「同性愛者この中にもいる」いじめ授業の弁護士発言は不適切か?

いじめ防止授業で、登壇した女性弁護士が「100人に1人が同性愛者なので、この中にもいる」と発言していたことが、滋賀県大津市教育委員会への取材でわかったと毎日新聞サンスポなどが報じた。問題となっているのは、大津市立小学校で11月に実施された、高学年の児童約240人を対象にした「いじめと人権」がテーマの講演だった。

弁護士処分の予定なし

弁護士の発言が当事者探しを誘発し、いじめを助長する懸念があるとして、学校側は保護者に文書で説明する予定だ。滋賀弁護士会の竹下育男副会長は配慮を欠いた発言だったとし、「性の多様性は小学生には簡単に理解しにくい。説明が不十分なまま身近にいると発言したのは問題だ」とした。なお、弁護士を処分する予定はないとのこと。

本当の問題は、教育現場にあり?

「理解しにくい」性の多様性の問題をわかりやすく教え、おかしいことではないと正しく認識させるのが学校側の責務。偏見をもった大人の安易な発言が、かえって「おかしい」と間違った価値観を植えつけてしまう可能性もゼロではない。実際に、日本のネット上でも、弁護士の発言内容より、「学校側の問題提起の仕方が問題だ」という声が多く寄せられている。

養育費「改定」で最大6万増額。浮き彫りになった、さらなる問題

最高裁司法研修所は22日までに、「養育費算定表」について改訂版をまとめたと、日本経済新聞産経新聞などが報じた。養育費算定表は、離婚訴訟などで子どもの養育費を計算する目安として使われているが、2003年の公表から16年ぶりに見直されることになった。ケースごとに異なるが、月々1〜2万円程度増えるなど、増額傾向にある。

改定された算定表

算定表とは、離婚などによって子どもと離れて暮らす親が毎月支払う養育費の目安。夫婦の収入や子どもの人数、年齢に応じて定められており、条件に当てはめることで「2万~4万円」「4万~6万円」と養育費を算出できる表だ。スマートフォンが子どもたちにも普及し、通信費の支出が増加しているなどの家庭の支出傾向の変化から、今回の改定に踏み込んだ。計算方法の見直しだけでなく、税率や保険料率も最新のデータに更新された。新しい算定表は23日以降、目安とされる。ただし、過去に取り決めた養育費に自動的に遡及適用することはないとのこと。

日中韓サミットのおもてなしに露骨な差?ぞんざいな扱いを受ける韓国

日中韓の貿易担当相による会合が22日、中国・北京で約3年ぶりに開かれ、自由貿易協定(FTA)の交渉促進や、東アジア地域包括的経済連携(RECP)の早期締結に向けた協力確認などを盛り込んだ共同声明が発表されたと東京新聞時事通信が伝えています。

日中韓サミットに向けた確認事項

記事によると、日中韓貿易相会合の開催は2016年10月以来で、日本からは梶山弘志経済産業相が出席。エネルギー、電子商取引などの分野で協力することでも一致しました。貿易相会合の合意事項は、中国四川省成都で24日に予定される日中韓首脳会談で確認される見通しで、梶山氏は22日夜、記者団に対し「日中韓で緊密に連携し、世界経済の発展に貢献したい」と述べました。

出席した議長国である中国の鍾山商務相は「世界経済の下振れリスクがある中、三カ国は協力を強化して貿易、投資環境の向上を図り、世界経済の発展に貢献すべきだ」と述べ、RECP妥結を追い風にFTA交渉に弾みをつけたい意向を示した。梶山氏も「包括的で質の高い互恵的な協定を実現するため、3カ国で協力する」と語りました。

中国で日本産牛肉の輸入が解禁

貿易担当相による会合が行われている中、22日まで日本産牛肉の輸入を一部解禁していたことが明らかになりました。中国では2001年に日本で発生したBSE(牛海綿状脳症)問題を受けて、日本産牛肉の輸入を禁止していて、解禁は18年ぶりとなります。中国農業農村省と税関総署の公告(19日付)によると、輸入が解禁されたのは、生後30カ月以下の牛の骨なし肉ということです。

日本産牛肉の輸出解禁を巡っては、日本の茂木敏充光外相が11月、日中両政府が日本産牛肉の対中輸出再開の前提となる「動物衛生検疫協定」に署名したことを明らかにしていて、これを受けたものとみられます。

24日に行われるに日中韓首脳会議を前に一歩進んだ形となった今回の動き。果たしてどのような話し合いが行われるのでしょうか?

インフルの猛威知らぬ相撲協会に批判殺到。感染力士に取組を指示

大相撲の十両・貴源治(たかげんじ、22)が、インフルエンザに感染しているにも関わらず、冬巡業の取組で相撲を取るよう、日本相撲協会関係者から指示されていたとスポニチなどが報じている。11日に佐賀市で行なわれた巡業先の病院でインフルエンザA型と診断されていたという。インフルエンザは最悪の場合死に至ることもある恐ろしい病気、軽率な日本相撲協会の指示について、日本のネット上では批判の声が多く投稿されている。

危機管理意識の欠如と解決されないパワハラ

複数の関係者によると、貴源治は巡業の午前中に体調不良を訴えて会場から病院へ向かったとのこと。インフルエンザA型と診断を受け、少なくとも5日間または熱が下がってから2日間は自宅安静を要するとされていた。日本相撲協会の関係者に診断結果を報告したが、相撲を取るよう指示された。力士内にはインフルエンザがまん延中で、関取衆8人以上、また巡業副部長の花籠親方も途中離脱。冬巡業では、約30人の力士らが体調不良などを理由に休場していた。

貴源治賢(たかげんじ さとし)Wikipedia

支度部屋には力士が大勢おり、会場には多くのファンが来場する。この状況でインフルエンザに感染している力士が土俵に上がったり、ファンサービスを行なえば、さらなる感染拡大も容易に予想できたという。

ザクザク美味しいファミマ新作「いちごクッキーシュー」がハマる

いまが旬のフルーツ「いちご」が食べたくなる寒い季節になりました。そのまま食べるのももちろん美味しいのですが、いちごを使ったスイーツも気になるところです。そんなとき、ふらっと立ち寄ったコンビニ「ファミリーマート」で発見したのが「いちごクッキーシュー」。手軽に美味しい「いちご」が楽しめる同商品は、どんなスイーツなんでしょうか。みなさんもご一緒にチェックしてみましょう!

ザクザクとろとろ「いちごクッキーシュー」が新発売

2019年12月17日(火)「ファミリーマート」より発売された「いちごクッキーシュー(税込 158円)」をご紹介します。シュークリームにとって大事なシュー生地は、全粒粉を使用したクッキー生地で作られており、ザクザクした食感が楽しめるスイーツです。表面にコーティングされたいちご風味のグレースが、香ばしいクッキー生地ともマッチしています。

ぱかっと開けてみると…パステルピンクがなんだかかわいらしいいちごクリームがたっぷり。クリームには、大きめのいちごダイスがたくさん入っており、いちご本来の食感・風味が味わえます。いちごの甘酸っぱさも感じられるので、たっぷりクリームがしつこくなく、最後までおいしくいただけました。

この時期おいしい「いちご」が楽しめる同商品は、この冬の定番いちごスイーツになること間違いなしです。ぜひ「ファミリーマート」より発売された新作「いちごクッキーシュー」を堪能してみてくださいね。

【商品情報】

「いちごクッキーシュー」

image by:編集部

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

ついに逮捕間近か?韓国検察がチョ・グク前法相の逮捕状請求

韓国検察は23日午前、不正情報があった元政府機関幹部に対する内部監察もみ消しに関与した疑いがあるとして、職権乱用容疑で曺国(チョ・グク)前法相の逮捕状を請求したと共同通信NHKが伝えている。チョ氏は大統領府の民情首席秘書官を当時務めてい2017年に、文大統領に近いとされる元釜山副市長に対する収賄などの調査を不当に打ち切るよう指示した疑いがもたれている。この逮捕状請求を受け、裁判所は26日に本人から説明を聞くなどし、逮捕が必要か判断する予定。チョ氏は10月に法相を辞任した後は公職から退いているが、逮捕されれば「検察改革」を掲げてきた文政権打撃は避けられないとみられている。チョ氏は家族をめぐる別の疑惑での検察の捜査を理由に就任から1カ月ほどで辞任していた。

※新たな情報がわかり次第、記事を更新していきます。

image by: 대한민국 청와대 [KOGL Type 1], via Wikimedia Commons

【今日は何の日】東京タワーが完成。高輪ゲートウェイ駅と意外な共通点

今から61年前の今日、1958(昭和33)年12月23日は、東京タワーが完成して完工式が行われた日。東京を代表するシンボルとして美しい輝きを放ち続ける東京タワーですが、その完成は61年も前の出来事なんですね。実はもう還暦を迎えていたとは東京タワーって凄い… 
当時乱立していた電波塔を一つにするために建てられた総合電波塔で、正式名称は「日本電波塔」と言います。高さは333mで、パリのエッフェル塔を超えて世界一高い塔となりました。
総工費は約30億円。建設期間は1957年6月29日から1958年12月23日までの1年半でした。元々開業日が決まっていたことから、急ピッチで建設されたと言います。
そんな東京の象徴として長く愛されている東京タワーですが、あまり周知されていない知られざる話が結構あるんです。

高輪ゲートウェイ駅だけじゃない。東京タワーにもあったあの共通点

今や当たり前のように人々が言う東京タワーという名称。この名前を決めるために、一般公募が行われました。やはり関心が高かったのでしょう。8万通を超える応募があったと言います。しかし、一番応募が多かった名前は「昭和塔」。実は東京タワーという名称は13位で、応募数はわずか223通でした。ではなぜ東京タワーが採用されたかというと、得票数を無視して、選考に参加していたスタッフの推薦により決まったと言います。この話、何だか山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」決定の時と似ているような似ていないような…ちなみに、その他の候補としては「日本塔」「平和塔」「宇宙塔」「プリンス塔」などがあったそうです。

色々な名前を見てみると、やはり当時の時代を感じますが、東京タワーの建設にまつわることでもこんな話があります。東京タワーの工事が始まった1957年の少し前には朝鮮戦争がありました。韓国と北朝鮮の間で行われた戦争ですが、これに参加したアメリカ軍が傷ついたボロボロの戦車を多数抱えていました。一方日本は鉄不足で悩まされていたため、アメリカ軍の戦車を建材として買い取ることになり、何と戦車が東京タワー建設の材料として使われているのです。主に展望台より上の部分に使用されているんだとか。目で確認することはできませんが、驚きの事実ですね。

東京タワーの高さって本当に333メートル?

続いて、東京タワーのその見た目についてのお話。東京にお住まいの方や近くに行ったことがある人はわかると思いますが、周辺に大きなビルが複数建つようになり、高い建物として目立つことはすっかりなくなりました。完成した当時は周囲に全くビルはありませんでしたから、時の流れを感じてしまいますよね。高さは333メートル。ゾロ目で覚えやすい数字ですが…実は333メートルありません。正確には332.6メートル。四捨五入して333メートルになるんです。何だか身長169.5cmの人が170cmって言うのと同じ発想ですね。

そして、東京タワーの象徴的な色。みなさん赤と白のツートンカラーだと思っている人が多いと思いますが、実はそうではないんです。

沈没寸前の韓国と北。国際交渉人が憂う朝鮮半島の終わりの始まり

北朝鮮がアメリカに対し一方的に宣言した回答期限が迫ってきました。北朝鮮が示唆する「クリスマスプレゼント」が「長距離弾道ミサイルの発射実験」だった場合、朝鮮半島に訪れかねない最悪のシナリオをメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』の著者で国際交渉人の島田久仁彦さんが解説します。島田さんは、韓国、北朝鮮それぞれが国内において一枚岩ではなくなっている状況、とりわけ国際社会から相手にされなくなっている韓国の惨状から、朝鮮半島にある2か国の消滅までも「妄想」し、警戒を強めています。

沈没寸前の朝鮮半島~韓国と北朝鮮に訪れかねない終わりの足音

アメリカに対するハードラインが復活している北朝鮮。外交ルートを通じた激烈な非難と、トランプ大統領のレッドラインがどこかを探るギャンブルともいえる度重なるミサイル発射実験。そして、北朝鮮がアメリカからの回答期限と一方的に宣言した年末まであと2週間弱となり、自らの反応を“クリスマスプレゼント”に例えた執行部。

北朝鮮からのこれらすべての反応は、一言でいえば、究極の焦りの表れと読み解くことができます。

自ら宣言することでアメリカのビーガン特別代表を“引きずり出した”9月のストックホルムでの協議が、思いの外、膠着したことを受け、まるでアメリカへの当てつけのようにミサイル実験を連発して、アメリカへの“警告”を行っています。

最も顕著だったのが、先月に軍の高官が発言したとされる「武力行使はアメリカにのみ与えられた特権でないことを思い知ることになる」という内容は、さすがの北朝鮮外交部も焦ったのか、「遅々として進まないアメリカとの協議へのいら立ちの表れ」とすぐさま言い訳を行っていますが、一枚岩の対応ができなくなっているほど、国内の統制は崩れ、状況は逼迫していると捉えることができると考えられます。

このまま外交的な反米の狼煙を繰り返しているだけならば、まだトランプ大統領も、忌々しく感じつつも、恐らくまだ看過してくれそうですが、“クリスマスプレゼント”の内容が、長距離弾道ミサイルの発射実験を伴うものであれば、彼を取り巻く国内での状況を考えてみると、トランプ大統領としても何らかのハードな対応に出る必要が出てくる可能性が一気に高まります。

ウクライナ疑惑で下院が弾劾決議を可決したことで、トランプ大統領としては、選挙イヤーに入り、世論に対して何らかの目眩ませを発動する必要が出てくるのではないかといわれています。過去の政権の例に漏れず、言葉は悪いですが、ベストチョイスといわれるのが、それらしき大義を掲げて戦争をスタートすることです。

このメルマガでも何度となく、トランプ大統領が北朝鮮攻撃にゴーサインを出す可能性、そして極限のところでは“ボタンを押す”可能性について言及してきましたが、今、その可能性はかなり高まっています。

その理由は、今回、弾劾決議をした米下院を含め、議会上院も全会一致で「北朝鮮の核開発はアメリカの国家安全保障にとっての脅威であり、アメリカ政府は何らかの対応を取る必要性がある」という決議をしていることで、トランプ大統領としては、国内的には法的なお墨付きを取り付けているため、攻撃の決定を下しやすくなります。

加えて、これまでの政権であれば気にした国連安全保障理事会決議の有無については、極限まで国連軽視を行うトランプ大統領は、さほど気にはかけないだろうと思われ、アメリカ単独での行動に出る可能性はかつてないほど高くなっています。

共通テスト記述式反対の私が感じる「振り回された」発言への疑問

2021年1月からの実施が急遽延期されることになった、大学入試共通テストの「記述式」出題。メルマガ『ふくしま式で文学・評論を読み解く!』の著者である、国語指導のカリスマ・福嶋隆史さんが、共通テストを反対している教師・生徒の主張の中にある3つの問題点を指摘されています。

※本記事は有料メルマガ『ふくしま式で文学・評論を読み解く!』の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

記述式が見送られて「振り回される」

2019年12月17日、大学入学共通テストにおける記述式設問導入の見送り発表された。私は国語教育が専門なので、もっぱら国語について言及する。

国語記述設問の見送りが決まり、「やれやれ、ようやくだな」という安堵を感じている。私は、塾の現場で小中高生に指導を行うとともに多くの問題集を作成している立場から、50万人超を対象とした公平な記述採点がいかに困難を極めるかについて、具体的に訴えてきた(自社サイト版/まぐまぐニュース版)。

要は、「記述反対派」である。ただ、同じ意見であるはずの記述反対派の主張の中に、一部引っかかる点があるのも事実だ。今回は、あえてそこを書いておきたい。

次の3点だ。
1)「自由な思考、自由な記述こそが記述である!」と強調しすぎるのは危険だ
2)「共通テストをやめてセンター試験に戻せば万事OK」。それは本当か?
3)「記述式見送りで受験生は振り回された」。振り回されなければいいのでは?