【恐怖】隣の部屋から壁ドンや女性の声⇒ 抗議しに行った結果…

Twitterユーザー・シマヅさん(@Shimazqe)が投稿した話が「怖すぎる」と話題になっている。

まずは、こちらの投稿をご覧いただきたい。

ここまでは普通に隣人とのありそうな話だ。

しかし、「抗議してくる」といったシマヅさん(@Shimazqe)の次のツイートがまさかの展開をみせる!

それがこちらだ・・・。

こええええええええ!!!

いきなりのホラーな展開に背筋が凍る・・・。霊の仕業か?

 

大家さんに確認しても、誰も住んでいないという。

真相は不明だが、これは人間でも霊でもどっちでも怖い!!

 

 

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

記事提供:ViRATES

 

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愛猫の「抗ガン剤」治療に悩む飼い主。猫好き医学博士からの回答は?

日本人の死亡原因の第1位といえば「癌」。発見が遅れたり、外科手術での摘出が困難な場合に行われる抗ガン剤治療は、大変な苦痛を伴うことでも知られていますが、どうやら癌の苦しさは猫の場合も同じのようです。ニューヨーク在住の医学博士・しんコロさんは『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の中で、あまり知られていない「猫の抗ガン剤治療」について詳しく解説しています。

猫の抗ガン剤治療も人間と同じく苦しみを伴うの?

Question

shitumon (1)友人の猫(8 歳)が 秋に癌を発症し、抗ガン剤治療を始め、だいぶ数値が良くなってきたということです。抗ガン剤治療と聞くと人間にとってはかなり辛く苦しいものと認識しておりますが、猫にとってはどうなのでしょう。

ペットの延命治療など、医学者としての意見と飼い主としてのしんコロさんの考えをお聞かせいただけたらと思います。

 

しんコロさんの回答

がんができた場合、可能な場合にはまず外科的に切除することが獣医では検討されると思います。しかし外科的に切除できない組織に腫瘍があったり、切除後の再発で複数の臓器に転移が認められたり、もしくは悪性リンパ腫などの場合は抗がん剤の使用が治療の選択肢になってきます。

医学的には、末期のがんや悪性リンパ腫は抗がん剤で一時的に腫瘍が寛解(消えたように見える)しても、ほぼまた再発するということが知られています。その意味で、抗がん剤はがんを治癒することではなく、寛解をさせて延命をするという目的で使われます。

そして質問者さんがおっしゃるとおり、抗がん剤には強い副作用があります。従って、治療にばかり目がいってしまい、ねこの限界を超えてしまうような抗がん剤の使用はあるべきではないと思います。飼い主は獣医師のアドバイスを元に、ねこの体調変化を常に観察して治療方針を定めてゆくべきだと思います。

がんの末期治療に直面した時、抗がん剤を使うのか、それとも延命はできなくても痛みを抑える治療に切り替えるのか、その選択は飼い主にも獣医にも難しい問題です。そういった段階では何が正しくて、何が間違っているということはありません。結局のところ、飼い主ができる選択が一番正しいと信じるしかありません。

獣医はそれぞれの治療がどのような結果をもたらす可能性があるかを、分かりやすく飼い主に伝えてサポートすることが最も重要な
役目だと思います。

さて、飼い主としての意見は僕にとっても一番むずかしいところです。飼い主は誰しも自分の愛するペットが苦しんでいるところは見たくないと思います。その一方で、少しの望みでも諦めたくないという気持ちもあります。

自分がそういった場面に直面した時に、どのように感じるかははっきりいって分かりません。治療可能な段階では理論的・科学的にアプローチできても、最期の段階ではそういったアプローチが意味を失ってくるからです。

その時がやってきたら、愛ねこの心の声と自分の心の声に耳を傾けるしかないと思っています

 image by: Shutterstock

 

しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」

著者:しんコロ
ねこブロガー/ダンスインストラクター/起業家/医学博士。免疫学の博士号(Ph.D.)をワシントン大学にて取得。言葉をしゃべる超有名ねこ「しおちゃん」の飼い主の『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』ではブログには書かないしおちゃんのエピソードやペットの健康を守るための最新情報を配信。
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減ってはダメなものも減る。糖質抜きダイエットをしてはいけないワケ

 ここ数年流行している「糖質抜きダイエット」。しかし、無料メルマガ『一石三鳥健康メルマガ』の著者・もげらもげこさんは、自らの挫折経験から、糖質抜きダイエットの欠点と、なぜ糖質を完全に抜いてはいけないのかについて記しています。

お米 ~栄養編~

半袖が気持ちいい季節になりました。4月26日は、七十二候でいうと「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」。暖かさが増し、苗が青々と育ち、農家が田植えの準備に活気づくころという意味です。しかし、最近は糖質抜きダイエットの流行で、日本人の国民食であるお米の人気にも陰りが見えます

専門家の間にも賛否両論がある糖質抜きダイエットですが、経験者の立場から私はこれに警鐘を鳴らしたいと思います。今回のメルマガでは、お米の栄養をお伝えしながら、糖質とはなにかと、体の中でどのような働きをしているのかについてお話しします。

まずは、お米そのものの話をしましょう。お米は大きく分けて2種類あります。玄米と、玄米からぬかと胚芽を取り除いた白米です。このぬかと胚芽こそ栄養豊富な部分なので、できれば玄米を食べたほうが体にいいのですが、味に癖があって食べにくいのが玉に傷です。

白米のほとんどは、糖質の一種であるでんぷんで構成されています。ふっくらつやつやとしたごはんを炊くには、このでんぷんの性質を制することが必要です。「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、ぶつぶつ言ったら火を引いて、赤子泣いても蓋とるな」という言葉をご存知でしょうか。かまどでごはんを炊いていたころの、コツを伝えるための言葉です。

おいしいごはんとは、お米に含まれるでんぷんの分子が加熱によってばらけ、十分に糊化した状態のことです。沸騰まで時間をかけることで甘みやうまみを作る酵素が活性化し、さらに強火で加熱することで分子がゆるみ、火を消した後も蓋をとらずに鍋の中の温度を一定にすることで、米粒が十分に蒸らされ、極上のごはんが炊き上がります。でも、いくら極上のごはんを炊くことができても、体型のためには食べすぎ禁物です。

重要な会議をスパホテルで?想像力が欠如した舛添知事の心理を分析

舛添都知事への批判が過熱しています。「元旦に、龍宮城スパホテル三日月で政策会議」とはいかに多忙な都知事であっても無理がありますよね。

ご本人は「説明責任は果たした」と明言なさっているようですが、そのように受け止めた方は少ないようです。

世の中には無理スジの話をゴリ押しすると逆に反感を買ってさらなる追及を招くパターンが散見されます。舛添都知事は厚生労働大臣も務めて、一時は首相候補とも言われていた経験豊富な政治家で、もっと老獪に追及を逃れる手立てを思いつきそうなものです。しかし、今回は想像力が働かなかったのか、逆に批判が強まっただけでした。

このような想像力の欠如はどのような心理が関わっているのでしょうか。心理学者で神奈川大学教授の杉山崇先生にお話を伺いました。

想像力が欠如する3つのパターン

本来なら想像できる実力がある人なのに、想像力が欠如するのは自分の空想に囚われている時がほとんどです。

3つのパターンがあります。

1つは自分自身や世の中への関心が欠如してしまうパターンです。このパターンでは周りにどう思われるのか構わなくなって、自由気ままな空想の世界に籠ってしまうことが多いです。

2つめのパターンは「創作」に囚われている時です。「何かを生み出す」という高揚感と、「なかなか満足いく形にならない」という焦燥感の狭間で「周りがどのように見るか」という想像力を無くすのです。

そして、3つめのパターンは「すべて思い通りに行くはずだ」という空想に囚われている時です。身の回りの人々や世の中が自分の拡張物のように感じられて、自分に不都合な展開を想像できなくなっているのです。

上の2パターンの場合は、あまり社会と関わろうとしません。本当に身近な人以外は気にしないものです。むしろ社会とは距離ができることが多いですね。政治家さんやタレントさんなど、社会的な立場を維持している人がこのパターンに陥ることはとても珍しいことです。

「トップリーダー」にはしばしば見られる?

しかし、「思い通りに…」という空想に囚われている場合は積極的に社会とからみます。空想を形にしようとする行動も増えるようです。要は現実を空想に近づける努力もするのです。そのため、それなりの権力がある地位に就くことも多いです。

これは会社で言えば社長さんなど上位の管理職さんにしばしば見られます。リーダーとしての責任を遂行するために与えられた権限を自分の拡張物のように錯覚するのです。

舛添都知事がこれらの3パターンのどこかに当てはまるか、または全く別パターンなのかわかりません。しかし、このような批判が話題になるのではなく、誰もが賞賛するような都政で日本の発展と都民の暮らしに大貢献して話題になってほしいものですね。

執筆: 杉山 崇(神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授)

 

<執筆者プロフィール>

杉山 崇
神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授。心理相談センター所長、教育支援センター副所長。臨床心理士、一級キャリアコンサルティング技能士、公益社団法人日本心理学会代議員。
公式サイトはこちら

遺言状がない相続に必要な4つの書類とは?現役行政書士がアドバイス

経験した方にお話を聞くと、皆さん「とにかく大変だった」と口をそろえる相続の手続き。特に財産の名義変更は、書類を集めるのにも一苦労、とのこと。そこで役に立つのが、無料メルマガ『こころをつなぐ、相続のハナシ』で紹介されている、「相続の際に必要な書類とその意味」です。現役行政書士の山田和美さんが丁寧に解説してくださっています。

相続が起きた後必要な書類と、それぞれの意味

相続が起きると、非常に多くの手続きが押し寄せます。相続税申告などの税の手続き、電気・ガス・水道の引落口座の変更などの日常生活維持のための手続き、預金口座や不動産、株式など財産の名義を変える手続きなどです。

この中でも特に、財産の名義を変える手続きには、多くの書類が必要です。相続人の状況や、遺言書の有無などによって必要な書類は変わりますが、ここでは遺言書がない場合に必要な、基本の書類と、その書類が必要な理由について解説します。

1 遺産分割協議書

相続人の中で、誰がその財産をもらうのかを話し合い、その結果を記載した書類です。本当に納得しているという証拠に、相続人全員が実印を押します。

2 相続人全員の印鑑証明書

遺産分割協議書に押した印鑑が相続人の実印であることの証明に使います。

3 相続人全員の現在の戸籍謄本と、被相続人の出生までさかのぼる戸籍・除籍・原戸籍謄本

遺産分割協議書に押印した人が本当に相続人であること、そして他に相続人がいないことの証明に使います。

なお、結婚等をすると、子は親の戸籍から抜けます。そして、その後改製や転籍等で新しくなった戸籍には、すでに抜けた子供の記載は載りません。そのため、相続人を確定するには、古い戸籍まで取得する必要があるのです。

4 相続人全員の住民票(本籍地の記載あり)

実は、住民票が必要なのは、住所を知るためではありません。印鑑証明書の住所と住民票に記載の住所は必ず一致しますので、住所が知りたいだけであれば、印鑑証明だけで十分です。

ではなぜ、住民票が必要なのかと言うと、「印鑑証明書と戸籍謄本をつなぐ役割」です。印鑑証明書には、住所は載っていますが、本籍地の記載はありません。一方、戸籍謄本には本籍地は載っていますが、住所の記載はありません。そのため、この2通の書類をつなぎ「印鑑証明に記載のAさんと、戸籍謄本に記載のAさんが同一人物」という証明が必要です。

住民票に求められるのはこの2枚をつなぐ役割であるため、相続の手続きで使う住民票は原則として、「本籍地の記載があるもの」なのです。

相続が起きた後で必要になる書類には見慣れないものも多く、集めるのは大変です。ただ漠然と書類を集めるより、このように、それぞれの書類が必要な理由やその役割を知っておくと、手続きも進めやすいのではないでしょうか。

また、特に被相続人の出生まで遡る戸籍等の書類の収集は、大変な想いをされるかたも少なくありません。当事務所でも全国対応で戸籍謄本の収集の代行は行っていますし、他にも対応可能な事務所もありますので、お困りの際にはそのようなサービスを活用してみるのもよいと思います。

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「忙しいから出来ない」が口癖の人は飯を3回食べてる矛盾に気づかない

「今年は本を100冊読もう」「今年こそ〇〇の資格を取るぞ」こんな決意をしてはみたけど結局何も出来なかった…そんな時、つい口にしてしまうのが「忙しいから出来なかった」という言葉。しかし、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では、このセリフは“大ウソ”と断言しています。「忙しいから…」が口癖のあなた、それはもしかしたら「時間を作り出す工夫」が足りていないだけなのかもしれませんよ?

時間は作り出さなければ生まれない

個人的に、このセリフを言う人は信用しないというセリフを持っています。それは、「忙しいから○○出来ない」というセリフです。これって大ウソですから。言ってる本人にそんな自覚はないでしょうが。

ここのところメチャクチャ忙しくて、1週間全くメシを食べてないんだよね、という人が「忙しいから○○出来ない」と言うのなら分かります。どんなに忙しくたってゴハンはチャンと毎日3回食べるんでしょ。それってどういうことかというと、忙しい合間を縫って、ゴハンを食べる時間を捻出している、ということですよ。

ゴハンを食べる時間は捻出出来るのに、○○する時間は捻出出来ないというのは、それは要するに、○○することの優先順位がゴハンを食べることよりも圧倒的に低いということを言っているだけなんです。

時間がないと言う人は、時間を作る努力をしていないだけなんです。

ゴハンの例で言えば、通勤の途中でコンビニでパンを買ったり、歩きながらパンを食べたり、ランチを摂りながらミーティングをしたりという工夫をして、忙しい中で食事をしているわけですよね。それと同じことを「○○すること」に対してもやれば良いじゃないですか。それはしたくないんでしょ。なぜかというと、そこまでしてやろうとは思っていないからですよ。ほら、優先順位の問題だったでしょ。

まさにエセ科学。怪しい「水素水」に手を出した伊藤園の言い訳

テレビやネット広告などで健康に効果があると話題になった水素水。しかし、事実に基づかない虚偽の説明をした販売業者が業務停止命令を受けるなど、最近ではその効果を否定する声が多くなっています。世界的エンジニアでメルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者・中島聡さんも、水素水の健康効果を「エセ科学」とバッサリ否定。消費者の無知に付け込んだ「エセ科学」商品を紹介しています。

「水素水」について

水素が溶け込んだ水、水素水をあたかも健康に効果があるかのように売りつける「エセ科学」商法が横行していますが、何を勘違いしたのか(あまり深く考えない担当者が、「流行っているみたいだから便乗しよう!」ぐらいの軽い気持ちで作ってしまったのだと思います)、伊藤園が水素水を発売してしまい、批判を浴びています。

そこで批判を避けるために伊藤園が作ったのが、このページです。

Q6. どんな健康効果がありますか?
A6. 伊藤園が販売する水素水は医薬品ではないため、健康効果を標ぼうするものではありません

Q9. なぜ水素水を販売しているのですか?
A9. 水分補給の1つの選択肢として販売しております。

などの質疑応答を見ると、さすがに伊藤園として(科学的根拠のない)水素水の効能をうたうわけにも行かないけれども、(効果を堂々とうたう水素水業者の言葉を信じて)「水素水に効果がある」と思い込んで伊藤園の水素水を買う人は大歓迎という態度が見え見えです。

この手の「消費者の無知」を利用した商法は蔓延しているので(サプリメント一般に言えることです)、伊藤園だけを批判するのもどうかとは思いますが、でも今回の件はブランドイメージには大きなマイナスだと思います。

セブンイレブンが「おでんは9月に最も売れる」と気づいた理由

かつては冬場にしか売られていなかったコンビニのおでん。しかしセブンイレブンを業界一に育て上げた鈴木敏文氏の「常識を疑う戦術」で、今では夏でもおでんは売られ、9月に一番の売上を記録するほどとなりました。TV番組への出演、監修なども行う店舗経営コンサルタント・佐藤昌司さんが発行する無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』では、「逆転の発想」がサービスの差別化を図る上でいかに大切かについて解説されています。

9月におでんが売れる理由と逆転の発想法

商品・サービスの差別化を図る手法に「逆転するという技法があります。経営学者のフィリップ・コトラーが提唱した「ラテラル・マーケティング」における6つの技法のうちの1つです。市場や商品・サービスにおいて、逆転の発想を行うことで新たな価値を生み出すことができます。

「逆転する」という技法を用いるには、世の中の常識を疑う必要があります。当たり前とされていることの中に答えを見つけることができます。

おでんは9月に最も売れる

例えば、「おでん」が分かりやすい事例でしょう。セブンイレブンはおでんを夏に売るという「逆転する」という技法を使って差別化を図ることに成功しました。かつて、おでんは寒い時に食べるものという世の中の常識がありました。今では当たり前となっていますが、かつては夏におでんを食べるという考えは非常識であり、そもそも、そのような考えを思い浮かべた人は殆どいませんでした。

しかし、セブンイレブンの鈴木敏文氏はその世の中の常識を疑い、おでんは暑い夏の日でも売れるのではないかと考えました。

そこで、セブンイレブンは夏におでんを売り始めました。それまでは、気温が低下した冬になってから販売を開始するのが常識だったので、夏に販売するというのは当時では常識破りの考え方だったのです。しかし、意外にも夏でもおでんは飛ぶように売れました。残暑の暑さが色濃く残る9月が最も売れるのです。これは、常識を疑わないと出てこない発想といえます。

日本の借金は900兆円、という「大ウソ」を作り出した3つのトリック

消費税増税に関するニュースが連日報道されていますが、どのマスコミも「日本は借金大国であり、このままでは経済が破綻してしまう」という前提で話を進めています。しかし、メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』で武田教授は、「日本の巨額赤字は大ウソ」と断言。その話が作られたキッカケはNHKによる故意の誤報であり、それに追従したマスコミによって作られた幻想だとして、その責任を指摘しています。

「日本は巨額の赤字を抱えている」は大ウソ。誤解が生まれた3つのトリック

NHKが大誤報をした後、「どんなに事実が違っても、皆が言うことを報道する」というテレビ・新聞の誤報の結果、日本では「日本国は巨大な赤字を背負っている。このままにしておいたら子供たちに大きなツケを回すことになる。消費税を最終的には20%近くまであげなければならない」という大きな幻想が生まれました。この話は3つのトリックから構成されています。

第一のトリックは、「日本国は巨大な赤字を背負っている」というウソです。「日本国」という場合は「国」ですから、外国との間の貸し借りのことを言いますが、日本は世界でもっとも大きな「黒字国」で、その黒字幅は300兆円にもなります。従って「赤字」ではなく「黒字」の間違いですが、これは「政府の赤字国の赤字とNHKが故意に間違って表現したことから起こったものです。

第二のトリックは、「日本政府の赤字」と言い換えてもNHKが報道した「全体で約900兆円。国民一人あたり約800万円の赤字」ではなく、「借金だけを計算すると900兆円ほどになるが、750兆円ほどの資産があるので、差し引き150兆円程度の赤字というのが正しいのです。NHKが計算した数字の中には日銀が持っている270兆円ほどの国債(すぐ換金できる)も入っていないのですから、話になりません。この計算は最近、経済評論家や週刊誌などでも取り上げられるようになりました。

第三のトリックは「消費税を上げると税収が減る」ということです。消費税はバブルの最後のころ、つまり1989年に初めて導入されて0%が3%になりました。当時の消費金額からいって国の税収は4兆円ほど増える予定でしたが、毎年の税収傾向は変わらず、かえって消費税が消費を抑制して2年後にはあのバブル崩壊をもたらして日本経済はどん底に落ちます。

原爆をめぐる日米の意識のずれ…米誌は戦争責任を認めない日本を批判

オバマ大統領の広島訪問が決定したが、アメリカでは安倍首相の真珠湾訪問を求める声が出ている。そもそも第二次大戦について、日米の認識はいまだに食い違っており、その溝は埋められてこなかった。日本の責任を明らかにしたうえで、真珠湾訪問をという声もある一方、相互訪問により日米が互いに過去と向き合うことで、未来志向の「物語」を作ることができると言う米識者の意見もある。

日米にある、それぞれの原爆の「物語」

コロンビア大学の日本近代史研究者、キャロル・グラック氏は、ウェブ誌『Slate』のインタビューで、日米の原爆の「物語」は異なっているという指摘をしている。アメリカの物語が「原爆は戦争を終わらせ、アメリカ人の命を救った」であるのに対し、日本では「原爆が世界平和のためのミッションを日本に与えた」なのだと説明し、両国の原爆の「物語」はこれまで全く変化してこなかったと述べている。

グラック氏は、アメリカにとっては、原爆の物語は1945年で終わっており、1995年に退役軍人からの圧力で、スミソニアン博物館のエノラゲイ展で原爆被害を説明することが取り消された事件が示すように、軍拡競争や放射能被害の事実は認められなかったと述べる。結局日本は広島以前を無視し、アメリカは長崎以後を無視しており、それぞれが物語を縮めてしまったというのが、同氏の見方だ。

広島の慰霊碑に書かれた「過ちは繰返しませぬから」が意味するのは原爆なのか戦争なのかという議論に対し、実はどちらも意味すると述べる同氏は、悪いのは戦争を起こしたほうなのか、原爆を落としたほうなのかという責任論を超え、「核戦争は間違っている。我々は二度とそれを見たくない」という象徴的な意思表示が、オバマ氏広島訪問の中心であることを示唆している。

戦争責任を認めない日本への批判

フォーブス誌に寄稿した知日派ジャーナリスト、ジョン・ボイド氏は、オバマ大統領の広島訪問を肯定的に見ているが、それで終わりにすべきではなく、日米の相互訪問の形を取り、安倍首相も真珠湾を訪れるべきだと述べる。

2013年に安倍首相が靖国神社を訪問したことに否定的なボイド氏は、慰霊の気持ちは日本の英霊だけではなく、真珠湾攻撃の犠牲者にも向けられるべきだと断じる。同氏は、毎年行われる広島・長崎での式典で、両市の市長は死者や苦しみ、核兵器廃絶の必要性に触れ平和の宣言をするものの、この惨事をもたらしたものについての言及は聞いたことがないと述べ、戦争を始めた日本の責任に言及し、戦争を長引かせたのは日本のリーダー達だったと認めないことには、広島・長崎は犠牲者の祭典になりかねないと主張する。同氏は、オバマ大統領の広島訪問が歓迎されるなら、なぜ悲劇が起こったかを大統領が指摘することも歓迎されるだろうとし、そうなれば安倍首相の相互訪問も歓迎されるだろうと述べている(フォーブス誌)。

相互訪問は日米の未来に向けての第一歩

タフツ大学、フレッチャー・スクールのアシスタント・ディレクター、ザック・プリスタップ氏も、フォーリン・アフェア誌において、原爆投下や日本の戦争責任に関しては、日米それぞれ受け入れ難い部分があることを指摘し、できるだけ一方に偏することのない物語を、両者で作り上げることが大切だとする。そのためにも今年の真珠湾攻撃75周年を記念する式典に、安倍首相が出席するべきと述べる。

同氏は、安倍首相の靖国参拝や河野談話検証は物議を醸したが、韓国との慰安婦問題合意など、首相は第二次大戦のレガシーに対し、最近はより融和的な姿勢をみせていると述べる。この機運をもって首相が真珠湾を訪れれば、日米関係の新たな章の始まりを強調するメッセージを送るだろうオバマ大統領の広島訪問に、歴史的な文脈を与える機会になると同氏は考える。大統領の訪問の流れを受け、首相は長崎・広島は単独で生じたのではないと伝えることができ、日本の嫌な過去を強く認識していることも示すだろうというのだ。さらに、日本が歴史を修正することよりも、平和への貢献により尽力するという姿勢を世界にアピールするのに役立ち、日本の「積極的平和主義」という安全保障上の活性化に対する、近隣諸国の理解も得やすくなると見ている。

最終的に、日米両首脳の相互訪問は、日米同盟を感情的に強化するとプリスタップ氏は指摘する。中国や北朝鮮に、二人が肩を並べて苦難に立ち向かうという力強いメッセージとなるばかりでなく、お互いが共有する嫌な過去にともに向き合うことで、歴史問題で混乱し麻痺する東アジアにとってのお手本ともなり得ると述べている。

日本のメディアは、安倍首相の真珠湾訪問は検討されていないという菅官房長官のコメントを報じているが、日米関係の未来のための相互訪問は、一考に値するかもしれない。

(山川真智子)

 

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