社員のやる気と売上が低下する会社。経営者が見えていない視点とは

店舗を拡大しようと考える飲食店経営者は多いと思いますが「そこには5店舗、7店舗の”壁”がある」と、無料メルマガ『飲食店経営塾』の著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんは言います。順調に店舗を拡大できるお店とそうでないお店の違いは何なのでしょう? 事業拡大を考える経営者が持つべき視点を解説します。

新しい価値観の流入がもたらす意外な落とし穴

3~5店舗、そして、7店舗と店が増えていくと必然的に「人」が必要になります。そのため、中途採用をどんどん進めていくことになるのですが、この辺りから、それまで順調に会社が成長していたものが、停滞しはじめます。

創業時から経営者とスタッフが、夢と目標を語りながら同じ目標に向かって時間を共にします。これが「同じ価値観」を共有することに繋がり、同じ思いで同じ目標に向かって働くからこそ、それがお客様の笑顔につながり、結果、順調に売上が上がり、店が増えていくのです。

しかし、店が増えるとともに、徐々に人が増えだすと、「今までにない価値観」が社内に流入してきます。

「他の会社ではこうだった!」
「こんなやり方はおかしい!」
「もっといい待遇で働けるはずだ!」

今までは考えたことのない価値観が社内に入ってくることで、「これでいいのか?」と会社内がバタついてくるのです。

同じころ、店が増えてくると、経営者自身もこれまでのように店でスタッフと一緒に働く時間が少なくなり、次第に話す時間も減り、スタッフと「共にする時間」が徐々に少なくなってきます。これがスタッフに「不安感」をもたらすようになります。経営者自身は何も変わっていないのに、

「社長は最近変わった。社長は何を考えているか分からない」

なんてことを言いだすスタッフが出てきます。

そんな時に、ちょうど新しい価値観が社内に流入することで「これでいいのか?」「社長だけがいい思いをして、俺たちはもしかして損していないか?」という感情が芽生え、それが不安な精神状態から「不信感」「不満」へと変化し、最悪の場合、それまで一緒に頑張ってくれた古参社員が離職してしまうケースもあります。

こうなると、社内がグラつき始め、スタッフのやる気が低下し、結果、店の質が低下し、売上も徐々に低下するという事態を招いてしまうのです

こんな事態を招かないようにするには、「自分たちの価値観」を明確にし、これを皆で共有することが大切になってきます。例え新しいスタッフが入ってきても、「他がどうであろうと俺たちはこうなんだ! この価値観に同意できないなら一緒に働けない」と、どんなに優秀なスタッフだったとしても、このような毅然とした態度で接したり、入社も断るぐらいの姿勢でいれば、会社がバタつくことはありません。

また、価値観や方針が明確であれば、古参社員も「不安」に感じることも少なくなるでしょうから離職も減らせますし、スタッフのやる気を削ぐこともありません。誰でもそうですが、自分たちの未来や会社の方針が不明瞭であれば、やる気はどうしても下がってしまいますよね。

だからこそ、経営者は、価値観や方針、自分たちの今後の進むべき道を皆に分かりやすいように明確に示すことが大きな仕事であり、これができなければ、経営者としての役割を果たしていないといっていいでしょう

この価値観が経営理念であり、行動指針であり、会社のビジョンなのです。これを明確することを私は「軸をつくる」と表現しているのですが、「軸」がしっかりとしていれば、人や店が増えても、一時的に会社や店が揺らいでも、「軸」に立ち返りさえすれば、店の売上が一気に低下する、店の質が一気に低下するといったことは避けることができるのです。

ですから、飲食店での多店舗化を考える場合、3~4店舗の時点から私はこの「軸をつくる」ことを推奨し、私のご支援先では必ず「軸つくり」からコンサルティングをスタートさせています。

この「軸」を当社では、「72の視点からの経営マトリクス」にまとめ上げ、会社としての考え、店の守るべきもの、店のコンセプト、スタッフのあり方などを1枚のシートにまとめていただいています。

1枚でまとめてあるため、自分の会社・店を俯瞰しやすく、また、持ち運びもたやすく常に「軸に立ち返りやすい」というメリットがあります。

この当社独自開発した「72の視点」からの経営マトリクスを含めた、経営方針書の策定方法が学べる講座が、来月4/10に開催する「経営方針書策定講座」です。「人を活かす多店舗化」を推進したい方は、まずは、会社の方針を明確にすることから始めてみませんか?

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噛む力が弱くなった訳は火を使った料理?池田教授が考える「人類の自己家畜化」

ヒトにはほかの霊長類が持つ「噛む力」を強くする遺伝子がないそうです。そんな人類が生きていくことを可能にしたのが、火を利用した「料理」だったと考えるのは、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみの池田教授です。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』で池田教授は、イノシシを家畜化したブタに起こった変化がヒトにも起きたと仮定し「人類の自己家畜化」について考察。さらに、近年の医療の進歩によって「家畜化」に生じている新たな側面についても伝えています。

本気で考える人類の「自己家畜化」への道

前回は、人類の自己家畜化は農耕を始めてから起こったという話をした。

家畜化すると食性が変わり、それに合わせて、形態が変化する。オオカミからイヌに変わった結果、顎や歯が小さくなり、側頭筋や咬筋も縮小した。これはエサが柔らかくなって、噛む機能が退化したためだと考えられる。

ヒト以外の霊長類はMYH16(Myosin Heavy Chain 16)と呼ばれる、側頭筋と咬筋を強靭にする遺伝子を持っているが、ヒトにはない。200万年くらい前に突然変異によって消失したと考えられる。人類が山火事などで自然発火した火を使えることを覚えたのは、MYH16の喪失と呼応しているように思える。

火を使えば食材が柔らかくなり、顎の筋肉は強力である必要はなくなる。火を使うことを覚えたのはホモ・エレクトスの時代だったようだが、ホモ・サピエンスが自ら火を起こして日常的に使えるようになったのは12~13万年前のことだと言われている。

火の使用を覚えてから、人類は火を用いて料理を始めたのだろう。ホモ・エレクトスの歯の付着物から、加熱処理なしには食べるのが難しかったであろう硬い肉や根菜の断片が見つかっている。MYH16遺伝子の消失は突然変異による偶然であるが、これが余りにも非適応的な変異であれば、集団中に広まらない。火を使って料理をすることにより、食べ物が柔らかくなったので、噛む力が弱くなっても、生きるのに差し支えなくなったのだ。

多くの家畜は人間によって食性を変えられることにより、形態が変化するが、人間は、自ら料理をすることにより食性を変えて、これに呼応して形態が多少変化したのである。これも広義には自己家畜化と言えないこともない。イノシシを家畜化したブタは自ら動き回ってエサを摂る必要がなくなったので、歯や顎といった咀嚼器官が退化傾向を示し、鼻先が短くなった。これはオオカミからイヌ、あるいはサルからヒトへの変化と軌を一にしている。

家畜化に伴って、イヌやブタは周年繁殖をするようになったが、これも何時でもエサがあることと関係している。ヒトもかつてエサの供給量が季節によって大幅に異なっていた時は、季節繁殖をしていたのかもしれない。しかし、ニホンザルは季節繁殖、チンパンジーは周年繁殖をすると言われているので、ヒトの周年繁殖はヒト以前からの習性であった可能性もある。そうだとすれば、ヒトの周年繁殖は自己家畜化とはとりあえず無関係だ。

この記事の著者・池田清彦さんのメルマガ

それは「捏造」ではないのか。高市早苗が放った過去イチ番の大問題発言

13日に行われた参院予算会議で、高市早苗氏が存在を否定し続けてきた放送法を巡るレクについて、「あった可能性が高い」とした総務省サイド。いよいよ追い詰められた感のある高市氏ですが、この騒動、一体どのような展開を見せるのでしょうか。今回のメルマガ『uttiiジャーナル』ではジャーナリストの内田誠さんが、高市氏に関する数々のエピソードを紹介しつつ、騒動の背景を分析。その上で、今後の注目点を記しています。

辞職するものか。錯乱状態の高市早苗氏「行政文書」騒動の背景

そういう大きな問題が二つあって、それらについては過去の記憶を掘り返してもう一度考え直すということをしなければいけない。だから1年に一回、同じ日付の日が廻ってくるのだと思いますけれど。そういうことだと思います。

それからもう一つ。野球の情報があまりに楽しくてあまりに賑々しいので、ついつい忘れてしまいそうになるのが、高市早苗さんの話ですね。冒頭にお話ししようと思っていたのは、その高市さんの話です。

今問題になっているのは総務省の役人からリークされたとおぼしき文書、これは立憲民主党の小西議員が国会で提示したわけですけれど。これについて少なくとも自分について書かれているところはすべて捏造だと、高市さんが言い放っていたわけですが、この文書自体は当然、現在の総務大臣である松本大臣が国会の答弁で、これは本物の行政文書であることを認めた。

認めたにもかかわらず、そこに書かれている内容は捏造されたものだと言って、捏造でなかったら議員も辞める大臣も辞めると言っていた高市さん、そうすることなく、逆に「辞めるものか」と言わんばかり。この問題をゆっくり考えたいなと思っております。

色んなところで色んな人がこれに関して既に発言されていると思いますが、高市さんの現在の政府部内でのポジションは、経済安全保障担当、その他たくさん担当が被さっていて、正式名称は「内閣府特命大臣」です。総務大臣ではありません。総務大臣というのは放送行政も担当する大臣ですが、今現在高市さんはそのポジションにはない。

この、高市さんは安倍さんの秘蔵っ子というような形だったと言って良いのですかね。よく分かりませんが、少なくとも安倍さんに期待した保守派が、安倍さんの次に期待する人として急速にクローズアップされ、そして政調会長からですかね、総裁選に立候補することがありました。

それに破れ、さらに安倍さんが死亡する、殺害されることがあり、それ以降、高市さんに対する庇護者、彼女をもり立てようという動きは自民党内で必ずしも強くないのではないかと思います。目立って実力者がバックになっているというような話も聞こえてきませんし、相変わらず保守派の期待は大きく背負っていることは間違いないですが、そのようなポジションにある。

なぜこのタイミングで「放送法4条の解釈を変えた方が良いのではないか」というかつての礒崎首相補佐官でしたか、礒崎さんの求めに応じて色々な議論がされたその模様が80数枚のペーパーになっているわけですが…。

これ、時に問題になっているのは4条の解釈として、あるテレビ局全体が偏向して、何度注意をしても直らないとき高市さんは総務大臣としての答弁で、「停波しないとは限らない」という意味のことを仰った。停波というのは波を止める、つまり放送事業者としての権利を奪う。あんたはもう放送しちゃダメ、ということが総務大臣には言えるのだと。勿論、もっと慎重な言い回しをした上での言い方でしたが、絶対にやらないということではないのだよということを国会でわざわざ発言した。

この記事の著者・内田誠さんのメルマガ

イスラエルとイランで「核戦争」危機。プーチンが招いた地球滅亡の世紀

半年以上に渡り激戦が続く、ウクライナ東部の要衝バフムト。数日中にロシア軍の手に落ちるとの報道もありますが、ウクライナ軍はついにこの地から撤退することになるのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、刻一刻と変化する戦況を詳しく解説するとともに、バフムト陥落の可能性を考察。さらにこの戦争が世界大戦の序章でしかないとして、その理由を明示しています。

ロシア軍「バフムト包囲網」完成真近もウクライナ軍は撤退せず“死守”か?

ロ軍のバフムト包囲網完成真近でも、ウ軍はバフムト撤退をせずに死守するようである。今後の戦況を検討しよう。

ロ軍は、バフムト包囲を完成させるために、兵力と砲弾などを集めているようだ。

そして、ウ軍も増援部隊を出しているが、それでもロ軍大規模攻勢の成果がバフムトで出ている。ウ軍は、バフムトから撤退して、チャンプ・ヤールに新しい防衛線を作っているが、当面はバフムトを死守するという。

ロ軍は、クレミンナやドネツクの攻撃要員もバフムトに回しているようだ。多くの方面で攻撃が少なくなっている。人海戦術ということは、人的資源を集中して、ウ軍の数倍以上の人員を集める必要がある。

ウ軍も大増援部隊を出して、ロ軍の人海戦術に対抗するので、ロ軍も人員を集める必要になる。そして、人的被害を無視して進撃スピードを上げるしかない。ワグナー軍の主力部隊を投入したことで、巧みに前線を突破していく。

ウ東部軍広報官セルヒー大佐は、「バフムトでの戦闘は極めて激しく、ワグナー軍は高練度の主力兵士たちを投入している」と述べた。

このため、ワグナー軍は、M03号線を超えて西側のベルキウカを占領し、トボボ・バシリフカも占領した。そこを超えて、地方道00506線を切りにきている。しかし、カザリジネスクへの攻撃は下火になっている。この方面の兵力をトボボ・バシリフカ攻撃に差し向けたようである。トボボ・バシリフカ占領後は、再度カザリジネスクを攻撃している。

戦術の柔軟性が高いワグナー軍

また、ロ軍とワグナー軍は、ヤヒドネを占領したが、その先には前進できないのでバフムト方向に前進して、金属加工工場付近でウ軍と戦闘になっている。現在はワグナー軍の第3波が、ロ正規軍で置き換えられつつある状況であり、ウ軍もここに大部隊を送り、攻撃を抑えている。ワグナー軍の兵力は、トボボ・バシリフカとバフムト東部に集中しているのであろう。

ウ軍陸軍司令官のシルスキー大将は、バフムトに滞在し「まもなく始まる反転攻勢まで時間を稼ぐ必要がある」と部隊を鼓舞し、ロ軍の侵攻を食い止める姿勢を強調し、さらなる増援でバフムトを防衛するようである。

しかし、チャンプ・ヤールにあった大隊司令部が砲撃されて、大隊司令官が死亡したことで、これも関係しているようである。

ワグナー軍は、戦術の柔軟性が高いので、ウ軍もおちおちできない。トボボ・バシリフカの陥落で、メインのM03補給路だけではなく、地方道00506道も切断される可能性が出てきた。

この記事の著者・津田慶治さんのメルマガ

竹内涼真“ご近所トラブル”の裏事情。タワマン迷惑駐車なぜバレた?芸能人の熱愛をも冷めさせる「近隣住民の声」のしくみ

俳優の竹内涼真さん(29)が、自宅タワーマンションのルールを破り、車寄せに高級外車をたびたび“迷惑駐車”していると週刊誌が報道。このタワマンには、竹内さんと交際中で結婚秒読みの噂もある女優・三吉彩花さん(26)も頻繁に出入りしているとされます。2人の熱愛に水を差すかのような今回の“ご近所トラブル”は、なぜ衆目にさらされることになったのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

竹内が自宅タワマンの車寄せに迷惑駐車

芸能記者たちに今、明日にでも発表があってもおかしくないと思われている役者のひとりが竹内涼真ですが、今回は“結婚”ではなく“ご近所トラブル”を『女性セブン』に報じられてしまいました。

自宅マンション前の、住民たちが荷物の上げ下ろしの為だけに使う車寄せスペースに2年ぐらいの間、再三の移動を促すメモをワイパーに挟むも、高級外車を長時間停めっぱなしにするというのです。

元カノ・吉谷彩子との同棲トラブルが強烈で、今は三吉彩花とようやく落ち着いたと思われていた竹内でしたが、今度は“ご近所トラブル”とは…。

この記事に少しだけ驚いたのは、別のページで反町隆史と松嶋菜々子夫妻の仲睦まじい最新のツーショットが掲載されていたことでした。

というのも今からちょうど10年程前、当時住んでいた港区のマンションで夫妻の愛犬・ドーベルマンが住民に噛み付くという前代未聞の事件があったのです。

この事件で被害者は、噛み付かれた恐怖でマンション内の歩行が精神的に困難に。退去せざるを得なくなり、マンションの管理会社は退去により失った賃料収入を含む損害賠償を反町夫妻に請求します。

最高裁までもつれた2年後、結局室内で飼える小動物以外はペットNGとされていたマンションでドーベルマンを飼っていた夫妻に、1,725万円の支払いが命じられるという結論に達したのです。

竹内と反町夫妻の記事に、私は一瞬“ご近所トラブル”特集号かと勘違いしそうになりました。

他に小栗旬の記事でもあれば、間違いなく“ご近所トラブル”オールスターとなるのですけれど…。

「ご近所の声」が大々的に報じられる理由

さて、この竹内の記事ですが、これが住民や管理人からのタレコミなのか、『女性セブン』が結婚間近という竹内と三吉のツーショットを狙って張り込んでいた“オマケ”なのか知る由もありませんが、芸能取材においてはこの“ご近所の声”というのは意外に曲者でもあるのです。

芸能人が住む周辺のご近所を聞き込みしていて、取材者側が想定していたテーマが一変したり、真逆の展開になるというケースは度々発生する展開なのです。

仲睦まじいおしどり夫婦のラブラブぶりを取材しようと聞き込みをしていたら、ご近所さんの誰ひとりとして夫婦を見たことがなく、結婚当初から別居状態だった…なんてケースは、実は掃いて捨てる程転がっている話なのです。

その実態を所属事務所に確認すると、決まって“役者は必ず家族と過ごす空間と稽古場として台詞を覚えたり動きを確認する空間の2つを持っているんですよ”という答えが返ってくるのです。

ある大物アーティストの新婚生活を取材したときなどは、ご近所の奥様に「あら、記者さん、(本当のことを)知らなかったの? 修行が足りないんじゃない?」なんてたしなめられたこともありました。

中にはご近所付き合いを悪くしたくないからと、フェイクニュースを吹き込む方もいらっしゃったり…。

私が特に印象に残っているのは、今から10数年前に大騒ぎになった高岡蒼佑と宮崎あおいの離婚の取材です。

私は宮崎の実家や親族の周辺を聞き込み取材展開したのですが、これに意外な反応で対応してくれたのがご近所さんたちだったのです。

私のテーマは離婚の真相に近づくためだったのですが、聞き込みをして漏れてきたのは、宮崎の悲しい家族関係だったのです。

「あおいさんが離婚されるというのですが…」と何度も前置きしても、ご近所さんから漏れてくるのは娘の売り出しに前のめりになり、家族を顧みなかったという実母の過激なステージママぶりでした。

宮崎の華やかな成功の陰にこれだけの犠牲があった…そんなことを私に訴えてくるのでした。

厳しい“監視の目”にも、竹内涼真はどこ吹く風?

この『女性セブン』の記事を受けてか否かわかりませんが、昨日竹内のインスタグラムには“雑音に惑わされず、自分としっかり向き合いながら、自分と会話しながら生きていこう”という文言が更新されていました。

“自分の好きなもの 好きな事 人 自分の意思で選んだものをもっと発信していこうかな”とも記されたインスタで、今後何が発信されるのか…気になりますね…。

【関連】ジャニー喜多川氏の“可愛いやつ”堂本剛をめぐるハードな攻防とは?山下達郎氏が語った『硝子の少年』とジャニーズ秘話

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 竹内涼真 ホリプロ公式サイト

台湾の防衛戦略は誤り。英国誌が指摘する「ヤマアラシ戦略」の必要性

中国の脅威に対抗するため、常に準備を怠らない台湾。しかしその「方向性」に疑問を持つ声も上がっています。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、英国の有力誌が掲載した台湾の防衛戦略の誤りを指摘する記事を紹介。さらに日本政府に対しては、論文が批判する誤りをどう受け取るべきかについての見解を記しています。

「方向性が間違っている」英エコノミストが掲載した台湾の防衛戦略への批判

台湾の防衛戦略についての英エコノミストに論文がでていたのでご紹介しましょう。

台湾は中国に対応するために新しい防衛戦略を必要としている

 

海軍最大の艦艇のひとつである「ユシャン」。

 

1月、国防省は記者を乗船させ、この艦が水陸両用強襲車、ヘリコプターの着艦、小型ボートの発艦が可能であることを説明した。

 

台湾初の大型水陸両用戦艦である。蔡英文総統は、台湾の「国防自治」の象徴であると賞賛した。

 

台湾は自国の軍隊に最高の装備を与えることで、中国の脅威に対抗しなければならない、と彼女は宣言した。

 

しかし…

 

アメリカの専門家は、台湾が戦争になったらどうするのかということを考えずに、高価なものにお金をかけすぎていると批判している。

 

大型の艦船やジェット機、戦車は中国のミサイルで簡単に無力化できるからである。台湾は弾薬の備蓄を増やし、より安価で機動性の高い兵器を購入すべきだと言うのである。

 

元の台湾総参謀長であるリー・シミン提督もこの批判に共感している。

 

つまり、最新で最大の戦車、ジェット機、船舶への支出を減らし、中国の侵攻を妨害する可能性のあるミサイルや機雷、機動兵器への支出を増やす方がよいというのである。

 

台湾には、中国が支配する事を苦痛に感じるようにするための「ヤマアラシ」戦略が必要である。

解説

台湾が防衛努力をしなければならないのは自明ですが、その方向性が間違っているというのです。

米国がもっているような最新鋭の戦車、ジェット機、船舶などを購入することは見栄えはよいが、実際には中国の侵攻を思いとどまらせる抑止力にならないとの批判です。

なぜなら、中国の最初のミサイル攻撃で一瞬で無力化されてしまうからです。

台湾には台湾の状況にあった防衛戦略があるはずなのです。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

藤井聡太5冠のように億を稼ぐ夢も。子供と楽しめるボードゲームは?

現在の将棋ブームを牽引する藤井聡太5冠と、永世7冠の資格を持つレジェンド羽生善治九段が初めてタイトルを争って注目された王将戦は、3月12日、第6局に藤井王将が勝利して、4勝2敗で防衛に成功しました。将棋は伝統的なボードゲームですが、頭脳を鍛えるゲームとして子供にお勧めのものは何があるのでしょう。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、人気コンサルの永江さんが海外留学などを考えるなら覚えておきたいゲームをお勧め。長く親しまれているものには面白さがあると、麻雀と将棋も候補にあげています。

子供と一緒に楽しめるボードゲームは?

Question

shitumon

子供から大人まで楽しめる頭が鍛えられるボードゲームを教えてください。私自身、過去よかったのは、モノポリー、麻雀、トランプのコントラクトブリッジです。

永江さんからの回答

ボードゲームは色々やり込みましたが、子供と一緒に楽しむなら麻雀・将棋・囲碁など昔からある伝統的なものが間違いないと思います。将来海外留学を考えているならチェスもやっておいて損はないですし、カジノに行った時のためにブラックジャックとポーカーを覚えておくのも良いでしょう。

麻雀はわたしも好きでオンラインでよくやってますが、子供とやるならボードよりネットで対戦しますね。子供用のKindleタブレットを買えば外出先や旅行でも楽しめますし、親子で頭を鍛えられるのでおすすめです。

将棋は小学校時代友人もみんなやっていましたが、藤井聡太くんを見ても頭が良くなるのは明らかです。うまくハマって上達したら第2の藤井くんのように億単位で稼げる逸材に成長するのも夢ではありません。

ボードゲームも流行り廃りがありますが、麻雀や将棋など長く親しまれているゲームはやはり万人に共通する面白さがあるのだと思います。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

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国際女性デーも注目は活躍する女性ばかり。忘れられた「貧困女性」たちの存在

3月8日の「国際女性デー」を前に、関連する特集を組むメディアの多くがスポットを当てたのは「活躍する女性たち」でした。悪いことではないものの、この日を機会に注目すべきは「貧困に苦しむ高齢女性たち」ではないかと問題提起するのは、健康社会学者の河合薫さんです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では、高齢単身女性の貧困が見過ごせない域に達していることをデータで示し、今後ますます貧困者が高齢女性に偏るとの試算があると紹介。低賃金の非正規においても男女の賃金格差が大きいことなど、日本社会の古い構造に原因があると指摘しています。

プロフィール河合薫かわい・かおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

日本人の間で忘れられている「女性」たち

本日3月8日は「国際女性デー」です。これはドイツの政治家で女性解放運動家のクララ・ツェトキンが、1910年にデンマークのコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で、「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まったとされています。

欧米では1970年代以降、国際女性デーを社会に広めるムーブメントが拡大しました。日本でも、市川房枝さんや、大羽綾子さんらが主導して、国際婦人年連絡会を結成するなどしてきましたが、多くの人に知られるようになったのはごく最近です。

昨年は、新聞各紙が「国際女性デー」の一面広告を掲載。「初の女性大臣が誕生」「日本の女性管理職50%超えへ」「共働き夫婦の平日・育児時間が男女同等に」「生理用品に軽減税率適用」「男性の育休取得率8割超え」「選択的夫婦別姓が実現へ」「ノーベル物理学賞 日本人女性 初の受賞」…などという文字が並びました。

そして、今回。多くのメディアが「活躍する女性」特集を、3月に入ってから展開しています。こういった動きは次世代につながるものですし、頑張ってる人に励まされる人もたくさんいます。「私」ががんばることが、「誰か」の応援歌になる。そうやって、一人でも多くの人たちが前に踏み出すようになればいいなぁと、心から願います。

しかし一方で、国際女性デーは「すべての女性の自由と権利が守られる平等な社会を目指し、共に考える日」なのに、なぜ、忘れられてる「女性」がいるのでしょうか。すべての女性なのに、その「すべて」から見過ごされているのです。

働く女性のうち、非正規雇用で働く割合は48.5%で、男性(16.8%)の約3倍です。働く女性のうち、45歳以上の割合は54%と半数を超えています。正社員(正規雇用)に限っても約4割が45歳以上。2人に1人が、45歳以上。半分が45歳を過ぎた女性です。特に問題なのが、「高齢単身女性」です。貧困者の1/4は高齢女性で、特に単身女性の貧困は際立っています。

男女別・世帯累計別に65歳以上の相対的貧困率をみると、単身女性の相対的貧困率は44.6%と半数に近い。年齢が高くなるほど貧困率は高く、75歳以上は25%を超え、なんと4名に1名が貧困状況です。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

「こんな発言したらどうなるか」がわからぬ人は成功できない当然の理由

他人からの目、他人からの認識は、自分が成功するうえで非常に大切なことですよね。メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、他人から自分がどんな人だと思われているのかを考えることの重要性と、それに伴う「想像力の大切さ」について語っています。

自分の発言には気をつけよう。「想像力を磨く」ということについて

多くの方は会社勤めをされていると思うんですけど、ちなみにあなたは会社で、特に上司、同僚、部下、後輩から「どんな人だと思われている」と考えますか?

あなたが社内で何か発言をすると、それを聞いている人は、あなたの発言によって、あなたに対する考え方、態度、印象が変化するということに気付いていますか?そしてそれを分かった上で、

 ● この場でこういうことを言ったら、誰がどのように思うのだろうか?

ということを考えて発言していますか?

ちなみに、これがゼロの人は管理職に向いていませんし、長続きしないと思います。管理職というのは、いつでも、社内では自分の役職を背中に背負っていることを意識する必要があるんですから。つまり、

 ● その発言は、課長として、部長としてふさわしいものなんですか?

という評価を他の人にされているわけで、その評価によっては、

 ■ 部長なのにああいうことを言うのはダメでしょ

って思われたりするんですよ。だから発言の前には、こういうことを言っても大丈夫なのかな?ということを考える必要があるんです。

田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢、生娘のうちに牛丼中毒にする。男に高い飯を奢ってもらえるようになれば、絶対に(牛丼を)食べない

という発言を、大手牛丼チェーンの取締役が言ったことで炎上し、あっという間に取締役を解任されたということが昨年起こったわけですが、あれなんかはこの問題の典型例ですよね。ああいう立場、役職の人が、公の場でこのようなことを言ったら、「他の人にどう思われるのか?」って考えなきゃならないんですよ。

そういう想像力を働かせずに、思ったことを口走ってしまったんですね。氏については常務取締役という立場だったので問題になった…んじゃないんですよ。たとえ役職が低くても、その発言を聞いた人は、聞いたなりに発言者を評価するんです。だから平社員だから言っても良いという話じゃありません。