「親中派」のメルケルが中国を捨て日本に鞍替えした本当の理由

2月4日に行われた日独首相会談の席上、親中派の姿勢を変化させたメルケル首相が「中国の海洋進出や5Gの覇権掌握などの阻止」に向け、日本にも対中戦略で協力体制を求め、両国で大筋合意に到ったとの報道がなされました。これを受け無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは、日独の友好関係強化が「我が国の50年先を見据えた大戦略構築への好機になる」として、その理由を詳しく解説しています。

なぜドイツとの関係改善は、超重要なのか?

安倍総理は4日、ドイツメルケル首相と会談しました。

日独首脳会談 “親中”メルケル氏が中国を牽制

産経新聞 2/4(月))22:20配信

 

安倍晋三首相は4日、ドイツのメルケル首相と官邸で会談し、安全保障分野での協力推進のため、両国の機密情報の交換を可能とする「情報保護協定」を締結することで大筋合意した。米中貿易摩擦や保護主義の台頭を念頭に自由貿易の重要性を確認したほか、6月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)を見据えた協力強化でも一致した。

メルケルさんは、「親中派」で知られています。しかし、今回の訪日でわかったのは、「メルケルさんの対中姿勢が変わってきている」ということ。たとえば、中国の南シナ海での動きをけん制した。

両首脳は中国の海洋進出を念頭に「力による一方的な現状変更の試み」に反対し、法の支配に基づく国際秩序維持のため連携することでも一致した。安倍首相は共同記者会見で「日独がルールに基づく国際秩序維持のために果たすべき責任はますます大きくなっている。自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力で一致したことは意義深い」と述べた。メルケル氏は「インド太平洋地域の平和と安定へのコミットを支援する。これは中国の領土的野心とも関係している。中国とは緊密に協力しなければならないが、簡単にことを進めてもらっては困る」と述べ、中国を牽制(けんせい)した。
(同上)

そして、5Gから中国を排除する方向に理解を示しました。

「5G」中国覇権に懸念=メルケル独首相

時事 2/4(月)21:27配信

 

安倍晋三首相は4日夜、ドイツのメルケル首相とともに日独両国の経済人の表敬を首相官邸で受けた。この中でメルケル氏は、次世代通信規格「5G」をめぐり中国が覇権を握ることに懸念を示した。メルケル氏は「中国が(5Gを通じて)最終的にデータを獲得することにならないように、どうすればいいのか」と問題提起。「公正なアクセス方法が必要だ」と強調した。

どうして、メルケルさんは中国への態度を変えたのでしょうか?

そもそもドイツが中国にすり寄っていたのは、「が唯一の原因でした。(日本企業が中国にすり寄っていたのも、「金」が唯一の理由なので、別に「ドイツが特別」というわけでもないでしょう)。ところが、アメリカに叩かれて中国経済がやばくなってきた。それで、日本の方にやってきたのでしょう。

【動画】「冬のオープンカー最高ッ!」→ 想定外のハプニングが

都会の大通りなどで、冬空の中オープンカーに乗る人達をたまに見かける。端から見たら「寒いのにオープンカーなんて・・・」と思うかもしれないが、暖房と外の気温が混ざり意外と快適らしい。むしろ真夏の日差しより冬の方がいいという人もいるだろう。

こちらの動画でも、2人の男性がオープンカーでドライブを楽しんでいたのだが・・・

 

 

道路を爽快に突き進む男性たち。しかし後ろから一台の車が迫ってきて・・・

オープンカーの横を抜いていった瞬間、道路の雪が男性2人を直撃!

この日は雪は降っていないものの、前日に降ったであろう雪が辺りに積もっていた。その雪が彼らに降りかかってしまったのだ。

これには男性2人も大爆笑!オープンカーならではの事故に逢うのも貴重な体験と思ったことだろう。

とんだハプニングに見舞われたものの、それも含めて彼らにとって楽しいドライブになったようだ。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(RM Videos)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

なぜ、この店員の前だとやたら自分のことを喋ってしまうのか?

買い物に出向いた際に遭遇する、会話が弾む店員さんとそうでない店員さん。その差は一体何から生じているのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、できる販売員が会話を弾ますために使う「お客様ゴト」会話法を紹介しています。

お客様ゴトから入る

商品にもよりますが、私は接客をする時、大体の場合、お客様ゴトから接客を始めることがほとんどです。

お客様ゴトというのは、接客をするお客様に関係している事柄のことで、例えば、お客様の着ている洋服や持ち物などのことを指します。もちろん物に限らず、その他のことでも構いません。

とにかく、自分たちの商品や店のことではなく、まずはお客様のことから接客、というか会話を進めていくようにしています。

よくよく考えてみると、私が接客を受けて仲良くなってしまうというか、話しやすい店員さんは、かなりの確率で、客である私のことから接客が始まります。

何を探しているかくらいは聞いたとしても、今日は休みなのかどうか、普段からこういう店には買い物に行くのかどうか、着ている洋服はどこで買ったのか、など、客である私自身の話から会話が広がるわけです。

すると、私としても、自分自身のことですからついつい話しやすくて口数が増えてしまいます。次第に、自分が何を探しに来ているのか、どんなことに困っているのかなどを、自然と話してしまっているのです。

逆に、一向に会話が弾まない店員さんの場合は、私自身の話が出ることがほとんどありません。どういう商品なのかについては、延々と説明してはくれるのですが、それ以上の会話が広がらず、私もあまり多くを語ることができません。聞きたいことが聞ければそれでおしまい、という感じです。

十数年の実験でわかった、小学校の「帰りの会」がムダな時間な訳

子どもが自主的に問題点を見つけ、クラス全員に注意を促す「帰りの会」。一見優れた「自治」が機能しているようにも思えますが、実はそこには大きな落とし穴があるといいます。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役教師でもある松尾英明さんが、「帰りの会」で毎年のように起きる現象について考察し、十数年に渡る「実験」の結果導かれた結論を記しています。

帰りの会での一考察

帰りの会の話。

「係からの連絡」などのコーナーを設ける。そうすると、毎年どの学年でも必ず起きる現象がある。子どもから子どもへの注意である。係や当番の子どもから「みんなきちんとしてください」という類のものである。「自治」という面からすると、悪くはないように思える。しかし、毎日帰り(あるいは朝)にこれを聞くのは、はっきり言って不快である。

先日、時間があったので、「たまにはあれば」ということで促すと、出る出る。その日は、6人の子どもから注意が出たさて、その直後で尋ねてみた。

今出たもの全部言える人?

全く手が手が挙がらない。4つ、3つ、2つと下げても、まだだめである。「1つは言える?ときくとやっと手が挙がった。最後の一人が言った「使ったティッシュなどのごみを床に落とさないでください」というものである。

何と、他はほとんど覚えていなかった。衝撃である。しかも、注意した子ども自身も、自分の言ったもの以外は全く覚えていないという有様である(実は大人と同じで、よく周りに注意する人ほど他人の意見は聞いていない普段掃除をさぼっている子どもほど、「○○君がさぼってました~」の告げ口が多い現象と根本は同じである)。

よく考えれば、「音声」なのだから、当然である。聞いた刹那に消える。ただ、2つ目、3つ目と全体で聞いていく内に、だんだんと思いだしてきたようではある。

これは、特異な現象ではない。おそらく、どこの教室も同じである。一年生だからではない。実は過去十数年何度も実験しているが学年が変わってもどこでも同じである。

ここから何がわかるか。

  1.  帰り間際の注意はほとんどきいていない
  2.  話を聞いているようで聞いていない、あるいはすぐ消える
  3.  人に求める割に、みんな自分が応じる気はない

部下には任せられぬ、と仕事を抱え込む経営者の店がダメな理由

仕事に対する責任感が強いことは大いに褒められることですが、すべてを自分でこなさなければ、と気負ってしまうのは問題があります。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者の梅本泰則さんが、「無理なく仕事を減らす工夫」を紹介しています。

仕事を減らす方法

お店のスタッフには、毎日やることがたくさんあります。「接客」は当然です。その他に多いのが、商品整理、陳列、商品の発注、入荷検品、商品発送、在庫管理、商品POPの制作。商品や売場に関する仕事ですね。

そればかりではありません。イベント企画の立案、販売会議の資料準備、日報の提出、顧客データの整理、POSデータの集計など、運営に関する細かい作業も必要です。

そして、毎日いろいろなメーカーさんや問屋さんの営業が商談にやってきます。時には、メーカー展示会に行かなくてはなりません。また、少年団や実業団チームの試合のお手伝いもあります。もう、目の回る忙しさです。

さらに、最近ではネット販売もしていますから、もっと仕事が増えています。ウェブサイトに商品写真をアップしたり、見直しをしたり。ブログ、ツイッター、フェイスブック、ラインなどで、毎日のように記事を書かなくてはなりません。

ネットでのお客様のお問い合わせにも、丁寧にお答えします。メールマガジンを発行するのも大変です。また、ネットショップの商品管理と売場の商品管理は同じではありませんから、別々の作業が求められます。

このように、お店のスタッフには、毎日の仕事が山のようにあります

責任感の強いスタッフ

そんな中、大変責任感の強いスタッフがいます。しかし、どうも最近様子がおかしいようです。目が引きつっています。どうしたのでしょう。

よく観察してみると、そのスタッフは仕事を抱えすぎているようです。責任感が強いので、上司から指示されたことを全部自分でやろうとします。しかも完璧に。そうすると、あれもしなければ、これもしなければ、ということで、パンク寸前です。そのスタッフは、自分一人だけが忙しいように感じてしまいます。

やがて、その不満がたまっていったのでしょう。周りのスタッフにも愚痴を言うようになります。これはいけません。この責任感のあるスタッフを助けてあげなければ。それは、経営者の仕事です。

経営者は、そのスタッフとじっくりと話し合わなければなりません。そして、仕事量を減らす工夫をしなければなりません

方法としては、スタッフの仕事を全部細かく書き出すことです。その一覧を見ながら、他のスタッフに回せそうな仕事を探していきます。そして、本人に納得をさせながら、他のスタッフに仕事を振ってもらいましょう。

これは、責任感のあるスタッフが、往々にして陥ってしまう現象です。経営者との会話が、きっとこのスタッフを救うことでしょう。一方、同じようなタイプの経営者もいます。

常識を疑う企業が作った「お尻だって泡で洗ってほしい」的な日常

「当たり前」を疑うところにビジネスのヒントはある…。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』で取り上げているのは、そんな考え方を地で行くような、あるトイレ用製品。「世界初」のアイテムは、どのように生まれ、そしてどのように売られ人気を博しているのでしょうか。MBAホルダー・青山烈士さんがその戦略と戦術を詳細に分析・解説しています。

日常に「なぜ?」と疑いの目を向けられるか

世界初の商品で注目を集めている企業を分析します。

● 家電、美容物販事業を手掛ける「ハンドレッドイノベーション」と「リミットエイト」が共同開発した新商品「ももあわわ

戦略ショートストーリー

トイレ用シャワーの利用に抵抗がある方をターゲットに「独自のミッション」に支えられた「汚れをしっかり落とすことができる」「衛生的」等の強みで差別化しています。

トイレの悩みを解消する世界初の商品というインパクトで注目を集め、汚れをふき取る力に加えて、使い勝手の良さもあり、顧客から支持を得ています。

■分析のポイント

日常に「なぜ?」と疑いの目を向けられるか

「ももあわわ」の存在を初めて知った時に思ったことは、「この商品の必要性にどのように気が付いたのか」ということです。プレスリリースによると↓

トイレの後、手はしっかり泡で洗うのにお尻はなぜ泡で洗わないのか?お尻のほうが汚れているはずなのに……そんな疑問から、ももあわわは誕生しました!

とあります。やはり、世の中に無い商品を生み出すポイントは日常に「なぜ?と疑いの目を向けられるかどうかであるということを改めて感じます。

日本では明治の中期頃にはトイレットペーパーが使用されていたようですので、「お尻をきれいにする」ための手段は「トイレットペーパー」であるという状況が長い間続いてきたことになります。そのような歴史の中で、トイレ用シャワー(温水洗浄便座)が世の中にリリースされた当初は革命的な製品だったと思われます。

現在は、トイレ用シャワー(温水洗浄便座)の家庭での普及率は8割を超え、オフィスビルや商業施設などでも付いているのが当たり前の世の中になってきています。つまり、ここ20~30年くらいの「お尻をきれいにする」ための手段はトイレットペーパー&トイレ用シャワーであったということになります。

このことは、もはや日常であり、多くの方が何も疑問に持つこともなく受け入れているとも言えます。

そのような状況の中で「お尻をきれいにする」ための新しい手段として「泡で洗うという選択肢を提供しているのがももあわわ」ということになります。知ってしまうと、なぜ、いままで無かったのか、不思議に感じてしまいますね。

また、トイレ用シャワー(温水洗浄便座)を提供している企業は企業努力を続けていて、製品自体の品質は、どんどん進化して、恐らく「お尻をきれいにする」能力も向上を続けているのでしょう。

しかし、駅などの公共施設のトイレ用シャワーの利用率に着目すると、男性は58%、女性は31%とあまり利用されていないという調査結果も出ているようです。そして、トイレ用シャワーが使われない理由には、掃除がきちんとされていないことなどがあげられています。

「お尻をきれいにする」という価値の競争において、トイレ用シャワー(温水洗浄便座)が、どんなに進化しても使われなければ、「価値」を感じてもらうことはできません。

「ももあわわ」は単純に「お尻をきれいにする」という能力においては、トイレ用シャワーよりも優れていると訴求していますし、携帯用であれば場所を選ばずに使えます

さらに、トイレ用シャワーが無い家庭でも使えるわけですから、トイレ用シャワー(温水洗浄便座)を提供している企業にとっては無視できない存在になり得ると思います。トイレ用シャワー(温水洗浄便座)の必要性が低下することにつながりかねないですからね。

今後、トイレ用シャワー(温水洗浄便座)が 右肩上がりで普及していったように、トイレでも「泡で洗う」時代になっていくのか注目していきたいです。

人懐っこいのもダメ。映画で見るアメリカの「盲導犬」事情

NYに住むりばてぃさんが、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』で今回紹介してくれるのは、『Pick of the litter』という盲導犬訓練と犬たちの成長を描いたドキュメンタリー映画です。毎年800頭の候補のうち300頭ほどしか盲導犬になれない厳しい訓練や、その盲導犬を待つ人が毎年1100人もいるという現状を伝えていて、評論家や観客の評価も高いおすすめの1本とのことです。

ワンチャン5匹、20ヶ月の盲導犬訓練ドキュメンタリー

英語の言い回しにPick of the litterというのがある。Litterは残物、つまりゴミという意味で使われるので、ゴミ拾い??なのかと思ったら「(同類の中で)最高のもの」という意味なのだそうだ。これ、盲導犬の成長をまとめたドキュメンタリー映画のタイトルなのである。

Litterには、犬や豚の動物の一腹(litter)という意味もあって、映画のタイトルは、最高のものと、盲導犬の一腹の両方の意味でつけたのだろう。今年8月に公開され、映画の評論家や観客の反応をまとめたロッテントマトでは100%と非常に好評。

ネタばれしない程度に簡単に説明すると、盲導犬の種犬(Bleeder)から生まれたワンチャン5匹を20ヶ月かけて盲導犬になるべく里親やトレーナーのもとで訓練する様子をまとめたもの。非常にシンプルだが、ワンちゃんをみているだけで可愛くて癒される。

里親は、幼少期を育てる里親、青年期の里親など、何度か変わる。最後にはテストを受けて盲導犬になるか、キャリア・チェンジといってセラピー犬や一般家庭のペットになるかが決められる。メスの場合は種犬になることもあったりする。

障害物や車通りが激しい一般道、エスカレーター、駅のホーム、小売店など訓練場は様々だ。もちろん、すべてのワンちゃんたちが盲導犬らしく動けるわけではない。人間が好きすぎて人が近寄るたびに遊ぼうとする性格の子は無理だったりする。性格や習得度をみて、最終的に盲導犬になるかが判定される。けっこう厳しい。

そして、この映画では、盲導犬を待つ人たちにもインタビューをしている。毎年800頭の盲導犬候補が生まれるけど、盲導犬になれるのは年に300頭。でも、毎年、盲導犬を必要と申請する人たちは1100人もいるのだとか。圧倒的に足りない。

この映画では盲導犬の成長記録を映しながらアメリカの盲ろう者たちの思いや盲導犬を育てるためにボランティアとして里親になる人たちの奮闘の様子を垣間見ることができる。

アメリカではすでにYouTubeやAmazonなどで有料デジタル配信している。もし、日本でも観れるようならおすすめの映画。

Pick of the Litter

● 公式サイト

image by: Amy Lutz / Shutterstock.com

日本もその日は近い?カリフォルニア州がペットの販売規制を開始

2019年1月からカリフォルニア州では繁殖された販売用の動物をペットショップは取り扱えなくなり、こういった規制が施行されたのはアメリカでは初めてのことだと、メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者でNY在住の医学博士・しんコロさんが伝えています。しんコロさんによれば、同様の法律がオーストラリアやイギリスでも施行されているそうですが、そこにはまだ課題もあるようです。

繁殖したねこの販売禁止する法律

米国カリフォルニア州が今年1月から、ペットショップで販売できるのはアニマルシェルターに保護されている犬・ねこ・うさぎに限るという法律を施行します。2017年には可決されて知事がサインしていましたが、あれから1年余りが経ってついに施行される時がやってきました。この法律に伴って、繁殖された販売用の動物をペットショップは取り扱うことができなくなります。こういった法律が施行されるのはアメリカではカリフォルニア州が最初となります。動物愛護がさかんなカリフォルニアが筆頭となって、こうした動きが全米に広がって欲しいですね。

実は、こういった動きはすでに他の国でボチボチと進んでいます。昨年の夏には、オーストラリアのビクトリア州(メルボルンがある州)で、ペットショップで繁殖された犬やねこを販売することが禁止されました。さらに、生後6ヶ月以上でシェルターに保護されている動物のみ販売が許可されるという法律が施行されました。つまり、ペットショップに子犬や子ねこが置かれるということが全くなくなったのです。子犬や子ねこが欲しければ、自分の足でシェルターを訪れるか、ブリーダーから直接買うしかなくなりました。「ペットショップで手軽に子ねこを買う」ということができなくなったのです。

イギリスでも、生後6ヶ月以下の子犬や子ねこの販売を禁止する方針が昨年8月に発表され、10月にはペットショップなどでの販売が実際に禁止されるようになりました。イギリスでのこの方針が生まれたのは、悪徳業者の実態があらわになったことがきっかけでした。2013年にウェールズの繁殖施設から引き取られた5歳の犬「ルーシー」は、狭い檻に入れられていたせいで背骨が変形し、3年後に死亡しました。これを受けて、子犬や子ねこの販売を禁止する運動「ルーシー法」が推し進められました。

こうした動きは歓迎されるべきである一方で、まだまだ悪徳業者にとって抜け穴があるのも事実です。インターネットを通じた動物の闇取引も実際に行われていますが、表立った販売ができなくなることでそうしたブラックマーケットが活発になる可能性もあります。イギリスのウェールズではブリーダーに対する規制もあり、2014年以降はブリーダーが認可を受ける必要があるそうです。米国でも、闇取引を防止すると共に、今回の法律が実効性のあるように場合によっては追加策も必要になるだろうと思います。

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秀吉も見上げた楼閣。この春、京都の空に五重塔と桜吹雪を愛でる

五重塔はただのタワーではなく、地・水・火・風・空と仏教の世界観を体現しており、だからこそ見る人に深い味わいを与えるのでしょう。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者の英 学(はなぶさ がく)さんが、京都にある4つの代表的な五重塔について、創建の歴史・建築様式・足を運ぶべき時期などを含め、その魅力を余すところなく紹介しています。

4つの五重塔

新幹線など電車の車窓からも見ることが出来る五重塔は多くの方に馴染みがあるでしょう。また、清水寺に向かう途中で見る八坂の塔の名前で親しまれている五重塔は京都らしい情緒を感じさせる撮影スポットとしても有名ですね。

今回はその他に御室御所として有名な仁和寺と、醍醐の花見で有名な醍醐寺に建つ五重塔など京都市内にある4つの五重塔をご案内します。

東寺の五重塔

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東寺の五重塔は、826年に弘法大師空海が創建したと伝えられています。これが初代の東寺の五重塔です。現在の五重塔は、1644年に徳川家光が再建したもので5代目です。過去に4回も落雷など火事で焼失しています。

東寺の五重塔の特徴はその高さにあります。現存する日本の木造建築物の中でで最も高く55メートルあります。五重塔の前には瓢箪池という池があります。この池は五重塔が傾いた時に元に戻すために作られたと伝わっています。年に何度か特別拝観できる時期があって、内部を見ることもできます(さすがに上まで上るとかは出来ませんが)。

おススメの時期はやはり春の桜と秋の紅葉と一緒に眺める五重塔は見事です。

醍醐寺の五重塔

kyoto20190207-2image by: 京都フリー写真素材

醍醐寺の五重塔も歴史は古く、904年に創建されたものです。この五重塔、実は当時のままなんです。現存する五重塔では京都府最古のものとされます。

高さは38メートルで、東寺の五重塔よりは少し低いですが、真下から見上げるととても荘厳です。高さの割に屋根が大きく、一番下が最も広く、上に行くほど狭くなっていてずっしりとした安定感が感じられます。

特徴的なのは色です。だいぶ色あせてはいますが、醍醐寺の五重塔はには朱色が施されています。赤い五重塔というのも結構貴重だと思います。

醍醐寺は秀吉が醍醐の花見を開いたことでも有名なお寺です。やはりおススメは桜の時期に是非立ち寄って頂きたいと思います。