朝日新聞元校閲センター長が教える「自分だけにしか書けない文章」を書く方法

目の間にいる人に自分の感情を伝えるのは、声色や表情、仕草などである程度可能です。けれども目の前にいない人に文章で自分の気持ちを伝えるのは案外面倒で難しいもの。誰もが小説家のようにはできません。今回のメルマガ『前田安正の「マジ文アカデミー」』では、朝日新聞の校閲センター長を長く務め、文章・ことばから見る新たなコンサルティングを展開する著者の前田さんが、「自分にしか書けないこと」を書く第一歩をアドバイス。感情そのままを言葉にした簡単な文に様々な要素を足していくことで「自分だけの文章」になり、書くときの視点が身につくと、具体的にレクチャーしています。

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「自分にしか書けないこと」が、書けない

ことばにできない「感情の波動」

話をするときは、ことばに詰まっても、悲しくて相手の胸に顔を埋めても、成立します。ことば以外の「感情の波動」が直接相手に届くからです。ノンバーバルコミュニケーションが発することばと同じくらい大きな意味を持ちます。ノンバーバルコミュニケーションとは、ことばや文字に依存しない表情・動作・姿勢・音調・接触による意思伝達手段です。

文章にするには、ノンバーバルな伝達手段を使えません。だから「感情の波動」を客観的に写し取らなくてはならないのです。ここが、文章を書く際のハードルになっているような気がします。一言で言うと面倒なんです。

ノンバーバルな伝達手段では「感情の波動」をいちいち言語化しなくてもいいからです。相手の胸に顔を埋めて感情を鎮められるなら、その方が楽だからです。そこで、すっきりするならそれもいい方法です。敢えてそこを文章にして「自分にしか書けない」ことにする必要もないですもんね。

「感情の波動」は主観的な動きです。悲しい時に涙するのは、自らの行動として自分自身は理解できても、その涙を受け止める人(胸を貸す相手)が必ずしも理解できているとは限りません。もしかしたら、自分でもなぜ涙しているのか、その理由がはっきりわからないかもしれません。

格好良くなくたっていい

しかし人に何かを話すときに正直な感情を出しているか、というと実はそうでもないのです。やはり自分をより良く見せたり、より格好良く見せたりと少し「盛って」しまうものです。自ら演じた姿に酔うこともしばしばです。ましてや見ず知らずの人には、そうした感情を伝えることはありません。

誰にも見せない文章であれば、整ったことを書く必要もないのです。他の人を意識して「盛る」必要もありません。感情のまま書き付けていけばいい。「くそー」とか「ふざけんな」とか、何でもいいのです。それでは、読み手に伝わらないし、そもそも「だれにでもわかる文章」にはなっていないという批判もあると思います。

でも、作家の人たちが、世界平和を願って小説を書いているのか、といえば、必ずしもそうではないのではないか、というのが僕の考えです。ただ、作家個人の「感情の波動」を文章という形で表現しているに過ぎないように思うのです。人のために書いているというより、自分が書きたいことを書くというのが基本にあるはずです。

結果として社会の矛盾を予見するような作品になったり、世界平和を願う内容になったりするわけで、端からそこを目標にしたものではないはずです。自らの情動を書き付ける。それを小説の形に整えているのです。

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なにわ男子 道枝駿佑くん「大人の階段」登った!? 警察官の職務質問は芸能人オーラの証、みっちー進化の予感に芸能記者ドキドキ

ジャニーズの7人組アイドルグループ「なにわ男子」の“みっちー”こと道枝駿佑さん(20)が、お散歩中に警察官に怪しまれ、職務質問されたことが話題になっています。ファンからは「自分も警察官になって道枝くんに職質したい」「警察官はみっちーと喋りたかっただけでは?」の声も。凶悪犯とは真逆のイメージがあるみっちーは、なぜ警察官に目をつけられ大人の階段を登ってしまったのでしょうか?職質体験日本一の芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄さんが自身の体験を交えて語ります。

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道枝駿佑クンが「職務質問」された理由…?

SNSを流し読みしていたら『なにわ男子』道枝駿佑が散歩中に“職務質問”にあった…という情報を目にしました。

黒いキャップに白マスク、白いTシャツに黒パンツでネイビー色のカーディガンを羽織っていたという道枝クン、取り立てて警官が声を掛けるような恰好ではないと思うのですが…。

おそらく風貌云々ではなく、道枝クンの持っている全身から発する“芸能人(アイドル)オーラ”に、警察官が敏感に反応したのでしょうね。

知り合いの警察関係者から様々な話を聞いた上での、あくまでも私見ですけれど。

何故私がこの情報を気にしたのか…それは道枝駿佑というキーワードではなく、“職務質問”という4文字でした。

最近はめっきり少なくなりましたが、私が週刊誌記者だった頃、繁華街を歩くと必ずと言っていいほど“職質”されていました。

新宿・歌舞伎町界隈、渋谷・センター街、六本木…等の、メインではなく1本入った裏通りで。

“職質”は私にとって、日常の景色のひとつだったのです。

そんな私にはいつしか秘かに“職質体験日本一の芸能記者さん”という、あまり有難くないニックネームが付いてしまっていたのです。

命名したのは何度か“お知り合い”になった警察官と、私の後輩記者たちでした。

例えば新宿・区役所通りをひとり歩いていた時です。いちど私の横を通り過ぎた巡回中のパトカーが、数分後に引き返してきたと思ったらいきなり急停車、乗っていた警察官がバタンバタンと車を降りて私の周りを取り囲むように立ちはだかるといった始末です。

取り囲まれた私に、白い手袋をした手がジャケットやパンツのありとあらゆるポケットはもちろん、持っていたバッグの底の底まで、実に細かく探るのです。

“またかよ…”とふと周りを見れば、遠巻きに野次馬が大騒ぎです。

「絶対ドラッグよ…だって見て! すっごく悪そうな顔してるもん…」と囁く若い女性たちの声が聞こえてくるようです。

薬物で逮捕された有名芸能人のニュースを見て彼等の気持ちがほぼほぼ理解できるのは、この独特の空気感を体験した者だけにわかる葛藤です。

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実は芸能界でよくある「職務トラブル」って?

以前このブログで、この“職質”が原因で『ドクターX』の打ち上げパーティの取材が台無しになったエピソードを紹介しましたが、昨年亡くなった有名占術師・細木数子さんの私生活を取材していた時も同じく大変な思いをした事がありました。

取材のテーマは細木さんと、当時仲の良かった歌舞伎町のホストとのツーショットを撮ることでした。

現場で数時間張り込み取材を続けていたら、私の周りは気が付けば耳にイヤホンを付けた、“いかにも!”という人物だらけになっていたのです。

そういう感性は生まれつきなのか、職業病なのかはわかりませんが、わかる人にはわかるのでしょうね、歌舞伎町のど真ん中で何かが起ころうとしている事が。

歌舞伎町2丁目の老舗ホストクラブ周辺は、ドンパチ前の緊張感でただならぬ空気が充満していました。

終いには“いかにも!”の人物たちが乗ったトラックが、スポットライトで私を照らし“そこをどけ!”と威圧してきました。

警察、歌舞伎町で息を潜めて生きる“その筋”の人…その迫力はまるで物陰から菅原文太さんとサニー千葉さん、梅宮辰夫さんが飛び出してきそうな『仁義なき戦い』そのものでした。

そこに運悪く、単なる張り込み取材をしていた私も巻き込まれそうになっていたのです。

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警察官「有名な方ですか?」 道枝クンは絶賛進化中です

冒頭の道枝クンは“職質”で職業を聞かれたと書いてありました。

“ジャニーズ事務所所属の…”と答えた道枝クンに、警察官は“有名な方ですか?”と切り返したと。

『なにわ男子』道枝駿佑の知名度はそんなに低くはないと思うのですが…仕事熱心な警察官なのでしょうが、思わず笑ってしまいました。

まぁ私も、グループ名は知っていても、個々の名前とそのプロフィールを正確に覚えているかといえば胸を張る事はできませんけれど…。

『今夜、世界からこの恋が消えても』という彼の主演作は15億円の興収をあげるスマッシュ・ヒットで公開中です。

“職質”体験をした者同士、勝手に私は道枝クンに親近感を覚えてしまいました。 これから『1st Love』を買いに行こうかどうか、迷っているところです…。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: なにわ男子公式プロフィール

統一教会をとことん擁護。自民が重用するエセ保守論客・八木秀次氏のトンデモ論考

多くの国民が徹底解明を望んでいる、自民党と旧統一教会の関係を巡る問題。大手メディアも忖度なしの報道を繰り広げていますが、その流れを快く思わない向きも存在するようです。今回のメルマガ『小林よしのりライジング』では、漫画家・小林よしのりさん主宰の「ゴー宣道場」参加者としても知られる作家の泉美木蘭さんが、麗澤大学教授の八木秀次氏が月刊誌に寄稿した論考を精査。その異常性を白日の下に晒しています。※本稿では著者の意思と歴史的経緯に鑑み、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を「統一協会」と表記しています

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八木秀次の狂気ここに極まれり

『正論』10月号に、八木秀次による「『反アベ』の狂気ここに極まれり」というタイトルの寄稿があった。八木と言えば、統一協会系の新聞「世界日報」のPRビデオに出演し、広告塔をつとめ、「世日クラブ」主催の講演会には過去7回も登壇しているズブズブ族の筆頭だが、一体どんな狂気極まる論考を寄せているのか。読んでみた。

八木によると、安倍や自民党全体が統一協会とズブズブの関係にあることが露わになった今回の事件は、「一部の事実と事実誤認を混在させた意図的な印象操作の類いで、誇大妄想や陰謀論と言っていい」そうだ。

続々と被害者の証言にスポットが当たり、安倍をはじめとして、数々の国会議員が私心のためにカルトを利用し、政権中枢まで招き入れてきたことが明らかになっているというのに、「誇大妄想」「陰謀論」と言い切るとは、いきなりエンジン全開でブッ放している。

国葬にケチがついたことや、内閣支持率が低下したことを嘆く八木は、こう続ける。

これらは衆院選と参院選で党勢を縮小した勢力が、『反アベ』の感情を発散させ、憲法改正を阻止しようと展開しているプロパガンダに見える。

 

実際、筋書きは共産党系が描いている。時系列を見ると「しんぶん赤旗」が第一報、一般紙が後追い、テレビとSNSが拡散、を繰り返している。

ひえー、すべては「憲法改正阻止」のためのプロパガンダだったとは!

そりゃ、「緊急事態条項が創立されると、政府に虐殺され、警察官に射殺され、子どもが兵役にとられる」というトンデモ妄想まで信じる無知蒙昧の「反アベ」は存在するのだから、現在も、「この流れで改憲派を壊滅させて憲法改正を阻止しよう!」なんて吠えている人々もいるだろう。

だが、現在のムーブメントがそれらを含む有象無象の感情や政治目的を巻き上げていたとしても、やはり核心にあるのは、「統一協会に徹底的にカネを搾り取られ、破壊された家庭に生まれた男が、安倍シンパのネトウヨだったにも関わらず、安倍がその憎むべきカルトの重大な広告塔であったことに気がつき、凶行に走った」という点だろう。

山上は、共産党が育てたテロリストなどではないし、「犯人の心情がわかる」と声を上げる被害者やその関係者は自然に現れる。「しんぶん赤旗」の第一報がなくても、一般紙、テレビ、週刊誌、いずれもこぞってこの問題を追いかけるに決まっているではないか。

共産党籍の弁護士もいる全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)からの情報が、裏付けなしで独り歩きしている。

こ、これは……。先だって記者会見を行った、統一協会改革本部長・勅使河原秀行の発言「霊感商法が今でも行われているかのような報道、それを主導していると思える左翼弁護士の方々の影響が日本国民をミスリードしている」とまったく同じではないか。

「裏付けなしで独り歩き」って、私がこれまで見聞きした弁護士の発言は、実際に行われた裁判の公的資料や、被害者の生々しい証言がもとになっており、「裏付け」の連続だったが。

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バイデンも頼りにならず。すでに3選確実な習近平を前に無力な岸田首相の情けなさ

前例のない「国家主席3期続投」を目指していた習近平氏ですが、もはやその座は確実なものとなったようです。政治ジャーナリストで報道キャスターとしても活躍する清水克彦さんは今回、習近平国家主席が3期目を勝ち取ったと見られるさまざまな「状況証拠」を紹介。さらにこの先、権力を強化した習氏が日本の前に「アジアの怪物」として立ち塞がる可能性を指摘するとともに、国民からの信頼を失った岸田首相では到底太刀打ちできないとの見解を記しています。

清水克彦(しみず・かつひこ)プロフィール
政治・教育ジャーナリスト/大妻女子大学非常勤講師。愛媛県今治市生まれ。早稲田大学大学院公共経営研究科修了。京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得期退学。文化放送入社後、政治・外信記者。アメリカ留学後、キャスター、報道ワイド番組チーフプロデューサーなどを歴任。現在は報道デスク兼解説委員のかたわら執筆、講演活動もこなす。著書はベストセラー『頭のいい子が育つパパの習慣』(PHP文庫)、『台湾有事』『安倍政権の罠』(ともに平凡社新書)、『ラジオ記者、走る』(新潮新書)、『人生、降りた方がことがいっぱいある』(青春出版社)、『40代あなたが今やるべきこと』(中経の文庫)、『ゼレンスキー勇気の言葉100』(ワニブックス)ほか多数。

3選をほぼ手中にした中国・習近平。日本の岸田首相では太刀打ちできない厳しい現実

着々と進む習近平総書記3選への布石

習近平総書記の3選がかかる中国共産党大会(10月16日開幕)まで3週間あまりとなった。

党大会では、最高規則である党規約を改正し、習近平総書記(国家主席)の権威を高める表現が明記される可能性が高い。

すでに、党中央政治局は今月9日の会議で、党規約に重大な戦略思想を盛り込む方針を確認した。

5年前の2017年10月、2期目に突入した党大会では、「習近平新時代の特色ある社会主義思想」が明記された。これが、習近平総書記個人崇拝への起点ともなった。

北京からの情報によれば、3期目に入る今回の大会では、「毛沢東思想」と同様、「習近平思想」という言葉や、これまで毛沢東にしか使われてこなかった「領袖」という呼称が、党規約の中に色濃く打ち出されるものとみられる。これらは、習近平総書記を、建国の父、毛沢東と同格に扱うことを意味するものだ。

不協和音を排除した習近平

中国では、厳格な「ゼロコロナ」政策に伴う行動制限への不満や低迷する経済への不安が根強い。ウクライナ侵攻で批判を浴びるロシアと共同歩調をとっている外交面への懸念もある。本来であれば、異例の3選に「待った」がかかるところを、習近平総書記は乗り切った。

通常であれば、8月上旬から中旬にかけ、河北省の北戴河で開かれた中国共産党の元指導者(江沢民政権や胡錦濤政権を支えた最高幹部)ら長老たちが集まる会議で、3選への批判が噴出しかねない状況であった。

しかし、習近平総書記は、アメリカのナンシー・ペロシ下院議長が台湾を電撃訪問したことへの対処を理由に、途中から参加し、「台湾統一は志半ばであり、もう1期続ける」と宣言したとされる。

長老たちも、アメリカの台湾関与の姿勢を見せつけられては「引退勧告」はしにくく、習近平総書記3選が固まったというのが、今年の北戴河会議の顛末である。

北戴河会議の直後、習近平総書記は、遼寧省錦州市にある遼瀋戦役革命記念館を訪問した。遼瀋戦は中国共産党と中国国民党による国共内戦の1つである。

私は、習近平総書記が、会議の後、最初にこの記念館を訪問したことについて、「自分こそが毛沢東路線の継承者であり、自分の代で必ず台湾統一を実現する」と誓ったものと受け止めている。

中国の国内メディアが、習近平総書記を礼賛し、最高指導者として君臨してきた2期10年の成果を強調し始めたのはこの頃からである。

「AI安倍晋三」の裏に統一教会?ズブズブ自民議員の大絶賛で深まる疑念、「東大」騙る悪質手口、ネット工作から漂うキナ臭さ

安倍元首相「国葬」のタイミングに合わせたように「故安倍元総理追悼AIプロジェクト」というサイトが出現した(27日午後10時に公開終了)。そのサイトではAIが再現した安倍元首相そっくりの音声で、国民へのお別れのメッセージを聴くことができたのだが、このサイトを公開したのが「東京大学AI研究会」と名乗る団体だ。まるで東京大学の関連団体ような名称だが、東大電子情報工学科が「当学科の団体ではない」と否定したことで、この団体の正体に関して様々な憶測が広がっている。統一教会との関連を指摘する声もあるが実際のところはどうなのか?

「AI安倍晋三」を発表した「東京大学AI研究会」の正体は統一教会?

「故安倍元総理追悼AIプロジェクト」という特設サイトが出現したのは、国葬2日前の9月25日。 安倍元首相の声をシステムに学習させた上、新たにテキストを学習させて再現した「AI安倍晋三」というコンテンツが7本公開された。この特設サイトとYouTube上にアップされた合成音声動画は27日午後10時に公開終了し、現在は「こころより、安倍晋三元総理のご冥福をお祈りします。」というメッセージだけが残っている。

このAIプロジェクトを企画・主催した団体は「東京大学AI研究会」と名乗り、 悪質なことに東大電子情報工学科のサイトまでリンクされていた。誤解を恐れた東大電子情報工学科は「学科の団体ではない」と慌てて声明を発表した形となった。

そこで浮上したのが、統一教会やその学生下部組織である「原理研究会」(通称「原理研」)がこのAIに関与しているのではないかという疑惑だ。

原理研といえば古くから学生新聞の発行で知られるが、「東大新報」「京大生新聞」など、あたかも大学側が公式に発行しているかのような紛らわしい名称を使用する厄介な特徴がある。

これらの学生新聞はもちろんまがい物で、本物の国立大学の新聞サイトでは、「山形大学生新聞」「東北大学生新聞」などの紛らわしい名前で配布されている統一教会・原理研系新聞に注意を促している。

ちなみに、アメリカ本土で発行されている「ワシントン・タイムズ」という新聞も、権威と伝統のある新聞のように錯覚してしまうが、実は統一教会が発行している新聞である。

自らの正体を隠し、紛らわしい名称でそこかしこに潜り込むのは統一教会の常套手段だ。多くの人が「東京大学AI研究会」=「原理研」を疑ってしまうのも無理はない。

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人民の選択に口を出すな。中国が米国に発したイラ立ちメッセージ

人権問題や台湾の安全保障を巡り、過去例にないほど緊張が高まっている米中関係。しかしこれまで強気一辺倒だった中国サイドに若干の変化もあるようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、著者で多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さんが、ニューヨークを訪問した王毅外相の発言を紹介するとともに内容を詳細に解説。その上で「米中関係を改善へと向かわせたいという意図が見える」との分析結果を記しています。

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それでも米中が首脳会談に向けて調整に入る理由

今週は久しぶりにコロナ関連のトピックにたくさん触れた。

まず出演したテレビ朝日の『ビートたけしのTVタックル』で、「2ch.sc」の開設者のひろゆき氏の疑問に答えて中国のワクチンについて話した。中国ワクチンが効き目がないという指摘に対して「中国はコバックス・ファシリティーに加盟して途上国を中心にたくさんワクチンを提供しているので、問題があれば……」と解説した。付け加えれば、世界で死亡率の高い国や地域のワクチンがまず問題にされるべきで、例えば、台湾だ。台湾はむしろ中国がワクチンを提供すると言っても拒んだ地域だ。これこそ回答だろう。

続いて9月25日にはロイター通信が、「ファイザーCEOがPCR検査で二度目の陽性になった」と報じたことだ。うかつなことに一度目の「陽性」のことを知らなかったために、心から驚かされた。

そして9月23日。やはりロイター通信が、WHO高級顧問の話として「もしいま世界の先進国が新型コロナウイロスへの対策を怠れば、両手は血にまみれるだろう」と発言したことを伝えた記事だ。

先進国を中心に、もはやコロナは終わったという雰囲気が広がり、ジョー・バイデン大統領もCBSの「60ミニッツ」に出演し「(コロナは)もう終わったようだ」と述べるなど先進国はすでに本格的な対策から離れつつある。そうした雰囲気にくぎを刺す目的だ。

冬にはインフルエンザの大流行も予告されていて、残念ながら世界が感染症に一息付けるのは、まだ先の話かもしれない。

前置きが長くなったが、今週のタイトルに掲げた米中首脳会談の話題を始めたい。

メインは何といってもアントニー・ブリンケン米国務長官と王毅国務委員兼外相の会談(9月23日)だ。これは、11月15日からインドネシアで行われるG20サミットにおいてバイデン大統領と習近平国家主席が初の対面の首脳会談を行うか否かを占う会談とされたからだ。

外相会談で王毅は、ブリンケンに対し「最近のアメリカの誤った台湾政策に対して中国側の厳正な立場を伝えた」という。台湾は中国の一部で内政問題であることや、アメリカが「3つのコミュニケの内容を厳守することを」求めたという。

中国側のいら立ちがより鮮明に表れていたのは、これより1日前の外交部報道官の定例会見である。

王毅に代わって解説した汪文斌報道官は、「われわれはアメリカ国民の選択した発展の道を尊重し、アメリカが自信を持ち、発展し進歩することを楽しみにしている。だからアメリカも中国人民の選択した発展の道を尊重してほしい。これこそ中国の特色ある社会主義なのだから。(中略)中米関係の最もベースとなるのは平和共存への期待である。(中略)アメリカの一部の人々の間には、かつてのソ連封じ込めと同じやり方で中国に圧力をかけるべき、とする声もある。(中略)だがそういう試みは徒労に終わるだろう。(中略)協力ウィンウィンは可能であるというだけでなく必須である」と語った。

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ウクライナ戦争が変えた地政学。重要性が増してきた産油国を守る国の名前

建国以来70年以上に渡り中東各国といがみ合いを続けてきたイスラエルですが、2020年の「歴史的和解」を期に地域の主導的役割を担うまでの変化を見せています。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、ウクライナ戦争により湾岸諸国の地政学的重要度が格段に上がった現状と、イスラエルを中東における「アメリカの代理人」に指定したと言ってもいいアブラハム合意について、英国誌の内容を引きつつ紹介。さらにこの合意に基づき形成されつつある経済圏が、EUと並ぶほどの規模に成長できるか否かについて考察しています。

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地政学的に見る湾岸諸国とアブラハム合意

ロシアのウクライナ侵攻にともない世界の地政学が大きく変わってきています。

とくに重要性が増したのが、エネルギー資源を豊富にもつ中東の湾岸諸国です。

湾岸諸国とはアラビア半島に位置するサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、の6か国です。

英誌エコノミストの最新号がそれら湾岸諸国の重要性の高まりを論じています。抜粋して解説しましょう。

参考:The war in Ukraine has reshaped the world’s fuel markets

以前はエネルギー価格の下落ため、湾岸諸国の重要性が薄れるという予想があった。

 

しかしロシアのウクライナ侵攻は、世界の地政学を変えつつある。

 

ロシアから欧州へのエネルギー供給が停止されたれ今、湾岸諸国は大きなエネルギー供給源となる。今のところ、ヨーロッパの渇きを癒すのは、湾岸諸国しかいないからである。

 

サウジアラビアとアラブ首長国連邦は石油への投資を拡大している。両国は、昨年の日産1,300万バレルから1,600万バレルへの増産を目指している。

 

石油・ガスの分野では、ヨーロッパの輸入に占める湾岸諸国の割合は、現在の10%以下から20%以上に増加する可能性がある

 

しかし、石油、ガスなどのエネルギー資源には限りがある。

 

そのため湾岸諸国は、現在、気の遠くなるような経済軌道を辿ろうとしている。

 

二十数年間は化石燃料の生産を拡大し、2045年以降は削減する計画だ。

 

湾岸諸国は再生可能エネルギー、水素、海水淡水化システムなどを基盤とするハイテク経済に、膨大な金額を迅速に再投資する必要がある。

解説

ロシアがヨーロッパへの天然ガスパイプラインを停止しています。

近い将来、ウクライナ戦争がなんらかの形で収束するにしても、ヨーロッパ諸国はロシアへのエネルギー依存を減らしたいでしょう。

それで湾岸諸国の重要性がますます高まってきています。

しかし、石油は有限です。それで再生可能エネルギー、水素、海水淡水化システムなどのハイテク経済を自国にも育てたいのです。そのための投資もしているという記事です。

ここで登場するのがイスラエルです。

イスラエルはアラブ諸国とは不和の関係でした。

しかしイランとの緊張を感じているアラブ首長国連邦などとイスラエルは共通の利害があったのです。

それを利用したのがトランプ前大統領が仲介した 2020年8月のアブラハム合意です。

アブラハム合意は、中東と世界平和の維持と強化を認識する事を大義としています。宗教の自由、人間の尊厳、相互理解と共存に基づいてです。

その合意の名前はユダヤ民族とアラブ民族(イシュマエル)の共通の父祖であるアブラハムの名に因んでつけられたそうです。

これによりアラブ首長国連邦とイスラエルは国交を回復したのです。

イスラエルはアラブ首長国連邦や他の湾岸国に技術を供与することもできます。

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“アベ友”高島市長の動向は?広島にG7を奪われた福岡市長選の気になる行方

11月6日に告示される福岡市長選では、4選を目指し出馬すると見られていた現職の高島宗一郎市長の動向がにわかに注目を浴びているようです。国政への鞍替えはあるのでしょうか?今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』では、著者でジャーナリストの伊東森さんが高島氏による市政3期を振り返り、高島氏が“アベノミクスの申し子”と呼ばれるようになった経緯や、G20に続いてG7サミットの招致にも失敗した背景を紐解いています。さらには、再開発が進む福岡市の直下に危険な断層があることを記し、留意すべきと伝えています。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

どうなる11月の福岡市長選挙“アベ友”高島市長の運命は?G7招致失敗、都市再開発の直下で“日本一危ない活断層”が蠢く

11月20日投開票の福岡市長選まで、2ヶ月。関係者はさぞや、ざわついているだろう。現職の高島宗一郎氏(47)は、4選の出馬が固いとみられる反面、さまざまな憶測も。高島氏が出馬への態度の表明を10月まで先延ばしたことを受け、「実は不出馬で、既に後継を指名している」。県内の政界情報を取り扱うネットメディアは今月、「うわさ」と称し、こんな記事を相次いで配信した。

記事中、後継と指摘された人物は西日本新聞の取材に「そのような事実はない」と否定。市長周辺も一笑に付した上で「市長を追い出したい勢力が流しているだけでは」
「福岡市長選、高島氏が電撃的に後継指名? 「うわさ」の人物に取材」(2022年9月20日付 西日本新聞me)

高島氏が“アベ友”であったことを受け、安倍晋三氏の死去にともなう来年4月の予定の衆院山口4区補欠選挙の候補者に名前が挙がることも。高島氏は、10月7日の福岡市議会決算特別委員会最終日以降に、「進退を決断する」としている。

市長選は11月6日に告示。今のところ市議の田中慎介氏(44)=立憲民主党、会社員の熊丸英治氏(52)がいずれも無所属で立候補する意向。

アベ友 アベノミクスの申し子「福岡から自民ののろしを上げる」

ここ10年の福岡市ほど、安倍・自民党政権下の知世を体現した自治体はないだろう。それほど、高島市長と安倍晋三元首相との関係は深かった。

高島氏が初当選した2010年当時、自民党は野党。高島陣営を仕切ったのは、福岡に選挙区をもつ麻生太郎氏。麻生氏は選挙前、安倍氏を呼び出し、政治経験ゼロの当時36歳の高島氏を指し、こう予言したという。「福岡から自民ののろしを上げる」

すると高島氏は現職を破り、初当選。2012年には安倍氏が自民党の総裁に返り咲き、麻生氏の予言通り、衆院選で政権交代をはたした。

高島氏と安倍氏との関係が決定的になったのは、14年の2期目の市長選投開票日。
「アベノミクスの成長を福岡で実感できるようにしていく」
当選後のインタビューでこう宣言した高島氏に対し、安倍氏はすぐに「ありがとう」と電話。以降、2人の間には携帯電話とメールのホットラインが通じた。

しかし福岡市OBは、こう語る。「官邸から(福岡市の案件で)指示が降ってくるので、霞が関(の省庁)は良い印象を持っていない。自治体は『全方位外交』をした方が良いんだが…」
「独走のリーダー【中】アベノミクスの申し子 高島市政の実像に迫る」(2018年11月8日付 西日本新聞me)

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コロナ禍で乗客の減った電車が、新しく載せることにした「人間以外」のモノ

コロナ禍の運動不足解消や、人混みを避ける目的で起きた空前の「サイクリング」ブーム。少し遠くへ行きたいと思った時のための「自転車を丸ごと運べる電車」が登場し、いま話題を集めています。今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では著者の理央さんが、このサイクルトレインについてビジネス的に分析しています。

この記事の著者・理央 周さんのメルマガ

有休設備を稼働させるサイクルトレイン~事業再構築の決め手は定義から

サイクルトレインが流行っています。

サイクルトレインとは、自転車をそのまま電車に持ち込めるサービスのことです。

日経新聞によると、京阪電気鉄道が6月に走らせたサイクルトレインでは、チケットを発売開始してから、1週間もたたないうちに完売したそうです。

利用者は、40~60代の男性が多いようで、記事には写真が載っているのですが、本格的なサイクリングのヘルメットや、ウエアを着て、自転車もまた本格的な、スポーツサイクルを持ち込む様子でした。

電車は普通の車両に、自転車を分解などせずに、そのまま持ち込むことができるのが便利なのだそうです。

大阪から京都まで走る電車だったので、利用者は「途中の駅で降りて、京都の嵐山までサイクリングする」とのこと。全部の道のりはきついけれど、これなら楽そうですよね。

運賃は1人1,000円と通常(440円)の2倍以上だそうですが、完売したのも納得です。

このサイクルトレインは、全国各地に広がっていて、ポータルサイトまであります。私の出身の愛知県でも、豊橋鉄道渥美線がやっています。平日は、10:00発~14:59発までの全列車土日祝は、一部お祭りの日は除外ですが、終日全電車持ち込めるようです。

コロナ禍で人の多いところにいくことができず、運動不足にもなりがちな中、自転車で楽しもうという人も増えたようで、自転車の販売の市場も、ここ数年右肩上がりで伸びています。

そこに目をつけての新しい取り組みですよね。

鉄道会社としても、コロナで利用者が減っている中で、空いている電車の空間を、人間を運ぶのではなく自転車を運ぶことで、売り上げの機会損失を埋めることができます。

コロナで人の動きが減り、鉄道も一時期かなり大変でしたが、とても面白い取り組みだと思います。

サイクルトレインは、鉄道を「人を運ぶもの」と決めつけず、「便利な移動手段」と考えて、サービスの発想の幅を広げました。

使っていない施設や土地をどう使うかと考える時には、このように「鉄道は人を運ぶものだ」という固定観念から離れてみて、ユーザーの便益は何か、競合がやっていないことは何か、という具合に多方面から考えをめぐらせていくといいでしょう。

私も実はドコモのバイクシェアにハマっていて、これから秋にかけて、過ごしやすい季節の中で、ますます、自転車で走る爽快さを改めて感じています。

このニュースを見て私も自転車を買って、電車の旅に行きたくなりました。

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まさに「トラック野郎の聖地」。千葉のドライブインが愛されている秘密

昭和時代、国道沿いのドライブインには多くの自動車が集っていましたが、多くの高速道路が整備されると、その賑わいは遠い昔の話となってしまいました。しかし、今なぜかドライブインが再び注目を集めていると言います。その理由をメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが紹介しています。  

健在、ドライブイン!トラック野郎の聖地は、今日も旨い!

ドライブイン。この懐かしき響きが、いま再び注目を集めています。

昭和の時代。地道を走るトラックドライバーたちが、ひとときの癒しを求め、国道沿いのドライブインに集まってきていました。

ドライブインとは、広い駐車場のある休憩場所のような施設で、主に飲食店のことを指します。長距離ドライバーのために、仮眠する場所やシャワーのあるお店もあります。

高度成長期に爆発的に増えましたが、高速道路の整備によって、徐々にその姿を消し、生き残ったお店は静かに営業を続けています。

ところがいま、巷のレトロブームのひとつとして、ドライブインが脚光を浴びつつあります。見ための古臭さ、店内の昭和感が、“映える”“エモい”と、若い人たちに受けているようです。

千葉県香取市にある「与倉ドライブイン」もそのひとつ。

大型トラックがたくさん止まることのできる大きな駐車場の中にポツンと建つこのお店は、見るからに昭和の建物。

「与倉ドライブイン」という文字の下のオーニング、昭和チックに言うなら「日よけテント」には、「ドライバーのオアシス・働く人のお食事処」というフレーズが書かれています。懐かしい言葉・表現が残っていることに、感動してしまいます。

入口横の営業中を知らせる木札には、「やってる」の文字が。小さな遊び心が、笑わせてくれます。