焼いて載せるだけ。たった12分で作る男の「とん平焼き」レシピ

発祥地の大阪のみならず、今では全国区の知名度を誇る「とん平焼き」。大きな鉄板で作るイメージがありますが、実はフライパンでも作れちゃうんです。今回の無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』で紹介されているのは、たった12分で作れる「ズボラとん平焼き」。半熟のトロトロ卵の作り方も写真入りでわかりやすく説明されています。

野菜たっぷり!とろとろ玉子のとん平焼き

gatugatu佐藤です。今回は、「豚バラ肉で酒のアテ」を伝授します。今回の料理、以前に公開した料理ですが、鉄板焼き専門の特別な技術なんかいりません。フライパンで簡単に作れます。焼く、のせる。だけ誰でも早く作れて、そして旨い! そんな、ズボラな「とん平焼き」を公開したいと思います。

作り方と出来上がりを見ると「とん平焼き」というネーミングが当てはまりません。見た目はぺい)」ではないからです。完成すると「平ら」でない。ドームのような山です。「とん山(やま)焼き」といった方がいいのかもしれません。

が、そんな名前なんかどうでもよく、あなたが、この料理をマスターすれば今まで食べたことのない、野菜たっぷりで食べごたえのある豪快な「とん平焼き」が味わえます。マスターするとか、しないとか、そんな表現すら必要ないカンタンな料理です。キャベツ、玉ねぎ、人参、もやしと豚肉の野菜炒めを作りお皿へ盛る。次に、半熟トロトロの玉子を焼いて、野菜炒めの上にのっけます。後は、マヨネーズとお好みソースぶちまける。これだけ。

本格的な鉄板焼きの「とん平」のように豚肉を玉子で包んだりしません。豚肉入り野菜炒めにトロトロ玉子をのせるだけ。12分あれば作れるズボラ料理です。お好み焼きソースとトロトロの玉子と野菜炒めが口の中で旨味と甘さをバランスよく感じます。

前回も言いましたが、この料理も、私が大阪で最後に働いた居酒屋でマスターした大人気の一品です。しのごの言わさず、とにかく料理のスピードを強く要求する店のオーナー。お客さんを待たせない! 早く食べてもらいたい! 一杯目のビールの後にすぐ食える! そんな居酒屋でしたので、豚肉入り野菜炒めに玉子がのっかてるだけの「とん平焼き」の形ができたようです。

ズボラな料理でしたが宴会の幹事さんには、「コース料理に加えてくれ!」といわれるほどの人気料理でした。お客さんから注文が入って平均6分以内に作って提供。丁寧さより「スピード」。なので、作る過程ははっきり言って「雑」です。あなたには、丁寧に綺麗に作って食べて頂きたと思っています。早くて6分で作れるので、2倍の12分あれば丁寧で綺麗に作れます。私的には料理は「雑」に作ると少し不味くなるような気がします。丁寧に作る=心がこもっている私はそう思っています。と、思っていながら「ぶち込む!」とか「ぶちまける!」とか言ってレシピの説明をしているので矛盾してますが……時に、男料理は、豪快さも必要じゃないかと。では、詳しいレシピ、大量の写真で説明します!

レシピ

【材料】
豚バラ肉スライス……150g
(すぐ熱が通せるように薄切りのスライスがいいです)
キャベツ……100g(1/6個)
玉ねぎ……1/2
人参……20g
もやし……1/3P
卵(M玉)……3個
サラダ油……5cc+5cc+25~30cc(オリーブ油、胡麻油でもOK!)
マヨネーズ、お好み焼きソース……適量
刻みネギ……少量(市販のパック入りのものでもOK)
削りかつお節……少々

 

1.玉ねぎは、皮を剥いて5mm厚のスライスにします。

厚みが薄いと早く熱が通り過ぎて軟らかくなり過ぎます、少し分厚く切ってください。

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2.キャベツは、大体4cm角に切ります。

重なっている部分は、1枚づつバラします(重なっていると熱が通りにくい)。茎の部分は薄く刻みます(熱の通りが遅いので)。

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3.人参は、3~4枚薄く輪切りにして、それをずらして重ねて端から薄く刻みます。

もやしは、流水でササっと洗い、水気をよくきっておきます。

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4.豚バラ肉は、8cmくらいの長さに切ります。
焼くと小さくなるので大きく切ります。豚肉がメインですので存在感を出すために大きく切ります。

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5.卵は、ボウルに割り入れ白身が消える程度に混ぜます。
混ぜすぎるとトロトロ感が薄れます。

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6.フライパンを強火で熱します。

サラダ油を5cc入れ、豚肉を炒めます。豚肉の赤いところがなくなり、熱が通ったらお皿などに取り出します。

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7.フライパンは、洗わずそのまま使います。

再度サラダ油を5cc加えて、強火で玉ねぎと人参を炒めます。

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8.人参が少し軟らかくなったら、キャベツを加えます。

水50ccも入れて強火のままよく炒めます。

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9.もやしも加えてさらに炒めます。

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10.もやしが少し軟らかくなり、炒めた豚肉も加えて混ざったら、お皿(写真は鉄板にのせてます)に山盛りにします。

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11.フライパンを流水で洗います(洗剤はつけない)。

再度強火で熱します。サラダ油を25~30cc入れ、煙が出だしたら溶き卵を流し入れます。

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12.菜箸で素早く回すように混ぜて、固めていきます。

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13.卵が半分固まった(半分は生)ところで(10.)の上に形を崩さないようにゆっくり、そろ~っとのせます。

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14.お好み焼きソース、マヨネーズの順で互い違いにかけます。

少なめにかけて、食べて味が薄い時に足して下さい。刻みネギ、かつお節をぶっかけて完成です!

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野菜炒め作って、その上に「とろとろの玉子焼き」をバサッとのせる、後はマヨネーズ、お好みソースをぶっかけるだけ!

すぐにできる「ズボラとん平焼き」です。ズボラですが、酒のアテになる食べごたえ抜群の旨い一品です。是非! 作ってみて下さい。

【書評】ベテランは褒められたくはない。年下部下との仕事の仕方

年配の非管理職のベテラン社員さんとの接し方になんとなく戸惑いを覚えるというお話、よく聞かれます。そんな思いを抱いたことがある、もしくは現在進行形で抱いているという方にお勧めしたいのが、今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介されている一冊。ベテラン社員とどう接したらよいのか、どうすれば彼らのやる気を喚起させお互い気分よく仕事ができるのかという具体的な方法が書かれた良書で、土井さんも強く推薦しています。

なんとかしたい!「ベテラン社員」がイキイキと動き出すマネジメント』片岡裕司・著 日本経済新聞出版社

こんにちは、土井英司です。

先日もコメントしましたが、リンダ・グラットンの『ライフシフト100年時代の人生戦略』は、これからの日本人の生き方の指針になると思っています。

というのは、「人生100年」を前提とした場合、キャリアも資産運用もパートナーシップもすべて変更を余儀なくされるからです。

かつての価値観であれば、みんなが出世を目指し、家庭を築いて、ある程度資産を構築したら、あとは余生を送る、で正解でした。定年が60年で、寿命が70歳であれば、働く年数は30数年、子育ては50代後半には終了、老後も10年程度生きるためのお金があれば十分だったからです。

でも、人生が100年になると、話は違います。子育てが終わっても人生はあと30年以上あるから、よほどの資産家じゃない限り、働き続けることを余儀なくされる。何より、30数年も働き続けたら、時代も変わるし、本人も変わる。同じ職場、同じ仕事でモチベーションを保ち続けることは、極めて難しいでしょう。

女性の場合、これに子育てや介護、夫の死(通常女性の方が長生きする)が加わるので、さらに複雑です。

再就職の60代、70代に加え、子育て終了後の女性、介護中の男女、夫の死後、働く女性が加わると、キャリアは変更・中断するのが当たり前」「出世よりも働きがい」となるのではないでしょうか。

本日ご紹介する一冊は、そんな時代に向け、すべての人に読んで欲しい一冊。

これから増える「ベテラン社員(年配の非管理職)」に、マネジメントがどう接して行けばいいか、どうやって彼らの働きがい、生きがいを促進するかを説いた、画期的な一冊です。

なかでも、ベテラン社員を深く知るための「仕事年表のしくみは目からウロコ。ここだけでもチェックしていただきたいと思います。

どうやってベテラン社員のプライドをシフトするかという視点、具体的なツール、実際に大企業がどう取り組んでいるかという事例まで、この未解決の課題に、見事切り込んだ一冊といえます。

これでネイティブっぽい発音に!英語学習のプロが教える「ワルツ音読」

日本人が英語を学ぶ時、最も苦戦するのが発音ではないでしょうか? 読み書きはできても、なかなかネイティブのような発音は難しいですよね。「伝わらなかったらどうしよう・・・」と思って、分かっていても敢えて英語を話さない、なんていう経験がある方もいるのでは? 英語のスペシャリストで、無料メルマガ「カリスマ英語ナレーターユッキーがお届けする!週間ラジオ英会話♪」の著者ユッキーさんが、発音が一気に上達する「7つのコツ」を伝授してくれています。誰でも楽しく学べて、発音が良くなる「ワルツ音読」とは何なのでしょうか?

日本語と英語の違いを押さえましょう!

発音、よくしたい!

実は英語の発音って意識するポイントを押さえれば誰でも簡単に、楽に「通じる発音」を身につけることができるんです。

でも単調なトレーニングはイヤ!

そんな方のために、今日は楽しく取り組める上達法をお伝えします。

例えば「ありがとう」という言葉。

日本語では「あ・り・が・と・う」

どの文字も同じ声のボリューム、文字と文字の感覚も均等に発音されますが、

英語では「Thank you.」[θǽŋk]  [júː]

単語にはアクセントがあります。

もちろん、日本語も

「あ・・が・と・う」

アクセントがついたように強調されることもありますが、英語のように絶対的なものではありませんよね。

アクセントを「強調」するには?

「発音がいい!」

「聴き取りやすい!」

「あの人、英語上手い!」

英語力を評価される人の共通事項は「アクセントを強調している」こと。

言ってしまえば、ネイティブのようにクリアな音で発音出来なくてもしっかりと強調さえできていればそれだけで一気に英語らしくなります。

  1. 声は大きく
  2. 息の量を多く
  3. 遠くにボールを投げるイメージ

“Thank you.”

「やりすぎ!?」くらいがちょうどいいです

米国人との交渉には最後にこの台詞でキメる。実践ビジネス英語

日本人は交渉が下手、とよく言いますが、異文化摩擦を防ぐより良いコミュニケーションのための英語表現ヒントをお伝えするメルマガ『心をつなぐ英会話メルマガ』で、ビジネス交渉シーンで使える英語表現と交渉の心構えを解説しています。

今週のテーマは、

英語の決まり文句、Here is a deal. という一言

です。

この一言は、相手と話し合いをした末に、「こうしよう」と解決策を表明するときのきっかけとなる言葉です。つまり、compromiseをしようともちかけるときの表現です。

ところで、このcompromiseという言葉。辞書をひけば、「妥協」という意味で訳されています。そして、「妥協」という言葉は「肯定的」な意味の言葉ですか、それとも否定的な意味の言葉ですかときけば、多くの人が否定的な言葉と捉えます。

日本では、「妥協」という言葉は、妥協の産物という言葉に象徴されるように、何か自分の意思や信念に反して利益のために相手に歩み寄るといったイメージがこの言葉の中に含まれます。また、政治家が政治的利害のために歩み寄るというイメージもあるはずです。

では、compromiseはどうでしょう。 アメリカ人はほとんど誰もが、これを積極的で肯定的な言葉と捉えます。その理由は、お互いの違いを認めながら、そこからより高い解決方法を見つけることを意味していると思うからです。

英語圏、特にアメリカにはbrain stormという文化があります。これは、テーブルの上に意見を出し合って、遠慮なく戦わせることで、より建設的な結論を導き出そうという議論の方法を指します。compromiseはそうした行為の末に導き出されたソシューションをも意味しています。このbrain stormというコミュニケーション文化のない日本では、欧米流のcompromiseの概念そのものが希薄なのかもしれません。

このように、言葉の辞書的な意味の背景に隠れる意識の違いを理解しないと、それが思わぬ誤解の原因となりかねません。例えば、meetingを会議と訳しますが、会議の持ち方自体が欧米と日本とでは異なります。会議の席上でどんどんbrain stormをして議論を重ね、結論を導き出す行為(アメリカと、根回しなどで事前にコンセンサスを構築して、ミーティングでそれを確認する行為(日本)とでは、同じmeetingといっても、その方法が大きく異なるからです。

Here is a dealという一言。

これは、まさにbrain stormといった行為を経て、複数の意見を吟味した上で提案を行うときの一言なのです。

心をつなぐ英会話メルマガ
『心をつなぐ英会話メルマガ』では、4000名以上の企業エグゼクティブへのコーチ、コンサルティングの内容を、実際の質問やアドバイスの実例にそって紹介。海外でのビジネス、留学、時には旅行などでも実際に起こる異文化が故のコミュニケーションの課題、誤解のプロセスについての、実践に即したアドバイスが得られます。
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日本の「ゴミの分別」は本当に役に立っているのか?武田教授が苦言

話題となった「日本はゴミの分別をもうやめよう。武田教授が指摘する日本人の悪癖」という記事で一般論を覆す事実を明かした、メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者で、中部大学教授の武田邦彦先生。私たちが日頃から自治体のルールに従って厳格なルールに縛られている「リサイクル」や「ごみの分別」は本当に必要なのかをテーマに、実際の数字を見ながら今後数回に渡って検証していきます。

分別は役に立っているのか?(1) 食べ物はリサイクルできるか?

「ゴミの分別は役に立つのか」を科学的に見る

毎日、多くの人が「ゴミの分別」をしています。地域によっては「分別されていなければ収集しない」というところもありますし、ある自治体では「他人が出したゴミ袋の中身をチェックして、正しく分別されていなければその家に返す」などという「自由に生活して良いと憲法に書いてあることと矛盾するようなことも行われています。

でも、本当に分別が大切で、分別しなければ日本の環境が破壊されるとか、子供の時代に汚染を残すというなら、強制的にでも分別をしなければならないでしょう。

そこで、このシリーズでは「分別するのは本当に役に立つのか?を科学的に整理して考えてみたいと思います。

人間が生きる事というのはどういうことでしょうか? お母さんが赤ちゃんを産み、多くの人がかかわってすくすくと育ち、やがて成人になって社会に出て行きます。社会人として結婚し、家庭を持ち、仕事で社会に貢献し、そして老年になってやがて他界します。この間、多くの生物と違い人間は多種多様のものを使います

人間と比べて、たとえば樹木はほとんどを自分でやります。大草原に一粒の種が落ちると、それがやがて芽を吹き、双葉になり、さらに成長してやがて大きな樹木になります。

ところが人間は生物が誕生してから37億年後に誕生した欠陥生物なので周りのあらゆるものを使いながら人生を送ります。動物はおしめも使いませんし、ご飯も調理しません。学校も、受験勉強も、結婚式も、洋服も、電車も……すべていりませんが、人間にとってはとても大切なものです。だから、たとえば日本人は一年に一人当たり約20トンもの資源を使います。一年に必要な食料は約200キログラムですから、動物に比較すると実に100倍の資源を使っていることになります。

だから、あまりにもったいない、少しでもリサイクルして再利用したいと思うのが人情というものです。でも、それは「できること」なのでしょうか?

失言連発で物議。NHK籾井会長の退任を、新聞各紙はどう報じたか?

数々の政権寄りとも受け取れる発言で、就任以来各方面から批判を浴び続けてきたNHKの籾井会長。報道の独立性を忘れたかのような姿勢は「民主主義の危機」とまで指摘されました。そんなNHKの次期会長に決定したのは、元三菱商事副社長の上田良一氏。彼は籾井氏によって地に落ちたNHKの信頼を回復させることができるのでしょうか。そして新聞各紙はこの人事をどう報じたのでしょうか。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ』の著者でジャーナリストの内田誠さんが詳細に分析しています。

籾井氏退任! NHK新会長決定について、各紙はどう報じたか

【ラインナップ】

◆1面トップの見出しから……。

《朝日》…「NHK会長に上田氏」
《読売》…「日本 読解力8位に低下」
《毎日》…「カジノ法案 成立へ」
《東京》…「カジノ法案 衆院通過」

◆解説面の見出しから……。

《朝日》…「籾井氏後任 安定を重視」
《読売》…「長文 不慣れな中高生」
《毎日》…「格差広げたカジノ」
《東京》…「情報環境激変 読書のススメ」

ハドル

《朝日》《読売》《毎日》の3紙は、1面トップと解説記事を同じテーマでそろえています。テーマそのものは「NHK会長」「子どもの読解力」「カジノ」と別々なのですが。《東京》は、それらのテーマから1つずつ選んで1面トップと解説を構成。さて、思案のしどころです。

現状、3つの中で一番大きいテーマは、「NHK会長」というのが私の個人的見解です。幸い、朝日を筆頭に各紙、それぞれの立ち位置から報道していますので、今日はそういうことで…。

今日のテーマは…、籾井氏退任! NHK新会長決定について、各紙はどう報じたか、です。

基本的な報道内容

NHK経営委員会は、来年1月で任期満了となる籾井勝人会長の後任に、経営委員で元三菱商事副社長の上田良一氏を全会一致で選出した。上田氏は12人の経営委員中、唯一の常勤で、経営委員から会長が選出されるのは異例。また、経済界出身の会長は4代連続に。

籾井現会長は就任会見で「政府が右というものを左と言うわけにはいかない」などと発言するなど、様々批判され、国会でも、NHK予算案に一部野党が反対する異例の事態を招いていた。

上田新会長への賛歌

【朝日】は1面トップに2面の解説記事「時時刻刻」。見出しを並べる。

  • NHK会長に上田氏
  • 元三菱商事副社長 現職の経営委員
  • 籾井氏は来月退任
  • 籾井氏後任 安定を重視
  • 内部に精通 異例の起用
  • 「頭切りかえ 職責果たす」
  • 「籾井降ろし」今秋に加速

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記事の特徴として気付いた点はいくつかある。その筆頭は、新会長に選ばれた上田氏に対する手放しの賛辞だ。

いわく、「経営委とNHK執行部の両方の立場を理解」、「職員とも信頼関係」、「落ち着いた性格で受け答えにも安定感」、「財務に精通」、三菱商事の社内でも「非常に真面目な理論派で、一度決めたことはきちっとやる」、「豊富な国際経験」と、歯が浮きそうな褒め言葉のオンパレード

旧財閥系の経営幹部というだけで不安の材料にしても良いくらいだと私は思うが、そうした感覚は《朝日》にはないらしい。ただ、思えば、上記の褒め言葉、総て現会長の籾井氏に欠けている点と考えれば、納得もいく。「上田氏を選んだ」のではなく、「籾井氏を降ろした」ことの方が重要だった。それが賛辞の連続につながったかと。

事実、籾井氏は経営委員会と決定的に対立するに及んだ。その間の事情を比較的詳しく書いているのも《朝日》記事の特徴と言えるかもしれない。ただ、記事は、籾井氏が安倍政権寄りの発言を繰り返し、「報道機関トップとしての資質が疑問視された」ことで経営委員会と対立したのか、それとも、直近の問題として浮上した受信料引き下げ提案を巡っての対立が「籾井降ろし」につながったのか、そこのところは明らかにしていない。僅かに前者ではないかと思えるような表現もしているが、定かではない。

新会長がどのような方針をとっていくのか。NHKのニュース番組の内容やキャスターのコメントがどう変わっていくのか、視聴者としてはその結果で新会長の評価を決めていくしかあるまい。

全くの私見だが、NHKが本当に変わるためには、籾井氏を降ろすだけでなく、籾井氏の肝いりで行われた人事を元に戻して「腰巾着どもを一掃し逆に降板させられたキャスターなどを戻すというような荒技が必要ではないだろうか。籾井氏の本当の問題は、「発言の不適切さ」ではなく、恣意的な人事に代表される「行動の不適切さにこそあると思うからだ。報道を含む番組制作に与えた悪影響を払拭するのが、新会長の最重要課題。違うだろうか。

1本の傘を3万円でも買いたいと思わせる、福井県発の傘メーカーの戦術

3万円という価格ながら、順調に売上を伸ばす「濡れない傘」をご存知でしょうか。無料メルマガ『MBAが教える企業分析』の著者・青山烈士さんが今回分析を試みるのは、そんな超高級傘「ヌレンザ」を手がけるメーカー・福井洋傘。数ある高級傘の中からヌレンザが選ばれる理由はどこにあるのでしょうか。

競合他社との違いを訴求する

高級傘メーカーとして人気の企業を分析します。

福井洋傘(高級傘メーカー)

今回は福井洋傘の「ヌレンザ」にフォーカスをあてます。

戦略ショートストーリー

モノにこだわりを持ち、雨の水滴で濡れたくない方をターゲットに「お客様の都合が第一の文化」に支えられた「いつも乾いた状態で持ち歩ける」という強みで差別化しています。

濡れない高級傘という独自の商品を高島屋での売り場展開や「レクサスコレクション」に採用されることで、高級傘ブランドとして認知され、顧客の支持を得ています。

■分析のポイント

競合他社との違いを訴求する

3万円の傘と聞いてどう思いますか? 一般的には100円で傘が買える時代ですから、高いと思われる方も多いと思います。すぐ乾くからといって、傘に3万円払うかというと、多くの方はそうはいかないでしょう。100円と3万円ではあまりにもギャップ(価格差)がありますからね。

ですが、「ヌレンザ」は大衆向けの商品ではありませんし、そもそも100円で傘を買う人はターゲットではありません。だからこそ、百貨店を販路として催事などを行ってきたわけです。一部の価値がわかる人に伝わればいいというスタンスです。

そして、この価値を認めてくれたのがトヨタの高級車ブランド「レクサス」だったわけです。「レクサス」が「レクサスコレクション」に商品を選定する際の基準はあるでしょうが、基本的な考え方は、「レクサスに乗る方にふさわしい商品であるかどうかということだと想定されます。この考え方をもとに、車内を濡らさない高級傘「ヌレンザ」と高級車「レクサス」は相性がよいと判断したということでしょう。

ここでポイントになるのが、「レクサス」の視点です。「レクサスコレクション」に入れる傘を検討する際にまずは高級傘をいくつかピックアップしたと思われます。ピックアップされた傘はすべて高級傘ですから、高級傘であることは差別化にはなりません。だから既存の高級傘は皇室御用達や英国王室御用達といったことを訴求する「売り方」で差別化しているわけです。

その中で「ヌレンザ」は高級傘に濡れない機能をつけることで差別化を実現しています。複数ある高級傘から選んでもらうための「濡れない」という機能ということです。

重要なことなので繰り返しますが、競合他社が高級を売りにしている中で、自社も高級ですと同じことを売りにしても、選んでもらうことは難しいです。要するに、競合他社が、何を売りにしているかをしっかりと見定めたうえで、競合他社との違いを訴求することが極めて重要ということです。

今後、福井洋傘が、新しい価値を持った傘を提供してくれるのを楽しみにしています。

「あれしちゃダメ」という叱り方が、子供の未来と親子関係を壊す

「宿題やらなきゃダメだよ」「このペースじゃ終わらないよ」など、日常的にかけている言葉が我が子にとってマイナスにしかなっていないとしたら…。無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の著者で教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんは、親の否定語が子どものやる気を奪うとした上で、子どもをやる気にさせる「簡単言い換え法」を紹介しています。

言葉ですべてが決まる。親の言葉を変えれば子どもも変わる

長い休みには、地域や企業が主催するいろいろな親子イベントが開かれます。そこには、実にいろいろな親子がやってきて、親子の見本市のような感じになります。そこで親子の様子を2~3分見ていると、その親子関係が将来どうなるかがわかるような気がしてきます。なんといっても、一番大事なのは親の言葉であり、これで全てが決まると言っていいほどです。

あるとき、夏休みの工作を親子で一緒につくるイベントがありました。そこで見た光景を紹介します。

あるお父さんと男の子が、木でロボットをつくっていました。そのお父さんの言葉は、「それじゃ、ダメダメ。もっと釘をよく見て打たなきゃダメじゃん。ほ~ら、曲がっちゃった」「ちゃんと押さえてないからボンドがつかないじゃん。もっと力を入れなきゃくっつかないよ」という感じです。

すぐ近くで、別のお父さんと男の子が木で飛行機をつくっていました。そのお父さんの言葉は、「おお。いいじゃん。うまいうまいいい感じ」「「うまく削れたねえ。いいぞ、いいぞ。ここをもう少し細くするとぴったりはまるよ」という感じです。

否定的な言い方が口癖になっている

一人めのお父さんは、口にする言葉が全て否定的です。それに比べて二人めのお父さんはかなり肯定的です。

否定的な言葉で言われると、誰でも不愉快な気持ちになります。自分がとがめられて否定されているように感じるからです。すると、素直な気持ちで受け入れることができなくなります。さらには、自分は相手によく思われていないと感じるようになります。親子の場合は、「自分はあまり大切にされていないのではないか?愛されていないのかも?」という疑いが出てきます。すると、さらに反発する気持ちが高まりわざと反対のことをしたくなります

これが親子関係の崩壊につながっていきます。先ほどの二組めの親子は安心ですが、一組めの親子は先々ちょっと心配です。そして、このお父さんに限らず、ほとんどの親は自分の言葉に無自覚で毎日わが子に否定的な言葉をぶつけてとがめています

これは非常にまずいことです。なぜなら、親子関係も含めてすべての人間関係は言葉によって決まるからです。ですから、否定的にとがめる言葉が出そうになったとき、それをそのまま口にするのではなく言い換えることが大事です。

でも、中には、否定的な言い方が口癖になっている人がたくさんいます。そういう人は、「がんばろうね」と言えばいいところを「がんばらなきゃダメだよ」と言ってしまいます。「しっかり噛もう」でいいところを「しっかり噛まなきゃダメだよ」と言い、「お行儀よくしようね」でいいところを「お行儀よくしなきゃダメだよ」と言ってしまいます。

このような否定的な口癖を直すには、日ごろから心がけていることが大事です。そして、心がけていれば、だんだんできるようになります。私も若いころ読んだ本によってこのことを教えられ、それから気をつけるようにしていたらだんだんできるようになりました。

「環境後進国」に成り下がった日本。汚名挽回の秘策はあるのか?

「環境先進国」として環境技術の開発を世界に先駆けて行ってきた日本ですが、パリ協定の批准において他国に大きな遅れを取り、さらに温室効果ガスを「30年までに13年比で26%削減する」という目標の達成も難しいと見られています。これに対し、無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』の著者・嶌さんは、パリ協定から脱退を考えるトランプ氏を説得することこそが、環境後進国に成り下がった日本が名誉を回復するチャンスだと断言しています。

環境先進国からの脱落

年々、地球が温暖化に向かっていることは、今や誰もが感じている。今年などは5月頃から真夏日並みの暑さが続き、いやが応にも気候変動の異常さを身に沁みて思い知った。

これまで日本は、一応「環境先進国」として自らを位置づけてきた。現在の地球温暖化対策の国際枠組みである「京都議定書」の作成に少なくとも積極的に貢献してきたという自負があったからだ。またハイブリッド車をいち早く製造し、自動車をはじめとする環境技術の開発にも世界を先導してきた。しかし、京都議定書にはアメリカが不参加を表明したほか温室効果ガスの大量排出国である中国やインド、新興国などが不参加だったため中途半端な環境条約とみられていた。

その京都議定書に代わる新たな温暖化対策の国際枠組が「パリ協定」で、今年11月4日に発効した。京都議定書は採択から発効まで7年もかかったが、去年採択されたパリ協定は、当初の予定2018年より大幅に早く発効することとなった。これは55ヵ国以上の批准と批准国の温室効果ガス排出量が世界全体の55%以上になることを発効の条件としたためで、排出量で世界1、2位を占める中国とアメリカが9月に同時に批准。さらにインド、EUも10月中に批准し、条件を一挙にクリアしたのだ。現在は批准国が93ヵ国70%に及んでいる。

この結果、日本は完全に出遅れ既定の10月19日までに批准できず、第1回のパリ協定締約国会議には議決権をもたないオブザーバーとしてしか参加できなかった。政府は「具体的なルール作りには時間がかかるので今回の会議に議決権がなくともルールの採決は来年以降で大きな影響はない」としているが、もはや環境先進国といえる状況ではないのが実情だ。他国の動きを見誤ったのが原因で政府も国会答弁で「EUが先行して批准するとは思っていなかった」と見通しの甘さを認めた

パリ協定の発動で日本は温室効果ガスを30年までに13年比で26%削減する」ことを国際公約しているが、この実現も難しいとみられている。ひとつは30年度の原発比率を20~22%と見込んでいるが原発の再稼働、新増設、建て替えのメドは立っていない。

【動画検証】一平ちゃん焼きそばショートケーキ味をアナログ再現

12月5日に発売開始となった「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」。その何とも挑戦的な味にSNSなどを中心に早くも話題を呼んでいるが、ソース味の一平ちゃんにショートケーキを混ぜたら果たして「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」と同じ味になるのか検証した動画がniconicoに投稿されている。

この動画の投稿者は、ニコニコユーザー記者の「ほなちゃん」と名乗る人物。

ほなちゃんは、以前「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」の食リポを行った際に「普通の一平ちゃんにショートケーキを混ぜたら、コレになるかも!?」と閃いたそうで、今回検証してみることに!

ソース味の一平ちゃんに、ショートケーキを丸ごと投入。「うえぇ」と吐き出し泣きながら食すものの、最後にマヨネーズをかけてみると……「マヨネーズとショートケーキは合う!」とのこと。

この動画をみたユーザーからは、

「そらそうなるやろなw」
「きったねw」
「【悲報】ショートケーキ先輩討ち死に」
「オイオイオイwww」
「まぜるなw」
「本当かよw」
「食べ物で遊ぶな」

といったコメントが寄せられている。

<関連サイト>
【検証】バスタオル以外で温泉リポートするとこうなる!

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記事提供:EntamePlex