稲盛和夫が教えてくれた、ビジネスで最も問題が解決しない考え方

最も問題が解決しない考え方とはどのようなものでしょうか?それを思ったことがある人は、意外といるかもしれません。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、京セラ出身の経営コンサルタント岸良裕司さんが、あのカリスマ経営者・稲盛和夫氏から学んだ考えを語っています。

稲盛和夫にまつわる朝礼・スピーチに使える話

ビジネス書の世界的なベストセラーとして知られる『ザ・ゴール』の著者・ゴールドラット博士。

その博士の思索に大きな影響を与えた一人といわれている岸良裕司さんは、独自の改革手法を駆使し、さまざまな問題を抱えた企業や行政団体などを、短期間で劇的に変化させてきました。

本日は「朝礼・スピーチに使える話」と題して、『致知』2012年9月号に掲載された岸良氏のインタビュー記事の一部をお届けいたします。(肩書は『致知』掲載当時)

ーーーーーーー
「最も問題が解決しない考え方」岸良裕司(ゴールドラット・コンサルティング日本代表)

京セラ在籍時、稲盛和夫さんは「私にもできるのだから皆にもできる」と常日頃語っていた。

だが、僕は新入社員の頃、自分が稲盛さんのような凄い人になれるとは到底思えなかった。

でもある時、稲盛さんのような偉大な人が存在しているからには、必ず何かの理由があるはずだと考えるようになった。

要するに「あの人だからできる」という考え方をやめたのである。

「あの人だからできる」と定義すると、学びがそこで止まってしまうからだ。

大好きだった京セラを飛び出したのは43歳。現在様々な赤字企業や問題を抱えた組織の経営コンサルティングをさせてもらっている。

相談の中身はそれぞれに異なるが、何か問題があって、ずっと解決しない時には必ず一つの共通した症状がある。

それは「人のせいにする」ということだ。

「あそこの会社は力があるから」

「うちには人材がいないから」

といったように「○○のせいだ」という言葉が必ずどこかに出ている。

いつも僕は同じ質問をする。

「人のせいにして問題は解決しますか」

世界中の誰に尋ねても「しない」と口を揃えて答える。

にも拘わらず、我われは人のせいにしがちで、その結果、問題を放置してしまう。

早産の赤ちゃんに母親の歌を聴かせた効果は「ない」という研究結果

赤ちゃんへお母さんが歌いかける音楽療法は、早産で生まれた赤ちゃんの言語発達にも影響を及ぼすのか? 今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、音楽療法を行った場合と行わなかった場合を比較した研究を紹介しています。

音楽療法と神経発達

◎要約:『早産後の乳児に歌いかける音楽療法では、2年の経過で言語発達に明らかな効果は認めないかもしれない』

今回は、早産後の児の神経発達を、音楽療法を行った場合と行わなかった場合で比較した研究をご紹介します。

Music Therapy in Infancy and Neurodevelopmental Outcomes in Preterm Children

A Secondary Analysis of the LongSTEP Randomized Clinical Trial

早産における乳児に対する音楽療法と神経発達

以前に行われた調査:the LongSTEP (Longitudinal Study of Music Therapy’s Effectiveness for Premature Infants and Their Caregivers)の2次的に行った分析で、35週未満で出生した早産だった乳児206人(出産時の平均週数30.5、女性50%)が対象となりました。

ランダムに音楽療法(支援者が指導を行い、親が子どもにむかって歌う方法)を行うグループと通常ケアのみのグループに分けて、神経発達を調べています。

結果として、24か月の経過でみたところ、言語発達の尺度: the Bayley Scales of Infant and Toddler Development, Third Edition (BSID-III) において、両者のグループに明らかな違いは認められませんでした。

統計的処理や実施の方法、経過観察期間によっても結果が異なる可能性があるので、一概には言えないかもしれませんが、今回の方法では歌による言語発達への効果がはっきりしないという結果でした。

image by: Shutterstock.com

なぜ、私たちは「自分にとっての当たり前」が全員同じだと思い込むのか

自分は当たり前にやっているけれど、不慣れな人はその解決策を思いつきもしない。そんな悩みってありますよね。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、接客でも活きるポイントについて語っています。

困るけどすぐに解決できること

メンズファッションで、この数年はタックインをして服を着ることがかなり増えました。

レディースも同様ではありますが、メンズの場合は特に増えたなという印象がありますよね。

タックインというのは、パンツ(ボトムス)の中にトップスを入れる着方のことです。

ドレスシャツがまさにそうですが、今はカジュアルな格好をする時でもTシャツをパンツの中に入れて着る人はかなり多くなっています。

このタックインについて(何で見たか忘れましたが)こういう質問を見かけたことがあります。

「タックインをして着たいけれど、ベルトでパンツを絞って履いていると座った時や食事の時にきつい。どうすれば良いのか?」

というような質問です。

正確な内容は忘れたものの、おおよそこんな感じだったと思います。

それに対しての答えとして、

「座る時や食事の時はベルトを緩める」

という回答がありました。

多分多くの読者の方が、「ベルトを緩めればいいじゃん」と思ったことでしょう。

そりゃそうです。

ベルトがきついのですから、緩めるだけで解決する話。

でも、この話がものすごく重要なポイントになっているなと感じた人もきっといるはずです。

SNSで「結婚できない」と愚痴を言う人たちに贈りたい“とびきりの一冊”

人それぞれの結婚観が幅広くなり、生涯独身を貫く人は以前よりも増えてきましたよね。しかし、問題なのは「結婚したくてもできない」とぼやく人たち。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが、そんな人たちに向けた「とびきりの一冊」を紹介しています。

【ハーバード×Google式】⇒『理想のパートナーと出会う方法』

71Vy+o0eJlL._SL1500_

理想のパートナーと出会う方法

ローガン・ウリー・著 寺田早紀・訳 河出書房新社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、ハーバード大学で心理学を専攻した後、Googleの行動科学チーム「Irrational Lab(非合理実験室)」を運営、後に行動科学者からデートコーチに転身した、ローガン・ウリーさんによる注目の一冊。

著者は、行動科学の花形であり、ベストセラー『予想通りに不合理』の著者、ダン・アリエリーとチームを組んで人間行動を研究していたというバックグラウンドがあり、その知見を転用して、恋愛や結婚のアドバイスをしています。

予想通りに不合理

本書は、そんな著者が書いた、『理想のパートナーと出会う方法』。

恋愛・結婚の本なのですが、読めばビジネスパーソンにとって無視できない行動科学の知見が披露されていることに驚くと思います。

ご存知の通り、現在は世界的に少子化が進んでいますが、その主な原因は、「未婚化や晩婚化の進展」にあります。

成婚した方は、なんだかんだ言って産んでいますし、生涯独身が快適という方は、それはそれでいい。

問題なのは、結婚したいのにできなくて、X(旧Twitter)で愚痴を言いまくっている人でしょう。

個人的にも見ていて不愉快なので、片をつけるために、本書を紹介します(笑)。

本書を読めば、結婚というものがじつは意思決定の問題であり、昨今は情報化によって、決断自体が難しくなっているのだということがよくわかります。

「投資に見送り三振はない」と言われますが、結婚でこれをやっていると、取り返しがつかなくなることがあります。

本書では、科学的に正しいことがわかっている意思決定の方法を指南し、「決断できない」病から読者を解放します。

後半は、デートコーチを生業とする著者からのアドバイスで、実際に結婚・恋愛で悩んでいる人は、読むと参考になると思います。

インド政府を激怒させ、中国から痛烈な皮肉を浴びた米国。長期的な「全体構想」なき国際情勢の行方

どれだけウクライナが救いを求める声を上げようとも、ロシアの軍事侵攻を止めることができない国際社会。なぜ欧米諸国が有効な手を打てないままの状態が続いているのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、西側諸国が長期的なビジョンとしてのグランドデザインを持ち合わせていないことを、その原因のひとつとして指摘。さらにこのような状況に陥ってしまった理由を考察しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:グランドデザインが存在しない国際情勢

リベラルな秩序はすでに崩壊。自国の利害を最優先する外交のみに終始する国際社会の行き着く先

「アメリカが中国に求めている内容を整理するとこうなる。あなたの一番緊密な友好国を倒すために手助けをしてもらいたい。そうしたら次はあなたを倒しにかかります、ということだ。こんなバカげたことを誰がまともに捉えて、協力するのだ」

これは今週、話をした中国の外交当局の最高幹部が、痛烈な皮肉を交えて話した内容の要約です。

バイデン政権が成立した際、中国政府はそれまでトランプ政権下で冷え切った米中関係が好転する兆しではないかと期待し、アラスカでサリバン大統領補佐官とブリンケン国務長官とのミーティングに臨みましたが、ふたを開けてみたら、頭ごなしに“中国がすべきこと”を一方的に押し付けられただけで、協力というよりは命令に聞こえ、「とてもじゃないが、付き合いきれない」と感じたそうです。

その後、同じような感情と反応は、インド政府を激怒させ、グローバルサウスの国々のアメリカ離れを加速させることになりました。

その要因は一方的に頭ごなしに他国がすべきことを押し付ける姿勢にもありますが、いろいろな意見を集めて整理してみると、【アメリカも欧州の国々もリーダー面しても、世界をどうしたいのかという長期的なビジョンであるグランドデザインを描いていないこと】が各国を失望させていることがあります。

ただこれは欧米諸国に限ったことではなく、日本もそうですし、欧米を非難するグローバルサウスの国々も同じことです。

国際協調を基盤に成り立っていたリベラルな国際秩序はすでに崩壊し、各国はそれぞれの利害に基づいた実利主義に傾倒した外交と交流を行うようになったことで、まとまりが無くなったという印象を受けています。

その結果が、今、私たちが見ているロシアとウクライナの戦争であり、イスラエルとハマスの終わりなき戦いと悲劇の拡大であり、そしてほかの地域で広がる終わらない紛争の激化と、多くの潜在的な紛争の種の発火だと考えます。

しかし、現在進行形で紛争当事者となっている国々・非政府組織については、“グランドデザイン”は、評価が分かれるところですが、それなりに存在し、意識されていることと思います。

キーワードは自身・自国の生存の確保です。

ウクライナについては言うまでもなく、独立主権国家としてのウクライナの存続こそがグランドデザインになると考えられます。

ロシアに占領されたクリミア半島やドンバス州を含む東南部4州の奪還(または返還)を通じた国土のintegrityの回復はもちろん追求すべきゴールですし、当然の権利だと考えますが、ロシアとウクライナの停戦を望む欧州各国とその仲間たちは、必ずしもそれを追求せず、今となっては、戦争をウクライナの領域内で止め、自国もしくは周辺国に戦火が拡大することが無いようにすることを優先しているように見受けられます。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

安倍氏“暗殺”から2年。何ひとつ解明されていない自民党と統一教会「闇の本質」を有田芳生氏が斬る

2022年7月8日に発生し、日本中に大きな衝撃を与えた安倍元首相銃撃事件。間もなく2年が経とうとしていますが、この事件により可視化され徹底追求が喫緊の課題とされた自民党と旧統一教会の癒着関係は、どこまで究明されたのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では、旧統一教会と長きに渡り対峙してきたジャーナリストの有田芳生さんが「特別寄稿」という形で、安倍氏暗殺から今日に至るまでの報道内容について検証。さらに岸田政権の旧統一教会問題への取り組み方について批判的な目を向けています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:「安倍暗殺」から2年で自民党と統一教会の抱合の闇はどこまで解明されたのか?/有田芳生=前参議院議員の寄稿

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

「安倍暗殺」から2年で自民党と統一教会の抱合の闇はどこまで解明されたのか?/有田芳生=前参議院議員の寄稿

安倍晋三元首相の暗殺をきっかけに、統一教会の自民党組織への浸透による両者の抱合・癒着関係に改めてスポットライトが当たり、以後、政府は同教会に対する質問権を行使した挙句、昨年10月には宗教法人としての「解散命令」を請求し、東京地裁での審理が始まっている。これを通じて統一教会をめぐる闇は一体どこまで解明されたのか。この問題を最も長く深く追究してきた1人である有田芳生=前衆議院議員に寄稿をお願いした。(高野孟)

有田芳生氏が抱いた「安倍暗殺」からの2年間の報道への違和感

2022年7月8日に安倍晋三元総理が暗殺されてからもうすぐ2年になる。銃撃犯の動機が統一教会がらみ(母親の入信、多額の献金で家庭崩壊)だったことで、一挙に教団が問題になった。安倍総理だけでなく、多くの自民党議員が統一教会と関係していたことが新聞、テレビ、週刊誌などで批判された。東京地裁では文科省から出された教団への解散命令について一度だけ審問が行われたが、非公開なので実態は報道されない。それぞれは重要な論点であり、問題だ。このたび『誰も書かなかった統一教会』(集英社新書)を私が書いたのは、この2年間の報道が、40年ほど見つめてきた教団の姿のごく一部に過ぎないことに違和感を覚えていたからだ。

たとえば教団が国会議員秘書に信者を送り込んできた目的は何か。「勝共」=「反共」の旗を掲げながら北朝鮮に接近し、文鮮明教祖が金日成主席と会談した意図は何か。1987年5月3日の憲法記念日に朝日新聞阪神支局が襲撃され、記者が死傷した「赤報隊事件」に教団信者たちがなぜ捜査対象になったのかなどなどである。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

「蓮舫叩き」が早速スタート。利権どっぷり小池百合子都知事に「忖度」を続ける大マスコミの腰抜けぶり

5月27日、今夏の都知事選への立候補表明会見を行った蓮舫氏。3選を目指すとされる「女帝」小池百合子現都知事に勝利することは容易ではないとの見方もありますが、『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』等の著作で知られる辻野晃一郎さんは、小池氏から東京を解放することが重要とします。なぜそのように判断するに至ったのでしょうか。辻野さんは自身のメルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~』で今回、小池氏を政治家などにしていてはならない危険人物と見做すようになった理由を記すとともに、蓮舫氏に対する期待を綴っています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:蓮舫氏、「反自民」「非小池」を掲げて東京都知事選に立つ

プロフィール辻野晃一郎つじの・こういちろう
福岡県生まれ新潟県育ち。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了しソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタルTV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社しアレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長。また、2022年6月よりSMBC日興証券社外取締役。

早くも誹謗中傷も。「反自民」「非小池」を掲げて東京都知事選に立つ蓮舫氏の覚悟

前号ではX(旧ツイッター)上になりすましアカウントを作られたことを報告しました。「なりすまし」とは「嘘」「虚偽」です。最近は有名人へのなりすましによる投資セミナー詐欺が流行って社会問題化しており、誰もがそれは悪いことだと思うでしょう。実際に詐欺被害が発生しているケースであれば犯罪ですし、被害が発生していなくても、なりすましをしただけで相手の名誉棄損や肖像権の侵害にあたります。

【関連】イーロン・マスクに直接掛け合うしかないか。X(旧Twitter)の「なりすまし広告詐欺」に名前を使われた私が経験した一部始終

しかしながら、「嘘」や「虚偽」で塗り固められた人物が東京都知事であり続けることに対しては、何故人々はこんなにも寛容なのでしょうか。しかもその人が自分の嘘をごまかすためにエジプトの国立カイロ大学に協力を求め、その結果軍事政権であるエジプト政府に弱みを握られてそのエージェントのような振る舞いをしているとしたら?嘘でのし上がったまま、東京都民の為の政治ではなく、自らの立身出世の為に都政を踏み台にしているとしたら?

5月27日、蓮舫氏が次期東京都知事選に立候補を表明して記者会見を行いました。前日には、大相撲夏場所で久々の大型新人力士である大の里が優勝して明るい気持ちになりましたが、蓮舫氏の記者会見を見て、東京都の上を長いこと覆い続けてきたドス黒い雲が一気に晴れるような爽快な気持ちになりました。

東京都知事に立候補するということ、さらに相手は「女帝」と呼ばれ東京都民の圧倒的な支持を得て2期に渡って君臨し続けてきた小池百合子氏ですから、まさにボロボロにされる覚悟がなければ立候補など出来ません。巷では、さっそく蓮舫氏に対する足の引っ張りや攻撃、誹謗中傷が始まっています。

以下、記者会見の模様ですが、蓮舫氏に対しては、大変な英断であると敬意を表したいと思います。

【記者会見・ノーカット】立憲・蓮舫氏「反自民、非小池」を強調 都知事選への出馬を正式表明(2024年5月27日)

この記事の著者・辻野晃一郎さんのメルマガ

星野源と新垣結衣「憶測のあの夜」に芸能記者が考えたこと、異例の夫婦共演ラジオで驚いたこと…有名芸能人の性と矛盾とは?

ネットを見ていたら突然、飛び込んできた「星野源」「新垣結衣」そして「不倫」のセンセーショナルな文字…22日夜、SNS上で急拡散した怪情報に驚いたファンの方も多いのではないでしょうか?それは芸能記者も同じでした。超有名人の2人を芸能マスコミが狙っていたのは事実だが、結局何も出なかったはず――この記事では、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、あの夜に考えたこと、そして2人が憶測を完全否定したオールナイトニッポンを聴いて感じたことを語ります。

「星野源」「新垣結衣」「不倫」…SNS上を駆けめぐったデマ情報

何時だったでしょうか、PCを開いたら“超有名女優とドラマ共演して電撃結婚した男性歌手”、“新垣結衣”、“星野源”、“不倫”の文字がたくさん画面上を踊っていてびっくりしました。

こんな時代ですから、何がどうなってこんな情報が流れているのか…出どころがしっかりしているサイトや記名投稿、何やら胡散臭いサイトまで…私はできる限り見続けました。

無責任におもしろがって人を傷つける安易な投稿は、もう今や犯罪だと私は思っていますので、もちろん関係者への取材も同時に進めてみました。

星野源と新垣結衣が結婚してから3年が経ちました。

源ちゃんは自らが最も大事にしている『オールナイトニッポン』というラジオ番組で、時々プライベートでの自分の生活をほんの少しだけ発信することがありますが、ガッキーに関してはほとんどそういう機会はありません。

ですから余計にマスコミは、見えそうで見えないその私生活を少しでも覗こうとターゲットにしているのは間違いない事実でしょう。大前提として、絶大なる人気がある2人ですから…。

【関連】SnowMan目黒蓮の共演相手にファンやきもき。ジャニ狙い有村架純が“干されない”裏事情、記者が掴んだTV関係者の噂話

芸能マスコミが2人を追いかけていたのは事実だが…

昨年秋頃だったでしょうか、話に尾ひれの付いた2人の別居が噂されていました。

『FRIDAY』や『女性セブン』がそんな噂に何もしないわけはなく、これは私の想像ですが、手間隙かけて取材を重ねていたと思います。

マスコミも、単なる飲み屋の噂話では動きませんから、もしかしたらリークしてきたのはある程度業界内では信用のされている人物からだったのかもしれませんね。

不倫相手とされたアナウンサーの所属するNHKからなのか、もしくは星野夫妻を何らかの理由で貶めてみたいと企む誰かなのかは全くわかりませんけれど。

例えば『FRIDAY』では今年3月、2人が新しいマンションに引っ越したことを報道していました。そこには“耳を疑うようなウワサが芸能界を駆け巡っている…”という前置きも忘れずに書かれていました。

一方の『女性セブン』は5月10日付けの配信で、離婚していた女子アナがネットカフェやホテルを転々としながら会社に通っていたという奇妙な私生活を報道しました。

【関連】夜9時の美人アナ・林田理沙「ネカフェ離婚」はなぜバレた?犯人はNHK局内にいる!と芸能記者が思う理由

そしてこれが“男性歌手”の不倫相手の今の生活と酷似していたことが人物を特定するヒントになってしまったわけです。

“超有名女優とドラマ共演して電撃結婚した男性歌手”の不倫騒動が『X』に投稿されてから、源ちゃん側は俊敏な対応を見せました。

名指ししていなくても、10人中9人はこれがガッキー♡源ちゃんと想像できたでしょうから、所属タレントを守る事務所としては当たり前と言えば当り前の対応だと思いますが、やむにやまれずの公式HPの午前3時半頃の更新がさらに事を大きくしたような気がしないでもありません。

トランプ氏の有罪評決にほくそ笑む中国の策動。アメリカ内戦勃発の破滅的シナリオを世界は回避できるか?

トランプ前大統領が、不倫の口止め料をめぐり不正会計処理の罪に問われた裁判で有罪評決が下されました。トランプ氏は早速「恥ずべき不正裁判」と無罪を主張、支持者たちも団結する姿勢を見せていますが、これは中国やロシアにとって渡りに船の展開と言えそうです。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、米大統領選後にアメリカ内戦が勃発する可能性を指摘。米国の弱体化を狙う習近平とプーチンが、窮地のトランプ氏を“援助”するシナリオを考察しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:トランプ有罪!アメリカ内戦勃発までのシナリオ

「有罪判決」でもトランプ氏は米大統領選に出馬する

皆さんご存知と思いますが、トランプに「有罪評決」が下されました。

「読売新聞オンライン」5月31日付。「トランプ氏に有罪評決、大統領経験者で初めて…米陪審『不倫口止め』公判」。

米国のトランプ前大統領が不倫の口止め料を不正に処理したとされる事件の裁判で、ニューヨーク州地裁の陪審団は30日、業務記録を改ざんした罪でトランプ氏に有罪の評決を下した。大統領経験者が有罪の評決を受けたのは初めて。

これ、どうなのでしょうか?彼は今後どうなるのでしょうか?

11月の大統領選で共和党の候補指名が確実なトランプ氏は、有罪になっても立候補は可能とされている(同上)

「有罪になっても立候補は可能」というのは、面白いです。これまでの経緯を見てもわかるように、トランプさんの支持者は、宗教団体の教祖様を信じるように、彼を信じています。いわゆる「岩盤支持者」は、この判決で揺るぐことなく、トランプ支持を続けるでしょう。

ただ、

が、勝敗のカギを握る無党派層の支持は減る恐れがある。(同上)

これは、その通りでしょう。

習近平とプーチンが支援する、アメリカ内戦勃発のシナリオ

しかし、アメリカの問題は、もっとも根深く、深刻です。今年の年末、アメリカでは、冗談ではなく「内戦が勃発する可能性」があるのです。

起こるとすれば、どんな形ではじまるのか、だいたい予想がつきます。

まず、11月に大統領選挙がある。トランプが勝ったらどうでしょうか?アメリカ全土で、「反トランプデモ」が起こるでしょう。しかし、このケースで内戦が起こるとは思いません。

問題は、選挙でバイデンが勝って、トランプが負けたときです。トランプは、ほぼ確実に、「大統領選挙では大規模な不正が行われた。ほんとうに勝ったのは私だ!」と宣言するでしょう。

アメリカ全土で大規模なデモが起こります。そして、大規模なデモが大規模な暴動に発展していく。大規模な暴動が、内戦に転化していく。こういうシナリオです。

アメリカの弱体化を望む勢力、具体的にはプーチン・ロシアと習近平の中国が、トランプ勢力を支援するでしょう。

【関連】米国に頼ってばかりはいられない。今こそ日本が「核の抑止力」について考えるべき理由(川口 マーン 惠美氏)

夏場に多発、青魚による“うそのアレルギー”を防げ!低温管理と「冷蔵庫から出したらすぐ食べる」の徹底を

魚類を口にした際に生じることのある発疹や吐き気。そんな症状に襲われた際に私たちはまっさきに「アレルギー」を疑いますが、こと青魚が原因の場合は「うそのアレルギー」である可能性が高いということをご存知でしょうか。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』では現役医師の江部康二さんが、「本当の魚アレルギー」と「うそのアレルギー」の各々を解説。さらにその予防法もレクチャーしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:魚のうそアレルギーについて

魚のうそアレルギーについて

夏に多い『魚のうそアレルギー』とは?アレルギー専門医が解説

以前ヤフーニュースに、このような興味深い記事が掲載されました。

内容をチェックしていきます。

【魚の細菌性食中毒】

夏は、まずは魚の食中毒(腸炎ビブリオ)に要注意です。

腸炎ビブリオは、海水や海産の魚介類などに生息している細菌です。

4℃以下だと、ほぼ増殖しないので、夏場で刺身などを購入した時は、氷や保冷剤を用いて、低温を維持して持ち帰りましょう。

【本当の魚アレルギーは、青身魚より白身魚の方が多い】

魚アレルギーを起こしやすいのは、魚の筋肉に含まれた「パルブアルブミン」という蛋白質です。

パルブアルブミンは、青身魚よりも白身魚のほうが多く含まれていることがわかっています。

従って抗原抗体反応による、魚アレルギーは白身魚のほうが多いのです。

青身魚のサバのアレルギー(☆☆☆)が有名なので目立ちますが、トータルには白身魚のアレルギ-のほうが多いということですね。

【魚のうそのアレルギーとは⇒ヒスタミンによる食中毒】

一方、魚アレルギーとは別のものである、ヒスタミン(☆)という化学物質による症状のことを「魚のうそのアレルギー」と呼んで注意喚起しています。

魚のうそのアレルギーとは、魚肉に直接含まれるヒスタミンによる症状を指しています。

医学的には抗原抗体反応は無関係であり、アレルギー反応ではないので、仮性アレルゲンなどと呼ばれます。

厚生労働省は、「ヒスタミンによる食中毒」(☆☆)として解説しています。

青身の魚の筋肉にはヒスチジンというアミノ酸が多く含まれています。

そして、青身の魚の筋肉にいる細菌の作用で、ヒスタミンに変わっていきます。

ヒスチジンが多く含まれる食品(魚肉など)を常温に放置したりすると、食品中のヒスタミン産生菌が増殖し、ヒスチジンからヒスタミンがどんどん生成されて、蓄積していきます。

ヒスタミンは加熱しても安定であり、一旦できたものは消えないので、ヒスタミンによる食中毒を生じてしまうのです。

夏の魚による食中毒症状を起こす原因として、上述のビブリオ菌よりも、ヒスタミンによる中毒のほうが多いという統計結果もあるくらいですので要注意です。

低温管理と、冷蔵庫から出した後は速やかに食べるということですね。

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ