キャッシュレス決済の伸び率でもわかる日本人の「巣ごもり」生活

消費税の増税時にポイント還元の施策で加速し、コロナの流行により現金のやり取りを敬遠することで、一気に定着した感のあるキャッシュレス決済。この2年でどういったものがよりキャッシュレスで消費されるようになったのか、「キャッシュレスデータで見る、2021年ヒット消費番付」を三井住友カードが発表しました。今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、著者の理央さんがこのデータの読み取り方を解説。変化の状況を正しく掴めば掴むほど、次の手を打つ時に当たりやすくなると、こうしたデータとの向き合い方を伝えています。

 

消費ヒット番付に見るデータの読み取り方

三井住友カード株式会社が出した、「キャッシュレスデータで見る、2021年ヒット消費番付」が、とても興味深い内容になっていました。この番付は、キャッシュレスで買われた商品の、“カテゴリー”の中で何がよく売れたかを、リアル店舗とネット店舗のそれぞれで出しているのが、通常のヒット商品番付と異なる点です。

ちなみに、商品ではなく「消費」ですので、商品名ではなくて、どんな種類のものが売れたのか、というカテゴリーでの比較になります。そして順位の決め方も、2019年と比べて2021年にどれくらい伸びたのか、という数字での比較で番付を決めています。

なので、現金ではなく、クレジットカードなどキャッシュレスを使う人たちの間で、コロナの前と後で、どんな種類の商品が増えたのか、という傾向がわかるのが興味深いデータです。

まず、横綱はリアルとネットともに、生鮮食品でした。やはり外出規制などで、家でご飯を作ることもあり、生鮮食品を買う人たちが増えた、というのが数字に出ています。

リアル店舗の方では、関脇にコンビニ食品、小結に飲食店でのテイクアウトが増えているので、やはり食べることの変化が如実に出ています。確かに考えてみれば、この1年半あまりで食生活がだいぶ変わりました。

また、リアルの2位の方はペット関連が増えています。巣ごもりで、ペットがブームになったこともあり、スーパーに行ってもペットコーナーの棚が、増えているのが目につきます。

一方で、ネットの大関以下が、リアルとは全く違うのが目につきます。ネットでの購入は、食に関するものではなく、エンタメ系が多いのが特徴でした。大関は映画・動画。ネットフリックスやアマゾンなどの月額課金制の、サブスクリプションサービスです。関脇が、ホビー・娯楽品で、小結がアプリ課金、という順位になっています。

こちらも家で過ごすことが増えて、ゲームを今までは無料でやっていたものを、有料アイテムに課金をして楽しもう、というようなことが想像できます。

お財布が1つなので、外出を控えた分、家で使うというような、何かをやめた分、何かに使う、という傾向が食べることと遊ぶことに見えています。

また、食べるものはやはりリアルで買う、という傾向がみえ、家で遊べる娯楽的なものに関しては、スマホなどで簡単にできることもあり、この1年半で増加して、そこにお金を使うことに慣れてきている、さらに、ネットで支払えることができるため増えた、ということが見えてきます。

総じて、自分の興味の種類によって、リアルとネットを使い分けている、という傾向がありますよね。データを見ると、東京や神奈川ではネット消費への移行が増えていると出ています。

このように、データを見ると売れ筋の商品と、消費者の買い方の2つの傾向が見えてきます。世の中の人が、どう動いているのか、という傾向を掴むということは、以前と違う点は何か、という「変化」を読み解くことです。そして、変化の状況を正しく掴めば掴むほど、次の手を打つ時に当たりやすくなるのです。

その意味でも、これからの市場を占う上で、参考にできる面白いデータと言えます。

 

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自己チューじゃなくて“自分らしく”生きている人の「3つの特徴」

これから先の時代は私たちの人生において”マルチステージ”化が進むと言われているそうです。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者で家庭教育アドバイザーの柳川由紀さんは、100年時代を迎えた今から先の人生のプランについて詳しくお話ししています。

 

100年時代の世界はどう変わる?

1.3ステージからマルチステージへ

これまで私たちの人生は「3つのステージ」で成り立っていました。

教育 →仕事 →引退 です。

しかし、100年時代を迎えた今からは、「マルチステージ」化していくと言われています。

マルチステージとは、転職でステージを変えたり、副業や複業でステージを増やしたり、或いはボランティア活動をするなど、意識的に複数のキャリアを持つ生き方です。

ピータードラッガーが1999年の著書(※1)で唱えた「パラレルキャリア」と似ています。

パラレルキャリアは、本業を持ちながら、第二のキャリアを形成することです。
つまり、本業を軸にしています。

一方、マルチステージは、本業を軸にするとは限りません。

教育 →仕事 →引退という単純な区割りをなくし、本業を含めて見直し、与えられた仕事をこなすだけの受動的な人生ではなく、引退も含めて教育と仕事が絡み合うマルチステージの人生プランがこれからは必要になっていくのです。

2.100年時代に必要なもの

人生100年時代に人は、今まで以上に自分の持つスキルの見直しを迫られます。

一つのスキルや一般的なスキルを身につけているだけでは、100年人生の様々な状況に対応できないからです。

年齢によって変わる状況に応じて、新しいことを学び、新しいスキルを身につけていく必要が出てきます。

そして一番大切なものは、「個人の資質」だと言います。これは、イギリスの心理学者リンダグラッドン博士が著書「ライフシフト」で述べています。自分の軸を持ち、自分らしく生きる力を持つことが必要と言うことです。

 

デジタル庁“BCCとCC取り違え”メアド流出にネット苦笑。「FAXなら起きなかった」「さすがIT後進国」

デジタル庁が24日、驚きの事実を発表した。なんと、新聞社やテレビ局の記者ら400件のメールアドレスを“間違えて”流出させたというのだ。朝日新聞デジタルなどが25日に報じた。「デジタル庁」と名乗る省庁が、パソコンを使い始めた人がやりがちな初歩的凡ミスをやらかしたとあって、ネットには怒りを通り越して呆れや苦笑、嘲笑する意見が多くあがっている。

多くの企業などに向けて一斉に送るリリースメールなどは、メールアドレスが他の社の人間に見えないよう「BCC」欄に入力して送るのは基本中の基本。パソコン初心者の人がよくやらかすミスだが、デジタル庁は相手にメアドが見えてしまう「CC」欄に入れて400件あまり送信してしまったため、他の人にもメアドが丸見え状態となってしまった。

報道によると、デジ庁はデンマーク外務省とのデジタル分野での協力覚書についてリリースを送信したところ、今回のミスが起きてしまったという。人魚姫やロイヤルコペンハーゲンもびっくりしたに違いない今回の「デジ庁流出問題」だが、日本のデジタル行政のお粗末さについては何度かMAG2NEWSでも報じてきた通り惨憺たる状態だ。

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こうした行政のデジタル音痴の“予兆”だが、実は2018年くらいから少しづつ話題に出ていたことを覚えているだろうか。

安倍内閣の桜田義孝・サイバーセキュリティ担当(当時)が「USBってなんですか」と発言して物議を醸したり、2019年にはスマホでSNSの投稿ができたからという理由で当時78歳だった竹本直一氏が科学技術・IT担当大臣に選ばれたり、最近では前デジタル改革担当大臣の平井卓也氏が自民の「SNS誹謗中傷対策」に“お前が言うな”状態で大炎上したりと、日本の「デジタル行政」トホホ話には枚挙に暇がない。

【関連】自民党の「SNS誹謗中傷対策」で平井大臣が大炎上。脅迫・談合・在日連呼のトリプル役満に「まず自分たちを規制したら?」失笑相次ぐ
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マスクの販売やワクチン接種などの「コロナ対策」をITで迅速に対応した、台湾のオードリー・タンIT大臣に顔向けできない日本人は私だけではないだろう。

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今回の「デジタル庁がBCCとCC取り違え」というまるでネタのようなミス発覚に、ネット上では厳しい声とともに苦笑、嘲笑の声で溢れかえっている。

残業しない同僚の貢献度が低いとは限らない。客観的な判断法とは

繁忙期で部署全体が忙しい中、普段と同じように毎日定時で帰ってしまう同僚がいると、「?」と疑問符が浮かんできてしまいますね。「協力してもらう方法はないか?」との相談に答えるのは、メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、世界的なコンサルティング会社で14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんです。赤羽さんは、残業しない人が部署に貢献していないとは限らないと、まずは貢献度の確認法を指南。いずれにせよ、同僚がやきもきすることではないと伝えています。

 

チームが忙しいのに残業せず帰る同僚

Question

shitumon

消費財メーカーの広報部に6年います。繁忙期で大変な状況なのに、同僚の一人が残業をせずにさっさと帰ってしまいます。彼はゲームが大好きで命をかけている感じです。

ゲームが好きでも何でもいいのですが、チーム全体が忙しくてどうしようもないときにさっさと帰る精神が私にはついていけません。上司も困っています。協力もしてほしいのですが、どうしようもないのでしょうか。仕事は速いほうだとは思います。残業代は20時間までは出ます。

赤羽さんからの回答

どうもありがとうございます。お気持ち大変によくわかります。わかりますが、これはほぼどうしようもないかと思います。彼にとってはゲームがすべてのようです。仕事は生きるため、生活のためでしょう。しかも、仕事が速いほうだということは、足を引っ張っているわけではないですよね。むしろすばやく仕事を進め、しかも残業代も発生していないという意味では、優秀とも言えます。

日本的観点からは協力的でないということになりますが、これが外国人だったらむしろ普通ですし、日本人でも20代なら決して珍しくない状況かと思います。会社がある日突然、外資系になることもありますが、その場合も従来の日本人的な見方、慣習はもはや通用しません。

気持ちを落ち着かせるためには、全員のタスクを一覧にして、誰がどのくらい本当の意味で貢献しているのかを見てみるといいと思います。そうすれば、意外にも、その彼がチームの中心的な貢献を担っていた、というようなことがわかる場合もあります。そうすれば、残業をせずに帰っていたことが言うほどマイナスではないとわかり、気持ちも少しは穏やかになるのではないでしょうか。

もちろん、残業はしない、貢献もできていない、ということであれば、彼に応分の貢献をしてもらうよう、上司からしっかりと働きかけてもらうことが避けられません。彼にそれができなければ、別の手立ても必要です。でもこれは、同僚がやきもきすることではないです。

一言で言えば、他の人のことを気にしてもあまりいいことはなく、自分の仕事の成果を出し、成長し続けることに集中することが一番です。

 

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元国税調査官が暴露。国会議員が国税庁に“圧力”をかけている裏の実態

昭和の昔から令和の今に至るまで、巷でたびたび疑われてきた政治家による国税庁への圧力。はたしてそのような不埒な行為は、実際に働かれているものなのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、「圧力や口利きはある」と認めた上で、過去の具体的な事例を紹介。さらに政治家以上に国税に対して強い影響力を持つ人々が存在することを明らかにしています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2021年11月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

国会議員秘書と国税庁との怪しい関係。国会議員の国税に対する圧力はあるのか?

「国会議員の国税に対する圧力」について一般的な話をしたいと思います。

国会議員や地方議員などから、国税に対する圧力はあるかと聞かれると、「ある」ということになります。

税務調査などで多額の追徴税を払う羽目になった納税者が、知り合いの議員を頼って、国税に口をきいてもらおう、ということです。そして、実際に政治家の圧力によって納税者の税務調査に手心を加えることもあります。たとえば、少し古い話ですが、こういうことがありました。

1990年に、香川県内の紙容器製造会社の税務調査で、約1億500万円の申告漏れが指摘されました。この紙容器製造会社は、売上を除外したり、タイムカードの操作で人件費を水増しするなどの悪質な課税回避行為がありました。そのため、重加算税や青色申告取り消しなどの重い措置が取られることになっていました。しかし、当時自民党だった月原茂皓氏から国税庁に要請があり、高松国税局は会社側と協議し、申告漏れ額は約6,000万円にまで減額されました。

基本的にこういう話は、よほどのことがない限り表に出てこないので他にもたくさんあると思われます。

が、国税は政治家の圧力に関して、ある程度の抵抗力はあります。

課税処分に関して政治家の口利きで、処分を甘くしたなどということが発覚すれば、ほかの納税者が言うことを聞かなくなるからです。「よそは政治家さんに頼んで税金安くしてもらっている人もいるのに、なんでうちだけ厳しくするんですか」などということになるのです。

また政治家も下手をすれば、国税の税務調査を受けないとも限りません。

国税(税務署)は本来、首相でさえも、税務調査を行い、脱税を摘発する権利を持っています。政治家の中には、「警察は恐れないが、国税は恐れる」などと言う人もいるそうです。

実際は国税は政治家に対してかなり遠慮しています。本当に強い政治家に対して税務調査を行うようなことはほとんどありません。

政治家というのは、入金や出金に不透明な部分が多く、ほとんどの人が多かれ少なかれ叩けば埃が出るといわれています。それでも政治家への税務調査は、よほどのことがない限り行われません。

 

実は「男性差別国」でもあった。調査で浮き彫りになるニッポンの深刻な現状

電通総研が今年8月から9月にかけて行った調査によると、50%を超える男性が「女性よりも生きづらい」との思いを抱いていることが判明、殊に若い世代ほど息苦しさを感じているという結果が各メディアで大きく報じられました。何が彼らをここまで追い詰めているのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では著者で健康社会学者の河合薫さんが、その背景を専門家の目線で分析し解説。浮かび上がってきたのは若者たちを拘束する「世間のまなざし」でした。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

 

男も女も生きづらい国、ニッポン!

男性の方が生きづらい―――。

ジェンダー平等の遅れが指摘される日本で、こんな思いを抱えている男性が多いことが電通総研の調査で明らかになりました。

対象は18~70歳の男性3,000人で、「最近は男性のほうが女性よりも生きづらくなってきていると思う」と、18~30歳で50.9%、31~50歳で51.3%、51~70歳で51.9%と、すべての年代でほぼ半数が「イエス(そう思う・とてもそう思う)」と回答。「とてもそう思う」とする割合は、若い世代ほど多くなっていました。

また、「フェミニストが嫌い」かどうかを尋ねる質問に、「とてもそう思う」または「そう思う」と答えた人の割合は、18~30歳が42.8%ともっとも高く、31~50歳は39.1%、51~70歳は31.7%と、年齢が上がるほど低くなった。

女性差別と男性差別はコインの面と裏。日本は女性差別国であるとともに、「男性差別国」であることが示唆されたのです。

そもそもこの調査は、ジェンダー平等の実現に向けて男性を対象に世界各地で活動を行うNGOのプロムンドの「The Man Box(マン・ボックス)」調査の日本語版です。「マン・ボックス」とは、「男性はタフであるべきだ」「男性は一家の大黒柱であるべきだ」といった、社会で広く受け入れられている、性役割を意味しています。

件の調査で若い世代ほど生きづらさを感じているのは、「男社会」で長年生きてきた中高年が、「男だからこその恩恵」を受けることができた一方で、若者にはそれがない。ジェンダー平等が叫ばれる時代に生きる若い世代は、家では家事や育児も「やらなくてはいけない仕事」と受け入れはするものの、外に出れば「男らしさ」を求められ息苦しさを感じているのです。

「男は稼いで当たり前」「男は出世して当たり前」という世間のまなざしに多くの若者が拘束されているのです。「女らしさ」を求めるのはセクハラなのに、「男らしさ」を強要されるのはセクハラとは思われない。その理不尽への「もう勘弁してほしい」という心の叫び声が、件の調査結果に「数字」として反映されたのでしょう。

 

矢野財務次官の大罪。保身確保の駄文に「吉田松陰」の言葉を使う無礼

先日掲載の「逆らう政治家は吊し上げろ?財務省『バラマキ批判』発表の大勘違い」では、財務次官による与野党の政策論争批判論文の内容や発表のプロセスについて強く批判した、京都大学大学院教授の藤井聡さん。その論文内にはまた、藤井さんが看過できない記述も見受けられたと言います。今回のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』では藤井さんが、次官が「やむにやまれぬ大和魂」という言葉を用いたことを大罪と断言した上で、その理由を綴っています。

【関連】逆らう政治家は吊し上げろ?財務省「バラマキ批判」発表の大勘違い

(この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2021年11月20日配信分の一部抜粋です)

 

長州出身の矢野次官がバラマキ批判で吉田松陰の「やむにやまれぬ大和魂」という言葉を使った事は許されざる「大罪」

この度、当方が編集長を務めております保守思想誌『表現者クライテリオン』が主催するシンポジウムが神戸・湊川神社で開催されました。当日は100名以上の聴衆の方にお集まりいただき、大盛況の内に終えることができたのですが、このシンポジウムの前に編集部、スタッフ一同、シンポジウムの成功、ならびに言論活動の旺盛なる発展を祈念して、湊川神社にお参りいたしました。

湊川神社とは、楠木正成公がお祀りされている神社です。当方この度始めてお参りすることができたのですが、大変有り難いことに湊川神社の宮司に神殿で祈願いただいたのみならず、境内を丁寧にご案内いただきました。

楠木正成公は若き頃に後醍醐天皇に謁見した折りに、陛下を生涯守り抜くと決意します。その後、後醍醐天皇は北条率いる鎌倉幕府によって隠岐の島に流罪となるのですが、楠公はその醍醐天皇を救い出さんがため、あらん限りの知と情と意の力を用い僅かな軍勢にも関わらず千早城、赤坂城の戦いを経て幕府軍を打ち破り、後醍醐天皇の復権を成就させます。

しかしながらその後、足利尊氏が後醍醐天皇を裏切り、再び失脚に追い込まんとするのですが、楠公は後醍醐天皇の再復権を企図し、10万の軍勢で攻めあげてきた足利氏を僅か700の手勢で迎え撃ち、壮絶な戦いの末あえなく敗れ、最期に「七生までただ同じ人間に生れて、朝敵を滅さばやとこそ存候へ」(七生報国)という言葉を残し、自刃したのでした。

当方、小学校の4、5年頃、楠木正成公のこうした生涯が描かれた歴史的戦記物『太平記』を読み、楠木正成公の勇気と胆力、知力と情念、そしてその生き様死に様に表れ出でる誠の忠心に、稚拙と言う他なき幼き身ではあるものの大いに感銘を受け、生きるに足る人生とはかくなるもの也との大きな感化を受けたのでした。

そんな当方にとってみて、今回の湊川神社参拝は大変に印象深く、意義深いものとなりました。楠木正成公の生涯に改めて思いを馳せつつ斯様な楠木氏の生涯に、様々な歴史上の偉人達が大きな感化を受けている史実を知り、その偉大さを改めて認識したのでした。

中でも特に印象深かったのが、かの吉田松陰がおそらくは当方が感じたものと同種のものであろう感化を楠木正成公から大いに受け、(同じく同種の感化を受けたであろう)水戸光圀公が建立した楠木正成公の墓碑に四度、お参りしていたという事実でした。

長州から神戸までの何百キロにも及ぶ遠大な距離を歩いて移動するしか無い江戸時代に幾度も往復するなど、吉田松陰の楠木正成公に対する思いの並々ならぬ大きさに改めて深い感銘を受けたのでした。

 

ゼットスケーラー日本・アジア代表が伝授「図だけで判る財務会計」とは

会社経営に直接携わっている意識のない社員にとっては不必要とも思われる「財務会計」の知識ですが、むしろ現場の人間こそ身につけるべきもののようです。毎回、MBA(経営学修士)の経営フレームワークを身につける機会がないビジネスマンに、低コストで実践的に学習する環境を「動画」と「テキスト」で提供するメルマガ『金田博之のMBA実践メルマガ~ゼットスケーラー日本・アジア代表が動画と教材で教える経営フレームワークのすべて』では今回、クラウドセキュリティ業界を牽引する「ゼットスケーラー株式会社」の代表取締役を務める金田博之さんが、外資系企業の経営を通じてそう考えるに至った理由を解説。さらに「財務会計」について、ごく簡単な図を用いつつ分かりやすくレクチャーしています。

【緊急告知・LIVE配信のお知らせ】

 

ゼットスケーラー日本・アジア事業責任者、金田博之さんがオンラインで無料勉強会を開催します。 これまで有料で開催してきた勉強会を無料公開。この機会にぜひご参加ください。

 

テーマ:【図だけでわかる会計】 難しい財務会計をざっくり理解する方法とは?

日時:2021/12/11(土)10:00開講予定

 

視聴はこちらから。

 

図だけでわかる会計:難しい財務会計をざっくり理解する方法とは?

まえがき

今月は会計をテーマに話をしていきます。

本題の前に、私の経歴をお話させていただきますと、これまで様々な修羅場や失敗体験はありましたが、現在はZscalerという外資系企業の代表取締役を努めています。

そして前職でもLivePerson、こちらも外資系企業で、その代表取締役を努めていました。

代表取締役なので、主な仕事は経営です。経営と会計は切っても切り離せない関係にありますが、今外資系企業の経営をやっていて思うのが、現場のプレイヤーも会計の知識を身につければ、視野が広がってもっと高いパフォーマンスが出せるのではないかというところです。

という背景から、このMBA実践メルマガを通してぜひ知っていただきたいと思い、カリキュラムのひとつに選びました。

このメルマガでは基本的に会計用語を使わず1枚の図で説明し、お金の流れを体系的に理解することを目標としています。

事業にとって大切なお金の動きだけに着目し、減価償却とか、ややこしい専門用語の理解は不要という考えで進めていくので、どうぞみなさん身構えずに軽い気持ちで読んでください。

財務会計用語は難しい

それではここから本題に入っていきますが、まずは、なぜアカウンティングを学ぶのかについてもう少し詳しくお話しておきます。

学ぶ目的は、会社の動きを数字で理解する、大事な意思決定の場面で、感覚ではなく数字を元に判断できるようになること。

会社の数字、お金の流れがわからなければ、会社の動きは読めません。

しかし、ほとんどの人は財務会計のことが全くわからないまま仕事をしています。

その主な理由の1つが、会計用語が難しく数も多いため、正確に理解することが困難だからです。

knd20211124-1

貸し方/借り方、引当金、仮受金、税引前当期純利益…

他にも挙げればキリがありません。

ですが、私はこれら会計用語がわからなくても、お金の流れさえ理解していればとりあえずは大丈夫だと考えています。

というわけで、今回は財務諸表をざっくりとお金の流れで理解する、図でイメージを掴むことをメインにお話していきます。

 

なぜ「女子大生社長」は日本の農業を救うきっかけを作ったのか?

 衰退の一途を辿っている日本の農業ですが、農家の人々の高齢化や後継者不足によって、さらに危機的状況に陥っていくと言われています。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、ある女子大生社長が「農業を始める人を増やしたい」という思いで始めた事業について紹介しています。

衰退する農業を復活させるのは、「支援」ではなく「自立」

農業人口が毎年減少し続けています。従事者の高齢化及び後継者不足により、耕作放棄地も増えています。農家の平均年齢は67歳。その中で、10~20代の人はわずか1%。このままでは、日本の農業は危機的状況に陥ってしまいます。

政府や地方自治体も取り組んではいるものの、就農支援など、あくまでサポートのみで、積極的に改革する策は持ち合わせていません。この先、農業国ではなくなり、輸入に頼るようになってしまうのでしょうか。

そうなることは避けなければなりませんが、いま、ほんの少しだけ、光が見え始めています。

農家は減っているものの、就農する人がいないわけではありません。農業をやりたいという人や事業の多角化で参入する会社もあります。その中のひとつが、日本農業株式会社。少しレトロな社名ながら、創業10年のベンチャー企業です。当時女子大生だった社長が、「農業を始める人を増やしたい」という思いから、立ち上げました。

まずは、売れる農産物を考えることから。これからは、安全・安心なものが求められます。つまり、無農薬。手間ひまは掛かるものの、これをやり遂げなければ、農業及び自社の発展はないと考えたのです。

良い作物ができるまでに何年も掛かりましたが、ようやく売れるものができ、百貨店やスーパーに置いてもらえるように。しかし、そこに並ぶのは、大きくてカタチの良いものばかり。日本の消費行動の問題点なのですが、いまだ改善されない宿命のようなものです。

では、大きさやカタチによる規格外のものをどうするか。自分たちで、消費者に直接売ることを考えたのです。イベント的ではありますが、定期的に「マルシェ」を開き、仲間の農家と一緒に野菜を販売することにしました。これで、作物のロスは無くなり、経営的にも安定します。

しかし、これだけでは終わりません。社長の目標は、「農業を始める人を増やすこと」。自社の事業が安定するだけでは、目標には届きません。そのためには、“売れる農業”を創造する必要があります。

収穫できた野菜をすべて出荷でき、収入を向上させ、「やる気」「やりがい」を生み出すこと。魅力があれば、就農者も増えます。

問題となるのは、野菜の付加価値。野菜が持つ魅力のすべてを引き出すことで、収益性を高めることができるのです。

本屋に並ぶ「藤井聡太のような天才を育てる本」は読む必要がないワケ

将棋の藤井聡太竜王が最年少で多くのタイトルを獲得し、将棋界だけでなく日本全土が彼に注目していますよね。そういった天才ともいえる人が現れると書店に並ぶのが「天才を育てるための本」です。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんが、そんな風潮にひとこと物申しています。

不出世の天才現る

さて、本日は天才のお話。

将棋には詳しくないんですが、隠れ将棋ファンのオットが興奮しています。

  • 藤井聡太、最年少四冠達成

です。オットに言わせると、

  • かつて羽生が出てきたときと同じくらいの衝撃
  • これから30年くらいは藤井君の時代
  • 強すぎてアンチが出てきそうなレベル

だそうです。なるほど、スゴいことだけは良く分かった( ̄∇ ̄)

特別活躍する人が現れると、本屋に積まれるのが

  • ●●の育て方

ってヤツです。子供全員を医学部に入れたとか東大に入れたとかプロスポーツ選手にしたとか、そういう親御さんや教師の本ってありますよね。

え?読んでる?え?そうなの?

  • 落ち込みませんか?

そんなん読んで。

思うんですが

  • 天才は現れるもの

だと思いますよ。育てるものではないのですよ。

現れるという語彙の中には、親にも子供にもそれ以外のものにもどうにもできない何かがあることが認められています。そもそも天才なんですから、

  • 今現在の知性の延長線上にはいない存在

なんですよね。誰かがドリルをたくさんやらせたからってなるもんじゃない可能性が高いんです。

それに対して、育てるものという語彙の中には

・親のアプローチの正しさを認める

ニュアンスがあります。もともとの子供の素質もあるでしょうがそれを上手く引き出せたアプローチの良さ、粘り強さ、アイデアタイミングの良さ。もっとハッキリ言えば

・親の育て方が良かったから

天才になれたというニュアンスです。

これ、一面の真理はあるんでしょうが、私は危険な言い方だと思っています。親の育て方が良かったから、というなら

・親の育て方が悪かったから

●●になったという言い方もまたできるはずです。すなわち、子育てについて

・親に過剰な責任を負わせている

と思うんです。この背景にある考え方は、子供はまっさらな存在でアプローチ次第でどんな風にも育てられる──科学者だろうが作家だろうがアスリートだろうが──というものです。こう言われると、そんなこと思っていないと感じるかもしれませんが、親の責任が絶大だということを子供の側から言っただけですよ。

一般的な使い方と違いますが、藤井君みたいな天才って

・子ガチャ

なんじゃないですかね。たまたま天才に当たったんですよ。親が出来ることが微塵もナイとはいいませんが、天才がその才能を如何なく発揮するために

・小石を退けてやる

くらいのことしかできないんじゃないんでしょうか。

藤井くんの育て方みたいな本や東大生の親の声かけみたいなブログを読んで自分を追い詰めない方がいいと思うんですよ。

子供も親も、ガチャ的な部分はきっとある。天才という当たりガチャだっただけですよ。

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