富裕層を見殺しにする中国。破綻危機「恒大集団」は習近平に処刑される

先日掲載の「中国の不動産大手『恒大集団』30兆円破綻へ秒読み。焦る習近平の悲惨な末路」でもお伝えした、中国巨大企業の倒産危機に関する動きに、新たな展開が見られたようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、中国政府が恒大集団の「処刑」を決めたという衝撃的な現実を紹介。さらに同社の倒産が世界及び日本経済に与える影響を分析しています。

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中国は恒大集団を処刑する

中国最大の不動産企業恒大集団が債務不履行になっている。これにより、中国経済はどうなるのかと、その時の日本の新首相はどうするべきかを検討しよう。

中国の今起きていることのすべてが、習近平の「文化大革命」であり、個人も企業も走資派を処刑するということである。

「この改革は、資本主義的勢力から人民へのシフト、資本中心から人民中心へのシフトである。したがって、それは再び人民が先頭に立ち、中核に位置する政治的変革だ。深遠な変革は、中国共産党の使命への回帰であり、人民中心のアプローチ、社会主義の本質への回帰だ」と言う。

トウ小平の「先富論」を否定して、毛沢東の人民中心主義に回帰するということである。ということで、トウ小平の先富論を実践した指導者たちも、すべて記述から抹殺して、中国では、毛沢東と習近平しか人民の味方はいないと言うのである。

「我々は大資本による市場操作と戦い、プラットフォーム中心の独占と戦い、悪人が善人からカネを搾取するのを防止し、実際の経済を動かしている企業や製造者、ハイテク企業に資本が流れるようにしなければならない。そして、『共同富裕』とは、富の社会的配分のうち、普通の労働者がより大きな部分を占めるようにすること」と言う。

この富の分配として、1次の分配は、生産などの利益である。2次の分配原資は税金であり、3次の分配原資は、企業と富裕層の強制的な寄付となる。

生産過程での労働者への賃金は、経営者や資本家と差を大きくしてはいけない。そのように企業経営者は党から指導された。もし反対すると、ジャック・マーさんと同様に経営者の交代になる。

それと、大きな利益がなくなり、企業は新しい投資ができなくなる。このため、「一帯一路」への投資もなくなる。新規事業への投資も政府の許可が必要になる。

「あらゆる手段を動員して、さまざまなセレブリティ信仰やファン文化、女々しい男たちを根絶し、我々の芸術と芸能、映画、テレビの背筋をシャンとさせる必要がある。民間の塾産業と学校再編は教育システムの混乱を浄化して、真の公正さをもたらし、普通の人々を豊かにするだろう。我々は住宅価格と医療費の高騰を抑え込んで、教育費と医療費、住宅費という『3つの山』を適正にしなければならない」と言う。

これで、中国も、今の北朝鮮のようなテレビ報道になるようだし、学習塾も禁止で、習近平思想の教育を義務化する。芸能界で稼ぐことは禁止で、脱税した芸能人は活動停止になる。

ゲームも許可制になり、習思想を反映しないゲームは禁止である。

 

ふくらはぎ伸縮運動で「体の除湿」を。鍼灸師が教える秋の湿気対策

すっきり爽やかな秋を前に秋雨前線や台風による湿気に覆われる日本列島。湿気は人の体にも冷えやむくみを起こします。今回のメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では、鍼灸師ののぶ先生が湿気による冷え対策と、体から湿気を追い出すふくらはぎの伸縮運動の仕方を教えてくれます。

秋雨対策は引き締め

【湿気はもたれる】

夏の梅雨同様、秋の長雨シーズンも湿気の影響で筋肉が冷え、血流が停滞してむくみやすくなります。体内にこもる湿気と体のこわばりや血行不良を改善するには体を引き締めることが必要です。

【湿気は足元から】

徐々に寒くなっていく秋。暑さ寒さも彼岸までというからぼちぼち肌寒さがしっかり感じられるようになります。加えて雨降りや湿気っぽい日が続くと足元から体は慢性的に冷え続ける。冬の寒さほど冷えを感じませんが、それでも1日中足腰が冷え続ければ十分体調を崩す負担となる。冷えやむくみを感じるところは1枚多めに衣服を重ね着するとよいです。

  • 足首であれば靴下
  • ひざ下であればレッグウォーマー
  • 腰やお尻であれば腹巻

【体の除湿はふくらはぎで】

体内にこもる湿気は足元のポンプを十分に働かせることでかないます。ふくらはぎの伸縮運動を頻繁に行うことで体の除湿は適います。

  • カーフレイズ
    肩幅に足を開いて立ち、つま先立ちになってふくらはぎを引き締めます。

これを一日のうち気が付いた時に頻繁に行うことで全身の血流がよくなり、足元の湿気によるこわばりや冷え対策がかないます。お腹が冷えやすかったり頻尿の人にも効果的。

カーフレイズのように繰り返しつま先立ちになるのもよいですし、つま先立ち歩きを試してみてもよいですよ。つま先立ち歩きになるとき、膝が曲がらないように注意しましょう。膝が曲がってしまうと膝関節を傷める原因になります。

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華原朋美、激ヤバ“不衛生”料理で夫が蕁麻疹。「子宮も卵巣も20代」で妊活に本腰、幸せと仕事を手に入れ精神不安と決別

47歳の誕生日である8月17日に、所属事務所の代表で専属マネージャーのAさんと結婚した歌手の華原朋美(47)。自身の動画チャンネルでオンライン会見を開いて結婚を発表し、夫を“にゃんにゃん”と呼んでいるなど明かしてアツアツぶりを披露した。幸せな毎日を過ごしている華原だが、その一方で新婚生活が“ヤバい”と話題になっているという。

「まな板洗わない」華原朋美の“不衛生”料理で夫が蕁麻疹

体重が増加したことによる激変ぶりで芸能界を賑わせた華原朋美。3歳年下で現在44歳のAさんはイベントキャスティング会社を手がけるやり手の実業家でもあることから、熱愛報道が出た当初はただの話題作りではないかとの疑いがもたれていた。

しかし、そこからわずか1カ月後のゴールインとなり、まかさのスピード婚。会見では華原もこれ以上にない喜びの笑みを浮かべていたが、「新婚生活がヤバそう」とネットがザワつき始めてしまった。

きっかけとなったのは、今月17日に公開された、タレント・勝俣州和(56)のYouTubeチャンネル『勝俣かっちゃんねる』。ゲスト出演した華原が動画の中で新婚生活について語ったが、衝撃的な事実が明らかになったのだ。

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勝俣は華原朋美のYouTubeチャンネルにアップされていた、キーマカレーを作る動画を見たといい、玉ねぎの皮を剥かずに切っていたことが気になったと言うと、華原は「あれ、やっぱ変なんですかね?」と返答。

玉ねぎはしっかりと皮を剥き、上下の部分を切るのが普通のやり方だと教わると、華原は「だから再生回数がでかいのか!今70万回再生」と笑いながら答えた。

他にも、「まな板も一回一回使ったのをわざわざ洗ったりとかしないんで」と、衛生的にどうかと思う調理スタイルを披露。カレーを「おいしい」と食べてくれた夫が、「その次の次の日に、全身じんましんが出て」しまったという衝撃の事実を暴露した。

これにはさすがに勝俣も「殺菌って知ってる?」とツッコミ。動画を見た視聴者からは「朋ちゃん最高!おもしろい!」「気を付けて料理してほしいけど、結婚して明るくなって良かった」などのコメントが寄せられた。

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「7kgのダイエットは嘘だった」許される華原の新キャラ

華原のYouTubeチャンネルにはさまざまな動画がアップされているが、確かに料理系の動画は他のものと比べて再生数が多い。先ほどのキーマカレーはさらに伸びて88万再生、肉じゃがを作る別の動画は98万回も視聴されている。

「華原さんは結婚をして、よりハジけた印象です。先日公開された動画は『乗馬だ』と言いながら、3歳児くらいが遊ぶアンパンマンの三輪車に赤ちゃん言葉で乗っているだけ。でもこれが44万回も再生されているんです。こうした華原さんが本来持つ明るいキャラクターが視聴者には高評価を得ているようです」(芸能事情に詳しい記者)

そんな華原といえば、出演した『アウト×デラックスSP』(フジテレビ系)でダイエット企画にチャレンジ。ジムでのトレーニング後にラーメンを食べに行くなど欲望丸出しだったが、なんとか7kgのダイエットに成功した。……とされていた。

「後に華原さんがあれはウソだったと告白しました。7kgといっていましたが、実際は1.5~2.0kgだけだったそうです。ダイエットしていると言いつつ、結構な量を食べてましたからね。『うそつかないとやっていられなかったんだもん』とあけすけに語りましたが、今はそれも許されてしまうキャラクターになりました」(前出・芸能記者)

そんな華原は結婚後、幸せ太りが原因かは不明だが、また少し体が大きくなったようだ。

ネットでは「朋ちゃん太ったなぁ~」「ぽっちゃりしたけど、歌はさらに上達した気がする」などの声があがっている。

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華原は42キロほどだった体重が出産直前には79キロまで増量したとかつて語っていたが、現在はどうなのだろうか。もし「華原朋美、体重計に乗る」という動画をアップしたらかなりバズるかもしれない。

伊藤博文の千円札時代から変わらぬ、日本人の“在日”差別と無配慮

昨年度、コロナ禍で経済的に困窮する学生が学業を継続できるようにと、1人あたり10万~20万円の給付金が支給されました。日本語教育機関や外国の大学の日本校などの学生は対象でしたが、朝鮮大学校の学生は対象外でした。国連人権理事会任命の特別報告者から差別の可能性を指摘されたものの、国の反応はありません。9月7日、この状況への抗議集会が開催され、メルマガ『佐高信の筆刀両断』著者で評論家の佐高信さんが参加。同じく参加していた一橋大名誉教授から知らされた外国人留学生の言葉を紹介し、自身も含む多くの日本人に欠けている視点を伝えています。

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伊藤博文の千円札

7日に参議院議員会館で開かれた集会に出た。コロナ禍で困窮している学生に国が最大20万円を支給した「学生支援緊急給付金制度」で、朝鮮大学校を対象外とした日本政府に対する抗議の集会である。立憲民主党の議員が司会をして外務省や文科省の担当者も来ていた。

国連人権理事会の特別報告者4人が「差別に相当する可能性がある」という書簡を出しているが、この国の政府は無視を決めこんでいる。外務省の担当者は、「法的拘束力もない」と答える始末。

学生の訴えの後に発言を求められたので、私は「攻め方を考えなければならない」と話した。菅義偉や安倍晋三にこうした声を聴く耳があるとは思えないからである。だから、たとえば森友学園問題と関連させて、教育勅語バンザイの森友には8億円も値引きをして国の財産を払い下げるのに、どうして朝鮮大学校は除外するのかと迫る必要がある。それは連動していて、菅や安倍は差別を助長する教育勅語を推奨して、差別をなくすることはイヤなのである。そうではないかと指弾しつづけなければならない。

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そんな意味のことを言ったら、次に立った一橋大名誉教授の田中宏が「サタカさんの後は話しづらい」と切り出した。

田中は穂積五一が始めた「アジア学生文化会館」に深く関わっていた。私も穂積について書いたことがあるので、集会前に話していたら、後で彼が穂積の思い出を書いた一文を送ってくれた。村山富市も、明大生時代、その学生寮(新星学寮)に入っていたが、村山の寄稿のコピーも添えられている。「村山談話」の根底には、ここでのアジア留学生との交流があるのである。

田中の一文でショックだったのは、1963年11月に千円札が「聖徳太子」から「伊藤博文」に代わった時に、ある華人留学生がこう言ったということである。

「日本では、歴史をどう学んでいるの。今度千円札に登場した伊藤博文は、朝鮮民族の恨みを買ってハルピンで射殺された人でしょう。それに、同じお札を使う在日朝鮮人の身になったら……、残酷だと思いませんか。日頃からいろいろ物申す文化人、知識人も、誰一人として発言しない、一億人が何を考えているのか薄気味悪い……」私もそれを使う在日の身になって伊藤博文の千円札を考えたことはなかった……。

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また、あるベトナム人留学生は、「日本人はシャイだから、字では外の国の人、外国人と書くけれども、内心では、国の害になる人、害国人と思っているんでしょう」と言ったという。

外国人登録証の携帯を義務付けられたり、それに犯罪者のように左手人差し指の指紋を押された。彼らの屈辱を深く考えたことはなかった。外務省ではなく害務省だと皮肉ったことあったが、彼らの痛みを自分の痛みとして共有することに欠けていたと言わざるをえない。

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危機から一変。年商12億円のクリーニング店を救った「おせっかい」

生活スタイルの変化に洗濯機や衣料品の進化も加わり、クリーニング店の「日常使い」が激変した昨今にあって、全国に13万人の会員を抱え、年商12億円を達成したという宅配クリーニングをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、一度は廃業の危機に陥りながらも全国展開に活路を見出したクリーニング店の「復活の秘密」を紹介。その鍵となったのは、顧客が望んだ以上のサービスを提供する「おせっかい」でした。

“おせっかい”で急成長!会員13万人の宅配クリーニング

自宅で洗濯できない衣類は、近所にひっそりと佇むクリーニング屋さんに持ち込みますよね。コートやジャケットなどの季節もの。サラリーマンなら、Yシャツを頻繁に出しているのではないでしょうか。

この日常的な光景・習慣が、いま変わりつつあります。

洗濯機の高性能化やファストファッションの定着、形状記憶のYシャツなどの出現によって、クリーニング屋さんを利用する人が激減しています。その結果、町のクリーニング屋さんが消滅危機にあります。

兵庫県西脇市にあるクリーニング屋さんも存続が危ぶまれる状態に陥りました。元々、兵庫県内に10店舗展開していたのですが、この状態が続けば倒産。そこで、新たなチャレンジをすることに。

「全国展開」。

と言っても、ネットや電話で依頼を受ける、宅配クリーニングです。地域での依頼が少なくなったのなら、全国のお客さまを相手にすれば良い、となったのです。ネットや電話で申し込めば、専用のバッグが送られてきて、そこに衣類を詰め込み、送り返すというもの。宅配業者に取りに来てもらうか、コンビニに持ち込むだけです。

クリーニングの依頼には、定額制のコース設定があります。

  • 衣類3点コース~衣類20点コース
  • 布団コース
  • 毛布コース
  • 着物コース
  • ぬいぐるみコース
  • カーテンコース
  • 絨毯コース
  • バッグコース
  • ブランド衣類コース
  • 靴コース

あらゆる洗濯物に対応しています。また、「コース外」として、ウェディングドレスや民族衣装など、特殊なものもクリーニングしています。お客さまのさまざまな要望に応えてくれるのです。その結果、年商12億円を達成。クリーニングの依頼は、多い日で1日1万7,000着。会員数は約13万人にも及んだのです。

しかし、宅配クリーニングの会社は他にもあります。なぜ、この会社がここまで成長できたのでしょうか。

その秘密は、“おせっかい”にあります。お客さまが望んだ以上のサービスを提供しているのです。

森永製菓が挑む菓子メーカーからの脱却。翼を広げたエンゼルの行先は

コロナ禍による巣ごもり需要や健康志向の高まりを受け、業績好調の森永製菓。そんな中にあって同社社長が先日、菓子メーカーからの脱却を図るかのような経営戦略の転換を宣言し話題となっています。今回のメルマガ『理央 周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】』では著者でMBAホルダーの理央 周さんが、森永製菓が新たな目標として「ウェルネスカンパニー」を掲げた真意を考察。その上で同社の取り組みを、「ESGの観点からも素晴らしもの」として高く評価しています。

 

なぜ、森永はお菓子メーカーからの脱却を目指すのか?

森永製菓が好調です。先日発表された今年の4~6月期の連結決算では、営業利益が前年同期比18%増になって、第1四半期としては過去最高になりました。

コロナ禍において、テレワークが普及して、自宅での時間が増えています。そんな中で、ソフトキャンディーの、「ハイチュウ」の相変わらずの人気に加えて、家族みんなで食べられることが多い、ビスケットも堅調だったとのことです。

また、巣ごもり需要が多くなるということは、その分運動不足になるので、体を動かしたい、といった健康志向も強まりました。

健康になりたいというニーズが増加したことに伴い、ゼリー飲料の「inゼリー」が伸び、同じように、美容に関する意識も高まって、栄養補助になるものが欲しい、という、より具体的なニーズから、プロテインバーの販売も回復した、とのことです。

ほんの少し前まで、森永といえば、キャラメルとチョコレートといった「お菓子」の総合メーカーのイメージでした。ダースや小枝、チョコボール、といった、ヒット商品も数多くあります。

アイスクリームも美味しくて、チョコモナカサンドなどのブランドも確立できています。

ここに、先程書いた健康志向の増加もあり、会社としてイチ押しにしているのが、inシリーズです。

inゼリーには、エネルギーシリーズ、プロテインシリーズ、ビタミンシリーズが出ています。

先日、森永製菓の太田社長が、「森永は総合菓子メーカーから、心と体の健康を提供する、“ウェルネスカンパニー”への変身を目指す」と宣言されていました。

長く続くコロナ禍で、ストレスや不安を抱えることが増えています。そんな中で、会社として、「お菓子が持つ情緒的な価値を解明し、心の健康を深掘りする」としているそうです。

このウェルネスという単語は、これまで言われてきた肉体的な「健康」という意味を、さらに広い視野で捉えようとする考え方です。

特に、「心の健康」や、「充実したライフスタイルを送る」といった精神面での健康を表す時に使うことが多いのです。

今では、欧米でも従業員の「ウェルネス」を、向上させる取り組みをしている企業も増えています。

このような考え方を、会社の方向性にも反映したい、と考えているのでしょう。

 

まさかの基本料金ゼロ円。KDDIがpovoでユーザーに見せた本気度

9月13日、auのサブブランドであるpovoの新料金プランを発表したKDDI。基本料金をゼロ円とし、ユーザーが「トッピング」としてデータ通信量やサービスをカスタマイズできるというインパクト大のプラン「povo2.0」を打ち出したKDDIの狙いは、どこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』ではケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、同社高橋誠社長の発言を引きつつKDDIが新プランに込めた思いを紹介するとともに、「povo2.0」がユーザーに受け入れられるか否かを考察しています。

 

KDDIのpovo基本料ゼロ円は、政府ではなくユーザーに向けた本気プラン

基本料金をゼロ円とし、トッピングを10種類にまで拡大したKDDIのpovo2.0。

実は先週、「来週、どうやらKDDIは新料金プランを発表するらしい。楽天モバイルに対抗し、数百円のプランをいくつも出すようだ」というリーク情報が寄せられたので「もしやpovoかも。基本料金を3GB990円にして、足りない容量をトッピングで補うのか」と思っていたら、まさか基本料金をゼロ円にしてくるとは思わなかった。

昨年12月の「さよなら、au」炎上から9ヶ月。povo1.0が出たときも世間的には好意的に受け止められたが、今回はそれ以上にインパクトを与えたのではないか。

KDDIは昨年10月にアジアを中心に若者向けMVNOで定評のあったCircles Asia社と提携。本来、デジタルネイティブに向けたMVNOとしてスロースタートを切るつもりだったようだが、菅政権の誕生、さらに値下げ圧力に素直に応じたNTTドコモ「ahamo」によって算段が狂い、1月に急遽、povoを発表することになった。

いまから振り返れば、povo1.0は付け焼き刃的な、その場しのぎのプランのように思えるし、povo2.0こそ、KDDIが目指していた世界観のような気がする。

そのあたりを率直に高橋誠社長にぶつけてみたところ

「povo1.0は、決して付け焼刃的に作ったわけではない。一生懸命に考えてオプションではなくトッピングというかたちで、ユーザーとの接し方を、見つめ直した結果だ。2.0は、それが進化したかたちとして、お取りいただきたいと思います」

ということだった。

もうひとつ、気になるが、菅政権の退陣だ。この1年、値下げ圧力があり、KDDIとしても政府の意向に翻弄されてきた。この9月で菅政権が退陣し、新たな政権が誕生するが、「菅政権」という言葉を出さずに、あえて「この1年を振り返りつつ、今後について」聞いてみた。

高橋社長は

「今年は政府からの要請もあって本当にいろんなことがあった。値下げ自体はユーザーの為になるのは当然だが、経営としては、減益のインパクトもある。これは新規事業やコスト削減によって、増収を目指していく。

一方、楽天さんが参入してきた時からずっと思っているが、事業者間の競争こそが、ユーザーへの良いサービスを提供することに繋がるというふうに考えいて、ローミングにも応じてきた。

我々としても、ユーザー目線を失いがちであったのかなと思い、様々なご指摘がお客様第一に考える原点を見つめ直す良い機会を与えてもらったかなと考えている。

povo2.0は、ご契約いただいてから、ユーザーと本当に近く接していろんな提案をしていくというプラン。

原点を忘れないようにしていこうと思う。このあたりはポジティブに考えながら、対応して行きたい」

と語った。

 

旨い話には裏がある。旧民主党が実現できなかった月7万円「最低保障年金」の罠

今から12年前、鳩山由紀夫元首相率いる旧民主党が「全国民一本の所得比例年金と税方式による月額7万円の最低保障年金を作る」というマニフェストを掲げ、政権交代したを覚えていますでしょうか。しかし、その年金に関するマニフェストは実現に至りませんでした。それは、いったい何故なのでしょうか? 今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』は、著者で年金アドバイザーのhirokiさんが、旧民主党が行おうとした新しい年金が実現不可能だった理由を詳しく解説しています。

12年前の政権交代時に旧民主党がやろうとしていた最低月7万円の最低保障年金はなぜダメだったのか

もう12年ほど前になりますが、自民党から民主党に政権が交代する政権交代が起きました。なぜ政権交代が起きたかという大きな原因の一つに年金問題がありました。

第一次安倍内閣の時である平成19年2月に5,000万件を超える年金記録が漏れている事が判明しました。消えた年金記録問題と呼ばれますが、年金制度を揺るがす大問題となり、今もまだ2,000万件近くあるのでその記録解明は現在進行中です。

その後の参院選が平成19年7月に行われた時に、自民党は議席を67から37まで落とし、民主党は32から64で大勝し衆参議院でねじれが生じました。ねじれてしまったので安倍内閣から、福田内閣、麻生内閣と1年ごとに政権が投げ出されていきました。

そして、平成21年8月の衆議院選挙で自民党はなんと300議席を119議席まで落とし、民主党は115から308議席になって鳩山内閣が誕生しました。

消えた年金記録問題が判明したあとに自民党は更に信用を失くして、民主党が全国民一本の所得比例年金と税方式による月額7万円の最低保障年金を作るというマニフェストで国民に訴えていました。

なんかこう良さそうには聞こえますけどね。しかしながら現実にはオイシイ話には裏があるので、今後も何かうまい話があったら気を付けたほうがいいです。

さて、この時に旧民主党がマニフェストで掲げていた最低保障年金を作る、最低月7万円を支給するという新しい年金案はどのようなものだったのでしょうか。結果から言うとボツになりましたけど、なんで実現しなかったのかを簡単に振り返ってみましょう。

内容としては所得比例年金と最低保障年金を組み合わせたものでした。所得比例年金は老齢の年金を支給する場合は毎月の保険料15%ほどを取って、最低保障年金は全額税金で支給するという形でした。

今の厚生年金の保険料が18.3%だから15%ほどであれば今より安くなりますよね。更に最低でも月7万円を支給してくれるなんて、今より良い年金制度案だったんじゃないの?と思われたかもですね。月7万円を支給というと、今の老齢基礎年金満額が20歳から60歳までの40年間完璧に保険料を納めたら月額65,000円よりも高い年金です。

松本人志、“お笑い終活”を加速か。『笑ってはいけない』シリーズ休止で現実味を増す芸能界引退、残された年数はあとわずか

年末の大人気番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)が今年は休止されることが19日、わかった。代わりに6時間生放送のお笑い特番「絶対笑って年越したい!笑う大晦日」(仮)を放送することが発表された。ファンの間では「年末の楽しみが減ってしまった」と残念がる声が広がる一方、「松本人志がいよいよお笑いの“終活”を始めた」とする見方も出てきている。

ファンに衝撃。『笑ってはいけない』の放送が今年は休止

2006年から15年間わたって放送され、大みそかの定番となっていた『笑ってはいけない』。ダウンタウン、月亭方正、ココリコのレギュラー陣が、毎年変わる豪華ゲストの “笑いの刺客” からさまざまな仕掛けを受け、笑ってしまえば「アウト」の声とともにお尻を叩かれる名物番組だ。

同局情報制作部・合田伊知郎プロデューサーは「メンバーの皆さんに甘えて、50歳を過ぎても毎年過酷なロケをお願いし続けてきました。スタッフ一同本当に感謝です」としたうえで、「そんな『笑ってはいけない』も昨年大みそかの放送で15年。つきましてはこれを節目に『笑ってはいけない』を休止したいと思います。ダウンタウンさん、メンバーの皆さんにはゆっくりお尻を休めていただきたいと思っています」とコメントした。

今年8月末にBPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について審議入りすることを公表したが、『笑ってはいけない』をターゲットにした発言だと言われていた。この影響での休止かとみられたが、スポーツ報知によると、同局関係者は「関係ありません」としたという。

新番組は“笑ってもイイ大みそか”をコンセプトに、6時間笑いっぱなしにする豪華なお笑い祭りが予定されている。お尻ではなく、笑いすぎておなかが痛くなるような年越し番組になるとみられる。

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“お笑い終活”に少しずつ向かっていく松本人志

昨年のコロナ禍で行われた『笑ってはいけない』は、“多目的トイレ不倫”を報じられたアンジャッシュ・渡部建(48)を復帰させようとしたことが事前に漏れ、騒動になるということでも注目されてしまった。

収録はされたものの、渡部の出演に批判が殺到したことでカットされ、放送はなし。しかし、その後渡部出演部分の台本が流出するという問題を起こした。

出演シーンの最後に渡部が鼻にワサビを突っ込んで倒れるという場面があったが、“香りだけがするワサビの練り物を使用”と書かれていたり、“台本になかったネタを進行されるというドッキリに引っかかった体をとってもらいます”となっていたことから、やらせ疑惑まで出る事態となってしまった。

「渡部さんの件に関しては、松本さんが当時出演した『ワイドナショー』で激怒しました。収録前、事前にネットニュースで漏れてしまったことで松本さんはカンカンの様子でした。誰がゲストか知らされていないことは番組の大事な部分ですからね。その後、台本まで流出するなど、情報管理の甘さに松本さんが怒るのも無理はないです」(スポーツ紙の芸能記者)

昨年は成功しなかったものの、一部では今年も「渡部の出演があるのでは?」とする見方もあった。

それだけではなく、渡部と同様に不倫騒動を起こしたミュージシャンの小沢健二(53)や雨上がり決死隊の解散を発表後、世間から総スカンを食らっている宮迫博之(50)までが『笑ってはいけない』で禊をするのではとまで言われていた。

「今回、『笑ってはいけない』が休止されることになったのは既定路線だったかもしれません。松本さんは冗談めかして『笑ってはいけないをやめたい』ということが度々ありましたが、そこには本心も入っていたようです。ひとつの伝説的企画が幕を下ろすわけですが、いよいよ松本さんの“お笑い終活”が始まったとみる人もいます」(前出・芸能記者)

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山ほどいる芸人のトップに君臨し続ける松本人志(58)。なぜお笑いの終活をしようとしているのだろうか。

深作欣二監督が『仁義なき戦い』ヒット後に父から「田舎に戻れ」と言われた理由

1973年に公開され、日本中で大ヒットを記録した映画『仁義なき戦い』。今もあのテーマ曲が脳裏に焼き付いていますが、あの『仁義なき戦い』シリーズを監督した深作欣二監督(2003年他界)は、どんな幼少期を過ごし、どんな両親に育てられたのでしょうか? 今回のメルマガ『秘蔵! 昭和のスター・有名人が語る「私からお父さんお母さんへの手紙」』ではライターの根岸康雄さんが、物心ついた頃から15歳までを戦時下で過ごした深作監督が自らの言葉で語る、稀代の名監督を生み出した両親とのエピソードを紹介しています。

 

『仁義なき戦い』深作欣二監督「木が樹液を流しケガしている。木に謝れ!戦時中の親父の言葉だ。「命は大切にしろ」と言いたかったのか」

73年から公開された「仁義なき戦い』シリーズが、私の日常の会話が広島の呉弁になるぐらい、強烈なインパクトだったことは前回の松方弘樹の時に触れた。長いインタビュー人生ではあるが、私が最初に著名入りで人物ノンフィクションを描いたのは深作欣二だった。「蒲田行進曲」の公開から間がない27歳の時だった。京都の監督の定宿でのインタビューだった。深作監督はヒットに恵まれない下積み時代が長かった。「今に見ていろ、コノヤローとか、成り上がってやるぜとか思えるのは優れたヤツだ。俺はヒット作を撮れないダメな監督だと思っていたよ」「俺はヤクザの親分の気持ちはわからん。でもな、チンピラの気持ちは痛いほどわかるんだ」そんな深作監督の言葉は、人物クローズアップを担うものとして、今も大きな指針の一つになっている。(根岸康雄)

子守歌がわりに家康の家訓を聞いて育った

実家は水戸市の郊外で、まあ地主の家だ。オフクロは士族の家から嫁に来ていたから、代々の士族の教えがしみついていたんだろう。水戸藩は徳川の御三家の一つだから、子守歌のように心に残っているのは折にふれ、オフクロから聞かされた徳川家康の家訓というやつだった。特に今も心に残るのは、

『人生の禍福は、あざなえる縄のごとし』という言葉だ。

不幸を嘆いていると、いつの間にか幸福となり、幸福を喜んでいると、また不幸になる、不幸と幸福は、より合わせた縄のように交互にやってくる、確かオフクロにはそう教えられた。

物心付く頃から本はよく読んでいた。地元の旧家で書庫もあったし、僕は上から数えて五番目だから、兄貴や姉のお下がりの小説本もあった。

「本ばかり読んでいるからお前は痩せていて、外に出て遊ばないとダメだ」と、オフクロにはよく言われていた。

外に出れば、近所のはなたれどもがいる。ヤツらのほうが木登りにしろ、魚を捕まえるのにしろ、僕よりうまい。僕が自慢できるのは学校の成績ぐらいで、戦前のあの時代、地主の家のせがれといえば、たいていは僕のようタイプだったんじゃないか。

逞しく育ってほしいという思いと同時に、人と仲良くできない人間はダメだというオフクロなりの考えがあったと思う。

「欣二、外で遊べ!!」家で本を読んでいると、オフクロに怒鳴られ外に放り出された。

近所の鼻たれどもも、木登りやウナギ捕りや、スイカや梨をかっぱらったり、一緒に遊んでくれた。だんだんみんなとの遊び方を覚えてくると、やっぱり外の遊びのほうが楽しい。

でもね、あの時代、鼻たれどもはみんな小作人の家の子供だ。子供たちの中でも地主の息子の僕だけ、どこか特別扱いされてしまう。そんな雰囲気を感じることが子供心にイヤだった。少年小説の中に出てくる小金持ちのこせがれは、金や特権意識を使って仲間に嫌がらせをするとか、威張り散らすとかロクなもんじゃなかった。

オレもはなたれガキと同じになりたい。子供の頃の僕の一番の望みは、近所のガキどもと垣根のない、本当の仲間になりたかったということだった。

映画監督になってからも、僕は決して威厳をもって上から教えるという指導者型の監督ではない。スタッフや俳優と一緒になって遊びのような感覚の中で、映画を作り上げていく。これも、子供の頃、近所のはなたれガキどもの中に溶け込み、やつらと本当の仲間でいたいという切実な思いが、僕の出発点になっていたからだと思う。