なぜ「原発が首都圏から遠い理由」を聞くのはNGなのか?

10月15日、敷地前での反対集会を尻目に再稼働した鹿児島県の川内原発2号機。安全性は充分に担保されているということですが、それは信じられるものなのでしょうか。かつて内閣府原子力安全委員会に身を置いたこともある中部大学教授の武田邦彦先生は『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の中で、日本には「地震が来ても原発は安全」という建前が通ってしまっていると暴露しています。

「原発は危険だが安全」!? 日本社会で今だに蔓延る本音と建て前

フランスの原発は延々とつづく田園風景の中にごく普通に見られます。私が最初にフランスの鉄道に乗ってパリから南に下っているとき、普通の風景の中にニョキッと原発の冷水塔が建っているのを見てびっくりしたことを今でも覚えています。

「原発は安全か、危険か」を議論し、賛否を投票し、賛成多数で「原発は安全だから建設する」とフランスでは決まったので、「安全ならどこでも建てて良い」と言うことになっています。たとえばパリの電気を供給する原発は、パリを流れるセーヌ川のすぐ近くの上流に2ヶ建っています。日本ならパリから300km(東京から原発のある福島と新潟は300km離れている)離すところですが、フランスではパリのすぐ横、しかもセーヌ川の上流に建設します。

だから、原発が爆発したらパリ壊滅しますし、普段からセーヌ川には原発の廃液や冷却水が流れていますが、誰も気にしません。「原発は安全」というので建設したからです。

床の間のないフランスでは「本音と建て前」には差はありません。だから原発が安全なら安全、危険なら危険です。ところが床の間のある日本では「床の間の前では建前台所では本音」という使い分けがあり、「原発は安全だけれど危険」というおおよそ論理的ではないことが現実に行われます。

実はマイナンバーが庶民に「多大な利益」をもたらす可能性

否定的な意見が多く見られるマイナンバー制度ですが、その徹底と全税の消費税への一本化こそが政治家や富裕層への厳格な課税を可能にし、庶民の生活の質も上がる―。こんな持論を展開するのは、無料メルマガ『グローバル時代、こんな見方も…』の著者・スティーブ・オーさん。その明解な論理は、制度に疑問を持つ人も納得させられること請け合いです。

シンプルisベスト、それは税も同じ

通貨」は国家が持つ最大の権益。特殊な印刷を施した紙に、国が自ら信認を与え、人々はその「」とともに生涯を歩む。「」は、その最大権益操縦するツールである。

「税」は複雑であればあるほど、より広範囲かつ細かな部分で権益操縦可能となる。逆にこれが単純明快、シンプルであったなら、国は多くの部分で権益操縦の場を失う。言い換えれば、国が権益操縦をあきらめる分、社会、国、世界が人々により近い存在となる。

良い税制とは、進んで税払いたくなる税制。そんなものがあるわけないので最低限、簡素分かりやすい税制であるべきである。ここで全税、消費税への「一本化」という考え方が出てくる。所得税、法人税、住民税、固定資産税、社会保障料等すべてを廃止し、消費税に一本化する。年収はそのまま手取りとなり、事業主も、所得隠しや経費水増しに頭を痛めることもない。住宅からビール1缶まで、全ての売買において均等に課税され、人々は「税の苦悩」から解放される。

重要なのは所得に応じた「累進制」をどう担保するかであり、現状、それを困難にしているが不十分な所得把握である。日本ではサラリーマンやパートタイマーが厳格な所得把握と税徴収にさらされる一方で、政治家企業経営者への所得チェックは極めて甘い。

庶民が苦しむ消費増税の中、富裕層が求める贈与税緩和が再び議論され始めている通り、富の固定化を助長する構造が未だ残る。これを改めることが、デモクラシー(民衆主権制)を救い、「主義」からの脱却へと向かうことにつながる。

パーソナル・ナンバーで政治家、富裕層に厳格な課税を

そこでまず必要になるのがマイナンバー、社会保障番号などの個人番号制度。すべての経済活動において住所氏名だけでなく、個人番号を使用する。これは先進国はもとより、後発の中・韓国でも整備済みの制度。日本では厳格さ向上に向け、世界に先駆けた生体認証を取り入れるべきかもしれない。他国では当然の制度を、IT化が進んだ今になって始めるのだから尚更そうすべきだ。

お金に絡む全ての行動が透明化されれば、所得を隠そうにも隠せない。所得を隠せないのだから国も関与を慎む。それは国が1つのそして大きな権益をあきらめることにもつながる。ここで、現金授受による裏取引を解決する必要性が生ずる。そこでマネーを電子化し、「紙幣」を廃止してしまおうということになる。

紙幣には目で見て手で触ることのできる安心感がある。芸術的要素も多く含んでいる。これを廃止してしまうのは残念なことだが、事の本質を考えれば、芸術のために国の関与を深めさせたり、不正を許す社会であっては元も子もない。ここはスッパリあきらる。「一部」の政治家や、闇の組織がやり取りしてきた不正資金授受根絶する。今の時代、メディア報道を見ての通り、手渡しの現金にこだわるのは政治家と闇の組織ぐらい。その取引にできない何らかの理由があるのだろう。

【三重】女子高生は、なぜ同級生男子に自分を殺して欲しいと頼んだのか

三重県に住む高校3年生の男子生徒が「頼まれたから」という理由で同級生の少女を殺害した事件。その不可解さから各所で様々な議論が起こっていますが、『メイド喫茶元オーナーが教えるサブカル恋愛塾』著者のヒロNさんは背景に「シンパシーホリック」があると解説しています。日本語にすれば「共感依存症」というこの心理状況、いったいどのようなものなのでしょうか。

シンパシーホリック

三重県で高校生の女子が胸を刺されて死亡する、という事件が起き、刺したのは同級生の男子だったとか。しかし、刺された女子には普段から自殺願望があり、男子は、女子に懇願されて、刺したということらしい。

これについて、ある番組のコメンテーターが、「なぜ、男子がこんな頼みを聞いてしまったのか、全然訳がわからない。他に事情があったんじゃないか」みたいなことを言っていたけど、そういう人は、はっきり言って、コメンテーターなんて看板、下ろしたほうがいいとか思いました。

この事件、背景にあるのは、「共感依存症」(シンパシーホリック)なのです。シンパシーホリックとは、僕の作った造語ですけど、つまり、「共感」を異常に欲する、という症状。つねに、「自分と他者との共感を強く求め、そして、その共感が足りないという渇望感に悩まされたり、人に、共感を求めすぎて、破滅したり、人を破滅させてしまう」という異常な心理状態のことを言います。

「人からの共感を異常に渇望する」
「人から共感を得られないことに異常に恐怖する」
「人から共感を得られていない自分を嫌悪する」
「人から共感を得るためにどんなことでもしてしまう」

共感、共感、共感。共感してもらえなくては、生きていけない。共感依存症、というか、共感強迫症とでもいう症状が蔓延しているようにしか思えないのです。「つまようじ君」も「ドローン少年」も最近の一連のいじめ自殺事件も、なんもかも、この「共感依存症」という見方をすると理解しやすい。

そもそも、「人と共感する」ってこと、そんなに大切なことなんでしょうかね? 共感できれば、身を滅ぼしてもいい、なんて、絶対にそんなことはないんじゃないかと思うのですが。

そういえば、今から70年前、日本が戦争に陥った時も元はといえば、皆「こんな戦争は間違っている」と感じながらも、「皆が銃を取って戦っているのに、自分だけ参加しない訳にはいかない」つまり、共感のために、命を落とし、国を壊してしまったって経験もありますよね。

この三重県の事件も、まず自殺したがっていた女子の根本には、「人から共感されない自分への絶望」があり、さらに、その自殺を手助けしてしまった少年にも、「女子との共感を壊したくない」という共感への強迫観念が働いたんだ、というふうに思えます。

この、異常な「共感への渇望」という問題に気づき、それを解決していかないと、ますます今後、この「共感依存症」に罹る不幸な人って、増えていくような気がします。

image by: photo AC

 

メイド喫茶元オーナーが教えるサブカル恋愛塾』より一部抜粋

著者/ヒロN
メイド喫茶元オーナーで、サブカル系恋愛指南として、「女の子の取扱い説明書」という著書を持つ。メルマガではもてない男女に、異性との付き合い方のノウハウを伝授。
≪無料サンプルはこちら≫

花澤香菜『辿りつく場所』楽曲配信が決定!

2015年夏に販売された音楽プレーヤー「Astell&Kern AK100II KANA HANAZAWAエディション」。

※「Astell&Kern AK100II KANA HANAZAWAエディション」の詳細はこちら

書き下ろし音源『辿りつく場所』がプリインストールされたこともあり、1台約12万円という高額な商品ながら、限定450台が予約だけで即完売するというすさまじい人気を博しました。

しかしその値段から、なくなく諦めたという方もいらっしゃったのではないでしょうか。

そんなみなさんに朗報です。プリインストールだけの楽曲かと思っていた『辿りつく場所』が、2015年10月21日(水)0時から、「iTunes」「レコチョク」「mora」にて楽曲配信が開始します。

同時にハイレゾ音源も配信されますが、プリインストール版とは音質が異なり、192Khz/24bitではなく、96kHz/24bitでの配信。数字では大幅にkHzが下がっていますが、96kHz/24bitももちろんハイレゾ規格ですよ。

「Astell&Kern AK100II KANA HANAZAWAエディション」を手に入れることができなかったという方、手持ちのプレイヤー、ハイレゾプレイヤーで『辿りつく場所』を楽しんでみてはいかがでしょうか。

●楽曲情報

「辿りつく場所」
作詞:Reom 
作曲・編曲:Yamato Kasai from.Mili

Illustration:よしとも (AQUA ARIS)
Art Direction:Reom(AQUA ARIS)

●information
花澤香菜公式サイト http://www.hanazawakana-music.net/
花澤香菜STAFF公式ツイッター https://twitter.com/hanazawa_staff
Miliツイッター https://twitter.com/hamoloid
Reomツイッター https://twitter.com/reom_aqua_aris

文/横田吉木

一流のカジノディーラーはルーレットの数字を狙えるのか?

カジノゲームで知られるルーレットは、回転する円盤に投げられた小さなボールがどの数字に落ちるのかを当てるという単純なゲーム。果たして、一流ディーラーともなればボールの落ちる場所を狙うことはできるのでしょうか? この疑問に対して、現役ディーラーからの意見がメルマガ『鍛野ミミの「カジノの目線で」-ここだけばなし-』で取り上げられています。

カジノディーラーはルーレット狙える?

 よくね、「私カジノのディーラーなんです」

とか、

「ラスベガスのディーラーラインセンスを持っています」

とか話をすると……

「ええ!? じゃあさ、ルーレット狙えるでしょ?」

と、ほとんどの場合、同じリアクションが返って来るんです(苦笑)。

本当に、ホントウに冗談抜きで。

9割くらいの人たちの質問は、

自分の好きな数字に落とせる? 狙えるよね??

なんですよ……(おもしろいなあ~)。

あまりにも同じことを聞かれるので、きっと皆さんにとって、ルーレットディーラーのイメージとは……

(ディーラーは狙える! = イカサマが出来る)

とかね……或いは、

(ディーラーは狙える!= すごい技術を持っていて素人には絶対に勝てない)

となっているのではないでしょうか。

今回はこの辺りの話をしたいと思います。

まず単刀直入に……ルーレットディーラーは、

「Yes! 私たちは狙えます」

なのか……。

「No! 私たちは狙えません」

のどちらかと言うと……。

結論から言うと、

No! 私たちは狙えません

が、その答えです。ましてや一点に落とすことなんて……(はっは~)。

もっと厳密に言うとね、

現在のディーラーは狙うことは出来ません

という方が正しいかと思います。

ちなみに「一点」とは、1つの数字のことを表しています。「一点に落とす」とは、38通りあるルーレットの数字の中で(アメリカンタイプの場合)、1つの数字にボールを落とすことを言います。

(え、ならば昔のディーラーは狙えたの?)

(なぜ現在のディーラーは狙えないの?)

と思いますよね。

人気ブロガーが伝授、信頼性の高い情報は10分ググれば集められる

ブログをたくさんの人に読んでもらうのに必要なのは何より内容の信憑性の高さ、でもどうすれば信頼性の高いデータを探すことができるのか―。ブログ運営者の誰もが持つそんな悩みに、『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で大人気ブロガーとして知られる永江さんがサクッとお答えくださっています。曰く、グーグルを使えば10分足らず、だそうですよ。

Question

ブログに説得力を持たせられる、データ収集方法のコツは?

shitumon

今回「ブログに説得力を持たせられる、データ収集方法のコツ」を教えていただきたくメールしました。

永江さんのブログは毎回説得力があり、私もあのようなブログが書けるようになりたいと思っています。以前より、その説得力の秘密が知りたく、私なりに永江さんのブログを分析していました。結果、信頼性高いデータと深い知見に裏打ちされた情報量の多さから来るものだと私は考えています。

また以前、永江さんのメルマガにあった、下記『質問&回答』も大変参考になりました。

●9/16 読者質問6:「ブログの内容の決め方について」

 永江氏回答:基本は「自分が知りたいことを調べて書く」です。時間も手間もかかります。

以上のことから「知りたいことを調べ、信頼性の高い資料と知識で説得力を持たせることができれば! PV数UPも間違いなし!」とテンションアゲアゲでした。

しかし、いざ自分がやろうとすると、時間も知識も足りないことに気づき愕然としました。「2~3時間(※)で、自分が知りたいことの情報や資料を集めて、ブログを作るなんてムリ!」…と。

※ 以前Twitterの質問で永江さんに「ブログ作成は1日2時間までと決めている」と回答いただいたことあり。それでも何か方法を考えたく。

知見については、本を読んだりニュースを見たり、普段から積み重ねるしかないと考えています。しかしデータ収集については、短時間でも信頼性の高いデータを得ることは可能かもしれないと考えました。

永江さんの見解はいかがでしょうか。短時間の間に、信頼性の高いデータを得ることは私の様な一般人には不可能でしょうか。何かコツや秘訣などがあれば、お教えください!

持論の裏付けに資料が必要になった場合、都度キーワード等で検索されているのか、普段から各省庁やリサーチ会社のHPをお気に入り等に登録して、必要時アクセスされているのか、など具体的に教えていただけますと幸いです。

【書評】執事「大富豪は松竹梅で迷ったら梅をお買いになります」

話題書の要点をかいつまんで教えてくれる無料メルマガ『毎日3分読書革命! 土井英司のビジネスブックマラソン』で、今回取り上げられているのは、富裕層向けに執事サービスを提供する著者による一冊。一流の執事が実際に見聞きした、お金持ちと呼ばれる人たちが等しく備える「思考と行動パターン」とは、いったいどういうものなのでしょうか。

 

1015-00
『執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学』 新井直之・著 幻冬舎

 

こんにちは、土井英司です。

『お金持ち入門』を出版したのがきっかけで、共著者のみなさんと「お金持ちとはどんな人か」を議論する機会が増えています。

お金の使い方、人の扱い方、目の付け所、リスクに対する姿勢……。さまざまなポイントがありますが、明らかなのは、それらが一般の人とはまったく違うことです。

ということは、お金持ちになるには、人と違った考え、行動をする必要がある。手っ取り早いのは、やはりお金持ちをマネすることでしょう。

そこでおすすめなのが、富裕層限定でバトラー&コンシェルジュサービスを展開している著者が書いた、『執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学』

松竹梅で迷われたら、を買われます」

宝くじはお買いになりません」

時間を買うことが大好きでいらっしゃいます」

など、執事風の口調で、お金持ちの思考パターン行動パターンを紹介しており、読み物としても、実用書としても使える一冊です。

お金持ちは、一体どんなことを考え、どう行動するのか。

さっそく、本書のエッセンスを見て行きましょう。

燃えるものには投資しない

大富豪から選ばれるのは、「普遍的な価値がある」と認められたものだけです。その代表格が土地です。不動産投資がお好きな大富豪は、「この物件を燃やしてみたら価値は残るかな? 建物は燃えるけど、土地は残るな」と確認していました

大富豪が決済用口座に入れているのは、一カ月分の生活費だけです

大富豪は店頭金利に見向きもせず、必ず銀行と交渉をされます。そして常に、店頭金利以上の数字を引き出しているのです

大富豪は家を所有することにこだわりません。それどころか、自分が今現在、住んでいる家であっても、高い値がつくなら売ってしまおうと常に考えています。つまり、大富豪にとって家は投資商品でもあるのです

「記念硬貨は元本が保証されている上に、そのあとで値上がりするケースも多いから、これほど投資に適したものはないんだ」

最大の投資は、節約であることを知っていらっしゃいます

大富豪は、書類の作成から取引先との会合まで、「誰かに代わってもらえる仕事は代わってもらう」という方針を徹底しています

大富豪が贅沢に使うのは、自分で稼いだお金ではなく、お金が稼いできてくれたお金──株式投資や不動産投資、金融商品、先物取引などで得た利益です

損得よりも好き嫌いで付き合う相手を決めたほうが、結局は人間関係が長続きするとわかっている

人脈とは、無理を頼める人の数だと思っていらっしゃいます

来る者は拒まず、去る者を追われます

出戻りの従業員は、今まで以上に働いてくれます。一度辞めた自分をまた雇ってくれた大富豪に恩義を感じ、一層の忠誠心を持つからです

お金持ちの思考と行動パターンがシンプルに表現されていて、じつに勉強になる本です。

「人によって違う」と思う部分もいくつか見られましたが、鵜呑みにせず、あくまで考え方を参考にすれば、良い刺激になると思います。

ぜひチェックしてみてください。

image by: Shutterstock

巨大企業の張り込みからゴミ屋敷まで…報道カメラマンの過酷な1日

毎日、それこそ湯水のように報道される日本各地のニュース。中には「よくこんな映像撮れたなー」などと感心してしまうようなものも多々あります。そんな現場の苦労や知られざる真実を、元報道カメラマンが無料メルマガ『お教えしましょう!報道・撮影現場の裏側』で配信しています。

きょうも1日

きょうも1日中「待ち」になるだろう。

T自動車の幹部が逮捕された。警察がガサ入れに来る可能性大なので、そのT自動車本社の前でスタンバイだ。自分1人ではと、さすがに若手のS記者とT音声マンをよこしてくれた。

朝8時、きょうはこれからこの3人で、同じ1日を過ごすことになるだろう。

本社ビル前の歩道にカメラを据えた。このT自動車は、大企業だけあって、すかさず警備員が飛んできた。いつものことだ。歩道にいる限り何か言われることはないが、必ずやってくる。

:「何時になるかわかりませんよ」

警備員:「ええ、わかってます、私たちのことはゴミだと思ってください

そういいながら自分たちがいる限り、見えるところに立っている。まあ、それが彼らの仕事だ。

T自動車の本社ビルは、でかい。車もひっきりなしで出入りする。そこで警察らしき車両を見分けて、撮れという。

脚立も2つ持ってきて長期戦に備える。天気はいいが、その分、日差しがきつい。歩道には大きな樹木が多く、日陰にあわせて徐々に移動する。他社がどこもいないから、できる業だ。

昼になった、S記者がおにぎりとお茶を買ってきた。歩道の上3人で昼食だ。こんなでかいビルの前の歩道でおにぎりを食べるなど、日常ではありえないことだ。

午後2時、日差しが一段と強くなった。少し離れたところには相変わらず警備員が立っている。交代しているとはいえ、日差しの中、前を見据えたままだ。あれも大変な仕事だな。きっと心の中で、「はよ帰ってけ~~っ」とオレたちに叫んでるんだろうな。

午後3時をまわった。S記者は相変わらず走ってくる車のナンバーを読みとっている。

S:「これだけ車ばっかり見てるのも、人生初めてだな」

それらしいナンバーの車は数台いたが、この正面には入らず、真っ直ぐ走り去ってしまった。

いつまでここに居ればいいんだろう。ただ脚立の上に座ってみてるだけだが、1日いるとさすがに疲れてくる。

午後4時、本社のカメラデスクから連絡がきた。スタンバイ解除の指令だ。結局、ガサ入れに入ったのかどうか判らなかった。機材を撤収、一応確認のために車で、ビルの周りを1周した。正面に帰ってきたとき、すでに警備員の姿はなかった。

記者と音声の2人と別れて帰路についた。やれやれ、そう思ったとたん、カメラデスクから電話がかかってきた。

D:「すぐ、H町に向かってもらえませんか?」

え…、ま、まだ何かあるのお……。

仕事はつづく…。

社員のアイディアが商品に!米3Mに学ぶ「やる気を引き出す」経営

社員のやる気と才能を引き出すための、“お金”以外の方法とは? マネジメントの基本を分かりやすくレクチャーしてくれるメルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では、米企業・3Mでの実例を挙げつつ、イノベーションを起こす人材をしっかり確保するための方法を説いています。

ホーソン実験(最初の発見)

人には感情があります。感情無視した経営は無策で、大きな成果を生み出すことはありません。ところが、給料さえ払えば働くのは当たり前という考えがいまだに生き続けています。せっかく縁があって雇用したのに、最大の能力を発揮してもらえないというケースが一般的です。

極端な例で、人のやる気根源を説明します。戦争になったとき、国を守るため、栄誉を得るため、人は命をかけて戦います。もちろん臆病で自分のことしか考えない人もいますが、その人でさえも本人の誇りと価値観と大切にしているものにかかわったとき、思わぬ爆発的な行動を取ることさえあります。

初期の経営学においては、労働力は手段で、フレデリック・テイラーの「科学的管理法」が主流でした。合理性知性人間の労働を律する原理であると考えていました。

ところが、エルトン・メイヨー、フリッツ・レスリスバ ーガーがアメリカのホーソン工場で行われた照明実験から思わぬ結果が出てきました。これは作業条件と従業員の作業能率の関係を分析するために行った実験です。

なんと、照明環境が悪くなっても能率がさらに向上したのです。物理的条件外で、作業能率向上させる要因があることが初めて認識された実験でした。客観的な職場環境よりも「職場における人間関係」が、能率にかかわるのではないかという仮説が導き出されました。

この発見が現在、経営学の新たな扉を開きました。人こそ「最大の経営資源」です。人の持つ能力を最大限に発揮させる、人の心とする経営こそが強さ実現できる経営であり、松下幸之助さんが「私の会社は人をつくっています」と言われた真髄です。

子どものテスト「0点」に驚く親は、無能で仕事ができない理由

子育ても仕事も、予想外のトラブルの連続。それらに対し戸惑うことなく対応するためには、日ごろからの「予想力と準備力」への意識が大切であると、人気の無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんは語ります。

予想力と準備力

子育てをしているパパさんやママさんには、「子どもの行動は予想できないから困る」「子どもは想像していなかった動きをするから大変」と主張する人がたくさんいます。

私は以前からそれがすごく疑問だったのですが、実際に自分にも子どもが生まれて子育てをすると、やっぱり案外そうでもないなと感じます。

子どもの行動は、たいてい想定の範囲内なのです。

子どもが小さければ小さいほど大変だという人もいますが、小さければ小さいほど、想定外の動きはありません。

もちろん、赤ちゃんはいつおしっこをするかとか、夜中にいつ泣きだすのかとか、正確には分かりません。

でも「オムツを変える時におしっこを引っ掛けるかも」「何時間以内には泣きだすだろうな」といったことは予想できて、その想定に対して準備はできます。

「予想ができないから大変」と騒ぐ人は大抵、そういう準備をきちんとしていないから、いざその時になって慌てるのです。

「こんな場所でおもらししちゃって、大変!」と、余計に騒いで子どもをもっと泣かせる親もいれば、「替えのズボン持ってきてるから大丈夫よー」と、さっさと履き替えさせられる親もいます。

「目を離した隙に、危険なものに触りたがる」などと言って子どもの行動にため息をつく親もいますが、目を離した隙を作っているのは自分だし、危険なものを触れる所に置いてあるのも自分です。

たいていのことは、親自身気配り下準備で、問題解決するものなのです。

また、小学生や中学生のお子さんに対しても、「テストで20点しか取ってなくて驚いた」「我が子が0点を取るなんて予想外だった」などと声を荒げる親が多いですが、これも想定力準備力欠けた人の言い方です。

100点満点のテストだったら、点数は0点~100点までの範囲しかないのですから、予想するのはすごく簡単なはずです。

「100点満点のテストで、5億点も取ってる!」というなら文字通り「想定外」ですが、100点満点のテストで0点や20点はあり得ることで、そういう点数を取った時にどう声をかけるかという想定準備は、すぐにできます。

親自身ががそんな想定力がないだけなのに「私の想定外の点数を取るなんて!」などと子どもを叱るのはナンセンスなのです。

これと同じことが、仕事でも言えます。