中毒的に美味い逸品も。侮るなかれ、科学者も唸るふりかけの世界

ササッとかけるだけでご飯が一膳食べられるふりかけは、便利でお手軽、忙しい時などに助かる存在ですよね。最近ではビックリするほど美味しいものも販売されているそうですが…、今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、数あるふりかけの中から自ら厳選した「ドヤれる」レベルの美味なるふりかけを紹介しています。

オススメふりかけ

ふりかけ…と言えばなんでしょうか?

なんとなくご飯にかけて食べるもの…お弁当に添えるモノ…たしかに存在感はその程度ですが、本当に様々な商品があり、中にはちょっとドヤれるレベルの美味しすぎるものも…。そんな感じで今回はいくつか紹介してみます。もちろん他にも山盛りあるのでウケがよければ続編も…。

● 萩・井上 しそわかめ

しそとわかめの織りなす実に奥深い味のふりかけです。わりと有名な商品なので知っている人も多いかと思いますが、注意が必要なのは萩・井上のしそわかめであるということです。他社のものはどうしてもちょっと甘かったり、うまみ調味料が多かったりと微妙な配合が多いので、こちらの商品が個人的にイチオシです。

● のどぐろふりかけ

海鮮系。魚を使ったものの中でもぶっちぎりに美味しいのがこちら。ノドグロはもともと焼き魚として食べたときに一番美味しい魚だと思うのですが、この商品は別にノドグロでなくてもいいんじゃないかとも思うのですがw とにかく味のセンスが良い。最高に美味しいです。

● 柿の種のオイル漬け 

一時期流行ったラー油系ふりかけです。まさかの柿の種が入ったビジュアルにまったくそそらない感じがあるのですが、味のセンスがすばらしく、また砕かれた柿の種のカリカリ感とご飯とのハーモニーが凄まじいです。ニンニクが割と多いので、餃子のつけだれに混ぜても最高。

● 世界のふりかけ 

高級なお茶漬けを販売している新橋玉木屋のふりかけ。お茶漬けは淡島りりか先生もご愛用のおいしいお茶漬けの素なんですが、ふりかけもなかなか美味しいのです。

● まつのはこんぶ 

小さいワンパックでなんと3,000円超。見た目は細切りにした昆布とさえないことこの上ないクッソ地味なふりかけ…。もはや麻薬食材と言っても過言ではないおそるべき中毒的なおいしさで、もともとは料亭のお土産として開発されたもので、スッポンだしで煮込んだ細切りの昆布というもので、塩加減やご飯との相性ではもはや最強すぎて比類ない恐るべきフリカケです。

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一人暮らしデビュー組が読むべき、自炊がグングン楽しくなる一冊

一人暮らしで毎日・毎食しっかりと自炊をするのは簡単なことではありません。実家を出たばかりの「初心者」は、どうすればこなせるようになるのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、著者の真井花さんがおすすめのレシピ本を紹介しています。

料理1年生もベテランさんも

さて、本日は新しいタイプのお料理のお話。

今月から一人暮らしを始める方が多分一番驚く家事は

  • 料理

でしょうね。知人男性がかつて大学進学して初めて一人暮らしを始めたとき

  • 毎日三食用意するってこんなにタイヘンだったんだ…!

と驚いたと言っていました。

いや、そうなんですよ。ホントにタイヘンなんです。料理をしなれている人がやってもタイヘンなのに、まして料理も掃除も洗濯も、なにもかも初めての家事デビュー生が軽々こなせるわけがない

そんな方々のためにオススメしたいのが

● 「やみつきバズレシピ

です。

このレシピのスゴいところは、

  • 非常に身近な食材を使っていること

です。出汁なんて、顆粒状のものや出汁の素を使うよう指定されていますから。フツーの料理本なら、「だし ●●カップ」とか書いてあるだけで出汁はどーすんだ問題は、作り手に丸投げですからね( ̄∇ ̄)

また、このレシピは和風とか洋風とか中華とか

  • 分野ごとに分けていないこと

もポイントですね。そう聞くと、なんだかテキトーな気がしますか?ですが、まさにそれこそが

  • 現代の日本の家庭で
  • 日常的に食べられている料理

なんです。和食とか洋食とか中華とかいう分野ごとの区切りは、料理家たちが自分が習得するときに作ったものにすぎず、その意味で、そもそも雑多で気楽でテキトーな日常の家庭料理から遠いものなんです。

お店で食べる料理と家庭料理は、全然違います。家庭料理は

  • 美味しくて
  • 手軽で
  • 安くて
  • 栄養が偏ってなくて
  • 食べ飽きない

ことが重要で、どんな分野の料理なのかは二の次のはずです。

そういう意味で、日本の家庭料理の本ってなかなかナイんですよね。書いてあるレシピは、どれも失敗なく作れそうなものばかりでまた、単品で食べてもなんとかサマになるものが多いんです。実に

  • 一人暮らしで料理デビューしたばかりの人向け

ですね。一人暮らしで料理デビューして、料理に失敗するともうヤル気がなくなっちゃうからね。毎回一品でもいいから美味しく作れて

  • 成功体験を積み上げる必要がある

時期だから(*゚∀゚*)

後生畏るべし。Twitter上にアップされる彼のレシピを是非作ってみてください。美味しいものが作れた衝撃こそが家事を続けていく原動力になりますから。

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お天道様が高いうちに呑む贅沢。大阪は天満でせんべろのススメ

大阪駅から大阪環状線で1駅の場所にある天満は、日本一長いと言われるアーケード商店街・天神橋筋商店街や、天満市場を擁する庶民的な町として知られています。安くて美味しい居酒屋が多い事でも知られており、昼間から飲める店も多いのだとか。今回の無料メルマガ『おやじのための自炊講座』では、著者のジミヘンさんが天満周辺で昼酒三昧。はしごしたお店を紹介しています。

大阪・天満の“うまい・早い・安い”居酒屋を飲み歩く

皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

久しぶりに大阪天満へ出た。きょうは“うまい早い安い居酒屋を飲み歩いてみようと思う。

1軒目は駅近くの格安居酒屋明石八あかしや)」。とりあえず、名物の39円ハイボールと、「シマアジの造り」を注文。プリプリした身がすこぶる美味い。次に、「せせり焼き」を注文し、うっかりと、「つき出し」までもらってしまった。二度目の訪問であるが、メニューが頭に入っていなかったので、“せんべろ”のつもりが意外に高くついてしまった。ザンネン(汗)!

気を取り直して、たこ焼きのわなか」さんへ入って頭を冷やす。本当なら「千草」や「双月」で、絶品のお好み焼きを食べたいところだが、本日はハシゴをするので、ガマンだ。「生ビールセット」を頼んで、席へ着く。ビールとたこ焼き6個のセットは、ボリューム的にピッタリ。ところが、ん?これが、わなかのたこ焼き?加水率が高すぎる。本来の「わなかのたこ焼き」は、もっと生地がしっかりとしている筈。ここでもまた残念な気分になる。

さて、最期は揚げ物だ。行きつけの串カツ店七福神へ行くと満席で隣りの天五店を勧められた。数年前にできた小綺麗な支店であるが、入るのは初めて。生ビールと串カツを注文する。牛カツは3本がワンセット、他にじゃがいも・玉ねぎ・イワシをオーダー。二度浸け禁止のソースにジャブンと浸けていただく。何といっても「じゃがいも」と「たまねぎ」が旨い。「串カツはじゃが玉ねぎに始まり、“じゃが玉ねぎに終わる」という格言があったか、なかったか…?

隣りのおっちゃんはカレーを食べ、テーブル席のおばちゃんは定食を食べている。なんだか、昼飲みの愉しさを削がれる。やはり、本店の狭いカウンター席で食べたかった。

会計をお願いして、驚いた。本店同様、生ビール1杯目100円ルールが適用されていた。思わず、今日一番の笑みがこぼれた。あゝ、小市民(笑)。

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【台湾で震度5】M5.0の地震発生。沖縄近海から九州、関東でも相次ぐ

日本時間10日午前0時13分ごろ、台湾東部の花蓮県を震源とする最大震度5の地震が発生した。震源の深さは約11km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.0と推定される。この地震による津波の心配はなかった。

実は、この地震発生前の8日に、鹿児島県や沖縄本島近海を震源とするM5.5、深さ10kmの地震が発生していた。

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さらに、南海トラフ巨大地震の震源域である宮崎県沖の日向灘を震源とした地震が相次いでいる。直近でも8日午前7時32分にM3.0の地震が発生。このエリアは3月27日のM5.4から4.2クラスの地震が相次いでおり、周辺住民からは不安の声が挙がっている。

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↑2019年4月8日に発生したM3.0の地震(画像は気象庁より)

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↑2019年3月27日に発生したM5.4の地震(画像は気象庁より)

そして、4月10日午後12時47分、今度は和歌山と徳島の中間となる「紀伊水道」を震源とした地震が発生。

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M3.2と地震の規模は小さいが、ここは日向灘と同様に、南海トラフ巨大地震の予想震源域である。

● 関連記事 【日向灘と紀伊水道】南海トラフ地震の震源域で5回発生に不安の声

この紀伊水道では、3月27日午前6時51分にもマグニチュード3.6、最大震度2、深さ40kmの地震が発生しており、「日向灘」「紀伊水道」の両端で揺れが続いていることに不安の声も挙がっている。

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image by: Map:LincunArea:Pekachu [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

さらに、関東周辺では、4月5日の鳥島近海M5.9の地震を中心に、房総半島沖、茨城沖、福島沖でも中規模程度の地震が相次いで発生している。

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● 関連記事 【鳥島近海M5.9】南海トラフ地震の震源域に続き関東沖で不穏な動き

ここで、国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED)が公開している、Hi-net自動処理震源マップの「日本全国広域」の過去7日間に発生した地震を見てみよう。わずか一週間でこれだけの地震が日本周辺で発生していることに驚く。

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太平洋側の鳥島近海を中心に、南方向から北方向を結ぶ形で一直線の地震発生がわかる。また、台湾周辺から沖縄本島、奄美大島までも地震が多発しているようだ。

地震発生回数が増えている日本列島周辺の地震や火山活動。防災グッズの備えや避難場所の確認などに加え、地震予測メルマガによる情報収集をご検討してみてはいかがだろうか。

image by: 台湾中央気象局気象庁

 

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不明のF35A戦闘機、防衛省「墜落」断定。無線で訓練中止の連絡も

NHKなどが速報で伝えたところによると、航空自衛隊は9日19 時27分ごろ、青森県三沢市の北東135kmの海上で、航空自衛隊三沢基地に所属する最新鋭のF35戦闘機1機が、訓練で飛行中にレーダーから機影が消えた件について、防衛省は10日、機体の尾翼の一部が現場周辺で見つかったことから「墜落」と断定した。パイロットは発見されておらず、自衛隊は引き続き捜索にあたっているという。

この機体にはパイロット1名が搭乗しており、およそ30分前の19時頃、三沢基地を離陸したということで、航空自衛隊は詳しい状況の確認を急いでいる。

朝日新聞などによると、他の機体とともに夜間訓練中だったとみられる。

岩屋毅防衛相は10日、墜落した同機が「訓練を中止する」と無線通信し、その後レーダーから機影が消えたことを明らかにした。航空自衛隊は、「パイロットが直前に何らかの異変を認識していた可能性がある」とみて、訓練中止の経緯など調べる方針。

現在、航空機や艦艇を出して捜索にあたっているという。

同機は、ステルス性能を備えた最新鋭の戦闘機で、2018年1月から三沢基地で配備が始まり現在13機運用されている。防衛省は残りの12機について当面、飛行を見合わせることにしたとしている。

また、同機はレーダーに映りにくいステルス性能を持つが、訓練中は機体から位置情報が発信され、飛行を把握できる仕組みになっているという。

image by: U.S. Air Force photo by Master Sgt. Donald R. Allen [Public domain], ウィキメディア・コモンズ経由で

まだ昭和を引きずってるの?不安定感が増す令和で困らない生き方

バブル崩壊以降、安定を重視する「昭和の価値観」が崩れ、不安定化した社会。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんによると、この不安定さをどう捉えるかで未来は全く異なるものになるのだとか。今回佐藤さんは自身の経験をもとに、「不安定な社会から生まれるチャンス」について考察しています。

不安定な時代こそチャンス

日本はバブル経済が崩壊してからというもの、戦後の日本を形作っていた価値観がドンドン壊れています。今は特に新しい価値観への移行期で、そのため年功序列型賃金とか、終身雇用とか、手厚い老後生活という未来に対する安心感とか安定感がドンドンなくなっているんですね。

ここにアジャスト出来ない人はこれからの未来は厳しいモノになりますから、早く脳みそを書き換えた方が良いですよ。もう政府とか会社があなたに安定した未来を提供してくれることはないんです。そんなモノを期待するのが間違いですし、提供してくれないことを非難しても現実は変わりませんから。

これからの時代はひたすら不安定な状態のまま進んで行くんです。あなたが資本主義というゲームの双六(スゴロク)で、「上がり!」にならない限り、いつまでもずっと不安定に生きるんです。それを理解して覚悟しそのための準備をする人だけが、このスゴロクで上がれるんです。

まだ昭和の価値観の残滓が、そこここで見聞き出来るので、あの頃権勢を振るった「安定」という価値観があたかも素晴らしく眩しいモノであるかのように考えている人がいるんですが、そう考えている人はまずはこの思考を止めなきゃダメですよ。「安定が素晴らしいモノだと考えてしまうから、「不安定は悪いことダメなモノという価値観が生まれるわけです。

みんながそう考えたから、バブル以降の日本は落ちぶれたんですよ。

不安定には不安定なりの良いところがあったのです。不安定だとどんな良いことがあるんですか?それを考えてみたら良いんです。世界が不安定だと、

  • 人を頼らず自力でどうにかしようと思う
  • そのために、自分の能力を高めなきゃマズいと思う
  • 機会を自ら見つけ、創出しないとならないと考えられる
  • 不安定だからこそ、未来を読もうとする姿勢が育まれる
  • それにより思考の時間軸が長くなる
  • よって足下の成功、失敗がどうでも良くなる
  • 不安定イコール変化なので、自分が変化することを厭わなくなる

これ全部、不安定な社会が生み出すメリットなんですよ。そしてこれと真逆のことをやったのがバブル崩壊後の日本社会だったんです。そう考えたら、不安定って役に立つというか、素晴らしい環境ですよね。

台湾脱線事故で「問題なかった」はずの日本車両が訴えられる理由

2018年10月に台湾で起きた特急列車の脱線事故に、新たな動きがありました。台湾鉄路管理局は4月5日、車両を製造した日本車輌に対して賠償請求する方針であることを表明。当事故について、「日本製の車両に問題は無かったか?台湾脱線事故を識者が徹底検証」などでも取り上げてきた、作家で世界の鉄道事情に詳しい冷泉彰彦さんは、今回の動きについてどう見ているのでしょうか。冷泉さんは今回、メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で改めて自らの事故原因に関する仮説を記すとともに、日本車輌の「対応ミス」について批判的な見方を示しています。

低姿勢が裏目、台湾事故における日本車輌のミスを考える

台湾北東部の宜蘭県にある宜蘭市郊外の新馬駅構内で2018年10月21日に発生した特急列車の脱線事故は18人が死亡し180人以上が負傷という惨事になりました。

その後、この特急列車の車両を製造していた日本車輌は運転士が安全装置ATPを切っていたことが指令に伝わらないという配線ミス」を起こしたとして、謝罪するという一幕がありました。それだけでなく、日本車輌は「配線ミスをした36編成の修理を無償で行うということまでしています。

これに対して、台湾鉄路管理局(台鉄)はこの4月5日になって日本車輌などに対して責任を追及する方針を明らかにしました。今月末にも文書を送付し、責任追及後に損害賠償について話し合うとしているのです。

当初からイヤな展開と思っていたこの事件、私の想定した以上に最悪のコースを辿っているようです。

改めて、この事故に関する私の仮説を述べます。

問題の車両、つまり日車(日本車輌製造)製のTEMU2000型電車ですが、最新型のブレーキを装備しています。「電力回生併用電気指令式空気ブレーキ」というタイプです。電力回生というのは、電力を通じない場合は、モーターが発電機に変わり強力な抵抗を起こさせてブレーキをかける仕組みです。

このモーターを発電機に変えるというのは、それこそ20世紀前半からある技術なんですが、それは「発電ブレーキ」といって発電したブレーキを抵抗器で熱に変換して捨てていたわけです。似たような仕掛けですが、最新の「回生ブレーキ」というのは、熱に変えて電気を捨てるのではなく、架線に戻してやるつまりより省エネを目的とした設計です。

この電力回生ブレーキですが、制約があります。それは、近所に力行している、つまり電力を必要としている車両があるか変電所があって近くに電力需要がないと電気の行き場を失ってブレーキが効かなくなる(回生失効)という問題です。

そこでこの車両の場合は、空気ブレーキが備えられています。回生ブレーキが効かない場合は、空気ブレーキが作動します。では、操作は複雑かというと、決してそうではなく、現在のこの種の電車は、マスコン(マスターコントローラー)という1本のレバーで操作するようになっています。前へ押せばノッチが入って加速し、手前に引けばブレーキがかかります。

消費税10%強行なら、アベノミクスどころか「日本終了」の理由

4月5日の米有力経済紙上で、今年10月に予定されている日本の消費増税は日本経済の足枷になるどころか、「自傷行為に近い」との厳しい指摘がなされました。これに同調する国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは、自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、日本が過去3回かけて段階的実施した消費増税の歴史と、増税実施前と後の経済動向を分析した上で、10月の増税は米紙の指摘どおり充分に「自傷行為」たりうるとしています。

消費増税は「自傷行為」(WSJ)

皆さんご存知のように、私は安倍総理を支持しています。なぜかというと、中国の反日統一共同戦線戦略無力化」することに成功したから。今、日韓、日ロ関係が再び悪化していますが、2017年までは「満点外交」でした。それで、私は、「安倍さん2025年まで総理でいてください」と思います。そうなると在任13年になります。別にいいですね。メルケルさんだって、今年で14年目ですから。

私は、安倍総理支持。しかし内政に関してはいろいろいいたいことがありま
す。たとえば、消費税引き上げについては大昔から反対しています。

いままで日本の消費税は3回変わってきました1989年消費税導入税率3%に。翌年、バブルが崩壊した。これは、不動産取引の総量規制とか、いろいろ理由があるので、消費税導入の影響は測りづらい。

1997年4月、消費税率を3%から5%に引き上げ。これが、日本経済にとどめ」を刺した感じです。96年のGDP成長率は3.1%だった。今の感覚でいえば、「超いい感じ」です。しかし、消費税が導入された1997年は、1.07%。98年:1.13%、99年:0.25%。

これ、「アジア通貨危機のせいだ」とか「ロシアのデフォルトのせいだ」という人もいます。確かにそういう要因もあるでしょう。しかし、他の国々は97年98年の危機から速やかに脱却しました。日本だけ暗黒時代」が長引いた。明らかに消費税引き上げが原因でしょう。

安倍さんが総理になられた2013年。日本経済は、久々に「イケイケ」でした。といっても、この年のGDP成長率は2%。私たちは、どんだけ「低成長」「無成長」に慣れてしまったのかということですね。

2014年4月、消費税率が8%まで引き上げられました。この年のGDP成長率は、0.38%アベノミクス、いきなり「大鈍化」です。2015年は1.35%、2016年0.96%、2017年1.74%、2018年1.14%。1%台の成長でも「好景気」というのですね~。

世界経済、去年から米中貿易戦争の影響で暗雲が漂いはじめています。RPEでも何度か書いたように、特に中国経済がヤバくなっている。そして、日本企業にも影響がでてきています。日本電産の永守さんは「リーマン級だ!」とおっしゃっている。

日本電産ショック、リーマン級の危機迫る?