中国で増える電気自動車を見て感じた、日本車メーカーの暗い未来

以前掲載の「日本って不便。中国キャッシュレス社会はどこまで財布がいらないか」等で、日本を大きく引き離す中国の電子マネー事情を伝えてくださった、上海在住の邦人ビジネスマン・ジンダオさん。今回は自身の無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』で、公共交通機関のみならず一般家庭にも浸透し始めている「電気自動車事情」をレポートしてくださっています。

中国公道にも変化の兆し。増え続ける電気自動車の実態

電子マネーの浸透が注目されている中国ですが、実は日本以上に浸透しているなと思っている事があります。それは電気自動車の利用頻度です。

ちょっと用事があって上海の街を歩いた際に見かけたバス停留所。普通サイズのバスの横に停車していたマイクロバス。近寄ってみると停車時間を利用してせっせと充電中でした。

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また他のバス停で見かけた丸みを帯びたフォルムの大型バスも電気自動車でした。最近上海の公共バスは電気自動車に切り替わっているようです。

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一部の区間ですが上海ではトローリーバスが現役で走行中。トローリーバスはバスが通過する道路沿いに張られた電線から電力供給を受けて走るバス。もともと電力で走るトローリーバスが運営していた区間は電気自動車へと切り替わり。意外とエコな取り組みをしています。

マスコミ報道と真逆。中国が東シナ海で極めて抑制的に行動する訳

日本のマスコミは、尖閣諸島周辺での中国公船の領海侵犯などを声高に報道し、中国の海洋進出の動きを強調する傾向にあるようですが、東シナ海での中国の行動はむしろ国内向けの意味合いが強いと指摘するのは、メルマガ『NEWSを疑え!』の著者で軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんは、日米台の強固で巧みな連携により、中国のメンツを保ちつつ抑制し続けることの必要性を訴え、台湾ではそういった理解が日本よりも浸透していることを伝えています。

台湾で講演してきました

台北で開かれた『海内外台湾国是会議(グローバル・タイワン・ナショナル・アフェアーズ・シンポジウム)』という会合に行ってきました。

世界台湾人大会、台湾国家連盟、台湾安保協会の共同主催で、テーマは「世界新形勢防中堵中」。急遽オセアニアに出張した蔡英文総統に代わり、陳建仁副総統と卓榮泰民進党主席が冒頭の挨拶に登壇しました。

文字面を見ると中国を刺激しそうなテーマですが、意味するところは「中国の好ましくない対外行動に対抗し、中国の選択肢を制限することによって、好ましい世界秩序を構成する」。これくらいのことはいつも掲げているそうで、その点については気にしていない様子でした。

私は基調講演と午後のパネルディスカッションに参加しました。私にとっては、台湾での安全保障問題の会合で講演するのは3回目ですが、昨年の基調講演者は香田洋二さん(元海上自衛隊自衛艦隊司令官)でした。

テーマがテーマということもあり、おなじみ西恭之さん(静岡県立大学特任助教)に中国の「問題行動」をリストアップしてもらい、どこから取り組めばよいのか絞り込んでレジュメ(パワーポイント)を作りました。題して「東シナ海モデルによる展開 なぜ中国は抑制的なのか」。

ひと言で表現するなら、マスコミ報道とは逆に東シナ海での中国の行動は極めて抑制的で、それは日米同盟によるところが大きい。日米同盟の強化と、そこに豪州、ベトナム、インドなどが加わってくることにより、その東シナ海での抑制的な姿勢が南シナ海にも及んでいる。

そして、ついには李克強首相に「たとえ防衛用の設備や施設があったとしても、それは航行の自由を維持するためのものだ」「航行の自由や南シナ海の安定がなければ、中国が真っ先に危険にさらされる」「南シナ海の軍事化に携わる意図は一切ない」(2017年3月24日)と言わしめるまでに至った。

あとは、中国を追い詰めるのではなく、習近平体制のメンツも保てるような力加減で軍事的膨張を規制すべきだ。その「規制線」こそ、中国側のいう第一列島線を形成している日本と台湾であり、日本と台湾、そして米国などとの政治的、経済的、軍事的関係の強化によって、中国をよい方向に規制していけるのだろう。それを他の諸問題の解決にも拡げていく意味で、「東シナ海モデルによる一点突破全面展開」を提案したい。

【動画】攻撃は最大の防御。ハヤブサに決死の反撃を仕掛ける兎

格闘技や盤上競技、スポーツやゲームなどあらゆる場面で『攻撃は最大の防御』という言葉が使われることがある。もちろんそれが全てというわけではないが、有効な先述の一つであることは間違いないだろう。

そしてそれは野生の世界においても同じことが言える。

 

 

こちらの動画には、とあるハヤブサがウサギを狙っているシーンが収められている。

普通ならばもっと上空から急降下して獲物を仕留める印象のあるハヤブサ。しかしウサギがこちらの存在に気づいていることを察知してか、ゆっくり慎重に降下していく。

しかしウサギは逃げることをせずに、むしろ自らハヤブサに襲いかかるようにして飛びかかっている。

本来ならば一瞬で勝負が決するであろう組み合わせだが、こちらの動画では稀に見る激闘を繰り広げている2羽。

勝負のゆくえはわからないが、『攻撃は最大の防御』という言葉が自然界でも有効だということがよくわかる。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Gabriel Arteaga)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

昨年1年間の貯蓄増加額は「0円」が全体の4割。驚きの調査結果

株式会社ジェーシービーは、2019年3月8日(金)から11日(月)の4日間、全国の20歳から69歳の男女を対象に今年で5回目となる「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査」をインターネットで実施しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)その結果、全体4割が昨年の貯金が0だったと回答、今年の目標は「貯蓄」とするなど、お金が貯めたくても貯まっていない実態が見えてきました。

1.新年度の目標は「貯蓄」がトップ

≫ 新年度の目標 「貯蓄」が5年連続トップ、「生活費の見直し・節約」が5年連続2位

全国の20歳から69歳の男女1,000名(全回答者)に、新年度(4月から)の目標を聞いたところ、1位「貯蓄」(38.3%)、2位「生活費の見直し・節約」(28.4%)、3位「仕事や家事の効率UP」(21.7%)、4位「ダイエット」(20.5%)、5位「趣味力UP」(17.5%)でした。「貯蓄」は、2015年の調査開始以来、5年連続トップ、「生活費の見直し・節約」は5年連続2位となりました。将来不安が依然として高いためか、消費者の貯蓄志向や節約志向は根強いようです。 

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≫ 昨年1年間の貯蓄増加額は「0円」 全体の4割
≫ 昨年1年間に増やせた貯蓄額は平均57.2万円 キャッシュレス派の平均貯蓄増加額は現金派の2.4倍
≫ キャッシュレス派男性の平均貯蓄増加額は現金派の2.2倍、キャッシュレス派女性では現金派の2.6倍に

全回答者(1,000名)に、昨年1年間で増やせた貯蓄額を聞いたところ、最も多かったのは「0円」で39.8%でした。昨年は貯蓄を全く増やせなかったという人が全体の4割となりました。「1万円~50万円未満」が28.6%、「50万円~100万円未満」が12.7%、「100万円以上」が14.1%となり、0円との回答も含めた平均貯蓄増加額は57.2万円でした。 

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ここで、昨年1年間で増やせた貯蓄額を、日頃の買い物などの“支払い方法”で分けたタイプ別にみると、キャッシュレス派の平均貯蓄増加額は83.2万円、現金派の平均貯蓄増加額は34.2万円となりました。キャッシュレス派は現金派の2.4倍の貯蓄額を増やせたという結果になりました。
男女別に平均貯蓄増加額をみると、キャッシュレス派の男性では102.4万円、現金派の男性では45.8万円、キャッシュレス派の女性では61.6万円、現金派の女性では23.3万円でした。男性ではキャッシュレス派は現金派の2.2倍、女性ではキャッシュレス派は現金派の2.6倍となりました。男女とも、キャッシュレス派のほうが現金派よりも貯蓄力が高い傾向が明らかになりました。 

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≫ 新年度の貯蓄目標額は平均257.2万円、3人に1人が「100万円以上」、キャッシュレス派男性では400万円超
≫ キャッシュレス派と現金派の貯蓄格差は拡大傾向? キャッシュレス派の平均貯蓄目標額は現金派の1.8倍

次に、全回答者(1,000名)に、新年度の貯蓄目標額を聞いたところ、「100万円台」との回答が最も多く18.3%でした。「100万円以上」は34.6%で、3人に1人が100万円以上貯めようと目標を掲げている実態が明らかになりました。0円との回答も含めた平均貯蓄目標額は257.2万円でした。

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日頃の買い物などの“支払い方法”で分けたタイプ別にみると、キャッシュレス派の平均貯蓄目標額は325.4万円、現金派の平均貯蓄目標額は178.3万円となりました。キャッシュレス派は現金派の1.8倍の貯蓄額を目標としているという結果になりました。キャッシュレス派と現金派の貯蓄格差が広がる可能性がありそうです。
男女別に平均貯蓄目標額をみると、キャッシュレス派の男性では407.8万円と400万円を超え、現金派の男性では209.5万円、キャッシュレス派の女性では232.4万円、現金派の女性では149.1万円でした。

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≫ 新年度の生活費削減目標額 平均18.8万円
≫ 新年度の年収アップ目標額 平均84.2万円

新年度の目標では、「生活費の見直し・節約」が「貯蓄」に次いで多く挙げられました。

全回答者(1,000名)に、新年度に、いくら生活費を削減したいか聞いたところ、最も多かったのは「1万円~10万円未満」で29.6%でした。「10万円~20万円未満」は16.3%、「50万円以上」は9.4%となり、0円との回答も含めた平均削減目標額は18.8万円でした。
生活費削減目標額を日頃の買い物などの“支払い方法”で分けたタイプ別にみると、キャッシュレス派の生活費削減目標額の平均は23.2万円となり、現金派(14.2万円)より9万円高くなりました。貯蓄意識だけではなく、節約意識もキャッシュレス派のほうが高いことが明らかとなりました。

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有職者(681名)に、新年度に、いくら年収をアップさせたいか聞いたところ、「1万円~10万円未満」が19.5%で最も多く、「10万円~20万円未満」(13.8%)や「50万円~100万円未満」(12.5%)、「100万円以上」(11.5%)との回答は1割強となり、0円との回答も含めた平均年収アップ目標額は84.2万円でした。
男女別に平均年収アップ目標額をみると、男性は120.9万円、女性は30.4万円となりました。

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2.キャッシュレスに関する消費者意識

≫ 4割が「キャッシュレス派」を自認、30代・60代男性では半数以上が「キャッシュレス派」

全回答者(1,000名)に、「最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)」と思うか聞いたところ、同意率(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計、以下同様)は39.8%、不同意率は(「全くあてはまらない」と「あまりあてはまらない」の合計、以下同様)は38.9%と、キャッシュレス派と現金派が拮抗する結果となりました。

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昨年の調査結果と比較をすると、同意率は2018年34.1%→2019年39.8%と5.7ポイント高くなりました。
性年代別にみると、30代男性(2018年39.0%→2019年52.0%)と60代男性(2018年34.0%→2019年50.0%)では、昨年よりキャッシュレス派の割合が10ポイント超上昇し、今年は半数以上となりました。また、昨年キャッシュレス派の割合が低かった20代女性(2018年27.0%→2019年37.0%)と60代女性(2018年29.0%→2019年39.0%)では、昨年より10.0ポイント上昇しました。 

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≫ 「完全キャッシュレスのレストラン」4割以上が肯定、「無人コンビニ増加」3割半が予想
≫ 「2020年五輪開催までに日本のキャッシュレス化をもっと進めるべき」賛成派4割

最近、完全キャッシュレス化したレストランや“無人コンビニ”が話題になっています。
そこで、全回答者(1,000名)に、「完全キャッシュレス化したレストランはアリだと思う」かどうかを聞いたところ、同意率は40.9%、不同意率は30.7%となりました。昨年は肯定派(36.4%)と否定派(33.0%)が拮抗していましたが、今年は、肯定派と否定派には10.2ポイントの開きがみられました。完全キャッシュレス化したレストランを肯定的に捉えている人は増えているようです。

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また、「キャッシュレス決済の普及で、無人営業のコンビニエンスストアが増えると思う」かどうかを聞いたところ、同意率は35.8%、不同意率は29.7%となりました。昨年は不同意率(33.5%)が同意率(29.2%)を上回っていましたが、今年は逆転し、同意率が不同意率を上回りました。無人コンビニの増加を予想する人も増えていることがわかりました。

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そして、「2020年の五輪開催までに日本のキャッシュレス化をもっと進めるべきだと思う」かどうかを聞いたところ、同意率は39.3%、不同意率は23.7%と、東京五輪に向けたキャッシュレス化促進に賛成する人が全体の4割となりました。

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≫ 「キャッシュレス社会になるとマネー教育のあり方が大きく変わると思う」全体の5割半が同意
≫ 4人に1人が「お小遣い・お年玉のキャッシュレス化」を予想、5人に1人が「ご祝儀のキャッシュレス化」を予想

続いて、キャッシュレス化が進むことによる子どもへの影響について、質問しました。
まず、全回答者(1,000名)に、「キャッシュレス社会になると、マネー教育のあり方が大きく変わると思う」かどうか聞いたところ、同意率は56.3%、不同意率は14.6%となりました。電子化されたお金との付き合い方は、これまでのお金の付き合い方とは異なったものになると考える人が多いようです。同意率は昨年(50.8%)より5.5ポイント上昇しました。

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次に、全回答者(1,000名)に、「将来は子どもへのお小遣いやお年玉もキャッシュレス化すると思う」かどうか聞いたところ、同意率は25.1%、不同意率は36.0%となりました。子どもが電子マネーでお小遣いやお年玉をもらう姿は想像できないという人のほうが多いようです。

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全回答者(1,000名)に、「将来は結婚式のご祝儀もキャッシュレス化すると思う」かどうか聞いたところ、同意率は20.1%、不同意率は42.0%となりました。お小遣いやお年玉と同様に、ご祝儀のキャッシュレス化を予想する人は少数派という結果になりました。

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3.「消費増税のポイント還元」について

≫ 「ポイント還元制度」認知率61.9%、認知率に男女年代差

今年10月の消費税増税の景気対策のひとつとして、キャッシュレス決済をするとポイントで還元される“ポイント還元制度”の導入が予定されています。

そこで、以下の説明を行った上で、ポイント還元制度について質問を行いました。

全回答者(1,000名)に、「ポイント還元制度について知っていたか」どうかを聞いたところ、認知率は61.9%でした。
男女別にみると、男性では65.0%、女性では58.8%と、男性のほうが高くなりました。性年代別にみると、最も高かったのは50代女性で79.0%、最も低かったのは20代女性で43.0%でした。ポイント還元制度の認知率において、男女年代差が生じていることが明らかになりました。

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≫ 「ポイント還元制度はわかりやすい」4人に1人が同意

また、全回答者(1,000名)に、「ポイント還元制度はわかりやすいと感じる」かどうかを聞いたところ、同意率は24.2%、不同意率は75.8%と、わかりづらいと感じている人が多いようです。ポイント還元の対象となる店舗が限られていたり、店舗によってポイント還元率が異なっていたりするために、わかりづらいと感じている人が多いのではないでしょうか。
男女別にみると、男性では、同意率は29.4%、不同意率は70.6%、女性では同意率は19.0%、不同意率は81.0%となりました。
性年代別にみると、20代男性と30代男性では、同意率がそれぞれ37.0%、38.0%と、全体と比べて高くなりました。

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≫ 「ポイント還元開始前、買い控え志向になる」3人に1人が同意
≫ キャッシュレス化促進の起爆剤に? 「ポイント還元開始後、キャッシュレス決済の頻度が増える」半数以上
≫ 「ポイント還元実施中は、還元率の高い店を優先的に利用したい」約6割

全回答者(1,000名)に、「ポイント還元開始前、買い控え志向になる」かどうか聞いたところ、同意率は35.3%、不同意率は64.7%となりました。すぐに必要でないものは、還元されるポイントを狙ってポイント還元が始まってから買おうと考えている人も少なくないようです。 

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次に、全回答者(1,000名)に、「ポイント還元開始後、キャッシュレス決済の頻度が増える」かどうか聞いたところ、同意率は51.9%、不同意率は48.1%となりました。半数以上がキャッシュレス決済の頻度が増すと回答しており、ポイント還元制度はキャッシュレス化を促進させる起爆剤になるかもしれません。

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また、全回答者(1,000名)に、「ポイント還元実施中は、還元率の高い店を優先的に利用したい」かどうか聞いたところ、同意率は57.2%、不同意率は42.8%となりました。ポイント還元実施期間中は、ポイント還元率がお店選びの条件に加わりそうです。

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4.デビットカードの浸透状況・キャッシュレス化の実態

≫ デビットカードの認知率 84.0%
≫ デビットカードの利用率は上昇傾向継続、昨年から3.1ポイント上昇で15.2%に

キャッシュレス決済手段のひとつとして、預金口座から即時決済できるという特徴をもつデビットカードがあります。デビットカードはどの程度理解され、実際に利用されているのでしょうか。

まず、全回答者(1,000名)に、「デビットカードについて知っているか」と質問したところ、「詳細まで知っていた」が33.7%、「名前を聞いたことがある程度」が50.3%で、合計した認知率は84.0%となり、「知らなかった」は16.0%でした。 

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次に、デビットカードの利用率をみると、2016年8.4%→2017年9.1%→2018年12.1%→2019年15.2%となっており、デビットカード利用者が年々増えていることがわかりました。

 

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≫ デビットカード利用意向率 32.9%

また、デビットカードについて説明(※)をした後に、デビットカードを今後(または今後も)使いたいか聞いたところ、「非常に使いたい」が8.7%、「どちらかといえば使いたい」が24.2%で、それらを合計した利用意向率は32.9%となりました。
男女別に利用意向率をみると、男性は38.0%、女性は27.8%と、男性のほうが高い結果となりました。
年代別に利用意向率をみると、20代では38.5%、30代では38.0%と、40代以上(40代32.5%、50代29.5%、60代26.0%)より高くなりました。 

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≫ デビットカード利用のメリット 1位「ATM手数料の節約」2位「ポイントが貯まる」3位「チャージ不要」

それでは、デビットカードを使っている人は、どのようなメリットを実感しているのでしょうか。

デビットカードを使っている152名に、デビットカードを使っていて実感していることを聞いたところ、1位「ATM手数料の節約になる」(53.9%)、2位「ポイントが貯まる」(42.1%)、3位「チャージが必要ない」(38.2%)、4位「使い過ぎる心配がない」(34.2%)、5位「財布がかさばらない(現金を持ち歩かなくて済む)」(33.6%)となりました。ATMでお金を引き出す必要がないため、手数料がかからず、節約につながっていると感じている利用者が多いようです。また、ポイントが貯まるため、お得に感じている人も多いようです。
男女別にデビットカードを使っていて実感していることをみると、「財布がかさばらない(現金を持ち歩かなくて済む)」は男性27.0%、女性46.2%と、女性のほうが19.2ポイント高くなりました。

スクリーンショット 2019-03-28 17.32.03≫ 最近1年間の決済利用率 「クレジットカード」8割強、「電子マネー」約6割
≫ キャッシュレス派の4人に1人が「QRコード決済」を利用

キャッシュレス決済手段には、デビットカードのほか、クレジットカードや電子マネー、キャリア決済、モバイルウォレット、QRコード決済などがあり、最近では、QRコード決済がユーザー還元キャンペーンで話題を集めました。

では、それぞれの決済手段の利用状況はどのようになっているのでしょうか。

まず、全回答者(1,000名)に、最近1年間に、現金以外の支払い手段をどのくらいの頻度で使ったかを聞き、各支払い手段の利用率(最近1年間の利用率)を調べたところ、「クレジットカード」が最も高く82.0%、次いで、「電子マネー」が57.7%、「プリペイドカード」が40.6%、「キャリア決済」が20.4%、「QRコード決済」が14.7%、「モバイルウォレット」が14.1%となりました。
男女別にみると、「電子マネー」(男性61.2%、女性54.2%)や「QRコード決済」(男性17.6%、女性11.8%)、「モバイルウォレット」(男性18.2%、女性10.0%)は、男性のほうが利用率は高くなりました。

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また、キャッシュレス派と現金派に分けてみると、「クレジットカード」(キャッシュレス派97.2%、現金派64.8%)と「電子マネー」(キャッシュレス派74.9%、現金派39.3%)において、キャッシュレス派と現金派の間に大きな開きがみられました。「QRコード決済」についてみると、キャッシュレス派では24.4%と、4人に1人が利用していることがわかりました。

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≫ コンビニエンスストアの支払いでは「キャッシュレス決済」を希望する人が全体の約半数

次に、全回答者(1,000名)に、店舗の種類別に、現金も含め、どの支払い手段を最も利用したいか聞きました。
その結果から、「現金」と「キャッシュレス決済」のどちらを使いたいと考えているかを調べたところ、お祭りの屋台、駄菓子屋、ラーメン店、駅の売店、居酒屋では「現金」を利用したいという人が多数派となりました。
他方、コンビニエンスストアでは「現金」が51.2%、「キャッシュレス決済」が48.8%、スーパーマーケットでは「現金」が50.3%、「キャッシュレス決済」が49.7%と、現金とキャッシュレス決済が拮抗する結果となり、デパートでは「現金」が40.5%、「キャッシュレス決済」が59.5%、高級レストランでは「現金」が35.6%、「キャッシュレス決済」が64.4%、家電量販店では「現金」が33.4%、「キャッシュレス決済」が66.6%と、キャッシュレス決済を利用したいという人が多数派となりました。デパートや高級レストラン、家電量販店では、支払いはスマートにしたいと考える人が多いのではないでしょうか。

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キャッシュレス派(398名)の回答をみると、ラーメン店では「キャッシュレス決済」が33.7%と3人に1人がキャッシュレス決済を希望し、駅の売店、居酒屋、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、デパート、家電量販店、高級レストランでは「キャッシュレス決済」を利用したい人が多数派となりました。

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5.キャッシュレス決済関連の先端技術に対する消費者意識

≫ AIレジを設置してほしいお店 1位「スーパー」2位「コンビニ」3位「ドラッグストア」
≫ 生体認証決済の利用意向率 「指紋認証決済」は約4割、「手のひら静脈認証決済」や「顔認証決済」は約2割

人工知能(AI)を活用することで自動的に商品を識別し、現金を使わずキャッシュレス決済で買い物ができるレジが登場しています。
そこで、全回答者(1,000名)に、どのようなお店にAIレジを設置してほしいか聞いたところ、1位「スーパーマーケット」(55.2%)、2位「コンビニエンスストア」(52.3%)、3位「ドラッグストア・薬局」(29.1%)、4位「ホームセンター」(19.4%)、5位「本屋・書店」(16.8%)でした。従来のレジでは、1商品ずつバーコードをスキャンする必要がありますが、AIレジでは、画像認証により、瞬時に合計金額が算出されます。レジ待ちの時間が短くなることを期待する人が多いためか、利用頻度の高いスーパーマーケットやコンビニエンスストアが上位になっているのではないでしょうか。

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また、全回答者(1,000名)に、生体認証決済に関する認知や利用意向について聞きました。
実用化、または開発されていることを知っている生体認証決済では、「指紋認証決済」が最も多く59.4%、次いで「顔認証決済」が38.9%となりました。また、利用したい生体認証決済では、「指紋認証決済」が37.4%で最多回答となり、「手のひら静脈認証決済」が17.8%、「顔認証決済」が17.5%となりました。

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JCB調べ

働き方改革に税制改正。つまり我々の生活にどう関わってくるの?

「新元号」や「消費税率引上問題」がビッグイベントとして連日報道されている2019年度の我が国日本。早くも印刷用紙が特需を控え不足するという事態まで予測されています。今回の無料メルマガ『税金を払う人・もらう人』では著者で税理士の今村仁さんが、税理士ならではの冷静な着眼点で、重視すべき中小企業の相続や働き方改革の中身、マイナンバーなどについて詳しく解説しています。

中小企業こそ知っておくべき「今年の改正・今年の出来事」

今年は、税制改正以外にも、新元号やG20大阪、参院選、相続民法、働き方改革、マイナンバーと目白押しに新設・改正項目が続きます。

事業承継0円、消費税増税

昨年からスタートしたのが、「法人版事業承継税制」。

事業承継計画を出して要件を満たすと、父から子供への「自社株」に対する贈与税や相続税が0円となります。つまり、無税で中小企業の株式を子供へ渡すことが出来る制度が昨年からスタートしています。

これに対して、「個人版事業承継税制が2019年4月1日から始まります。この制度で要件を満たすと、個人事業主である父所有の機械装置や器具備品といった事業用資産を子供へ無税で贈与相続が可能となります。

一方、2019年10月1日からは消費税率が8%から10%へ引き上げられます。また同時に、食料品と新聞については消費税軽減税率8%もスタートします。会議費等で弁当や缶ジュース(軽減税率)を買わない会社はないでしょうから、そういった意味では、飲食にたずさわらない他の業界の方も、今年の10月からは10%と軽減8%の複数税率の処理をしないといけません。

新元号、参院選

2019年3月24日の日経新聞によると、「印刷用紙特需控え不足」となっています。理由は、「新元号、選挙、10連休」となっています。中小企業にとっては、早め早めの準備をお願いします。

働き方改革

2019年4月から順次変わる「労働法制の主な項目は、下記の7つです。

  1. 残業時間の上限を規制します
  2. 「勤務間インターバル」制度の導入を促します
  3. 1人1年あたり5日間の年次有給休暇の取得を、企業に義務づけます
  4. 月60時間を超える残業は、割増賃金率を引上げます(25%→50%)
    →中小企業で働く人にも適用(大企業は平成22年度~)
  5. 労働時間の状況を客観的に把握するよう、企業に義務づけます
    →働く人の健康管理を徹底
    →管理職、裁量労働制適用者も対象
  6. 「フレックスタイム制」により働きやすくするため、制度を拡充します
    →労働時間の調整が可能な期間(清算期間)を延長(1か月→3か月)
    →子育て・介護しながらでも、より働きやすく
  7. 専門的な職業の方の自律的で創造的な働き方である
    「高度プロフェッショナル制度」を新設し、選択できるようにします
    →前提として、働く人の健康を守る措置を義務化(罰則つき)
    →対象を限定(一定の年収以上で特定の高度専門職のみが対象)

杉並区下井草の保育士殺人事件、同僚の男逮捕。容疑を否認

26日午後0時ごろ、東京・杉並区下井草のアパート2階の一室で、32歳の保育士、照井津久美さんが刃物で複数回体を刺され殺害された事件で、警視庁は30日、照井さんが勤務する乳児院の同僚で、杉並区に住む松岡佑輔容疑者(31)を殺人容疑で逮捕したと、各大手マスコミが一斉に報じた。捜索関係者によると、現場周辺の防犯カメラの解析や遺留物の捜査などから、事件に関与したと判断したとしている。松岡容疑者は、「私は刺していません」と容疑を否認しているという。

現場は、西武新宿線「下井草駅」から500mほど南に離れた住宅街のアパート。報道によれば、同アパートの1階に住む大家が、ベランダにいた照井さんの助けを求める声に気づき、郵便配達員の男性を通じて110番したという。警官が到着した際、照井さんの背中には刃物が刺さったままの状態だったという。

照井さんの勤務先の乳児院から「事件後、欠勤してる職員がいる」などと警察に相談があり、松岡容疑者が浮上したという。捜査本部は周辺の防犯カメラに男が写っていることなどを確認して、30日、松岡容疑者を任意同行して事情聴取し、杉並区内の関係先を捜索したとしている。

照井さんの体の付着物から松岡容疑者のDNA型が検出され、容疑者宅から逃走時に着ていたとみられる黒色コートも押収されたという。

松岡容疑者は6年ほど前から照井さんと同じ乳児院に勤務。今現在、二人の間に交際関係やトラブル等は確認されていない。(随時更新)

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by:Googleマップストリートビュー

【動画】線引くだけで川が!色を認識し背景画像作る技術が凄い

映画などで見るように、日々映像やCGの技術は進歩を続けている。そしてそれは画像に関する技術も例外ではない。

あらゆる技術やツールにおいて『いかに簡単に、便利に、手軽に』という点は重要な要素だが、こちらの動画ではとある画像作成に関する新技術が紹介されている。

 

 

パソコン上に表示される二つの画面。

これは実は左に表示されている簡素な色塗りの絵を、右側の美しい風景画像に変換しているのだ。

あらかじめ『どの色が〇〇』というように、木や森や川や水、岩場などの情景を設定しておけば、あとは色を塗るだけで自動的に画像が出来上がる。

線を引くだけで川が流れ、丸を塗りつぶすだけで岩場が出現する。

配置が自然になるように描きさえすれば誰でも美しい風景を作ることができるという画期的な新技術だ。

これにより多くのクリエイターの助力になると同時に、多くの人の表現の可能性が広がることは間違いないだろう。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(NVIDIA)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

SNSに飲み込まれないために。ムカッと来て返信したくなったら

多くの人が利用しているSNS。気軽に自分の意見を発信することができるのは利点でもありますが、自分の考えが正しいと思い込むあまり、時に行き過ぎた発言をしてしまっている人も見かけます。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、「迷惑な人にならないためにはスルーすることも大事」と説いています。

それってあなたに向けて発信されたモノなの?

今回はとある方のブログを読んで、あまりにも強く同意したためそこからエントリーを捻ってみました。

 ● 迷惑な人イレブン 

私はこの女史にほとんど好意を持っていないのですが、なぜか著書は持っていたりします。ネットの世界では非常に有名人ですから、まさか知らない人はいないと思いますが、彼女がこれだけ売れているのも、やはりこのような目の付け所の鋭さにあるのでしょう。

ひとつひとつこんな人がいるよね~と笑えるのですが、これは情報発信をしている人にはかなり切実な問題なんですよね。

情報発信をするということは、何らかの意見なり価値観なり手段なりを情報という形で多数の人に提供するわけです。ところがその情報が、本来その情報を届けたいと考えている人以外の人に届くこともあるわけです。ここが本当に面倒なところで、自分に関係がないのであれば、スルーしてくれれば良いのに、それに反対したり自分の価値観を押しつけたり怒り出したりする人もいるんです。

私はたまに怪しい系のコンテンツをメールマガジンで流すわけですが、そうすると科学原理主義の人から、

 ■ あなたは間違っています!

という主旨のメールが飛んで来るわけです。

こっちはあなたを折伏させるつもりはないんですから、イヤなら配信を解除してくれよって思うわけです。

これがSNSというツールの影の部分なんですね。

SNS(メールマガジン、ツイッター、フェイスブック、ブログ、インスタグラムなど)の登場によって何が変わったのかというと、情報発信者と簡単にコミュニケーションがとれるようになったということです。かつての紙の書籍時代に、作者に繋がるためには出版社に手紙を書いて、それを転送してもらうことが必要で、それすらもちゃんと作者に届いたのかが分からず、返事が来ることの方が珍しかったわけですね。

そういう時代に、作者の発信する情報と自分の価値観がズレていても、そこに文句を付けるような行動ってしないわけですよ。そんなことをしても作者に届くはずがないって分かっていましたから。

ところがSNSになると、コメントを書いたり、リツイートしたり、シェアしたり、このメールマガジンだって返信すれば私の受信トレイにメールが届くわけです。おまけにこの情報がネットの世界を拡散し、場合によっては炎上というありがたくない事態まで起こるわけです。

人間って相手に届くと分かると、そして自分の意見や価値観が他の不特定多数にも届いて、それが賛同されると(それがシェアとかリツイートということ)、自分の中の承認欲求が満たされるんですね。世間的には何者でもないあなたの発信した情報が世界に広まるおまけにおカネは掛からないとなると嬉しくなるわけです。

その気持ちは分かるんですよね。私だって自分が書いたエントリーにポジティブな反応があれば、嬉しいと感じますからね。

だからこそ、ここは注意すべきなんです。