グレタさん名前を商標登録にネット「金儲け?」「環境ビジネス?」

これは正義なのか? 環境ビジネスなのか? …スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(17)は29日、自身の名前や活動の名称を商標登録するための申請をしたとインスタグラムで明らかにしたと朝日新聞NHKなどが伝えている。グレタさんの名前や活動が、その価値にそぐわない形で商業活動などに無断で利用されることを防ぐためだといい、書籍の印税や寄付金などを処理する財団も設立。いずれも非営利だと強調している。

悪用されないために名前を商標登録

グレタさんは商標登録に言及し、「私や運動の参加者は商標に全く関心がないですが残念ながらやらなければなりません」と述べて、自分の名前や運動の名称の商標登録を申請したことを説明。自分の名前や、自らが立ち上げた金曜日に学校を休んで環境対策を求める活動「フライデー・フォー・フューチャー(未来のための金曜日)」が、勝手に商業目的で使われ、宣伝や商品販売、募金活動のために利用されているとし、理解を求めた。

今回グレタさんが商標登録をしたのは、自身の名前、「未来のための金曜日」「気候のための学校ストライキ」などの活動の名称。グレタさんは商標登録を通じて、温暖化対策を求める自分たちの運動が、本来の趣旨とは異なるかたちで企業などに利用されるのを防ぎ、「運動やその活動を守りたい」としている。

また、設立した財団は生態系、環境、社会の持続可能性やメンタルヘルスの促進を目的としている。すでに立ち上げたがまだ稼働しておらず、今後詳細を明らかにするという。

安倍首相の春節祝辞に大ブーイング「多くの中国人の訪日楽しみ」

安倍首相が1月24日に出した春節の祝辞で「春節に際して更に多くの中国の皆様が訪日されることを楽しみにしている」と述べたことについて、批判の声があがっている。中国・湖北省の武漢市で発生した新型コロナウイルス による肺炎が問題視されるなか、すでに同ウイルスによる死亡者が出ている報道があったにもかかわらず、1月24日に発表したものだ。以下に、在中国日本国大使館の公式HPに掲載された「安倍晋三内閣総理大臣春節(旧正月)祝辞(2020年1月23日)」を転載する。

春節祝辞全文

日本で活躍されている華僑・華人の皆様、謹んで2020年の春節の御挨拶を申し上げます。

今春、桜の咲く頃に、習近平国家主席が国賓として訪日される予定です。日本と中国は、アジアや世界の平和、安定、繁栄に共に大きな責任を有しています。習主席の訪日を、日中両国がその責任を果たしていくとの意思を明確に示す機会にしたいと思います。

本年夏には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。日中両国の選手が大活躍することを心から祈念します。両国は本年を、「日中文化・スポーツ交流推進年」として、人的・文化交流を一層推進していくことで一致しています。著名なアイドルグループ「嵐」に、この推進年の親善大使を務めてもらいます。国民間の交流が、相互理解・信頼を更に深める役割を果たすことを期待しています。

春節に際して、そしてまた、オリンピック・パラリンピック等の機会を通じて、更に多くの中国の皆様が訪日されることを楽しみにしています。その際、ぜひ東京以外の場所にも足を運び、その土地ならではの日本らしさを感じて頂ければ幸いです。同時に、更に多くの日本国民が中国を訪問し、中国への理解を深めて頂きたいと思います。

日中関係の発展のため、華僑・華人の皆様に、日頃から両国の間の架け橋として貢献して頂いていることに感謝申し上げると共に、新年が皆様にとり素晴らしい年となりますことを、そして皆様のお力添えのもと日中関係が更に発展することを心より祈念し、新年の御挨拶とさせて頂きます。

2020年1月
内閣総理大臣
安倍晋三

掲載されたのは1月24日

今回批判の声があがっているのは「春節に際して更に多くの中国の皆様が訪日されることを楽しみにしている」といった部分。というのも、この祝辞が掲載されたのは、すでに新型コロナウイルスによる肺炎が騒がれていた1月24日だ。この時点で、新型肺炎の感染者は中国国内で883人、死者は26人にも達しており、日本国内でも2人目の発症者が出たと発表されていた日である。新型肺炎の脅威が発覚する前に作られた祝辞であり、春節というタイミングで掲載したとしても、日本国内に不安が広がる中、このような文章を掲載し続けることに異論はなかったのだろうか。この祝辞は1月30日午後1時現在、まだ掲載されている。

安倍首相の珍回答に国民「答えているけど答弁ではない」と嘲笑

安倍首相は28日の衆院予算委員会で、「桜を見る会」を含む観光ツアーへの参加を募る文書が地元の有権者に送られていた問題について「幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」と述べたと朝日新聞日テレニュースなどが報じた。


首相が話した「珍答弁」

共産党の宮本徹議員から、「文書は見たことがなくても募集していることはいつから知っていたのか」と追及され、冒頭の珍答弁が飛び出した。宮本氏は「私は日本語は48年間使ってきたが、募るというのは募集するというのと同じですよ。募集の募は募るっていう字なんですよ」と皮肉たっぷりに諭した。これに対して安倍首相は、これまでの経緯の中で観光ツアーへの参加がふさわしいと事務所が判断した人に声をかけていると回答。しかし宮本氏は、文書に「コピーして友人も知人も誘ってください」と記載されていることについて触れ、「ふさわしい方に声をかけてるんじゃないです」「これが募るってことなんじゃないですか」と厳しく追及を続けた。安倍首相は、「ふさわしい方で募っているという認識があった。たとえば、新聞などに広告を出してどうぞということではない」と苦しい説明を続けた。

珍答弁にばかり気を取られがちだが、安倍事務所が「桜を見る会」の参加者を募ったことは判明。果たしてこれは、買収行為と取られるか。今後の動きに注目したい。

有権者への観光ツアー

「桜を見る会」とその前日に行なわれた夕食会に加え、4つのコースから選べる都内観光ツアーのこと。案内の文書や「桜を見る会 あべ事務所ツアースケジュール」は、安倍晋三首相の事務所名で地元有識者に届いたという。中には「招待状は内閣府より、直接、ご連絡いただいた住所に送付されます」など記載されていた。また、「桜を見る会注意点」として、問題となっている安倍首相夫妻との記念撮影の手順を記した案内もあったという。

セクシー不倫疑惑の小泉進次郎大臣「おじさんメール^_^」の衝撃

小泉進次郎環境相(38)が人妻実業家の一般女性と密会し、ホテル代約10万5000円を政治資金から支出した疑惑について、裏付けとなる新たな情報を入手したと週刊文春が報じた。


軽井沢不倫旅行当日のやりとり

週刊文春が入手したのは、女性と進次郎氏の間で交わされた96通におよぶ証拠メール。問題となっている軽井沢不倫旅行当日の2015年6月27日は、「着いたよ^_^4××^_^」(進次郎氏)「今向かってます」(女性)「待ってるよ^_^」とやり取りを交わしている。他にも、別日の密会や親密な様子を表す文面が多く含まれていたとのこと。

ホテル代は政治資金から

不倫旅行の宿泊代の約10万5千円は、進次郎氏の政治資金管理団体から支出されていることはすでに確認されており、領収書や政治資金報告書など証拠も出てきている。しかし、進次郎氏は28日の衆院予算委員会で「法令に基づいて対応している」と述べるに留まった。

29日に帰国の日本人3人、新型肺炎の感染を確認。症状ない人も

中国・武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎に関連して、厚労省は30日、武漢市から29日に政府のチャーター便で帰国した日本人のうち、3人から国立感染症研究所の検査で同ウイルスの陽性反応が出たと発表したと、NHKニュース読売新聞などが速報で報じた。確認されたのは、症状のない40歳代男性と50歳代の女性、熱などの症状があった50代の男性の3人。症状のない2人は、念のために行った検査で感染が分かったという。

29日のチャーター機では日本人206人が帰国。検査を拒否した2人を除いて、新型コロナウイルスの遺伝子検査を受けていたという。3人が感染していたことについて厚生労働省は会見をおこなう。

Twitterの反応




※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: NHKニュース読売新聞

image by: 国立感染症研究所「コロナウイルス とは」

日本製マスクは3.5倍の価格で販売。新型肺炎で揺れる上海の現状

1月29日の時点で、中国での感染者数は6,000名を超え、死者数は130人を超えてしまった新型肺炎。29日朝には、封鎖された武漢からの帰国を希望する日本人を乗せた政府のチャーター機が羽田空港に到着しましたが、中国最大の国際都市・上海はどのような状況にあるのでしょうか。今回の無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』では、上海在住の日本人著者ジンダオさんが、マスクに並ぶ長蛇の列から、チャーター機の届けたマスクなどの支援物資の反応等を含めて詳細にレポートしています。

慌ててECサイトでマスク購入も売り切れ。武漢の影響を受ける上海の状況

少し対応が遅れたのですが1月21日(火曜)に「どのくらいの期間、影響が起きるのだろう」と考え直し、自宅にあるマスクの数を確認。30枚から40枚はあったのですが、今後外出を控えたとしても心もとない数。

慌てて使い捨てマスクをネットで注文。上海や上海近郊に在庫がある場合は翌日配送なのですが、24日からの春節休みを控えて18日から2日までの注文は配送が2月4日になるとの通知が。春節期間の案内とは別に配送先が遠方の倉庫からの配送のようです。

ひとまず3M社の50枚セット(128元=約2,050円)を注文して、他のマスクを確認。別の場所(メーカー)の場合は、早く到着する可能性があるため。再度注文をしたのですが同様に2月4日以降の表示。ただ配送が遅れるにしても120枚を追加注文(148元=約2,370円)。

注文数は合計170枚。自宅在庫と併せて200枚。半年は持ちますし、仮にマスクを持っていない友人にも分けられる数が確保できそうです。

早く配送ができるかも。もしくは他からの注文が増えて配送が遅れる。そんなことを考えて分けて発注をしたのですが、発注後に配送元を調べると山西省と広州市からの配送でした。

注文後はメーカーからの配送状況がトレースできるので、確認をすると山西省に発注した50枚は春節中ですが配送が動きだし、無事に自宅の配達BOXへ到着。昨日は大雨だったので先程、取りに行ってきました。

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商品を見ましたがすり替わり等も無い感じ。私の所にも動画が拡散されて来ましたが、ゴミとして捨てられた使い捨てマスクを集めて熱湯で消毒して利用(販売)しようとした中国人もいたため、ちょっと確認をしてしまいました。

注文後にECサイトを再確認すると在庫なしの表記に

ちなみに購入した2種類のマスクを27日付けで確認すると「暂无定价(zan wu ding jia)」の文字。在庫が無い状態。また定価なしが気になります。一気に価格が上がらなければいいのですが。

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現状ECサイトや近所のスーパーで販売しているマスクは布製で中の生地を入れ替えて利用するマスクが中心。もしくは使い捨てでもペラペラで何も防げなさそうなマスク、あとは最近流行っている黒いスポンジ状の生地のマスクが中心。たまに販売している品も私が購入したような品が1枚で48元(754円)とトンデモナイ価格となっています。

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春節でマスク工場は生産休止中も多く(今回の一件で生産中のマスク工場もあるとの話もあり)、私のように慌てて購入をする中国人も多いと思いますが、タイミングが悪く購入出来なかった人も多いと推測されます。

私は引きこもっているのですが、本日テイクアウトサービスを使って注文をした所、テイクアウトスタッフはマスクをしておらず、お客さんに気を使い口元に手を当てていました。マスクをしたくても在庫が無いんだと思いますが、この辺は何とか処置をして欲しい部分です。

武田教授が警告。本当の恐怖は温暖化でなく「寒冷化」という事実

先日掲載の記事「武田教授が警告。朝日とNHKが今すぐやめるべき温暖化という大嘘」では、「環境問題」などもともと存在しないという持論を展開した、中部大学教授の武田邦彦さん。武田さんは今回、自身のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』で、仮に温暖化ガスが増加しとしても気温の変化が抑えられるメカニズムを紹介するともに、本当の恐怖は温暖化よりも寒冷化だとしてその理由を記しています。

30年後予想が100年後に。考えられる「気候変動」による実際の影響とは?

現在は、現代型の生物(多細胞生物)が誕生してから、三番目の氷河時代で、その中でもおそらくは生物が経験する初めての寒冷な温度であると考えられます。多くの生物にとって寒い時代ですので、生物の大半は赤道直下にいます。

ブラジルのアマゾンやインドネシアには植物(森林など)が、アフリカのサバンナには動物が快適に生活していますが、いわゆる温帯と言われる地域は、家屋、衣服、暖房などが使える人間には良いのですが、動植物は寒く、その数は赤道直下に比べて極端に少ないのです。

本当に生物のため、自然のためを考えれば、このままの状態だと若干温暖化ガスが増えるので、それで気候などがどうなるかを観測し、それから対策を取るというのが正しいと思います。マスコミや環境運動家の誤った誘導で、「温暖化ガスの増加はゆっくりだが、気候の変化は急激に起こる」という非科学的な認識が広がっています。

アメリカの上院で「気候変動」の可能性が指摘されてからすでに30年以上が経ったのですが、当初の予想と比較して、現実の気候の変動は予想よりはるかに小さいものでした。そのため、21世紀に入ってから、それまで30年後の気候変動と言っていたのを、環境運動家は100年後に切り替えました。30年後ですと、最初の予想の時期がすでに過ぎ、大幅に予想が狂っていることが明らかになっているので、誰も確認できない100年後としたのです。

また、一度、温暖化ガスが増加して温暖化が進んでも、それが危機的な状態になったら、植物の生育速度があがり、ガスの吸収が多くなりますし、海洋の植物プランクトンも増加します。さらに空気の気温が高くなると、徐々にその熱が海に伝熱しますが、海洋は4,000メートルもあり、さらに空気に対して水の比熱が1,000倍にもなるので、熱の大半は海洋に吸収されます。さらに海洋は流動性があって、100年単位で海流によってかき混ぜられますので、気温の変化は抑えられます。

つまり自然は変化の方向に対して、それとは反対の反応が進みますので、それ
も十分に考慮しておかなければなりません。

習近平の「国賓待遇来日」は安倍外交の政策ミスと断言できる理由

これまでも「今までの外交努力が水の泡。習近平「国賓」で安倍首相に痛烈批判」等の記事で、習近平国家主席を国賓として迎える予定の安倍総理に対して苦言を呈してきた、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さん。北野さんは今回、自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、中国に接近する総理の姿勢を改めて批判するとともに、「ポスト安倍」についても言及しています。

北野は、日本政界の現状をどう思うか?

今日は、日本政界の現状について考えてみましょう。

民主党政権の悪夢

09年、民主党・鳩山政権が誕生しました。この政権は、極めて短期間で、日米同盟をボロボロにしました。

12年、野田政権の時代、日米、日中、日ロ、日韓関係は最悪になっていた。日中関係は、尖閣国有化で戦後最悪になった。ロシアは、メドベージェフが北方領土を訪問し、日本国民が怒っていた。韓国は、李が竹島を訪問。さらに、「日王が韓国に来たければ謝罪せよ」などといい、国民が激怒していました。

民主党はリベラルで、すべての国と仲良くするのかと思いきや、実際には、日米、日中、日ロ、日韓との関係が最悪になった。興味深いパラドックスですね。

民主党が政権についたこと、仕方なかったでしょう。自民党がしっかりしていれば、決して政権交代は起こらなかったはず。ですが、民主党の3年間は、ひどかった。国民には、この時のトラウマがあり、なかなか野党支持が増えないのだと思います。

安倍政権の外交的成功

安倍政権は、悲惨な日本外交を立て直す必要がありました。2013年、中韓の反日プロパガンダが成功し、日米関係は最悪でした。しかし2014年3月、ロシアがクリミアを併合したことで、オバマは安倍総理に接近します。日本を「対ロシア制裁網」に入れるためです。

2015年3月、AIIB事件が起こりました。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、イスラエル、オーストラリア、韓国など、いわゆる親米諸国群が、中国主導AIIBに参加することを決めた。世界の人々は、「アメリカの衰退と中国の影響力の大きさ」を自覚しました。この時、日本はAIIBに入らなかった。それで、日米関係はよくなりました。そして、安倍総理は2015年4月、アメリカ議会で「希望の同盟演説」を行った。日米関係は、ものすごく良好になりました。

2015年12月、いわゆる慰安婦合意で、日韓関係もしばらく好転。2016年12月、プーチンが訪日し、日ロ関係は劇的に改善されました。こうして安倍総理は、2016年末時点で、民主党が破壊しつくした日米、日ロ、日韓関係を修復させたのです。

皆さんご存知のように、中国は2012年11月、「反日統一共同戦線戦略」をロシア、韓国に提案していた。安倍総理は、中国の戦略を無力化することに成功したので
す(この辺の詳細、山盛り証拠は、こちらの本『中国に勝つ日本の大戦略』(北野幸伯 著/扶桑社)でゲットしてください。

ブレる安倍外交

安倍外交は、2015、2016年、2017年、満点でした。それで私は、ずっと安倍政権を支持してきた。しかし、特に「安倍信者」ではなく、消費税増税、3K外国人労働者の大量受け入れなどに、ずっと反対してきました。

ところが、安倍外交は、2018年からかなりおかしな方向にいっています。2018年7月、米中覇権戦争がスタートしました。この頃から、日本は中国に接近。そのせいで、日米関係がギクシャクしています
日ロ関係も、安倍政権が、「せめて2島を取り返そう!」と急ぎはじめたせいで、再び悪化してきました。日韓関係は、皆さんご存知ですね。

というわけで、現状

  • 日米関係=あまりよくない
  • 日ロ関係=よくない
  • 日韓関係=最悪

これは、まさに中国の「反日統一共同戦線戦略」そのままの状態。そして、日中関係は、「まあまあ」。

人の記憶に近いのは「上書き保存」か「名前を付けて保存」か?

現在40代後半以上の日本人の多くが、おそらく大人になって初めて目にし耳にした言葉「上書き保存」。最初はこの言葉に違和感があったのに、いまでは「親近感」すら感じると語り、その理由を探るのは、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんです。思考の果てに山崎さんが行き着いたのは、人間の記憶の仕方が「上書き保存」だからではないかとの考えでした。いったいどういうことなのでしょうか?

上書き保存のこと

「上書き保存」。初めてこの言葉をデスクトップ画面上に見た時の違和感はちょっと忘れられない。

勿論「上書き」も「保存」もそれまで存在しなかった語という訳ではない。ただ「上書き」はそれ自体滅多に使うことのない珍しい語であった。そもそもの語義としては、手紙や贈答品の表に文字を書くこと(所謂、表書き)あるいは紙等の節約のために既に書かれた文字の上に重ねて文字を書くこと、といった感じであろう。

なるほど滅多に使わない筈である。現代では手紙は滅多に書かないし、贈答品の類は表書きがプレプリントされていたりして自分で筆を執ることは滅多にない。紙に至ってはふんだんにあるから重ね書きなどをすることも滅多にない。それでも意味は分かる語であった。

それがありふれた「保存」と組み合わされて「上書き保存」という新造語となりPCにおけるデータ保存の一つのあり方を意味するようになったのである。言うまでもなくこの「上書き」は重ね書きの方のイメージである。文章に文章を上から重ねて書いて保存という訳である。

ただこれがなかなかに分かりづらかった。そもそも文字に文字を上書きしたものは既に反古ではないか、それを保存してどうするのか、そんなふうに考えたりしたのである。それに「上書き」と言っても上書き的行為をしているとは到底思えず、せいぜい書き加え、書き直しと言ったところで落ち着くべきであるような気がして仕方がなかった。これが、例えば「最新のものを保存」とか「現行のものを保存」だったら余程分かりよかったことであろう。

ともかく「上書き」すればそれまでのものはなくなってしまうという結果が何とも空恐ろしくて、初めの頃はやたらと「名前を付けて保存」をしては分身ばかりを増やしていたような気がする。

ところが今ではこの「上書き保存」にすっかり馴染んでしまっている自分がいる。概念としては勿論のこと、記憶デバイスにデータが上書きされていく様子が観念的にも理解できるのである。ほぼ毎日使う物とは言え、この変わりようである。自分でも少し呆れてしまう。

そればかりか「上書き保存」という言葉に何とも言えないしっくり感を抱いてしまうのである。これはちょっと不思議な感覚である。この「しっくり」はどこから来るのだろう。一体何に親近感を覚えているのだろう。

国連決議完全履行はお題目か。制裁対象の中国船を看過する日本

毎年1月1日恒例の「新年の辞」を公表しなかった北朝鮮。国際社会が狭める対北朝鮮、対金正恩包囲網の影響が少なからずあると見解を述べるのは、メルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』の著者で、北朝鮮研究の第一人者の宮塚利雄さん。そうした情勢の中、制裁対象である中国企業の船が沖縄に入港した際、必要な調査もせずそのまま出港させていたという日本の対応を「体たらく」と問題視しています。

金正恩包囲網が胎動する中で日本は…

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、1月1日に、新年恒例の「新年の辞」を発表しなかった。新年の辞は、北朝鮮研究者には必須の文献、資料であり、金正恩にとっては自らの治世を謳歌するものであったが、今年はあえて公表しなかった(これについては前号で宮塚寿美子が解説しているので参照されたし)。

そればかりか、3日にはイランの革命防衛隊の特殊部隊「コッズ部隊」のガゼム・ソレイマニ司令官が、イラクの首都バクダットの国際空港で米軍のヘリコプター攻撃を受け殺害されるというニュースが飛び込んできた。このニュースに接した金正恩は、さぞかし驚愕のあまり、猪首(いくび)を竦めているのかと思ったら、1月8日の誕生日に工場視察などを行っており、表面上は気丈な態度を見せているとのことだったが、内心は穏やかではないはずだ。トランプ大統領との化かしあいはともかく、金正恩包囲網が展開されている。

アメリカ財務省は、14日、国連安保理決議に違反して北朝鮮労働者の海外派遣に関与したとして、北朝鮮関連の2団体を制裁対象に指定した。うち1団体は中国に拠点があり、米国内の資産が凍結され、米国人との取引が禁止されるという。ムニューシン財務長官は声明で、「北朝鮮労働者の海外派遣は、国連制裁に違反し、違法な収入を増大させている」と指摘したが、北朝鮮の非核化をめぐる米朝協議が停滞する中、今回の措置で北朝鮮がさらに反発を強めるのは必至である。安保理決議は、昨年12月下旬までに北朝鮮労働者を帰国させるよう加盟国に求めていた。