滝沢洋一と「マジカル・シティー」が呼んだ世界的シティ・ポップ大ブーム47年目の真実。【Vol.2】デモ・テープに刻まれていた名曲の数々

数年前から世界中で大ブームを巻き起こし、今やスタンダードとして定着した感のある音楽ジャンル、シティ・ポップ。音楽業界では山下達郎と大貫妙子の在籍したバンド「シュガー・ベイブ」が“シティ・ポップの先駆け”ということになっていますが、シュガー・ベイブとほぼ同時期に活動しながら、最近までその存在さえ知られていなかった幻のバンド、滝沢洋一と「マジカル・シティー」をご存じでしょうか? 彼らこそが、昨今の世界的シティ・ポップブームの礎を築いた重要なバンドであることが、約3年近くに及ぶ関係者たちへの取材によって明らかになりました。本連載では、今まで日本のポップス史の中で一度も語られることのなかった、彼ら5人による「シティ・ポップの軌跡」を、発見された大量の未発表音源とともに複数回にわたって掲載いたします。

※【追記】2025年1月8日、元マジカル・シティーの新川博さんが69歳で急逝されました、ここに哀悼の意を表します。なお、本記事は公開当時のままの表記とさせていただきます。

※本記事の英訳版を公開しました。

連載記事アーカイヴ

【Vol.1】奇跡的に発見された大量のデモテープ
● 【Vol.2】デモテープに刻まれていた名曲の数々 (本記事)
【Vol.3】達郎も秀樹も気づかなかった「真実」

マジカル・シティーの名付け親「滝沢洋一」の生い立ちと数奇な運命

Vol.1からの続き)2015年に初CD化された唯一作『レオニズの彼方に』(1978/東芝EMI)が「シティ・ポップの名盤」「奇跡の一枚」と高く評価されているシンガー・ソングライター、作曲家の滝沢洋一(2006年に56歳で逝去)。

滝沢のバックバンドマジカル・シティー」として、ミュージシャンのキャリアをスタートさせた以下の4人だが、その豪華な顔ぶれは今まで日本のポップス史の中で語られてこなかったことが不思議なくらいだ。

マジカル・シティー

ドラム:青山純
ベース:伊藤広規
キーボード:新川博
ギター:牧野元昭

彼らにとっての「キーマン」は、バンド名の名付け親であり、彼らが演奏したオリジナル曲のソングライターの滝沢洋一である。彼の音楽活動と生い立ちを辿ることで見えてきたのは、この世界的「シティ・ポップ」ブームを呼んだ“奇跡的な出会い”の数々であった。

滝沢洋一は、外務省の外交官だった父の長男として1950年3月9日に東京で生まれ、生後まもなく父の赴任先であるアメリカ・オレゴン州ポートランドで3歳までを過ごす。

帰国後は小学2年生まで日本で過ごし、今度は中東イランの首都テヘランへ。そして11歳となった小学5年生でようやく日本に定住した。幼少期の海外生活が長かったことで、日本語の、とりわけ漢字の読み書きに対する劣等感は大人になった後にも残っていたという。

海外生活の中で洋楽に慣れ親しんでいたことが、彼の音楽性に大きな影響を及ぼしたことは想像に難くない。事実、滝沢は後に発売するシングル『マイアミ・ドリーミング』(1980・RCA)のプロフィール欄に、

「ポピュラー好きの父親についての海外生活の体験で得た洋楽センス溢れた曲作りと、さわやかなVocalが特長」

と記している。

ビートルズ、フォークギター、そして「ロビー和田」との出会い

そんな滝沢は、中学生のときにXmasプレゼントとして買ってもらった3000円のギターで、日本でも社会現象を巻き起こしていたザ・ビートルズのコピーを始める。玉川学園高等部に入学してからは、友人らとともに、あのマイク眞木を世に送り出した「MRA」(道徳再武装運動)というフォーク団体に加入した。

そこで出会ったのが、眞木の後継の地位を獲得していたフォーク歌手で、のちに日本初のフリー音楽プロデューサーとして和田アキ子や西城秀樹、松崎しげるらの大ヒット曲を手がけることになる、ロビー和田(和田良知)であった。

和田は66年、MRAのフォークグループを糾合し、500人を超える大グループ「レッツ・ゴー・66」を創設して、伝説の武道館ライブを敢行した人物として知られている。その和田に才能を認められていたのが、高校時代の滝沢であった。この和田との出会いが、のちに滝沢らの運命を大きく変えることになる。

そんな滝沢が若き日に録音したと思われる音源がオープン・リールの形で発見された(前回記事参照)。ギター弾き語りによる宅録曲「やさしい氷」は、まだ10代とおぼしき滝沢の美しい声で歌われている(スマホで楽曲を再生する場合はListen in browser の文字をクリック。以下同)。

そして、グループ・サウンズの影響が色濃く出ている、バンド演奏による「僕が愛したその人を」は今聴いても新鮮だ。

滝沢はMRAの活動と並行して、玉川学園の音楽好きを集めたTLMS玉川・ライト・ミュージック・ソサエティー)を結成。このTLMSの活動の中で、滝沢は「フォークでもロックでもジャズでもない」独自の音楽を創り上げていった。この前後に作曲した楽曲の一部が、滝沢宅から発見されたオープンリール・テープに残されていたのである。

こんな曲もある、「ステーションエレジー」。録音年は不明だが、おそらく60年代後半から70年代初頭にレコーディングされたと思われる。サイケデリックな曲調にジャズ風のアレンジを施した、この時代ならではの重厚なサウンドが耳に心地よい。

スキーにハマり音楽活動を休止も、入院で再び音楽の道へ

ところが、滝沢は玉川大学へ進学した頃にスキーにハマり、1級の免許を取得してからスキーのインストラクターとして山小屋でアルバイトを始めるようになった。スキーに夢中になるあまり、音楽活動からは足が遠のいてしまったのである。

しかし、ここで予期せぬ転機が訪れる。滝沢の持病である「B型肝炎」が悪化してしまい、体調不良のために長期入院を余儀なくされ、スキーのプロとして生活する夢を断念せざるを得なくなってしまったからだ。

入院生活を送る中で、滝沢は病室に置いたラジオから流れる音楽を聴きながら、洋楽の美しい旋律に魅せられて、再び音楽と向き合うようになった。そして、病室のベッドの上で作曲を始め、退院後に作った曲をデモ・テープに吹き込むようになっていたという。

退院した滝沢は、父親の勧めでコンピュータ・プログラミングを学ぶ学校へ通ったり、アルバイトをしながら作曲を続け、デモ・テープ作りに励んでいた。そして、MRAで知己を得ていたロビー和田を久しぶりに訪ね、書き溜めていた楽曲のデモを持参して聴かせる

その頃、和田はビクター音楽産業の事業部である「RCAレコード」の契約ディレクターとして、和田アキ子笑って許して』(1970)やヘドバとダビデナオミの夢』(1971)、西城秀樹傷だらけのローラ』(1974)などのヒット曲を次々と世に送り出したヒット・ソング・メイカーだった。

そして当時、あのチャールズ・ブロンソンの出演した「うーん、マンダム」でお馴染みのCMソング『マンダム〜男の世界』(1970。ジェリー・ウォレス歌唱)を別名義で作詞・作曲し大ヒットさせている。和田は歌手として自身が前に出るよりも、裏方の「作る側」に回っていたのである。

滝沢が宅録で吹き込んだ一曲「一人ぼっちの君」を聴いた和田は、その曲をいたく気に入り、RCAが売り出していたアイドルグループ「チャコとヘルス・エンジェル」のシングル『嘆きの指輪』(1974)のB面に採用。これが滝沢の「作曲家デビュー」となった。滝沢はこれを機にRCAと作家契約を結ぶことになる。

そんな滝沢が宅録で吹き込んだ自身の歌唱による「一人ぼっちの君」の音源は、同じオープン・リールテープに収録されていた。このデビュー曲は、詞・曲ともに滝沢だ。

肝臓の持病により3度目の入院となった頃、滝沢は同じ病院に入院していた8歳年下の女子高校生と恋に落ちる。その高校生こそが、後の滝沢の妻である。1974年秋のことであった。その頃、すでに「一人ぼっちの君」のシングル発売が決まっていた滝沢は、病院内の庭のベンチで彼女にビートルズのほか、ギルバート・オサリバンの曲をよく弾いて聴かせていたという。

その当時の自作曲の音源が1本のカセットテープの中に残っていた。

女性の言葉で綴られた美しく静かな名曲「凍った時計」。滝沢の透き通るような歌声は、50年近くを経た今聴いても色褪せない魅力を放っている。

もはや“当たり屋”の統一教会。誹謗中傷相手の反論に「宗教ヘイトだ」と騒ぐ被害者ヅラ

昨年11月から7回に渡り旧統一教会への質問権を行使してきた文科省。そのうちの100項目以上について教団側が回答を拒否したことを受け、同省は旧統一教会へ過料を求める決定を下しました。当然ながら教団サイドは猛反発していますが、「くつがえすのは難しい」とするのは、かつて旧統一教会の信者だったジャーナリストの多田文明さん。多田さんは自身のメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』でその理由を解説するとともに、声を上げた被害者に対する誹謗中傷を重ねた挙げ句、彼らの反論を「宗教ヘイト」として被害者ぶる旧統一教会の姿勢を強く批判しています。

旧統一教会に対する「過料」という行政罰から思うこと

宗教法人法第81条の解散命令に該当する疑いがあるということで、文化庁はこれまで7回にわたる質問権を行使してきましたが、そのうち2割にあたる100項目以上に回答していなかった事実も発覚しました。そこで、文化庁は旧統一教会に過料を科すため、東京地方裁判所に通知を行いました。

文化庁の担当者は「違反の程度も軽微ではなく、過料を科すのに相当」としています。

しかし教団側は、先日8日の会見で、過料の却下を求めて全面的に争う姿勢を見せています。

ですが、今回の過料は適正な法的手続きを踏んで行われたものであり、くつがえすのは難しいと考えられており、今後旧統一教会に対して、初の行政罰がなされることになるかと思います。

教団はこれまで自分たちにとって不都合な真実を隠したり、誤魔化すことで責任を逃れ、不法行為の実態が世に露見することをはばんできましたが、これまでのその姿勢が逆に自らを窮地に陥れている結果になったといえます。いずれにしても、10月までの1か月間、国と旧統一教会の動きから目が離せない状況です。

非常にわかりやすい、文化庁宗務課の過料を科すに至るまでの経過説明

文化庁宗務課長は国対ヒアリングのなかで、過料に至る経緯についてわかりやすく説明をして下さいました。

「(宗教法人法)第81条の解散命令に該当する疑いが認められるということで権限を行使したわけでございます。

81条1項の『法令に違反する』には、あらゆる法令が含まれていると認識しておりまして、宗教法人が民法に基礎を有する公益法人の一形態であって、その民法の不法行為を排除するという趣旨はないだろうと考えております」

ここに民法の不法行為が解散命令の要件に含まれる理由を端的に示されています。

宗教法人法では「法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為」のある時に、解散命令ができるとなっています。

また「7回のすべての報告徴収を行うにあたりまして、法律にのっとって宗教法人審議会に諮問をして、毎回全会一致で相当であるという答申を受けて行ったもので、適正な権限行使に対して報告を拒否した。なかには再度質問をしても報告拒否を重ねるものもございましたので、違反の程度も軽微ではなく、過料を科すのに相当なものであると考えています」とも話しており、いかに国は厳格な手続きにのっとって、適正に「報告徴収・質問権」が行われたかがわかります。

この記事の著者・多田文明さんのメルマガ

億を超える莫大な借金。東山紀之ジャニーズ社長に「僕のソーセージを食え」と言わせた過去

9月7日14時から、実に5時間以上に渡り行われたジャニーズ事務所の記者会見。「僕のソーセージを食え」との過去の発言の真偽を巡る新聞記者と東山紀之新社長のやり取りは、ネット上を大いに賑わせました。そんな会見を取り上げているのは、メルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』著者の吉田正幸さん。吉田さんは今回、この会見から感じ取ったという「自分でも気づきにくいこと」の正体を考察するとともに、一連の問題に関して忘れてはいけないことを記しています。

東山紀之ジャニーズ新社長「僕のソーセージ」の強さ

ジャニーズ事務所の会見が、9月7日(木)に行われた。

「人類史上最も愚かな事件」…

ジャニーズ事務所の新社長に就任した東山紀之は、ジャニー喜多川氏による性加害問題について、このように表現した。

その内容は、性加害の事実を正式に認めて謝罪し、再発防止策や被害者救済策に取り組む姿勢を明らかにしたもので、再発防止特別チームの提言を真摯に受け止めたものだということらしい。

5時間以上にも及んだこの会見は、コンサルタント会社の女性進行役で始まったが、まるでAIのような淡々とした進行で各メディアの質問者を抜粋していった。

中でも、Netflixの『新聞記者』というドラマのモデルにもなったと言われている望月という女性の質問がまどろっこしい質問に矢を射した。

『SMAPへ そして、すべてのジャニーズタレント』へという元ジュニアの木山将吾氏が書いた本を引き合いに出して東山のセクハラ・パワハラに対する質問をした。その瞬間、チャットにはものスゴイ激震が走るほどだった。

東山が「電気アンマでJr.の少年たちの股間を足で刺激していた、自分の隠部を見せつけていた、お皿の上に自分の陰部を載せて、『僕のソーセージを食え』と発言したというのは事実か?」と鋭い質問を望月がした。

その質問に対して、東山は「ネットで暴露本の内容は知っていた」と答えた上で「したかもしれないし、していないかもしれない。自身の記憶を呼び起こすのが困難である」という本音を吐露したのだ。

なんだ、この答えは?噴出して笑ってしまった。ようは記憶にございません、ということ。疑惑なんて、完全に払拭しきれない印象だった。困った表情は隠せない。見ているすべての視聴者が、これはもう事実なのだろうと感じたに違いない。

これら一連のやり取りに対しネット民は、「1番ダメな選択をした。『ジャニーズ』は終わり」「これから何百何千という被害者の声を聞き、何百億の補償の話し合いのテーブルにつく覚悟はあるのだろうか?」「政治家もそうだけど目立つ地位になったら、色々と過去の悪い事がでてくる。今回もそうなりそうな予感」という声が上がった。

一番重要なのは、「メディアも東山氏の過去の苦労話や栄光の記事を書いているところも有り、メディアの忖度はまだ続いていてメディアも変わらないと思う」と、今後のジャニーズ事務所や東山新体制に期待できないという声も散見された。しばらくして、「僕のソーセージ」がトレンド入りする始末。

しかし、この東山の会見はある種の強さを感じてしまった。

今回の「ジャニーズ会見」はただの会見ではないと感じる。それは今後の芸能界、マスメディア、性的異常志向者、権力の在り方、貨幣制度から二極化している現状などをすべて含んでいる内容だ。

ただ、被害者を置き去りにしているわけではないが、残念なことに藤島元社長、そして、東山新社長の真意も伝わってきて理解できる部分もあった。

それは、時代背景にある。

この記事の著者・吉田正幸さんのメルマガ

浮気調査を何度も頼んでくる人たちに共通する「ある問題点」

基本、探偵業にはリピーターがいないそうです。しかし、メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんが「苦笑い」で語るのは「浮気調査のリピート」について。その依頼者には実は共通点があるそうです。いったいどんな共通点なのでしょうか?

探偵にリピートはある?

探偵業というのは、ビジネスの視点から見てあまり良くない側面が1つあります。

それは、「リピーターがほぼいない」ということ。

浮気をされた依頼者の話を聞き、調査を行い、解決する。第二の人生のスタートをお手伝いする仕事ですが、その方が「後藤さんのサービスがよかったからリピートしたいです!」とはならないですよね(笑)。

それはつまり、もう一度浮気調査をしてほしい!ということです。なのでこちらとしても、リピートしてほしい!という感情は無いです(笑)。

しかし、そのリピートというのが起こり始める時期が、残念ながらあるのです。

現在、僕の探偵歴は13年になります。5年目、6年目の時に浮気調査を依頼され解決までいった方が、そこから7年、8年の時を経て「再婚相手の浮気調査をしてほしい」という相談に来ることがあります。

このパターンの時は、その相談者の方も、少し笑いながら「後藤さん、すみません、またお願いしたいんですけど…」というテンションで来る方が多い(笑)。

「えっまたですか!?」

思わず毎回失礼ながら叫んでしまいます(笑)。

これまでの何百と言うお客様の中でも、このようにリピートされる方は本当にごくわずかですが、よく話を聞いていくと、彼、彼女らにはある共通項があります。

それは、「極度の依存症」であるということ。

このように浮気調査をリピートされる方、言い換えれば、よく浮気される方ですね。彼らは、一旦信じた相手に、かなり依存してしまいます。

実際に僕との関係性(探偵とお客さん)でも、僕のことを一度信じたら、本当になんでも、調査に関係のないささやかなことでも、僕に意見を求めてくるのです。こちらが彼らをコントロールしてやろうという気になれば、確実にできてしまうでしょう。

こういった特徴のある方なので、おそらく再婚相手にもかなり依存してしまい、
おそらくですが相手が窮屈になり、外に癒しを求め、その結果が浮気に繋がっていくのではないでしょうか。

このお話を彼らにもしますが、彼らは彼らで頭ではわかっていながら、そのマインドから抜け出せない。

・無意識に相手に依存→浮気される

これを繰り返してしまうのでしょう。

裏を返せば、自分が依存しがちな性格だと思うのであれば、その部分に気を付ければパートナーの浮気を防げるかもしれません。

浮気のリピート。これは、相手はもちろん、自分側にも問題の根本がある可能性があるなと感じる相談です。依存症の方は、気を付けましょう!

この記事の著者・後藤啓佑さんのメルマガ

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「朝食抜きは糖尿病になりやすい」は本当? 糖尿病医が実体験から回答

忙しければ忙しいほどつい抜いてしまう朝食。朝食抜きで1日2食の生活を続けていると、糖尿病のリスクが高くなるというのが定説のようですが、果たして本当なのでしょうか。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』では、糖尿病専門医の江部康二医師自身が、朝食抜き生活を続けて糖尿病とメタボを発症したデータを紹介。ところが、1日2食のままでも糖質を制限したことで10キロの減量に成功し他の数値も改善したことから、朝食抜きが原因ではないと、定説を覆しています。

朝食抜きは糖尿病リスクを上げる?

朝食を食べないと糖尿病になりやすいという定説がありますが、本当でしょうか?確かに、私自身も、34歳から朝食は抜きで、昼と夕の1日2食であり、52歳の時に糖尿病とメタボリックシンドロームを発症してしまいました。

このときHbA1cが6.7%、血圧が140-150/85…外来終了後は170-180/100-110。身長167cmで体重は67kg。内臓脂肪CTは126㎠(100以上)。ずっと体重は57kgくらいだったのですが、40過ぎから徐々に太っていきました。

この頃は、病院では玄米、家では胚芽米で、野菜や大豆製品や魚貝や鶏肉をしっかり食べ、四つ足の肉はできるだけ控えて、油脂の摂取も控えていました。いわゆる、ヘルシーな食生活で「玄米魚菜食」的イメージです。

しかし、結局、玄米も胚芽米もデンプンで糖質タップリです。しかも玄米や胚芽米ならヘルシーだろうと積極的に多めに食べていました。糖質セイゲニストの今の私から見たら、穀物タップリの極めて不健康な食生活だったわけです。

さらに、糖質を摂取していて、1日2食で、朝食抜きだと、1日3食に比べると、昼と夕は血糖値が上昇しやすいことは、2015年7月28日に米国糖尿病学会(ADA)が発行する医学誌「Diabetes Care」に発表されたイスラエル・テルアビブ大学の研究で報告されています。

つまり、朝食抜きで、普通に糖質を摂取していると、糖尿病発症リスクが上がるということは確かなようで、私自身がそれを証明したと言えます。しかし、すぐにスーパー糖質制限食を開始したので、3週間後にはHbA1cは6.0%となり、2ヶ月後には5.7%となりました。体重は順調に減って、半年で10kgの減量に成功しました。血圧も正常化して、そのまま73歳現在まで、21年間維持しています。

このように、朝食抜きの1日2食でも、「糖質たっぷり」か「糖質制限」かで、全く結果が違うということです。糖質制限食なら、朝食抜きでも、糖尿病になりやすいということはありません。食後血糖値の上昇そのものが極めて少ないからです。

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

200冊もの本を書いた精神科医が勧める「買ってよかった机」は“立って使う”?

デスクワークをしている皆さん、体が痛くなったり、肩がこったりしていませんか?今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生は、一般のみなさんが持っていないけれど試してみたらよかったものとして、立ったまま仕事ができるデスクを挙げています。一体どんなものなのでしょうか?

200冊前後の本を書けた僕が、絶対に買って良かったもの!

こんにちは、ゆうきゆうです。

お元気にお過ごしでしょうか?

さて、今回は「買ってよかったもの」についてお話します。

最近ネットなどで見られる「買ってよかったもの」というテーマで求められるのは、「普通は皆が持ってないけど、試してみたらすごくよかった!」というようなアイテムのことを指しているように思います。

このような意味で、「買って本当によかったもの」をご紹介するなら、僕は「電動スタンディングデスク」を挙げます。

スタンディングデスクとは、立って作業できるように設計されたデスクのことです。

これによって僕は仕事の能率が大きく変わったため、とても合っていると感じています。

「座る」のは、実は不自然!

例えば日々ずっとイスに座って作業していると、体にコリや痛みが出てきてしまう…という人は少なくないでしょう。

実は人間の体は、座るようにできていないのです。

まず原始時代にさかのぼって考えると、「座る」のは非常にレアな状態でした。

もちろんある程度、岩や木の切り株などにはすわっていたかもしれません。

しかし、このような場合でない限り、座るという行為はレアだったと言えます。

そして、「イス」というものに座り始めたのは、紀元前0年前後と言われています。

さらに、日本人が本格的にイスに座り始めたのは、江戸時代を過ぎて西洋の文化が伝わってきてからです。

それまでは、一般の人々は地べたに正座やあぐらをかくのが普通でした。

「正しい座り方」、「イスに座るときの正しい姿勢」というものを誰でも一度は見たことがあるでしょう。

ところがそもそも、「正しい姿勢」を求めなくてはいけない時点で、イスに座ること自体が不自然なことなのではないでしょうか。

ネットがだめならアナログでやればいいじゃない。小売店が選択すべき必勝法とは

ネットやSNSに疎くマーケティングをすることができない…そんな悩みを抱えるお店は多いそうです。無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんは、今の時代であっても、ネットを使わずとも顧客を増やすことができる方法があると断言しています。

ネットがダメでもアナログがある

ネットの時代です。ですから、ネットマーケティングも盛んです。

とはいえ、ネットの売上は2割程度。8割の売上を占める、実店舗でのマーケティングをおろそかにしてはいけません。

1.ネットが使えない

「ネットがうまく使えないので、どうしたら良いか」という店主からの相談がありました。歴史のあるスポーツショップです。

調べてみると、お店のホームページがありません。SNSを利用している形跡もなさそうです。今どき珍しいお店のように思いますが、そうしたお店は意外と多いかもしれません。

仲間のお店からは、ネットで売上が増えたとか、ラインやインスタグラムで情報を発信しているといった話が店主の耳に入ってきます。店主には、理解の出来ないことも多いです。

「うちのお店は遅れている」
「とはいっても、ネットに投資をする金もない」

そう思うと、焦りますよね。ここのところ売上が落ちてきていますから、なおさらです。

とはいえ、ネットを活用するには、大した費用はかかりません。ホームページなどは、無料で作れる時代です。しかも、SNSは登録をすれば無料で使えます。

しかし、ネットを活用するには、それなりの戦略とノウハウが要ります。ですから、ネットを手がけていないお店が、今からその世界に入っていくのは大変です。

では、どうしたら良いでしょう。方法は難しくありませんので、お伝えします。

今現在ネットを活用していないのであれば、これからも使う必要はありません。なぜなら、ネットを使わなくても、お客様を増やすことは出来ますし、売上を伸ばすことも出来るからです。その方法をご紹介します。

中国新聞の大スクープ。河井元法相「すがっち500」メモが証明する裏金の出どころ

2019年に行われた参院選における大規模買収事件で、共に逮捕・起訴された河井克行元法相と河井案里元参院議員夫妻。河井元法相は現在服役中の身ですが、事件の捜査中、「爆弾級の証拠」たりうるメモが発見されていたことが明らかになりました。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、中国新聞がスクープした手書きメモの内容を誌面で紹介。さらにそのメモが裁判の証拠品として提出されなかった裏側を考察しています。

「すがっち500」。安倍菅二階に甘利が河井案里側に渡していた裏金

栃木県にある刑務所「喜連川(きつれがわ)社会復帰促進センター」に服役中の元自民党の元衆議院議員で元法務大臣の河井克行氏は、来年の刑期満了に向けて、所内の「図書計算工場」で真面目に働いていると伝えられています。しかし、ここはその名称からも分かるように、一般的な刑務所とはずいぶん待遇が違っていて、収賄罪で実刑となった鈴木宗男氏が収監されていたことからも分かるように、「VIP専用刑務所」と呼ばれています。

その上、河井氏が担当している「図書計算工場」というのは、刑務所の数々の仕事の中で最もラクチンなもので、受刑者たちの憧れの仕事なのです。冷暖房の効いた室内で、受刑者に貸し出す書物の整理をしたり、PCに向かって各工場で働く受刑者らの勤務日報を打ち込むというもの。木工や金属溶接など肉体労働が中心の刑務所で、この「図書計算工場」は最も狭き門、数百人の受刑者のうち数人しか就くことができないと言われています。

つまり河井氏は、「VIP専用刑務所」の中で「VIP待遇」を受けているというわけで、「法の維持と秩序を司る元法務大臣が法に違反して実刑判決を受けて刑務所に服役する」という前代未聞の不祥事の処罰としては、あまりにも温(ぬる)いような気がします。それにしても、安倍晋三元首相が「適材適所の人選だ」と胸を張って任命した法務大臣が、わずか1カ月で辞任に追い込まれた挙句、実刑判決を受けて服役って…などと呆れていたら、9月7日、中国新聞がスクープを飛ばしました。

河井克行氏が服役することになった原因である2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、検察当局が2020年1月に河井氏の自宅を家宅捜索した際に、当時の安倍晋三首相をはじめ安倍政権の幹部4人から現金計6700万円を受け取った疑いを示すメモを発見、押収していたことが分かったというのです。

そのメモはA4判で、上部に「第3 7500万円」「第7 7500万円」と手書きされ、その下に入金された時期が書き込まれていたそうです。これは「安倍自民党から河井案里側に計1億5000万円が2回に分けて振り込まれた」という事実と合致しています。しかし、今回問題になっているのは、その下に書かれた「+(プラス)現金6700」という手書きの部分なのです。ここには、その内わけとして、次のように手書きされていました。

総理2800 すがっち500 幹事長3300 甘利100

「総理」とは安倍晋三氏、「幹事長」とは二階俊博氏、「甘利」とは甘利明氏のことだと分かりますが、「すがっち500」とは何なのでしょうか?「フィアット500」ならルパン三世の愛車だし、「モンゴル800」なら沖縄のバンドだし、「LOVE2000」ならhitomiだし…って、こういうお約束も織り込みつつ、「すがっち500」とは、当然、「菅義偉官房長官から500万円」という意味ですよね。

この記事の著者・きっこさんのメルマガ

元お天気お姉さんが警告。日本人の低すぎる地球温暖化への危機感

国連のグテーレス事務総長が「地球沸騰化の時代が到来」と発言するなど、世界で高まる異常気象への懸念。しかし我が国では未だ本格的な温暖化対策が取られているとは言い難い状況が続いています。このような現状を批判的に綴るのは、気象予報士として『ニュースステーション』のお天気キャスターを務めていた健康社会学者の河合薫さん。河合さんは自身のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で今回、日本と国際社会の「環境問題への意識」の大きすぎる温度差を取り上げるとともに、「京都議定書」採択地である日本の温暖化への危機感の無さを非難しています。

プロフィール河合薫かわいかおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

温暖化に危機感ありますか?考えてますか?カネでいいのか?

本州に接近した台風13号の影響で、千葉、茨城、福島の各県で線状降水帯が発生して記録的な豪雨となりました。茂原市では24時間降水量が379.5ミリに達し、観測史上1位に。千葉、茨城、福島の3県では「記録的短時間大雨情報」が計20回も出ました。

記録的大雨情報とは、1時間に100ミリ前後の数年に一度程度しか起こらないような猛烈な雨が観測された場合に気象台が発表する気象情報です。今回の豪雨を鑑みると「数年に一度」が、「毎年」になるのもそう遠くないように思います。

日本以外でも記録的豪雨は頻発していて、

  • 北アフリカのリビア、東部デルナ周辺で、10日~11日に暴風と大雨による大規模な洪水が起き、多数の死者が出ている。「死者は2,000人を超えた」との報道あり
  • 香港は台風11号の影響で、7日夜から8日にかけて記録的な豪雨に見舞われ、2人が死亡、100人余りが負傷
  • 中国では台風11号の影響で、4日間にわたって記録的豪雨が続いた
  • 米国一の乾燥地帯で年間の降水量平均56ミリほどのデスバレー国立公園に、豪雨が降り、地形が崩れて公園内の主要道路で舗装が破損し、路面ががれきに覆われたりするなどの被害が広がった

…などなど“記録的大雨”が相次いでいます。

繰り返し書いているとおり、温暖化とは極端な気象現象が頻発すること。それはつまり、ハワイやカナダ、さらにはギリシャでの大規模な山火事も、温暖化の影響が多分に考えらるってことです。

世界気象機関とEUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は6日、今年6~8月の世界の平均気温が観測史上最も高くなったと発表しました。報道によると、6~8月の世界の平均気温は16.77度で、平年を0.66度上回ったとされています。もっとも高かったのが、今年7月の平均気温16.95度で、観測史上最高を記録。8月は16.82度で、7月に次いで史上2番目に暑くなりました。

また、海面水温も過去に例のない高さが続いています。8月の平均水温は20.98度で、平年を0.55度上回り、過去最高です。南極の海氷の面積はこの時期としては記録的に小さく、平年を12%下回っているとのこと。

国連のグテーレス事務総長は「気候崩壊が始まった。まだ気候変動による最悪の混乱を避けることはできる。ただし、一刻の猶予もない」と危機感を示し、各国の指導者らに温暖化対策の加速を強く促しています。

日本でもさまざまな企業が温暖化対策に乗り出していますが、市民レベルでは「まだまだ意識が低い」としかいいようがありません。

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日本が耳を塞いではならない、インドネシア「ジョコ大統領の言葉」とは

9月4日から7日にかけてインドネシアのジャカルタで開催されたASEAN関連首脳会議について、日本の主なメディアの伝え方は今回もピンボケだったようです。議長国インドネシアのジョコ大統領による最終日のスピーチは、日本が耳を塞いではいけない内容だったと訴えるのは、多くの中国関連書を執筆している拓殖大学の富坂聰教授です。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、ASEAN諸国が重視するものと、嫌悪するものが何かを明確にし、「超大国間の対立の代理となってはいけない」と日本に向けているかのような発言について、分析を加えながら詳しく伝えています。

G20で見え始めた、中国が対米・西側先進国外交から距離を置き始めたという傾向

インドネシアで開かれていたASEAN(東南アジア諸国連合)の一連の首脳会議(ASEANサミット)が7日に閉幕し、世界の注目は次にインドで開催されるG20サミット(主要20か国の首脳会議)へと移った。

日本のメディアは例によってASEANサミットを「南シナ海やウクライナ情勢などをめぐる大国間の意見の隔たりは埋まらず課題を残した」とマイナスのトーンで総括したのだが果たしてそういう話だったのだろうか。

少なくともASEAN側は「ウクライナ情勢で各国の溝を埋めること」がメインテーマだったとは発信していない。南シナ海問題で性急な進展を求めていたわけでもない。彼らが中心に据えたのはあくまでも「成長の中心」であり、経済だった。ゆえに「難しい工程」だったが、「EAS(東アジア)首脳による『成長の中心』に関する共同声明で合意に至った」ことを、主催国・インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は成果として誇ったのである。

興味深かったのはジョコ大統領が最終日に「(世界には)安住の地が必要です。ASEANはその役割を果たすべく順調に進んでいいます」と、対立への嫌悪をあらためてはっきり示したことだ。南シナ海問題で中国がASEAN加盟各国から非難の的にされることを期待していた日本のメディアは関心を示さなかったが、重要な視点なので少し触れておこう。

ジョコ大統領は、まず域内の問題として「ASEANが国家間の対立を解消できなければ、ASEANが崩壊する。意見の相違を乗り越えられなければ崩壊する。ASEANは対立の流れに負けてはいけない」と呼び掛けた上で、世界の潮流について危機感をあらわにこう語ったのだ。「(ASEANは)「地政学的競争に加わってはいけない。ましてや超大国間の対立の代理となってはいけない」そして集まった首脳に向けて、「緊張を和らげ、新たな対立を生まないようにする責任は、すべての首脳が背負っている」と呼び掛けたのだ。

立派な内容で、西側先進各国には耳の痛い話ではないだろうか。ASEAN加盟各国が意識するように「成長の中心」はアジアに移りつつある。それを確たるものにするために必要なのは安定であり、対立ではない。

こうしたASEANの姿勢は、日本がアメリカの意向を受けて立ち上げた、中国排除のための経済連携の枠組み「IPEF」が東京で始動したときからはっきりしている。マレーシアのマハティール・ビン・モハマド元首相やシンガポールのリー・シェンロン首相が日本に厳しい発言をして帰ったことはこのメルマガでも取り上げた。

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