報道されない米攻撃部隊のアジア集結。中ロ沈黙で窮地の北朝鮮

2月27日からハノイで開催される米朝首脳会談について、前回記事で「成果は出ない」と分析したメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』の著者の島田さん。時間の経過とともにさらに分析を深め、両国の心理戦について解説。特に、交渉を焦らないアメリカによる北朝鮮への圧力について詳しく紐解きます。

第2回米朝首脳会談はどうなる? 交渉のプロが大胆予測!

2月27日と28日にベトナム・ハノイで開催される予定の第2回米朝首脳会談を前に、国際的な心理戦が繰り広げられています。

私も生放送に出演させていただき、お話した“具体的な成果の見通し”については、「非核化が何を意味し、どのようなプロセスやタイムラインで進められるか」という点に焦点が当てられています。

何も成果はないだろうという悲観的な見立てが多い中、「何かしらのタイムラインに合意されるのではないか」、「非核化とは何か」という定義について合意できるのではないかという楽観的な見立ても存在します。

現時点では正解を探し出すのは不可能だと思いますが、できるだけ自分サイドに都合の良い結果を引き出すための心理戦が、激しく繰り広げられています。

例えば、「非核化とは、あくまでも朝鮮半島の非核化であり、北朝鮮の核のみを指すのではなく、それは、在韓米軍の撤退をも意味する」と主張する北朝鮮の高官の意見や、ハノイに先乗りしている北朝鮮の別の高官が「北朝鮮が核兵器を廃棄することなどありえない」と発言して、非核化が意味する範囲を「今後、核兵器を開発しない」という意味に摩り替えて、すでに保有しているとされる核弾頭については、国や制度の存続のための最低限の抑止力として保持することを認めさせるという方向に心理戦を展開しています。

片やアメリカは、「北朝鮮とはきっといいdealができる」と自信たっぷりに話すトランプ大統領の発言が片側の極論であれば、軍のトップや情報機関のトップが「北朝鮮の核廃棄は進む気配がない」と一方の極論を展開するグループもあり、『実際のところ、アメリカはどう考えているのか』を全く読めないようにコントロールしています。

メディアでは、あえてアメリカ政府内の意見の不一致・不協和音を際立たせたいようですが、実際には完全にコーディネートされた情報操作だと言えます。ちょっと意地悪な見方をすれば、1週間弱で開催される首脳会談に向けて、あまりにも準備が進んでいないが故に、世界の期待値を下げておくという狙いも見て取れると思いますが、実際には北朝鮮やその背後に存在する中国にとっての選択肢の幅を狭めている効果があると考えます。

仕事に悩む相談者に、強みを見つける「マインドマップ」のススメ

読者からのさまざまな質問に回答してくれる、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は、周囲とのコミュニケーション不足を上司に指摘されたものの、改善策を見出だせず退職も考える会社員が相談者。この悩みに永江さんは、「意識を根本的に変えないと何をやってもうまくいくわけがない」とまずは厳しい言葉を送り、具体的なアドバイスを続けています。

コミュニケーション不足を指摘され仕事について悩む

Q.
ブログ、note、いつも楽しみにしつつ読ませて頂いています。質問が枯渇しているということで、もしかしたら答えて頂けるかもと思い、送らせて頂きました。

私は37歳の男です。特に目的もなく惰性でここまで生きてきた感じです。目標を持って何か取り組もうと思っても、一歩を踏み出せずにいます。そんな私が、縁あって一部上場企業の正社員に中途採用して頂き、もうすぐ2年になります。

元々、仕事に真面目に取り組んでいるということ以外、特に秀でたモノがあるわけでもなく、ミスも多く、叱責されることの方が多い毎日です。

ここからが本題なのですが、つい最近、始末書を提出することになるレベルの大きなミスをしてしまい、上司から色々な話をされました。その中で、私と周りとのコミュニケーション不足を特に指摘され、休憩中等にもっと仕事とは関係ない話とかして仲間を作っておけ、という感じのアドバイスを受けました。

私は仕事上のコミュニケーションは最低限出来ているつもりだったのですが、それ以上は出来ていません。私の性格的に、今後も厳しいだろうと感じます。

そもそも、上司が言うコミュニケーションを取れという相手は、ほぼ全員喫煙者です。私は喫煙しないので、休憩中、わざわざ喫煙室に入って無理にでも会話をしろというのも納得がいきません。自分が正社員になったあと、迷惑をかけただけでほとんど会社のお役に立てていない現状ですが、正直辞めたいと思ってしまう自分がいます。

しかし、私のことを思って叱責しアドバイスをくれる上司、正社員になるための面接をしてくれた部長や社長に申し訳ないという気持ちもあり、どうすれば良いかもわからない状況です。甘えるなと冷や水をかけて頂いても構いません。会社の恩に報いるためにも、苦手なコミュニケーションを取りつつ仕事を継続するべきか、1度リセットをして他の道を考えるべきか…ご教授頂けないでしょうか?

NY「ルームシェア」事情。日本と違い「致し方なく」みんなが選択

ニューヨークに住む多くの人が経験するルームシェア。理由は世界一高い家賃にあります。メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者で、米国の邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さんも、渡米後4年ほどはルームメイトと暮らしていたそうです。好むと好まざるとにかかわらず、「異文化体験エピソード」が蓄積していくというNYルームシェア事情を伝えてくれました。

インスタ映えよりもガチンコライフ

日本で「シェアハウス」が流行っていると聞きました。え?そこまで日本の家賃が高騰してるの?そう思ったものの、よくよく聞くと事情はニューヨークのそれとはまったく違うものでした。

当然ですが、世界一家賃の高いここニューヨークでは昔から「シェアハウス」文化。学生だけでなく、弊社社員も全体の半分は住居をニューヨーカーとシェア、もしくは日本人同士でシェアをしています。バカ高い家賃を折半するため、そこには性別、年齢、職業、宗教、国籍、人種関係なく、屋根を一つにする必要があります。そこはあまりにも当たり前の習慣なので、たまに新入社員で「シェアしてません、ひとり暮らしです」と聞くと「親御さん大金持ちなの?」と聞きたくなってしまいます。マネージャークラスで「やっと晴れて、ひとり暮らしできるようになりました」と嬉しそうに報告にくる社員もいます。

やはり、従来のサラリーではこの街での一人暮らしは現実的ではありません。ブルックリンですらニューヨーカーとシェアして、一人頭1000ドル(12万円)くらいが相場です。都内なら23区以外で結構いいマンションに当然一人暮らしできる家賃です。

僕も渡米して以降4年くらいは多くのニューヨーカーとシェアハウスをしてきました。

最初はラオス人の女の子。当時20代後半だった僕と同世代だったと思います。名前は忘れたけど、とてもいい子で、鍵をよくなくす僕に真夜中呼び鈴で起こされて、ドアを開けてくれる時もイヤな顔ひとつしない子でした。彼氏もよく遊びに来て、ラオス料理を食べさせてくれたこともあります。部屋の中で、観賞用のトカゲをペットとして飼っていたことを、退室する挨拶した際、知りました。もっと早く知っていたら、もっと早く出ていたのに、と思いました。

実は、去年の9月。僕の誕生日の夜に社員一同とタイムズスクエアのホテルのカフェに行った際に、ばったり再会しました。約17年ぶり。ウエイトレスとして働いている彼女が僕たちのテーブルに注文をとりにきた際、どっかで見たことある顔だなぁと思っていたところ、彼女から話しかけてくれました。左手には指輪がありませんでした。

次にシェアしたのは、ブラジル人の男性。とても気があって、頻繁にふたりで遊び歩きました。父親が母国で映画関係の仕事をしていたらしく、将来オレは大物映画監督になる!と口癖のように言っていました。アントニオのフルネームでSNSで検索しても、数えきれない人間が出てきて、未だ消息不明です。もちろん映画業界ではまだ名前を聞きません。

なぜマスコミは「然るべきスジ」からの情報をすぐ信じるのか?

メディアがときどき論拠とする「然るべきスジ」からの情報というものがありますが、発信元が信頼に足る人物だからといって信じ込んでしまうのは危険だと指摘するのは、軍事アナリストの小川和久さん。小川さんは自身のメルマガ『NEWSを疑え!』で、メディアの人間まで信じてしまった2つの軍事関係の「スジ情報」について、ファクトチェックを行うことで、注意を呼びかけています。

首相官邸の然るべきスジ

今回は、ややオタク的かもしれませんが、軍事に関するファクトチェックの話をしましょう。特に新聞、テレビの記者の皆さんには注意を呼びかけたい事柄です。

例えば、「首相官邸の然るべき立場の人が○○と言っていた」という「情報」を耳にすることがあります。そして発言者がトップ経済人などで社会的地位が高く、信頼されているほどに、その「官邸の然るべきスジ情報」は、正確な情報としてマスコミを通じて国民の間に流布されていくことがありますが、実は、これが食わせ物だらけなのです。

例えば、北方領土返還交渉に関して「ロシアは国後、択捉を返すことは絶対にない。それは、国後島と択捉島の間の国後水道が、ロシアの弾道ミサイルを積んだ原子力潜水艦の通り道だからだ」という話が漏れてきたとします。

その話をした人は首相官邸の中枢にいる人です。そして、確かに国後水道は幅22キロ、最大水深484メートルもあり、核弾頭を積んだロシアの弾道ミサイル原潜が太平洋とオホーツク海を往復するのに、潜ったまま密かに通過できそうだと思いそうになります。もちろん、平時であれば国後水道の水深があれば全長170メートルもあるロシアのボレイ級弾道ミサイル原潜でも、潜没航行できないわけではありません。

しかし、いつ有事になるかわからないことを前提に行動している原潜が、自分の最大潜航深度の450メートルぎりぎりの深さしかない国後水道を使うことは、他に安全に潜航できるルートが何本もあるだけに、普通では考えられないのです。

他のルートとは以下の3つの海峡ですが、千島列島で最深の北得撫水道(新知《シンシル》島と得撫《ウルップ》島の間の水道の北側)は水深2200メートル、牟知海峡(牟知《ムシル》列岩と雷公計《ライコケ》島の間)は1900メートル、択捉水道(択捉島と得撫島の間)は1300メートルもあるのです。

このうち使いやすいのは択捉水道で、それを理由にロシア側が択捉島を渡すわけはなく、それゆえ4島返還は困難とする議論がありましたが、こちらの方は軍事的合理性を備えた見方です。

それに、ロシアの弾道ミサイル原潜の太平洋側の根拠地はカムチャツカ半島のペトロパブロフスクにあります。そこから太平洋方面に弾道ミサイル原潜を展開することはあっても、オホーツク海に展開している1~2隻ほどの弾道ミサイル原潜を米国側の攻撃型原潜や日米の哨戒機にブロックされやすい千島列島の海峡を使って太平洋に出そうとするのは、よほどの場合でしょう。まして、水深の浅い国後水道が潜航のために使われる可能性は高くないのです。

医師が解説。冬は授業開始を1、2時間遅くすれば成績が上がる理由

ようやく日が長くなってきましたが、東京と沖縄で日の出時刻にどれほどの違いがあるかご存じでしょうか?冬の時期で30~40分、夏は1時間以上沖縄の方が遅いのです。この「時差」が沖縄の人たちの健康、さらには仕事や学業にも悪影響を及ぼしていると指摘するのは、メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』の著者で、沖縄在住の現役医師・徳田先生です。徳田先生は、特に日の出が遅い冬の時期が問題だと、始業時間の変更もしくは国内での時差の導入を提唱しています。

私が冬に体調不良になる理由

私がこの記事を書いている日は2019年1月12日です。真冬です。真冬といっても、私が住んでいるのは沖縄ですから、全然寒くありません。日中の気温は25度近くまで上がりますし、最低気温も20度程度です。

しかし毎年訪れる冬、私はいつも体調を崩してました。風邪やインフルエンザにかかるわけでもなくです。それがなぜなのか、最近になってわかりました。冬になると睡眠時間が短くなるからでした。そしてその睡眠時間が短くなる原因が、冬の日の出が遅いからだ、ということに最近気づくことができました。

2019年1月12日の沖縄の日の出と日の入りの時刻を見てみましょう。日の出は7時29分、日の入りは18時14分でした。一方で、東京の日の出は6時49分、日の入りは16時47分でした。東京と沖縄は同じ日本のなかにありますが、東京に比べて沖縄の日の入りは1時間30分も遅いのです。そして日の出は40分も遅いのです。

東京と沖縄の時差

日の出の時刻と睡眠時間には密接な関係があります。人間の脳内には体内時計があります。体内時計の1日は24時間15分程度。つまり、体内時計は24時間周期ではなく、毎日約15分遅く進むリズムとなっています。人間が眠る時間帯は体内時計のみに従うと徐々に遅れていくので、毎日この時計をリセットします。朝の日光を体感して体内時計をリセットしているのです。

2019年1月12日、東京の人々ではこのリセットが6時49分に行われましたが、私を含めた沖縄の人々では7時29分に行われたのです。人間の脳の本格的な活動のスタートはリセット時刻から少なくとも2時間後になります。東京の人8時49分に本格的な脳活動が開始することができます。沖縄の人は9時29分に本格的な脳活動を開始すべきなのです。

ヨーロッパの国々では、日の出の時刻に合わせて仕事と学校がスタート時刻の設定をするのが当たり前になってきています。医学的にみると、東京では8時50分に仕事や学校がスタートしても良いと思いますが、沖縄では9時30分でよいと思います。それが人間の体内時計に適合した脳の活動スタート時刻なのです。

カゼ予防や春先のアレルギー対策で食べておきたい「根菜類」は?

寒い日と暖かい日が交互に訪れ、朝夕の冷え込みはまだまだ厳しいこの時期は、粘膜系統が敏感になると注意を促すのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生です。今回のメルマガでは、毎日の食生活で意識したい根菜類の摂取、特にレンコンとごぼうの効能について教えてくれます。

風邪予防に根菜類

【粘膜系統を丈夫にする根菜】

三寒四温で気温が上がったり下がったり。未だに空気は乾燥して、朝夕は冷え込みます。空気の変化に敏感なカラダの粘膜系統は、こうした変化に敏感になり、アレルギー症状や風邪をひきやすくなっています。

粘膜系統の働きを高めるために、食事に根菜類を上手に取り入れることで、こうした症状対策に役立ちます。

【呼吸器を丈夫にするレンコン】

目鼻や口腔内、呼吸器系統の粘膜を丈夫にする作用を持つレンコンは、キンピラなどにして毎日こまめに食べておくとよい食材です。

粘りのあるレンコン独特の食感が、呼吸器や目鼻など、空気に触れるところの防御作用を高めてくれます。また、腸の働きを刺激して便通をうながし、カラダの毒素の排泄をうながす効果もあります。

【腸内を丈夫にするごぼう】

ごぼうには腸管の働きを高め、豊富に含まれるオリゴ糖の働きで、腸内のバクテリアの環境を整えて、カラダを芯から温めてくれる作用があります。

便通をうながすばかりでなく、全身の血流をうながし、足腰を丈夫にして、免疫力を直接高めてくれるごぼうは、常備菜として毎日取ることをオススメします。春先に腸内環境を整えておくことで、花粉症や春のアレルギー症状の予防にも役立ちます。

インフルエンザ対策をして、大風邪をひくこともなく丈夫なカラダを維持し続けることが、花粉症や春先のアレルギー症状対策にも役立ちます。毎日の食生活、大事に過ごしたいですね。

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子どもが本当にヤル気を出す「親から言われて嬉しい言葉」BEST10

子育て中の親御さんは、子どもへの声かけに関して常に悩みを持っているようです。まずは、メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者で家庭教育のプロの柳川由紀さんが教えてくれる、「親から言われて嬉しいと感じる言葉」をしっかりと覚えることから始めてはいかがでしょうか。さらに今回は、子どもの成長とともに変わる親の心がけを示す「ネイティブ・アメリカンの子育て4訓」についても紹介しています。

親から言われて嬉しい言葉ベスト10

先日、「子どものやる気アップ講座」で「親から言われて嬉しい言葉」「親から言われて傷つく言葉」をご紹介したところ、

 「え?こんな言葉で傷つくの?」
 「やっぱりこの言葉が嬉しいんだ!」
 「なかなか言わない」
 「今日から伝えよう」

など、とても反響がありました。そこで今日は「親から言われて嬉しい言葉」を皆さまにシェアします。

1.よく頑張ったね
努力している過程を見ていてくれたんだ、という嬉しさ。

2.すごいね

3.ありがとう
自分は大したことをしたつもりがなくても、親が喜んでくれた、という思いがけない喜び。

4.おめでとう
認めてくれたという喜び。

5.良くやった

6.お帰り
帰ってきたときに安心する。

7.信頼してるよ
信じてくれているんだと自信が持てる

8.大好きだよ

9.楽しめば良いんだよ

10.ナイスチャレンジ!

9、10は、失敗して落ち込んだときに掛けてくれた言葉で気持ちが救われた。「ドンマイ」よりも元気になれた。

家庭教育アドバイス…「成長と共に変わるアプローチ」

「ネイティブ・アメリカンの子育て4訓」をご存知でしょうか?

  • 乳児は肌を離すな
  • 幼児は肌を離して手を離すな
  • 少年は手を離して目を離すな
  • 青年は目を離して心を離すな

子どもとの距離が離れるにつれて、子どもの意思を尊重するようにしなくてはならないことを示唆しています。

子どもの活動に、実際の目も、精神的な意味でも目を配ることができなくなるのが青年期です。それでも親は子どものことを大切に考えています。ですからそれを子どもに伝えることが必要です。

子どもの心に占める親の割合は、成長するにつれ、どんどん減っていきます。これは順調に成長している証拠です。

そして、親が子どもの心を離していないならば、例え、子どもが辛い思いをしたときでも、「親はどう思うだろう」「励ましてくれるかな」などと、親のことを思い浮かべてくれるでしょう。そういう親子関係を育みたいですね。

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モテ男になれる「ヒント」あり。なぜ女性は占い好きが多いのか?

今日の運勢はどうでしたか? ◯チャンネルの占いはいまいちだったけど、△チャンネルは良かったからオッケー。そんな風に忙しい朝でも占いコーナーのチェックだけは欠かさないという女性は多いようです。メルマガ『8人ばなし』の著者・山崎勝義さんは、男性より女性に占い好きが多い理由を考察。占いに女性が求めているものから、求められる男性になるためのヒントを教えてくれます。

女性と占いのこと

一般的に男性よりも女性の方が占い好きと言われる。実感としてもそんな気がする。

この性差に関しては、おそらく脳科学的アプローチでそれなりに合理的な説明ができるにはできるであろう。ただそういった、謂わば生物学的事情よりも、現実に生きる者のリアルな経験として「本当にそうだよな」と首肯できるところが面白い。その辺のところをやや口幅ったく言えば、社会学的事情あるいは心理学的事情とでもなるのであろうか。

それにしても、女性たちの周りには占いが溢れている。雑誌、テレビ、ネット、とメディアが多様化してもそれは変わることはない。興味深いのは女性誌や女性向けサイトとは違い、どちらかの性別のみに向けてという訳でもないテレビ番組でさえ占いコーナーだけは女性向けに作られているというところである。

それは例えば「今日のラッキーアイテム」ひとつとってみても、ファッション系のアイテム(つまりは男からは縁遠い物)が多いことからも分かる。そもそも朝の忙しい時に自分の星座の運勢が発表されるまでテレビの前で待つなど、たとえそれが1、2分のことであっても男ならまずあり得ない。

では、世の女性たちは占い師の言うがままか、というとそうでもない。人生の重要な局面、例えば進学、就職、結婚、転職等々においては占いなど考慮にすら入れてはいない。どんなに神妙に聞いていても彼女たちは自分の将来や未来と占いは別次元のものと(当然と言えば、当然だが)分かっているのである。

それでは一体何が嬉しくて、あるいは楽しくて占いに興じているのだろうか。そもそもその魅力は何なのだろうか。思うにそれは、今の自分そして今までの自分への共感ではないだろうか。つまり、これからのことではなく、今までのことを言い当ててもらうことが嬉しいのではないだろうか。

例えば「あなたは普段は優柔不断ですが、こだわるべきところでは決して譲らない性格である」とか「あなたはロマンティストだが、それだけに現実とのギャップに悩まされる」とか、一歩占いの場から離れてみれば誰にでも当てはまりそうな当たり前のことを改めて目の前の他人から言われることが嬉しいのである。

流行に惑わされるな。どんな状況でも対応できる魔法の接客ワード

毎日のように発生する仕事上の問題。人はその問題解決のための「答え」を探すため四苦八苦するものですが、「答えよりもヒントを探すほうが成長できる可能性がある」とするのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で今回、その納得の理由を記しています。

答えよりもヒントを探す

何かに問題を抱えていたり、苦労をしている人は、その問題を解決するための、「答え」を探そうとします。例えば、接客に置き換えていうなら、「迷っているお客様に買ってもらうためのクロージングワード」みたいな答えを求めようとするわけです。いわゆる「殺し文句」みたいなことですね。

これらを探すこと自体を、悪いことだとは言いませんが、実際のところ、そんなものがあるなら誰だって売れるようになっているでしょう。つまり、いくら「答え」を探したとしても、自分に合う、自分たちのお店に合う、明確な「答え」を見つけることはとても難しいのです。

であれば、明確な「答え」を求めるよりも、答えにつながるヒントを探す方が、よっぽど成長できる可能性があります。

どういうことかわかりやすいように、先ほどの、クロージングワードを例にとってみましょう。

「答え」としてクロージングワードを探していると、「こちらの商品が良いですよ」「お客様になら、絶対にこれがオススメです!」など、いろんな言葉を知ることになります。しかし、探しているのは明確な答え」なので、自分のやり方や、お店の商品に合わないものだと、「これじゃない」と切り捨てることになります。こうなると、何も蓄積はされません。

しかし、これが、「ヒントを探す感覚になっていると少し変わってきます

同じように、「こちらの商品が良いですよ」「お客様になら、絶対にこれがオススメです!」という言葉を知った時に、「なるほど、この商品ならこういう言い方ができるのか」と、それぞれの接客スタイルや商品に合わせたやり方を学ぶことができます。その蓄積から、「じゃあ、これをヒントにすると、どう使えるだろう」と自分なりの答えを求めることができるようになるのです。

知るということは同じなのに、その後の結果に大きな違いが出ますよね。だから、日頃から、「ヒントを探す感覚でいることがとても重要なんです。

「売上UPしなければ返金」と豪語するコンサルに頼んではNGな訳

「効果がなければ返金保証」という売り文句はよく耳にしますが、それをコンサルタントが口にした場合には注意が必要なようです。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者の中久保浩平さんが、そんなコンサルタントに近づいてはいけない理由を記してくださっています。

業績アップを約束するコンサルタント

売上アップをお約束します出来なかったら返金保証します」というような表現を使って営業をしているコンサルタント。売り文句に買い言葉、といったらそれまでですが、コンサルタントがこのような表現を使っていること自体に疑問を持たなければなりません

こういう表現を使っているということは、

  • 余程の自信があるか
  • それとも顧客探しに必死になっているか?

のいずれかです。しかし、いずれの場合もあてになる確率は低いです。

本当に自信がある人はそもそもそんなことを語りませんし、顧客探しに必死になっているコンサルタントも信用できません。いうなれば「売上アップを約束します」というようなコンサルタントは、どこかで聞いたような売上アップのためのノウハウを切り売りしている場合がほとんどです。

そんなコンサルタントはコンサルタントではありません。もっというと、コンサルタントという仕事がどういうものなのか?を分かっていません。

と、このようなこのことをいうと、「でも、実際にコンサルタントは色々なクライアントを成功に導いているのでしょうから、売上アップのノウハウくらい蓄積されてるから問題ないのでは?それにノウハウが有益なものであれば、それで良いのでは?」なんてことを思われるかも知れません。ですが、それこそ術中にはまっているということなのです。

コンサルタントがノウハウを売るというのは常套手段です。その後の契約に結びつけるためにあるのです。つまり、コンサルタントの都合で物事を進めているということ。そのようなことで、クライアントの課題に真に向き合うことはできません。

売上アップのノウハウやテクニックなんてものは諸刃の剣。打ち上げ花火を上げてパッと散るだけのものです。そのノウハウどおりにやってみて本当に売上がアップする、というのはほとんどありません。あったとしても、極々わずかです。しかも、そのわずかな成果も一瞬のうちに終わるのです。