Number_i・平野紫耀に新ドラマ内定報道!「世界を飛び回る紫耀くんを数ヶ月拘束するからには…」相手役の女優を芸能記者が大胆予想

『Number_i』の平野紫耀さん(27)が、2025年10月期のTBS連続テレビドラマに内定したとの報道に業界がザワついています。というのもドラマの撮影は、Number_iとしてもソロとしても世界を飛び回る平野さんを長期間、拘束することになってしまうから。もし事実なら「絶対に失敗が許されないドラマになる」と分析するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。早くも平野さんの「相手役」になる女優を予想しています。

平野紫耀が3年ぶりに連続テレビドラマ復帰か

『Number_i』平野紫耀が、来年10月期に地上波TBSで連続ドラマ出演に内定!と『女性セブン』が報じています。

少し前から芸能記者たちの間で、“平野クンの地上波連ドラ出演は日本テレビかTBSか”と話題になっていましたが、これに『女性セブン』はTBSと答えを出したわけです。

日本テレビは早くから、平野クンの役者としての才能を高く評価していました。

TBSは『TOBE』滝沢秀明社長と、とても良い関係を築いています。

同誌によるとこの話、役者として復帰するならTBSと、平野クン側からのアピールが受け入れられた形になり、脚本も平野クンに当て書きされたものになるということです。

もしこれが実現すれば、平野クンは2022年10月期『クロサギ』以来の3年振り復帰となりますね。

滝沢社長とTBSの「お付き合い」が実を結んだ?

記事を読みながら私の目が止まったのは、スタッフが『クロサギ』や『花のち晴れ~花男 Next Season~』(2018年4月期)の再結集ではなく、2021年10月期にオンエアされた『最愛』のプロデューサーや脚本家で制作されるのではないか…という点でした。

この年のテレビやドラマ部門に関する賞を総なめにした『最愛』ですが、キャストにかつてのジャニーズ事務所所属タレントの名前は見つからず、当然平野クンとの接点も探せません。

平野クンとの繋がりが見当たらないということは…滝沢社長とTBSのお付き合いが実を結んだのでしょうか。滝沢社長の――

「うちの平野の3年ぶりのドラマを託すわけだから、失敗は許されないわけで…」
「『最愛』のような重量感のあるドラマで主演をやらせたい」

といった妄想会話が聞こえてくるようです。

平野紫耀の「相手役」は誰になるのか…手がかりは「ある」

ラブストーリーになるのか、色恋沙汰の全くない男臭い物語なのかは何もわかりませんが、ファンにとって最大の関心事は、平野クンの相手役が誰になるのかでしょうね。

『花晴れ』は杉咲花、『クロサギ』は黒島結菜でしたけれど…。

その謎を解くカギは、『最愛』プロデューサーや脚本家、演出家にあるのかもしれません。

というのも、キャスティングの決定権を持つようなスタッフには、自分が信頼を置く役者が数人いるはずなのです。

〇〇プロデューサーの作品に何度も出演している役者とか、演出家の〇〇氏が決まって起用する役者、といったメンツが。

滝沢社長から“失敗は許されない”(私個人の妄想ですが)とプレッシャーがかかるのであればなおさら、自分の作風を理解してくれる心からの味方を側に置きたいと考えたくなるものではないでしょうか。

著名投資家レイ・ダリオが予測する「アメリカ内戦」の現実度。バイデンが退きトランプが咆えるとき世界を襲う大混乱

米大統領選挙の大きな混乱が続いている。バイデン降ろしの圧力は強いものの、バイデンは頑強に抵抗し、候補者としてとどまる意思をはっきりと表明している。世界最大のへッジファンドの創設者、レイ・ダリオはこれからアメリカは内戦の混乱期になるとの見通しを出している。(『未来を見る! 「ヤスの備忘録」連動メルマガ』より)

激しくなるバイデン降ろしとバイデンの抵抗

相変わらず激しいバイデン降ろしの要求が続いている。リベラルな主要メディアや民主党の下院議員など、バイデンに大統領候補を辞退するよう要求する声は時間を経ることに強まっている。

大統領選挙では任期が2年の下院がすべて改選されるので、共和党に勝てる見込みが非常に低いバイデンを推していては、民主党が下院で議席を減らす可能性がある。これを避けるためには、バイデン以外の候補に変える以外にないという認識が強まっている。

最近では、バイデン降ろしの声はアメリカを代表する知識人にも広がっている。

ノーベル賞受賞者で「ニューヨーク・タイムズ」のコラムニスト、ポール・クルーグマンが、バイデン大統領は「正しいことをする」べきであり、カマラ・ハリス副大統領を支持するために選挙戦から降りるべきだと語った。

先月のテレビ討論会でバイデンは、トランプの「奇妙で威嚇的な」振る舞いを前にして「冷静で安心させる」絶好の機会を得たが、彼は「そのテストに完全に失敗した」とクルーグマンは書いている。

今後、このようなバイデンに候補者の辞退を迫る声は、アメリカを代表する知識人や有名人で増えることが予想される。

一方、内外から候補者辞退を迫る声の増大にもかかわらず、バイデンは大統領選を戦い抜き、二期目を務める意志が固いことを明らかにしている。7月8日に行われた「MSNBC」のインタビューに応じたバイデンは、自分は「どこにも行かない」と述べ、再選キャンペーンを続けることを誓った。

インタビューでバイデンは、自分の一期目の業績を評価し、トランプに勝てるのは自分だけだと強調した。バイデン降ろしの声は日増しに強くなっているものの、どうなるかはまだ分からない。7月21日の民主党首脳部による「民主党委員会」でバイデンの擁立が改めて宣言されるかもしれない。

しかし他方、アメリカの著名な政治監視サイト「ジュディシャル・ワッチ」によると、来週あたりにバイデンが候補者を降りるか、大統領職を辞任して、ハリス副大統領が大統領となり選挙戦を戦うとの情報もある。情勢はまだどうなるのか分からない。流動的である。

この記事の著者・高島康司さんのメルマガ

なぜ新紙幣が他国の経済発展に貢献するのか?日本がネパールの農村地帯に提供する「新たな収入源」

7月3日に流通が始まった新紙幣。20年ぶりに新デザインとなった「現物」を手に入れようという人々が金融機関に列をなす様子がメディアで盛んに報じられましたが、その原材料も話題となりました。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』では著者の伊東さんが、ネパールの農村地域に新紙幣が好影響をもたらす背景を解説。さらに投入されている偽造防止技術を紹介するとともに、新紙幣の導入に伴い進んでいる議論の内容を紹介しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:新紙幣導入 ネパールからの原料で作られる日本の紙幣 偽造防止機能強化 デジタル通貨の議論も進む

新紙幣導入 ネパールからの原料で作られる日本の紙幣 偽造防止機能強化 デジタル通貨の議論も進む

7月3日から、日本で新しい紙幣が発行された。これは20年ぶりの紙幣デザイン変更となる。

新紙幣に描かれる人物は、1万円札が渋沢栄一(実業家、「日本資本主義の父」と呼ばれる)、5千円札が津田梅子(女子教育の先駆者)、千円札が北里柴三郎(細菌学者)だ。

新紙幣は世界初の3D肖像ホログラムを採用し、傾けると肖像が回転して見えたり、拡大された数字で額面が識別しやすくなった。また触知可能なマークで視覚障害者も識別しやすくなったという特徴を持つ。

高度なセキュリティ対策も施され、凹版印刷、高精細透かし、透かし棒、潜像、パールインキ、マイクロ文字、蛍光インキなど、多数の偽造防止技術が採用された。

新紙幣は7月3日から日本銀行から金融機関に払い出され、順次ATMや窓口で利用可能になった。現行の紙幣も引き続き法定通貨として使用可能。

新紙幣の導入に伴い、ATMや自動販売機などの更新が進められているが、一部の設備では対応が遅れている可能性がある。

一方、キャッシュレス化が進む中でも、現金は誰でもいつでもどこでも使える信頼性の高い支払手段として重要な役割を果たし続ける。

ネパールからの原料で作られる日本の紙幣

新紙幣は、ネパールのヒマラヤ山脈で育つミツマタという植物から作られる特別な紙を使用。ミツマタは日本国内での栽培が減少したため、ネパールからの輸入が重要な供給源となっている。

ネパールの農家は、ミツマタの栽培と加工を行い、その繊維を日本に輸出している。

夏に苗を植え、秋に枝を収穫。次に収穫した枝の樹皮を剥ぎ、繊維を取り出して紙の原料とする。そして加工された繊維は首都カトマンズから日本に輸送され、紙幣の製造に使用される。

この取り組みにより、ネパールの農村地域に新たな収入源を提供し、地域経済の発展につながっている。

ミツマタの輸出により、ネパールの農家は安定した収入を得ることができ、インフラの改善や生活水準の向上をもたらしている。

一方、2015年のネパール地震は、ネパールに甚大な被害をもたらした。この地震の後、日本はネパールに対して多大な支援を行う。

日本国際協力機構(JICA)は、復興と再建のためのプロジェクトを開始し、以後、ネパールの農村地域でのミツマタ栽培を支援する取り組みを開始した。

ネパールではアルゲリという植物も栽培されている。アルゲリはヒマラヤ山脈の高地で自生しており、その樹皮が紙幣の原料として利用されている。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

抗精神病薬の服用は「用量によって肺炎のリスクを高める」という研究結果

統合失調症の治療に使われる抗精神病薬は、その用量によっては他の病気のリスクを上昇させることが研究により明らかになりました。今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』で詳しく紹介しています。

抗精神病薬使用と肺炎のリスク

◎要約:『統合失調症治療における抗精神病薬投与は、特に抗コリン作用の強いものや特定の抗精神病薬(用量による)で肺炎のリスクを上昇させる可能性がある』

今回は、統合失調症の治療に用いられる(他の疾患でも症状に合わせて用いられる)抗精神病薬の肺炎を引き起こす危険性について調べた研究をご紹介します。

統合失調症における肺炎の危険性、抗精神病薬投与量、抗コリン作用

Pneumonia Risk, Antipsychotic Dosing, and Anticholinergic Burden in Schizophrenia

フィンランドにおける研究で、統合失調症(統合失調感情障害を含む)に罹患している889人(平均46.2歳、50.3%男性)が対象となりました。

結果として以下の内容が示されました。

・抗精神病薬の単剤使用で、用量が増えるに従い、肺炎(による入院)のリスクが上昇する傾向がありました(多剤併用と肺炎リスクとの関連ははっきりしませんでした)。

・抗コリン作用が強いものではリスクが上昇する傾向がありました(調整後ハザード比:1.26倍)。

・特定の薬剤、例としてクロザピン(180mg以上)、クエチアピン(440mg以上)、オランザピン(11mg以上)で肺炎リスクの上昇する傾向がありました(例:クロザピンでハザード比:1.44倍)。

肺炎などの重篤な副作用を来さないように、精神症状の軽減作用と副作用とのバランスを慎重に見極めていく必要性を感じる内容でした。

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大谷翔平が「世界のオオタニサン」になった理由を栗山英樹が分析

世界中が注目する大谷翔平選手。その強さはどこにあるのでしょうか。無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、元侍ジャパン監督の栗山英樹氏が、臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺氏との対談で大谷翔平選手について語った一部を紹介しています。

大谷翔平は、なぜ世界の大谷翔平になったのか

昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンを世界一に導き、今年より北海道日本ハムファイターズの最高責任者であるチーフ・ベースボール・オフィサーに就任した栗山英樹氏。

氏が尊敬して已まないのが臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺氏です。

2023年10月号特集「出逢いの人間学」に掲載されたお二方の対談記事「世界の頂点をいかに掴んだか」は非常に大きな反響を呼びました。

あれから約1年、6月6日に都内ホテルで再び両者が相まみえ、さらに深奥な人間学談義に花を咲かせました。

本日は最新号の『致知』2024年8月号に掲載されている対談記事の一部をご紹介いたします。

大谷翔平はなぜ世界の大谷翔平になったのか

【横田】

今年も大谷翔平選手の活躍は目覚ましいですが、大谷翔平はなぜ世界の大谷翔平になったのか、これについてどう思われますか?

【栗山】

もちろんご先祖様からの遺伝子がうまく組み重なって、あれだけの体格と能力が生まれているのは事実ですけど、僕が思っているのは「自分で考えて自分で答えを出してきた」ということです。

自分で考えてやったことしか、失敗した時にプラスにならないという話をよくするんです。

要するに、人から言われたことを鵜呑みにしてやっていると、うまくいかなかった時に本質的に自分のせいにならないので、進み方が遅いという感覚を彼は持っていると思います。

二刀流という、前例のない初めてのことに挑戦するに当たっても、練習メニューを最後は全部自分で考えなきゃいけない。

常に自分で考えて自分でやってきた習慣が、ああいう選手をつくり上げた。

ですから、子供の時からできるだけ自分で考えて失敗をする、

自分で考えて成功するという経験をさせてあげる必要があるというのが、僕が彼から得た学びですね。(『致知出版社の「人間力メルマガ」』2024年7月11日号より一部抜粋)

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なぜ、自分に自信を持てない女性が多いのか?「なめられない人間」になるための一冊

ビジネスにおいて、本来なら性別は関係なく公平に評価すべきですが、そうではない状況も多く見受けられるようです。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』著者である土井英司さんが、女性が“なめられない”ようになるためのマインドを語った一冊を紹介しています。

【「なめられない自分」になる】⇒『なめられない品格』

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なめられない品格

リサ・サン・著 山口真由・序文 鹿田昌美・訳 飛鳥新社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、マッキンゼーで10年以上コンサルタントを務めた後、ポディ・ポジティビティとインクルージョンと自信を促進する独自の服飾ブランド「Gravitas(グラビタス)」を立ち上げた著者による一冊。

かつてベストセラーとなった『LEAN IN』の中で、著者のシェリル・サンドバーグが、女性の自信のなさについて指摘していましたが、本書は女性がその自信のなさと戦うためのバイブル書。

LEAN IN(リーン・イン)女性、仕事、リーダーへの意欲

タイトルには「品格」とついていますが、品格よりはむしろ、「なめられない自分の作り方」だと思います。

本書では、ステレオタイプな「自信のある人」ではなく、自分の強みに根差した自信の作り方と、その活かし方を述べています。

興味深かったのは第3章で、ここであなたの「一番の強み」を知るための診断テストが用意されています。

全56問の質問にチェックを付け、採点すると、自分独自の「一番の強み」の組み合わせ(=自信の言語)が出てきます。

ちなみに土井は、「創造する力」「目立つ力」「自分を支える力」に4つ以上、チェックが入りました。(これによって処世術も変わるので、ぜひテストしてみてください)

本書の中に、一万時間の法則の研究者の一人、アンダース・エリクソン教授の言葉が出てきますが、それによると、「訓練は大切だが、最も効果的なのは教師の指導を受けて入念に練習すること」だそうです。

著者はこれを受けて、教師が専門知識を与え、的を絞った分野での上達をサポートすることが、成功の道と説きます。

要するに、自信を育てるためには、まず分野を定めること。そして次に、適性のある分野を伸ばすこと。

この2ステップが重要なのです。

自分がどんなところに強みを持っているのか、どうすれば自信を持ち、なめられない自分に変われるのか。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

充電不要・設置簡単なAnkerの新作防犯カメラ。これがあれば長期旅行も安心だよ

プライムデー本番は7月16日(火)0:00 ~ 17日(水)23:59までの開催ですが、今年は先んじて一部商品の「先行セール」が、11日からスタートしています。

今回は、盛り上がりを見せる先行セールに出品されているアイテムの中から、防犯対策にぴったりな「Ankerの頼れる新作アイテム」をご紹介!

※価格などの表示内容は掲載時点のものです。売切れなどにより価格変更の可能性もありますので、詳細は商品ページをご確認ください。

コスパ抜群なAnkerの新作防犯アイテム

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Eufy Solar Wall Light Cam S120」は、モバイルバッテリーなどで有名なAnkerから発売されている、センサーライト一体型カメラです。

最大のポイントは、ソーラーパネルを搭載していること。日当たりの良い場所に設置することで、電池切れの心配や充電の手間から解放されます。

またワイヤレスだから、配線などの煩わしさもなし。好きな場所に気軽に設置できるんです。

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夜間や暗い場所で動きを感知すると、最大300ルーメンのセンサーライトが自動で点灯。出入りの多い場所に設置しておけば、ライト点灯の手間を省きながら防犯対策にもつながります。

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気になるカメラの映りはというと、2K (300万画素) の高画質で細部まで鮮明に描写。カラーナイトビジョン機能を搭載しているため、夜間でもカラーではっきりとした映像を残せるのだとか。今どきの防犯カメラってこんなに綺麗なんですね。

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また、アプリと連動することでさらに便利に。離れた場所からでも映像の確認ができますし、双方向での通話も可能。

さらに、105dBの警報を鳴らすこともできるので、大切なお家や家族を守るパートナーとして心強いかぎりです。

そんなEufy Solar Wall Light Cam S120が、先行セール期間中は25%オフの税込11,243円。

電気代をはじめとしたランニングコストのかからない高性能なアイテムで、この価格はかなり“買い”なのではないでしょうか。私はちょうど、防犯対策にこういうアイテムがほしいなと思っていたところだったので、早速カゴに追加しています。

価格および在庫状況は表示された07月12日18時のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で表示されている価格および在庫状況に関する情報が適用されます。
商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームよりMAG2NEWSに還元されることがあります。

提供元:ROOMIE

石丸伸二氏と古市憲寿氏の話が「かみ合わない」当然の理由。マスコミがいまだ理解せぬ石丸旋風と大地殻変動の先を読む

東京都知事選挙で約166万票を獲得して次点となった石丸伸二氏(41)。多くのメディアや“政治のプロ”が石丸氏の躍進を予想できなかったのはなぜなのか。同氏に対しては「無知な無党派層が騙されただけ」「石丸論法はただの詭弁だ」といった批判もあるが、そのような先入観にとらわれていると、これから石丸氏が起こすであろう「政治とメディアの地殻変動」を見誤るかもしれない。元全国紙社会部記者の新 恭氏が解説する。(メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:政界の風雲児、石丸伸二氏。次に狙うは衆院広島1区か

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石丸旋風が巻き起こす、政治とメディアの「地殻変動」

小池百合子氏が三選された東京都知事選は、「石丸ショック」と呼ばれる結果になった。ついこの間まで、都民のほとんどが名前も顔も知らなかった広島県の前安芸高田市長、石丸伸二氏の巻き起こした旋風が、旧態依然としたこの国の政治とメディアに地殻変動を起こしつつあるのだ。

小池百合子291万8015票▽石丸伸二165万8363票▽蓮舫128万3262票。誰が石丸氏のこの得票数を予想できただろうか。筆者は6月20日発行の当メルマガ「石丸伸二氏は『小池VS蓮舫』構図に風穴を開けられるか」で、以下のように書いた。

世界に小池氏と蓮舫氏しか存在しないかのような既存メディアの報道ぶりでは、いかにネット上の人気が高い石丸氏とて、苦戦は免れない。だが、街頭に出て演説を繰り返すうちに、人が人を呼び、驚くほど熱気に満ちた選挙活動に発展していく可能性がある。そうなれば当然、大メディアも軽く扱えないようになってくるのではないか。

いかなる政党や団体の支援も受けず、全国からはせ参じた多数のボランティアと個人献金をもって、強大な現職知事に挑もうとしている石丸氏への期待をこめて、躍進する姿を想像したわけだが、実際にそうなっていったのだから、驚くほかない。

投票率が前回の55.00%より5.62ポイント高い60.62%だったのも、これまで政治に無関心だった人々を選挙に向かわせた石丸氏の言葉の熱量によるところが大きい。事実、無党派層の36%が石丸氏に投票した。これは小池氏の32%を上まわる。

小池、蓮舫両候補と石丸氏の選挙戦はまったく違った

小池氏は、自民党、公明党の支援を受けていることを隠しつつ組織票を固めるステルス戦術を繰り広げた。朝日新聞の出口調査によると、自民支持層の67%、公明支持層の81%が小池氏に投票している。以下は、メディアに報じられたステルス作戦の一端だ。

7月5日の日テレニュース。都庁近くのホテルで開かれた完全非公開の“ある会合”で小池氏は演説した。その姿を出席者撮影の動画がとらえていた。

「お支えいただきましたみなさま、心から感謝を申し上げます。誠にありがとうございます」。“緑のたすき”をかけ、“のぼり”も壇上に掲げ、演説する小池氏の姿がありました。多くの人が集まっていたこの会合。実は、自民党の東京都連が、主に自民党を支援する各種の業界団体などに呼びかけたものでした。

蓮舫氏は立憲民主党と共産党の支援を受け、知名度を生かして無党派層への浸透をはかった。ところが、意外な展開となった。朝日調査によると、無党派層で蓮舫氏に投票したのは16%にすぎない。

批判ばかりするキツいイメージを払拭しようとしたのか、妙に笑顔が増え、かえって違和感があった。「自民党の延命に手を貸す小池都政をリセット」という対決姿勢は、いつの間にか「会いに行ける蓮舫」のソフト路線に切り替わっていた。つまるところ、蓮舫氏らしさが消えたのがアダとなった。

日本の比ではない被害の規模。なぜ中国では毎年のように異常気象による洪水被害が発生するのか

記録的な大雨により、各地で洪水被害が拡大している中国。南部地域では6月だけでも多くの死者が出るなど、事態は深刻度を増しています。今回、台湾出身の評論家・黄文雄さんが主宰するメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、詳しい被害状況を伝えるとともにその原因を考察する記事を紹介。さらに当局の「治水の失敗」が習近平政権を終焉に導きかねない理由を解説しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:【中国】最近の中国で甚大な水害が発生する人的理由と高まる習近平への怨嗟

中国の洪水被害は「人災」か。人民たちの間で高まる習近平への怨嗟

洪水で流された中国洞庭湖堤防226メートル、決壊後79時間で復旧

中国南部の各地で洪水被害が相次いでいます。湖南省では、中国で2番目に大きい淡水湖の堤防が決壊してしまいました。以下、報道を一部引用します。

5日午後5時48分ごろ、湖南省岳陽市華容県洞庭湖の堤防の一部が豪雨で決壊した。当初崩壊した堤防の長さは約10メートルだったが、同日午後9時ごろ、100メートルに拡大した。

砂と砂利5万トンとトラック18台が決壊を防ぐために動員されたが、6日12時基準で崩壊範囲は約226メートルに拡大した。深さ5メートルで47.64平方キロメートルの面積が水に浸かった。

幸いに当局が近隣住民7,680人を緊急避難させ、人命被害はなかった。当時、タジキスタンを国賓訪問中の習近平国家主席は、堤防決壊の知らせを聞き、住民の生命と財産保護に万全を尽くすように指示した。

洪水で流された中国洞庭湖堤防226メートル、決壊後79時間で復旧

同時期に、「広東省の梅州では21日までに複数の地区であわせて47人の死亡が確認されたほか、福建省でも8人が死亡した」。

中国南部 大雨で50人以上が死亡 土砂災害や浸水など被害相次ぐ

先月から暴雨が続き、被害も急増している。中国で最も大きなダムである三峡ダムが放流量を調整しているが、川沿いに位置した安徽省、湖北省、湖南省は水中都市になった。

あっという間に駐車場に流された人々…中国長江、氾濫の危機に

江西、貴州、広東、福建の各省と広西チワン族自治区で数日にわたって激しい雨が続き、当局によると土砂崩れなどで9人が死亡し17人が行方不明になっている。

中国の水害対策、厳しさ増す 洪水シーズン入りで習主席が警告

日本や韓国でもゲリラ豪雨や集中豪雨による河川の氾濫がよく起こるようになっています。その原因は地球温暖化だとも言われています。

韓国南西部地域、夜中に激しい雨…完州では住民10人余りが孤立、1人が連絡途絶
10日 広く梅雨空が戻る 激しい雨や雷雨も 土砂災害や河川の氾濫など厳重警戒を

ただ、中国の場合、このところ毎年のように各地で大きな洪水が発生し、多数の死者を出しています。その被害規模は日本の比ではありません。

湖の堤防が決壊したニュースについては、そもそも中国のインフラ整備が悪い可能性もあります。

この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ