IBD(炎症性腸疾患)に悩む猫「しおちゃん」への幹細胞治療の現状

幹細胞によるものや、幹細胞を培養する際に生じる上澄み液「幹細胞培養上清液」を利用するものなど、再生医療は日々進化していて、人間だけでなくペットの病気の改善にも期待が寄せられています。今回のメルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』では、ボストン在住医学博士のしんコロさんが、読者からの質問をきっかけにペットのしおちゃんが悩まされているIBD(炎症性腸疾患)の治療の現状を紹介。幹細胞そのものによる治療の狙いを説明し、今後治療の幅がさらに広がることに期待を示しています。

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再生医療での幹細胞の培養上清の利用はアメリカでは行われていますか?

Question

shitumon

(しおちゃんの)血液検査結果良くて良かったですね。質問は再生医療での幹細胞の培養上清の利用はアメリカでは行われていますか?猫への実績効果の報告などありますか?日本では上田実先生が報告上げているのをみましたが、アメリカでの評価お分かりになりますか?

しんコロさんからの回答

幹細胞による治療分野は多岐にわたりますが、しおちゃんが悩まされているIBD(炎症性腸疾患)に関しては培養上清よりも幹細胞そのものでの治療が犬や猫で実験的に行われています。

IBDによってダメージを受けた腸管上皮細胞や粘膜を治癒させて、腸管層のインテグリティ(完全性)を取り戻すことにより、バクテリアやカビなどの不適切な免疫細胞との接触を防ぐことが狙いです。

ちなみに、日本でも東京医科歯科大学が患者の腸から採取した細胞で幹細胞を含んだ「オルガノイド(人工的に培養した細胞が集まった小組織)」を潰瘍性大腸炎患者に自家移植するという治療がつい先週ニュースになっていました。

IBDは腸管の上皮や粘膜のダメージを取り除くことと、活性化した免疫反応を抑えることの2点が重要になってきます。幹細胞を用いたIBDの治療はこの前者をターゲットにした治療で、後者をターゲットにした免疫治療と合わせて今後IBDの治療の幅が広がることが期待されます。

これらのデータを元に、ペットへの治療法へも将来応用されることとなるでしょう。現時点でも日本でも幹細胞を用いた治療をしている獣医がちらほらとありますが、まだ実験的でデータや実績に信憑性がある段階にまで至っていないという印象です。

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安倍晋三銃撃事件を引き起こした奈良県警がまた不祥事。実弾5発紛失で署員に自白を強要、本人無罪もうつ病発症で休職へ

安倍元首相狙撃事件を防げず、大失態を犯したと批判を浴びている奈良県警。現在、警察庁が派遣した専門チームによって検証中だが、今度は別の件で耳を疑う事態が発覚した。奈良西署で銃の実弾5発が一時行方不明となり、取り調べを受けた同署の男性署員に「盗んだだろ」と自白を強要。後日、潔白は証明されたものの、署員はうつ病を発症して休職に追い込まれているという。

実弾盗難の疑いで自白を強要、後日点検ミスが発覚

1月7日、奈良西署は同署の拳銃庫で保管していた実弾5発を紛失したと発表した。共同通信によると、外部に持ち出された可能性があるとして捜査が開始されたという。

やがて一人の男性署員に容疑が向けられた。紛失が起きる直前にその署員が拳銃庫の点検をしていたからという理由だ。

その後、2月28日から3月8日の間、長時間に渡って取調べが行われた。署員の弁護士の話では、冤罪被害者と同じように刑事から「お前がやったのは分かっている」「いろんな罪を掘り下げて何度でも逮捕してやる」などと、犯人と決めつけられ自白を迫られたという。

県警は窃盗容疑で署員の自宅の家宅捜索。3月9日に署員はうつ病の診断を受けて休職に入った。

しかし、その後の内部調査で実弾はなくなっていなかったことが判明。装備品の点検作業が不十分だったために、紛失と勘違いされただけだったという。

署員は違法な取り調べだったとして、県警に抗議文を提出。県警は15日付で当時の奈良西署副署長ら3人を所属長訓戒処分などとした。

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県警内部のずさんな体質が原因か

「実弾がなくなったと思ったら、ありました。ただの勘違いでした」平たくいえば、今回の件はこういうこと。捜査には慎重をきたさなければならない警察の所業とは思えないほどのお粗末さだ。

奈良県警に対しては8日に起きた安倍元首相襲撃事件で、「警備に問題があった」ことを認め、批判の声があがっている。

そんな中、発覚した自白強要問題。署員の弁護士などによると、県警は14日、実弾の管理がずさんだったことを認めた上で、無関係であるにも関わらず捜査したことについて男性に謝罪したと産経新聞などが報じた。

県警は捜査について「法と証拠に基づいて実施した」と説明しているものの、体制に問題があったことは否めない。奈良県警に対する批判がやむことは当分の間なさそうだ。

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挫折から立ち上がった男が年間2700万個売れるプリンを作るまで

パステルの「なめらかプリン」をご存知でしょうか?発売開始するなり大人気となり、プリンブームの火付け役にもなった大ヒット商品です。しかし、この「なめらかプリン」が生まれるまでにはさまざまな紆余曲折があったといいます。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、生みの親である所浩史氏の興味深いお話を紹介しています。

「なめらかプリン」はこうして生まれた

年間2,700万個の売り上げを誇るパステルの「なめらかプリン」。その成功の背景には、一人の菓子職人の熱意とアイデアがありました。

『致知』7月号「致知随想」にご登場いただいた菓子道代表取締役・所浩史氏のお話の一部を紹介します。

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「人生と仕事で大切なことはすべてプリンから学んだ」

それが、パティシエとして様々なヒット商品を開発し、30年間、プリンづくり一筋に歩む中で得た素直な実感です。

振り返ると、お菓子をつくる父の姿に憧れを抱いたのがすべての原点でした。実家は岐阜県で3店舗を営むお菓子屋で、家の中にはいつも甘い匂いが漂っていました。

物心がつく頃に「将来はお菓子屋さんになる」と決めていたのも、自然なことだったように思います。

父から後を継ぐように言われていた私は、大学卒業後すぐ南青山の洋菓子メーカー・ヨックモックに就職。父と同じパティシエの道に進み、いつか実家の店を継ぐ日を夢見て、厳しい修業時代を過ごしました。そんな私に大きな転機が訪れたのは、1987年、27歳の時です。

実家の店が倒産した──。その知らせを聞いた時の悔しさと寂しさはいまでも忘れることができません。父の店を継ぐことを信じ生きてきた私は、人生の目標を見失いました。

聖徳太子の時代から日本人の根幹に根付く「国力の源」とは何か

私達が住む日本という国は、何を目指しているのでしょうか。ロングセラー『君と会えたから』『手紙屋』などの著者として知られる作家の喜多川泰さんのメルマガ『喜多川泰のメルマガ「Leader’s Village」』では、今回、古代から現代にいたるまで日本が目指し続けている国のあり方について紹介。現代日本人にも根付いている日本の価値観はどこから生まれているのかを語っています。

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国力の源

古代から現代に至るまで、日本が目指した国のあり方は変わっていません。一言で言えば「みんな仲良く」です。なぜなら、「日本人はみんな家族だから」と言ったらみなさんは驚くでしょうか。

今上天皇(きんじょうてんのう…在位中の天皇陛下は今上天皇とお呼びします。例えば、推古天皇とか、天武天皇とかみなさんご存知の天皇のお名前は、天皇が亡くなった後に功績を讃えて贈られる諡号です)は126代です。

ということはもちろん初代がいたわけですが、初代の神武天皇から10代目の崇神天皇までに日本全国の豪族たちを支配下に抑えていったと思われます。

どうやって?

中国では、秦の始皇帝が中華統一を果たすために戦争に次ぐ戦争を行い他国を滅ぼしていったことは有名です。日本はまったく別の方法で豪族を平定していきました。それは、血縁関係を結ぶこと。つまり親戚になることでした。

日本全国の豪族たちが天皇と血縁関係のある親戚になっていったと古事記に記されています。日本が統一されていった時代の遺跡や遺骨には戦闘の形跡がないことから考えても、どうやらそれが事実らしいと考えられます。

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デジタルで成功したパルコがお手本。ウェブ3.0をビジネスでどう活かすか

近年よく耳にする「ウェブ3.0」という言葉。ビジネスにおいてこの概念を活かすためにはどんなことができるのでしょうか?今回のメルマガ『週刊145マガジン「腹割って話そうぜ!」まぐまぐ!出張版』では、Webメディア『ECのミカタ』元編集長で株式会社「team145」代表取締役石郷学さんが、デジタルを推進し成功したパルコの強みを紹介しながら、ウェブ3.0でのビジネスチャンスについて語っています。

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パルコがその強みを“掛け算”して伸ばせた理由

・パルコ でデジタルを推進できたその舞台裏

面白い表現をするものだと思いました。1+2=3 に対して1×2=2。デジタル化って「掛け算」であり、それは元の数が大きくなければ、何をかけてもそれほど足し算とかわらない。

1の部分が大きくなるほど、その数値は格段に大きくなる。つまり、1に相当する「自分達の強み」は何か。J.フロント リテイリングの執行役常務に就任した林直孝さんは、そうやってデジタル化の本質を語っていました。

林さんは「パルコ」のデジタル化を推進してその実績を買われて今の役職に至ります。具体的には、パルコの強みは商品、接客、セレンディピティとなります。どう“掛け算”したのでしょう。

・アフターデジタルとは?

それを実践する上で、彼は「アフターデジタル」という言い方をしているんですね。つまり、今までのデジタルは来店した時に接客をするのに対して、アフターデジタル時代はその前後でも接客できるという話なんです。

そのお客様の満足度というところで、彼らが念頭においたのは、従業員満足です。デジタルを使って従業員が才能を発揮できる環境を作ろうと。

何気に理にかなっているのは、最初から顧客満足度を意識しすぎると、やる事が多すぎて曖昧になるから、という部分にあります。従業員の満足度の延長上なら、身近だし確実です。

具体的には、当初そのテナントにブログを書いてもらったわけです。いわゆるそれが「カエルパルコ」の始まりでした。

お客様はそれをクリップできるとともに、それらの商品を取り置きないしは、そこで購入できるわけです。つまりリアルを拠点としながらECを自然と意識するようになって、かつオムニチャネルも抑えることになります。

・今は今でTikTokで成果「お菓子食べすぎ会社員」

別にバズワードに踊らされることなく、自然に今の時代の売り方に直結しているのがみるべきポイントです。だから、今ではそれが大丸松坂屋百貨店でも実践されていて、皆さん、ご存じでしょうか。TikTokで「 お菓子食べすぎ会社員 」というアカウント。

ユニークなのは売り場ではなく、本社でただひたすらお菓子を食べ続ける(笑)。要は売り込みじゃないんです。でも、それがスタッフそのものの人間性であり、面白さであって、その部分が先ほど、冒頭に触れた「強み」の部分なんです。

素材を活かすと言ったらわかりやすいですかね。やっぱりフォロワーの数は激増して、今度は「彼女に食べてほしい」と企業側から支給されるほどなんだそうです。

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広瀬すず&山崎賢人の熱愛報道はなぜすぐ鎮静化?霧に消えた“もうひとりの彼氏”とは

女優の広瀬すず(24)と俳優の山崎賢人(27)の熱愛報道が出たのは今月初め。売れっ子である2人の交際だけに、「ビッグカップル誕生」と芸能界は大騒ぎとなった。双方の所属事務所が「プライベートは本人に任せております」と回答したといい、交際と認めたに等しいとされているが、真相はどうなのだろうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが“もうひとりの彼氏”の存在をあげつつ、解説していきます。

広瀬すず、もうひとつの“彼氏ヒストリー”

広瀬すずと山崎賢人の“半同棲”報道の激震が水面下で続いています。

いつもこの手の記事を書くときは、資料として登場人物それぞれの交遊関係や恋愛の噂を時系列でまとめるのですが、今回の広瀬に関しては頭を抱えてしまいました。

複数の芸能記者からの話とデータ確認の作業を行ったのですが、交際の噂があった相手との時間の流れが微妙にズレているのです。プロ野球のように公式記録員がいれば有難いのですけれど…。

広瀬の恋愛事情で最初に動いたのは、今から5年前になりますが『日刊スポーツ』が元旦に報じた成田凌との熱愛発覚のスクープでした。

この報道直後、東京郊外にある成田の実家周りを丹念に歩いて回りました。成果らしきものはほとんどありませんでしたけれども。

この取材からしばらくして、今度は『ちはやふる』で共演した野村周平との噂が立ちました。

野村はご丁寧にも、自らのインスタグラムで意味深な広瀬とのツーショットをわざわざ公開してみせたのです。

これだけなら芸能記者たちは,ふたりの交際を信じなかったでしょう。

それが同じ年の夏、『FRIDAY』が成田と戸田恵梨香のドライブ・デートを報じたことから、広瀬と野村の交際の信憑性が高まったのです。

“広瀬と成田の関係は清算されていた”…芸能記者たちは共通認識させられたわけです。

野村は2020年10月、公にバラエティ番組で広瀬に何回もプロポーズしたことを明かし、実母にもマネージャーにも挨拶しに行ったと話していますから、こんな事にわざわざ本人が嘘をつく必要はないと思われます。

広瀬には“45歳ぐらいになって、結婚してなかったらいいよ”と言われたとも…。

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しかし野村との交際が噂されて以降、広瀬の“彼氏ヒストリー”はにわかに混迷を極めます。

ロシアに握られているドイツの未来。欺瞞だらけの経済制裁に呆れる国民

ロシアから欧州に天然ガスを送る主要なパイプライン「ノルドストリーム」が保守点検作業に入ることを受け、フランスとドイツの経済相はロシアからのガス供給が減少することへの懸念を示しました。点検終了後にロシアがどのような行動を取るか注目が集まりますが、ロシアがガスの蛇口を握っていることに変わりはありません。そんな状況にドイツでは大きな混乱が起きているようです。ドイツ在住の作家、川口マーン惠美さんが詳しく解説していきます。

ロシアにガスの蛇口を握られ支離滅裂な対応をするドイツ

ガスが足りない。6月半ばから、海底パイプライン、ノルドストリームを通じてロシアから来ていたガスの量が6割も減っている。昨年末には電気が逼迫し、ブラックアウトの危険が取り沙汰されたが、暖冬のおかげでどうにか助かった。

しかし、これから予想されているガス不足は、昨冬の電力不足とは比べ物にならないほどの深刻さだ。

2020年、ドイツが輸入したガスの55%がロシアからのものだった。ガスはバルト海の海底パイプラインのノルドストリームと、東欧経由の陸上パイプラインで運ばれてくるが、ノルドストリーム経由の方が多く、2020年はこれだけで563億㎥。ちなみに、日本の2019年のL N G輸入の総量は1055億㎥だったが、取引先は10カ国以上に分散させてある。

いずれにせよ、これだけ膨大な交易があるため、ドイツはロシアの半国営ガス会社「ガスプロム」にとっては最高の上得意。ドイツにしてみても、この安価なガスのおかげで経済発展を遂げ(ドイツが輸入しているのはL N Gではなく生ガスなので安価)、E Uの一人勝ちと言われるようになった。

要するにこれまでの独露関係は、まさにハッピー以外の何物でもなかった。ただ、前述のように、現在の輸送量は6割減で、理由はタービンの不具合とされている。タービンはシーメンス・エネジーの製品で、カナダで修理されていた。

さて、では、今、ドイツではいったい何が危機なのか?

ドイツ全土には、地下に40余りのガスの備蓄タンクが埋まっており、備蓄能力は合計240億㎥。秋にタンクが満タンになっていれば、これだけで冬の2〜3ヶ月はもつ。言い換えれば、これが満たされなければ冬が越せない。

ドイツには、石油の備蓄に関する規定はあるものの、ガスに関してはこれまで何もなかった。しかし、このままではいけないということで、春に慌ててガスの備蓄に関する規定が定められた。

それによれば、今後、備蓄タンクは、8月1日に65%、10月1日に80%、11月1日に90%、そして、暖房の最盛期の終わる2月末には40%という充填率を保つことが義務付けられるという。

7月5日時点の充填率は約3分の2弱で、例年と比べてまだそれほど低くない。しかし問題は、これを秋に向かって増やしていかなければならないのに、現在、ガスが入って来ないことだ。ただし、出て行く方は当然、出て行く。家庭も産業も、ガスなしでは一日たりともやっていけない。

それに加えて大きな不安材料となっているのは、ノルドストリームが7月11日より定期点検に入ること。普段なら10日ほどで終わるルーティーンの点検だが、何やかんやと理由がくっつけられて長引くことを、ドイツ政府は極度に恐れている。

ドイツは産業も国民生活も大きくガスに依存しているから、万が一、ガスの備蓄が尽きれば、多くの工場は3日で瓦解する。それどころか厳寒期なら凍死者が出るだろう。

しかも、そうなる前に、ガスの値段が高騰する。連邦ネットワーク庁(送配電系統の監督を担当する庁)の長官は、これから3カ月後、光熱費は多くの人々が支払えないレベルに達するだろうと言っているし、ハーベック経済・気候保護相(緑の党)も、「爆発的な高騰は避けられない」と断言した。

すでに去年より物価はじわじわと上がっており、6月のインフレ率は前年比で7.6%だった。ただ、ガス、電気、ガソリンなどエネルギー関連だけに絞ると38%!これが、今後、まだまだ上がるというわけだ。

祖父・岸信介からのつながり。安倍元首相と統一教会のただならぬ関係

警察の取り調べが進むに連れ、その理不尽な犯行動機が明らかになりつつある安倍元首相銃撃事件。容疑者は霊感商法のトラブルなどでも知られる旧統一教会に強い恨みを持っていたとのことですが、なぜ彼は安倍氏と旧統一協会を同一視するに至ったのでしょうか。今回のメルマガ『』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、各メディアの報道をもとにその理由を推測。さらに注目の事実として、霊感商法対策弁護団により再三に渡り発せられていた「警告」の内容を紹介しています。

 

悲劇の安倍元首相が霊感商法対策弁護団から受けていた要請とは

Twitterで拡散されている動画を見ている。撮影者のカメラは最後まで一切ぶれることなく、対象に向けられている。

一発目の発砲音が響いたその瞬間、安倍晋三元首相はよほど演説に集中していたのだろう。声は止めたが、前方の聴衆に顔を向けたままだった。

後方の道路で車がパンクしたとでも思ったのか、3秒近い間をおいて、安倍氏が後ろを振り向いたところへ、白煙とともに2発目の銃弾が襲ってきた。安倍氏はマイクを握りしめたまま小さな演説台を降り、膝から崩れるように地面にしゃがみこんだ。

この間、まわりにいた人たちは、安倍氏の異変に気づかない。隣に立っていた候補者はあわててガードレールの外へ逃れ出た。

安倍氏はその場で心肺停止状態になった。日本の政界を牛耳る最高実力者が、誰に庇われることもなく、最期を迎えたのだ。

事件以来、虚脱感がひどい。人の命はこんなに、あっけないものなのか。犯人への怒りだけは沸々と湧き上がる。

一発目が命中しなかったことにひるまず、さらに安倍氏に近づいて二発目を撃った犯人。その冷酷さ、残忍さは、どこから生まれたのか。

奈良県警は、山上徹也容疑者が特定の宗教団体の名を挙げて犯行動機の供述をしていると発表した。警察が匿名にしたのに従って大手メディアもその団体名を伏せていたが、当の団体が記者会見し、山上容疑者の母親が信者であることを明らかにした後は、一斉に公表された。

団体の名は、統一教会。かつて、人気アイドルまで参加した合同結婚式や、不安を煽って法外な値段の物品を売りつける霊感商法が社会問題になった。現在は世界平和統一家庭連合と名乗っているが、ここでは混乱を避けるため統一教会の名称を使わせていただきたい。

朝日新聞によると山上容疑者は次のように説明しているという。

「入信した母親が破産した後も、団体に金を納め続けていたため許せなかった」「団体トップを狙おうとしたが難しく、安倍氏は(団体と)つながりがあると思った」

週刊FLASHの記事では、山上容疑者から悩みを打ち明けられたという男性の以下のような話が紹介されている。

「自分の家族が統一教会に関わっていて、霊感商法トラブルでバラバラになってしまった。統一教会がなければ、今も家族といたと思うと語りはじめたのです」「山上さんは続けて、『統一教会は、安倍と関わりが深い。だから、警察も捜査ができないんだ』と、あまり感情を出さない山上さんが、怒りにまかせたように話していました」

山上容疑者の母が教会に多額の献金をしたり、霊感商法をめぐるトラブルに巻き込まれたりして、経済的困窮に陥り、家族がバラバラになったということらしい。かりに教会とつながりがあるとしても、安倍元首相に恨みを向けるとは短絡的で、筋違いも甚だしい。

ただし、世界を揺るがす暗殺事件において、犯人がどのような動機に突き動かされたのかを解明するのは、被害者への哀悼とは別に、極めて重要と言えるだろう。ポイントは、なぜ山上容疑者が安倍元首相を教会と同一視したかだ。

 

台湾の若者をカネの力で大陸へ誘惑。中国・習近平政権が仕掛ける卑怯な罠

軍事的威嚇や外交的圧力といった手段で着々と台湾併合の準備を進める中国。そんな習近平政権が、近年台湾の若者たちを中国本土に「カネの力」で誘惑する策謀に出ていることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では著者で台湾出身の評論家・黄文雄さんが、そんな実態を伝える記事を取り上げ詳しく解説。さらにこのような呼びかけに応じた台湾の若者の行く末を予言しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2022年7月13日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

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プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。 

【台湾】台湾青年を中国に引きずり込む習近平と国民党の策謀

台湾青年に大陸就業支援 習氏が書簡で呼びかけ

中国の習近平国家主席は11日、福建省アモイで開かれた中台の青年が参加するフォーラムに書簡を寄せ、中国本土で修学や就業をする台湾青年を積極的に支援すると訴えた。また中華民族の偉大な復興のプロセスに参加するよう台湾青年に呼びかけた。

 

中国は台湾の防空識別圏に連日軍機を進入させるなど軍事的圧力を強める一方で、対中融和的な勢力には経済面などで優遇する政策も進める。

 

習氏は「多くの台湾青年が大陸を経験、理解してほしい」とも述べた。

 

台湾で対中政策を主管する大陸委員会は、フォーラムは中国共産党による「台湾統一戦線工作の手段」だとして台湾人に参加しないよう呼びかけている。

以上、産経新聞の記事の内容を引用しました。

習近平は、台湾を統一するために、お金の力を借りてあの手この手で台湾を懐柔しています。2014年、ひまわり学生運動が台湾で起こると、それまで台湾企業を中国に誘致したり、中国人観光客を台湾に送り込み台湾の国民党系企業に利益をもたらせるといったやり方をしていた中国が、台湾の若者を取り込む作戦に出ました。それが「海峡両岸青年創業基地」です。2016年の記事を一部引用します。

海峡両岸青年創業基地は、進出する台湾の企業、青年起業家に対し、金融や上場、審査・承認などの面でサービスを提供する。同産業園区投資促進局の張海梁局長は基地内で創業、就業する台湾青年に対し、少額の無利子融資や住宅補助などを提供するという。

山東に海峡両岸青年創業基地

台湾の青年企業家や就職を控えた台湾の青年を優遇し、ビジネスチャンスを与え、金銭面でも支援するというものです。この政策のせいか、一時、台湾の若者の中では中国行きが人気だったこともありました。

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地方に行くほど高い壁。誰もが心地よい社会にする「LGBT就労支援」の意義

LGBTQなど性的少数者の方の中には、周囲の無理解や偏見により、苦しみや生きづらさを抱えさせられてしまう個人も少なくありません。そんな方々への就労支援の輪を全国に広げる試みに乗り出したのが、認定NPO法人「ReBit」。今回のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』では、著者で要支援者への学びの場を提供する「みんなの大学校」の運営にあたる引地達也さんは、同団体の新たな取組を高く評価するとともに、地方からも新しい声が上がることへの期待を記しています。

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NPO法人が乗り出すLGBTへの就労支援に向かう中で

認定NPO法人「ReBit」(リビット、東京)がLGBTQなど性的少数者の就労サポートを全国に広げる活動に乗り出した、と先日一斉に報じられた。

全国の自治体への啓もうや福祉サービス事業を使っての支援活動を行う予定という。

障がい者への支援の枠組みにある就労系のサービスの中で、一般就労に向けた最前線である就労移行支援は企業とのコミュニケーションを密にしながら、就労させた上で定着に向けた活動も行われているが、障害特性を理解してもらう取組みの中で、性的少数者に関する支援は難しい。

私自身も、「多様性を認める社会」とは各地で連呼される中で、仕事の現場やそれぞれの感性はまだ保守的なのが現実で、そのギャップに当事者はうつ病等の「二次障害」に陥る事実も目の当たりにしてきた。

今回の取組が起爆剤となって、当事者の現実に接した社会に「ケア」の感覚広がっていき、やがてそれが「普通」になることを期待したい。

LGBTQの問題は個々人で事情が異なるので、「理解」は一様ではない。

だから、私も「分かった気」にならないように注意しているが、第三者から相談を受けると、どうしても一般化されたイメージを伝えてしまうから、いけないと思っている。

さらに「ゲイの友達がいるからよくわかる」等の知っていることを自認する人の言動にも社会は振り回されてしまう。

ここで問題になっているのは、声にならない声であり、その声をどう拾っていくかも大きな課題である。

ReBitの取組は、就労支援のサービスを使って公的なサービスに位置づけ、世の中にこのカテゴリーを顕在化させ、その声が世の中に出ていくこと、出していくことも期待される。

福祉サービスは障がい者支援として位置づけられているが、発達障がいや引きこもりなどこれまでの「障がい者」とは違う方々への支援が広がる中で、その領域に性的少数者への対応も促すことにつながるだろう。

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