ソフトバンクグループ営業赤字129億円。それでも強気な孫会長

ソフトバンクグループが12日、2019年10~12月期連結決算(国際会計基準)を発表し、売り上げが7兆898億円と前の年の同じ時期と比べて1.1%減少。営業損益は129億円の赤字となり、1兆8590億円の黒字だった前の年の同じ時期から一転して営業赤字となったことがわかったとNHKが伝えている。日本経済新聞によると、主力のファンド事業の営業損益が赤字となったことが響き、シェアオフィスを運営する米ウィーカンパニーの損失で約7000億円の最終赤字だった7~9月期からは回復するものの、なお十分な収益を確保できていないという。

営業損益が129億円赤字の理由

この時期の営業赤字はソフトバンクグループにとって15年ぶりだという。NHKによると、最終的な利益については、投資先の中国のネット通販最大手のアリババグループが香港の証券取引所に株式を上場したことで3300億円余りの利益を計上したことなどから、4765億円の黒字を確保したが、前の年の同じ時期と比べると69%の大幅な減少となった。赤字に転落した去年9月までの中間決算から持ち直せていない状態が続いている。

ソフトバンクグループは投資会社としての性格を強め、スタートアップ企業などに巨額の投資を行っているが、投資先の経営悪化が引き続き自らの業績に打撃を与えた形となっている。

議員の熱弁に国民の涙。首相は「意味のない質問だよ」と嘲笑

安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美氏に「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばしたと毎日新聞朝日新聞などが報じた。その後、立憲民主党の逢坂誠二氏がヤジについて質問すると、安倍首相は「私に言わせれば質問ではなく、罵詈雑言の連続だった。私に反論の機会は与えられずに。こんなやりとりでは無意味じゃないかと申し上げた」と回答。果たして、一国の総理の発言として適切な言葉であったか。

棚橋委員長「聞こえなかった」

安倍首相のヤジは、NHKのテレビ中継でも聞き取れる声量であった。辻元氏はもちろん、野党議員たちも安倍首相の発言であったとその場で指摘していたほどだ。しかし、自民党の棚橋委員長は「私には聞こえなかった」とし、審議を止めて事実確認するよう求める野党の訴えを拒否した。

国民の声を代弁する逢坂氏

逢坂氏は、「本当に安倍内閣、デタラメだと思いますよ。行政私物化紛いのことはいっぱい発生するし、そしてそのことを指摘すれば公文書を廃棄するし隠蔽するし改ざんするし捏造するし、国会で質問すればまともに答弁しない。ご飯論法だ。逃げて歩く。そして閣僚に至っては本当に閣僚の資質があるのかどうか…わからない人はぐだぐだぐだぐだ答弁して。終わってるじゃないですか」と批判。逢坂氏の熱い言葉に、日本のネット上では「逢坂さんすごい。感動して涙出た」「国民の声を代弁してくださってありがとうございます」と支持する声が多くあがった。

一方、いつまでも「ご飯論法」を繰り返す安倍首相は、時折ヘラヘラと笑い、野党の質問を馬鹿にしているかのようにも捉えられるような場面も見られた。アツく語る逢坂氏とは対照的で不誠実な姿に、とても残念な気持ちになってしまう。

Twitterの声







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source:毎日新聞朝日新聞

image by:ウィキペディアコモンズ経由で

企業活動再開で中国1億6000万人大移動「感染拡大」心配の声

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、中国では企業活動が徐々に再開。時事通信によると、18日までに1億6000万人が帰省先などから都市部に移動する見込んでおり、感染のリスクが高まるとして中国政府は予防対策に万全を期す方針だ。

感染が広がる中、1億6000万人が大移動

中国の保健当局によると、中国国内でこれまでに新型コロナウイルスに感染して死亡した人は1016人、患者の数は4万2000人以上に上っている。依然として終息する気配は見えないが、中国政府は感染拡大が最も深刻な湖北省を除いて、旧正月「春節」の連休の後も止まっていた企業活動を、十分な予防対策を取ることを条件に徐々に再開させていくとNHKが伝えている。

11日に記者会見をした交通運輸省の担当者の見通しでは、企業活動再開に伴い都市部に移動する人の数は1億6000万人。日本の総人口よりも多い人が今後一週間で大移動する。当たり前だが、人が動けば感染のリスクは一気に高まる。経済を優先した結果、これから爆発的に感染者が増える懸念はないのだろうか?

これに対し中国政府は、駅や車内の消毒のほか、利用客の体温検査、それに車内を満員にせず座席の間隔をあけることなどを徹底し、交通機関での予防対策に万全を期す方針でだという。

また、企業活動の再開に伴ってマスクの需要が急増すると見込まれることから、国内での増産とともに海外からの輸入に力を入れることにしているほか、供給量にかぎりはあるとして、マスクを節約して使うよう国民に呼びかけているとNHKが報じている。

新型肺炎への対応で急務?「病院船」の活用を本格検討へ

「病院船」の活用検討始まる

加藤勝信厚生労働相は12日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスによる肺炎などの感染症や災害への対応に関し、病院機能を持つ「病院船」の活用の検討を進める考えを示し、「課題を関係省庁とも探りながら、病院船の配備の在り方を加速的に検討していく必要がある」と述べたと共同通信が伝えています。

新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に触れ、感染者の陸上搬送に関し「それなりに感染リスクもある」として病院船の利点を強調。船舶での医療活動に関する内閣府のワーキンググループで、整備手法や関係者の連携、病院船に必要な機能を議論しているとも言及したと記事では伝えています。

求められる「COVID-19」への更なる対応

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は12日、新たに39人の新型コロナウイルス感染者が判明し、さらに検疫官1人も感染が確認。既にクルーズ船から搬送された乗船者のうち4人は重症ということも明らかになりました。これで感染が確認された乗客と乗員は合わせて174人となり、厚生労働省が順次、医療機関へ搬送しています。

増え続ける新型コロナウイルスの感染者。それに伴い、病院への搬送も課題となってきており、加藤勝信厚生労働相による「病院船の活用」が検討されることになったようです。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、新型コロナウイルスによる肺炎を「COVID-19」と名付けたと発表。「コロナウイルス病」の英語表記を略した「COVID(コビッド)」と、感染が報告された2019年を組み合わせて命名されたと言いますが、事態は終息するどころか感染は拡大するばかり。それに応じて、各国でもさらなる対応が求められそうです。

マルチ商法役員も「桜」参加。首相夫妻との写真は「勧誘効果絶大」

磁気ネックレスなどのオーナー商法でおよそ7000人から総額2000億円を騙し取ったとされる「ジャパンライフ」の当時の会長山口隆祥氏が首相枠で招待された「桜を見る会」。同会に、悪質なマルチ商法だとして2017年に消費者庁から業務停止命令を受けた仮装通過販売会社「48(よつば)ホールディングス」の役員が出席していた。さらに、同会中の写真が48社の会員勧誘にも使われていたことが東京新聞の取材で判明。日本のネット上では、「これでも名簿は個人情報保護ですか」「大問題」「いい加減にしたら?」と怒りの声で溢れている。


「勧誘効果は絶大だった」

48社の当時の役員中田義弘氏が2016年4月に開催された「桜を見る会」で菅義偉官房長官と撮影した写真や、淡路明人社長が「桜を見る会」の前夜祭で首相夫妻らと写っている写真など、複数の写真をセミナーで紹介。セミナーに出席していた会員は「政界にも人脈が広くてすごい人だと思った。上位会員からこうした写真をもらい、自分が勧誘する際にも使った。写真を見せると、相手の態度が全然違った」と語り、「写真を見せるとすごいねとなり、信用してくれた」「勧誘効果は絶大だった」という。

「48(よつば)ホールディングス」の悪事

2015年12月、新しい仮想通貨として「クローバーコイン」の販売を開始。「購入すれば1カ月半後には10倍に値上がりする」などと語り、2017年7月には会員数3万5千人を突破。しかしこの「クローバーコイン」は、購入した会員が新規会員を勧誘すると報酬が支払われる「マルチ商法」だった。2016年9月からの10カ月間でおよそ192億円を売り上げていたが、消費者生活センターへの相談や苦情は2017年10月までに367件にものぼり、業務停止命令が出されている。

中国、韓国、北朝鮮が経済破綻。「新型肺炎」を仕掛けたのは誰か

蔓延する新型肺炎に関しては「バイオテロ説」も囁かれ続けていますが、ここに来て驚くべき情報が飛び込んできました。元国連紛争調停官で国際交渉人の島田久仁彦さんは今回、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』で、とある人間が口にした「テロを実行したのはアメリカ」という説を紹介。その信憑性をさまざまな側面から分析・検証しています。

 

新型コロナウイルス蔓延が暗示するトランプ大統領の対アジア戦争

バイオテロ説が急浮上。新型肺炎の蔓延が映す破滅へのプロローグ」では新型コロナウイルスの広がりについて激し目に取り上げ、バイオテロの可能性について述べました。当初、私も中国当局による“ミス”で、武漢にある生物兵器製造施設から、開発中の新型コロナウイルスが漏洩し、今の制御不能な感染拡大に繋がったのだと、人為的ミスと中国政府(中央も地方も)の消えない隠ぺい体質ゆえの初動の遅れが大きな元凶かと考えていました。

しかし、仮にバイオテロ的な要素があったとしても、それとはまったく違ったシナリオが浮かんできました。先週号を発行した後、さまざまなところで記事が転載されたこともありますが、記事を読まれた方から、ある可能性について言及がありました。

【今回の新型コロナウイルスの蔓延がバイオテロによるものだとすれば、実行したのは、中国当局ではなく、アメリカなのではないか】

という可能性です。

まさに映画で見るような陰謀論の典型例みたいなお話しに感じたのですが、様々なfactsを合わせて分析してみたところ(そしてそれぞれのエリアの専門家に意見を聞いてみたところ)、ある可能性が浮かんできました。

トランプ大統領は中国に対し、就任当初は習近平国家主席にラブコールを送り、米中協力の下、二大国による世界秩序の構築を意図していたようですが、一党独裁でかつ国家資本主義体制の下、アメリカ企業の世界経済における優位性がどんどん中国企業に奪われていく様子に焦り、今度は、掌を反して、力(軍事・経済力)を十分に駆使した“対中戦争”へと舵を切りました。そのタイミングは、習近平国家主席が初めて訪米し、フロリダでトランプ大統領と米中首脳会談を行っていた時に、アメリカの空母がシリアの化学兵器使用に警告を送る形で、シリア領内にトマホークミサイルを撃ち込んだ、あのタイミングからスタートしています。

一番顕著なのは、その後、連発されることになる対中報復関税措置ですが、その対象エリアを見て首を傾げられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?実質的に対中貿易赤字を累積させるようなセクターや商品が対象なのではなく、トランプ大統領の支持層である白人低所得者層である“ラストベルト”の人たちが働くセクターを対象エリアとしています。

『これまでの政治家が気配りをすることがなかった、忘れられたがかつての豊かなアメリカの基盤を作ったセクター(鉄鋼や石炭、農業など)で、中国に奪われた仕事と繁栄を取り戻す』という旗印の下、トランプ大統領による対中貿易戦争はスタートしましたが、これらは実際にはすでに長く衰退産業であり、また同時に関税措置をかけたところで、中国経済にネガティブなインパクトを与えるような対象ではありません。

確かにこれらのセクター、特にインフラ整備に係るセクターについては、習近平国家主席が推し進める一帯一路とOne China, One Asia政策のエンジンとして捉えられていますが、アメリカ経済への影響という観点から見ると、さほど大きなインパクトとはなっていません。あくまでも、トランプ大統領から仕掛けられたけんかは、彼の政治的な思惑がたっぷり詰まった施策であると言えるでしょう。

どちらかというと今回の米中貿易戦争の煽りを食らっているのは、東南アジア諸国経済でしょう。メディアでは、『今回の措置は中国には大きなボディーブローとなり、経済成長率を“大きく”引き下げることになる』と恐怖心をあおっていますが、心理的な影響はあったものの、実質的には、ファーウェイ問題のような“国際的な踏み絵”という悪影響・悪印象はあるものの、中国経済にとっては、国家資本主義という性格上、さほど影響はないようです。

女子高生土砂崩れ事故で判った、手つかずの危険箇所と行政の後手

18歳の女子高校生の尊い命が奪われた、逗子市の土砂崩れ事故。崩落した斜面の所有者は、その上に建つマンションの管理組合でしたが、なぜ長年放置されていたのでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者でマンション管理士の廣田信子さんが、全国に存在する「斜面・擁壁を抱えるマンション」に対し早急に進めるべき対策を記しています。

マンションの斜面崩落で犠牲者が…

こんにちは!廣田信子です。

2月5日午前8時ごろ、逗子市池子2丁目の市道脇にある斜面が崩落。そこを歩いていた高校3年の女子生徒が巻き込まれ、亡くなるという痛ましい事故がありました。崩落した斜面の所有者は、その上に建つマンションの管理組合(区分所有者)ですから、マンション管理関係者の間では、その話でもちきりでした。

報道されている内容をまとめると、崩れたのは1950~60年代に造成されたとみられる高さ約15メートルのマンション下の斜面で、下部の6~7メートル分は石積みの擁壁で補強されていて、その上の崩れた部分には擁壁はなく土のままで、最大で60度の傾斜があったといいます。その擁壁上のむき出しの斜面が幅約7メートル、高さ約6メートルにわたって崩落。その下を通る市道に重さ約68トンの土砂が降り注いだのです。

崩落した斜面は、崖崩れなどによって災害が起きるおそれがあるとして「土砂災害警戒区域」に指定されていました。擁壁のある土地は、その上に立つマンションの敷地(私有地)ですから、安全対策などはマンションの区分所有者(管理組合)が責任を持って行うべきこととなります。市は、5日午後にはマンション管理会社と面会し、現場の安全確認や今後の安全確保策を要望した…と。

思いもかけない事故に、住民や管理組合の理事長が受けた衝撃は、どれほどだったかと思います。若い命を奪ってしまった事故を、どう受け止めていいのか分からない状況ではないかと想像します。自分たちのマンションの安全性も不安です。

神奈川県の中でも、横須賀、逗子など三浦半島の地域は平地がないため、山を切り崩して宅地造成したところが多いです。神奈川県によると、去年の年末の時点で「土砂災害警戒区域」として1万466カ所が指定されているのです。この地域に伺うと、狭い土地にマンションを建設していて、擁壁の上や、擁壁を背負って、または斜面を利用して、建てられているマンションが多いことに気づきます。正直、大きな地震や集中豪雨があったら、ちょっと怖いな~と感じることもありました。

ネット上には、すでに、ストリートビューで、崩壊前の現地の様々な画像が上がっています。土木関係の方は、こを見て、「土留め石積みの角度が急勾配で高さも高過ぎる。石積みの上の法面も土がむき出しなのに勾配がきつい。本来なら建築許可がおりないのではないか」…と。

現在の神奈川県の建築基準条例では、近くに勾配が30度を超え、高さが3メートルを超える傾斜地があり、崖の端からの水平距離が崖の高さの2倍以内の場所に建物を建設する場合、斜面に擁壁を設けるなど、防災対策をとるよう定めているといいます。今回の逗子のケースは、そういった基準ができる以前からあった古い擁壁に、そのままマンションを建設したように見えます。基礎のくいの打ち方等で擁壁に負担を掛けないと認められると、それでもクリアーできてしまうというのです。

建築基準法は、建物の安全性を守ることを目的としているため、条例違反には当たらない…と県は言っているといいます。法的には申請が通るかもしれませんが、そんな事情をマンション購入者は知らない訳で、安全だと信じて購入しているのですから、ディベロッパー、建築会社の責任は大きいと思わざるを得ません。

なぜ、接客中に「えっ、もう!」と言われる販売員は売れるのか?

「えっ、もうやってくれたの!?」。そんな驚きとともに湧き上がる喜びは、長い間、強く印象に残るものですが、接客においても威力を発揮するようです。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、お客様に大変喜んでいただいたご自身の経験を紹介しつつ、接客における「スピード感」の大切さを説いています。

スピード感が生きる時

以前ある店に勤めていた時に、お客様にしていたことでとても喜んでもらえていたことがありました。その店はお客様とかなり長い時間をかけて密に関わるお店だったのですが、話をしていて、その当日やその週あたりがお客様の誕生日だとわかることがよくあったのです。

そこでそれがわかった時に、接客をしながらその後の予定を確認して大丈夫そうなら、ちょっとだけ席を外して、他のスタッフに近所のパティスリーに行ってもらい、ケーキやクッキーを買ってきてもらって、帰りに「誕生日おめでとうございます」とお客様に渡していたんですね。

お客様は「さっき知ったばかりじゃないの?」ととても驚かれるのですが、その度にどなたもとても喜んでくれていました。

これで学んだことは、誕生日を祝うとかそういうことではなくて、スピード感が生きると、喜んでもらえることが多いということです。

接客中に誕生日がわかったはずなのに、接客が終わる頃にはもう誕生日プレゼントが用意されている。このスピード感こそが、最も驚きと喜びを提供できていたように思います。

これっていろんな状況で考えられることではないでしょうか。お客様と話をしていて、「こういうことで悩んでいるんです」という会話になったとします。その悩みを解消するための方法を、接客が終わるまでの間に解消できたとしたら、それはとてもスピード感のあることであり、お客様も喜んでくれることのはずです。

例えば、「今〇〇が欲しいんですけど、どんな店に行けばいいかわからないんですよねぇ」みたいな会話なんかもそう。その瞬間に答えを持っていなかったとしても、接客が終わるまでに誰かにお願いしてリサーチをかけ、見送る際に、「こういう店がありましたよ」と教えてあげたり、リストをお渡しする。

それだけで「え?もう調べてくれたの?」と驚かれるでしょうし、ありがたがられます。

「次回までに調べておきますね」でも良いでしょうが、一番盛り上がっているタイミングで即座に提供するスピード感があれば、お客様がより喜んでくれるのは間違いありません。

接客の中でスピード感を生かせるタイミングは他にもないでしょうか?

今日の質問です。

  • お客様に何かを提供するスピードを上げるとしたら、どんな工夫ができますか?

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自分の仕事に命を懸けろ。不世出の教育者が若き相談者に説いた事

恋愛にせよ仕事にせよ進路にせよ、人生の岐路に立たされたときに悩みを思いきり打ち明けられる…。そんな「師」と呼べるような方の存在は、私たちの人生をより充実したものにしてくれます。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、かつて沖縄大学学長を務められた加藤彰彦氏が、師と仰ぐ不世出の教育者・森信三先生と語り明かしたある日の想い出を綴っています。

森先生にぶつけた恋愛相談 ─恋に悩んでいる方へ─ 加藤彰彦

掲載当時、大きな反響を読んだ名エッセイ『ドヤ街に来られた森信三先生にぶつけた恋愛の相談 29歳男性へ』。

あるきっかけから、不世出の教育者である森信三先生と出逢った加藤彰彦さん。加藤さんは森先生に何度もお会いする中で、ある日、恋愛の悩みを打ち明けます。森先生から返ってきた言葉とは──。


 

小学校もろくに通えなかった人もたくさんいて、勉強がしたいという彼らの要望に応え、私は無認可の夜間学校を作って教壇に立ちました。本当に昼も夜もない忙しさでした。森先生はいつも私を気にかけてくださり、「あなたの仕事を見てみたい」とおっしゃっていました。

ある日、関東での会合の帰りに足を伸ばしてくださって、本当にドヤ街に会いに来られたのです。ひとしきり相談所での仕事ぶりをご覧いただいた後は、三畳一間の私の部屋にお泊まりになりました。教育のこと、仕事のこと、このドヤ街の事情、森先生は一晩中私の話に耳を傾けてくださいました。

そして、もう明け方が近づいた頃でした。最後に私は当時一番悩んでいたことを打ち明けました。それは恋愛のことでした。

ドヤ街での仕事ははっきり言ってきついものがあり、自分は家庭など持てないと思っていました。生涯独りで生きていくつもりでしたが、熱心に言ってくださる方が現れ、悩んでいたのです。

話し終えると、先生は声高らかに笑って、「これはご縁があるかどうかですね」と言いました。

「あなたは自分の仕事に命を懸けなさい。そうすれば必ず一緒に行く人は現れます。相手のことを考え、振り回される人生なら、あなたはきっと途中で燃え尽きるでしょう」

そう言って、また笑いました。私はスッキリして、ドヤ街に骨を埋める覚悟で働くことを決意しました。すると不思議なことに、いまの妻が手伝いに来てくれるようになったのです。

私はあの日の朝焼けの空と、先生の澄んだ笑い声をいつまでも忘れることができません。

※ 本記事は月刊『致知』2005年6月号「致知随想」から一部抜粋・編集したものです。

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なぜ、いつもの散歩コースに飽きた人は図書館に行くといいのか

健康志向が高まる中、誰でも手軽に始められる散歩やウィーキングをする人が増えており、その人口はこの20年で2倍になったというデータもあるそうです。ポケモンGOやドラクエウォークなど、日々のウォーキングや運動継続のために役立つスマホゲームも増えている中、ただ歩くよりは、何か別の目的があるとより楽しく長続きできるという人も多いようです。そこで、無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、アマゾンや書店には出回らない、図書館のとあるコーナーで見つけた散歩のマンネリ解消本について紹介しています。

地元を歩く

地元のことはよく知らなかった倉橋竜哉です^^;

「ここまで富士山の灰が降っていたんだ…」と知ったのは、散歩をしている時のことでして、日常生活の中で「散歩」とか「ウォーキング」、要は歩くことを習慣にしている方も多いと思います。通勤とか通学で歩くのは、考えなくてもルートは自ずと決まりますが、「歩くこと」が目的で外に出る場合、どんなルートを歩いていますか?自然がきれいな所、見晴らしの良いところ、車の往来が少ない所…人によってコースの選び方はそれぞれだと思うのですが、同じコースをずっと歩いていると「飽きてくる」ということはないでしょうか?

同じところを歩き続けて季節の移り変わりを感じるというのも素晴らしいですが、たまには他のコースもどうかな?と思うけど、とは言っても、他に面白いところもないし、結局いつものコースに出かけてしまう…なんてことはないでしょうか?私自身、オンラインで講習がほぼできるようになってから、外出がホントに減りまして、意識して外に出ないと歩かなくなりました。とりあえず1日2時間を目標に、近所を散歩をするようにしています。

お気に入りのコースはありますが、ずっと同じだと、やっぱり飽きがあったりするんですよね。スマホアプリのポケモンGOとか、ドラクエウォークも試してみましたが、最初は面白いのですが、私の場合はあまり長続きしませんでした。あと、万歩計を使っていまして、歩く距離を増やそうというモチベーションアップにはつながるのですが、歩くコースの慣れや飽きについては、万歩計ではどうしようもないですね。

…そんな私が最近ハマっているのが、「郷土散歩」であります。図書館で調べ物をしている時に気付いたのですが、どこの図書館にもたいてい「郷土コーナー」の書架がありまして、地元に関する資料が集められています。そこをよくよく調べてみると、地元の史跡を集めたマップがあります。るるぶとかことりっぷには絶対に載らなそうで、しかも近所に住んでいる人も知らなそうな、小さな祠の由来とか、その場所にまつわる昔話、神話、歴史上の出来事などが書いてあります。地元の「〇〇坂」の名前や由来だけに特化した坂専門のガイドブックとか、1つの市の中で地域ごとの昔話を集めた本とか、私にとっておあつらえ向きのウォーキングガイドブックとか、いろんな「地元本」が見つかりました。ほとんど地元の教育委員会が出しているので、本屋さんとかアマゾンには出ておらず、図書館でしか見つからないでしょうね。

これが個人的にはけっこう面白くて、富士山が噴火した時の灰を集めて作った「富士塚」とか、敵に追われて逃げている途中に姫が赤子を生んだ場所にある「赤子橋」とか処刑された尼さんの涙が湧き続けるという「尼の泣き水」とか…うちから徒歩10分圏内なのに、どれも知りませんでした。そんな地元本を片手に、いろいろ回ってみると1日2時間などあっという間だったりします。そして、そのたびにちょっとだけ地元愛が増したりしております。

ずっとその地域に住んでいる人でも、実は近所の史跡についてよくわかっていない、という方も多いのではないでしょうか?よかったら試してみてください。

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします
「地元のことは知っていますか?」

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