まだNYは大丈夫。在米日本人が偶然遭遇したこの街の「真の魅力」

先日掲載の「コロナ関連の規制もほぼ解除。ワクチン接種率7割に達したNYの今」等の記事で、コロナ禍を乗り越えたアメリカの様子をライブ感を持って伝え続けてくださる、NY在住の人気ブロガー・りばてぃさん。そんなりばてぃさんは先日、この街の本当の魅力を感じるとともに、文化的活動が意識している以上に我々の生活を支えていると思うに至る経験を得たといいます。今回のメルマガ『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』ではりばてぃさんが、ハドソン川に新たに建設された人工島・リトルアイランドで偶然遭遇した、とあるイベントのリハーサルの模様とそのイベントが企画された背景について紹介するとともに、そこで抱いた感情を綴っています。

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ニューヨークは復興するのかしないのか?

(1)NYの復興を考える

メルマガやYouTube動画でワクチン接種が進んだニューヨークはすっかりコロナ後の雰囲気で一気に経済再開が進んでいるとお伝えしてきましたが、果たしてこの復興モードはいつまで続くのか?企業は未だに多くがリモートワークです。中には永遠にリモートワークにした企業もありますし、もしくは、オフィス自体を一旦解約し、新たなオフィスをオープンするのは未定という企業も少なくありません。

逆に早速オフィスをオープンし従業員をオフィスに戻そうという動きも出ていますが、一方でリモートワークに慣れてしまったことでオフィスに戻りたくない社員は思いのほか多いそうで、出勤しても週2回までとか、週休3日は成り立つのか?みたいな話題が散見されます。

しまいにはオフィス勤務するくらいなら転職する人も出てまして、これについてブルームバーグが少し前に報じてましたが、実際、友人の会社でも同じ理由で転職する人がでていて人材不足に陥っているのだそうです。そうです、報道機関が一部の珍しい人たちの珍しい行動を取り上げているのではなく、本当にアメリカ人はオフィスに出るくらいなら転職するといって転職をはじめているのです。

加えて、コロナのパンデミック経験が精神的な安定や何が自分にとって幸せか、時間の使い方などなどを考えるきっかけになったようで転職する人の増加を後押ししているのだとか。

そんなわけでブルームバーグに限らず様々なメディアが関連事情を報じはじめています。

ご参考:

Employees Are Quitting Instead of Giving Up Working From Home

As The Pandemic Recedes, Millions Of Workers Are Saying ‘I Quit’

ニューヨークの話に戻りますが、オフィスに戻る従業員もいるけども転職するという人もニューヨークにもいるわけで、街を歩くと人が戻ってきた印象はあるものの、コロナ以前同様の経済的な動きがあるかというと様子見の部分もまだまだ多いのではと感じています。

特にビジネス会食や出張はまだ制限されているので個々人では復興消費が増えているけども、企業ごとではどうなのか?旅行や出張者が多かったニューヨークはこのまま戻らないのではないか?なんて心配の声は当然あるわけなのです。

実際はもう少し様子見が必要ですが、NYは復興するのかどうか考える材料になるエピソードがあったので、前置きが長くなりましたがご紹介したいと思います。

そのエピソードとは、今朝、YouTubeで公開したプロのミュージカル歌手によるディズニー映画『ヘラクレス』の名曲「Go The Distance」に関するお話。

これリハーサルのワンシーンですがリハーサルとは思えないほどの大盛り上がり。なぜそれほど盛り上がったのか?その背景を考えることでNYはまだまだ大丈夫と思えたので皆さんにもシェアしたいと思います。

 

「わしは天才相場師や」SMの鬼才・団鬼六を育てた詐欺師のような父

官能小説の第一人者にして、脚本家、演出家、エッセイストと多くの顔を持つ団鬼六さんが鬼籍に入られてから、早いもので今年で10年。「SMの巨匠」の異名を取り波乱万丈の人生を送った団さんの人格は、いかにして形作られたのでしょうか。今回のメルマガ『秘蔵! 昭和のスター・有名人が語る「私からお父さんお母さんへの手紙」』ではライターの根岸康雄さんが、駆け落ちから始まる団さんのご両親のエピソードを紹介。そこで語られていたのは、まさに強烈としか言いようのない父と、そんな父を子供のように扱う母の姿でした。

 

団鬼六/SM官能小説家「“絶対に儲かる!”“お父さんの話を聞いたらダメ!”極端な両親だった」

確か自宅に近い西武線の沿線の駅前の喫茶店でのインタビューだった。SMの巨匠はどんな雰囲気を持っているのか、興味があったが、和服姿の氏は笑顔を絶やさないノリのいい人だった。多分、このノリでSM官能小説も仕上げていったに違いない。和服に赤いヒモ、畳に襖等、日本人の奥底に潜むエロスの世界、そんなエンターテインメントを痛快に描けた。その意味で、氏の官能小説は多くの読者に支持されたのだろう。(根岸康雄)

ばあさんと親父、二代に渡る駆け落ちで成立した我が家

「わしは天才相場師や」

そう自認していた親父は、鹿児島の商家のボンボンで、上京して明治大に通っていた頃は、玉突きばかりやっていたらしい。明大を中退した親父は、松竹の脚本部に籍を置いてくすぶっていた。

オフクロは18歳ぐらいで国木田独歩の息子と結婚して、男の子を産んで。20歳ぐらいで離婚。その後は直木賞で有名な直木三十五に弟子入りし、直木に勧められて女優になった。

親父は女優に憧れてオフクロにモーションをかけたが、一介の脚本部の部員と女優がくっついたんじゃ映画会社にはいられない。二人は滋賀県の彦根に駆け落ちする。

彦根には親父の母親がいて、僕のおばあちゃんという人も、鹿児島時代に自分の店の番頭といい仲になって駆け落ちして。落ち着いた先の彦根で事業が成功し、映画館を経営していた。

だからおばあちゃんと親父と、うちは二代に渡って駆け落ちしているというわけだ。

そのへんからして、うちは何が何だかさっぱりわからん家だった。彦根時代、戦前のことだ。女優をしていたハイカラなオフクロが映画館の横にダンスホールを開くと、ダンスを習いたいという人が大勢集まってきて、繁盛していた。

元女優のオフクロは美人で、文学を志して直木三十五に弟子入りした経験もあって、当時の文士のこともよく知っていて。町の文学青年がオフクロの話を聞きにしょっちゅう、家に出入りしていた。

親父はそんなオフクロにコンプレックスを抱いていたんだな。ある日のことだ。

「オレは同人誌を作る!」

そう言い出して。オフクロへの対抗心からだったのだろう。そんな親父をオフクロはチャンチャラおかしいとばかり、ホホホッと鼻で笑っていた。

親父のいい加減さはものごころつく頃から気付いていた。小さい頃、親父と一緒に歩いていて、デカい家を見ると、

「おまえな、勉強してどないするんや、一代でこないデカい家に住もう思うたら、相場しかあらへんで。相場師になれ!」

と、言っていた。

──どこの世界に、勉強している息子にいい顔をせず、相場師になれという親がいるか。

幼心に僕はとそう思っていたけど、オフクロもそんな親父にあきれていたに違いない。二言目には僕に、

「お父さんの言うことをきいたらダメ!相場なんかに手を出したダメや!ひどい目に合う」

と、釘を刺すように言われたものだ。

太平洋戦争がはじまる前年、もう映画なんて時代じゃなくなると、親父は彦根の映画館を売り飛ばして、一家で大阪に出た。親父は軍需工場で働きはじめたが、その工場にいた女に手を出して。当時、僕は親父に呼び出され、こんなことを言われた。

「おまえは長男だから教えとく。わしに女ができてな、お母さんには内緒だぞ」

なにが女ができた、オフクロには内緒にしておけだ、偉そうに。

「お父さん言うとったわ、女ができたって」

オフクロにそう言ったら、

「ああ、知っとるわ」

と、オフクロは涼しい顔をしていた。

 

韓国の国民はウンザリ。金正恩に利用される文在寅「北のご機嫌伺い」

先日掲載の「正恩の妹また激怒。韓国脱北者団体が飛ばしたビラを恐れる北朝鮮」でもお伝えしたとおり、韓国の脱北者団体が北朝鮮に向けてビラを撒いた昨年6月、韓国との通信連絡線を遮断したものの、先月27日になり突如復元させた金正恩政権。突然の方針転換の裏には、どのような事情が存在するのでしょうか。今回のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』では北朝鮮研究の第一人者である宮塚利雄さんが、金政権が態度を変えざるを得なかった苦しい国内の状況を解説しています。

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北朝鮮が韓国との突然の関係改善へ動いた理由と大歓迎の文在寅

先月27日午前10時、韓国と北朝鮮を結ぶ通信網が約1年ぶりに復旧した。この日は朝鮮戦争(1950~1953年)で休戦協定から締結されてから、ちょうど68年を迎えた日である。この7月27日は北朝鮮では「祖国解放戦争勝利記念日」(戦勝節)として、公休日としている。また、この日を記念して発売された「7.27」銘柄の高級たばこもある。

さて、約1年ぶりに通信網が復元した事の発端は何だったのか。北朝鮮が昨年6月、韓国にいる脱北者団体が北朝鮮の金王朝体制を批判するビラなどを大量に括(くく)り付けて、北朝鮮に向けて飛ばす大型風船に猛反発し、板門店チャンネルをはじめとするすべての通信連絡線を一方的に切った。それが13か月と18日ぶりに復元したのである。韓国政府によると、復元したのは南北軍事境界線上にある板門店など2か所の直通電話と、韓国・北朝鮮両軍の電話とファックス。

今回の復元は文在寅大統領と金正恩総書記の疎通の結果と言われている。韓国の大統領府側は「文大統領と金総書記が今年4月から何度も親書を交わしており、1日も早く南北間の相互信頼を回復して関係を再び進展させていくことで意を共にした」と明らかにしたが、韓国は北朝鮮による通信線遮断だけでなく、その直後に南北共同連絡事務所を爆破したことに対し、北朝鮮側から謝罪や原状回復についての言及がないままでの今回の合意である。韓国は北朝鮮側の恫喝同然のビラ配布禁止や関係者の厳罰要求に屈し、要求されるまま国会で対北ビラ禁止の法律まで成立させてしまった。

7月27日という日に対話再開や融和ムードを効果的にアピールしようとしたようだが、韓国内には対話や融和が始まっても、また「北の御機嫌伺」の上に成り立つ見せかけに終わるのではないかとの疑問が投げかけられている。一方の北朝鮮にとって国連制裁と新型コロナウイルスによる国境閉鎖に伴う経済難が深刻になり、各地で餓死者が急増していると伝えられる現状の下で、外部の支援が火急のことになってきたからである。

このほど韓国銀行が発表した北朝鮮の昨年度の国内総生産(GDP)伸び率は、ここ20年余りで最悪のマイナス4.5%までに落ち込んだ。「経済回復」を国民に宣言した金正恩総書記にとって、文在寅大統領との会談の最大の関心事は、対北制裁の緩和を米国側に求めている文大統領に、バイデン米政権の譲歩にどこまでつながるかということにある。

 

新垣結衣&星野源の共演がついに実現?『逃げ恥』続編ほぼ絶望も新妻の主演映画に夫が協力、新婚生活にはおのろけ発言

世間をあっと驚かせた女優・新垣結衣(33)と歌手で俳優の星野源(40)の電撃婚から3カ月。その間もなかなか2人のプライベートは明かされず、同居しているかどうかも定かではない。一方、どちらも仕事は順調のようで、2人に関わるある極秘プロジェクトが進行中だという。

新垣結衣、姿を見せない仕事で「妊娠中?」憶測広がる

新垣結衣が16日午後7時半からNHK総合で放送される番組『ふたりのディスタンス』でナレーションを務めることが12日、明らかになった。

番組は終生のライバルや反目しながらもリスペクトする親子、切っても切れずに結びついた夫妻という“ふたり”に焦点を当て、その距離感を見つめるドキュメンタリー。

主題歌は米津玄師(30)、番組ロゴはスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(72)が担当するなどかなり力が入った番組で、そのひとりとして新垣にも白羽の矢が立ったという。

結婚発表後はドラマ『ドラゴン桜』にサプライズでゲスト出演した程度だった新垣。それ以外は表舞台に出ることなく、その姿をファンの前に見せることもなかった。

久々の仕事が顔を見せないナレーションということで「妊娠したのでは?」との憶測もあるようだが、実際はどうなのだろうか?

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ガッキーと星野が結婚後初の“夫婦共同作業”

芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「新垣さんの妊娠の可能性は限りなく低いとみられています。というのも、来期の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の撮影がスタートしているからです。しかも、新垣さんは第二次出演者ということで、クランクインするのは少し先。そうした現状から妊娠はしていないという見方が強いです」

結婚発表後は仕事をセーブしていた新垣だが、今後は徐々にペースを上げていくとみられる。そんな中、夫である星野源を巻き込んだあるプロジェクトが進行しているという。

「キッズに人気の児童文学作品が映画化され、来春に公開する予定だといい、新垣さんが主演するようだという話を耳にしました。しかも、主題歌を担当するのは星野源さんだそうで、夫婦で1つの作品を作り上げていくことになりそうです。残念ながら共演という形ではないようですが…」(前出・芸能記者)

これが事実であれば、結婚後初の共同作業となり、注目を集めることは間違いない。劇中で2ショットが見られることはなさそうだが、もしかしたら映画のPRイベントや番宣番組での共演があるかもしれない。

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主演・新垣結衣、主題歌・星野源という並びはかなり強い。ファンにとっても嬉しい限りだろう。

ラムダ株“隠蔽”の菅政権に「ふざけるな」国民激怒。人命より五輪、最凶ウイルス日本上陸を隠しクソ開会式を決行していた?

新型コロナウイルスの中でも致死率が高いとされるラムダ株が検出されながら、東京五輪期間中に“隠蔽”したとされる問題で、自民党外交部会長を務める佐藤正久参院議員が「もっと早く問い合わせがあれば答えた」と答えたことが物議を醸している。何か意図があったと疑われても仕方のない言い訳で、大きな波紋を呼びそうだ。

ラムダ株の国内初感染を公表しなかった菅政権

12日にBS-TBSで放送された『報道1930』に出演した佐藤氏は、ラムダ株感染が国内で初確認されながら公表しなかった件について問われ、「早く発表すべきだったが、政府の中でも情報が共有されていなかった。(8月6日に明らかにしたのは)報道機関から問い合わせがあったから答えた」と釈明した。東京中日スポーツが報じた。

南米・ペルーが由来とされるラムダ株をめぐっては、ペルーに滞在歴のある30代女性が7月20日に羽田空港に到着し、検疫で陽性が判明。その後、国立感染症研究所の調査によりラムダ株と確認されたという。

ラムダ株隠蔽②

一連の動きが東京五輪開催時期とほぼ同じため、「五輪を優先してラムダ株感染を隠蔽したのでは」との疑いがもたれている。

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国立感染症研究所の解析により「ラムダ株が日本に入った」と明らかになったのは7月23日。その事実を厚労省に報告している。23日は東京五輪が開幕した日でもある。

そして、ラムダ株が日本で確認されたことを国際機関に報告したのは3日後の26日。この日の日本はメダルラッシュに沸き、卓球・混合ダブルスで水谷&伊藤ペアが金メダル、柔道男子73kg級で大野将平が金メダル、スケートボード女子ストリートで西矢椛が金メダルなど、金銀銅合わせて7個ものメダルを獲得していた。

永田町や霞が関の動向に詳しい記者は、「開幕直後のメダルラッシュで盛り上がる中、『致死率の高いラムダ株が国内で初感染された』と水を差すような発表はできなかったいうのが本音」だと語る。

「ラムダ株だときちんと調べた、国際機関にもちゃんと報告したと、後から言われても答えられるように、やることだけはやっておいたということです。その上で、国民に向けた発表だけはせず、ラムダ株感染の事実を隠蔽したと疑われても仕方がありません」

厚労省が発表したのは今月6日で、その間の14日間は沈黙していたことになる。報道機関からの問い合わせがなければ公表する気はなかったと言わざるを得ない。

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「東京五輪が最優先」で人命無視の“隠蔽疑惑”

ラムダ株の隠蔽疑惑を最初に報じたのは米国のニュースサイト「デイリー・ビースト」だった。

デイリー・ビーストは8月6日付で、『東京はオリンピック直前に命に関わる新しいCOVIDの変異株を隠蔽』と題した記事を配信。その中で、「国立感染症研究所の研究者はデイリー・ビーストに、ラムダ株は空港のチェックで発見されたと語った」と報じている。

同メディアはラムダ株が確認された事実を再三厚労省に問い合わせたが返答はなかったといい、「私たちは24時間態勢で電話をかけて警鐘を鳴らした。しかし、大臣が記者会見を予定していた日まで厚労省は黙っていた。発表するつもりはなかった」と隠蔽を糾弾した。

いずれにしても、佐藤氏が語った「もっと早く問い合わせがあれば答えた」という言い訳はあり得ない。ラムダ株の存在はすでに世界中で知られており、「ラムダ株に対する意識の高さがなかった」とのコメントはあまりにも無責任だといえるだろう。

ラムダ株はすでに中南米を中心に広域に拡大している。日本国内で初感染が確認された時点ですぐに公表すべきで、早めに公開しなかったというのは何かの意図があったと疑われても仕方がない。

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アスリートたちには何も責任がない。政府の隠蔽体質がまた東京五輪の価値を損ねてしまう結果となってしまった。

“ハマのドン”暴露で露呈した菅首相の求心力低下。横浜市長選「候補乱立」ウラ事情

8月22日に投開票が行われる横浜市長選挙。自らの地盤での選挙を絶対に落とせない一戦と位置づける菅首相は、国家公安委員長の職をなげうち名乗りを上げた小此木八郎氏を推し必勝を期しますが、事は思うように進むのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、菅首相の計算違いと求心力の低下により、「思わしくない結果」に終わる可能性を示唆。そのような事態となった場合、自民党内で「菅降ろし」の動きが本格化するのは間違いないと記しています。

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菅首相の弱体化が招いた横浜市長選の候補者乱立

広島の平和記念式典で、核兵器のない世界の実現に言及する肝心な1ページ分を読み飛ばし、最後まで辻褄が合わないことに気づかなかった菅首相。意味も分からず原稿を読んでいたことがバレて、世界に恥をさらしてしまった。

役人に作文をさせるのは仕方がないとして、それをまともに読めないのは困ったものだ。言質をとられないようにするあまり、官房長官時代の記者会見や国会答弁で、断片的な官僚メモに頼りすぎたツケがまわっているのではないか。被爆国日本の首相として大切な式典である。ふつうなら、官僚の草稿に手を加えるなりして、事前に何度も読み返すものだろう。

さて、東京オリンピックは閉幕したが、菅首相がもくろんでいたように、メダル獲得に沸く世間のムードが政権の評判を好転させた、とはいいがたい。むしろこの間、デルタ株の猛威で新型コロナ感染は急拡大し、打つ手を見失ったかに見える政権への風当たりは強くなる一方だ。

こんな調子では、菅首相と二階幹事長が描いていた総裁再選シナリオは実現できそうもない。すなわち、菅首相による衆議院解散・総選挙で及第点といえる戦果を挙げ、国民の信任を得たとして総裁再選に持ち込む目論見は、いまにも崩れそうである。

こういう状況のなか、8月22日の投開票をめざして真夏の陣が繰り広げられているのが横浜市長選だ。菅首相にとって、単なる地方選と片づけられない戦いである。

全面支援を菅首相が明言している前国家公安委員長、小此木八郎候補が敗れるようなことがあると、菅首相では選挙を戦えないとして、「菅降ろし」の機運が党内で一気に高まるだろう。なにしろ、横浜市といえば、菅首相の選挙地盤であり、金城湯池とされているのだ。

ところが、小此木氏が必ずしも勝てるとは限らない風向きになっている。菅首相の第一の計算違いは、四選をめざす林文子氏の出馬だ。おかげで、自民党市連が分裂して戦うことになった。

林氏は市長として菅氏の牙城をしっかり守ってきた。財政難に陥っている市政を立て直すため、カジノを含むIR(統合型リゾート)の実現を推進しようとしているのも、菅氏の意向を受けたものだった。

しかし今回、菅首相は林氏の出馬を望まなかった。多選批判がどうだとか、年齢がどうだとかは関係ない。菅首相がIRを実現したいのなら、林市長のままでいいはずだ。どんな事情があったのか。

内幕の一端を、「ハマのドン」こと、藤木幸夫氏が外国特派員協会の記者会見で暴露した。

藤木氏は2年前から「ミナトにバクチ場はつくらせない」とIRに猛反対し、山下ふ頭の独自の開発案をひっさげて「横浜港ハーバーリゾート協会」を設立、IR推進派の自民党市議らに「落選運動をやるぞ」と脅しをかけ続けてきた。

港湾荷役業「藤木企業」の会長として、ミナトの発展にかかわってきた藤木氏は、横浜エフエム放送や横浜スタジアムの会長でもあり、繁華街、観光地、ビジネス街をかかえる中区と西区での影響力が強い。

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京大教授が嘆く、ワクチンと死亡者数の関係を「数字」で理解できない人々

31都道府県で新規感染者数が最悪レベルの「ステージ4」となり、今後も患者数の爆発的増加が危惧される新型コロナ。接種が進むワクチンの効果は現在、どのような形で現れているのでしょうか。今回のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』では著者で京都大学大学院教授の藤井聡さんが、東京都の重症者数と死者数の推移を示すグラフを紹介しつつ、「劇的」とも言いうるワクチンの効果を解説。さらに「これから重症者が増えても、かつてほどは死者数は増えない」との予測を記しています。

(この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2021年8月7日配信分の一部抜粋です。続きはご購読の上、お楽しみください)

 

「ゼロコロナ病」の本質~「言葉だけ」で物事を考える人は、「数字だけ」で物事を考える人と同様

前回のメルマガでは、新規感染者数が増えれば、おおよそ17日後に重症者が増えるというおおよその関係があること、そして、その時点での重症者数は、(その17日前の)新規感染者数の約1割だという関係があるというお話しをいたしました。

そうすると、この下のグラフ(編註:下記リンク先)の7月下旬までの推移のように、実際の重症者数を、新規感染者数からおおよそ正確に「予測」できます、というお話しをさし上げました。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

で、これを使うと、これからの重症者数の推移を予測できます、と申し上げました。

ただし、以上のシミュレーションの前提は、「皆がワクチンを打っていない」という前提なので、実際の重症者数はこの予測値よりも「低い水準」になる可能性があります、と指摘していました。

…で、実際にどういう様に推移したのかをこの1週間確認してみたところ、次の様になりました。

東京都の重症者数の予測値と実現値(7日間移動平均)

ご覧の様に(残念ながら)、ワクチンが無い、という前提で行った重症者数のシミュレーション予測値と、現実の重症者数の予測値が一致しています。これからどうなるかもちろん分からない所ではありますが、この推移を見るに、ワクチンを打っても重症者を減らすという効果はさしてない可能性が示されています。

しかし、重症者数でなく死者数の推移を見てみると、「劇的」とも言いうるワクチン効果が見て取れることとなりました。

コチラのグラフは、重症者数と死者数の推移を重ねたものですが…。

東京都の重症者数と死者数の推移(7日間移動平均)

ご覧の様に、かつては、重症者が増えれば死者数が「少し遅れ」で増え、重症者が減れば死者数が「少し遅れ」で増える、という明確な関係があったのですが、ワクチン接種が進んだ6月以降、重症者が増えているのに、死者数は全く増えず、減り続けていることが分かったのです。

これはつまり、「重症者の中で死ぬ人の割合」が今、急激に減っている事を示しています。

もちろん、将来の事を100%予想することは神様以外不可能ですが、「重症者の中で死ぬ人の割合」が今、急激に減っている事を踏まえれば、かなりの蓋然性(確率)でもって、「これから重症者が増えても、かつてほどは死者数は増えないだろう」と予期されます(もちろん、重症者は増えていますから、死者が早晩、増える局面に入る事は間違いないとは思われますが)。

ところで…以上の議論は、難しかったでしょうか…?

 

セブンイレブンとトヨタが教えてくれた「利益を出せる企業」の特徴

「赤字は罪悪」という松下幸之助の言葉にもあるように、事業をおこなう上で利益から目をそらす企業はないと思います。メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』の著者である浅井良一さんは、日本一利益を上げているトヨタの大野耐一さん、そしてセブンイレブンの鈴木敏文さんの言葉から、利益を生み出す企業の特徴を探っています。

変化の中の無限の新たな機会  利益を得るための3条件

事業を行う目的はと問われて「利益を得ること」と言うのが、巷でよく言い古されている答えのようですが、ドラッカーは「利益とは、結果である。マーケティング、イノベーション、生産性向上の結果手にするものである。」と言います。基本3条件を的確に実行できて、始めて獲得できるものとしています。

そして「“利益”は、それ自体“致命的に重要な経済的機能”を果たす“必要不可欠”なものである」と重ねていうのです。松下幸之助さんは「利益を生み出せない経営は“社会に何らの貢献をしていない”ということであり、本来の使命を果たしていない姿である。『赤字は罪悪』といってよい」と言います。

ここでの松下さんの「社会に何らの貢献をしていない」については、ドラッカーは

1.利益は成果(社会貢献)の“判定基準”である

としており、とうぜんとして同じ判断基準に立ちます。そして

2.不確定なリスクに対する保険
3.よりよい労働環境を生むための原資
4.社会的なサービスと満足をもたらす原資

をあげます。

その意を解釈すると、企業の“存在の根本理由”である「“社会貢献”を“成果”として実現できたとき本然として“利益”が得られ」「多くのリスク賭けた変革(イノベーション)が可能となり」「社員・利害関係者の福祉が実現され」「税金等も含めた社会貢献も実現され」となり、故に「利益は“致命的に重要な経済的機能”」なのです。

ところで、日本での2020年度の利益ランキングをみますと、なんといってもダントツのナンバーワンは「トヨタ」2兆361億円であり、2位のNTTの8,553億円の倍以上の純利益を計上しています。「トヨタ」が、なぜこんなにも業績をあげているのかですが、ご承知のように盛りの業種で、最も高い生産性を実現させているからです。

“カイゼン”は「トヨタ」の威力ある表看板で、独創である「トヨタ生産方式」により、すべての“動き”をロスなく高品質の“成果物”に変換でるのだからより多くの利益を取り込むことになります。高品質で快適でさらにコストパフォーマンスもすぐれているのだから、顧客の“評価基準”に基づいてこの結果となっています。

企業の存続と成長を実現させる“致命的に重要な経済的機能”であり、その獲得が“真っ当”であるところの「利益」について、「マーケティング、イノベーション、生産性向上」という基本3条件との関わりにおいて、主に「トヨタ」の大野耐一さんと「セブンイレブン」の鈴木敏文の考え方をもとにして、そのあり方を探ります。

「西日本豪雨に匹敵」「目を疑う雨量」週明けにかけ過去に経験のない大雨の恐れ。すでに豪雨の九州では「在宅勤務か出勤か」で明暗

13日の金曜日からはお盆の時期を迎えるが、九州をはじめとした広い範囲で大雨が降り続き、それによる甚大な災害が発生する可能性が高いと、気象庁などが警戒を呼び掛けている。 福岡県や熊本県では線状降水帯が発生するなど、すでに九…

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ビジネス書を「読むだけ」はNG。時間管理のプロが教える価値を生む読書法

先日掲載の「ビジネス書は“読む”な。時間管理のプロが勧める『カップラーメン速読法』」では、まさに目から鱗が落ちると言っても過言ではない速読術を披露してくださった、6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家・石川和男さん。そんな石川さんは今回、自身のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』で、読書を価値あるものにする方法をレクチャーしています。

※この夏、読みたいメルマガ「最高の1記事」決定! 石川和男さんの記事「ビジネス書は“読む”な。時間管理のプロが勧める『カップラーメン速読法』」が、「まぐまぐ!サマーアワード2021」読者特別賞を受賞しました。

 

ビジネス書って、読んでも意味がない

アマゾンレビュー星1つもらいました!

私が監修した『今さら聞けない 仕事の超基本』というマナー本。コミュニケーション講師の宮本ゆみ子先生著、5万部、台湾版も出版されている書籍です。アマゾンレビュー(5段階の評価とともに本の感想が掲載されている欄)で、高評価や素晴らしい感想が掲載されているなか、最低評価の星1つを付けた人が2人います。

1人目の感想。「これはタイトルに“超基本”とある通り、本当に基本中の基本の事しか書いてない……」

もう1人は、「秘書検定のテキストを柔らかい表現で編集している、というような印象を受けました。自分にとって、何か新しい発見があるのでは……と期待を込めて読みましたが、5分もしないうちに読むのを辞めてしまいました。社会人として働いているなら、今更こんなこと知っていて当然では……」

2つの書評を読んで思わず笑ってしまいました。なぜなら、編集者との企画会議では、タイトルどおり基本中の基本についてとことん伝えよう、秘書検定3級レベル、社会人なら当たり前で、恥ずかしくて今さら先輩や同僚に聞けないレベル、そんなマナー本を作ろうと何度も話し合い、タイトルどおり今さら聞けない仕事の超基本だけを集めた書籍だからです。2人の書評がまさに理想形、この書評のような書籍を作りたかったのです。

「仕事の超基本」というタイトルの本を読んで、「仕事の超基本」しか載っていない。「今さら聞けない」というタイトルの本を読んで、「今さらこんなこと知っていて当然では」と書かれてしまう。アマゾンレビューでは、そんなことは多々あります。

知っているとやっているは違うんです!

ちょっと余談が長くなりました。今回は、このような読解力のない方のレビューが本題ではありません。

同じ低評価でも、こんなレビューをよく見かけます。

「すでに知っていることしか載っていませんでした」

当然、星も1つです。しかし重要なのは、知っていることではなく、いくつ実行しているかです。そういう人は、ビジネス書を読むだけ。もしくは、重要箇所にラインを引いたり、付箋を貼って、それだけで満足し、実行しない。実行しないで他の本を読み続ける。別の本に同じ記述を見つけると、鬼の首をとったように「そんなのとっくに知っているよ」と書評するのです。もし、読んだことをすべて実行に移せていたのなら、とっくに、その他大勢から抜け出しているはずです。

仕事術の本でも、「目新しいものはありませんでした」「載っている仕事術はすべて知っていました」と書き込んでいる人もいます。しかし、知っているだけでなく実践していれば、仕事の効率も高まりスキルアップしているはずです。

大切なのは、本を読むだけで満足しないこと。ビジネス書は、読むだけでは意味がないのです。

どんなに優れたビジネス書も、それを活かすかどうかは、書かれていることを実践するか、しないかで決まります。