『はだしのゲン』の作者が語った「戦後の少年犯罪1位は広島」のワケ

原爆による被爆体験が描かれた『はだしのゲン』を広島市教育委員会が平和教材から削除しました。広島を選挙区とする岸田文雄氏が首相のときの出来事として“象徴的”と評するのは、辛口評論家として知られる佐高信さんです。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、『はだしのゲン』原作者の中沢啓治氏が別の著作で語っていた衝撃の内容を紹介。佐高さんは、広島の原爆孤児6000人が7年も放っておかれたことなど、岸田首相は知らないのではないかと疑っています。

「岸田晋三」はヒロシマを語るな

広島市教育委員会が『はだしのゲン』を小学3年生の平和教育教材から削除するという。それを講談にした神田香織が怒っているが、広島が選挙区の岸田文雄ならぬ岸田晋三が首相の時にそうなるのも象徴的だろう。原爆を落としたアメリカに忖度しまくっている岸田がそれを止めるはずもない。

広島サミットなどと言っても、岸田は広島が地元と名乗る資格はないのである。多分、『はだしのゲン』の原作者の中沢啓治が『はだしのゲンはピカドンを忘れない』(岩波ブックレット)で語っていることなど、まったく知らないに違いない。

中沢は1938年に広島で生まれ、小学1年生の時に被曝する。そして漫画家になり、『はだしのゲン』を発表したが、これは24ヵ国語に翻訳されている。

前記のブックレットは読むのも辛い被爆体験を描いているが、とりわけ衝撃的なのは、奇跡的に助かった中沢の母親が1966年に亡くなった時、焼いたら頭蓋骨も骨もまったくなかったということである。

それだけではなく、母の死を知ったABCC(米国原爆傷害調査委員会)がすぐに駆けつけてきて、内臓をくれとしつこく食い下がった。これには中沢の兄がこう言って怒りを爆発させたとか。「何をぬかすか、原爆を落とした上に、おふくろの体まで取っていくのか」。

中沢はこんな驚くべき指摘までしている。

「広島の医者がなぜ被爆者をABCC機関に紹介するかといえば、被爆者を紹介するとアメリカのいい医療品がタダでもらえるからです。その医療品を、今度は被爆者とか一般の人に売りつけて、もうけるわけです。だからせっせと被爆者をABCCはその生き残った被爆者のデータを全部とりまくるのです。そして、その大事な部分は、日本人にはまったく公開せずに、ワシントンにある研究所に全部送って、自分たちの核戦争に備え、利用しているのです」

このブックレットは1982年に発行されているが、中沢は2012年に亡くなった。

中沢は原爆孤児についても語っている。焼け野原の広島におよそ6,000人の原爆孤児が生まれた。盗みもできず、まじめでおとなしい孤児たちは広島の駅前に集まる。栄養失調で死を待つだけだったが、元気のいい孤児は悪とされた世界に入った。生き延びるためにである。だから、戦後の少年犯罪のトップは広島だった。中沢の悲鳴のような声を引こう。

「孤児たちに救いの手が伸びてきたのは、なんと原爆投下後7年もたってからでした。7年後になって、原爆孤児を何とかしようという運動がやっと起きだしたのです。それまでの間、救いの手は何にもありませんでした。私も母親が生きてなかったら、あの集団の群れの中にまちがいなく入っていたはずです。一歩間違ったら、私はヤクザか、人殺しか何かやって、野垂れ死にしていたでしょう。栄養失調で死んでいくか、犯罪者になって生きるかどっちかの道を選ばなければならなかったのです」

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

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音楽史に残る派閥争いも結局「内向派」と「外交派」の争いと思う訳

人間同士にはさまざまな揉め事が起こりますが、その中身を突き詰めてみると、「外交的な人」と「内向的な人」の間で起きていることが多いようです。今回のメルマガ『東南アジアここだけのお話【まぐまぐ版】』では、マレーシアに11年以上滞在する文筆家で編集者の、のもときょうこさんが、放っておいてほしいのに“良かれと思って”誘ってくる「外交的な人」の厄介さを指摘。音楽史に残るブラームス派とワーグナー派の争いも、音楽性より社交性の違いが根本にあるとの見方を示しています。

「外交的な人」「内向的な人」は交わらない方が幸せかも

日本でもマレーシアでも、とにかくよくある揉め事が相性によるトラブルです。日本人同士でもマレーシア人同士でも見かけます。「社交は人数と回数が多ければ多いほどいい」と思ってる人と、「一人でいたい」とか「ごく少数の人との関係があればそれでいい」と思っている人、合わないんです。

「外交的な人」と「内向的な人」は交わらない方が幸せだよなーと思います。今風にいうと、「陰キャ」「陽キャ」かもしれません。「モテたい」「友達がたくさんほしい」と思ってる人は多分前者です。「孤独でOK」「家族がいればOK」と言ってるのは後者です。後者には「モテ」なんて面倒なだけです。

「みんなにモテたい、誰一人にも嫌われたくない」という人がいます。でも、パートナーは1人いれば、その後のモテとかいらんし、友達は少数でも問題ありません。むしろ苦手な人、めんどくさい人が周りにいると苦しくなるばかりなので、「苦手な人にはちゃんと嫌われた方が人生楽だよ」と言いたいです(野本響子Twitterより)

トラブルは、外交的な人が内向的な人を誘うことでよく起きる

マレーシアでも、前者が後者を無理やり誘ってトラブルになるケースが多いです。私もパーティーやママ友の集まりが苦手で、途中で帰ることも多いです。何度言ってもしつこく誘われて、恥ずかしながら大喧嘩したこともあります。

ところが、先方は、良かれと思って誘ってくれてるため、話が噛み合いません。「陽キャ」な人は、もともと「たくさんの人にモテた方がいい」「人脈は多い方がいい」と思ってるのに、後者は「放っておいてくれるのがありがたい」と思ってるんです。

この争い、実はあちこちで起きているなーと思っていて。19世紀音楽史に残る大きな争いがありましたが、まさにこのパターンかも。

音楽史にもあった「内向派」と「外交派」の争い

有名な19世紀のブラームス派vsワーグナー派の争いです。公式には、絶対音楽(純音楽)対未来の音楽(楽劇)であり、自由主義者の親ユダヤ派(ブラームス・シューマン)とドイツ民族主義で反ユダヤ派(ワーグナー・ブルックナー)の争いでもあったようです。

しかし最近伝記などを読み返してみると、政治や音楽性の前に、勝手ながら、これも「内向派」と「外交派」の争いな気がするんですね。

シューマン夫妻・ブラームスは、静かな人間関係を好む人たちです。シューマンは、「家庭と音楽があれば何もいらない」と言って、実際にその通りの生活をした人でした。子どもは8人もいて、ほぼ家から出ずに静かな生活を好んだ人です。ブラームスに至っては独身主義者でした。

一方、リストはサロンで騒々しく派手に生きるのを好む人でした。愛人を囲ったり、豪華なパーティーを好んだようです。ワーグナーも他人の奥さんを取ったり、匿名で自分を褒める手紙を書いたり、浪費家で借金を踏み倒したり、政治演説したりしてます。

どうですか。なんか近くないでしょうか。

この記事の著者・のもときょうこさんのメルマガ

能年玲奈の存在をなかったことにする“天下のNHK”前代未聞の対応

ファン待望の新作映画『首』の完成報告会見の場で、北野武監督がNHK『どうする家康』をこき下ろし話題に。NHKといえば、最近ある対応がきっかけで視聴者から批判を浴びました。この問題について、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

北野武が『どうする家康』を“間抜け”な本と批判?

“お蔵入り”か…と映画関係者たちの間で囁かれていた、『アウトレイジ最終章』から6年ぶりの、北野武監督作品『首』の完成報告会見が開かれました。ファンにとっては“長すぎる春”といった趣でしょうか。

製作費用15億円を巡る軋轢や、『東京五輪2020』の裏金問題で長期拘留中の角川歴彦容疑者を製作総指揮にクレジットするか否かがクリアになったわけですね。

また、北野監督がキャスティングの段階で最後までこだわった明智光秀役も、結局渡辺謙ではなく西島秀俊で落ち着いたようです。

西島は今やアカデミー賞国際長編映画賞受賞作品の主演男優ですが、世界的な認知度を確かなものにした北野監督の『Dolls』から約20年経ったとはいえ、恩師に“スケジュール、何とかなるよね…”と直接言われれば、例えスケジュールの空白は無かったとしても“No”とは言えないでしょう、それが監督と役者間の“仁義”というものですから。

しかし邦画時代劇に客が入らない時代に、15億円は破格の予算と言えるでしょうね。最近では木村拓哉主演の『THE LEGEND & BUTTERFLY』に次ぐ製作費です。

会見に集まったマスコミ関係者は、北野監督がこの『レジェバタ』に言及すると期待していたわけなのですが、何故かその矛先は『嵐』松本潤の『どうする家康』に向けられていました。

“人間の業や汚さ、男同士の愛、権力のための殺人が一切描かれていない間抜けな歴史本”だと…。

この発言で、私は『いだてん~東京オリムピック噺~』を思い出しました。

史上最低の平均視聴率8%ちょっとの、六代目中村勘九郎とビートたけしの大河ドラマです。

このドラマでビートたけしは“落語界の神様”の異名を持つ古今亭志ん生を演じたわけですが、本人的には演出や編集に強い“消化不良”を感じていたことは明らかでしょう。

北野監督が何故『レジェバタ』ではなく『どうする家康』に矛先を向けたのか…私は本意ではない製作陣からの演出に“大河史上最低視聴率作品の主演役者”というレッテルを貼られてしまった怒りだと解釈しました。それは4年経った今でも収まるわけがないほどの屈辱だったのではないかと。

ちなみに『いだてん~』の脚本家、宮藤官九郎は以来、単発ドラマしかNHKでは書かせてもらっていません。幹部連中もクドカン起用に及び腰になっているのでしょう。

『たけしのその時カメラは回っていた』は昨年春に終了、クドカンの連続ドラマ脚本はゼロ…これがNHKに“黒歴史”を作ってしまった関係者への“返礼”なのでしょうか。

『あまちゃん』番組紹介コーナーに能年玲奈の写真がない理由

そういえば4月3日から、BSプレミアムで『あまちゃん』が再放送されています。そのアーカイブス内の番組紹介コーナーを見た私は驚いてしまいました。

主演の“のん”(当時の能年玲奈)と『ピエール瀧』の写真だけが無かったからです。

ピエールは仕方ないとしても、主演女優の写真がない番組紹介なんて前代未聞です。

NHKにも“観る気が失せた”という意見が寄せられたらしいのですが、関係者によれば“能年名義の写真は前事務所が権利を持っているから使えない”大人の事情のためだという事らしいです。

7年前の独立問題が天下の国営放送局にまで影響しているとは…呆れるというか、驚いてしまいます。

これは能年時代の“のん”を知らない若年層への『あまちゃん』と、神木隆之介というヒーローの『らんまん』をカップリングして相乗効果で視聴率を上げていこうとするNHK側のプロモーション方法だというのですが、アーカイブス内の番組紹介を見てしまった私には不快感しか感じられませんが、皆さんはどう思われますか?

北野監督が『どうする家康』にチクリ!とやりたくなる気持ちもわからないではない…と感じてしまった私です。

編集部注:2023年4月17日現在、『のん』の写真のみ掲載されている

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

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巨人・原辰徳の“優柔不断采配”に選手も怒り「最下位濃厚」「日ハムよりひどい」の声

プロ野球が開幕して2週間以上が経過したが、3年ぶりのリーグ制覇を狙う巨人が早くもピンチである。16日の中日戦に敗れての最下位転落に「今年の巨人は見ていられない」とスポーツ紙の記者は語る。浮上のきっかけを掴めない要因は何なのだろうか。

原辰徳の采配に疑問視

開幕15試合で5勝10敗という成績の巨人には厳しい指摘が多い。その一つに「原辰徳監督の采配」がある。

「昨日、テレビで落合博満さんが語っていたことがすべてではないでしょうか」と話すのは、冒頭の記者だ。

「不調の坂本勇人選手に振り回されている原監督の采配にはがっかりです。落合さんも指摘していましたが、坂本選手を6番や3番にしたり、早い段階で途中交代させたり、起用法に軸がありません。結果、日によって打順が変わったり出られなかったりと、他の選手に悪い影響が出てるのは間違いない。優柔不断采配ですね」

坂本勇人といえば、巨人の顔とも言えるスター選手である。だが、今季の不調は野球ファンなら誰もが知るところだ。

「生え抜きのスター選手だから優遇するのは分かるのですが、使うなら使う、調整させるなら一度ファームに落とすなどしないと、本人もやりづらいと思います。勢いのある若手の門脇選手や中山選手も、坂本選手の調子次第で出たり出なかったりじゃ不憫ですよ。チームは悪循環に陥ってると感じます」

主力のモチベーションが低下する理由

前出の記者は、坂本を始めとする主力選手の雰囲気についても言及する。

「同じく不調の丸選手など、主力のモチベーションがそもそも上がっていないのでは? とも、試合を観ていて感じます。そうなると、若手も居づらくなりますよね。こういったチームが暗い状況でベンチに必要なのはソフトバンクから移籍してきた松田選手なのですが、先日2軍に降格してしまいました。『そこじゃないだろ!』の声は我々の中でもありましたよ」

別の記者はモチベーション低下についてこう分析する。

「ズバリ、原監督の影響です。先日はベテランの松田選手をプロで守ったことがないセカンドにつかせました。監督は今季にかける思いが強く、どんなことをしてでも勝ちたい、優勝したいという気持ちがあるんです。ただし、その方法に選手が付いてきていないのが現状です。坂本選手の起用法が確立していないことや松田選手への采配など、選手は相当苛立っていると思います。今季17年目になりますが、監督としての限界がきているのかもしれません」

そして、今の巨人は「あの若手チームにも劣る」可能性もあるという。

「主軸が清宮、野村、万波の超若手打線、日本ハムと同等レベル……劣るかもしれませんね。仮にセ・パが混合だったら、最下位になるのはどちらかと予想します。まだ始まったばかりだけど、今のままでいくと今年の巨人はセ・リーグ最下位濃厚。日ハムと違って、巨人は坂本、岡本、中田、丸といったスター選手を擁する球団ですからね。なんとか頑張ってもらいたいですよ」

良くも悪くも注目されやすい球団だけに、このままでは批判が続くことは間違いないだろう。通算17年目の指揮を執る原監督の手腕に期待したいところだが、果たしてどうなるか。

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和歌山で襲撃された岸田文雄首相が原点に帰って「取り戻す」べきこと

15日、岸田文雄首相(65)が選挙の応援で訪れた和歌山市・雑賀崎漁港の演説会場で筒状の物を投げ込まれた事件に驚いた方も多いのではないでしょうか。この事件について「容疑者のやり方は許せない」と怒りをもって語るのは、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さん。しかし、北野さんは今回の“暗殺未遂”の件とは別に「岸田総理には国民の怒りを知ってほしい」と、自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で語っています。

岸田総理の「胆力」と「体力」には驚き

15日は、本当に驚きました。皆さんも驚かれたことと思います。和歌山市で、岸田総理のすぐそばに爆発物が投げ込まれた件です。

兵庫県川西市に住む職業不詳の木村隆二(24)が、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕されました。

「威力業務妨害」とは実力行使によって他人の業務を妨害する行為です。「実力行使で岸田総理の業務(演説)を妨害した罪」ということなのでしょう。

しかし、投げ込まれたものは「鉄パイプ爆弾」との報道もあります。そうだとしたら、「暗殺未遂容疑」の方が正しいのではないでしょうか。木村容疑者が何を語るのか、注目したいと思います。

いずれにしても、岸田総理が無事で何よりでした。

事件にも関わらず、総理はその後も予定通り日程をこなしました。事件から1時間後には、すでに和歌山駅前で演説していた。その後、なんと千葉県2か所で演説されています。その「胆力」と「体力」はすごいですね。

岸田総理に知ってほしいこと

安倍元総理が暗殺されたのは、昨年7月8日でした。そして、今回は岸田総理の(おそらく)暗殺未遂事件。

安倍元総理の暗殺にも関わらず、簡単に総理の真横に爆発物を投げ込むことができる。恐ろしいことです。警備体制を抜本的に変える必要があるでしょう。

もう一つ。これは、今回の事件とは、直接関係のない話ですが。

岸田総理、世界情勢の認識は真っ当ですが、日本国内の情勢については、かなり国民とずれている気がします。どういうことでしょうか?

ここ数年の動きを見てみましょう。

まず、2019年、消費税率が8%から10%に引き上げられました。2020年、2021年、新型コロナパンデミック大不況が日本と世界を襲いました。2022年、ウクライナ戦争が引き起こしたインフレが日本と世界を襲いました。日本国民はここ4年間、次から次へと襲いかかる危機に苦しんでいるのです。このことについて、岸田総理は、とても理解が浅いのだと思います。

なぜ、そのことがわかるのか?防衛増税を決めたからです。国民の状況が本当にわかっていたら、増税できるはずがありません。

防衛費増額について、岸田総理によると、約4分の3は「歳出改革」「決済剰余金」「防衛力強化資金」で賄うことができる。残りの約4分の1を増税で賄うそうです。

いや、それなら、「歳出改革」「決済剰余金」「防衛力強化資金」で賄える金額だけ防衛費増額に充てればよいのでは?なぜ、増税して、「消費増税」「パンデミック大不況」「ウクライナ戦争インフレ」で苦しんでいる国民の「息の根を止める」ようなことをするのでしょうか?

この防衛増税の後、岸田総理への不信感は、一気に高まりました。

岸田総理が、「異次元の少子化対策!」という。国民は、「増税したいから異次元の少子化対策をもちだしてきたのでは?」と考える。総理が「花粉症対策を!」といえば、国民は、「花粉症対策を口実に増税するのでは?」と考える。

多くの人々が、「増税するくらいなら、少子化対策も花粉症対策もいらない。何もしなくていいから、増税しないでくれ!」と考えている。

私には、木村隆二容疑者の動機はわかりません。しかし、それとは別に、岸田総理は、

・消費税引き上げ、新型コロナ大不況、ウクライナ戦争インフレで国民はとても苦しんでいる
・この苦しみを理解せず、「防衛増税」を決めた岸田総理に多くの国民は怒っている

この二つを理解しておくことは、日本国の総理大臣として絶対に必要なことです。要するに、「これ以上増税しないでください」ということなのですが。

私は、岸田総理が無傷でとてもよかったと思います。総理の外交を支持します。木村容疑者のやり方は絶対に許せません。

その上で、総理は原点回帰され、もう一度国民の声を、【聞く力】を取り戻していただきたいと思います。

(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』2023年4月16日号より一部抜粋)

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意外?中国のマスコミが日本共産党・志位和夫を評価するワケ

近年、世界的なスターや起業家が日本で隠居生活を送っていることが明らかになっています。彼らは日本でどのような生活をしているのでしょうか? 今回のメルマガ『黄文葦の日中楽話』で紹介しています。

中国共産党は、日本共産党をどのように眺めている?

Question

中国共産党は、志位委員長の日本共産党をどのように眺めているのですか?

黄文葦さんからの回答

中国共産党は意外にも好きでも嫌いでもなく、理性的客観的に日本共産党を認識しています。近年、日本共産党は時々中国共産党を批判していました。「国際社会の懸念を強める中国の行動。日本共産党はこれまで一貫して、こうした平和や民主主義、人権保障に逆行する中国の危険な動きを、事実に基づき、国際法にのっとって、厳密で理性的な批判を加え、事態の打開の方策を提案してきました」。(『赤旗』より)

しかし、中国共産党は日本共産党に対し、あまり反論・批判をしていないです。日本共産党は参、衆議院の選挙で、議席数が増えた時に、中国政府のマスコミは積極的に報道し、日本共産党の「野党共闘」の仕組みの有効性を評価しました。「日本共産党は現在、日本の第4の政党であり、日本の左翼政党を代表する政党です」とは、中国マスコミの公式見解です。

中国共産党と日本共産党は、社会主義・共産主義への見晴らしを共有すると見られます。ただし、同じく共産党の名前を有することになっても、中国共産党が日本共産党とのコミュニケーションを望んでいないらしいです。

実に、文化大革命期間中、毛沢東は、かつて日本共産党を敵視していました。毛沢東は1966年7月の演説で、「現代ソ連修正主義、アメリカ帝国主義、宮本顯治修正主義グループ、佐藤栄作反動内閣」という4つの敵の存在を明言しました。

その背景には、1966年3月に訪中した日本共産党の宮本顯治議長が、中ソ極論において日本共産党が中国共産党を明確に支持するよう上海で毛沢東が個人的に求めたことを拒否したことがあります。こうして日本共産党は、ソ連やアメリカよりも、さらには中国と敵対していた佐藤栄作内閣よりも危険な敵になりました。

そして、日中共産党の関係は非常に緊迫し、この後の8月、日本共産党は中国駐在代表と「赤旗」中国特派員を北京から引き上げたが、日本共産党駐在代表と「赤旗」中国特派員は北京首都国際空港で紅衛兵に包囲されて殴られ重傷を負ってしまい、両党関係は完全に断絶してしまいました。

その後、中国共産党と日本共産党は協力関係にないものの、前者が後者を批判することもなくなりました。その一方で、中国のメディアはかつて、日本共産党が戦争に断固反対する姿勢を示したことを賞賛していました。

<日本共産党は、日本の中国侵略や太平洋戦争で反戦の立場をとっただけでなく、戦後の政治活動においても、かつての朝鮮戦争やベトナム戦争への反対をはじめ、21世紀に入ってからもアフガニスタン戦争やイラク戦争への反対など、その姿勢を維持しています。米国による戦争にも、ソ連やロシアによる戦争にも、これほど明確に一貫して反対してきた政党は、日本には共産党しかないでしょう。>

一般の中国人は、日本共産党と中国共産党の間に何のつながりも類似性も感じていません。そもそも、多くの中国人も、日本共産党の本当の姿と今後の方向性にも無関心です。

<3月30日、日本共産党の志位和夫委員長は、岸田文雄首相に対し、日中関係の安定に向けた外交努力の一層の強化を求める提言を行った。日本共産党が総理大臣に直接申し入れるのは約5年ぶりです。

と最近中国マスコミが報道しました。

中国のメディアは、志位和夫委員長個人をまだ比較的高く評価しているようです。彼は、前指導者のステレオタイプだった従来のスタイルやトーンを変え、新しい状況に適応した地に足のついた政策理念を採用し、日本共産党のパブリックイメージを向上させ、日本政治における重要な野党にしたと評価されていました。

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ChatGPTに続け。自動車分野に特化したDriveGPT3つの能力とは?

ChatGPTが話題となっているなか、自動車分野に特化した中国版の「ChatGPT」その名も「DriveGPT」が発表されました。中国の自動車業界情報を届けているメルマガ『CHINA CASE』では今回、 そのDriveGPTについて詳しく紹介しています。

長城傘下のHAOMO、車分野に特化した中国版「ChatGPT」発表 

米OpenAIが開発したAIチャットサービス「ChatGPT」の話題が冷めやらぬ中、中国ではほぼ同じ機能のバイドゥ「文心一言(ERNIE Bot)」、アリババ「通義千問」が相次いで発表され、テンセントも開発中と報道される中、長城汽車系の自動運転子会社である毫末智行(HAOMO)が自動車分野に特化した中国版「ChatGPT」として、「DriveGPT(雪湖・海若)」を発表した。

発表は2023年4月11日に行われた第8回HAOMO AI DAYにおいてのこと。

DriveGPTとは?

「DriveGPT(雪湖・海若)」はシチュエーションをトークン化し、これをDrive Languageと位置付けた。現在までに50万以上のシチュエーションをトークン化、過去に発生したシチュエーションを序列化して、モデルはその歴史から、未来に発生するあらゆるシチュエーションを生成する。

つまりDrive Languageがあれば、「DriveGPT(雪湖・海若)」は学習できる。

現在までにHAOMAはランニング・モデルで1,200億件の変数を持ち、4,000万台の車両の走行データを活用、そこから各シチュエーションを生成する。

これらのシチュエーションに対して、人類の志向性から最適解を生み出し、安全かつ高効率で快適な次元を取捨選択する。人類に引き渡すデータを選別、およそ5万件を切り抜き、モデルに繰り返し訓練させている。

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なぜ、浦島太郎の話をすると海外の人は大爆笑するのか?

多くの日本人が内容を受け入れている浦島太郎の童話。しかし、海外の人には違う受け入れ方をされるようです。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、 著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、海外の感じ方の違いを体験した話と、日本人も理由を知らない浦島太郎の「あの疑問」について分析していました。 

なぜ乙姫は浦島太郎に玉手箱を渡したのか

こんにちは。ゆうきゆうです。

僕はよくオンライン英会話をやっているんですが、その中で「宇宙」の話になりました。

で「宇宙船に乗ると、地球に比べて時間が早くすぎる」みたいな話ってありますよね。その話になりまして。

それについてしゃべるときに、「確かその話って『ウラシマ効果』って名前がついてたな」と思い出したんです。浦島太郎になぞらえて。

でも、ここで思いました。「いやでも、ウラシマ効果って名前、そもそも伝わるのか?」と。これって日本独自の名称なのでは?と。外国人が、そもそも浦島太郎って知ってるのか?と。そのため、浦島太郎という童話の説明をすることになりました。

「ウラシマという男がいて、カメを助けたんです」

そんなところから英語で解説です。宇宙の話からだいぶ離れてる。

で、「ウラシマが海でキャッスルに入って、プリンセスに会って…」みたいな説明を。説明しながら、軽くディズニーにありそうな話だな、と思いました。

で、最後のシーンまで説明しましたところ、めっちゃ大ウケ。「あっはっは!」「えっ!?」びっくりします。何にウケたのか。

すると先生は言いました。

「なんでそのプリンセスは、開けたらおじいさんになっちゃうボックスを、わざわざ渡したワケ!?」

確かにー!そこでウケるのが新鮮でした。

我々日本人は、あまりに当然すぎて、今さら疑問を抱かない。でもはじめて聞いたら、確かにそれが素直な反応なのかもしれません。

それにたいして僕は答えました。

「その理由は」

「うん!?」

「日本人も知らない」

「あっはっはっは!」

さらにウケました。とりあえず浦島太郎は、ユーモア話として海外で通用するようです。

中国軍の関与は本当に無いのか?自衛隊ヘリ墜落の謎と「日中軍事衝突」の可能性

4月6日に沖縄県の宮古島周辺で発生した、陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明となった事故。懸命の捜索作業が続く中、13日夜に機体と見られるものと隊員らしき姿が確認されたとの報道がありましたが、事故の詳細は未だ明らかになっていません。この件について我々がどう受け止めるべきなのかを考察しているのは、外務省や国連機関とも繋がりを持ち、国際政治を熟知するアッズーリ氏。アッズーリ氏は今回、米中対立の激化が自衛隊機墜落のドミノ現象化を招く原因を解説するとともに、「日本国民は事件としての自衛隊機墜落」をより現実的に考えるべきとの警告を記しています。

自衛隊ヘリ墜落は事故か事件か?高まる「日中軍事衝突」

台湾や尖閣諸島で緊張が続くなか、4月6日、九州熊本の基地から飛び立った陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島周辺で突然消息を絶ち、乗っていた陸将など自衛官10人の行方が分からなくなっている。周辺の海域からは機材などが発見され、防衛省は事故との見方を示している。

だが、事故と断定されたわけではない。ヘリコプターが宮古島周辺海上を飛んでいた当時、天気は曇りだったが全く雨も降らず風も吹かず落ち着いており、自衛隊が最近実施した点検でも異常は見つからなかったという。この摩訶不思議について、インターネット上では、中国人民解放軍が遠方からヘリコプターを無力化できるサイバー攻撃を仕掛け、突然ヘリコプターが機能停止に陥り墜落した、また、自衛隊の中に中国当局と繋がるスパイが潜伏し、そのスパイが墜落させたなど様々な憶測が飛び回っている。

同日、中国の軍艦が墜落直前に沖縄本島と宮古島の間を通過していたことから、同軍艦が何らかの関与をしているのではないかとの懸念も聞かれた。これについて、7日の衆院安全保障委員会で浜田防衛大臣はそういった情報は入っていないと関連性を否定した。

「事故」だけで片付けてはいけない陸自ヘリ墜落

一方、ここで重要なのはこれがたとえ事故だったとしても、我々はそれだけで片付けてはならず、こういった自衛隊機の墜落が事件として起こるリスクが高まっていると認識することだろう。2010年の尖閣諸島における中国漁船と海上保安庁の船舶の衝突事件のように、日中の間では実際に衝突が起こっている。しかし、2010年当時の中国の軍事力と今日の軍事力は全くの別物であり、仮に今後何らかの衝突が起これば、中国は10年前以上により強硬な対応を取ることになるだろう。

それは数字からも想像できる。たとえばストックホルム国際平和研究所の分析によれば、2021年の米国の国防費は8,010億ドルで世界全体の38%あまりを占める一方、中国の国防費は2,930億ドルと世界全体の14%を占めるに至っている。しかし、2021年の中国の国内総生産は既に米国の70%にまで達しており、今後も中国が欧米よりは高い経済成長を維持することを踏まえると、中国が経済力と軍事力で米国を追い越すのは時間の問題だろう。

2033年あたりには米中の力の逆転が起こるとの見方もある。しかも、米国は今日対ロシアに時間や労力を割く必要性に迫られており、対中に全神経を集中できる状況にはない。中国は東シナ海や南シナ海、台湾などに全ての労力を割くことも習氏の意思次第で可能であり、沖縄や台湾周辺での米中逆転は時間の問題だろう。

「手にシャベル」ロシアがウクライナ東部を制圧できなかった情けない理由

東部ドネツク州を始め各地で激戦が続くウクライナ戦争。プーチン大統領は3月末までの東部完全制圧を軍部に命じていましたが、敢え無く失敗と終わりました。その原因を取り上げているのは、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さん。北野さんは無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で今回、ロシア軍の東部制圧を阻んだ「情けない理由」を紹介するとともに、当紛争のこれまでの戦況と今後の注目点を解説しています。

ロシア―ウクライナ戦争現在の戦局は?????

今回は、久しぶりに「ロシア―ウクライナ戦争の戦局」について書いていきます。

今年に入ってからの流れを。

1月11日、プーチンは、ロシア軍のトップ・ゲラシモフ参謀総長を、ウクライナ特別軍事作戦の総司令官に任命しました。ゲラシモフは、ロシアのハイブリッド戦略を考案した、世界的に有名な戦略家です。

プーチンは、「3月中に、ルガンスク州、ドネツク州を完全制圧するように」と、ゲラシモフに指示しました。ロシア軍は、攻勢をかけますが、ドネツク州の要所バフムトを落とすことができませんでした。ゲラシモフは、ミッションを完遂できなかったのです。

なぜ、世界的戦略家ゲラシモフは、大攻勢に失敗したのでしょうか?

「なさけない理由」だったようです。

「BBC NEWS JAPAN」3月6日を見てみましょう。

イギリス国防省は5日、ウクライナ侵攻を続けるロシアの予備役が、弾薬不足のために「シャベル」を使って「接近戦」を行っている可能性が高いとの見方を示した。

 

英国防省の最新のアップデートによると、ロシアの予備役が2月下旬、「『銃器とシャベル』のみで武装して」ウクライナの陣地を攻撃するよう命じられたと述べたという

冷酷だった習近平

ロシアは、武器弾薬が足りない。ゲラシモフがいくら優秀でも、どうしようもありません。

そこでプーチンは、どうしたか?

3月20日から22日まで、習近平がモスクワにいました。プーチン、たった一つの願いは、「習近平、武器をくれ~~~~~!!!!!!!!」ということだったのです。

ところが習近平。武器をロシアに供与したら、欧米から制裁を科されるでしょう。それで、プーチンの願いを拒否したのです。