【豆知識】火事だ!消火をあきらめて避難すべき炎の高さは何m?

11月の「酉の日」に行われる酉の市。今年は3回、つまり「三の酉」まで立ったのですが、古来より「三の酉の年は火事が多い」とも言われています。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で著者の真井花さんが取り上げているのは、「家事」ならぬ「火事」。万が一火事となってしまった際に知っておきたい2つの重要事項を記しています。

酉がみっつの年

さて、本日はこの時期の恐ろしいもののお話

たしか12月だったと思います。子供の頃、マッチが擦れるようになったのが楽しくてマッチを擦っては遊んでいました。で、しかもマッチの燃えがらをゴミ箱に捨てていたんです。おい。ふと見ると

メラメラメラメラ!!!!

悲鳴を上げたところ、母が駆けつけ、急いで鍋に水を入れてもってきてゴミ箱の上から水をかけて、事なきを得ました。いやもう、怒られたのなんのって。ま、当然ですけどね。

11月の酉の日には、酉の市という市が立つのをご存じでしょうか。商売繁盛を願うものであるため、自営業やフリーランスの方はお詣りされているかもしれませんね。豪華に飾られた熊手が縁起物で、その熊手でお金や福を掻き集めるのだと言います(*^ー゜)。

と、こういうハナシをしたいわけじゃないんですよ。酉の市は、11月の酉の日に行われるんですが、酉の日が11月に何日あるのかは年によって違うんです。今年は、多い年で3回あったんですね。

でね( ̄- ̄)この酉の市が3回ある年は「火事が多い」というジンクスがあるんですよ。やだやだ。

火事の原因で多いのは

放火!!( ̄□ ̄;;

キッチンのコンロ!(@0@;)w

タバコの消し忘れ!(`0´)!!

なんです。もう、ずっとこの3つが不動の3大原因なんです。

放火はともかくとして、残りの2つは家庭が火事の原因になっているのであり、あらためて気を引き締めることは無駄ではないでしょう。なんてったって、この2つだけで火事原因の20パーセント強もあるんですから。

火事は、自宅を失ってしまうだけでなく、近隣の家も類焼させてしまう危険性があります。このため、火事に対する日本の法律の態度はとても厳しく、刑法犯の中でも最も重い部類の刑罰が科されているんですよ。

そんな恐ろしい火事にならないよう、当然のように予防するわけですよ。ですが、ミもフタもないことに、この2つの火事原因から理解される家庭内の行動は

ついウッカリ(~p~)**

です。もうなにをか況んやです。火事で失うモノを考えれば、とてもうっかりできるとは思えないんですが、ウッカリするんですねえ。マッチの燃えがらをゴミ箱に捨ててボヤを出したヤツに言う資格はない気もしますが( ̄∇ ̄)。

OWNDAYS メガネ

負債14億。なぜ男は倒産不可避なメガネ店「OWNDAYS」を買ったのか

「いつかは起業したい」「世界一の会社を作りたい」という夢を持つ人は日本中に数多く存在します。そんな想いを抱く一人だった、無料メルマガ『僕は『絶対倒産する』と言われたOWNDAYSの社長になった。』の著者で、メガネ販売の全国チェーン「OWNDAYS(オンデーズ)」の社長・田中修治さん。なぜ14億円もの負債を抱えた会社を買収したのか? その経緯と答えには、「起業」に関する大きなヒントが隠されていました。

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第1話 1.4tの砂利を積んだ2tトラックのハンドルを握る

2008年1月

東京では新幹線のぞみの喫煙車両廃止に続いて、タクシーでも全国で全面禁煙が実施され、愛煙家には一段と肩身の狭い時代に入りつつあった。

この頃、当時の僕と言えば、今では信じられないくらいの超が付くヘビースモーカー。

そんな世間の風潮など、どこ吹く風とばかりに、ポケットの数だけタバコを洋服に詰め込んで、禁煙ブームなど我関せずといった態度で、盛大にタバコをふかしながら毎日、忙しく仕事をしていた。

「え、オンデーズの増資を田中社長が自分個人で引き受けるって言うんですか?」

六本木の交差点にある有名な喫茶店「アマンド」の2階の窓際の席で、奥野さんは「まるで信じられない」という顔で目を丸くしながら、目の前でタバコをふかしながら話す僕を見て飛び上がるようにして驚いた。

「そう。結局、誰に話しても反対ばかりされるし、否定もされるし。それでもう面倒だから自分で買う事にしようかなと思って」

そう言いながら吸っていたタバコを消したと思うと、すぐさま次のタバコに火をつけ、美味そうに煙を両胸いっぱいに吸い込んでは吐き出す僕に、タバコを吸わない奥野さんは、僕の吐き出す煙を迷惑そうに手で払いながら

「それは絶対にやめといた方が良いですよ。何度も説明したように、オンデーズは年間の売上がたった20億円しかないのに対して、銀行からの短期借り入れが14億円もあります。借入金の回転期間はわずか約8か月約定返済額は月に8,000万円から1億2,000万円にものぼる。それなのに毎月営業赤字が2千万近く出ているという、異常な資金繰りに陥ってしまっている会社です。買収したとしても、これを再生するなんてのは・・まず無理ですよ・・」

(さすがは金融のプロ、数字が全部頭に入っているんだなぁ・・・。ひょっとして奥野さんは、寝言までが数字なんじゃないのだろうか?)

そんなことを考えながら僕は奥野さんの意見に、ふんふんと耳を傾けていた。

奥野さんは、みずほ銀行に勤める所謂「優秀な銀行マン」だったが、大手銀行同士の合併に伴う派閥闘争や、薄汚い裏切り合いばかりの銀行業界に嫌気がさし、リサパートナーズという再生ファンドを経て、小さな投資コンサルタントのベンチャー企業に転職したばっかりだった。

この頃、早稲田の住宅街の片隅で近藤大介(現情報システム部)や長尾貴之(現東南アジアRGM)秋山加代子(現ブランディングGP)らと一緒に、小さなデザイン企画の会社を経営していた僕は、仕事を通じて交流のあった某ビジネス誌の編集者の人から、オンデーズの創業者で当時オンデーズの会長職に就いていたM氏を紹介され、M氏と当時オンデーズの支配権を持っていたリッキービジネスソリューション(以下RBS)との内紛に巻き込まれるような形で「株式売却」いわゆる会社売却の相談を持ちこまれていた。

当初はM氏サイドから「会社を取り戻したいのでスポンサー探しに協力して欲しい」と懇願され、M氏サイドの影のスポンサーとして、RBSサイドと交渉を図っていたが、詳しく内情を聞いているうちに、RBSサイドの方に話の正当性があり、M氏サイドのステークホルダーや従業員への配慮に欠けた自己主張に次第に愛想を尽かしていき、気づくとRBSサイドの「味方」としてRBS側の相談に乗るようになっていた

オンデーズは当時、創業者のM氏の乱雑な経営の末、債務超過に陥り、その後見かねて大株主であったRBS側がM氏から経営権を取り上げ再生に乗り出したものの有効な手は打てず、事態は更に悪化していき、とうとう破産寸前になっていた、というか実質はすでに「破綻」していた。

2期連続で赤字を計上し銀行団からの融資も受けられず、翌月の給与支払いもまともに手当てするのが難しい状況に困り果てたRBSは「民事再生」か「売却して撤退するか」の2択しか選択せざるを得ないような状況にあったのだ。

そこで当時の僕は、自分のネットワークを駆使して、知人の経営者達にこの案件を紹介し、手頃な引き受け先を見つけ出した後は、このオンデーズ売却の仲介に入り、手数料でも稼ごうかなと考えて、当時、本業だったデザイン会社の仕事の傍ら、オンデーズの資料を作成したり、再生計画を自分なりに考え、予想の数字(P/L,B/S)をシュミレーションしたりして、
大っぴらに身売りを公言できない当時の経営陣達に代わり、各方面でいろんな企業の社長や担当者を相手にプレゼンテーションをしてまわっていた。

奥野さんは、当時、財務や会計の知識に疎い僕が、このオンデーズ売却案件の協力を依頼した知人のベンチャー投資会社から金融のプロとして僕のもとに派遣されてきていて、この案件を一緒に担当してオンデーズのデューデリジェンスを手伝ってくれていたのだ。

「田中社長、とにかくいいですか、20億の売り上げしかないのに14億の負債を抱えているということは、2トントラックの荷台に1.4トンの砂利が乗っかっているようなもんです。そんなトラックで、他の身軽なトラックと競争したって勝てる訳がありません。重くてスピードは出ないし、運転も難しい。燃料代だって余計にかかるんです。カーブだって曲がりきれない。いつひっくり返って大事故になったっておかしくないんですよ!」

奥野さんは、よくうまい例え話を言う。

なるほど、2トントラックで1.4トンの砂利を積んでいたら、そりゃ勝負にならないし、まともには走らない。

「そんな貧乏くじを引くような真似は、やめたほうが良くないですか?14億もある借金を背負い込むぐらいなら、ゼロから自分で新しく事業を立ち上げた方が余程マシだと思いますよ?」

奥野さんは、本当に僕がオンデーズを買おうとしていることを察したのか、まるでおもちゃを欲しがる子供を諭すような感じで、半ば呆れた表情で、この買収計画を思いとどまるように説得していた。

僕は負けずに反論した。

「うーん・・しかしだよ、仮にその砂利を全部降ろしたらすごい身軽に感じるんじゃない?例えば、ベンチプレスをして筋肉に負荷をかけるのと一緒でさ、もし重いトラックでも、安全に運転できるテクニックを身につけることができたとしたら、軽くなったトラックなど自由自在に操れるようになる。つまり経営者としての実力が誰よりも身につくようになる。それにもし、借金をきれいさっぱり返せたとしたら、今度はそれまで銀行返済に充てられていた数千万ものお金が毎月毎月そっくり会社に残るようになるんだよ。そう考えると少し興味が湧いてきません?」

自分で言ってても(ちょっと楽天的過ぎるかな)と思っていた僕に、奥野さんは心の底から心配そうに説得を続けた。

「とにかく、自分は財務の専門家ですし、前職からも沢山の企業買収や再生案件に関わってきました。その経験から忠告しときますけど、自分でオンデーズを買うのは絶対に考え直した方がいいですよ。14億という負債はあまりに重すぎます。修治さんの会社が大会社で相当資金に余裕があるとか、多少なりともオンデーズに利益が出てるとかならまだしも、言っちゃ悪いが修治さんの会社はそんなに多額の資金力も無いただのベンチャーだ。赤字を止められるかもわからない。まともな増資にも応じられない。こんな状態で買収なんて、さすがに無理ですよ。やめといた方が良い。まるで自殺行為だ」

「そんな、きっぱりと否定しないでくださいよ(笑)。さすがに俺も、みすみす失敗する気なんてないですよ。最初は人に仲介しようと思って作成していた自分なりの再生計画をね、こう毎日朝から晩まで見ていると、なんだか自分のこの考え方でちゃんとオンデーズを動かすことができれば充分再生できるんじゃないかなって、そんな気がしてきたんですよね。
ちょっと自信があるというか・・。それに、何よりこの前、オンデーズの店舗を、色々と見て回ったんですけど、その時に、この会社はそんなにみんなが言う程腐ってないんじゃないかなって思ったんですよね・・」

「腐ってない・・ですか?」

「そう、会社の内情とか資金繰りは、文字通り火の車なんだけど、各地のお店に見学に行くと、結構、生き生きと誇りを持って働いてるスタッフの子も割といるんですよね。店内は掃除も行き届いていたし、見えないところまで、ちゃんとしっかり整理整頓されていたりとか。本来、会社が腐ってくると、こういうところに如実に現れるもんなんだけど。さっきのトラックの例えで言えば、過積載なんだけど、エンジンや足回りは割とまだしっかりしているなぁと・・そんな風に感じたんですよね。つまり、ダメなのは運転手で、運転手が交代したら結構良くなるんじゃないかなと、そう思ったんですよ。それに自分自身も、30歳を迎えるにあたって、経営者としてこの辺でひと勝負かけたいという気持ちも強くあって。ただ自分みたいに会社も小さいし、資金も信用も無い若い経営者が、大きなチャンスを掴む為には、みんなが嫌がるような案件、ちょうどこのオンデーズみたいな、燃え盛る火の中に自ら進んで手を突っ込んでいかないとなかなか掴めないでしょう?」

僕は目の前の灰皿を吸い殻でいっぱいにしながら、熱っぽく奥野さんを説得した。

ここでまずは、目の前にいる「財務会計のプロ」の一人くらい説得させられないようではどうせ先は無い。

「もう・・。タバコは嫌いなんですから勘弁してください。なるほど・・。まあなんとなく分かりました。なら、もう一つ質問させてください。なんでそんなオンデーズに固執するんですか?他にも買収話はたくさんありますし、M&Aの案件や相談だったら、今ならいくらでも見つかりますよ」

折しもこの時、アメリカではサブプライムローンが破綻し、記録的な株安から世界同時不況が叫ばれ始め、先の見えない経済状態が続いていた。さらに世界中を騒がせた、リーマンショックはここから約半年後に世界中を襲うことになり、日本も未曾有の大不況に陥ることになる。

その前兆はすでに始まっており、不動産業を皮切りにあちこちから、倒産や民事再生、不良債権、債務超過などの暗い話題が毎日のように経営者仲間の間から聞こえてくるようになっていた。

「オンデーズにこだわる理由は『業界』です。オンデーズがいるのがメガネ業界だからですよ。これまでも、居酒屋チェーンやアパレル、カフェとか様々な業界から、企業の買収とか後継者話を貰って来たんですけど、でも、どの業界にもすでに超強力なナンバーワンが存在してるんですよね。例えばカフェならスターバックス、アパレルならZARAとか。せっかく企業を買収して大きく勝負をかけるなら、まずはその業界で世界一にならなきゃいけない。出来る出来ないは置いておいて、嘘でもいいからまずは世界一を目指さなくちゃいけない。でも、ほぼ全ての業界では、すでに世界的な大企業がしっかりとシェアを持っていて、且つそれらの大企業は圧倒的なビジネスのノウハウやサービスを日々構築して進化し続けていて、更に努力を重ねている。

だからなんか『No.1を目指す!!』と宣言したとしても、「どーせ無理でしょ・・」って大言壮語過ぎちゃうというか、まわりの皆んなが口だけのように感じて本気になってついてこないと思うんですよね。それじゃあ面白くないなぁと思って、なんとなく見送ってきたんですよ。

そこに、今回飛び込んできたのがオンデーズの話で、調べてみるとメガネ業界のトップってこれだっていう圧倒的な会社が存在してないんですよね。一応、日本のメガネ業界で最大手と言われてるお店を見に行ったんですけど、何ていうか、よくある『街の眼鏡屋さん』だったんですよね。素人目に見ても、ハッキリと解るような『圧倒的な差』が他のチェーン店と比べて見当たらないっていうか。これくらいの完成度で業界No.1になれるというのなら、なんとなく自分でも勝てそうだなぁって。漠然とそう感じちゃったんですよね。」

「なるほど。そういう事ですか。本気で大企業を作るために、まだ圧倒的なナンバーワンが不在のメガネ業界で勝負するという感じなんですね?」

奥野さんは、なんとなく合点がいったような顔をしていた。

自分は、常日頃から「世の中を変えるような世界的な大企業を作りたいんだ」と、口癖のように話していて、それを聞いていたからかもしれない。

「それに負債の14億ばかりでなく、売り上げの20億も見てみると、実に興味深いし、ちょっと魅力的じゃないですか?この20億は誰が稼ぎだしているかといえば、現在オンデーズにいるスタッフたちなわけで、少ないとはいえ、それでもかなりの数のお客様が全国でこのスタッフ達のサービスと商品に対して20億ものお金を支払っている。つまり、現在のスタッフたちは少なくとも年間20億の価値を生み出す力は持っているという事になるじゃないですか?」

奥野さんは、なるほどという顔をした。

確かに、年商20億円という事は、スタッフ達がお客様に20億円相当のサービスを提供している事になる。単なる物販と違って、メガネは視力測定やレンズ加工といった人が生み出す付加価値の部分が大きい。SPAの場合、粗利率は60%から
70%にも達すると言われている。仮に、粗利率が70%なら実に14億もの価値を、現在のオンデーズのスタッフ達は産み出している事になる。そう考えれば確かに返済できない借金ではない。奥野さんは、頭の中でそう考え直していたのかもしれない。

少し勢いのついてきた僕は、奥野さんを徹底的に説得すべく、畳み掛けるように話し続けた。

「年商20億という事は、10年間なら200億。200億に対して14億なんてたったの7%に過ぎないじゃないですか?たった7%の借金にビビッて、10年で200億の価値を生み出す可能性のある会社を、むざむざ潰してしまうなんて、あり得ないでしょ?」

「まあ、確かに一理ありますね。でも、今の経営陣はその『毎年20億の価値を創り出す会社をたったの3,000万足らずで
売ろうとしているじゃないですか?恐らくは、14億の負債以上の何か大きな問題を抱えていると考える方が普通ですよ」

僕の決意を試すかのように奥野さんは不安を煽った。

正確には不安なんかではなく、この予感はその後まさしく的中し、買収直後から僕らを何度も地獄の釜の入り口まで追いやることになるのだが・・。

「とにかく、奥野さんに何と言われようが、俺はオンデーズ買収に名乗りを上げることにしますよ。だから、奥野さん、これからは俺がオンデーズを買収するために、汗を流してくださいね(笑)。そして買収が成功した暁には一緒に再生に入りましょうよ!」

「え?」

僕は半ば押し切るように話をまとめた。この唐突な申し出に、奥野さんは目を白黒させ、言葉の意味が飲み込めない様子でいた。

「オンデーズの買収と再生にはオンデーズの内容を熟知していて、且つメインバンク不在、11行もある銀行団と粘り強く交渉出来るCFOが、絶対に必要じゃないですか?今、その適任者は奥野さんしかいないわけで。だから、奥野さんには買収後にはそのままオンデーズに一緒に入ってもらって財務と銀行交渉を担当してもらいたいんですよね。宜しくお願いしますよ。考えといてくださいね!」

投資コンサルタントとして、客観的にオンデーズを調査していた自分が、いつの間にか買収劇の当事者になろうとしている。それが嫌なら、僕の申し出を即座に断れば良いのだが、奥野さんは断ろうとしないでいた。

それが、奥野さん自身も不思議でならないようだった。

何か逃れられない運命の糸に手繰られるように、激しい嵐の真っただ中に引き込まれていくような感覚に、奥野さんも包まれていたのかもしれない。

僕は奥野さんからの返事を待たず、最後は一方的に要望だけを伝えて、コートのポケットにテーブルの上のタバコの箱を押し
込みながら、さっさと店を出て行き、この日のミーティングは終了した。

2ヶ月後。

僕は周囲への宣言通りオンデーズを買収した。

某外資系の金融機関もオンデーズの買収に一応名乗りを上げていたが、やはり決算の内容があまりに酷い為、具体的な再生計画が描けずに最後には自ら降りてしまい、最終的に手を挙げていたのが僕一人だけになり、僕が個人で3,000万の増資を引き受ける形でオンデーズの新株を取得して、発行済株式の70%以上を取得し、オンデーズの新しい筆頭株主となり、同時に自分で自分を社長に選任して代表取締役に就任した。

これを受けて奥野さんは、投資コンサルタント会社からの出向という形で、オンデーズに合流し、財務会計の責任者として、オンデーズの銀行交渉担当としての役割を担う事になる。

2008年2月末日。

今にも雪に変わりそうな雨がしとしと降る寒い夜。

六本木交差点にあるアマンドの2階の片隅で全国のオンデーズのスタッフ達は、まだ誰も知らないうちに、オンデーズの命運を預かる、新しい社長とCFOは、ひっそりと誕生した。

この時から100人が100人、「絶対に倒産すると言い切っていた僕たちオンデーズの快進撃は静かにその幕を開けることになったのである。

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ゴーストバスターズ 先生 テスト

テストで「ゴーストバスター」って書いたら、先生の採点が斜め上

中学、高校に通う皆さまは期末テストの季節ですね。いや、もう終わってるころでしょうか。。。

そんなテストの採点も終わり、答案用紙が各生徒に手渡されていると思いますが、ある答案用紙にフザケたことを書いたら、先生が斜め上を行く赤入れで返してきた、とツイッターで話題になっています。

そんな答案用紙を投稿したのは、ツイッターユーザーのMOKA‏さん(@moka_ponta)。

先生の赤入れがどれだけ笑えるものなのか、まずは当該ツイートを早速ご覧ください。

すごい、完全に逆パターンだ! しかもめちゃくちゃ上手い! ちょっと先生、これはずるいですよ。。。ゴーストバスターズ!

しかも正解はアスベストって。。「ゴーストバスター」とストしか合ってないし(笑)。

今度は答案用紙に「マシュマロマン」って書くのでお願いします。町壊してる時のヤツ。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

「高齢者の起業の成功率は70%」シニア起業家の言葉に秘められた可能性

海外のメディアで報じられたニュースを中心に解説する、無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。著者である山久瀬さんはメルマガの中で、66歳になって事業をおこし成功したポール・トラズナー氏の言葉を紹介しながら、いかにして、高齢者が日本社会の中で活躍できるかについて詳しく解説しています。

 

今週のテーマ 「高齢者という言葉を捨てたとき、日本の社会が変化する」

The Census Bureau says that by 2050, there will be 84 million seniors in this country. ‐ So when I say, “Let’s start talking more about these wonderful entrepreneurs.” I mean, let’s talk about their ventures, just as we do the ventures of their much younger counter parts. The older entrepreneurs in this country have 70 percent success rate starting new ventures. And that number plummets to 28 percent for younger entrepreneurs.

 

訳:国勢調査によれば、2050年までにアメリカ人の高齢者は8400万人に達するといわれています。そこで申し上げたいのです。何か素晴らしい起業について語り合おうじゃないかと。若い世代のベンチャー企業を取り上げるのと同じように。この国の高齢者のベンチャーの成功率は70%といわれています。若い起業家の成功率は実は28パーセントなのですが。 (Ted Talk より) 

 

【ニュース解説】

これは、66歳になって事業をおこし成功したポール・トラズナー氏が自らの経験を元に、高齢者の起業について語ったスピーチからの抜粋です。

 

日本社会が高齢化にいかに取り組むかというテーマが語られて、すでに20年以上が経過しています。それにもかかわらず、高齢化社会を若年層がどのように支えていくのかという問いに有効的な回答はでていません。しかも、高齢化社会の人口の逆ピラミッド現象への対処としては、医療と福祉の視点からしか議論されていません。それどころか、福祉の面からみた場合も、看護士や高齢者施設の介護士などをいかに充実させてゆくかという課題に対して、難問山積です。

 

例えば、外国人労働者に対するハードルの高い就労条件など、様々な障害が立ちはだかって、日本社会の構造疲労に翻弄されたままになっています。こうした問題を根本的に解決するとき、我々は高齢者とはそもそも何なのかということを多面的に考える必要がありそうです。

 

今回紹介するアメリカの起業家のケースは、その問題に前向きな光をあてるヒントとなりそうです。

 

労働力に必要なことは、働く意欲(あるいは意思)と健全な頭脳、そして体力の3つの要素があるでしょう。日本の場合、多くの人が、健全な頭脳と体力を持ちながら、意欲と意識の部分で「高齢者」となっている人が多いのではないでしょうか。

そもそも、日本は女性の労働力を無駄にしているといわれてきました。これは、育児制度の問題などを解決することによって、早急の改善が求められる課題です。

そして、女性が男性と平等に働ける環境もしっかりと作り上げ、維持しなければなりません。

しかし、それに加えて、実は日本では高齢者の労働力も無駄にしようとしているのです。「老後」などという言葉があり、定年や退職という人生にとっての重要な変化の後、多くの人が年金生活や老後の余暇のことばかりを考えます。

また、貧富の差が拡大するなか、この範疇に入らない人には過酷な老後の労働が待ち受けています。こうしたことが、60代以上の人々の意欲と意思を毀損しているのです。

一方で老後もオフィスに通い続ける人に対して、老害という言葉があります。これは使い方によっては高齢者への差別用語です。

ただ、この表現が組織の中で、いつまでも地位や影響力にしがみついている人のことを皮肉った言葉であることも事実です。

もっとも、そうした老害が発生するのは一部の、かつ経済的にも恵まれた人の間での問題でしょう。

 

父親 柳川由紀 教育

会話は弾まなくてOK。プロが伝授する「父親の息子との接し方」

男同士だからこそ分かり合えることもあれば、男同士だからこそぶつかることもあるのが父親と息子です。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』では著者で家庭教育アドバイザーの柳川由紀さんが、6歳までの幼児期、14歳くらいまでの少年期、成人までの思春期の3つに分け、「父親の息子との接し方」を詳しくレクチャーしています。

息子をもつ父親の役割とは?

Q. 息子が生まれて2年、親という経験が初めてで試行錯誤中ですが、父親として息子を育てるにあたり、これだけは外せない、と言うコツはありますか?(2歳男児のお父様より)

柳川さんの回答

男の子を一人前の男性にするためには、成人までを3つに区切って対応を変える」ことが必要だと言われています。

一つは、6歳までの幼児期、二つ目は14歳くらいまでの少年期、最後は、成人までの思春期です。

それぞれの対応についてご紹介します。

1.6歳までは遊びたっぷりで過ごす

この時期には人としての感情の基本が育ちます。たくさんスキンシップを取り愛情を表現しましょう。

触れ合える遊びをたっぷりすることがお勧めです。ボール遊び、海水浴、かけっこなどの遊びの中で、できるだけ子どもに触れましょう。

注意することは、活発に遊ぶことで子どもが興奮するので、興奮で終わらせないようにすることが必要です。

読書したり、一緒に昼寝をしたりして落ち着かせましょう。

2.14歳までは、父親が大活躍のとき

この時期の男の子は、一番危なっかしい時期ですから、放っておくのはNG

積極的に息子と関わること」に尽きます。

また、男性的な特徴が急に出始め、息子は「男性」になることを学び始めます。

一方で、様々な事態に対応する能力と技術を身につける時期でもあるため、父親や周囲の男性に目を向けます。

そして彼らを手本として自分なりに、男性像を築き上げていくのです。

息子に積極的に話しかけ、うるさがられても根気よく話しかけ愛情を示しましょう

また、人とのコミュニケーションの基礎を作るときですので、議論や話し合いも必要です。

そして、母親に任せきりにしてはいけません。父親の存在が大きいことを自覚しましょう。

重要な決定事項には必ず参加し、子どもの勉強状態を把握しておくことや、趣味友人関係の把握も母親と共有しておくことが大切です。

3.成人までは視野が家族から社会へ広がるとき

この時期は、親から離れ大人になるために模索する時期ですから、同性の良き大人の存在、例えば親以外の同性の大人、アドバイザー、尊敬できる人物が必要です。

親の言うことには耳を貸さない時期でもあるので、父親としては、それにかわる人物や息子を導いてくれる人物と出会えるようにしましょう。

また、熱中できることをさせるのが非常に大切な時期です。

有り余る少年のエネルギーを危険な遊びや犯罪行為に向かせないためにも、息子の情熱を奮い立たせるような熱中できるものを見つけましょう。

※参考文献:『男の子って、どうしてこうなの?―まっとうに育つ九つのポイント』草思社 スティーヴ・ビダルフ著

企業よ、パワハラを甘く見てない?プロが提唱する3つの予防策

セクハラ、マタハラなどと同様に大きな社会問題となっている「パワハラ」ですが、行っている本人は指導のつもりで、自覚がないまま訴訟を起こされるケースも多いのだそうです。しかし、無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』の著者で社労士の飯田弘和さんによると、パワハラ訴訟では企業に連帯責任が求められることも多く、楽観視できないと警鐘を鳴らしています。予防するには一体どのような対策を取ればよいのでしょうか?

御社では、パワハラ防止の教育を行っていますか?

個人的な見解ですが、年末になるとパワハラ被害の訴えが増えるような気がしています。パワハラを行って退職に追い込むようなことも行われています。パワハラの被害を受けている方は、本当に辛い思いをしています。苦しんでいます。

もし自分の行為がパワハラになっているのではないか、自分がパワハラの加害者ではないかと思われる方、すぐにその行為をやめてください。もし、パワハラを行っている自覚がありながらそれを続けている方…人として最低です。恥ずべきことです。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。

パワハラの加害者の中には、パワハラを行っている自覚がない人も多くいます。業務上の指導のうちだと思っているのです。しかし、やりすぎれば、それはパワハラとなります。業務の適正な範囲を超えてしまえば、パワハラとなるのです。

パワハラが起きれば、職場環境が悪化します。職場環境の悪化は、従業員の士気を下げ生産性を低下させます。職場のストレスレベルが上がります。パワハラに対して会社が迅速に対応しなければ、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあります。

もし、御社の管理職者が部下に対してパワハラ」を行ったなら、彼には当然、懲戒処分を科すべきです。懲戒処分とは別に、その管理職者には、民事上の損害賠償義務が発生します。問題はそれだけに留まらず、御社も連帯して損害賠償義務を負います。安全配慮義務違反や職場環境配慮義務違反に問われるからです。

「目的」と「目標」の区別のつかない上司が会社を潰す明確な理由

「売上ノルマ」「利益目標」…言葉は違えど、企業や店舗を運営する上で必ず設定されるのが「目標」。「今月はまだ売上目標達成していないぞ!」と上司に怒られた経験がある方もいらっしゃるかと思います。しかし、今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では著者で飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さんが、「目標に重点を置きすぎる話をする組織は危険」と警鐘を鳴らすとともに、経営者は目標ではなく「目的」に主眼を置いて従業員と接することが重要、と説いています。

「目的」と「目標」の違い

「目的」とは、成し遂げようとする事柄、簡単に言えば、「何のためにとか理由」という意味になりますね!「お客様のために」という使い方をしますね。一方、「目標」は、道標マイルストーンであり、こちらは数値で表すことができます。

「目的」と「目標」の違いをよくダイエットの話に例えられますが、ダイエットの「目的」は、健康的な体にするためとか、女性にモテるためと表現でき、「目標」は、体重を●kgにする、と数値目標で表すことができます。

例えば、ダイエットの目的が「自分の体を健康体にすること」であれば、体重が減りすぎても意味がありません。自分にとっての適正体重があり、その体重に減らすことが目的であり、体重はあくまで「目安」であり、「結果」にしかすぎません。

さて、皆さんのお店では、この「目的目標を意識されていますか? 意外に店長会議や普段の会話では「目標に重点を置きすぎた話をされていることが多いように感じています。

実はそんなお店はとても危険!

なぜなら、先ほどのダイエットの例で話したように、「目標」は結果にすぎず、最も大切なのは、自分たちの「目的」を明確にし、目的達成のために行動することが大切だからです。