【映画評】日本の政府関係者に観てほしい10年前のコロナ予言映画

新型コロナウイルスの感染拡大が引き起こしたさまざまな事象を予言するかのように描いていた映画があると話題です。2011年公開の映画『コンテイジョン』で描かれた世界が、現在の状況とぴったり重なると驚くのは、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストで危機管理の専門家でもある小川和久さんです。小川さんは新型コロナ対策に取り組む政府関係者こそ、映画と馬鹿にせずに観てほしいと伝えています。

コロナを予言した10年前の映画

先週末、ネットフリックスで『コンテイジョン』というアメリカ映画を観ました。Contagionとは、感染という意味です。いやはや、とても参考になりました。2010年製作の映画だというのに、そのリアルさと言ったら。いまのコロナのパンデミックと、ぴったり重なっているのに驚かされました。

この編集後記を書き始めてからWikipediaで知ったのですが、Newsweek日本版(4月8日号)は次のように伝えています。

「新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大するなか、2011年の映画『コンテイジョン』(スティーブン・ソダーバーグ監督)で描かれた状況が、今の世界によく似ていると注目が集まっている」

香港から全世界へと感染拡大。正体不明のウイルス。セキ、発熱という感染者の症状。コウモリ、養豚場、子豚の肉、それを調理したシェフと握手、マカオのカジノでの隣の客との濃厚接触…。

感染拡大に伴うパニックが米国を舞台に描かれていますが、CDC(疾病予防管理センター)の活動、人の集まる施設の休業、公共交通機関の休止、ソーシャル・ディスタンス、州兵部隊を動員したロックダウン、WHO(世界保健機関)、ワクチン開発の様子、ネットで広まっていくニセ薬…。

いまの世界の状況とどこまでも重なる展開に、身につまされて観ることになりました。コロナのパンデミックがなければ、この映画は大して面白くないスリラー映画として、取り上げる気にもならなかったでしょう。それが現実とオーバーラップしながら迫ってくるのは、正確な考証によるものだと思います。

製作者たちはCDCや他の感染症の専門家から情報や助言をもらったとのことですが、さきほどのNewsweek日本版によると、考証を務めたイアン・リプキン医師もCOVID-19に感染した事が複数のメディアで伝えられているそうです。

政府の皆さんも、たかが映画と馬鹿にしたりしないで、じっくり見ていただきたい。情報専門家の世界では、情報はそれを取りに行った人間のレベルに見合った情報しか手に入らない、と言います。この映画からどんな情報や教訓を引き出し、今後の対策に活かしていけるか。のちの歴史に「日本政府はバカの集団だった」と書かれないようにしてほしいものです。(小川和久)

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安倍首相「コロナほぼ収束」に台湾が反応「見せかけ」「使徒襲来」

安倍晋三首相は25日夕方の記者会見で、新型コロナウイルスについて「日本ならではのやり方で、わずか1カ月半で流行をほぼ収束させることができた。日本モデルの力を示した」と述べたと、産経新聞などが報じた。しかし、日本国民の間からは「政府はマスクを配っただけ」「いまだ給付金の申請書も届かないんだが」「国民が自粛を頑張ったからだろ」といった手厳しい声がネット上にあふれている。


台湾のネット掲示板はどう反応したか?

では、最先端のITを駆使したコロナ対策で世界から絶賛されている日本のお隣・台湾は、今回の安倍首相や政府が「1カ月半で流行をほぼ収束させた」などと豪語する「日本モデル」宣言について、どう思ったのだろうか?

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image by: PTT [爆卦] 日本緊急事態宣言全國解除!

「台湾の2ちゃんねる(5ちゃんねる)」こと、ネット掲示板「PTT」には、今回の安倍首相の「緊急事態宣言全面解除」のニュースについてさまざまなコメントが投稿されている。以下、実際に投稿されていた気になる発言をいくつかピックアップしてみよう。

台湾から、日本政府や安倍首相に厳しい意見

推 ushiro: 安倍:日本(佛系)模式的力量讓疫情趨緩 05/25 21:38 → ushiro: 什麼都沒做但成果都是自己攬(咦 有這種上司?)
安倍:日本モデル(こだわりもやる気もない)の力で収束させた→何もやってないのに成果は自分のものにするのね(アレッ、こういう上司いるよね?)

 

推 millylu0711: 奧運不是都確定延期了,日本政府這麼急著解封幹嘛…
五輪延期が確定したじゃないですか、日本政府がそんなに急いで(緊急事態宣言を)解除する理由がわからない…

 

→ kobayakewa: 住在日本,日本一直在控制篩檢數,疫情趨緩只是做出來的假象
いま日本に住んでる。日本は検査数を常にコントロールしているから「収束させた」というのはただの見せかけだよ

 

→ hayate232: 現在還是不能去吧..就只是他們國內機能能正常運作而已
まだ日本へ行けるような状況にはなってないでしょうに…日本国内の社会機能が普通に回せるようになっただけ

 

推 moike22: 第二波準備好囉
第二波の準備できたよ

 

推 Pegasus170: 宣告緊急狀態跟應對超慢的,解除卻超快的。
緊急事態宣言の発表と対応は遅いけど、解除だけはめちゃ早いね。

……と、厳しい意見がいくつも並んでいた。やはり、台湾人の目から見ても、日本政府の対応は「やる気ない」「何もやってない」「検査数を操作している」「経済を優先しているだけ」というイメージが一部にあるようだ。その一方で、台湾人らしい以下のような意見も多かった。

「日本大好き」な台湾人らしい意見も

→ poqwiuer: 來去日本玩囉
日本へ遊びに行こうっと

 

推 mopigou: 準備第三波衝擊,使徒來襲
第三波の衝撃に備えろ、使徒襲来

 

→ saiboos: 賀奧運復活
五輪復活おめでとう

 

推 firemothra: 終於打敗哥吉拉了
やっとゴジラに勝った

 

推 chichung: 日本蠻會自律的 上班電車塞成那樣疫情居然沒炸開
日本人の「自粛」なかなかすごいね、通勤電車あんなに人が多いのにクラスター感染にならなかったよね

 

→ TaiwanUp: 我命令你 封印解除!
命令します、封印解除!

……と、アニメネタや特撮ネタもあり、「世界一の親日国」と言われる台湾だけあって、日本政府への批判のみならず、やはり「日本愛」も忘れてはいなかった。早く、日本人も台湾人もお互いに自由に行き来できる日が来ることを願うばかりだ。

天才IT大臣のマスク販売管理システムや、徹底的なコロナ封じ込め対策などが世界的に称賛されている台湾。日本政府は今一度、世界で最もコロナ対策が進んでいる台湾にいろいろ学んでいただきたい。

【関連記事】新型肺炎で「神対応」台湾の天才IT大臣やエンジニア達に称賛の声

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source: PTT [爆卦] 日本緊急事態宣言全國解除!PTT [新聞] 日本全國解除緊急事態宣言

image by: 首相官邸

つるの剛士「#安倍総理ありがとう 」投稿に賛否両論の大反響

タレントのつるの剛士さんが25日にツイッターを更新。「国民の皆さんで安倍首相にお疲れ様、ご苦労様を言いませんか?」とのツイートが話題となっている。

つるの剛士さん「安倍総理ありがとう 」

つるのさんのツイートを受けて、SNS上では「#安倍総理ありがとう 」「#安倍総理休んでください 」などの応援ハッシュタグが登場。5000を超えるコメント、17万を越えるいいね!がつき、つるのさんの呼びかけに賛同する人たちが多くいるようだ。

一方、このツイートを疑問視する声や反対する人も多数おり、さまざまな意見が寄せられている。

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image by: 首相官邸

NEWS手越祐也、すべての芸能活動「自粛」発表。ネットに厳しい声

ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループ「NEWS」のメンバー、手越祐也(32)がすべての芸能活動を自粛すると、26日にジャニーズ事務所が公式サイトにて発表した。手越は、週刊文春の電子版「文春オンライン」の報道で、緊急事態宣言下の4月下旬に女性たちと“パーティー”を催していたことを「週刊文春」(2020年5月21号)で報じられていたが、その後も5月23日未明に、女性らとの酒席に参加していたと報じられていた。

ジャニーズ事務所は、この報道について公式サイトで、

「この度の新たな週刊誌報道を受けて直ちに手越本人に事実確認をしましたところ、一部、事実関係に相違があるとのことでしたが、報道にありましたような酒席に参加していたことを認めました」

と報告。そして、

「弊社からの度重なる説明や要請にもかかわらず、緊急事態宣言期間中に新たな酒席への参加が確認されたこと等を踏まえまして、すべての芸能活動の自粛もやむを得ないものと判断するに至りました」

と、すべての芸能活動の自粛(事実上の芸能活動休止)を文書で発表した。

さらに

「保護者と連携しながら適切な指導・マネージメントに努めてまいります」

とした。これについて、SNSなどのネット上では、手越に対する厳しい声や、事務所の決断についてやむを得ないと同情する声、活動の自粛自体を悲しむ声など、多くのコメントが投稿されている。

Twitterの反応











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source: ジャニーズ事務所公式HP文春オンライン

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事業者向け給付金が「課税」対象に激怒。本気で救う気があるのか

東京など首都圏の1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除され、先月7日以来およそ1か月半ぶりの日常が戻った。休業や自粛を余儀なくされていた店舗なども営業を再開。今後は段階的に営業時間の延長などが行われていく。しかし、そんな事業者たちの怒りが聞こえてきそうなことが。実は「持続化給付金」「協力金」に税金がかかるというのだ。

困っている人たちから税金を徴収

新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた中小企業などに支給される「持続化給付金」や、休業要請に応じた中小企業などを対象に支払われる自治体独自の「協力金」。東京都などでは申請しても全く支給されないなど、その段階で既に怒りの声が聞こえてくるが、全ての国民を対象とした現金10万円の一律給付は非課税なものの、事業者向けの給付金や協力金は課税対象になっているのだ。

改めて整理しておくと、「持続化給付金」とは2020年1~12月のいずれかの月の売り上げが前年同月比で50%以上減少した事業者が対象となり、中小企業などは最大200万円、フリーランスを含む個人事業主には最大100万円が支給されるという制度。

一報、自治体独自の支援策である「協力金」は、東京都では最大100万円、大阪府は最大100万円、北海道は最大30万円を支給する。こちらは自治体によって名称や支給額が異なる。

では、なぜ国民向けの現金10万円給付は非課税で、事業者向けの給付金などには税金がかかるのだろうか?

これには税法上の考え方が根本的なものとしてあるようだ。税法上では補助金や助成金に限らず、所得は全て課税対象となる。新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けて支払われるお金だとしても、例外的な扱いにはならなかったのである。

今回は「雇用調整助成金」という、従業員への休業手当支払いのサポートを目的とした助成金もあるが、もちろんこちらも課税対象となっている。

五輪など無理。日本が秋に襲われる「コロナ第2波」の深刻な事態

2021年に延期された東京五輪の「中止の可能性」にIOC調整委員長が言及したというニュースが複数のメディアで報じられ、物議を醸しています。以前掲載の「森会長、東京五輪の再延期は『絶対ない』強調にネット疑問の声」では再延期すら全否定した日本サイドですが、「中止」はあり得るのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、そもそも五輪を延期に追いやった新型コロナウイルスの今後の流行規模と五輪の行く末を、海外を含めた様々な報道を元に考察しています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2020年5月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

「10月」という壁を乗り越えられそうにない東京五輪――IOCから示された厳しい判断

東京五輪の準備作業を統括する国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は、コロナ禍が地球上から一掃されない限り東京五輪の開催はあり得ないと述べ、その判断の山場は「今年10月頃になる」との認識を示した(5月21日付豪紙オーストラリアン)。日本の各紙はやや遠慮がちに表現を和らげているが、同紙の見出しは「東京五輪は決して実現しないだろう」である。

コーツは、新型コロナウイルスの感染者が急増するブラジルを例にあげて、数少ない先進国などを別にすると多くの国にとってこの事態に対処するのは困難で、またワクチンは仮に出来ていたとしても世界中に行き渡るのは簡単ではないため、「206カ国・地域から1万1,000人の選手のほか、2万人の報道関係者、6万人のボランティアらが集まる五輪開催は現実的に難しい」と指摘。さらにその上で、彼は「東京五輪が開催できるとすれば2021年限りで、再延期はない」とも断言した。

同日、IOCのトーマス・バッハ会長も英BBCに対し「21年開催が無理になった場合は中止」との見通しを示し、その理由として「日本の組織委が永久に3,000人や5,000人も雇用を続けることはできないことは理解できる。また毎年、世界中のスポーツ日程を変更することはできないし、アスリートを不確実な状況にとどめてはおけない」などを挙げた。

橋本聖子五輪相や日本組織委は「そんな話は聞いていない」の一点張りだが、IOC側が言い出していることは極めて現実的で、結局日本側もそれに従わなければならないことになるだろう。

今秋に第2の大波が?

コーツは、決断の時期がなぜ今年の10月なのかの理由を明示していない。しかし、今は次第に沈静化しつつあるように見えるコロナ禍が今後も世界各地で小さな波を繰り返しながら、この秋頃には大きな第2波となって再び全世界を襲うのではないかという観測は、多くの専門家の間で共有されている。ニューヨーク・タイムズの常連コラムニスト=ニコラス・クリストフは、23日付同紙オピニオン欄の「忘れるな、コロナウイルスはまだ謎なのだ」と題した論説で、「多くの疫病学者が深く懸念するのは、われわれがこれまでに耐えてきたものよりもっと過酷な、大きな第2の波が今秋にやってくることである」と指摘している。おそらくコーツは、そのような専門家の間の常識とも言える識見に従ったのだろう。

クリストフは言う。

コロナ禍をめぐる報道で奇妙なのは、非専門家ほど極端な楽観的な見通しを語る一方で、疫病学者たちは本当のところこれについてはまだほとんど何も分かっていないのだと言っていることである。

UCLAのアンヌ・リモイン伝染病学教授は「これは新型ウイルスで、人類にとって新しいものであって、何が起きるか誰にも分からない」と言っている。そのような疫学的な慎重さこそ、公の議論に浸透させるべきである。

あれこれのワクチン開発話に飛びついてはならない。我々が、安全で効果があると証明されたワクチンを得たとしても、それをとてつもない規模で――とりわけ1人1回以上の服用が必要ということになればなおさら――製造しなければならない。仮に十分なワクチンが出来たとしても、今度は注射器、針、薬品を入れるガラスビンが足りるのかということになる。米国のワクチン需要に見合うガラスの薬ビンを製造するのに、2年間はかかるだろう……。

現役探偵が暴露。コロナ禍で横行するネット詐欺の悪質すぎる手口

個人情報を盗み取ったり金品をだまし取る「フィッシング詐欺メール」の被害が増加し、社会問題化しています。大手通販業者などを装い、本物と見分けがつかないほど巧妙なその作りは、素人ならずとも即座に「偽物」と判断することは困難な程と言われますが、被害者にならないために私たちは、何にどう注意を払うべきなのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』では現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、フィッシング詐欺の予防策と、詐欺メールの簡単な見分け方を紹介しています。

 

コロナ禍で横行するネットの詐欺

在宅ワーク、テレワークが、新型コロナウイルスの影響で増加した。自宅に会社のパソコンを持ち込んで仕事をするという流れは加速している。それによって増えたのがスパム系メールやフィッシング詐欺メールだ。

過去もこの問題は常態的にあったが、メールの見た目は明らかに本物と見分けがつかなくなっている。未曽有のウイルス災害ともいえる状況の中、詐欺の手口は社会の苦境などお構いなしだ。

例えば、Amazonのセキュリティで「異常が検出されました。」とか「アカウントをロックしました。」と警告が来る。楽天市場で買ってもない商品の確認メールが来るなど、手が込んでいる。

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発信元を突き止めてやろう

フィッシング詐欺メールは、ネット上でランダムに収集されたり、毎日のように起こる漏洩報道にあるように、事業者の漏洩によって流れてしまったメールアドレスに送り付けられてくる。

大手の通販サイトや企業などに成りすましたメールは、上にあげたメールのように、本物と見分けをつけるのはなかなか難しい。

しかも、その内容は警告などだから、焦ってクリックしてしまうと、本物そっくりのウェブサイトにアクセスしてしまう。そこで、IDやパスワードを入力してしまえば、情報を抜き出されてしまってアカウントの乗っ取りなどが行われてしまうのだ。

「Amazonプライムの自動更新を解除しました」というメールを追跡してみると、メールアドレスは、Amazonからではなく、「fu.org」というドメインから送られてきているということがわかった。

これを調べてみると、アメリカのアリゾナ・スコッツデールに本社があるレンタルサーバーなどをしている会社にたどりついた。

一方で、メールにある「こちら」に埋め込まれているリンク先を辿ると、ルーマニアのサーバーにたどり着き、ここに「Amazonのログイン画面」そっくりのサイトが構築されていることがわかった。

そこから先は、複数の国のプロキシを経由しているため、ドイツのケルンまで追えたが、そこから先は追跡不能となってしまった。

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限られた機材とほぼないに等しい権限では発信元を調べるには限界があった。

元サイバー警察出身の友人にも協力をお願いしたが、海外を経由してしまうと追跡は基本的には不可能だろうということであった。つまり、これを追跡し発信元を暴いていくことには限界がある。

フィッシング詐欺にはやはり予防こそが最大の防御になる

基本中の基本であるが、すべての端末(パソコンやスマートフォン)にセキュリティソフトは導入すべきだ。それにより、すでに不正が確認されているURLにはアクセス前に警告が出る。そうしたサイトには近づかなければいいのだ。

また、これは私のやり方であるが、メールからウェブサイトにはアクセスしないというルールを作ってしまえば、この詐欺の手法には引っかかることはない。

米が中国の人権弾圧を問うため切った「チベット」カードの破壊力

お互い譲歩する気配は見られず、ますます激化する一方の米中覇権戦争。ここに来てついにトランプ政権は、「チベットカード」という切り札をぶつけてきました。ウイグル問題と並び、中国の人権・宗教に対する姿勢が問われるチベット問題を突きつけられた習近平政権に「勝ち目」はあるのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、チベット問題について改めて説明するとともに、今、日本が中国に接近することがどれだけ危険か、歴史を紐解きつつ解説しています。

アメリカ、ついに【チベットカード】を切る

アメリカが、ついに【チベットカード】を切りました。

米中覇権戦争

世界では今、何が起こっているのでしょうか?そう、「米中覇権戦争」が起こっているのです。

米中覇権戦争の前哨戦がはじまったのは、2015年です。この年の3月、「AIIB事件」が起こった。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、オーストラリア、イスラエル、韓国など、いわゆる「親米諸国群」が、中国主導AIIBへの参加を表明した。これらの国々は、「入るなよ!」というアメリカの要求を完無視したのです。世界はこの時、「親米諸国ですら、アメリカではなく中国のいうことを聞く。アメリカの覇権は終わった。これからは中国の時代だ!」と考えた。

アメリカのリベンジがはじまりました。突如、「南シナ海埋め立て」が大騒ぎされるようになった。2016年、反中のトランプさんが大統領選で勝利しました。2017年、トランプさん、大統領に就任。彼は反中ですが、米中関係はこの年、穏やかでした。この年、金正恩が狂ったように、核実験、ミサイル実験を繰り返していた。それで、トランプは、北朝鮮貿易の9割を占める中国の助けを必要としていた。

しかし、2018年になると、中国は「北核問題を解決する気が全然ない」ことがわかってきました。そこで、トランプは、金との直接交渉に乗り出します。2018年6月、米朝首脳会談が行われました。中国のサポートが不必要になったトランプは、遠慮なく国を叩くことにします。

2018年7月、8月、9月、トランプは連続で中国製品の関税を引き上げました。そして、2018年10月4日、ペンス大統領がハドソン研究所で、中国との【冷戦開始】を宣言した。こうして、オフィシャルに、「米中覇権戦争」がはじまったのです。

米中覇権戦争の形態

米中戦争とはいっても、両国は「核大国」。大規模な戦闘は、なかなか起こりにくい。それで、戦争は他の形態をとっています。

情報戦、外交戦、経済戦、代理戦争。外交戦とは、味方を増やし、敵国を孤立させること。経済戦。たとえば、関税引き上げ戦争。ファーウェイバッシング。代理戦争。たとえば、アメリカは、香港の民主化勢力を支援する。あるいは、台湾への武器売却を激増させる。台湾が、WHOに参加できるよう、運動を盛り上げていく。情報戦。これは、「敵国を悪魔化させること」を目的とします。突如、「中国は、ウイグル人100万人を強制収容している」という事実が注目されるようになりました。

国連、中国政府がウイグル人100万人拘束と批判

BBC NEWS JAPAN 2018年09月11日

 

中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル人を約100万人、テロ取り締まりを「口実」に拘束していると、国連は懸念を強めている。国連人種差別撤廃委員会は8月末、最大100万人のウイグル人住民が刑事手続きのないまま、「再教育」を目的とした強制収容所に入れられているという指摘を報告した。8月半ばにスイス・ジュネーブで開かれた同委員会の会合では、信頼できる報告をもとに中国政府が「ウイグル自治区を、大規模な収容キャンプのようにしてしまった」と委員たちが批判。

もう一つのネタは、新型コロナウイルスです。「中国政府が新型コロナウイルスの真実を隠蔽したせいでパンデミックが起こった!賠償金払え!」と。さらにアメリカは、【チベットカード】を出してきました。

米国「不揃い」野菜の宅配サービスブームはコロナ後も継続するか

新型コロナウイルスの感染拡大により外出が制限され、生活必需品の購入に宅配サービスを初めて利用したり、利用頻度が増えたという人が多いのではないでしょうか。日本より厳格なロックダウンの措置が取られたニューヨークにおいてはその傾向は顕著なようです。ニューヨーク在住『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者のりばてぃさんもこの期間にフード系の宅配サービスをさまざま試していると報告。今回のメルマガでは、日本でも広がっていくかもしれない不揃い、訳ありの野菜の宅配サービスを比較しながら紹介しています。

フード・デリバリーのインパーフェクト・フーズ

「家にいる時間が長くなったので、その分、家で食べたり飲んだりする食べ物、飲み物の需要が高まる」と再確認したので、改めて、フード(またはミール)宅配サービスを試している。

ちょうどタイミングよく4月に入ってから、新型コロナの影響で、経済誌、有識者向け雑誌、女性誌の3つの異なるジャンルの雑誌が次々と食事や食料品の宅配サービス特集記事を掲載。その3つの雑誌のオススメを比較・分析し、その中からフレッシュリー(Freshly)、ミスフィッツ・マーケットのミスチーフ・ボックス(Misfits Market Mischief Box)の2つを実際に試し、その様子はブログやYouTubeで紹介した。
今、米国で注目のミール・デリバリー・サービス、フレッシュリー(Freshly)を試してみました
今、米国で注目のフード・デリバリー・サービス、Misfits Market Mischief Boxを試してみました

今回、これも予約殺到でずっとウェイティングリストだったImperfect Foods(インパーフェクト・フーズ、直訳すると、完璧ではない食品)がようやく宅配可能になったとのことで取り寄せてみたのけど、これがなかなか興味深い結果だった。せっかくなので、実際どんなだったのかというお話と多様な意識があるからこそ、そもそもインパーフェクト・フーズやミスフィッツ・マーケットのようなサービスが生まれたのかというお話をしたいと思う。

インパーフェクト・フーズは、有識者層に人気のニューヨーク・マガジンが、特に力を入れて紹介していたサービス。ミスフィッツ・マーケットは2018年創業とかなり新しいがインパーフェクト・フーズは2015年創業と先。当然、ミスフィッツ・マーケットよりも形の悪い野菜への理解は少なかった。

オーガニック商品を多く取り扱い、環境や社会問題にも敏感な取り組みをすることで有名なホールフーズでさえも、形の悪い商品(ホールフーズではアグリー・ベジタブルと呼んでいる)を店内で取り扱いはじめたのは記憶している限りでは2016年以降のことだ。

しかもホールフーズに続きウォルマートも形の悪い商品を販売するコーナーを設けていた。しかし、2019年2月には、「想定以上にお客さんに買ってもらえなかった」という理由でこのトレンドは長くは続かないと判断し、形の悪い商品を取り扱うのをやめている。
Walmart and Whole Foods end ‘ugly produce’ tests, suggesting trend may have limits

短所は長所の裏返し。お店や企業のマイナスポイントをPRする方法

ビジネスの現場においてはお客様に目を留めていただくために、日々の「PR」は欠かせないものです。しかし、お店や企業に堂々とPRできる「強み」がない、もしくは思い浮かばないといった場合、なにか打つ手はあるのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、マイナスポイントをポジティブなことに置き換えPRする方法を紹介しています。

逆転PR

お店や企業には、それぞれの強みがあります。

「うちの商品は、どんなお客様でも使いやすい商品が揃っています」
「うちの店は、品揃えがとにかく豊富で、多くのお客様のニーズに応えられます」

どんな強みがあるかは、それぞれのお店や企業によって変わりますが、それらの強みを最大限にアピールしてお客様に伝えることで、お客様にもまた喜んでいただけているわけです。

こう考えると、「じゃあそんな強みがないうちの店はどうしたいいんだろう」と頭を悩ませている担当者は少なくないのではないかと思います。例えば、「うちの店は商品の数が少ないから…」とか、「うちの会社の商品は、いろんな年齢層のお客様に使ってもらうには難しいから」とか、昨今の流れなんかを考えますと、「うちの店はオンライン接客やりたくても、そんなシステムを入れられる予算も、リソースも足りてないから‥」と言った悩みを抱えている人もいるかもしれません。

確かにこうしたことは、強みとは逆で弱みと捉えられることが多いものです。ですが、それは見方を変えれば、PRできる材料になる可能性も秘めていることでもあるのです。

例えば、今、店頭にお客様が来にくい状況と言えます。感染症対策も含めて、店側の対応の是非が問われる状況でもありますよね。なので、オンライン接客のような新たな接客ツール、接客の仕方が注目されていて、そこに追随する企業が増えています。

もちろん、それはとても良いことなので、できるところほど早くやった方がいいとは思いますが、さっきも挙げたように、そうしたコストをかけられない、そのためのリソースがないということで、オンラインには踏み切れないという店も少なくはありません。一見すれば、これは弱みに見えがちなことのように思えます。

でも、逆の見方をすれば、「オンラインはやらないけれども、その分、店頭での接客を大事にします」という発信の材料にもなるわけです。「うちはオンラインに避けるリソースがないので、その分店頭に回します。だから、来てくれたお客様にこれだけのサービスをしますよ」と伝えられれば、例えオンラインができなかったとしても、店頭のしっかりしたサービスを求めるお客様にとっては、良いのです。

「できないからアピールできない」と、ネガティブに考えるのではなくて、むしろそれをポジティブにアピールすべきで、「巷ではオンライン化が急速に進んでますけど、うちはあえてこの道を行きますよ!それにはこういう理由がありますよ!」ということがはっきり言えるのであれば、その方がお客様は喜んでくれます。要は、ネガティブだと感じやすいことを、あえてポジティブなことに置き換えて伝えていきましょうということです。

接客でも同じことはいくらでもあります。「この靴は重い」というのは、一見するとネガティブな弱みに聞こえます。しかし、逆転の発想で考えれば、「この靴は重さがあるから、安定感がある」というポジティブな要素として、お客様に伝えることができますよね。

接客でも、お店や企業のPRでも、ネガティブな弱みを、ポジティブな強みにしてお客様に伝えることができれば、
まったく違った価値が生まれます。

ちなみに、拙著、『買った後を想像させれば、誰でもこんなに売れる』は、一般的な接客ノウハウ本と比べると、100円~200円ほどお値段がお高めです(お気づきになりましたでしょうか?)。なぜかというと、その分、他の本よりもページ数が多く、情報量も多いからです。

ページ数を減らしてお値段を下げることも当然できたわけですが、そうしなかったのは、それだけ細大漏らさずお伝えしたいことがあったという理由があります、とかいうPRをしてみたりもできそうですね。いや、実際その通りなんですけど。

今日の質問です。

  • 自店や自店商品の弱みはどこですか?
  • その弱みを逆に強みにして捉えると、どんなPRができますか?

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