時間と手間と金のムダ。自己満足なDMが顧客を獲得できない理由

取引先や顧客の新規開拓に使われるダイレクトメール。多くの企業で未だ人気のツールですが、「発信側の自己満足で作るダイレクトメールはまったくの無駄」とするのは、人気コンサルタントの中久保浩平さん。中久保さんは今回、自身の無料メルマガ『ビジネス真実践』で、とある企業の「失敗例」を紹介しています。

費用対マイナス効果のDM

とある製造業のB社では、新規取引先の獲得に力を入れたいということでした。その為に社長は、ネットではなく敢えて郵送でのダイレクトメールを考えていて、送付先リストも数百以上集めていました。さらに、DM内容についても考えがあったようです。

社長 「この新商品の写真をデカデカと載っているチラシをこの透明の封筒に入れて、パッと、目立つようにしようと思ってるんですよ」

と得意気に話していました。

 「……」

社長 「でね、このロゴデザイン。かっこいいでしょ。ン十万かけてデザイナーに作ってもらったんですよ。このロゴも気に入ってるのでこれも、透明の封筒から見えるようにしようと思ってるんですよ。これでバッチリ新規開拓しますよぉ~!ワッ八ッハッハッ…」

 「そうですか(汗)。でもね、社長。確かにロゴもデザイン的にはカッコイイでしょうし、透明の封筒にして見やすくする、というのも良いのでしょうがそれはあくまで、社長の満足であって、受取手の満足とは違うと思いますよ。つまり、ダイレクトメールを受け取る側が果たして、それを見て問合せや資料請求見積もり依頼をしてくれるか?ってことですよ」

社長 「……」(明らかに機嫌が悪くなっていく)

 「写真やロゴを入れるのは、別に悪くはないですよ。でも相手はB社のことを全く知らない相手。ですから、写真とかロゴもいいですが、なぜあなたの会社にこのダイレクトメールを送ったのか?という説明をきちんと分かるようにしてあげましょうよ。そんな一文もちゃんと入れましょうよ。そして、既存取引先にはこのような会社があって、こんなに喜んでもらっている。さらには、実際に製造しているスタッフはこのように頑張ってます!とかも入れて、商品の製造過程を写真を入れて説明するとか…。とにかく、相手が読んで『この会社面白いなぁ~』とか『この会社と取引してみたいなぁ~』とか『この製品はこんな風にして製造されているのか…』など、どんなことでもいいので、何かをピンッと感じてもらえるようにもっと工夫を考えてみましょうよ」

社長 「だったら、まず何をすれば良いんですかぁ」

 「まずは、既存取引先に入って取材して下さい。なぜB社と取引するようになったのか?B社を選んで感じるメリット。あとは、B社と取引したことによってどんな満足を感じているのか?を具体的に聞いてみましょう。あっ、それと取材する理由も『ダイレクトメールで使わせてもらう』ということをちゃんと説明して下さいね。取材協力のお礼も何か簡単なものを用意しておくと良いでしょうね。例えば、新製品のサンプルとか…」

社長 「えっ、そこまでしないとダメですか?」

 「サンプルなどは予算の問題もあるでしょうからいいですが、できる限りのことはした方がいいですよ」

社長 「分かりました。」

それから2週間後…。

 「社長、取材の方はどうですか?」

社長 「あっ、あれね、ちょっとバタバタしててね…」

案の定、B社では、透明封筒に商品写真とカッコイイロゴが目立つチラシにあいさつ文と説明書きを添えただけのダイレクトメールを郵送していたのでした。

結果は…案の定、新規顧客獲得数ゼロ。お金を無駄にしてしまう典型的なパターンとなりました。

郵送でのDM、eメール、チラシに広告など、媒体は決して自己満足に陥らないように注意しましょう。でないと、費用対マイナス効果です。

■今日のまとめ

「自己満足なDMは費用対マイナス効果で無駄」

  • 顧客へ送るDMが自己満足なものにならないようにするためにはどのような内容・構成にしなければならないか?考えノートに書く
  • 上記で書き出したことを基にしてDMを作成する
  • DM以外の媒体についても上記の点を踏まえ見直してみる

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障がい者の就労と就労定着の支援において「繋がること」の必要性

さまざまな福祉活動に関わるジャーナリストの引地達也さんは、障がい者の就労支援の活動の中で、課題解決の必要性を感じ、「障がい者雇用センター」というコミュニティを立ち上げました。今回のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』では、就労支援における支援事業者同士のつながりの大切さ、就労定着支援における障がい者と企業の雇用担当者、支援事業者3者のつながりの大切さについて、現状の課題とともに訴えています。

障がい者雇用センターの目指すコミュニティ

先般伝えているように「障がい者雇用センター」なる新たなコミュニティを立ち上げ、現在、障がい者の就労支援と就労定着支援に関して真剣に考え、そして行動しようとする仲間を集めている。 その第一歩として、11月27日に東京都千代田区のLEC水道橋校を会場にして、「つながるからはじめよう」を行う予定だ。対象は就労移行支援事業所をはじめとする福祉事業者の支援者、障がい者雇用をしている、またはしようとする企業の担当者、さらに企業の人事に関する役割を期待されている社労士、そして何よりも就職しようとする障がい者とその家族や関係者、さらに実際に働いている障がい者の方々である。

これらそれぞれの立場からこのコミュニティに集まり、交わることがまずは私たちの狙い。立場によって分断化してしまうことによる「障がい者雇用」での「障壁」を取り除く試みであり、この交わりが受益者であるはずの障がい者をはじめ企業にとっても確実に良い効果を生むものだと力説し、「仲間に」と呼び掛けている。

かつては主に社会福祉法人などが運営していた障がい者の支援施設は、行政の措置時代の名残を引きずり、「福祉のやり方」がフォーマット化されている箇所は今も現実に残っているが、就労移行事業所は株式会社等、民間の参入が多く、その「福祉方式」は確実に「企業方式」に行動が変化しているのは違いないのだが、極端な言い方をすれば株式会社のやり方を踏襲しすぎての新たな分断化が生まれているのも事実としてある。

例えば、自事業所の利用者を就職させようと企業に個別なアプローチを「営業」として積極的な働きかけをするのはよいが、1つの事業所の利用者は20人以内の場合が多く、そこでマッチングできなければ企業との関係は終了してしまう。これは私自身も、企業が「口を開けて待っている状態」に出会いつつ、自分の関係する事業所に該当者がいなければ、そのおいしい話は終わってしまうのである。

各社が自分の商品を売り込み、買ってもらえなかったら終わり、ではなく、広いコミュニティの中で、就労支援員自身がつながり、企業もつながり、一人でも多くの方に雇用の機会を提供する、という同じ立場で動ければ、自然とその融合は情報交換から始まり、自分が属する事業所以外の就職希望者につながるはずだ。

香港デモ「女神」周庭さんと黄之鋒さんを当局が拘束、夜に釈放

香港で2014年に起きた大規模デモ「雨傘運動」元リーダーで、6月に釈放されていた民主派の学生活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんが30日朝、香港の警察当局に拘束されたと、時事通信香港・台湾メディアなどが速報で伝えた。黄さんが事務局長をつとめる民主派団体「香港衆志」は、自身のFacebookアカウントで「今朝7時半ごろ、黄之鋒は海怡半島駅へ向かった時、街中で(多くの人に目撃された)個人の車に(警察の車ではない)押さえつけられて逮補された。今、灣仔警察本部に向かっている。噂では3つの罪で逮補された」と投稿した。

また、同団体によると、同じく「雨傘運動」の中心的人物で「学民の女神」とも呼ばれていた周庭(アグネス・チョウ)さんも、自宅で警察に拘束されたと投稿した。周さんは日本語を流暢に話し、日本のアニメから日本語を学んだと語るなど親日ぶりをアピール。日本国内の記者会見などで香港デモの背景や内情を日本語で訴えていた。

また現地の報道と、同団体のツイッターによると、黄さんと周さんは同日夜に釈放されたという。黄さんは保釈後にメディアのインタビューに応じ、「我々は諦めない」「中国政府は常に香港の自由に手を出してる」と語った。

同団体の投稿によると、周さん、黄さん拘束の理由は以下の通りだったという。

周庭さん:承認されてないデモの参加を煽った罪
黃之鋒さん:承認されてないデモの参加を煽った罪、承認されてないデモを組織した罪、承認されてないデモへ参加した罪

周さん、黄さんの2人は現在、灣仔警察本部から釈放されている。

香港の政情に詳しい台湾人の話によると、「8月31日は2014年に中国が香港の選挙制度の改革を決めた日で、のちの雨傘運動のきっかけになった日。この日を前に大規模デモの発生を抑える目的があったのでは」と話した。

香港では中国への容疑者移送を可能にする法律の是非をめぐって反政府デモが頻発しており、100万人を超えるデモや空港占拠などが発生。中国政府の軍事介入も噂されており、今回の周さん、黄さんらの拘束も関連があるとみられる。(随時更新)

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 時事通信蘋果日報(アップルデイリー)

image by: VOA [Public domain], ウィキメディア・コモンズ経由で

「ハマのドン」激怒。横浜のカジノ誘致を強要した「黒幕」の正体

8月22日、これまで「白紙」としていたIR誘致に対する姿勢を、突如「推進」とし発表した横浜市の林文子市長。この変節ぶりに、「ハマのドン」の異名を取る横浜港運協会会長の藤木幸夫氏が激怒したことが報じられ、話題となっています。元全国紙社会部記者の新 恭さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、藤木氏が不快感を露わにした理由と、林市長にカジノ誘致決断を余儀なくさせた政界の実力者の実名を記しています。

横浜のカジノ誘致の黒幕を港運協会会長が批判

横浜港へのカジノ誘致に反対する港湾業者らの記者会見は、ミナトを聖地と呼ぶ89歳の男の独壇場だった。

【関連】安倍家と麻生家の家系図を辿ってわかった歴代総理の異常な親戚関係

林さんに顔に泥を塗られたが、よく我慢したねと言ってあげたい」

横浜港運協会会長藤木幸夫氏は前日にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致方針を表明した林文子市長の心中を思いやるかのように、背後に隠れる巨大勢力の存在に言及した。

「泥をぬらした人がいる。それははっきりしている。戦争が始まった昭和16年前後と同じハードパワーを感じるね」

凄味と温かみをあわせもつ独特の風格。かくしゃくとして明瞭な話しぶり。よく“ハマのドン”とか称されるけれども、こういう泰然自若とした経営者は最近めっきり見かけなくなった。それにしても頭がよく回転し、とどめなく言葉が流れ出るのには驚かされる。

藤木氏は「ハードパワー」の意味について、一人一人の意見が通用しなくなった大政翼賛会的な状況だと説明した。林市長は、カジノを受け入れるよう仕向ける勢力に抵抗してきたが、ついにその異常なパワーに耐え切れず崩れ落ちたというのである。

藤木氏の顔に泥を塗ったとはどういうことか。カジノに藤木氏が反対しているのを知ったうえで誘致に踏み切ったことを指すのだろうが、実は藤木氏こそがもともと横浜港へのカジノ誘致の推進者たらんとしていた人物なのだ。それが、カジノ反対へと転じたのは、依存症の深刻さを専門家から学んだからだという。

「昨年春から依存症学会の先生に来てもらい拡大理事会で話を聞いた。マカオ、シンガポール、ラスベガスなど、カジノは色々なところにあるが、悲しい現実があるのを見ようとしない、大勢の人が泣いている。我々にとっては未知との遭遇だった」

藤木氏は港湾荷役業「藤木企業」の会長である。横浜エフエム放送の社長横浜スタジアム会長でもある。地元の政財界で彼の名を知らぬ者はない。二代目ではあるが、ヤワではない。

【関連】安倍・麻生「利権暴露」でサイバー攻撃!? 彼らに都合が悪い情報とは

創業者である父、故藤木幸太郎氏や、「田岡のおじさん」と慕う山口組の故田岡一雄氏らから男の生き様、義理人情の大切さを教え込まれ、港湾で働く人々をまとめて、ミナトの発展に尽力してきた。社会のウラオモテを知り尽くした経営者の野太さは、「山下埠頭をバクチ場にしないという信念となって、横浜市の行政に立ちはだかっている。

しかしそれは、まさに藤木氏が「ハードパワーと呼ぶ強権を相手にすることでもある。

非営利・独立系の米メディア「プロパブリカ」が報じたところでは、2017年2月、ワシントンにおける日米首脳会談で、トランプ大統領から安倍首相にカジノを日本につくるよう要請があった。

ラスベガス・サンズを経営するカジノ王シェルドン・アデルソン氏も同じ業界のCEO二人とともにこの首脳会談にあわせてワシントン入りし、安倍首相と朝食をともにしていた

つまり、トランプ大統領は最大の支持者であるアデルソン氏のためにひと肌脱いだのだ。もちろんアデルソン氏には、自分がいくら働きかけるより、トランプ大統領にプッシュしてもらう方が何倍も効果的であるとの計算が働いていたに違いない。

カジノ会社にとって日本は、世界で最も魅力的な未開拓市場」の一つである。アデルソン氏は2014年5月にサンズ社が運営するシンガポールのカジノへのツアーを安倍首相のために手配するなど、日本政府に働きかけを続けてきた。

読売だけが「忖度」報道。年金20%減の公表を各紙はどう報じたか

先日掲載の「参院選を懸念し『年金財政検証』の公表3ヶ月も先送りに批判殺到」でもお伝えした通り、8月27日になりようやく発表された年金財政検証。6月に公表された金融庁による報告書に端を発した「老後2,000万問題」など何かと騒がしい年金行政周辺ですが、今回の検証結果を新聞各紙はどう伝えたのでしょうか。ジャーナリストの内田誠さんが自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』で詳細に分析・検証しています。

「年金財政検証」、どう読めばいいか

ラインナップ

◆1面トップの見出しから……。

《朝日》…「年金水準 見通し改善せず」
《読売》…「年金 現役収入の5割維持」
《毎日》…「年金水準2割減」
《東京》…「年金水準 28年後2割弱減」

◆解説面の見出しから……。

《朝日》…「老後不安 年金も『自助を』」
《読売》…「年金『担い手改革』へ」
《毎日》…「『現役の5割』年金綱渡り」
《東京》…「楽観試算で『100年安心』」

プロフィール

年金財政検証がやっと報告されました。さて、この内容をどう読めばいいでしょうか…。

■不安に応える改革とは?■《朝日》
■マクロ経済スライドの機能強化?■《読売》
■想定は甘すぎる■《毎日》
■現受給者の生活を支える必要■《東京》
■大手の「例外」を簡単に認める経産省

基本的な報道内容

公的年金の将来の見通しを示す年金財政検証の結果を厚労省が発表。高い経済成長を見込んだ場合でも、年金水準は約30年後に現在より約2割低くなる見通し。前回検証から改善は見られず、制度改正や高齢者の就労促進などで「支え手を増やす必要性を強調。

検証では、将来の物価や賃金上昇率などが異なる6つのケースを想定。どこまで年金水準(現役世代の平均手取り収入に対するモデル世帯の年金受け取り開始時点の年金額の割合のことで、所得代替率ともいう)を下げる必要があるかを弾き出した。比較的楽観的な経済想定(物価上昇率1.2%、賃金上昇率1.0%)でも、マクロ経済スライド終了時の所得代替率は50.8%と、なんとか政府が約束した目標をクリアできるレベル、ただしその後、それ以下には下がらないことになる(マクロスライドが続いている間は、年金を受け取り始めた後も水準低下は続く)。

こうした財政検証を前回よりも3か月遅れで公表したことについて野党は「参院選での争点化を意図的に避けたもの」として批判し、早期の国会審議を求めている。秋の臨時国会で大きなテーマになるとみられる。

不安に応える改革とは?

朝日】は1面トップと2面の解説記事、4面関連、6面特集、14面社説と全面展開。見出しを拾っておくと…「年金水準 見通し改善せず」「財政検証 30年後に2割減」(以上、1面)、「老後不安 年金も『自助を』」「50%確保 甘い経済想定」「『支え手』増と就労 促す」(以上、2面)、「遅れた年金検証 早期の審議要求」「野党『選挙対策』と批判」(以上、4面)、「不安に応える改革を」(14面、社説)。

財政検証は、マクロスライドを前提として所得代替率を何%まで下げれば、その後は年金水準を一定に保つことが出来るか見通しを明らかにするもの。

14面社説は「不安に応える改革」を求めている。高齢化と人口減少で、受け取れる年金の水準低下は避けられないとの認識を示しつつ、「痛みを和らげる」ために、何より急ぐべきは「非正規雇用で働く人などが厚生年金に加入しやすくすること」で、「保険料負担が増える中小企業への目配りは必要だが、最優先で取り組むべき」とする。その他、基礎年金の保険料支払期間の延長なども「底上げの効果が大きい」とお気に入りのようだが、ここにも「基礎年金の国庫負担分の財源を考える必要がある」と制限条件が付く。「痛みを和らげる」ためにカネが必要であり、結局は不可能だと言っているようにも見える

《朝日》の社説子は、少なくとも「税と保険料の使い道」という、これ以上無い巨大な問題を根本的に改革するという意識は持っていないように見受けられる。

トランプ「米ファースト」がG7で受け入れられなかった当然の理由

米中覇権戦争やイラン問題などが山積する中、「首脳宣言」が史上初めて見送られひっそりと閉幕したG7。そこには、米国がリーダーとして世界をとりまとめていたかつての面影はありませんでした。識者はこの「惨状」をどう見るのでしょうか。国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、今回のG7の主立った議論をまとめ、アメリカファーストのトランプと他主要国の意見対立が際立つ理由を詳しく解説しています。

ボロボロのG7

フランスで8月24日~26日、G7サミットがありました。

G7サミット……。かつては、世界の覇権国家アメリカを中心に、「これからの世界をどうするか決める場でしたが…。今は、暴れん坊のトランプさんを、皆でなだめる場になっています。

G7で、トランプさんと他の首脳たちの意見がことごとく異なっている。たとえば。

1.イラン問題

トランプ・アメリカは、イラン核合意から一方的に離脱。イランが石油輸出をできないよう、制裁を科した。イラン核合意の参加国でG7メンバーであるイギリス、フランス、ドイツは「合意維持」を主張している。「アメリカのポチ」とリベラルから批判される安倍総理もイラン核合意維持を支持しています(実は、全然ポチではない)。

欧州にとっても、日本にとっても、世界にとっても、「イラン戦争はまったく必要ありません。一番いいのは、アメリカが核合意に復帰することなのです。G7で、「イランの核兵器保有を認めないことでは意見が一致しました。これは、当たり前ですね。しかし、そのためのアプローチはアメリカと他国で全然違います

2.地球温暖化

非常に深刻な問題とされていますが、トランプ大統領は全く関心を示していません。トランプさんは2017年6月パリ協定離脱を宣言世界中から非難されたことは記憶に新しいです。

3.自由貿易

トランプさんは、「自由貿易はバカらしい!」という立場。それで、中国製品への関税を、昨年7月からガンガン上げまくっています。その他のG7国は自由貿易維持を支持している。

4.ロシア問題

トランプさんは大統領になる前から親プーチンを公言しています。これは、おそらく「戦略的」にそうしているのでしょう。つまり、米中覇権戦争でロシアをアメリカ側に入れたいと。ミアシャイマーさんも、ルトワックさんも、「ロシアを自陣営に入れろ」と主張しつづけている。それで、トランプさんは、「ロシアを入れて、またG8にしよう!」と提案しました。

ロシアは2014年3月にクリミア併合後G8から除外されている。トランプの案を支持したのは、イタリアのコンテ首相だけでした。反対したのは、主にイギリスとドイツです。イギリスは、「ロシアの元スパイ、スクリパリを化学兵器ノビチョックで殺そうとした」事件の記憶が新しく、ロシア復帰を支持できないでしょう。

ただ、来年はアメリカが議長国なので、変わるかもしれません。トランプさんの一存で、招待してしまうかもしれない。安倍総理や、ドイツ、フランス、イタリアなどは、強硬に反対しないでしょう。

5.北朝鮮問題

イギリス、フランス、ドイツなどは、北朝鮮の短距離ミサイル発射を問題視しています。国連制裁違反ですから。しかし、トランプさんが全く問題視していないので、深入りできない感じ。

6.香港問題

唯一意見が一致したのは香港問題です。香港のデモで犠牲者が出ている事態を憂慮している。香港の自由、民主、安定を維持することが重要。G7は状況を注視していきましょうと。これ、案外重要です。もし香港で「第2の天安門事件」が起きれば、日欧米で一体化して経済制裁になる可能性がある。そうすると中国経済はホントにボロボロになり、中国の没落が加速することでしょう。

自分の命は自分で守れ。災害伝言ダイヤルを体験期間に使ってみる

9月1日は防災の日。大きな災害が頻発する昨今、もしもの時への備えに気を配る家庭も増えてきていますが、「災害用伝言ダイヤル」の使い方はご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんな災害時の安否確認のツールの正しい使用法を紹介しています。

防災の日

さて、本日は連絡手段を試してみるお話。

9月1日が迫ってきました。この日は

  • 防災の日

ですね。日本人にとって「あの日」と呼ばれる日は、関東大震災のあったこの日を含めて数日しかありません。

もちろん行政にしか出来ないこともたくさんありますが、災害が起こったらまずともかく自分たちで自分たちの命を守るほかありません。他人も行政もそれぞれ手イッパイですから。

そして、災害時に家族が同じ場所にいるとは限らず、

  • 安否確認さえできない

ことも多いのです。そうしたときの連絡手段について、なにか話し合っているでしょうか。

いや、フツーにスマホを使っている人たちは、まあなんとかなるんですよね。スマホを使っているなら、LINEでもツイッターでもメッセンジャーでも他の防災用アプリでも、なんでも試せばいいだけですし、なによりスマホが使えているということは、ケータイとか固定電話とかスマホ以外の通信手段を試せる柔軟性があるはずだからです。

問題なのは、スマホを使わない人たちです。ハッキリ言えば

  • 子供 と トシヨリ

ですね。もちろん子供でもトシヨリでもスマホを使いこなしている人はいると思いますが、そもそもスマホを持たせていなかったり、あるいは買ってあげたけど全然使っていなくて家電でばかり連絡しているなんていうことは、よくあることなんじゃないでしょうか。

固定電話の災害用安否確認として有名なのが

  • 災害用伝言ダイヤル

というものがありますよね。「171」の、アレです。まずは、子供とトシヨリにこの「171」を教えておきましょう。

で、ここでオシマイじゃダメなんですよ。この伝言ダイヤルがちゃんと使えるかどうか、

  • 実際にやらせて

みましょう。いや、かなりの確率でマゴつくと思いますよ。我が家のトシヨリも、留守番電話の音声ガイダンスに向かって「なに言っているのか分かんない」とか言ってますから(*゚∀゚*)

そんなレベルで、イザというとき─しかもこの場合のイザってものすごく大変なときですからね──ちゃんと電話ができるのかトホーもなく不安なんですよね。

なので、これを一度訓練しておきましょう。

訓練には、この時期が最適です。実は、この災害用伝言ダイヤルには、体験期間があるんです。要は「試してみてね♪」っていう期間です。

  • 防災期間 8月30日9時~9月5日17時

です。ホントはもっとたくさんあるんですが、一番近いところを書いておきました。防災の日の前後なので、覚えやすいし試しやすいでしょ?

かけ方は下記のとおり。

  1. 171にかける
  2. 録音する場合は1録音を聞く場合は2をさらに押す
  3. 自宅の電話番号を入れる
  4. メッセージを入れる

マゴつくんじゃないかなと思うのは、

  • 録音する場合に何を言うのか
  • 録音をどうやって聞くのか

ではないでしょうか。

「録音をどうやって聞くのか」は、手順どおりにやってもらって話返さないことを体験させるといいと思います。家族の声が聞こえたらゼッタイ話しかけちゃいますから( ̄∇ ̄) で、「ちゃんと言ったのに話が通じていない」とか言いますから。言いそう言いそう( ̄∇ ̄)

「録音する場合に何を言うのか」は、予め決めておけばOKです。まあ、

  • 名前
  • 現在地
  • 体調・ケガ

とりあえずコレだけは言いたいですよね。

本番は訓練通りにしかできないと言います。一度は安否確認も訓練してみておくといいのではないでしょうか。

我が家もやってみなくちゃ。

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NHKの女子アナと女性アイドルを比べてわかる、声色を決める5要素

人前で話すあらゆるシーンに役立つプロの技を伝えてくれるメルマガ『話し方を磨く刺激的なひと言』の著者で、アナウンサー歴30年の熊谷章洋さん。「話し方の表現力を上げる」シリーズ第3弾として「声色を取り入れる」方法を考えます。まず、NHKの女性アナウンサーの話し方から、「声色」を決める要素について解説。女性アイドルの話し方との比較により理解が深まります。

NHK女子アナみたいな話し方

話す内容の良し悪し、完成度に関係なく、表面的な「しゃべりの技術」によって、話し方の表現力を上げる5つのアプローチをご紹介しています。

今回は、アプローチその2、声色を取り入れてみること、です。前回までのアプローチその1でお話しした、声を磨くというテーマでは、自分の体が本来備えている声を、素直に滑らかに発声することを、まずはお勧めしましたが、今回は、その声を意図的に変化させて表現力を高めることを目指します。

まず始めに、声色という言葉についてです。声色とは、通常の声の使い方を意識的に変えることで、聞き手に何らかの印象を与えようとする、話し方の演出法ですね。いつもの声に、色を加えるということ。色とは、彩りであり、色気ということでもあるでしょうね。その意味を端的に、しかも美しく表している、よくできた言葉ですね。

話し方の技術としての声色は、「口調」の変化のひとつに含まれる要素だと思いますが、ここでは、口調の他の要素、言葉の選択や言い回し、イントネーション・発音の特徴などを含めず、声の出し方を変えることだけに絞って考えていきます。

次に、声色を変えることで、何ができるか?何のために、声色を使うのか?という点についてです。

前述のように、ひとことでいうと声色は、話し方の演出法なのですが、では、何を演出するのかというと、話を効果的に聞かせる、つまり、話それ自体の演出と、話し手本人の演出、つまり個性、キャラクターづくりのため。

そして、どういう演出ができるかというと、雰囲気を作って、相手に与える印象を操作することができます。例えば、声の大小の声色を使って、ひそひそ声にすれば、それが、他人に聞かれたくない話だな、という印象を聞き手に与えることができますよね。叫び声なら、驚きや注意喚起、怒鳴り声なら、怒り。誰でも普通にやっていることでもありますが、それを意図的に使うと、話の演出になるわけですね。

また、声色が、話し手本人の個性の演出にもなるという点では、私が話し方の個人指導をしていて、ほとんどの女性の相談者の方からご要望を受けるのが、誰々みたいな話し方になりたいです、ということです。まさに、自分自身のキャラづくり、自己演出ですね。

そういうご希望に対しては、具体的に、声色と口調を、どのように変化させて、それを習慣化できるような方法について、指導することになります。

呼吸法や、話す時の思考回路など、これまでの人生で定着してしまった要因も根深いため、美容室で髪形を変えるようには、即座に変化させることは難しいのですが、誰々みたいな、のような明確なターゲットがあるほうが、現状との違いを認識しやすくなり、結果、変化、向上のきっかけは、つかみやすくなると思います。

本当は貰えるのかも。「雇用保険」失業給付の意外な落とし穴

受給されるとなると大きな助けになる雇用保険の失業給付金ですが、その条件を満たしていないと諦めてしまっている方も多いようです。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、見落とされがちな「失業給付受給要件の緩和」の条件について解説しています。

失業給付受給要件の緩和

新米 「ん~、それは残念ですねー。2年間に出勤日期間が11ヵ月しかなかったら失業給付はもらえませんねー」

ようやくあまり緊張せずに電話で話せるようになった担当のお客様ができてきた僕は、お客様にそう説明して電話を切った。すぐ横で…というわけではないが、自席で僕のやりとりを気にしてくださったのだろう、深田グループリーダーからすぐさま質問が飛んできた。

深田GL 「新米くん、その人は退職直前は病気か何かで欠勤だったの?勤続年数は2年以上ないの?

新米 「いえ、定年過ぎても頑張ってくださった方って聞いてますから、勤続年数は、そこそこお有りだと思いますが…」

深田GL 「それなら、2年間にその前の期間も足すことできるんじゃないかい?

新米 「…???」

深田GL 「退職前の2年間に、被保険者期間が通算して12ヵ月以上あること。それが満たせないんだろ?」

新米 「はい、11日以上出勤した月が11ヵ月しかなくて、1ヵ月足りないんです。何か特例がありましたっけ?」

深田GL 「うん、受給要件の緩和が認められればね。たとえば、病気やけがで30日以上給与を受けることができなかった場合なんかもそうだよ。今回、まさにそうじゃないのかい?」

新米 「え?病気で休職していたので、その理由にピッタリですけど…」

深田GL 「じゃ、失業給付は受けられるんじゃないかい?病気やケガなどの理由によって継続して30日以上給与を受けることができなかった場合は、4年を上限にその期間を加算できるんだよ。その期間、給与が受給できなかった証明の添付がいるけどね」

新米 「今回の場合は、何が証明になるんですか?」

深田GL 「傷病手当金の申請書類の控えがあればいいね」

新米 「あ、そういう書類を添付すれば良いんですね」

深田GL 「そうだよ。病気やけがは、業務上、業務外は問わないね。他には、事業所の休業産前産後期間や3歳未満の育児期間や親族の介護期間も該当するケースがあるよ」

新米 「結構範囲が広いんですね」

深田GL 「他にも、海外出向やグループ会社への取締役としての出向なども該当するよ」

新米 「これは、知っておかないといけませんね」

深田GL 「うん、これは、君が新人のときにテキストとして渡した『雇用保険事務手続きの手引き』の離職証明書の記入例の後ろの方にも載っているよ。イレギュラーなケースとはいえ、社労士としては、基礎にあたる部分だから、今回、経験したら忘れないで覚えていてほしいなぁ。また、テキストを読んで復習しておいてくれないか」

新米 「わかりました。A社さんにお詫びして訂正のお電話いれます」

所長 「そうだね。頼むよ」

新米 「あれっ、所長、いつから聞いていたんですか?」

所長 「さっきからだよ。ついでに話しておこう。少し前にはこんなケースもあったよ」

新米 「え?どんな…?」

所長 「D社さんからのご相談なんだ。ご友人が会社の休職制度を利用して2年間海外留学をされていて、退職したそうなんだ。で、いざ失業給付をもらおうと思っていたら、ダメだと言われたとのこと。どうしようもないんでしょうか?っていう質問さ。君ならどう答える?」

新米 「え?さっきの受給要件の緩和に該当しましたっけ?」

所長 「残念ながら、このケースは該当しないんだ。大企業が良かれと思って、ボランティア休暇や留学休暇など2年にも渡る長期間の休暇制度をつくってくれるのは、従業員にとっては有難いことだと思うけど、ちょっと考えものだね」

新米 「会社命令の有給の出向なら出勤カウントできるけれど、無給の休暇の場合はカウントできないってことですよね」

所長 「そうなんだ。このケースは、休暇制度が1年間なら救われた、または、2年の休暇制度でも復帰してから1年以上出勤したら失業給付は受給できる。もっともこの制度も本来は、復帰を前提に企業はつくっているはずだから、復帰しない場合のリスクを休暇取得の前最低は退職の前に従業員に伝えるべきだね」

深田GL 「確かに…。企業側も復帰しない人に対しての休暇制度なんて考えてなかっただろうし、想定外だったんでしょうね」

新米 「だから、リスクの説明までできていない、そもそもそういうリスクがあることも気づいていらっしゃらなかったかもですね」

所長 「そうだね。その隙間を社労士が埋められるといいね」

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