リモート勤務中こそ要注意。始業ギリギリまで寝ていてはいけない理由

あまりの寒さに布団から出るのが辛く、1分1秒でも長く温まっていたい冬。しかし、数々のベストセラー著書を持つビジネス作家で起業家でもある岡崎かつひろさんは、そんな季節であっても「朝5時起床」のペースを崩すことはないと言います。今回のメルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』』では、岡崎さんが毎朝無理なく起きるため実践しているルーティンを紹介。さらに、在宅ワーク中の人であっても毎朝同じ時間に起床することの重要性を説いています。

 

在宅ワーク中こそ気を付けたい!目覚めの時間

毎朝だんだん寒くなってきて、「朝起きるのがつらい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。今日は、そんな人のために朝の目覚めが良くなる方法についてお話します。朝、すっきり起きられると、そのあとの時間が有効活用できます。

目覚めと同時にアロマの香りが!お掃除ロボットルンバが大活躍

1つ目は、起きる少し前の時間にルンバをセットしておくこと。

僕は、毎朝5時になるとルンバが動くように設定しています。そしてその音で僕は目覚めます。

実は、部屋の中にルンバが2台あるんですよ。これは本当にオススメなんですが、1台はただの掃き掃除用で、もう1台は拭き掃除用です。

今のルンバはダストボックスが付いていて、部屋の中を掃除してぐるっと回って戻ってくるとダストボックスの中に戻ってルンバの中のゴミをとってくれるんですよ。今まではルンバの中に溜まったゴミを捨てなければいけなかったのですが、その作業がなくなったのでそれだけでも非常に楽です。

ここからが重要です。

実は、掃き掃除だとなかなか部屋の中は十分にきれいになってないんです。

というのも、先日部屋の中で秋刀魚を焼いたんです。さんまを焼くと部屋の中がすごく臭くなりますよね。臭いはどこについていると思いますか?

じゃあ、その匂いはどこに残っていると思いますか?壁?天井?

実は床です。食事をしているときは、どうしてもつばが飛びます。そうすると床がきれいなように見えてけっこう汚れているんですよ。その辺床をきれいにすると悪臭がきれいに取れます。

時々、自分の部屋にいて「この部屋、なんか臭うな」と感じることはありませんか?

実は、その原因は床についた匂いなんです。もちろん部屋に置かれた生ごみなどの可能性もありますよ。壁紙などに匂いもつくこともあります。

僕もそう思っていました。ところが、床拭き機能がついたルンバを買って毎日床を掃除するようになったら、匂いが気にならなくなったんですよ。

しかも、本体のタンクに水を入れる際にアロマをたらしておくと、部屋中がすごくいい香りになるのです。

朝起きると、床がピカピカ。ほんのり部屋の中がいい香りがする。最高じゃないですか?

僕の使っているお掃除ロボットは、床をきれいに拭いてくれるんですが、床を拭くシートを変える必要がなくて、全部自動でやってくれます。あとで水を見ると、「こんなに汚かったのか!」と思うくらい、毎日けっこう汚れるんですよね。

「いままでなんて汚い部屋に住んでいたんだろう!」と思うくらいです(笑)。

 

営業マンはしゃべりすぎるな。大切なのは理論、商談を成功へ導く3つのトーク術

結果を出せているかどうかがはっきりと数字でわかってしまうのが営業マン。優秀な人は「セールストークが上手いんでしょ?」と思いがちですが、それだけではありません。そこには確かな理論に基づいたトーク術があるのです。今回は営業実務コンサルタントの島田安浩さんが自身のメルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』の中でその奥義をレクチャー。目からウロコのトークスキルを詳細に教えてくださいます。

営業トークで最も重要なのは「テンポ・間・クロージング」です。その大切な3つのことについてご紹介していきます。

1. 間

テンポというか、会話のリズムが全くなってない!というか、考えているのか!?って、思ってしまうような営業マンが非常に多いです。

「お客様に合わせろ!」

これって、基本でしょう?お客様のテンポに合わせて商談をするの!にもかかわらず、どこに行っても自分のテンポ、しかも、客先までの移動中はゆっくり話していたのに、客先だと急にテンポが速くなる!

ダメダメです。

少なくても、話すスピードはお客様に合わせろ!というか、いつもよりゆっくり話すぐらいで丁度いいよ。まずは、話すスピードを相手に合わせる。これは、基本です。その上で、重要になって来るのが、

「間」

これを上手に使える営業マンが非常に少ないです。というか、「間」を意識している営業マンは、本当にトップセールスマンだけかも知れません。「間」が非常に重要なんです。

島田紳助が「紳竜の研究」の中で話していましたが、自分が面白いと思う漫才師の漫才をこそっと録音して帰って、1分間にどれだけ間があるか数えたそうです。一流と言われる人ほど「間」が多いそうです。言い換えると、「間」を使いこなしているのです!

島田紳助はそこまで考え抜いて漫才をやっていたのです!ビートたけし同様に凄い人は非常に考え抜いています。ただ、何と無く受け狙いでやってないです。どのテンポにするのが良いのか?どのテンポなら自分たちでも受けるのか?それを考え抜いて、B&Bをパクったそうです。そして、ダウンタウンが非常にゆっくりしたテンポでやるのを見て、自分の時代は終わったとMCなど他の場に移動したそうです。

さて、「間」は下手に使うと「断られる」魔になってしまいます。商談の初期で不用意な「間」が「魔」になるのです。

「おはよう」には「おはよう」ですよね?

「おはよう」に対して「バナナ好き」だとおかしいです。

どういうことかというと、人間は最後の言葉に反応します。だから、「今お使いの電話機の件で順番に回っていたんですけど」で間を開けると、「要らない」と言われ易いのです。

それを、「今お使いの電話機の件で順番に回っていたんですけど外線は何番まで使えますか?」まで言うと、「3番」とか答える確率が上がるのです。「要らない」というお客さんは、「バナナ好き」と言ってるような人です。「何番」には、「1番」とか「2番」とか答えるのが普通なんです!

これは、営業を初めて2ヵ月目に気づいたことです。「間」を意識し始めた最初の気付きでした。「人間って面白い!言葉に反応するんだなぁ~」って気付いた訳です。言い換えると、言葉を練って話すことで、相手(お客)の反応を限定できます。つまり、シナリオを練り込むと、思い通りに商談を進めることが出来るということなんです。

「間」が「魔」にならないように、商談の初期は、質問系で終わるようにして、しかも、お客様にYESを言わすようにシナリオを作成します。

飛び込んで、NTTの電話機をご利用なら、「こちらでもNTTの電話機をご利用頂いてますよね?」と質問して間を開けます。すると、「そうです」というYESが返ってきます。まあ、当たり前の話です。

SNSでバレバレ。不倫に走った4人の「ヤバイ妻」衝撃エピソード

我々の生活を根本から変えたと言っても過言ではない、IT技術やサービスの飛躍的な進歩。しかしそれも他のあらゆるツールと同じく、「使い方」で毒にも薬にもなりうるようです。今回の無料メルマガ『10年後に後悔しない最強の離婚交渉術』では、行政書士として開業以来16年で相談2万件の実績を誇り、『みんなの不倫』の著作でも知られ離婚サポーターの異名も取る露木幸彦さんが、「百戦錬磨」の露木さん自身も「ヤバい」と感じた4人の不倫妻のエピソードを紹介。その上で、SNSの普及が不倫発覚を加速度的に早めているにも関わらず、かような状況に対して無自覚な人間が多いとの見解を記しています。

不倫相談で寄せられた4人の「ヤバい女」衝撃エピソード

日本で新型コロナウイルスの蔓延が始まったのは2020年1月。約2年の間で緊急事態宣言の発令と解除に振り回され、「新しい生活様式」を押し付けられ、気が付けば周囲をオンラインに取り囲まれる日々に変容。一例を挙げると心理的に苦痛なのはリモートワークへの移行。夫婦が週7日も同じ空気を吸う生活が息苦しいことこの上なし。「夕飯はまた総菜か」「言われる前に片付けろ」「予報をチェックしないから服がずぶぬれだ」など夫の小言に妻は辟易するケースも。次に金銭的に苦痛なのは残業代のカット。家計の収支が悪化したので夫は取り調べを開始。家計簿だけでなく、妻の財布の中身やクレジットカード、電子マネーの明細まで確認し、「不要不急だろ!」と激怒する有様を目の当りにしてきました。

このようにコロナ禍で蓄積したイライラ、ムカムカ、ムシャクシャはどこへ向かうのでしょうか?個人差こそあれ、ストレスの許容量には限度があります。我慢の限界を超えると、必ずはけ口が必要になります。発散の方法は様々ですが、それが性欲に転化する人も大勢います。ストレスフルな状態で、たまたま目の前に魅力的な異性が現れたらどうでしょうか?心はドキドキ、胸はバクバク、そして下半身がムラムラした経験があるはず。

実際のところ。コロナ禍という非常事態下でも有名人の不倫騒動は次々と報じられています。例えば、自らの不倫疑惑で夫と離婚し、子どもの親権を失った福原愛さん。妻と愛人との板挟みで居場所を失い、突然、行方不明になり、安否が心配された門倉健さん。そして代理母を使ってまで子どもを授かったのに自らの女性問題で離婚した有村昆さん。さらに離婚に至っていませんが、『鬼滅の刃』で一世を風靡したLiSAさん。彼女がライブ中、夫である声優の鈴木達央さんが自宅に女性を連れ込んだことが明らかになりました。

筆者は行政書士・ファイナンシャルプランナーとして夫婦の悩み相談にのっていますが、自らが既婚者なのに、もしくは相手が既婚者なのに恋心を抑えきれず、気持ちを告白し、快楽に興じるなんてご法度。違反者を厳しく罰するのは当然です。その代償として大事な家庭、大切な家族、そして安定した仕事を失う可能性がありますが、相変わらず「妻の不倫」に悩む男性がいかに多いことか。今回は男性(夫)の相談者から寄せられた悲痛の叫びを取り上げます(登場人物はすべて仮名)。

穴だらけな日本の防衛体制。危機に対応できない“平和ボケ”した軍事後進国

今年8月、アフガニスタンでの邦人救出劇において、その後手の対応が大きな批判を浴びました。再び同じ失敗を繰り返さないようにと、12月13日の国会で岸田文雄首相は海外での危機対応として、在外邦人の安全を確保するために自衛隊法改正の検討をすると明言。果たして、この改正はスムーズに進むのでしょうか。今回ご紹介する無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、元空将が防衛体制の早急な見直しについて言及しています。

アフガン救出失敗から見えてくる日本の現実

今年1年の世界を振り返る時、8月15日、アフガニスタンの首都カブールが、イスラム原理主義勢力・タリバンに制圧されたことは衝撃的な出来事として人々の記憶に焼きついています。この時、現地の日本人を救出するための日本政府の対応は後手に回り、大きな批判を浴びました。なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか。元空将の織田邦男氏に登場いただいた『致知』12月号の連載「意見・判断」の一部を紹介します。

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いまの日本は危機に的確に対応できる体制になっていない。戦争といえば、宣戦布告をして華々しく戦闘が始まるイメージがあるが、世界はいま、平時と有事の区別がつきにくいグレーゾーンの戦いに入っている。

7年前、クリミア半島がロシアに侵略された時は、現地の人が朝起きるとインターネットもテレビも通じなくなっており、政治経済の中枢やメディアなどの施設は、国籍の分からない軍(後でロシア軍と判明)に占拠されていたという。

ロシアが戦いの参考にしているのは、中国の掲げる「超限戦(ちょうげんせん)」だろう。超限戦というのは、軍事力だけでなく、外交、経済、心理、世論なども含めたあらゆる非軍事的手段を駆使して戦いを仕掛けるのである。

その中国は、日本の尖閣諸島にグレーゾーンの戦いを仕掛けてきている。彼らは今年、海警局の船が武力行使を可能にする海警法を改正した。つまり、軍を出さずに日本の領土を奪える体制を着々と整えているのである。

ところが日本では、グレーゾーンの戦いにどう対応するかという議論すら起こらない。国民の皆様にはよく認識しておいてほしいことだが、いまの日本の法律の下では、自衛隊は防衛出動が下令されない限り警察権しか行使できず、軍としての自衛権行使ができない。

いざ事が起こってから、国会で防衛出動の可否を議論しているようではとても国を守れない。平時か、有事か判断し難い状況下で、自衛隊が速やかに対応できるよう、早急に法律を見直す必要がある。

日本は先般、有事法制や安全保障法制を実現し、一部限定的な集団安全保障体制を整えたが、これはようやく冷戦時の戦いに対応できる体制が整ったに過ぎない。 世界の現状に対して、日本は周回遅れの位置にいることを自覚しなければならない。

国民に求められるのは、軍事に対する理解である。いまの日本では大学で軍事を教えることがタブーになっている。私の後輩は現在某国立大学で教鞭をとっているが、着任の際に軍事研究をしないことを約束させられたという。日本には軍事に対するアレルギーがある。しかし、軍事を知らずに国の安全を守ることはできない。

軍は、平和を維持するために利用するものという発想に切り替えてほしい。平和は与えられるものではなく、勝ち取るものである。このことを心に刻み、日本の防衛体制が早急に再構築されることを願って止まない。

(本記事は月刊『致知』2021年12月号連載「意見・判断」から記事の一部を抜粋・編集したものです

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10年で売上10倍の「焼肉きんぐ」、業界に革命を起こした大成功の秘密

コロナ禍にあっても堅調な業績を見せる焼き肉業界にあって、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで飛躍的な成長を見せる「焼肉きんぐ」。その裏には、創業者と若き社長の激論と、全国チェーンらしからぬ社員たちのやる気を引き出すシステムがありました。今回の「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」では、「焼肉きんぐ」を運営する物語コーポレーションを進化させ続けている創業者、社長、そして社員たちそれぞれの「物語」を紹介しています。

外食に楽しさを!驚異の焼肉集団の秘密/物語コーポレーション 塊ロースに石焼カレー~3,278円で130種類の大満足

郊外を中心に怒涛の拡大を見せる「焼肉きんぐ」。その仕組みは焼肉業界に革命を起こした。客は座ったまま、タッチパネルでどんどん注文できる。食べ放題の新しいスタイルだ。

驚かされるのがその品ぞろえ。一番人気の3,278円の「きんぐコース」で選べるメニューは130種類以上にのぼる。

しかも、どれも個性的だ。「花咲上ロース」はダイナミックに切った上質なロース。きめが細かく、柔らかい肉質を塊で味わうことができる。イタリア産のプレミアムポーク「ドルチェポルコ」は口どけのいい甘みたっぷりの脂身が特徴だ。おろしポン酢でさっぱりといただくのもお勧めとか。

隠れファンが多いのが19種類のご飯ものや麺類。「とろ~りチーズの石焼キーマカレー」は、熱々の石焼で卵とトロトロのチーズを甘みのあるキーマカレーにあえて味わう一品。もちろんこれらも食べ放題だ。

子ども連れに支持される理由はデザートが多いから。しかも小学生は半額。幼児は無料なのだ。

客席に「よかったら僕が焼きましょうか」と言って登場し、ちょっとお節介に肉の焼き方を教えて回るのは「焼肉ポリス」。店内を巡回し、おいしい食事をサポートしてくれる。焼いてくれた「きんぐカルビ」は1頭から500グラムしかとれない希少なカルビだった。

1時間40分の食べ放題を経て、客が口をそろえて言うのは「楽しかった」。「焼肉きんぐ」は味だけではなく、楽しさを武器に成長してきたのだ。

現在、店舗数では1位の「牛角」を追い268店舗の第2位。だが、驚くべきはその急成長ぶり。この10年で売り上げは実に10倍近くも伸びている。

「焼肉きんぐ」を運営するのは物語コーポレーション。主力の「焼肉きんぐ」以外にも、ラーメンやお好み焼きなど15ブランドを展開、年商は600億円にのぼる。

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完全アウト。イケア日本CM「女性差別」的演出の酷すぎる時代錯誤

幅広い層から人気を誇る家具量販メーカー「イケア」日本法人のCMが、あまりに女性差別的ではないかと物議を醸しています。実際の映像を視聴した識者はどのように見るのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、個人的には「アウト」とした上で、その理由をCMのシナリオを確認しつつ解説。さらになぜこのような映像がオンエアされるに至ったのかを推測しつつ、失敗事例として関係各位で共有すべきレベルであるとの厳しい見方を記しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2021年12月28日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

イケア日本のCFはアウトであるという理由

スウェーデンの家具製造メーカー「イケア」日本法人のCFについて、「女性差別」ではないかとの批判が出ています。この動画ですが、現時点ではYouTubeで閲覧可能なようです。

実際のCFですが、まず「15秒バージョン」については、

イケアTVCM あっという間に、いい毎日。グラドム篇

あと、「6秒バージョン」というのもあります。

イケアTVCM あっという間に、いい毎日。グラドム篇(6秒)

賛否両論があるようですが、私は「アウト」だと思います。

とりあえず、シナリオを確認しましょう。

1.ダンナ(らしい)人物の足が映り、床の絵本の上に置かれたドリンク、お菓子などを足で引っかけてしまいします。ドリンクなどは、おもちゃの上にこぼれ、グチャグチャな状況になるのですが、次のシーンでは、あらためて丸いお盆の上にドリンクとスナック類が美しくセットされています。

―――>グチャグチャな状態の「片付け」も「掃除」も、「再セット」も女性(妻?)が行なったことが示唆されます。

2.その後は、妻がそのお盆を両手に持ってしゃがむ姿が上から映され、ポップコーンやジュースを夫と娘が次々に手に取ります。

―――>終始妻はしゃがんだままで、サービスレベルとしては、外食というより銀座のクラブのような「非対称性」を感じます。

3.給仕が終わると、妻は立ち上がって、「あわてて」夫と娘が座るソファの脇にあるテーブルの脚部分に乗せます(脚とテーブルが分離して、テーブルをお盆のように使用できる製品のPR)。

―――>妻が「あわてて」いることで、「自分も見たい番組」をこれまで我慢して家族に尽くしていたことが示唆されます。

4.更に、妻は急いでソファの後ろに立ってTVを視聴。自分も食べ物を頬張っており、飲食には参加して笑顔で番組を見ているし、夫との接触も演出されていることから家族の関係は良好なことが示唆されています。

―――>しかし、ソファの半分は空いており、娘の右隣の空間は半分空いているので、そこに行って寛げばいいのに、夫と娘の視界を遮ってそこへ戻ることはしません。あくまでソファの後ろに立って見ています。

5.その後、「あっという間に、いい毎日。この家が好き」というテロップが出ます。

―――>このテーブルについては、「料理やドリンクをこぼさずに、家の中の好きな場所へ自由に持ち運べる」と宣伝がされており、このコピーもこれに呼応させているのだと思われますが、「あっという間に」というのには、妻が「あっという間に片付けをして掃除をし、再度食べ物飲み物をセッティングした」という自己犠牲の神対応が「あっという間」というニュアンスが消えません。

この5段階攻撃というのは、サブリミナル的にものすごい重層的な効果になっています。

 

金だけ出したからではない。湾岸戦争で日本が評価されなかった訳

湾岸戦争当時、同盟国アメリカの日本への要求は自衛隊派遣にあったことが、先日外務省が公開した外交文書で明らかになりました。多国籍軍に大金を拠出したにも関わらず、全く評価されなかった理由も人を出さなかったことにあるというのが通説化していますが、本当なのでしょうか。メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんは、ドイツも軍は派遣せず、日本より少ない拠出金だけの支援にも関わらず評価されていたと指摘。外交の舞台でどういった態度が評価の対象になるか、日本の政治家もメディアも学ぶべきと訴えています。

 

いまこそ学ぶべき湾岸戦争の教訓

外務省は12月22日、湾岸戦争から30年が経過したのを機に外交文書を公開しました。そこには、当時の日米両政府のやり取りの詳細が明らかになっています。

「1990年8月の湾岸危機を巡り、当時の米国のジョージ・ブッシュ(父)大統領が海部俊樹首相との日米首脳会談で、自衛隊派遣を事実上要求していたことが、22日に外務省が公開した外交文書で明らかになった。翌91年1月に米国中心の多国籍軍がイラク攻撃に踏み切る直前、国際社会から日本が前例のない対応を迫られていたことが分かる。

 

海部氏は90年9月29日、ニューヨークで日米首脳会談に臨んだ。『極秘』と記された同年9月30日の外務省の公電によると、ブッシュ氏は会談で『日本の憲法上の制約は十分理解している』としながらも、『日本が軍隊(FORCES)を中東における国際的努力に参加せしめる方途を検討中と承知するが、そのような対応が有益だと申し上げておきたい』と発言した。(中略)

 

湾岸危機では、日本は多国籍軍に135億ドル(日本円で約1兆7500億円)の財政支援を行ったが、国際社会に『小切手外交』と呼ばれ、批判を浴びた。その後、人的貢献を求める声の高まりを受け、日本は停戦後の91年4月、海上自衛隊の掃海艇6隻を、イラク軍が敷設した機雷除去のため、ペルシャ湾に派遣した。

 

湾岸危機は、日本の国際貢献の転換点とも言われる。外務省北米局で勤務していた佐々江賢一郎・元駐米大使は『当時の日本外交は、米国の求めにどう応じるかを考えるばかりで受け身だった』とした上で、湾岸危機の『失敗』が『自衛隊を積極活用することに意味があると日本の意識が変わる契機となった』と指摘する」(12月22日付読売新聞)

公開された外交文書には米国側の言葉しか残されていませんが、実際のところ、このような日本の姿は米国側の目にどのように映ったのでしょう。日本のマスコミには、それを伝える報道はありません。

しかし、当時の米国側の国務長官ジェームズ・ベーカー三世の回顧録『シャトル外交──謀激動の四年』(日本語訳は新潮文庫)を読むと、米国が日本に注いでいた眼差しが一目瞭然なのです。

 

総務省の値下げ圧力が足かせに。「通信で世界をリード」など無理な訳

エリクソン・ジャパンが世界のモバイルデータ利用量を公表。日本と韓国が含まれる「北東アジア」13.9GBに対し、単独でピックアップされた台湾は26.6GBだったとのこと。台湾では5G使い放題プランでの利用量は60GBにもなると伝えられ、日本のデータは非公表ながら、かなり差があると考えられるようです。メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは、総務省の値下げ戦略により、この差はますます開くと予測。行政のDX加速にも必要な5Gネットワークと端末の広がりも阻害することになると、日本の今後を案じています。

 

台湾は5Gデータ使い放題プランで平均60GBの利用量──日本は5G活用で世界から取り残されてしまうのか

エリクソンは12月21日、「エリクソン・ジャパン、世界の最新モバイル事情と最新動向に関する記者説明会」を開催した。その中で気になったのが北東アジアの状況だ。

エリクソンでは「日本」としてのデータは発表しておらず、韓国などを含んだ「北東アジア」のなかに日本を含めている。韓国はデータ利用量が多いため、北東アジアの数字は日本よりも高めの数字が出てくることになる。

今回のレポートでは、スマートフォン1台あたりの地域別データ使用量は、2021年、北東アジアで13.9GBであった(世界平均は11.4GB)。これが2027年には48GBまで増えるという。

今回、台湾でのデータが切り出されていたが、台湾では加入者一人あたりのトラフィック量は2021年で26.6GBだったという。昨年は22.5GBだった。エリクソンでは「データ使い放題プランとモバイルサービスへの強い要求が牽引している」としている。

台湾のキャリアであるFETでは、4Gと5Gのすべてのデータプランの平均が30GBなのに対して、4Gの無制限プランでのデータ利用量が51GB、さらに5Gの無制限プランでのデータ利用量が60GBにもなるという。デバイスの進化とネットワーク性能の向上、迅速な5Gネットワークカバレッジの構築がデータ利用量を押し上げたとされる。

日本において、ユーザーのデータ利用量調査はあまり見ることはないが、20GBを超えているという話は聞かない。むしろ、総務省が値下げ圧力をかけていた際は「20GB以上、使っているのは全体の1割しかなく、ほとんどの低容量。少ないデータ容量のプランを拡充すべき」という主張であった。

今週、総務省は新料金プランに乗り換えたユーザーの契約者数が約2930万件になったと発表。国内契約数の約2割に相当すると自慢げに語られていた。しかし、通信で世界をリードしたいという国策を考えているのであれば「値下げプランに乗り換えた人が増えた」で喜んでいる場合ではないのではないか。

韓国や台湾のキャリアが5Gネットワークを強化し、トラフィック量が大量に流れているということは、それだけ国民がスマートフォンを活用しているということになる。

日本では先週、ようやくマイナンバーカードとスマートフォンを組み合わせて、アプリで新型コロナワクチン接種済み証明証を取得できるようになったばかりだ。こうした行政のDXをさらに進めるためにも、5Gネットワークが広がり、5Gスマートフォンももっと普及しなくてはならない。

いつまでも値下げプランにこだわっているようだと、日本の通信業界と国民は世界から大きく取り残されることになりそうだ。

 

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地方選出議員の不満続出。既定路線の10増10減はどうあるべきか?

1票の格差の広がりにより、次回の衆議院総選挙では都市部で10増、地方で10減が既定路線となっていますが、10減の対象となる地方選出議員を中心に不満の声が大きくなってきました。またぞろ自分たちの都合のいい解釈を持ち出し3増3減案なども聞こえてきます。メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』著者で小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんの場合は、1票の格差是正は「当然大事」としながらも、地方の声が届きにくくなることに懸念を表明。その問題を軽減するため、減らされる地方と増える都市部の「合区」という独自の案を提唱しています。

 

1票の格差と政治家の選び方/選挙区割りの新規立法を提案する

小選挙区比例代表並立制度は、最初の選挙を行ってから25年が経過した。

それ以前の中選挙区制度については、

  • 政治家のサービス合戦が激しく政治家の質が上がらない
  • 政権交代が起きにくい

という指摘があり、現状の小選挙区比例代表並立制が1993年の細川連立政権下で導入された。

私の師である小沢一郎が主導的な役割を果たしたことは周知の事実だ。カナダなど小選挙区制度を導入した結果、劇的な政権交代が起きていたことなどを引き合いに出し、「導入すべき」と主張したのが小沢だった。

確かに2009年には政権交代が起きた。だから、政権交代が実現できることは証明された。一方で、風により左右されやすく、その時の風で受かってしまうため、政治家が努力しないなど問題点も指摘されるようになった。加えて過疎が進み地方の小選挙区が減少してきていることも悩みの種となっている。

2016年に導入された「アダムス方式」により、次回の衆議院総選挙で10増10減が断行される予定となっている。減員区は過疎が進む田舎であり、増えるのは東京を中心とした都市部だ。これに待ったをかけたのが、島根県選出の細田博之衆議院議長だ。3増3減で落ち着かせる案を提示している。

国会議員は国民全体の代表である。だからこそ1票の重みが平等でなければならないから、1票の格差が広がると憲法違反になる。違憲判決が出ると格差是正のために選挙区の区割りを変更する。地方で過疎が進んでいる現状では、地方の議席が減るのは必然となる。

1票の格差を是正することは当然大事である。しかし、地方の声を国政に反映することも国土の均衡発展を考えると捨ておけない。そこで私は以前から、小選挙区比例代表制を維持しながら地方の選挙区を維持する案を提示している。飛び地のルールを適用して田舎の選挙区を維持するのだ。例えば今回、減員対象となる選挙区と東京の選挙区を一つの選挙区とするのである。

国会議員は国民全体の代表だ。一例を挙げよう。二階俊博・元自民党幹事長の選挙区である和歌山3区は、次の「10増10減」でなくなる予定だ。この選挙区に東京23区の人口の多い選挙区の一部を加えることで、和歌山3区は維持できる。こうした考え方である。

仮に利益誘導ばかり優先すると東京での有権者の反発を招くことも考えられる。都市部と地方の住民双方の利害を考えながら政策を実行していかないと、落選の危機を迎える。

東北も含め地方の議席はますます減少していく。北海道も選挙区が広がり過ぎて大変になっている。そこで以下の立法を提唱したい。

  1. 現行の小選挙区数289を維持すること。
  2. 1票の格差を是正するために都市部との合区を行うこと

いかがだろうか。

 

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武将の城が次々倒壊。秀吉の「家康討伐計画」と自信を砕いた天正地震

先日掲載の「地震が変えた日本史。家康が江戸幕府を開けたのは『天正地震』で秀吉が家康を討てなくなったから?」では、江戸幕府の開府と天正地震の浅からぬ関係を解説した、時代小説作家の早見俊さん。今なお震央の位置も判明していないこの大地震は、秀吉や家康だけでなく、多くの戦国大名たちの運命を大きく左右するものでした。今回のメルマガ『歴史時代作家 早見俊の「地震が変えた日本史」』では早見さんが、その被害の実態を詳しく紹介しています。

【関連】地震が変えた日本史。家康が江戸幕府を開けたのは「天正地震」で秀吉が家康を討てなくなったから?

 

天正大地震が産んだ徳川幕府「その一 地震の様子」

天正十三年(1585)十一月二十九日の夜十時頃、東海地方から北陸地方、近畿地方で推定マグニチュード8という大地震が発生しました。若狭湾沿岸の漁村を津波が呑み込んだという記録もあります。

寝静まった夜の十時、真っ暗闇の中で激震に襲われた人々の恐怖心は想像を絶します。上記日付は陰暦、陽暦では翌年の一月十八日に当たります。厳寒の真夜中、大勢の人々が命を落とし、路頭に迷い凍えたのでした。実際、被害状況が記録に残る各地で大雪だったと記述されています。

時は安土桃山時代、羽柴秀吉(豊臣姓を下賜されるのは翌年)による天下統一が進められる最中の大災害でした。

では、地震が発生した時、秀吉は何処で何をしていたのでしょう。

秀吉は近江坂本城に滞在していました。坂本城は近江国滋賀郡、琵琶湖の南西にあり、明智光秀が築城して居城としていました。光秀滅亡の際に焼失しましたが、丹羽長秀によって再建され、この頃は豊臣政権の五奉行の一人となる浅野長政が城主です。

秀吉が長浜城にいたのは、翌年の一月に実施を計画していた徳川家康征討の準備のためでした。家康の領国三河に攻め込むため、秀吉は美濃、近江の諸大名に兵糧、軍備を調ええさせており、その検分のために立ち寄っていたのです。坂本城の前は美濃大垣城を訪れています。大垣城には征討軍の兵糧となる大量の米を蓄えさせていました。

秀吉は四カ月前の七月十一日、関白に任官しています。紀州の雑賀、根来、四国の長曾我部元親、越中の佐々成政を降し、いよいよ家康を討ち平らげようと万全を期していたのでした。前年、秀吉は小牧長久手の合戦で織田信雄と連合した家康と対決しました。その際、軍勢の数で劣る家康は秀吉の勢力範囲にある領国を包囲すべく雑賀、根来、長曾我部、佐々らに協力を働きかけていました。秀吉は信雄、家康と和睦、休戦した後、上記敵対勢力を各個撃破したのです。

その上で秀吉は家康討伐を自信満々に公言します。農民の子が位人臣を極め、敵対勢力を次々と降し、怖いものがいなくなったのでしょう。大垣城を検分し、家康討伐の準備が着々と進んでいると満足した秀吉は坂本城に立ち寄りました。築城主であった明智光秀を秀吉が討ったのは三年前、主人織田信長の弔い合戦に勝利して、大きく運が開けました。

地震が起きた時、秀吉は坂本城の寝所で家康との合戦に勝利する夢を見ていたのかもしれません。

「将軍には成り損ねてまったが、わしは将軍よりもえりゃあ関白に成ったがや。どえりゃあことだで。なあ、光秀、おまはんもわしがえりゃあこと、ようわかったな」

明智光秀に自慢をしたのではないでしょうか。日本国始まって以来、自分以上に成功した者はいない、と誇らしさで胸が一杯だったに違いありません。前途に微塵の不安もなく秀吉は安眠を貪っていたのだと思います。

ところで、大地震の予兆はありました。七月五日、京都、大坂、伊勢、三河で大きな地震があったことが家康の家臣、松平家忠の日記に記されています。迷信深い人々ならば、その直後に行われた秀吉の関白任官と絡めてこの地震を語っていたのかもしれません。たとえば、出自卑しい者が関白になることを天は怒っているのだ、などと好き勝手に噂していたのではないでしょうか。