『青天を衝け』渋沢栄一が生涯をかけて貫いた「経営者の在り方」とは

今年の大河ドラマ『青天を衝け』の主人公で、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一氏の言葉には、多くの叡智が含まれています。ビジネスに携わる人が知っておくべき、その論を今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』で、著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが紹介しています 。

渋沢栄一翁『論語と算盤』に学ぶ

ここのところ、渋沢栄一翁に関する番組が目立っています。NHKの大河ドラマ『青天を衝け』の影響でしょうか。それとも、時代が求めているのでしょうか。今回は、その渋沢栄一翁の書物からです。

渋沢栄一翁のこと

「日本資本主義の父」といわれる渋沢栄一翁は、簡単に言うとこんな人物です。埼玉県深谷市の農家に生まれ、徳川の幕臣となりました。凄い人ですね。今で言うなら、学校を出ずに霞が関の官僚になるようなものです。明治維新の後には、明治政府の大蔵省での要職に就きました。これも凄いことです。徳川幕臣が明治政府に抱えられるわけですから、よほどその能力を買われたのでしょう。

そして、33歳のときに意を決して実業家に転身します。その後、銀行を始め、製紙会社、ガス会社、印刷会社、保険会社、建設会社、ホテル、ビール会社、鉄道会社など500を超える企業の経営に携わったのは、驚くべき偉業です。現代で言うなら、優秀な起業家であり、ベンチャーキャピタルでもあるというところでしょう。また学校の設立や福祉事業にも多く関わっています。本当に立派な方です。

その渋沢翁による著名な書物に『論語と算盤』があります。ここで出てくるのが「士魂商才」とか「義利合一」といった言葉です。「士魂商才」とは、事業で成功するには武士道精神も必要だが、「商才」も必要だということだと書かれています。また「義利合一」とは、仁義道徳をもって、事業の利益を追求するということです。少しむつかしいですね。

渋沢翁は、少年時代より『論語』を学び、人生の柱としてきました。その精神は、実業家になっても同じでした。

当時の商人は、渋沢翁から見ると道徳観に欠けていたようです。例えば、約束を守らない、法の網をくぐる、粉飾をする、人をだます、自分さえ儲かればいい、といった商人が見受けられました。そこで、『論語と算盤』を世に出して、商人や経営者を啓蒙しようとしたのです。

心理分析家が検証「人はウソをつくと目をそらす」はどこまで本当か?

巷でまことしやかに語られている「定論」は、疑ってかかったほうがいい場合もあるようです。今回、「ウソつきは目をそらす」という通説を検証しているのは、ニュースやバラエティー番組『チコちゃんに叱られる』等での心理分析で知られる清水建二さん。清水さんは4月1日に配信を開始したメルマガ『清水建二のウソと心理の見抜き方』で、とある政治家のウソが明らかになった会見映像の分析を通して、「目をそらすのはウソのサイン」の真偽を審査しています。

(本記事は、メルマガ『清水建二のウソと心理の見抜き方』2021年4月1日号からの一部抜粋です。4月中のご登録で、4月分のメルマガがすべて届きます)

 

政治家の言動から考えるウソを見抜くという行為

こんにちは。清水建二です。本日よりメールマガジン『清水建二のウソと心理の見抜き方』のスタートです。最初に具体的な事例を通じてウソと心理の見抜き方を考えたいと思います。

コロナ禍に揺れる1月の東京。緊急事態宣言の最中、ある政治家が銀座のクラブ含む複数の飲食店に訪れていたことが問題になりました。以下は、その政治家がテレビカメラの前で釈明している一場面です。どこにウソのサインが現れているでしょうか?

【ケーススタディー】

記者A:確認ですけど、その、あの、お店に行かれたときは、あの、えーM先生お1人だったということですか。

 

政治家:(一瞬だけ目を左右にそらし)ええ、1人です。

 

記者A:各社さんいかがでしょうか。

 

記者B:T新聞のBです。確認ですけども、複数人での会食っていうのは、その、各飲食店であったんでしょうか。

 

政治家:(一瞬だけ目を左右にそらし)ありません。全部、あの、要望・陳情を承ると、いう立場で、1人で行っております。

 

…中略…

 

記者C:あの、確認なんですけども、最後の、そのークラブを出た時間は、何時、何時から何時まで、だったんでしょう。

 

政治家:(一瞬だけ左上に目をそらし、眉を中央に引き寄せ下げ)おそらくー11時ぐらいになって、た、と思いますね。

 

記者C:23時にその現場を、出られた。

 

政治家:ええ、23時に、ええ、出たと。あの、う(一瞬だけ左上に目をそらし)、まぁ、過ぎ、ちょっ、多少過ぎていたかも知れませんけども。だいたい、そんな時間だったと思います。

【考察】

ウソのサインを「一瞬だけ目を左右にそらし」「一瞬だけ左上に目をそらし」と考えた方がいらっしゃったと思います。「『目をそらす』のはウソのサインの典型!」とどこかで聞いたことがあるからかも知れません。しかし、「目をそらす」を根拠に「他者がウソをついている」と考えている方は、この文を読まれている今の今まで、真実を話している多くの人をウソつきだと誤解してきた恐れがあります。残念なことであり、状況によっては、非常に危険なバイアスになります。

直置き超危険。手洗いマスクを徹底しても床に物を置いたらアウト

ワクチン接種が遅々として進まぬ中、新型コロナ感染を防ぐためには個人が努力するしかないという状況が続く日本。しかし、思わぬところに落とし穴が存在するようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、「床」にモノを直置きすることの危険性を指摘。その上で、予防を徹底させるために各家庭で取り組むべきことを記しています。

ソコに置かない

さて、本日は意外な場所のお話。

新型コロナ以降、手洗いやマスクがすっかり生活に定着しましたね。外出するとき、マスクを忘れなくなりましたし、建物の玄関にアルコール消毒液や検温計があるのもフツーになりました。ヤだわ( ̄∇ ̄)

新型コロナに限りませんが、ウィルスってどうやって家や部屋の中に入りこむんでしょうか。実は↓こういう順なんですよ。

  • バッグ・洋服・手や髪にくっついて部屋へ入りこむ
      ↓
  • 空気中に漂う
      ↓
  • ホコリにくっついて床に落ちる
      ↓
  • スリッパや足の裏にくっついて他の部屋に入りこむ
      ↓
  • 人の動きでホコリにくっついたまま部屋の隅に
      ↓
  • ホコリと一緒に溜まっていく

うん、つまり、

  • 床に落ちている

ということですよ。ということは

  • 床に密着したモノにはウイルスがくっつく

ということです。当然だよね。

こう考えると、家の中にあるナニがキケンなのか想像できますね。

  • 足の裏
  • スリッパの裏
  • 靴下

このくらいはトーゼンですが、それ以外にも

  • 直置きしたモノ全て

です( ̄∇ ̄) あーーーーー!な感じですよね。

  • バッグ
  • 脱ぎ捨てた服
  • 雑誌
  • ぬいぐるみ
  • タオル
  • クッション
  • コンビニで買ってきた飲み物・お菓子

直置きはクセなので、やらない家庭では徹底的にやりませんがクセがついている家庭では、およそありとあらゆるモノが直置きされてしまいます。これが

  • キケン

なんですよ~。コンビニに行って飲み物を買って、そのままリビングの床にちょっと置いて、洗面所で手を洗って、コンビニ袋を持ち上げてダイニングのテーブルへ。で、そこで飲み物を取り出してテーブルへ置く。これで飲み物の底にウィルスが付着したわけですよ。

なので、これを防ぐには

  • 床に直置きしない

ようにするのが一番近道です。チョイとそこの床に置くクセのあるご家庭は注意しましょう。

その上で

  • ホコリを取り除く掃除をする

ことです。ホコリにくっついて落ちているんですから、ホコリを掃除しちゃえば一網打尽のはずですよね。

そして

  • 静電気を起こさないようにする

ことです。静電気が起きるようだと、ホコリをガンガン吸い寄せてホコリとウィルスの乗り物状態になってしまいますから。

持っているものは、床に置かない。マスクもアルコール消毒も意味がなくなっちゃうかもしれませんよ。

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なぜ「デジタルトランスフォーメーション」の略は「DX」なの?

昨今、頻繁に見聞きする「DX」という言葉。特にビジネスの現場では「当然知っているもの」として話が進むケースがほとんどですが、きちんと理解しているかと問われると戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者の廣田信子さんが、そんな「DX」について徹底的に調べた内容を紹介。「DX」と「デジタル化」の違いなどについても自身の言葉で分かりやすく解説しています。

「DX」は「デジタル化」とどう違うのか

こんにちは!廣田信子です。

最近、「DX」という言葉をよく目にします。マンション管理業界でも「DX戦略」という言葉が使われるようになってきました。

「DX」とは、「Digital Transformation/デジタルトランスフォーメーション)」の略称です。いつ、どこで、この言葉が生まれたかを調べると、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」は、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念で、「進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること」だといいます。

「Digital Transformation」を直訳すると「デジタル変換(変革)」。そこには、下記の2つの意味が含まれるといいます。

  • デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること
  • 既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすもの

じゃあ、なぜ、「Digital Transformation」の略が、「DT」じゃなくて、「DX」なのか?英語に強くない私には、基本的な疑問が…。英語圏では、「Trans」を「X」と略すことが一般的なので、それに準じているから…とのこと。そういえばそうだな…と、納得しました。

デジタルテクノロジーの進化に伴い、続々と新しい製品・サービス、ビジネスモデルが誕生し、人々の生活や社会に大きな変化が生まれています。それが、コロナ禍で加速しています。そこで、注目を集めているのが「DX」です。

日本での始まりは…2018年5月、経済産業省が有識者による「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」を設置。さらに、同年にDXレポートやガイドラインが立て続けに発表され注目されるようになりました。

それによって、ビジネスシーンでは軽視できないものになりましたが、その意味の理解は人によってかなり違うように思います。「デジタル化」「IT化」とどう違うのか…それを包括した大きな概念ということだけはわかりますが、企業の「DX担当」と言う方と話しても、どのように「DX」をとらえているのが見えてきません。

ちょっと調べてみると、日本語で「デジタル化」と一口に言う中にも、「デジタイゼーション(Digitization)」と「デジタライゼーション(Digitalization)」という2つがあると言います。

「デジタイゼーション」は、ある工程で効率化のためにデジタルツールを導入するなどの部分的なデジタル化。「デジタライゼーション」は、自社および外部の環境やビジネス戦略面も含めて長期的な視野でプロセス全体をデジタル化していく取り組み。

さらに、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」となると、一企業の取組みを越えて、人々の生活をより良いものへと変革するために、社会全体を変える取組み…という関係になります。

企業の中でDX推進担当となり、「DXと言っても何から着手すればいいのか」悩まれている方も少なくないと思います。情報の単純な「デジタル化」すらできないないのに、DXと言われても…という声も。しかし、今後はDX戦略と言う以上、社内業務の効率化を越えて、社会の要請に応える…という視点が必要になるということです。

島田紳助だけじゃない“枕営業の優良顧客”マリエすらチクれない売春アイドルリスト「一晩47万円」のゲスな中身とは

モデルのマリエ(33)が4日、自身のインスタグラムでライブ配信を行い、「18歳の時、島田紳助さんから枕を誘われた」などと涙ながらに告白し、波紋を広げている。マリエはこの誘いを断ったと明かしたが、実は芸能界では今もなお、多くの女性タレントたちが“枕営業”をしている実態があった。

マリエが島田紳助から“枕営業”を強要されていた

マリエは10代の頃からモデルとして活躍。2005年に島田紳助氏がMCを務めていた『世界バリバリ★バリュー』(TBS系)に出演し、“セレブタレント”として一躍人気者となった。

それ以降も島田氏のお気に入りとなり、数多くの番組に出演。しかし、その裏では「枕営業」の強要があったことを明かした。

マリエは同ライブ配信の中で、島田氏からの誘いを断ったが、当時所属していた事務所から「マリエはそれでいいの? 今後は仕事なくなるよ」などと、半ば“脅迫”のような言葉をかけられたという。

結局、島田氏がMCを務めていた『世界バリバリ★バリュー』や『クイズ!ヘキサゴン』(フジテレビ系)を降板させられたマリエ。

これを受け、ネットでは「枕営業って本当にあるんですね」「ヘキサゴンにいた女性タレントってみんな紳助の女だったってことか」「事務所公認というところがおそろしい」などの声があがっている。

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グラビアアイドル界で枕営業は“当たり前”

「枕営業」などという行為は、昭和の時代にあった芸能界の古い習わしかと思われるが、実はそんなことはない。特にグラビアアイドルの世界では枕営業することが当たり前とも言われている。

芸能界の裏事情に詳しいライターは次のように語る。

「枕営業は現在進行形で行われています。テレビ番組を見ていると、有名なタレントたちに混ざって『誰この子?』という女性が出ていたりしますが、ほぼ枕で勝ち取った出演です。グラビアアイドルたちは出ては消え、出ては消えということを繰り返していますが、そういう子たちはほとんどが枕営業の経験者で間違いありません」

昨年放送された『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ)に出演した若槻千夏(36)は、自身がグラビアアイドルをしていた2000年代を振り返り「抱かれる時代だった」と、枕営業が横行していたことを告白した。

若槻によると、周りのアイドルたちはほとんどが大物タレントや番組関係者に抱かれて、番組に出ていたという。しかし、そうした女性たちは何回かは番組に出演できるものの、その後はまるで“使い捨て”のように消えていったと語った。ちなみに、若槻自身は「抱かれていない」としている。

「枕営業は本人がというよりも、最初は事務所から勧められることが多いです。入ってすぐ、“キミは枕営業する気ある?”と聞かれたりします。業界では『あの事務所は枕あり』『この事務所は枕なし』と色分けされているといいます。マリエさんが当時所属していた事務所は『枕あり』とかつて言われていました。現在の方針はわかりませんが」(前出・芸能ライター)

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島田紳助氏が芸能界で絶好調だった頃、「喜び組」とも称されるお抱えの女性タレントを大勢集めていた。時代が令和に変わっても、芸能界の深い闇は何も変わっていない。

室伏広治氏が“10万人に1人”の難病に。その裏で「日本は信用できない」五輪予選の中止相次ぎ世界中が大混乱

アテネオリンピックの男子ハンマー投金メダリストでスポーツ庁長官の室伏広治氏(46)が難病の悪性脳リンパ腫であることがわかった。デイリー新潮が報じた。7月に開会式を迎える東京オリンピック・パラリンピックのキーパーソンといわれる室伏氏だが、闘病生活は数カ月に及ぶとみられている。一方、本番を間近に控える中、各競技で予選の開催が見送られるなど混乱が続いている。

室伏広治長官が10万人に1人の難病に

頑強な肉体の持ち主である室伏氏が、10万人に1人ともいわれる難病の「脳原発性悪性リンパ腫」と闘っていた。

記事によると、室伏氏は昨年秋ごろから歩行に苦労するようになり、転んだりもしたため検査を受けたところ、脳に腫瘍が見つかったという。すぐに開頭手術を受けると、脳原発性の悪性リンパ腫であることが判明した。

すでに闘病生活を送っており、入院中は病室で公務を行い、3月中旬には自身の骨髄の細胞を取り出す手術を受けた。

4月半ばに再び入院する予定だといい、順調にいけばゴールデンウィーク明けには完治し、退院できる見込みだとされている。

しかし、手術後は免疫力が極端に低下することから、人と接することは難しく、7月から始まる東京五輪に間に合うかどうかは定かでない。

心配の声が上がる室伏氏だが、 「これまでも公務に支障をきたさないよう努めており、今後もオリンピック・パラリンピック東京大会の開催に向けて、関係者と一丸になって全力で務めてまいります」とコメントしている。

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日本のコロナ対応の不備で予選の中止相次ぐ

3カ月半後に迫った東京オリンピック・パラリンピックだが、競技によっていまだ予選が行われていないなど混乱が続いている。

国際水泳連盟は6日、日本で予定されていた東京オリンピックの予選の開催を中止すると明らかにした。

対象となったのは、今月18日からの飛び込みのワールドカップと、来月1日からのアーティスティックスイミングの最終予選、それに来月末に福岡市で予定しているマラソンスイミングの最終予選のあわせて3つ。

NHKなどによると、日本の新型コロナ対策などへの不満から中止したい意向が示されたという。

これを受けIOCや政府、日本水泳連盟、組織委員会が協議し、延期や開催地を変更するなどして、最終予選を実施する方向で調整に入ったものの、具体的な日程等は決まっていない。

また、6日に過去最多となる719人の新たな新型コロナウイルス感染が確認された大阪では、来月8日に予定されていたトライアスロンのワールドカップが中止となった。

関係者が宿泊するホテルなどで、国から求められている隔離条件を十分に満たせないとして、海外選手の受け入れを断念し、中止することを決めたという。

この大会は、東京オリンピックの出場枠に関わるランキングを決めるための重要な大会の1つで、30か国から男女130人の選手が参加する予定だった。

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コロナ対策の不備から中止や延期が相次ぐ予選。現在行われている聖火リレーでは各地で密状態が発生するなど、課題が浮き彫りとなっている。

果たして東京オリンピック・パラリンピックは開催できるのだろうか。新型コロナウイルス感染者が増えるにつれ、中止ムードはさらに高まりそうだ。

闇の権力者よりタチが悪い。日本の政治を支配する不気味な沈黙

現在の日本の政治を覆う闇は、これまで語られてきたものとは全く質が異なるようです。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、その闇の正体暴きを試みるとともに、変質した日本の国家と国民の関係性を解説。さらに民間も政治も劣化が進むこの国にあって、消去法とは言え菅首相に国家運営を任せるしかない理由を記しています。

主権者が権力を委任しなくなった未来国家ニッポン

現在の政治状況は、不気味な沈黙が支配しています。その正体について、何も怖いもののない田原総一朗氏などは、かなり鋭く状況を指摘しています(複数のインタビュー記事による)。

「政府内は、IOCと同じく五輪を開催したいと考えている」
「五輪を開催できないとなると、選挙はいっそう厳しくなる。すると、菅首相では戦えなくなるだろうというのが一致した見方」
「そのため、自民党内では、菅首相とポスト菅のどちらで戦うのかについての選択で悩んでいる」
「開催に向けた大きなポイントは、ワクチンの一般接種」
「だが、接種の見通しは立たない」
「ワクチン確保の本格交渉は、河野太郎のワクチン担当兼務(2021年1月18日)から、そのため接種スケジュールが遅れた」

まあ、そうだろうなと思う内容ですが、この程度の内容でもちゃんと指摘できているのが田原さんぐらいというのは、闇が深い感じがします。

闇というと、どこかに怖い権力があって、その権力に官僚組織やメディアがひれ伏している、そんなイメージですが、今回の政治の闇というのは、ちょっと深さが違うようです。強い権力が形成されて、そのために人々が弾圧されている、そこで自由な発言が封じられているのでは「ない」からです。

むしろ、進行している事態は反対であり「主権者が権力を委任しなくなった」という政治的な現象が起きているのではないか、私にはそう見えます。2010年代ぐらいから、個人的に日本というのは「課題先進国」として見てきているのですが、その延長で、ついに日本というのは、機能としての政治権力が成立しない、そんな不思議な「未来国家ニッポン」に変容しつつある、そんな評価をしないといけないようです。

五輪に関してがまずそうです。東京の高齢者などには「これ以上、騒がしい国際行事はイヤ」という感情があり、更に「国と都の税金が浪費される五輪には反対」という意見、そして「外国人観光客ばかりで町が荒らされるのはイヤ」という感情論も乗っています。

そうした「オリジナルのアンチ五輪」が、今回のコロナ禍によって「外国人観客はイヤ」となり、それを政府に呑ませたら、次に想定されるのは「役員、選手団、スポンサー枠の入国反対」となるに違いありません。

そんな中で、日本でのプレ五輪の国際大会に「ビザを出すな」とか「14日の監禁検疫とPCR陰性は絶対」「日本の住民との接触禁止」などの条件が競技別に炎上して行く可能性があります。そして、どこかの時点でポイントがゼロになると、五輪としては全体がゲームオーバーになる、そんなストーリーが見えます。

では、そんな面倒なことをしないで、サッサと中止してしまえばいいのですが、主権者はそうした委任もしていないようです。中止したならしたで、「自民党の失政だ」とか「安倍内閣の官房長官だった菅氏は共犯」だと叩くでしょうし、そうした圧力を感じていると、内閣も官僚組織も「中止の場合のコスト」を正直に国民に説明する勇気もなくなるでしょう。

ということで、有権者の総体としては五輪を淡々と開催することには反対であり、では勇気を持ってスパッと引くように「五輪反対という政策へ向けて主権を行使する」わけでもない、つまり本件に関しては、国家とカネがズブズブに泥沼に飲み込まれているのを、ひたすら政治家に責任をかぶせて、憤慨しつつ見物するという事態に陥っています。

無敵の同盟誕生か。テスラとトヨタに提携報道、自動車業界に激変の兆し

以前掲載の「凋落トヨタの時代錯誤。ソフトウェア重視のテスラに絶対勝てぬ訳」で、もはやトヨタが電気自動車の世界でまともに戦える状況ではないと断言した、「Windows95を設計した日本人」として知られる世界的エンジニアの中島聡さん。しかしその現状が変わる日も遠くはないようです。今回中島さんは自身のメルマガ『週刊 Life is beautiful』で、両社が手を組む日が近いとする記事を紹介しつつ、トヨタにとってテスラがいかに理想的な提携相手であるかを解説。その上でトヨタに対して、電気自動車メーカーとしてのシフトチェンジを提言しています。

【関連】凋落トヨタの時代錯誤。ソフトウェア重視のテスラに絶対勝てぬ訳

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

 

私の目に止まった記事

トヨタ自動車とテスラの提携(韓国語)

朝鮮日報(韓国で発行部数最大の新聞社)によるものですが、「関係者の証言」として、トヨタ自動車とテスラの再提携の話が最終段階にまで進んでいるという報道です。どちらかの会社から公式な発表があったわけではないので、「リーク記事」の形をとってはいますが、まったくのガセネタである可能性もあるので注意が必要です。

以下が冒頭の部分を(Google TranslateとDeepLを組み合わせて)日本語に翻訳したものです。

テスラとトヨタは、昨年から提携を検討し、最終段階に近づいていると報じられています。

 

28日、日本の自動車業界関係者によると、テスラとトヨタは小型電気SUVのプラットフォーム(車の基本骨格)の共同開発を検討しているという。昨年から提携検討を行っている。トヨタはテスラに車両プラットフォームを提供し、代わりにテスラは車両に搭載する電子制御プラットフォームやソフトウェア技術の一部をトヨタに提供する。

 

トヨタとの提携が実現すれば、テスラはトヨタのプラットフォームを利用して、コンパクトSUVの電気自動車を低コストで発売することができます。また、年間1,000台程度のテスラの日本での販売台数が大幅に増加することが見込まれます。

この報道によると、テスラは車載コンピュータとソフトウェアのみ提供し、車体はトヨタ自動車が作るとなっています。テスラは電池や駆動部も得意としていますが、この記事を読む限りでは、トヨタが作るように読み取れます。

トヨタ自動車は、長年ソフトウェアを典型的なゼネコン体質(仕様書だけ書いて、一時受けであるパナソニックやデンソーに委託し、そこがさらに下請けのソフトウェア会社に丸投げし、その下で孫請けや派遣社員が劣悪な労働環境でソフトウェアを書く体制)で作って来たので、いまから(電気自動車で重要な)ソフトウェアで勝負するのはとても難しい状況にあります。

その観点から考えれば、テスラとの提携はとても理にかなっています。自動運転に関しては、Uberとの提携の話もありましたが(「Toyota Investing $500 Million in Uber in Driverless-Car Pact」2018年)、その後すぐに、Uberが自動運転部門を切り離してしまい(「Uber sells off its self-driving division to autonomous car startup Aurora」2020年)、梯子を外された形になっています。

「まん防」に効果がない理由。政府が聞くべきノーベル賞受賞者4人の声

5日、「まん延防止等重点措置」が適用された大阪は、「見回り隊」を組織し飲食店への監視を強化する取り組みを始めました。主に飲食業界の感染拡大を抑えようとしている政府や自治体に対し、「もっとできる対策がある」と声を上げるのは、メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』著者で小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さん。石川さんは、今年1月にノーベル医学・生理学賞を受賞した4人の日本人科学者による声明を紹介し、「感染源対策」へと政策を転換すべきと訴えています。

まん防では防げない/「政策の根本的転換」のススメ

「まんぼう」と聞いて、最初なんのことかわからなかった方も多いと思う。正式名称は「まん延防止等重点措置」である。以下の点で、緊急事態宣言とは違う。

対象地域:【緊急事態宣言】政府が都道府県単位で指定/【まん防】知事が市区町村単位で指定
飲食店への対策:【緊急事態宣言】時短または休業の要請・命令/【まん防】時短の要請・命令(休業要請・命令はできない)
罰則:【緊急事態宣言】命令違反には30万円以下の過料/【まん防】命令違反には20万円以下の過料

今回、大阪府知事は大阪市のみ、兵庫県知事は神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市の4市を対象地域に指定した。増加傾向にある阪神間で感染者を抑え込もうという作戦だ。

コロナ対策は、経済との両立がカギだ。昨年は緊急事態宣言が功を奏して解除後には一時、元通りに近い生活を送ることができた。国民の我慢も限界に近かったこともあり「GO TO事業」も好意的に受け止められた。しかし、2回目の緊急事態宣言は効果も少なく、解除後すぐに危機を迎えている。

フランスはロックダウンを行い、国内旅行を全面禁止にした。諸外国に比べて日本はまだ普段通りの生活を送れている。この点は評価できるかもしれない。しかし、それはあくまでも「もっと大変な国もある」と言うだけで、日本にいる我々にとっては、「もっとできる対策があるだろう」と思ってしまう。

シンガポールや台湾を見ると、徹底的な感染源探索によりコロナを抑え込むことに成功している。やはり、日本のやるべきことは徹底的な感染源対策にあると言える。

1月に日本人のノーベル賞受賞者が声明を発表した。以下、記事を掲載する。

ノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典、大村智、本庶佑、山中伸弥氏ら日本人科学者4氏は8日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を政府が発令したことを受けて、医療崩壊の防止などを求める声明を発表した。4氏は、過去1年にわたる新型コロナ感染症の拡大がいまだに収束せず、首都圏で緊急事態宣言が出された現在の状況について憂慮を表明。

 

その上で、▽医療機関と医療従事者への支援拡充による医療崩壊防止 ▽PCR検査能力の大幅な拡充と無症候感染者の隔離強化 ▽ワクチンや治療薬の審査・承認の迅速化 ▽ワクチンや治療薬の開発に不可欠な産学連携への支援強化 ▽科学者の勧告を政策に反映できる長期的展望に立った制度の確立-の実行を求めた。(産経ニュースより引用)

陽性者との接触を知らせるアプリ「COCOA」の不備など開いた口が塞がらない事態が続いている。ここはノーベル賞受賞者の提言を真摯に受け止め、業界対策から感染源対策に政策を転換すべきだ。

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裏千家の前家元が考える「日本人は本当に自我を出さない民族なのか?」

他国に比べて、日本人は控えめで自我を強く出さないと言われています。しかし、今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では茶道裏千家前家元の千玄室さんが茶道を通じて見えた日本人が作り出した文化について語っています。

日本文化の素晴らしさに目を向けよう

日本人は自我を強く出さない民族と言われていますが本当にそうなのでしょうか。

茶道裏千家前家元の千玄室さんは『致知』2月号で、人間に備わった五感を生かした日本の文化の素晴らしさについて述べられています。日本人の「道」ともいえる日本文化のよさを見直してみてはいかがでしょうか。

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「群」という漢字は中国で生まれたもので、偏の君は君主を表し、旁の羊は貢ぎものを表すとされている。この漢字を使い日本人は「島国の群れの民族」と言われ、自我を強く出さない民族と思われているがそんなに単純なものではない。

人間には五感が備わっている。即ち視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚であり、一つでも鈍ると動きが悪くなってしまう。反対に、研ぎ澄まされた感覚を持ち瞬間的に気配など何かを感じることもあり、それを霊感と呼ぶ。インスピレーションを感じたと言う方もおられる。それとは別に宗教的な意識や精神性、物理性を超えたスピリチュアリティー、霊性というものもある。

人は常に相手との「間」を計り、気を合わせる。相撲の立ち合いを見ているとよく分かるであろう。力士が仕切りの互いの気配で呼吸や間を合わせ立ち合う。これは相撲だけに限ったことではない。およそ「道」がつくもの、茶道も含め剣道、柔道すべからく基礎すなわち構えをつくるところから入っていく。

人は日常の稽古やトレーニングで自分を鍛え、どのような間合いであろうと慌てずに入れるようにする必要がある。もちろん、聖人君子ではないので「面倒くさい」「まあ、明日でも良いか」と怠慢になってしまいがちだが、道を究めようとする人はその内面の不完全を見つめることにより、自分の道に対する態度をつくり上げていくのである。

茶道の点前は、客を招きもてなしの心を表す。何もよい道具をこれ見よがしに見せつけることではない。喜んでいただけるように様々に工夫をし、趣向を整えるのだ。床の間に掛け軸、花入れにはさっと自然に花を生ける。利休は、花は野にあるようにと教えられた。自然のままにとはなかなかいかないが、主客共に自然共生を楽しまなくてはならない。

日本人は他の国の人々から見て、個々が素直であるという独自性を持っている。そこから「集」による創造性が素晴らしいものとして生きている不思議な国と思われるのである。

※ 『致知』2月号「巻頭の言葉」より

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