ができることとは?無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者・真井花さんより伝授していただきましょう!

自由に研究しろと言われても

さて、本日は夏休みの定番のお話。
子供の頃、夏休みと言えば

宿題の山 ( ̄_ ̄;

でした。いや、他にもプールとか花火大会とか夏祭りとかいろいろあったんですが、やっぱり学校関連といえば宿題でしょう。中でも、後に残りがちなのが、

自由研究

です。きっと今でもそうですよね?

こう言っちゃあナンだけどさあ。日本では、暗記中心の勉強で自発的な疑問とか個性的な着目点とか、ぜんっっぜん学校の授業でやんないクセして、いきなり夏休みになったからって

日頃疑問に思っていることを自由に調べて……

とかムリだと思うんですよね。なんつーか先生の手抜きを感じるのは私だけですかねえ。

閑話休題。
そうは言っても宿題になっているのだからやらないわけにはいかないんですよね。

で、この自由研究の難しさっていうのは、多分

抽象的すぎる

ところにあるんだと思います。つまり「なんでもいいから、疑問に思っていることって何?」ってことですよね、『自由』研究って。でもこの

なんでもいいから

疑問に思っていること

って、漠然としすぎていると思いませんか?こんなこと言われてすぐに思いつく人なんて、大人にだっていませんよ。子供が疑問に思っていることは、もっとずっと

具体的

なんだと思うんです。

どうしていろいろな大きさの石があるんだろう

星がチカチカ瞬くのはなんでなんだろう

どうして集中豪雨が降るんだろう

桃の果汁が服に着くとシミになるのはなんでだろう

……

こういう、日常生活によくある抽象度の高くない疑問なんです。なので、親御さんが自由研究の手伝いをするなら、まさにココです。つまり

具体的な疑問を引き出してあげる

ことです。「なにか疑問に思うことを考えてみよう」では、子供には答えられません。でも、「どうしていろんな大きさの石があるんだろうね?」だと

あれ、なんでだろう?

と思えますよね。
ここで親御さん側がヘンに欲を出して、疑問点の抽象度を高めすぎると研究がタイヘンになってしまいます。まあ、お子さんの学年にも依るんでしょうが、基本的には

疑問点はシンプルな方がいい

でしょう。その方が形になりやすいからです。

夏休みの最後の難関、『自由研究』。親御さんが上手に疑問を具体化させてあげてくださいね。

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『システマティックな「ま、いっか」家事術』
食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。
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【書評】神が違えばマナーも違う。ビジネスで失敗しない宗教知識入門

世界には様々な宗教が存在し、当然ながらそれぞれに厳しい戒律があります。グローバル化が進む昨今、仕事相手の宗教を知り、そして彼らのタブーをわきまえるのも1つのビジネスマナー。無料メルマガ『毎日3分読書革命! 土井英司のビジネスブックマラソン』では、世界の宗教の入門書が紹介されています。1社に1冊、必携の書です。

要点解説 90分でわかる! ビジネスマンのための「世界の宗教」超入門』 井上順孝・著 東洋経済新報社

こんにちは、土井英司です。

ニューヨークに来るようになって意識したのが、人種や民族、そして宗教の違いです。

「多様性」というキーワードはこれまでにも聞いていたし、重要性も理解していたつもりでしたが、ニューヨークに来るまでは、ここまで意識することはありませんでした。

ニューヨークに来ると、屋台はハラール料理だし、会食すれば相手はヴィーガン(=徹底したベジタリアン)だし、人種によっては歴史的なトピックがタブーです。

意識が高まったところで、そろそろ本格的に勉強したいと思っていたら、良い本を見つけたのでご紹介します。

『90分でわかる!ビジネスマンのための「世界の宗教」超入門』は、國學院大學神道文化学部教授の井上順孝さんがまとめた、「世界の宗教」の入門書。

世界史を学んだ人には、懐かしいトピックが並びますが、その現代的意味や思想に与える影響、ビジネスにおける違い、配慮すべきマナーなど、細かな所に触れているので、社会人にとっても実践的な1冊です。

大学受験の時に、こんな教材で勉強できたらもっと成績も上がっただろうに…。それぐらいわかりやすい本でした。