アメリカ初のインド系黒人女性大統領の誕生へ。カマラ・ハリス陣営が巧みに演出する“新しい流れ”

8月22日、シカゴで開かれていた民主党全国大会の最終日に大統領候補の指名受託演説を行ったカマラ・ハリス氏。支持率の平均値でもトランプ氏を上回るなど止まらない勢いを見せていますが、2026年の建国250周年を前にアメリカは初の黒人女性大統領を戴くことになるのでしょうか。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では国際政治経済学者の浜田和幸さんが、情勢を冷静に分析。ハリス氏がインド系であることに注目し、黒人女性大統領誕生の可能性を考察しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:カマラ・ハリスはアメリカ初の女性大統領の座を射止めるのか?

カマラ・ハリスはアメリカ初の女性大統領の座を射止めるのか?

ぶっちゃけ、アメリカの大統領選挙はかつてないほど盛り上がっています。

ほんの1ヶ月前までは、バイデンvsトランプの「老老対決」のため、多くの有権者は「もっと若くて、ましな候補者はいないのか」と、選挙に無関心でした。

ところが、81歳のバイデン大統領が選挙戦からの離脱を表明し、後継に副大統領のハリス女史(59歳)を指名したことで流れがガラリと変わったのです。

狙撃事件で九死に一生を得たトランプ氏(78歳)は、当初は強がっていましたが、新たな対抗馬の登場で危機感に囚われているフシが見え隠れします。

相手がバイデン氏の時は「あんな老いぼれにアメリカを任せることはできない」と強気一辺倒でしたが、若さと多様性を売り物にするハリス女史が登場すると、「体調が悪くなった場合には、選挙戦を辞退する可能性も否定できない」と、弱気の発言をする有様。

しかも、本人も自らが副大統領候補に選んだバンス上院議員も、ハリス女史のことを「突然、黒人になったようだ」とか「子どもを産まず、子猫を可愛がっているだけだ」と、人種差別ともとられるような罵詈雑言のオンパレードです。

余りの品のなさに、共和党支持者の間でも自制を促す声も聞かれます。

主要メディアも、突然吹き始めた「ハリス旋風」を好意的に扱う傾向が顕著です。

このままでは、アメリカ初のインド系黒人の女性大統領が誕生する可能性が出てきました。

実は、そうした「新しい流れ」を巧みに演出しているのがハリス陣営なのです。

各種世論調査では意図的に彼女の支持率が高くなるような操作も顕著に見られます。

指名を受けてから2週間で500億円を超えるという史上最高額の献金を集めたことも。

共和党の側からは「これはハネムーン現象で、ご祝儀相場に過ぎない。ハリスには政策も実績も皆無だ。直に自滅するだろう」との発言も聞かれます。

しかし、ここは冷静な情勢分析が欠かせません。

この記事の著者・浜田和幸さんのメルマガ

赤字企業買収の節税封じがされた今、欠損金は引き継げないのか?

かつては可能だった赤字企業買収による節税ですが、今は行き過ぎた節税を規制するために規定が設けられました。その詳細を無料メルマガ『税金を払う人・もらう人』著者の現役税理士・今村仁さんが紹介しています。

赤字企業買収(繰越欠損金)適格か非適格かが問題!

■古き良き時代!?

かつては、下記のような節税が可能でした。

1.繰越欠損金や含み損があるペーパーカンパニーをM&Aで買収

2.その会社で儲かる新事業を行う

3.繰越欠損金等と損益通算を行い、節税を図る

つまりは、赤字会社をM&Aで取得して、その後の利益と相殺し、結果的に税金負担を軽減させることが理論的には可能でした。

■平成18年度税制改正

このような行き過ぎた節税を規制するために、平成18年度税制改正において、下記2つの規定が創設されました。

1.特定株主等によって支配された欠損等法人の欠損金の繰越しの不適用(法人税法57条の2)

2.特定株主等によって支配された欠損等法人の資産の譲渡等損失額の損金不算入(法人税法60条の3)

「欠損等法人」とは、特定の株主による「特定支配関係」がある内国法人で、欠損金額または評価損資産を有する法人のことです。

「特定支配関係」とは、特定の株主によって50%を超える株式等を直接又は間接に保有される関係で、この特定の株主は、法人株主に限られず個人株主も含まれます。

1については、M&A前に生じた欠損金(赤字)をM&A後の節税に、基本的には使わせないという規定です。

2については、M&A前から所有する含み損のある資産をM&A後に売却などで顕在化させても、基本的には節税効果を発揮させないという規定です。

■「適格合併」欠損金引継ぎが可能な場合も!

一方で、グループ間の合併などでは節税を認めてくれるケースもあります。

代表的なケースが、「完全支配関係のある会社同士での適格合併」です。

この場合の適格要件は、「金銭等不交付要件」と「完全支配関係継続要件」です。

金銭等不交付要件とは、合併の対価として、合併法人やその親会社の株式以外の資産の交付がないことです。

完全支配関係継続要件とは、合併前にあった完全支配関係が、合併後も継続することが求められます。

適格合併であっても、「欠損金の引継ぎ制限要件」も更に確認しないといけないのですが、合併法人の適格合併があった年度開始の日の5年前から支配関係がある場合、この制限は適用されません。

つまり、「5年以上前から完全支配関係のある会社同士での適格合併」であれば、欠損金の引継ぎが可能という事です。

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あの日“ピカピカに光って”いたキミに乾杯。『The・かぼちゃワイン』エルに見た“隣のお姉さん”という幻想

その昔、今やクイズ女優として有名な宮崎美子が、まだ熊本大学の女子大生だった頃、ミノルタ(現コニカミノルタ)の一眼レフカメラX-7のCM日本中で話題になった。1980年、今から44年も前のことだ。

斉藤哲夫の歌うCMソングいまのキミはピカピカに光って」(作詞:糸井重里、作曲:鈴木慶一)が流れるなか、木陰で宮崎がTシャツとジーパンを脱いで水着になるというだけのCMだったのだが、これが空前の大ヒット。

ビキニ姿の宮崎のグラマラスなボディだけでなく、なんだか“隣のお姉さん”の着替えを覗き見してしまったような罪悪感と、それに反して爽やかな笑顔が強烈なインパクトを与えたこのCMは、一種の社会現象になった。

それが証拠に、まだ当時5歳だった私でさえ、毎週楽しみにしていたドリフの「8時だョ!全員集合」(TBS系)の中で、このCMをパロディにしたコント志村けんが演じ、翌週には保育園でマネする園児が続出するという現象を目の当たりにしていたのだ。

あのCMソングに乗って、Tシャツを脱いで上半身にビキニブラだけを着けた志村がジーパンを脱ぐというだけのコントだったが、これで小さな子供にとってもCMの“お姉さん”は国民的な“隣のお姉さん”になったのだ。

漫画家三浦みつる氏も、ピカピカに光った宮崎美子のトリコになった一人だった。彼はのちに、宮崎のCMイメージからインスピレーションを得て、一人の人気キャラクターを生み出した。

それが『The♡かぼちゃワイン』(週刊少年マガジン連載、1981-1984)のヒロイン、「エル」こと朝丘夏美だった。ニックネームのエルの由来は、高身長で大柄なことから「Lサイズ」にちなんで名付けられたという。

三浦氏は文庫版のあとがきに、

「宮崎美子さんの出演されていたカメラのCMの中で<いまのキミはピカピカに光って>と言うフレーズと映像に強いインスピレーションを受けてかぼちゃワインと言う作品を執筆するきっかけになりました。つまり当時の宮崎美子さんがLのモデルと言うことになりますかね」

と書いていたという。

決してスリムではなく、どちらかといえば少しポッチャリ気味だった宮崎の体型が、かえってリアルな“隣のお姉さん”感を強くしたのだろう。篠山紀信に説得されてCMに出演したという宮崎にとって、このCMは出世作となったが、三浦氏にとってもエルという代表的なキャラクターを誕生させることになったのだから、その影響力は計り知れない。

そんな三浦みつる氏にとって初の画集となる『LOVELY GIRLS MIURA MITSURU ILLUSTRATIONS』が、手塚治虫の漫画作品を多く世に出している立東舎から8月23日に発売された。

なぜ、エルでおなじみ『The♡かぼちゃワイン』作者の作品集が立東舎から?と一瞬思ったのだが、三浦氏は2年間も手塚治虫のアシスタントをつとめており、その後『週刊少年マガジン』を中心に漫画連載を始めている。今回の画集は、一連の立東舎からの手塚復刻本と同じ濱田髙志氏が企画・編集を手がけている。

代表作『The♡かぼちゃワイン』は、1981年からマガジンにて連載開始。その後、82年にはテレビ朝日系列でTVアニメ化され、こちらも大変な人気となった。

当時、小学1年生くらいだった私でも、同アニメにおけるエルの入浴シーンには、何か見てはイケナイものを見てしまったような、あの宮崎美子のCMと同じようなモドカシサを感じたものである。

ツンデレ春助と天然キャラのエルが織りなす純愛ラブコメは大変な人気を誇っており、その過熱ぶりは小学生男児のリアル生活にも影響はあった。

エルと友人の少し大柄なお姉さんが「頭の中でダブる」こともあったし、大人になってからも少し大柄な女性を見るたび「あ、エルっぽいな」と思ったことは幾度もあった。それほどインパクトの強いキャラであり、エルは永遠の存在なのだ。

今回出版された三浦氏初の画集には、そんなエルと春助の魅力がたっぷり詰まっているだけでなく、他にも「レンズマン」「コンビにまりあ」などをはじめ、250点にも及ぶ貴重な画稿を掲載している。

もちろん、そのタイトルが示すとおり、ラブリーなガールズが目白押し。さらには自作解説と作品リスト初公開のアイデアノートなども収録し、作家の長きに渡るキャリアを振り返る大充実の1冊となっている。

この作品集で初めて三浦氏のご尊顔を拝見したのだが、当然ながらエルには(春助にも)全く似ておらず驚いた。あのキャラを生み出したことだけを見ても、改めて漫画家というクリエイターの持つ力に圧倒された。

ちなみに、あの『Theかぼちゃワイン』というタイトルは、三浦氏がテレビで聞いた「カボチャは身体に良い」という印象的なフレーズから、「かぼちゃはいい」→「かぼちゃワイン」となったものだそうで、特に意味はないというのが今までの定説だった。

しかし、今回の画集では「事実」が本人の口で語られている。

曰く、マガジン編集部から「とにかく何でも良いから候補をたくさん出してくれ」と言われた三浦氏は、連載前にキャラクターテストを兼ねて描いた読み切りに「彼女(あいつ)はコロッケまんじゅう」という作品があったので、これに倣ってふたつの名詞をくっつけちゃえばいくらでもできるんじゃないかと思い付いた中に、たまたま台所で目に付いた「かぼちゃ」と「赤ワイン」があったことでできた候補の一つに過ぎなかったのが「かぼちゃワイン」だったという。

十数タイトルの候補のうち、ラブコメ風のタイトルが選ばれるのかと思ったら、作者の意向に反して「かぼちゃワイン」が選ばれたというのだから、やはりヒット作の裏側というのは面白い。

小さいながらに、どっちのキャラがかぼちゃで、どっちがワインなのかと思ったものだが、大人の飲み物であるワインに抱いた幻想が、小学生男児の脳内でエルの存在と重ね合わされてしまっていたのかもしれない。つまり、エルがワインで、春助がかぼちゃなのだと。

あの日、ピカピカに光っていた宮崎美子とエルに乾杯。

関連情報

『LOVELY GIRLS MIURA MITSURU ILLUSTRATIONS』(立東舎)

LOVELY GIRLS MIURA MITSURU ILLUSTRATIONS

著者:三浦みつる
定価:4,070円(本体3,700円+税10%)
発売:2024年8月23日
発行:立東舎/発売:リットーミュージック
情報サイトはコチラ

CONTENTS
#1 The♡かぼちゃワイン セレクション

#2 自選イラストレーション(デビュー作からデジタル作品まで)

#3 ヴィンテージ&スケッチ セレクション(初公開のラフスケッチから未発表作品まで)
・三浦みつる作品リスト
・自作解説

image by: ©️三浦みつる、立東舎

『はなちゃんのみそ汁』の母親がはなちゃんに本当に教えたかったこと

ドラマや映画にもなり、多くの人の心に刻まれる作品となった「はなちゃんのみそ汁」。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、はなさんと父・信吾さんが今日まで何を感じて生きてきたのかを語ったインタビューを紹介しています。

はなちゃんのみそ汁~食べることは生きること~

母親をがんで失った5歳の女の子が父親のために毎朝みそ汁をつくり続ける姿を描いた実話『はなちゃんのみそ汁』は大きな感動を呼びました。

死別から15年以上の歳月が経過。はなさんと父・信吾さんは今日までどのような人生を生きてきたのだろうか。いじめや反抗期など様々な問題に直面しつつも絆を深めていった親子の歩み、貫いてきた妻・千恵さんの願いを信吾さんに語っていただいた。

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一人娘・はなが台所に立ち、みそ汁をつくり始めたのは2008年2月20日、5歳の誕生日でした。

妻の千恵は、はなの4歳の誕生日にエプロンと包丁をプレゼントし、それから1年間、包丁の使い方や調理の段取りを教え、一緒に朝食のみそ汁をつくりました。

しかし、5歳を迎えたのをきっかけとして、千恵は一切口出しすることをやめ、鰹節を削って出汁をとるところからすべてをはなに任せたのです。

末期がんだった千恵には「はなが一人でも生きていけるように」という思いがあったのでしょう。はなもまた、千恵との約束通りに毎朝、台所に立ち続けました。

千恵の乳がんが判明したのは2000年7月。手術や抗がん剤治療で一度はよくなったものの、はなが生まれて間もなく再発。やがて全身に転移し、主治医からも手術は不可能と言われる状態でした。

2008年春の大型連休を過ぎた頃から体調が急激に悪化したことを思うと、みそ汁づくりをすべてはなに任せたのは、すでに自分の死を予感していたからなのかもしれません。

6月には「もって1か月」と余命宣告を受け、翌7月11日、ちょうどがん宣告を受けた同じ日に33歳の生涯を閉じるのです。

アメリカと比べて豊かになれない国・日本。その問題はどこにある?

日本経済は、なぜこれほどまでに停滞してしまったのか、豊かなアメリカとの差はどこにあるのか?無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』著者・土井英司さんが紹介する一冊が、その本質を掴み取っています。

【日本経済の本質的課題がわかる名著】⇒『アメリカはなぜ日本より豊かなのか?』

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アメリカはなぜ日本より豊かなのか?

野口悠紀雄・著 幻冬舎

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、東京大学、大蔵省、エール大学博士号(経済学)を経て、一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任したファイナンスの専門家、野口悠紀雄さんによる注目の論考。

若い頃アメリカに留学し、50年以上にわたって、「アメリカはなぜ豊かなのか?」を考え続けてきたという著者が、政治面、経済面、その他から、アメリカ成功の要因を解き明かした、興味深い内容です。

本書によると、アメリカと日本の賃金の差は、2022年時点のOECDの統計で約1.9倍。ソフトウェア・エンジニアの給与で見ると約4倍。金融専門家の初任給で見ると、なんと7.5倍もあります。

なぜこの差は縮まらないのか?

なぜ現在産業界が賃上げをしているのに、人々の暮らしは楽にならないのか?

なぜ熊本にTSMCの工場ができ、全国でインバウンドが盛り上がっても、経済は良くならないのか?

なぜ好調だった日経平均は下がってしまったのか?

本書には、これらすべてに対する答えが書かれています。

もともとは、「現代ビジネス」「東洋経済オンライン」「ビジネス+IT」「ダイヤモンドオンライン」「時事通信 金融財政ビジネス」に公表した記事をもとにしているらしいですが、これはぜひ読むべき一冊だと思います。

これから行われるアメリカ大統領選がどう経済に影響を与えるのか、日本の自民党総裁選で、どんな人が選ばれるべきなのか、その詳細がわかる内容でもあります。

現在、多くの人が気にかけている為替レートに関しても、適正なのはいくらなのか、それはなぜなのかが書かれており、今後の経済をジャッジする上で、貴重な道標となるでしょう。

政治家・企業リーダーにとっては、今後の日本の課題が明確になるという点で、必読書と言えると思います。

ハングル校歌に甲子園が汚された?京都国際初優勝で「選手に罪はないが…」批判が急増。高校野球の「政治利用」めぐり議論白熱

夏の甲子園で、京都国際が関東第一を2-1で破って初優勝した。決勝にふさわしい大熱戦だったが、SNSでは「選手たちに罪はないが、京都国際を素直に祝福する気分になれない」といった投稿が急増。同校の校歌を発端に“高校野球の政治利用”をめぐる議論が活発化している。

夏の高校野球、京都国際が初優勝も「選手たちに罪はないが」批判急増

第106回全国高校野球選手権大会の決勝戦が23日、甲子園球場で行われ、京都国際高校(京都代表)が関東第一高校(東東京代表)を延長10回タイブレークの末2-1で破り、春夏通じて初の優勝を果たした。試合は白熱の投手戦となり、どちらが勝ってもおかしくない紙一重の熱戦に観客らは惜しみない拍手を送った。

ところが、試合終了直後からX(旧ツイッター)では、「京都国際の初優勝を祝福する気分になれない」という趣旨の不穏な投稿が急増した。

《なぜ夏の高校野球で外国が優勝?選手に罪はないが、さすがにおかしいだろ》

《夏の甲子園で京都国際が初優勝。球児たちに罪はないが、正直いい気分はしない》

選手たちに罪はないが、腹が立つから校歌の前にチャンネル変えた》

頑張った生徒たちに罪はないけど、あのハングル校歌には罪がある》

《神聖な甲子園が韓国に汚された。選手に罪はないが最低の結果になった》

球児に罪はないが、政治的主張が盛り込まれたあの校歌は看過できない》

これらの投稿の多くは、お約束のように「選手(球児、生徒、子ども)たちに罪はないが」という“但し書き”がついているのが特徴的だ。

韓国語の校歌が「高校野球の政治利用」と批判されるワケ

選手たちに罪がないとすれば、人々は誰のどんな“罪”を問題視しているのだろうか。ネットメディア編集デスクが説明する。

「京都国際高校の校歌は韓国語で、その歌詞に“東海(トンへ)”という言葉が出てきます。これは日本海の海域を指す韓国側の勝手呼称で、韓国政府は長年、日本海の呼称を“東海”に変更するよう国際機関や各国に働きかけてきました。わが国や国際社会においては、すでに『日本海』の呼称が定着しているため無茶な要求でしかないのですが、甲子園で京都国際が勝つたびに、この“東海”という言葉を含むハングル校歌がNHKなどで放送されることになる。これを韓国による“高校野球の政治利用”であると警戒する人々が、京都国際の初優勝を素直に喜べないと嘆いているわけです。とはいえ、野球に打ち込む球児たちを叩くのはさすがに気が引けるため『選手たちに罪はない』が前提になる。じゃあ誰が悪いのかというと、韓国政府、日本政府、NHK、高野連、学校など、人によって批判の矛先は様々のようです」(ネットメディア編集デスク)

京都国際の前身は在日韓国人向けの民族学校だ。1947年に京都朝鮮中学として開校し、1958年に京都韓国学園として学校法人認可を受けた。その後2004年に学校教育法上の一条校として一般に門戸を開放。近年、男子生徒の多くは野球部員となっており強豪校として知られる存在に。そのようなルーツから校歌は現在も韓国語になっているが、甲子園に登場するたびにネットで炎上する状況となっている。

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自民総裁選「ビフォーアフター詐欺」に注意!小泉進次郎のケツ持ちは森喜朗と菅義偉、「古い政治」の再シュリンク被害ふせげ

「自民党一座」が総裁選に候補者を乱立させ、裏金や統一教会で地に落ちた党イメージを刷新しようと躍起になっている。だが、人気役者のひとり小泉進次郎氏のバックは森喜朗氏や菅義偉氏。総裁選のシナリオを自民長老らが描くかぎり「刷新」は詐欺でしかなく「古い政治」が温存されるのは必定だ。元全国紙社会部記者の新 恭氏は、自民党とメディアが仕掛ける、つくられた「百家争鳴」に騙されてはならないと警鐘を鳴らす。(メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:つくられた「百家争鳴」の自民党総裁選

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国民を騙す気満々。自民“総裁選劇場”の狙いとは?

色褪せた大看板、岸田首相の退陣口上が台本通りに終わった「自民党一座」。これから秋にかけての一大興業は、トップの座をめぐって中高年の男女約10人の候補者が乱舞する「総裁選」レビューショーである。

宣伝文句はふるっている。派閥に関係なく自由に立候補し、 闊達な論議をかわそうというのだ。まことに立派な心がけであり、趣向ではある。

だがそれは、統一教会や裏金の問題で壊れかかった自民党が自然に再生能力を発揮し始めているのではない。メディアがそう言い立てるよう仕向けている“プロデューサー”とか“座付き作者”のごとき存在がいるのである。

自民党が政権党として生き延びることを目的に筋書きを組み立て、長老たちがそれを承認する空気をつくり上げているのだ。

キーマンの一人の名をあげるとすれば、この人だ。森山裕総務会長。7月21日、訪問先の中国湖南省で同行記者団に、総裁選(9月12日告示、27日投開票)についてこう語った。

「派閥を解消して初めて行うので、国民に開かれたものにしなければならない」「候補者もできるだけ多くの所で政策を述べ合うべきで、新しい時代の総裁選挙をめざすのは大事なことだ」

総裁選の意義づけを淡々と述べてゆく。「派閥を解消して初めて」という謳い文句を何食わぬ顔で言うところは、やはり曲者だ。派閥解消は名ばかりで、事務所は閉鎖しても実質的には存続しているではないか。あからさまに派閥の締めつけがしにくくなったというだけだ。その証拠に、政治記者は今も派閥の論理で政局記事を書いている。

派閥がなくなり、長老支配が影を潜めたかのように見せかけることが、今の自民党には必要なのである。

国民民主・玉木雄一郎代表が事件に“介入”か?実弟の投資詐欺疑惑に新展開、「LINEとビデオ」のヤバい中身

あくまで弟の疑惑にすぎず、兄である国民民主党代表・玉木議員は関係ない――そのような釈明は今後、通用しなくなるかもしれない。実弟の投資詐欺疑惑に、玉木代表の顧問弁護士事務所が“介入”している形跡がみられるというのだ。「国会議員の弟」という信用を背景に被害が拡大したとされる投資詐欺疑惑は一体どこに着地するのか?ジャーナリスト・山岡俊介氏が主宰する『アクセスジャーナル・メルマガ版』が詳しく報告する。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:<追及第4弾>実弟を詐欺で告訴──事件潰しに兄・玉木雄一郎「国民民主党」代表も関与!?

実弟の投資詐欺疑惑で、なぜ玉木雄一郎代表の顧問弁護士事務所が出てくるのか?

本紙が独走で報じている、「国民民主党」玉木雄一郎(55)代表の実弟の詐欺疑惑──アラブ首長国連邦のドバイを舞台に、王族との親しい関係を吹聴し、ガラスコーティング剤や電気自動車販売への投資を募ったかと思えば、ドバイ現地で会社設立などに携わった関係者への報酬さえ払わず、ついにガラスコーティング剤の件で3000万円投資した会社社長には告訴される事態。

また、本紙YouTube版では、約460億円の被害を出した「テキシアジャパンホールディングス」の巨額投資詐欺事件関係者と提携している事実もスッパ抜いた。

もちろん、これらの疑惑などは実弟の玉木秀樹氏(54)に関してことで、玉木雄一郎衆議院議員(香川2区。当選5回)は無関係と思われる。

だが、ここに来て、玉木議員も知るところになり、この収拾を自分の顧問弁護士事務所で行うように指示した模様。にも拘らず、結果は事件潰しのようなことをしているに過ぎないことから、事件潰しの“共犯”疑惑まで出て来ている始末なのだ。

順を追って説明しよう。

秀樹氏の殴られた顔写真を入手した。関係者によれば、今年5~6月ごろのものという。

「やはり投資トラブルが原因です。兄・雄一郎氏の信用を強調され、4000万円投資したものの一銭も返って来ない。それで問い詰めている際に、思わず殴ってしまったそうです。玉木弟は病院送り。警察も来る事態に。ところが、そこは詐欺師の弟、結局、自分の行為を省みることなく、告訴しない替わりに一銭も返さなくていいということで話をつけたと聞いています。投資被害者の方は前科があるなど訳ありで、その弱みに付け込んだわけです」(関係者)

その傷害事件の際、兄・玉木雄一郎氏も知ることになり、自分の顧問弁護士事務所「H」(東京都港区)を使い、清算するように指示。実際、前出のガラスコーティングの投資で3000万円丸々戻って来てなかった会社社長のところにも、秀樹氏からここに処理を任せているとの案内が来ているから間違いない。

ただし、その案内にはトラブル案件は「数十人」と記されているのだから尋常ではない様子が伺える。

“連携”を示唆するLINEのやりとり

本紙が兄・雄一郎氏と連携していると見る理由はこれだけではない。

ごく最近まで直に相談されていた人物と弟・秀樹氏とのラインのやりとりの写真がある。

そこにあるように、秀樹氏は兄のことを「議員」と呼んでいるのだ。

「500万円」、「1500万円」の金額が出て来る相手は、前述のガラスコーティングで3000万円騙され、刑事告訴に至ったY社長との件を指す。

読者は3000万円なのに、なぜ2000万円(500万円+1500万円)と思われるかも知れないが、これには以下に述べるようにとんでもない出来事があったからなのだ。

秀樹氏は今年7月、Y社長に1000万円払い「それなりのケジメをつけた」との一部報道があるが、とんでもない。