狙われた楽天モバイル。ソフトバンクがLINEMOで仕掛ける容赦ない攻撃

ソフトバンクがオンライン専用ブランドのLINEMOで、3GBを月額たった990円で使えてしまう「ミニプラン」をスタートさせ大きな話題となっています。同プランをこのタイミングでリリースしてきたソフトバンクの狙いはどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、LINEMO事業担当者のコメントを引きつつ、ソフトバンクの「キャリアとしての期待」を考察しています。

 

LINEMOが3GB月990円でMVNOと楽天モバイルを一網打尽に――「たくさん使いたい」デマンドにいかにつなげられるか

ソフトバンクはLINEMOの新料金プラン「ミニプラン」を発表した。3GB使えて、月額990円(税込)、LINEのギガフリーにも対応する。

市場調査によれば、スマホユーザーの6割が1ヶ月で使うデータ容量が3GB以下ということで、ユーザーのニーズが多いデータ容量を投入してきたというわけだ。

そもそも、データ容量20GBというのが総務省が国際的に通信料金を比較する上での物差しに使われていただけに過ぎない。菅義偉首相や武田良太総務相が「大容量プランが世界と比べて高すぎる」と指摘したことから、3キャリアがあえて設定してきたデータ容量だけのことだ。ユーザーのニーズとしては「そんなに使わないから、もっと安い方がいい」と思うわけで、ソフトバンクはその声に応えてきたというわけだ。当然のことながら、NTTドコモ「ahamo」、KDDI「povo」も対抗してくることだろう。

問題は「MVNO市場を直撃しないか」という点だ。3キャリアのオンライン専用プランが横並びで20GBだったことで、MVNOには「小容量」という、生き残れる隙間ができた。MVNO各社とも、オンライン専用プランが発表されて以降、小容量をさらに値下げすることでなんとか持ちこたえた感がある。しかし、ソフトバンクがLINEMOで容赦なく小容量を攻めてきたことで、MVNOが俄然、危うい立場に追い込まれた。

ただ、ソフトバンクとしてはMVNOのみならず、LINEMOのミニプランでターゲットにしているは楽天モバイルのようだ。

LINEMO事業を担当する寺尾洋幸氏は「楽天モバイルを意識している。階段式がいいのか、シンプルなかたちがいいのか。階段式の場合、ユーザーの意図に反して請求額が増えることがある。我々としては安心して使ってもらいたいため、この設定にした」と語る。

楽天モバイルは月間1GB以下はゼロ円、1~3GBは1,078円、3GB~20GBは2,178円、20GB以上は3,278円という階段式を採用している。ユーザーがどんなに3GBで納めようと思っても、スマホが勝手に通信をして、3GBを超えてしまうこともある。それであれば、ソフトバンクとしてはきちんと3GBという設定をして、安心して使ってもらいたいというわけだ。

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EUの「2035年までにガソリン車販売禁止」に産油国はどう動くか?

EUは2035年にハイブリッド車を含む新車販売を禁止し、「国境炭素税」を導入すると各紙が報じています。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』では、著者でジャーナリストの内田誠さんが、「国境炭素税」について報じた過去の記事を検証。10年前にも検討されながら見送られた事情と変化した部分や、今回の導入計画により影響を受けるであろうEU外の国の動向に注目しています。

EUの「2035年にガソリン車の新車販売禁止」を新聞はどう報じたか?

きょうは《毎日》から。EUが2035年にハイブリッド車を含めてガソリン車の新車販売を禁止し、「国境炭素税」を導入する計画を発表したとのニュース。【セブンNEWS】でも取り上げました。

言い方はいくつかあるかもしれませんが、《毎日》が採用している「国境炭素税」で検索を掛けましたら、《朝日》のデータベースで10件ヒットしましたので、これを対象に。まずは、《毎日》2面記事の見出しと【セブンNEWS】第4項目の再掲から。

EU 国境炭素税導入へ
ガソリン新車 35年に販売禁止

欧州連合委員会は、2035年にハイブリッド車(HV)を含むガソリン車の新規販売を事実上禁止する法案を発表。電気自動車(EV)シフトを加速させる狙い。併せて脱炭素が進んでいない国からの輸入品に課金する「炭素国境調整措置」(国境炭素税)導入案も。

以下、記事概要の補足。EUが掲げている温室効果ガス削減の目標は、2030年の排出量を1990年比で55%減らすこと。そのため、カーボンプライシング(炭素の価格付け)の一手法である「国境炭素税」の導入も今回の計画に盛り込んだ。

国境炭素税は、二酸化炭素排出量に応じて輸入品に課税する制度。「排出削減対策のコストを負わない安い製品が輸入されるのを防いだり、EU企業が規制の緩い国々に生産拠点を移すのを防いだりする」ことによって、二酸化炭素の排出削減を促すもの。国境炭素税の対象は、鉄鋼、セメント、肥料、アルミニウム、電力の5製品で、26年から徴収を開始するという。

【サーチ&リサーチ】

*検索された中で最初の記事は2017年のもの。炭素税についての議論はそれよりも前から行われていた。

2017年5月4日付
タイトル「(記者有論)攻めの温暖化対策 国境炭素税で途上国支援を 香取啓介」の記事。「香取啓介」氏は《朝日》の国際報道部兼科学医療部所属の記者。「炭素税」に関する議論が再燃しているとして、次のように書いている。

「国境炭素税は、製品製造に多くの排出が必要な国には輸出のハードルになり得る。実は10年前後に米や欧州で検討されたが、途上国からは保護主義的だと批判が出た。しかし、現在は状況が違う。パリ協定ですべての国が今世紀後半に排出の「実質ゼロ」を目指す仕組みができた。最大排出国で、かつて強硬に反対していた中国も排出量取引制度を導入し、炭素に価格をつけている。そこで、各国の理解を得やすくするために、国境炭素税の税収の一部を、途上国の温暖化対策支援に振り向けてはどうか」

*パリ協定という新しい水準で、国境炭素税を途上国支援に使うというアイデア。このとき、まだ「新型コロナウイルス」は影も形もなかった。トランプ米政権は、この前提である「パリ協定」からの離脱を通告したのは記憶に新しい。そしてコロナ禍のもと、次のような記事も。

気をつけたい「屋内熱中症」鍼灸師が教える原因と3つの予防法は?

関東では昨年より2週間も早く梅雨が明け、すぐに猛暑がやってきました。エアコンの利用はもちろん重要ですが、エアコンが利いた部屋でも熱中症の危険はあるようで、特に高齢者の方は注意が必要です。今回のメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では、著者で鍼灸師ののぶ先生が、「屋内熱中症」になってしまう原因と3つの基本的な予防法を教えてくれます。

屋内熱中症

【注意したい屋内熱中症】

梅雨も終わり湿度と気温の上昇で熱中症には気を付けておきたいころですね。炎天下じゃなくても熱中症はおこります。特にこれから気を付けておきたいのが、屋内での熱中症。エアコンを利かせた部屋でも熱中症になるにはカラクリがあります。

【屋内熱中症になりやすい仕組み】

エアコンの効いた部屋で過ごしていて熱中症になる。特に高齢者に多いといわれる熱中症のタイプですね。

  • 強い日差し
  • 高い気温
  • 地面からの照り返し

屋外ではこんな熱源にカラダがさらされ続けて熱中症になる。屋内ではどうかといえば、この地面からの照り返しと同じ熱源で熱中症になるわけです。いわゆる「輻射熱(ふくしゃねつ)」というやつ。強い日差しで家屋が温まると屋根や壁から遠赤外線の熱が室内で過ごす人のカラダを温めてしまいます。

エアコンが効いているので毛穴が閉まって汗をかけない。発汗による体温調整ができないまま、輻射熱で体内に熱がこもっていく。加えて屋内でジッと過ごしていると血流が停滞して体内に熱がこもりやすい状態が続く。こうした日が連日続くと、ある日臨界点を超えた体が熱中症症状を引き起こすわけです。

【一気に進むわけじゃない】

屋内熱中症は日々積み重ねてきた体内にこもる熱が、体力のキャパを超えたところで発症します。毎日体にこもる熱を排除して、疲労を回復させ続けることが必要。

  • 頻繁な水分補給
  • 適度な運動
  • しっかり睡眠

これを続けることで、体内に熱がこもっても一晩寝れば体内の熱をリセットできます。梅雨明けを迎えこれからますます暑くなります。すでに夏バテした体の人も多いこの頃。疲れた体では体温調整をかなえるだけの体力が残らない。ぜひぜひ積極的な回復時間と機会を作るように工夫してみてください。お大事に。

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Googleの国有化に現実味。検索ログは国益、「自由か支配か」米国で議論白熱

ネット検索のシェア90%超を誇るグーグルですが、そのあまりの巨大さが、一私企業としての存続を危うくしているようです。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、ニューヨークタイムズに掲載された「グーグルを公益企業に」という記事を取り上げるとともに、主張内容に納得がいく理由を明示。その上で、グーグルは将来的に国有化されてもおかしくないとの意見を記しています。

 

 

グーグルが国有化される日

インターネットの巨大企業、GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)に対する批判が強まっています。

そんな中でニューヨークタイムズ7月7日に意見記事、「グーグルを公共のものにしよう」が掲載されました。

意見記事はデイブ・ヨスト氏、オハイオ州の司法長官からです。以下、その抜粋要約です。

グーグルはインターネット検索を支配しており米国の検索市場の約90%を占め、世界的に見てもそれ以上です。グーグルとその子会社であるYouTubeの利用者は、他のトップ50のウェブサイトの合計よりも多いのです。

 

次点のBingは米国ではわずか6%、世界では2%のシェアしかありません。例えば航空券を検索すると、まずグーグルフライトの検索結果が表示され、TravelocityやOrbitzなどの競合他社はシャットアウトされることがあるといいます。

 

私のオハイオ州を含む30以上の州が、超党派でグーグルに対する反トラスト訴訟(独占禁止法)に参加しています。

 

しかしそれとは別に、オハイオ州では公益事業法に基づいてグーグルを追及しています。

 

オハイオ州は、グーグルが公益事業者になる事を求めているのです。

 

アメリカの法律では、鉄道、電力会社、電話会社などの事業は、すべての顧客を受け入れ公平に扱わなければならないことを認めています。グーグルもそうなるべきです。

 

そうなればグーグルは公共の利益を考慮して行動し、すべてのユーザーと情報提供者に平等なアクセスを提供し、特にグーグルの競争相手に対して不当な偏見を持たずに行動する法的義務を負うことになるのです。

 

タッキー、次のクビ候補は木村拓哉の兄貴分!?ジャニーズJr.8人退所でリストラ加速、ベテラン切りの恐怖に“年金暮らし”の光GENJI再始動

ジャニーズJr.の情報を発信する動画サイト『アイランドTV』のHPから10日、8人のJr.の名前とプロフィールが一斉に削除されたことが話題となっている。「タッキーの強権が発動した」とファンたちがザワついたが、改革を断行されているのはJr.だけではない。事務所に貢献してきたベテランジャニーズたちの進退も脅かされているという。

リストラ改革ついに断行!?ジャニーズJr.8人が一斉に退所

何の予告もなく、忽然と名前が消えたジャニーズJr.は内龍星(22)、荻野未友治(21)、新藤樹力(23)、前田直樹(24)、双子の福島海斗と福島北斗(共に22)、同じく中村大輝と中村侑輝(共に22)の8人。今年1月にジャニーズ事務所が発表した“満22歳定年制度”で引っ掛かると思われるメンバーたちだ。

これは満22歳に達した後の最初の3月31日までに事務所と合意に至らない場合は、ジャニーズJr.の活動を同日で終了するという、事実上の“リストラ”のような制度だが、準備期間を経て2023年3月31日より適用するとしていた。そのため、同制度を理由に8人が退所したかどうかは不明だが、何らかの影響があったことは間違いなさそうだ。

8人の退所についてジャニーズ事務所から正式な発表はないものの、Jr.の中で人気もあった新藤は早くもSNSを開始。「まだ見ぬ世界へ向かうため新しい物語を紡いでいきます。今後とも変わらぬ応援をしていただけたら幸いです」と事実上の退所報告をし、次のステージへ進むことを明かしている。

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「働かないとクビになる」光GENJI露出が急増したワケ

タッキーこと滝沢秀明副社長(39)のジャニーズ改革の目玉でもあるJr.の“満22歳定年制度”。増え続けたジャニーズJr.をふるいにかけ少数精鋭にすることで、露出とチャンスを増やしていこうというのが狙いだといわれているが、ジャニーズ事情に詳しい週刊誌の記者は「それはあくまでも表向きなこと」だと語る。

「実際はジャニーズをスリム化するための体のいいリストラだといわれています。Jr.は東西合わせて200人以上いますから、これは仕方がないことでしょう。しかし、こうした厳しい措置は若手にだけ取られているのではありません。改革の波はベテランたちにも押し寄せているようです」

というのも、ここ最近急に露出が増え始めたベテランジャニーズが2人いる。光GENJIの元メンバーである内海光司(53)と佐藤アツヒロ(47)だ。

今年6月9日には『有吉の壁 2時間SP』(日本テレビ系)に登場し、お笑い芸人・ジャングルポケットと四千頭身とともに光GENJIの大ヒット曲である『ガラスの十代』を披露。まさかの登場に出演者だけでなく視聴者も驚いた。

また同月19日に放送されたラジオ番組『内海光司と佐藤アツヒロのオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)にも2人は出演。真っ赤な服に身を包んだ内海は「今日は勝負だから!」と語るほどの気合の入れようで、3時間超の生放送に挑んだ。

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さらに、今月8日には『千鳥のクセがスゴいネタGP 超豪華クセキャラ大集結3時間SP』(フジテレビ系)にも登場し、お笑いコンビ・土佐兄弟の土佐有輝(28)とともに、“高校生あるある”ネタを披露した。

「これまでほとんどメディアに登場しなかった内海と佐藤の2人が立て続けに露出し始めたのは理由があります。過去の栄光だけで“年金暮らし”をするかのようなベテランたちにもメスが入り始めているようです。要は働かないのであれば、たとえ功労者であろうともクビの対象になるということ。次のリストラ候補と目された内海と佐藤の2人が急に仕事し始めたのも、こうした焦りからだとみられています」(前出・芸能記者)

ジャニーズの長男と言われ続けてきた近藤真彦(56)が不倫騒動を起こし、4月30日をもって事務所を退所。また、昨年いっぱいで、少年隊の錦織一清(56)と植草克秀(54)もジャニーズを去るなど、ベテランたちの退所が相次いでいる。

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こうした流れをきっかけに始まったベテランジャニーズたちへの改革。内海と佐藤の出演は視聴者にも好評なだけに、今後はさらに元光GENJI2人の露出が増えていくかもしれない。

米子松蔭「選手に陽性者なし」で出場辞退の異常。なぜ高校野球はダメで東京五輪はOK? 日本の大人は誰も理由を説明できない

新型コロナウイルス感染者が出たことから、米子松蔭高校が夏の高校野球鳥取大会への出場辞退を余儀なくされた問題が波紋を広げている。感染したのは、部員でもなければ部関係者でもない学校関係者1人。果たして、ここまでする必要があったのだろうか。一方、開幕を目前に控えた東京五輪では、濃厚接触者でもPCR検査で陰性なら出場可能とする特例措置が取られようとしている。

学校関係者1人の感染だけで甲子園予選辞退の異常ぶり

米子松蔭高校は春の県大会で21年ぶり7度目の優勝を飾り、夏の鳥取県大会で第1シード。優勝候補の筆頭と目されていた。

16日深夜に関係者の陽性反応が判明、17日早朝に部員46人の抗原検査を実施して全員の陰性を確認。しかし、関係者に感染者が確認された場合の県高野連の規定に従い、試合50分前に辞退を決断したという。

高校球児にとって甲子園出場は夢であり、青春の全てを捧げてきたといっても過言ではない大きな目標。同校の野球部主将である西村虎之助さん(3年生)は自身のツイッターで「試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?」と訴えた。

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この悲痛な叫びに対して、伊木たかし米子市長は「わかりました。 試合が再調整されるよう、名方面に働きかけます」とした。

野球部員の中から感染者が出たならまだしも、部関係者でもない学校関係者1人が感染しただけで奪われてしまった3年間の努力。このあまりにも非情な決断に、各方面から批判が殺到していた。

ネットでは米子松蔭の不戦敗再検討を求める、オンラインでの署名活動も始まっている。

東京五輪は濃厚接触者でも出場可能の“不公平感”

若者たちや一般国民に対してここまで厳しい措置を取っているにもかかわらず、開幕を目前に控えた東京五輪では感染者に対する“甘い”基準が設けられようとしている。

政府と大会組織委員会は新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判定されても、試合前のPCR検査で陰性となれば出場を認める方向で調整していることがわかった。朝日新聞が報じた。

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コロナ対策のルールをまとめたプレーブックでは、濃厚接触者に認定されると、個室への移動や1人での食事などが求められており、試合出場については国際競技団体の同意などが必要とされていた。

だが、五輪関係者の感染者が相次いでおり、濃厚接触者に対する取り扱いが課題とされていて、今回の特例措置はまさに苦肉の策。国民たちには厳しい対応を迫る中、東京五輪だけが優遇される現状に批判の声があがりそうだ。

さらに、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が14日、菅首相と会談した際に、コロナの感染状況が改善した際には観客を入れてほしいと要望していたことが明らかとなっている。

感染者が急増する中、紆余曲折を経て決定した五輪の無観客。しかし、バッハ会長が圧力をかけたことで、菅首相は慎重な姿勢ではあるものの、有観客にする可能性を探っているとの見方もある。

五輪貴族には逆らえない及び腰な姿勢、そして国民は置き去りで東京五輪を最優先する対応に、菅政管への不信は募るばかり。各報道機関発表による支持率はどんどん低下してきている。

なぜ若者や国民たちばかりが損をしなければならないのだろうか。

そうした五輪に対する甘い対応の結果が表れ始めた。選手村に滞在する南アフリカの男子サッカー代表選手選手2人とスタッフ1人が、新型コロナウイルスの検査で陽性だったことが発覚。チームのほぼ全員が濃厚接触者に認定される見込みだという。

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南アフリカは22日に行われる1次リーグの初戦で日本と対戦する相手。濃厚接触者が直前のPCR検査で陰性判定を受け試合に出場できたとしても、何が起こるかわからない。最悪な事態に陥る可能性もある。そんな不安な気持ちが解消されないまま、東京五輪は幕を開けようとしている。

橋下維新と竹中平蔵氏のアブない関係。大阪は「パソナ太郎」に支配されている?

先日掲載の「大阪を「子供が育てられない都市」にした橋下維新の大失政、これが“ファクト”だ」で、維新支持者たちから寄せられた「反論」に対してデータを提示し論破した、元国税調査官で作家の大村大次郎さん。大村さんは今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、橋下維新とパソナ会長・竹中平蔵氏との浅からぬ関係を暴露し、パソナに“支配”される大阪の行く末を案じています。

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※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2021年7月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

※この夏、読みたいメルマガ「最高の1記事」決定! 本記事は「まぐまぐ!サマーアワード2021」総合大賞を受賞しました。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

大阪府は協力金の支給も全国最悪

前回までに大阪が日本で最悪の死者を出したのは橋下府政以来の失政が原因であったことを述べてきました。

また橋下府政以来、大阪の人口は大都市としては異常な減少をしており、特に子育て世代は大きく減っているということもご紹介しました。

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しかも橋下維新の失政これだけにとどまりません。

大阪は行政力自体が大きくパワーダウンしているのです。そして、大阪の行政力のパワーダウンには、あの竹中平蔵氏のパソナが大きく関係しているのです。

一部で報道されましたが、飲食店に対する協力金の支給が大阪はもっとも遅れているのです。

2021年の6月13日の朝日新聞の報道では、今年1月に2度目の緊急事態宣言が出された11都府県のうち、支給がもっとも遅れているのは大阪府とのことでした。11都府県のうち6府県は90%を超えていましたが、大阪はわずか64%で断トツのビリだったのです。

この協力金は、実質的に国が負担しており、都府県は支給事務を行えばいいだけでした。にもかかわらず、支給がこれほど遅れているのです。

そしてこの協力金の遅れに関しては、パソナが関係しているのです。

というのも、大阪府は協力金の支給事務作業において、パソナに全面的にパソナに委託していたのです。

東京都では300人の職員と300人の派遣スタッフが事務作業にあたっていたのに、大阪府は20名の職員、400名のパソナ派遣社員でこの業務をやっています。

しかも大阪の場合は、これでも倍に増員しているのです。以前はこの半分の人員で行っていたのです。

重要な作業を外部委託したことが、大阪府の支給遅れの原因であることは間違いないのです。

維新の吉村知事は常々「行政の責任は僕にある」などと言いますが、具体的には何も責任を取っていません。

それどころか大阪の医療崩壊や協力金の遅れについて、維新は何も責任を感じていません。

だから、原因を追究したり改善策を検討するというような作業もほとんど行われていません。もし、新型コロナのような災厄がまた訪れたら、大阪はどうなるのでしょうか?

 

カネ漬けで“中国依存症”国家を量産。習近平「武力を使わぬ」覇権拡大

先日掲載の「米軍は台湾にすら近づけず。情報筋が明かした中国人民解放軍『真の実力』」では、今後の米中軍事バランスを大きく左右する「2つのカギ」を挙げその各々について考察した、元国連紛争調停官の島田久仁彦さん。島田さんは今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で、かつて中国政府の高官から直接聞いたという、習近平政権がASEAN諸国で行なっている「テスト」の存在を明らかにするとともに、着々と進む中国による世界覇権拡大戦略を分析・考察。その上で、築かれつつある新国際秩序の中心には、良くも悪くも強い中国が存在することになるとの考えを記しています。

【関連】米軍は台湾にすら近づけず。情報筋が明かした中国人民解放軍「真の実力」

 

中国は本当に名実ともに超大国になったのか?

ここ20年ほどで顕著に実力を伸ばし、覇権拡大への意欲を露わにしている中国。そして【アメリカに追いつき追い越す】可能性について議論されるようになり、アメリカの政府内(議会を含む)では【中国脅威論】が高まる一方です。

トランプ政権時代には、トランプ氏が大統領就任時には蜜月の関係を演出していたようにも見えましたが、初の米中首脳会談の晩餐会時に、シリアに対してトマホーク巡航ミサイルを70発弱発射することで暗に脅しをかけ、実際には高まり続ける、国際情勢における中国のプレゼンスに激しく反応し、対中制裁を連発しました。軍事的な衝突は起きませんでしたが、米中間の経済関係と信頼は大きく傷つけられたと言われています。

その後、アメリカサイドではバイデン政権が誕生し、大方の予想に反して、対中脅威論はさらに高まり、経済的な側面はもちろん、トランプ政権時には噂こそされても、実行に向けたプロセスは進めなかった軍事的な対峙の可能性もささやかれています。

国際協調への復帰を公言したバイデン大統領のアメリカ外交に引っ張られるように、欧州各国も「中国離れ・アジアシフト」を本格的に進め、日本は台湾へのコミットメントの強化の明言と、(軍事)防衛力の強化に向けた合意をアメリカ政府、そしてG7各国とかわすことになりました。

クアッド、平和で安定したインド太平洋戦略などと合わせ、対中包囲網の強化が進められました。

“世界”が中国を超大国と認識した証と言われます。

しかし、それまで世界を牛耳ってきた欧米社会に対する中国の軍事的・経済・社会的な挑戦と、それを支える戦略の背後にある“事実”を単純明快に説明することは容易ではありません。

それは、欧米社会や日本が辿ってきた発展のプロセスとは異なり、中国共産党による一党支配、イデオロギー、経済発展のための周到な戦略、軍事的な戦略と軍拡、科学技術の習得と応用のための官民一体となった徹底的な戦略、そして「中華民族の再興と統一」というわかりやすく、人心を掌握しやすい目的の設定…。

中国の力の根源は、さまざまな側面を同時に有しているからだと考えられます。

これまでは、日本という例外を除けば、「圧倒的な軍事力とそれに支えられる政治的影響力と外交力」、「圧倒的な経済力と技術力を通じた世界市場における支配力」、そして「文化・カルチャーの普及による思考への影響力」という、大きく分けて3つの力による覇権構造だったと考えますが、中国のそれは、各要素が補完的に作用しつつ、対象を使い分けている点が興味深く思います。

 

ブロックチェーン技術を応用したアート作品は打ち出の小槌になるか?

ブロックチェーン技術を応用することでデジタルアートでもオリジナルを所有することが可能になり、数億から数十億の値が付くなど、大きな関心を集めています。わかったふりはできてもわかりにくいNFT(非代替性トークン)アートについて、噛み砕いた解説を展開してくれるのは、メルマガ『杉原耀介の「ハックテックあきばラブ★」』著者で、システム開発者であり外資系フィンテックベンチャーCTO(最高技術責任者)でもある現役東大大学院生の杉原耀介さんです。NFTアートに特化した美術館の建設がニューヨークで決まるなど、実体があるようでないものに価値付けする動きが加速する先には何があるのでしょうか?

ブロックチェーンが作り出すあたらしい光と影

乗ってけ乗ってけ流行りには

まあ、どんな時代にもトレンドというか流行りってものがありますよね。古いところで言うとマルチメディアとかVRとか、あとユピキダスなんて言葉も流行ってたことあった気がする。そう言う意味では、いまわりと流行っているのはブロックチェーンとかAIですかね。もう、ともかくどんな案件でもとりあえず「◯◯は一発AIでどかーんと深層学習させて、ブロックチェーンで分散ですね!」と言っておけば、なんだかよくわからないけどすごそうだ。とりあえずお金出しておこうかと山師が泣いて喜ぶ素晴らしきDXがはかどるというものです。

なんか、こころならずもちょっと色んな人をDISってしまったように思いますが、今日ご紹介したいのはそんな山…もとい新しい先端技術の一つであるブロックチェーン技術をアートに応用したNFT(非代替性トークン)作品を取り扱う美術館がニューヨークにできたというお話です。

世界に名だたるグッゲンハイム

NFTに特化した世界最大級の美術館がNYに建設へ。その狙いとは?(美術手帖) – Yahoo!ニュース
ちょっと本文を引用すると

アメリカの大手投資企業「グッゲンハイム・パートナーズ」の共同創業者であるトッド・モーリーが、ニューヨーク・マンハッタンにNFTに特化した世界最大級の美術館を建設することがわかった。

とのこと。グッゲンハイムといえば知っている人は知っている、興味のない人はまったく知らないグッゲンハイム美術館などなんとなく名前が似てますね。

こんなことを言うと怒られるんですけど、グッゲンハイム美術館というのは世界中にいくつもあるフランチャイズ的な美術館ですが、ニューヨークのグッゲンハイム(どうでもいいけど打つのが大変)美術館はソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営しているので、直接同じかどうかというのはわからないんですが、それはさておきえっ、なにNFTってそもそもなに?そして美術館ってどういうこと?とはてなで頭がいっぱいになっていらっしゃる方も多いかと思うので、まあ簡単にNFTのご説明からしていきましょう。

小山田圭吾の「いじめ謝罪」から一夜明けて。やはり続投は無理筋、五輪組織委が目を背ける厳しい現実とは?

東京五輪・パラリンピック開会式の楽曲担当である小山田圭吾氏(52)が、過去の雑誌インタビューで学生時代の「障がい者いじめ」を自慢し批判を受けた問題で、小山田氏は16日、「クラスメイトおよび近隣学校の障がいを持つ方々に対する心ない発言や行為を、当時、反省することなく語っていたことは事実」とする謝罪文をツイッターに投稿した。また五輪組織委は同日、小山田氏の続投を発表。過去の発言や行為について「把握していなかった」としたうえで、「現在は高い倫理観をもって創作活動に献身するクリエーターの一人」であるとの見解を発表した。

しかしSNS上では、謝罪文の発表直後から小山田氏や五輪組織委への批判がさらに加速。

謝罪文を読んだ仕事仲間のG氏が「偉いよ小山田くん。いい音出してこう!寧ろ炎上なんか◯◯喰らえ。」とツイート(現在は削除済み)して火に油を注ぐ一幕もあり、東京オリパラ開会式が1週間後に迫る中、問題が沈静化する様子はまったく見られない。今回の騒動を「いちアーティストの昔のやんちゃ話」として片付けるのは、どうにも無理がありそうだ。

いじめが決して許されない行為であることはもちろんだが、それ以上に組織委は、これが日本という国のあり方まで左右しうる現在進行形の問題だ、という現実を理解していないのではないか。

小山田氏の“みそぎ”は済んだ、これ以上の批判は逆にネットいじめになる、といった声も一部にあるが、むしろ「論点のすり替え」や「問題の矮小化」を危惧する声のほうが多くなっているのが現状だ。

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「小山田を叩く人間は清廉潔白なのか?」

小山田氏の謝罪と前後して、SNS上では、
「人間なら誰でも1つくらい、後ろ暗い過去があるはずだ」
「小山田を批判できるのは、清廉潔白な聖人君子だけだ」
という類の擁護(?)が散見されるようになった。

けれど、これは何とも奇妙な“マイルール”だ。

確かに、人間誰しも人に知られては困る過去の行為の1つや2つはあるだろう。だが問題はその“程度”だ。小山田氏がインタビュー記事で誇示していた凄惨ないじめ行為は、本当に世間で「よくある」レベルのものなのか。

常識で考えれば、後ろ暗い過去ほど、ひた隠しにするものだろう。それを「被害者に排泄物を食べさせ、バックドロップをかけた」と自慢する心理は、一般人には理解しがたいものがある。たとえ自分が聖人君子でなくても、声を上げたくなるのは人としてごく自然な感情だ。

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「どうして今さら蒸し返す?小山田は永遠に許されないのか?」

「小山田のいじめエピソードなんて、誰もが知っていたはずの話だろう」
「なぜ今さら炎上させるんだ?何度も蒸し返して、小山田はむしろ被害者じゃないか」

このように同情的なコメントを発信する人もいる。しかし「小山田氏のいじめ問題は昔から有名」だと言っても、それはあくまで音楽村の一部や、サブカル村に限定された話だった。小山田氏の国内での活動フィールドは決してメジャー寄りではない。単に「お茶の間認知」が低かったから、これまで運良く炎上せずにやり過ごしてこれただけとも言える。

なぜ「今さら」炎上するかといえば、東京2020オリンピック・パラリンピック大会は国家の威信をかけた一大イベントであり、開会式は日本が世界中に発信するメッセージそのものとなるからだろう。

批判をしている人たちが皆、小山田氏というアーティスト個人を憎んでいるわけではないし、単に「いじめは許せない」というだけでここまで炎上することはない。

いくら音楽の才能があったとしても、日本の顔としてはふさわしくない、と多くの国民が感じるからこそ、謝罪後に批判が増えているのだ。

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「いじめの当事者でもない人間が、これ以上口を出すな」

「いじめの当事者でもない人間が偉そうに口を挟むな」
「これでは逆に、小山田氏に対する集団いじめになる」

このように小山田氏を擁護する声もある。一見、正論に見えるが、このような主張には大切な視点が欠けている。

確かに、小山田氏個人としてのいじめ問題は、当時の被害者に直接謝罪するなり、何らかの補償を行うなりすれば「解決」できるかもしれない。

小山田氏自身が「学生当時、私が傷付けてしまったご本人に対しましては、大変今更ではありますが、連絡を取れる手段を探し、受け入れてもらえるのであれば、直接謝罪をしたいと思っております」と表明している以上、被害者側に応じる意思があるのなら、あとは当人同士の問題。第三者が口を挟むのは筋違いとなる。

けれど、小山田氏が東京五輪の楽曲担当を辞退せず、組織委が続投を認めたことに関しては、すべての日本国民が当事者のはずだ。

五輪には多額の税金が投入されており、開会式はその「顔」となる重要なイベント。日本は、小山田氏の起用によって「我が国は障がい者差別を認める人権意識の低い国である」という誤ったメッセージを世界中に発信することになる。

いじめには「傍観者」がつきものだが、はたして今回の出来事を「自分は当事者ではない」と傍観していいのか。小山田氏や組織委への批判が加速するのは、こと五輪に関しては日本国民全員が当事者であり利害関係者であるからだ。

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「現在の人権意識で、過去の表現を断罪するな」

「今の感覚で、昔を罰するのはおかしい」といった声もある。

これに関して批評家の東浩紀氏(50)は、「25年前のサブカル雑誌のインタビューを持ち出されて批判されるのはきわめて厳しい」「大昔の発言や行動記録を掘り出してネットで超法規的にリンチするのはよくないと思う」とツイッター上で指摘。

当時と今では社会的に許容される「表現のコード(約束)」が違うから、「過去の表現を現在の基準でどんどん倫理的に断罪する」のは危険であり、「いじめがダメだということと、『いじめについてああいうふうに語る』のがダメだということを区別すべき」だとした。

この指摘はたしかに一理あり、出版物においては、たとえば「今日の人権意識に鑑みて不適切と思われる表現」も「当時の社会状況を踏まえて」原文ママとする運用が広く一般的に認められている。もしも過去を現在の基準で断罪することが当たり前になれば、サブカルチャーに限らずあらゆる文化が破壊されてしまう。

ただし今回、小山田氏が批判されている原因は、雑誌インタビュー記事の表現手法や文体ではなく、表面的な装飾をすべて取り除いたあとに残る発言や行為の本質そのものにある。「行為」と「語り口」の区別はきっちりつけるべきだが、東氏の主張を意図的に曲解して援用し、過去のいじめ行為をなかったことにしようとするのは無理がある。

小山田氏が少年期を過ごした1970〜80年代といえば、子どものケンカやいじめにも「刃物は使わない」「急所は狙わない」「集団リンチは卑怯者のすることだ」など、まだ最低限の「コード」が存在していた時代ではなかったか。

そして、そのような不文律が完全に破られた象徴のひとつが1993年の山形マット死事件であり、学校現場におけるいじめの残忍さに日本中が震撼し、少年法改正の機運が高まるきっかけとなった。

小山田氏はその直後の1994年に、雑誌インタビューで「マットレス巻きにして殺しちゃった事件とかあったじゃないですか、そんなことやってたし」と発言した。

これは当時の社会はもちろん、サブカルチャー文脈に限定したとしても、一般的な受忍限度を超える行為だ。「昔はこんなの普通だった」と主張するのはむずかしい。

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「小山田は謝ったじゃないか。終わった話を焚き付けるな」

「子どもの頃の話を、いつまで掘り返すつもりだ」
「謝罪して反省しているんだから、もういいだろ」
「そんなに嫌なら、五輪の開会式を見なきゃいいだろ」
といった声も聞かれる。

小山田氏の「謝罪」文は、「多くの方々を大変不快なお気持ちにさせ」たことに対する範囲限定の謝罪と、情緒的な懺悔の表明で構成されている。そのため、政治家がよく使う「誤解を与える発言があった点は謝罪するが、辞任はせず職務を通して責任を果たしていく」論法と同種の不誠実さを指摘する声があるようだ。

また謝罪文の中で、過去のインタビュー記事に関して「発売前の原稿確認ができなかったこともあり、事実と異なる内容も多く記載されて」いるとしたため、では実際に何が事実で何が誇張だったのか?という新たな論点が生じている。

もっとも、これだけなら「小山田氏個人の終わった話」として片付けることもできる。

しかし、東京五輪は「日本でこれから始まる」イベントなのである。

組織委は小山田氏を「現在は高い倫理観をもって創作活動に献身するクリエーター」と肯定的に評価し、あろうことか続投を認めてしまった。その結果、国際社会に恥をさらすのは小山田氏個人ではない。今回の騒動は海外でも報道されており、このままでは日本という国そのものの良識とあり方が疑われることになる。

小山田というアーティストの人間性や、反省の有無は問題の本質ではない。このままでは、日本はオリンピックの歴史に永遠の汚点を残すことになるだろう。

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小山田氏と五輪組織委の選択肢は「辞退」だけ

小山田氏の謝罪文を読んだ仕事仲間のG氏は、「偉いよ小山田くん。いい音出してこう!寧ろ炎上なんか◯◯喰らえ。」とツイートした(現在は削除済み)。

小山田氏自身がいくら頭を下げても、周囲の親しい人間がこれでは収束するものも収束しないし、謝罪の意思さえ疑われかねない。

見事なまでのフレンドリーファイアだが、このような悪ノリは仲間内でしか通用しない。今回の騒動は小山田氏個人の問題ではなく、日本全体の問題である。

五輪批判派の中には、「むしろ小山田を辞退させるな。日本は外圧でしか変わらない。このまま開催までいって世界中に恥を晒させろ」と主張する人たちまで現れはじめた。本当にこれでいいのか。

ある古いファンは、「作品に罪はない。小山田の音楽が好きだし自分はこれからも聴く」と記者に言った。

楽曲に罪はない。だからこそ小山田氏自身はもちろん、五輪組織委はいまいちど「引き際」を見極めなおす必要があるのではないだろうか。

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