これでネイティブっぽい発音に!英語学習のプロが教える「ワルツ音読」

日本人が英語を学ぶ時、最も苦戦するのが発音ではないでしょうか? 読み書きはできても、なかなかネイティブのような発音は難しいですよね。「伝わらなかったらどうしよう・・・」と思って、分かっていても敢えて英語を話さない、なんていう経験がある方もいるのでは? 英語のスペシャリストで、無料メルマガ「カリスマ英語ナレーターユッキーがお届けする!週間ラジオ英会話♪」の著者ユッキーさんが、発音が一気に上達する「7つのコツ」を伝授してくれています。誰でも楽しく学べて、発音が良くなる「ワルツ音読」とは何なのでしょうか?

日本語と英語の違いを押さえましょう!

発音、よくしたい!

実は英語の発音って意識するポイントを押さえれば誰でも簡単に、楽に「通じる発音」を身につけることができるんです。

でも単調なトレーニングはイヤ!

そんな方のために、今日は楽しく取り組める上達法をお伝えします。

例えば「ありがとう」という言葉。

日本語では「あ・り・が・と・う」

どの文字も同じ声のボリューム、文字と文字の感覚も均等に発音されますが、

英語では「Thank you.」[θǽŋk]  [júː]

単語にはアクセントがあります。

もちろん、日本語も

「あ・・が・と・う」

アクセントがついたように強調されることもありますが、英語のように絶対的なものではありませんよね。

アクセントを「強調」するには?

「発音がいい!」

「聴き取りやすい!」

「あの人、英語上手い!」

英語力を評価される人の共通事項は「アクセントを強調している」こと。

言ってしまえば、ネイティブのようにクリアな音で発音出来なくてもしっかりと強調さえできていればそれだけで一気に英語らしくなります。

  1. 声は大きく
  2. 息の量を多く
  3. 遠くにボールを投げるイメージ

“Thank you.”

「やりすぎ!?」くらいがちょうどいいです

米国人との交渉には最後にこの台詞でキメる。実践ビジネス英語

日本人は交渉が下手、とよく言いますが、異文化摩擦を防ぐより良いコミュニケーションのための英語表現ヒントをお伝えするメルマガ『心をつなぐ英会話メルマガ』で、ビジネス交渉シーンで使える英語表現と交渉の心構えを解説しています。

今週のテーマは、

英語の決まり文句、Here is a deal. という一言

です。

この一言は、相手と話し合いをした末に、「こうしよう」と解決策を表明するときのきっかけとなる言葉です。つまり、compromiseをしようともちかけるときの表現です。

ところで、このcompromiseという言葉。辞書をひけば、「妥協」という意味で訳されています。そして、「妥協」という言葉は「肯定的」な意味の言葉ですか、それとも否定的な意味の言葉ですかときけば、多くの人が否定的な言葉と捉えます。

日本では、「妥協」という言葉は、妥協の産物という言葉に象徴されるように、何か自分の意思や信念に反して利益のために相手に歩み寄るといったイメージがこの言葉の中に含まれます。また、政治家が政治的利害のために歩み寄るというイメージもあるはずです。

では、compromiseはどうでしょう。 アメリカ人はほとんど誰もが、これを積極的で肯定的な言葉と捉えます。その理由は、お互いの違いを認めながら、そこからより高い解決方法を見つけることを意味していると思うからです。

英語圏、特にアメリカにはbrain stormという文化があります。これは、テーブルの上に意見を出し合って、遠慮なく戦わせることで、より建設的な結論を導き出そうという議論の方法を指します。compromiseはそうした行為の末に導き出されたソシューションをも意味しています。このbrain stormというコミュニケーション文化のない日本では、欧米流のcompromiseの概念そのものが希薄なのかもしれません。

このように、言葉の辞書的な意味の背景に隠れる意識の違いを理解しないと、それが思わぬ誤解の原因となりかねません。例えば、meetingを会議と訳しますが、会議の持ち方自体が欧米と日本とでは異なります。会議の席上でどんどんbrain stormをして議論を重ね、結論を導き出す行為(アメリカと、根回しなどで事前にコンセンサスを構築して、ミーティングでそれを確認する行為(日本)とでは、同じmeetingといっても、その方法が大きく異なるからです。

Here is a dealという一言。

これは、まさにbrain stormといった行為を経て、複数の意見を吟味した上で提案を行うときの一言なのです。

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日本の「ゴミの分別」は本当に役に立っているのか?武田教授が苦言

話題となった「日本はゴミの分別をもうやめよう。武田教授が指摘する日本人の悪癖」という記事で一般論を覆す事実を明かした、メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者で、中部大学教授の武田邦彦先生。私たちが日頃から自治体のルールに従って厳格なルールに縛られている「リサイクル」や「ごみの分別」は本当に必要なのかをテーマに、実際の数字を見ながら今後数回に渡って検証していきます。

分別は役に立っているのか?(1) 食べ物はリサイクルできるか?

「ゴミの分別は役に立つのか」を科学的に見る

毎日、多くの人が「ゴミの分別」をしています。地域によっては「分別されていなければ収集しない」というところもありますし、ある自治体では「他人が出したゴミ袋の中身をチェックして、正しく分別されていなければその家に返す」などという「自由に生活して良いと憲法に書いてあることと矛盾するようなことも行われています。

でも、本当に分別が大切で、分別しなければ日本の環境が破壊されるとか、子供の時代に汚染を残すというなら、強制的にでも分別をしなければならないでしょう。

そこで、このシリーズでは「分別するのは本当に役に立つのか?を科学的に整理して考えてみたいと思います。

人間が生きる事というのはどういうことでしょうか? お母さんが赤ちゃんを産み、多くの人がかかわってすくすくと育ち、やがて成人になって社会に出て行きます。社会人として結婚し、家庭を持ち、仕事で社会に貢献し、そして老年になってやがて他界します。この間、多くの生物と違い人間は多種多様のものを使います

人間と比べて、たとえば樹木はほとんどを自分でやります。大草原に一粒の種が落ちると、それがやがて芽を吹き、双葉になり、さらに成長してやがて大きな樹木になります。

ところが人間は生物が誕生してから37億年後に誕生した欠陥生物なので周りのあらゆるものを使いながら人生を送ります。動物はおしめも使いませんし、ご飯も調理しません。学校も、受験勉強も、結婚式も、洋服も、電車も……すべていりませんが、人間にとってはとても大切なものです。だから、たとえば日本人は一年に一人当たり約20トンもの資源を使います。一年に必要な食料は約200キログラムですから、動物に比較すると実に100倍の資源を使っていることになります。

だから、あまりにもったいない、少しでもリサイクルして再利用したいと思うのが人情というものです。でも、それは「できること」なのでしょうか?

失言連発で物議。NHK籾井会長の退任を、新聞各紙はどう報じたか?

数々の政権寄りとも受け取れる発言で、就任以来各方面から批判を浴び続けてきたNHKの籾井会長。報道の独立性を忘れたかのような姿勢は「民主主義の危機」とまで指摘されました。そんなNHKの次期会長に決定したのは、元三菱商事副社長の上田良一氏。彼は籾井氏によって地に落ちたNHKの信頼を回復させることができるのでしょうか。そして新聞各紙はこの人事をどう報じたのでしょうか。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ』の著者でジャーナリストの内田誠さんが詳細に分析しています。

籾井氏退任! NHK新会長決定について、各紙はどう報じたか

【ラインナップ】

◆1面トップの見出しから……。

《朝日》…「NHK会長に上田氏」
《読売》…「日本 読解力8位に低下」
《毎日》…「カジノ法案 成立へ」
《東京》…「カジノ法案 衆院通過」

◆解説面の見出しから……。

《朝日》…「籾井氏後任 安定を重視」
《読売》…「長文 不慣れな中高生」
《毎日》…「格差広げたカジノ」
《東京》…「情報環境激変 読書のススメ」

ハドル

《朝日》《読売》《毎日》の3紙は、1面トップと解説記事を同じテーマでそろえています。テーマそのものは「NHK会長」「子どもの読解力」「カジノ」と別々なのですが。《東京》は、それらのテーマから1つずつ選んで1面トップと解説を構成。さて、思案のしどころです。

現状、3つの中で一番大きいテーマは、「NHK会長」というのが私の個人的見解です。幸い、朝日を筆頭に各紙、それぞれの立ち位置から報道していますので、今日はそういうことで…。

今日のテーマは…、籾井氏退任! NHK新会長決定について、各紙はどう報じたか、です。

基本的な報道内容

NHK経営委員会は、来年1月で任期満了となる籾井勝人会長の後任に、経営委員で元三菱商事副社長の上田良一氏を全会一致で選出した。上田氏は12人の経営委員中、唯一の常勤で、経営委員から会長が選出されるのは異例。また、経済界出身の会長は4代連続に。

籾井現会長は就任会見で「政府が右というものを左と言うわけにはいかない」などと発言するなど、様々批判され、国会でも、NHK予算案に一部野党が反対する異例の事態を招いていた。

上田新会長への賛歌

【朝日】は1面トップに2面の解説記事「時時刻刻」。見出しを並べる。

  • NHK会長に上田氏
  • 元三菱商事副社長 現職の経営委員
  • 籾井氏は来月退任
  • 籾井氏後任 安定を重視
  • 内部に精通 異例の起用
  • 「頭切りかえ 職責果たす」
  • 「籾井降ろし」今秋に加速

uttiiの眼

記事の特徴として気付いた点はいくつかある。その筆頭は、新会長に選ばれた上田氏に対する手放しの賛辞だ。

いわく、「経営委とNHK執行部の両方の立場を理解」、「職員とも信頼関係」、「落ち着いた性格で受け答えにも安定感」、「財務に精通」、三菱商事の社内でも「非常に真面目な理論派で、一度決めたことはきちっとやる」、「豊富な国際経験」と、歯が浮きそうな褒め言葉のオンパレード

旧財閥系の経営幹部というだけで不安の材料にしても良いくらいだと私は思うが、そうした感覚は《朝日》にはないらしい。ただ、思えば、上記の褒め言葉、総て現会長の籾井氏に欠けている点と考えれば、納得もいく。「上田氏を選んだ」のではなく、「籾井氏を降ろした」ことの方が重要だった。それが賛辞の連続につながったかと。

事実、籾井氏は経営委員会と決定的に対立するに及んだ。その間の事情を比較的詳しく書いているのも《朝日》記事の特徴と言えるかもしれない。ただ、記事は、籾井氏が安倍政権寄りの発言を繰り返し、「報道機関トップとしての資質が疑問視された」ことで経営委員会と対立したのか、それとも、直近の問題として浮上した受信料引き下げ提案を巡っての対立が「籾井降ろし」につながったのか、そこのところは明らかにしていない。僅かに前者ではないかと思えるような表現もしているが、定かではない。

新会長がどのような方針をとっていくのか。NHKのニュース番組の内容やキャスターのコメントがどう変わっていくのか、視聴者としてはその結果で新会長の評価を決めていくしかあるまい。

全くの私見だが、NHKが本当に変わるためには、籾井氏を降ろすだけでなく、籾井氏の肝いりで行われた人事を元に戻して「腰巾着どもを一掃し逆に降板させられたキャスターなどを戻すというような荒技が必要ではないだろうか。籾井氏の本当の問題は、「発言の不適切さ」ではなく、恣意的な人事に代表される「行動の不適切さにこそあると思うからだ。報道を含む番組制作に与えた悪影響を払拭するのが、新会長の最重要課題。違うだろうか。

1本の傘を3万円でも買いたいと思わせる、福井県発の傘メーカーの戦術

3万円という価格ながら、順調に売上を伸ばす「濡れない傘」をご存知でしょうか。無料メルマガ『MBAが教える企業分析』の著者・青山烈士さんが今回分析を試みるのは、そんな超高級傘「ヌレンザ」を手がけるメーカー・福井洋傘。数ある高級傘の中からヌレンザが選ばれる理由はどこにあるのでしょうか。

競合他社との違いを訴求する

高級傘メーカーとして人気の企業を分析します。

福井洋傘(高級傘メーカー)

今回は福井洋傘の「ヌレンザ」にフォーカスをあてます。

戦略ショートストーリー

モノにこだわりを持ち、雨の水滴で濡れたくない方をターゲットに「お客様の都合が第一の文化」に支えられた「いつも乾いた状態で持ち歩ける」という強みで差別化しています。

濡れない高級傘という独自の商品を高島屋での売り場展開や「レクサスコレクション」に採用されることで、高級傘ブランドとして認知され、顧客の支持を得ています。

■分析のポイント

競合他社との違いを訴求する

3万円の傘と聞いてどう思いますか? 一般的には100円で傘が買える時代ですから、高いと思われる方も多いと思います。すぐ乾くからといって、傘に3万円払うかというと、多くの方はそうはいかないでしょう。100円と3万円ではあまりにもギャップ(価格差)がありますからね。

ですが、「ヌレンザ」は大衆向けの商品ではありませんし、そもそも100円で傘を買う人はターゲットではありません。だからこそ、百貨店を販路として催事などを行ってきたわけです。一部の価値がわかる人に伝わればいいというスタンスです。

そして、この価値を認めてくれたのがトヨタの高級車ブランド「レクサス」だったわけです。「レクサス」が「レクサスコレクション」に商品を選定する際の基準はあるでしょうが、基本的な考え方は、「レクサスに乗る方にふさわしい商品であるかどうかということだと想定されます。この考え方をもとに、車内を濡らさない高級傘「ヌレンザ」と高級車「レクサス」は相性がよいと判断したということでしょう。

ここでポイントになるのが、「レクサス」の視点です。「レクサスコレクション」に入れる傘を検討する際にまずは高級傘をいくつかピックアップしたと思われます。ピックアップされた傘はすべて高級傘ですから、高級傘であることは差別化にはなりません。だから既存の高級傘は皇室御用達や英国王室御用達といったことを訴求する「売り方」で差別化しているわけです。

その中で「ヌレンザ」は高級傘に濡れない機能をつけることで差別化を実現しています。複数ある高級傘から選んでもらうための「濡れない」という機能ということです。

重要なことなので繰り返しますが、競合他社が高級を売りにしている中で、自社も高級ですと同じことを売りにしても、選んでもらうことは難しいです。要するに、競合他社が、何を売りにしているかをしっかりと見定めたうえで、競合他社との違いを訴求することが極めて重要ということです。

今後、福井洋傘が、新しい価値を持った傘を提供してくれるのを楽しみにしています。

「あれしちゃダメ」という叱り方が、子供の未来と親子関係を壊す

「宿題やらなきゃダメだよ」「このペースじゃ終わらないよ」など、日常的にかけている言葉が我が子にとってマイナスにしかなっていないとしたら…。無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の著者で教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんは、親の否定語が子どものやる気を奪うとした上で、子どもをやる気にさせる「簡単言い換え法」を紹介しています。

言葉ですべてが決まる。親の言葉を変えれば子どもも変わる

長い休みには、地域や企業が主催するいろいろな親子イベントが開かれます。そこには、実にいろいろな親子がやってきて、親子の見本市のような感じになります。そこで親子の様子を2~3分見ていると、その親子関係が将来どうなるかがわかるような気がしてきます。なんといっても、一番大事なのは親の言葉であり、これで全てが決まると言っていいほどです。

あるとき、夏休みの工作を親子で一緒につくるイベントがありました。そこで見た光景を紹介します。

あるお父さんと男の子が、木でロボットをつくっていました。そのお父さんの言葉は、「それじゃ、ダメダメ。もっと釘をよく見て打たなきゃダメじゃん。ほ~ら、曲がっちゃった」「ちゃんと押さえてないからボンドがつかないじゃん。もっと力を入れなきゃくっつかないよ」という感じです。

すぐ近くで、別のお父さんと男の子が木で飛行機をつくっていました。そのお父さんの言葉は、「おお。いいじゃん。うまいうまいいい感じ」「「うまく削れたねえ。いいぞ、いいぞ。ここをもう少し細くするとぴったりはまるよ」という感じです。

否定的な言い方が口癖になっている

一人めのお父さんは、口にする言葉が全て否定的です。それに比べて二人めのお父さんはかなり肯定的です。

否定的な言葉で言われると、誰でも不愉快な気持ちになります。自分がとがめられて否定されているように感じるからです。すると、素直な気持ちで受け入れることができなくなります。さらには、自分は相手によく思われていないと感じるようになります。親子の場合は、「自分はあまり大切にされていないのではないか?愛されていないのかも?」という疑いが出てきます。すると、さらに反発する気持ちが高まりわざと反対のことをしたくなります

これが親子関係の崩壊につながっていきます。先ほどの二組めの親子は安心ですが、一組めの親子は先々ちょっと心配です。そして、このお父さんに限らず、ほとんどの親は自分の言葉に無自覚で毎日わが子に否定的な言葉をぶつけてとがめています

これは非常にまずいことです。なぜなら、親子関係も含めてすべての人間関係は言葉によって決まるからです。ですから、否定的にとがめる言葉が出そうになったとき、それをそのまま口にするのではなく言い換えることが大事です。

でも、中には、否定的な言い方が口癖になっている人がたくさんいます。そういう人は、「がんばろうね」と言えばいいところを「がんばらなきゃダメだよ」と言ってしまいます。「しっかり噛もう」でいいところを「しっかり噛まなきゃダメだよ」と言い、「お行儀よくしようね」でいいところを「お行儀よくしなきゃダメだよ」と言ってしまいます。

このような否定的な口癖を直すには、日ごろから心がけていることが大事です。そして、心がけていれば、だんだんできるようになります。私も若いころ読んだ本によってこのことを教えられ、それから気をつけるようにしていたらだんだんできるようになりました。

「環境後進国」に成り下がった日本。汚名挽回の秘策はあるのか?

「環境先進国」として環境技術の開発を世界に先駆けて行ってきた日本ですが、パリ協定の批准において他国に大きな遅れを取り、さらに温室効果ガスを「30年までに13年比で26%削減する」という目標の達成も難しいと見られています。これに対し、無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』の著者・嶌さんは、パリ協定から脱退を考えるトランプ氏を説得することこそが、環境後進国に成り下がった日本が名誉を回復するチャンスだと断言しています。

環境先進国からの脱落

年々、地球が温暖化に向かっていることは、今や誰もが感じている。今年などは5月頃から真夏日並みの暑さが続き、いやが応にも気候変動の異常さを身に沁みて思い知った。

これまで日本は、一応「環境先進国」として自らを位置づけてきた。現在の地球温暖化対策の国際枠組みである「京都議定書」の作成に少なくとも積極的に貢献してきたという自負があったからだ。またハイブリッド車をいち早く製造し、自動車をはじめとする環境技術の開発にも世界を先導してきた。しかし、京都議定書にはアメリカが不参加を表明したほか温室効果ガスの大量排出国である中国やインド、新興国などが不参加だったため中途半端な環境条約とみられていた。

その京都議定書に代わる新たな温暖化対策の国際枠組が「パリ協定」で、今年11月4日に発効した。京都議定書は採択から発効まで7年もかかったが、去年採択されたパリ協定は、当初の予定2018年より大幅に早く発効することとなった。これは55ヵ国以上の批准と批准国の温室効果ガス排出量が世界全体の55%以上になることを発効の条件としたためで、排出量で世界1、2位を占める中国とアメリカが9月に同時に批准。さらにインド、EUも10月中に批准し、条件を一挙にクリアしたのだ。現在は批准国が93ヵ国70%に及んでいる。

この結果、日本は完全に出遅れ既定の10月19日までに批准できず、第1回のパリ協定締約国会議には議決権をもたないオブザーバーとしてしか参加できなかった。政府は「具体的なルール作りには時間がかかるので今回の会議に議決権がなくともルールの採決は来年以降で大きな影響はない」としているが、もはや環境先進国といえる状況ではないのが実情だ。他国の動きを見誤ったのが原因で政府も国会答弁で「EUが先行して批准するとは思っていなかった」と見通しの甘さを認めた

パリ協定の発動で日本は温室効果ガスを30年までに13年比で26%削減する」ことを国際公約しているが、この実現も難しいとみられている。ひとつは30年度の原発比率を20~22%と見込んでいるが原発の再稼働、新増設、建て替えのメドは立っていない。

【動画検証】一平ちゃん焼きそばショートケーキ味をアナログ再現

12月5日に発売開始となった「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」。その何とも挑戦的な味にSNSなどを中心に早くも話題を呼んでいるが、ソース味の一平ちゃんにショートケーキを混ぜたら果たして「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」と同じ味になるのか検証した動画がniconicoに投稿されている。

この動画の投稿者は、ニコニコユーザー記者の「ほなちゃん」と名乗る人物。

ほなちゃんは、以前「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」の食リポを行った際に「普通の一平ちゃんにショートケーキを混ぜたら、コレになるかも!?」と閃いたそうで、今回検証してみることに!

ソース味の一平ちゃんに、ショートケーキを丸ごと投入。「うえぇ」と吐き出し泣きながら食すものの、最後にマヨネーズをかけてみると……「マヨネーズとショートケーキは合う!」とのこと。

この動画をみたユーザーからは、

「そらそうなるやろなw」
「きったねw」
「【悲報】ショートケーキ先輩討ち死に」
「オイオイオイwww」
「まぜるなw」
「本当かよw」
「食べ物で遊ぶな」

といったコメントが寄せられている。

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記事提供:EntamePlex

なぜ「友人同士の起業」は、うまくいかないことが多いのか?

ベンチャー企業など、仲が良い友人同士で起業するケースは多いものですが、無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』によると、そのような会社は問題が発生するや人間関係に修復不能な亀裂が入ることが多いのだそうです。そんなことにならないために打っておくべき「手」を、谷原さんが伝授してくださいました。

仲良しと仕事をする時の注意点

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

ビジネスにおいて、人間関係が円滑であることは言うまでもなく重要。一緒に仕事をする人が、仲が良いに越したことはありません。しかし反対に、まったく気が合わない人同士がビジネス上で良好なパートナーになることもあります。

私は弁護士として、様々な企業、特に紛争が発生した組織をみることが多いのですが、問題がこじれることが意外と多いのが、友人など仲の良い人と始めた会社です。たとえば、ベンチャーは、学生時代の友人など、親しい人と始めることが多くあります。ITベンチャーでは、遊びで作っていたソフトウェアや自作したハードをもとにした製品がビジネス化していくことも多くあります。

しかし、そのような会社で、最初はメンバーが一致団結していたものの、ふとしたきっかけで亀裂が入り、修復不可能になる事例は枚挙にいとまがありません。仲が良ければよいほど、状況が変わり、問題が発生するともろい所があるのです。

ここで問題となるのは、友人関係とビジネスの関係の決定的な差です。友人関係は好き嫌い、つまり感情の世界であり、ビジネスは理性の世界。この2つはまったく異なります。

遊びの延長線で仕事ができているときは差が顕在化しません。しかし、たとえば事業が軌道に乗り、資産が増えてきたときに、株式の持ち分を適当に決めていたことが原因で、紛争が発生することがあります。また、事業は一般的に失敗することの方が多いものです。会社が経営危機に陥ったときにも、負債などの責任問題でももめることも多々あります。

感情で結びついている関係では、相手に対する「こうしてくれるだろう」という期待甘えがあります。問題が発生すると、その期待は簡単に裏切られ、期待があるからこそ、感情も高まります。

はじめから仲がそれほど良くないビジネス上の関係であれば、相手をある意味で疑ってかかりますので、初めからきちっと取り決めをしていて、いざというとき、むしろうまくいくことも多いというケースがあります。

 

では、仲が良い人と仕事をする時には、何を注意すればよいのでしょうか。ここで大切なのが「取り決め」。成功した時、失敗した時など、将来の問題をどう処理するか、発生する前にしっかり決めておくことです。

言葉にすると当たり前のようですが、誰かが意志をもって行わなければ、友達同士でそのような話し合いを事前に行うのは難しいものです。私は弁護士として、その部分の意識が甘い会社については、厳しめに忠告することにしています。

これは、起業するときに限らず、仲が良い人と仕事をする時すべてにいえます。友人関係とビジネス関係、感情の世界とビジネスの世界の違いをメンバー全員が意識し、いざというときのルールを事前に決めておくことです。それがあるからこそ、意思疎通やモチベーションの面での、仲の良い人と仕事をすることのメリットが、最大限に活かせるのだと思います。

「『感情』と『規律』は本質的に違うものだ」(ゴルゴ13)

今回は、ここまでです。

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弁護士谷原誠の【仕事の流儀】
人生で成功するには、論理的思考を身につけること、他人を説得できるようになることが必要です。テレビ朝日「報道ステーション」などでもお馴染みの現役弁護士・谷原誠が、論理的な思考、説得法、仕事術などをお届け致します。

バッシングもカネも効かぬ「トランプ流」に歯ぎしりの中国

先日掲載の記事「トランプ氏が中国を挑発。台湾総統への電話会談に習近平がイライラ」でお伝えした、トランプ氏と台湾・蔡英文総統との電話会談に対する中国政府の反応。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では、前回結論付けた「中国が抗議してもトランプは変わらない」という点について、世界情勢に造詣の深い北野幸伯さんがさらに深く掘り下げて解説しています。

トランプ、中国をさらに挑発

前号で、トランプさんが台湾の蔡英文総統と電話で話し中国が激怒しているという話をしました。

トランプ氏が中国を挑発。台湾総統への電話会談に習近平がイライラ

<トランプ氏・蔡氏>米中関係の緊張必至…断交後初の協議

毎日新聞12/3(土)22:28配信

 

【ワシントン会川晴之、台北・鈴木玲子、北京・石原聖】トランプ次期米大統領は2日、台湾の蔡英文総統と電話協議し、安全保障などの「緊密な結びつき」を確認した。政権移行チームが発表した。

それにしても、トランプさんと蔡英文総統が電話で話すと、なぜ中国は激怒するのでしょうか?

中国は台湾を主権国家とは認めておらず、台湾を中国の一部と主張する「一つの中国」原則の順守を米国に求めてきた。トランプ氏が台湾独立志向の強い民進党の蔡氏と安全保障問題を協議したことで米中関係の緊張は必至だ。

 

米メディアによると、就任前を含めて米大統領が台湾総統と電話で協議したことが公になったのは、米台が国交を断絶した1979年以降では初めて。
(同上)

アメリカ大統領が台湾総統と電話で協議したのは、国交が断絶した1979年以降、初めて! 中国は激怒し抗議しました。

中国外務省の耿爽(こう・そう)副報道局長は3日、「米国の関係方面に厳粛な申し入れを行った」との談話を発表し、抗議したことを明らかにした。

 

その上で「一つの中国は中米関係の政治的基礎。中米関係が不必要な妨害を受けないよう促す」として、歴代米政権の「一つの中国」政策を継承するようトランプ氏に求めた。
(同上)

そして、昨日のメルマガで、「中国が抗議してもトランプは変わらない」と書きました。すると、早速次のリアクションが出てきました。12月5日AFP=時事から。

トランプ氏は4日夜、ツイッターに「中国は彼らの通貨を切り下げること(つまり米企業の競争を困難にすること)、中国向けの米製品に重税を課すこと(米国は中国製品に課税していないのに)、南シナ海(South China Sea)のど真ん中に巨大軍事施設を建設することなどに関して、われわれに了承を求めたか? そうは思わない!」と投稿した。

つまり、「中国はアメリカの許可を得ず好き勝手やっている。俺が台湾の総統と話したぐらいで、あれこれ言うな!」と。最も注目すべき発言は、これですね。

南シナ海(South China Sea)のど真ん中に巨大軍事施設を建設すること

トランプが初めて、「南シナ海埋め立てを問題視する発言をしました。いろいろな国務長官候補、国防長官候補と会っているうちに理解が深まったのでしょうか? いずれにしても、日本には朗報です。